JP2002361674A - 電動式多材質射出成形機 - Google Patents

電動式多材質射出成形機

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JP2002361674A
JP2002361674A JP2001174549A JP2001174549A JP2002361674A JP 2002361674 A JP2002361674 A JP 2002361674A JP 2001174549 A JP2001174549 A JP 2001174549A JP 2001174549 A JP2001174549 A JP 2001174549A JP 2002361674 A JP2002361674 A JP 2002361674A
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JP2001174549A
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Shunichi Sasaki
俊一 佐々木
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Japan Steel Works Ltd
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Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主、副射出装置を水平V型に配置した電動式
多材質射出成形機において、射出又は可塑化駆動用電動
機が互いに干渉することなく、射出又は可塑化駆動用電
動機を設置することができる電動式多材質射出成形機を
提供する。 【解決手段】 主射出装置(1a)及び副射出装置の各
スクリュを水平で、且つV字形状となるように配置し、
主射出装置(1a)の主射出駆動用電動機(4a)を、
副射出装置と反対側に配置し、且つ副射出装置の副射出
駆動用電動機を、主射出装置(1a)と反対側に配置し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主射出装置及び副
射出装置からなる電動式多材質射出成形機に関するもの
である。ここで、電動式多材質射出成形機は、多材質、
多層成形品、異材、2色中空成形品等のDSI成形、M
−DSI成形等のように高い成形精度を要求される成形
に適した各種の電動式多材質射出成形機を含むものとす
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電動式射出成形機の射出装置1
は、図5に示すように、内周側にスクリュ10が進退自
在に嵌合する射出シリンダを取り付けた前固定フレーム
14と、後固定フレーム2に取り付けた射出駆動用電動
機4であるサーボモータを備える。さらに、後固定フレ
ーム2に射出シリンダの軸を基準に対称平行で、且つ回
転可能に軸支されたボールねじ及びボールねじに螺合す
るボールナットとからなるボールねじ機構9を備える。
そして、ボールねじ機構9のボールナットに螺合して設
置され、スクリュ10と共に射出方向に移動可能な移動
フレーム3と、移動フレーム3に配置され、スクリュ1
0を回転駆動する可塑化駆動用電動機5であるサーボモ
ータとを備えてなる。
【0003】射出駆動用電動機4は、射出装置1の水平
横側に取り付けられている。射出駆動用電動機4からの
回転を小プーリ6、タイミングベルト7、大プーリ8を
介して伝達して、ボールねじ機構9を進退駆動させて、
移動フレーム3に取り付けられたスクリュ10を前進さ
せることにより射出駆動を行う。
【0004】また、可塑化駆動用電動機5は、射出駆動
用電動機4とは反対側の水平横側に取り付けられてい
る。可塑化駆動用電動機5からの回転を小プーリ11、
タイミングベルト12、大プーリ13を介して伝達し
て、スクリュ10を回転駆動させることにより、射出シ
リンダ内の材料の可塑化を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電動式射出成形機では、2基の射出装置(主、副射出装
置)を水平V型に配置して、電動式多材質射出成形機と
して構成しようとすると、射出駆動用電動機4と、可塑
化駆動用電動機5が射出装置の水平方向の両側に各々取
り付けられているため、主射出装置と副射出装置の内側
に配置される主、副の射出又は可塑化駆動用電動機が干
渉することとなるため、主、副射出装置を水平V型に配
置できないという問題点がある。
【0006】なお、従来、油圧式の多材質射出成形機は
あるが、油圧作動油をポンプにより昇圧し、油圧アクチ
ュエータが出力する作動方式のため、消費電力が大き
く、作動油温度管理のための冷却水使用量が多く、且つ
作動油消費量が大きい等ランニングコストも高く、さら
に、作動油の漏れによる作業環境の悪化等の環境悪化の
原因となるという問題点もある。
【0007】本発明は、このような課題を解決するため
のものである。すなわち、主、副射出装置を水平V型に
配置した電動式多材質射出成形機において、射出又は可
塑化駆動用電動機が互いに干渉することなく、射出又は
可塑化駆動用電動機を設置することができる電動式多材
質射出成形機を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、主射出
装置(1a)及び副射出装置(1b)からなる電動式多
材質射出成形機において、主射出装置(1a)は、内周
側に主スクリュ(10a)が進退自在に嵌合する主射出
シリンダを取り付けた主前固定フレーム(14a)と、
主後固定フレーム(2a)に取り付けた主射出駆動用電
動機(4a)と、主後固定フレーム(2a)に主射出シ
リンダの軸を基準に対称平行で、且つ回転可能に軸支さ
れたボールねじと、ボールねじに螺合するボールナット
とからなる主ボールねじ機構(9a)と、主ボールねじ
機構(9a)のボールナットに螺合して設置され、主ス
クリュ(10a)と共に射出方向に移動可能な主移動フ
レーム(3a)と、主移動フレーム(3a)に配置さ
れ、主スクリュ(10a)を回転駆動する主可塑化駆動
用電動機(5a)と、を備えてなり、副射出装置(1
b)は、内周側に副スクリュ(10b)が進退自在に嵌
合する副射出シリンダを取り付けた副前固定フレーム
(14b)と、副後固定フレーム(2b)に取り付けた
副射出駆動用電動機(4b)と、副後固定フレーム(2
b)に副射出シリンダの軸を基準に対称平行で、且つ回
転可能に軸支されたボールねじと、ボールねじに螺合す
るボールナットとからなる副ボールねじ機構(9b)
と、副ボールねじ機構(9b)のボールナットに螺合し
て設置され、副スクリュ(10b)と共に射出方向に移
動可能な副移動フレーム(3b)と、副移動フレーム
(3b)に配置され、副スクリュ(10b)を回転駆動
する副可塑化駆動用電動機(5b)と、を備えてなり、
主射出装置(1a)及び副射出装置(1b)の各主、副
スクリュ(10a、10b)を水平で、且つV字形状と
なるように配置し、主射出装置(1a)の主射出駆動用
電動機(4a)を、副射出装置(1b)と反対側の側方
に配置し、且つ副射出装置(1b)の副射出駆動用電動
機(4b)を、主射出装置(1a)と反対側の側方に配
置したことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明では、主射出装置(1
a)の主可塑化駆動用電動機(5a)を、主射出シリン
ダの上方に配置し、且つ副射出装置(1b)の副可塑化
駆動用電動機(5b)を、副射出シリンダの上方に配置
したことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明では、主射出装置(1
a)の主可塑化駆動用電動機(5a)を、主射出シリン
ダの垂直上方に配置し、且つ副射出装置(1b)の副可
塑化駆動用電動機(5b)を、副射出シリンダの垂直上
方に配置したことを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明では、主射出装置(1
a)の主可塑化駆動用電動機(5a)を、主移動フレー
ム(3a)の中央上方に配置し、一対の主射出駆動用電
動機(4a)を、主後固定フレーム(2a)の上方で、
且つ主射出装置(1a)の後方から見て、左右両側に配
置するようにしたことを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明では、副射出装置(1
b)の副可塑化駆動用電動機(5b)を、副移動フレー
ム(3b)の中央上方に配置し、一対の副射出駆動用電
動機(4b)を、副後固定フレーム(2b)の上方で、
且つ副射出装置(1b)の後方から見て、左右両側に配
置するようにしたことを特徴とする。
【0013】なお、上記かっこ内の符号は、後述する実
施の形態の対応する部材を示す。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下に、本
発明の第1の実施の形態を図により説明する。図1
(a)は、第1の実施の形態を示す電動式多材質射出成
形機の主射出装置の基本構造を示す側面図、(b)は、
その平面図である。図2(a)は、電動式多材質射出成
形機の副射出装置の基本構造を示す側面図、(b)は、
その平面図である。図3は、図1及び図2の主、副射出
装置の位置関係を説明する平面図である。
【0015】本実施の形態の電動式多材質射出成形機
は、主射出装置1a及び副射出装置1bからなり、主射
出装置1a及び副射出装置1bの各スクリュを水平で、
且つV字形状となるように配置している。
【0016】主射出装置1aは、内周側に主スクリュ1
0aが進退自在に嵌合する主射出シリンダを取り付けた
主前固定フレーム14aと、主後固定フレーム2aに取
り付けた主射出駆動用電動機4aであるサーボモータを
備える。さらに、主後固定フレーム2aに主射出シリン
ダの軸を基準に対称平行で、且つ回転可能に軸支された
ボールねじと、ボールねじに螺合するボールナットとか
らなる主ボールねじ機構9aを備える。そして、主ボー
ルねじ機構9aのボールナットに螺合して設置され、主
スクリュ10aと共に射出方向に移動可能な主移動フレ
ーム3aと、主移動フレーム3aに配置され、主スクリ
ュ10aを回転駆動する主可塑化駆動用電動機5aであ
るサーボモータとを備えてなる。主射出駆動用電動機4
a、主可塑化駆動用電動機5aは、各々必要出力に適し
たサーボモータを使用する。
【0017】副射出装置1bは、内周側に副スクリュ1
0bが進退自在に嵌合する副射出シリンダを取り付けた
副前固定フレーム14bと、副後固定フレーム2bに取
り付けた副射出駆動用電動機4bであるサーボモータを
備える。そして、副後固定フレーム2bに副射出シリン
ダの軸を基準に対称平行で、且つ回転可能に軸支された
ボールねじと、ボールねじに螺合するボールナットとか
らなる副ボールねじ機構9bを備える。さらに、副ボー
ルねじ機構9bのボールナットに螺合して設置され、副
スクリュ10bと共に射出方向に移動可能な副移動フレ
ーム3bと、副移動フレーム3bに配置され、副スクリ
ュ10bを回転駆動する副可塑化駆動用電動機5bであ
るサーボモータとを備えてなる。副射出駆動用電動機4
b、副可塑化駆動用電動機5bは、各々必要出力に適し
たサーボモータを使用する。
【0018】主射出装置1aの主射出駆動用電動機4a
を、副射出装置1bと反対側に配置し、且つ副射出装置
1bの副射出駆動用電動機4bを、主射出装置1aと反
対側に配置している。
【0019】具体的には、本実施の形態では、図3に示
すように、操作側から見て、射出装置が右で、型締め装
置が左に配置していて、主射出装置が操作側で、副射出
装置が反操作側に配置している場合、主射出駆動用電動
機4aを主射出装置後方より見て、水平左側方に、副射
出駆動用電動機4bを副射出装置後方より見て、水平右
側方に配置する。
【0020】なお、工場のレイアウトの関係で、本実施
の形態の場合とは逆に設置するようにしても良い。すな
わち、操作側から見て、射出装置が左で、型締め装置が
右に配置し、主射出装置が操作側で、副射出装置が反操
作側に配置している場合、主射出駆動用電動機4aを主
射出装置後方より見て、水平右側方に、副射出駆動用電
動機4bを副射出装置後方より見て、水平左側方に配置
する。
【0021】主射出装置1aの主可塑化駆動用電動機5
aを、主射出シリンダの垂直上方に配置し、且つ副射出
装置1bの副可塑化駆動用電動機5bを、副射出シリン
ダの垂直上方に配置する。
【0022】なお、本実施の形態では、主、副可塑化駆
動用電動機5a、5bを主射出シリンダの垂直上方、す
なわち、機械中心の真上に配置するようにしているが、
これに限定されるものではなく、主、副射出装置に互い
に干渉しないような位置であれば、各射出装置の上方の
左又は右側にずれたような位置に配置するようにしても
良い。
【0023】次に、主、副射出装置1a、1bの動作を
説明する。主、副射出駆動用電動機4a、4bは、射出
装置1の水平横側で、互いに干渉しない側に取り付けら
れている。主、副射出駆動用電動機4a、4bであるサ
ーボモータの回転を、各々小プーリ6a、6b、タイミ
ングベルト7a、7b、大プーリ8a、8bを介して伝
達して、主、副ボールねじ機構9a、9bを進退駆動さ
せることにより、主、副移動プレート3a、3bに取り
付けられた主、副スクリュ10a、10bを前進させる
ことにより射出駆動を行う。
【0024】また、主、副可塑化駆動用電動機5a、5
bは、主、副射出装置1a、1bの真上に取り付けられ
ており、主、副可塑化駆動用電動機5a、5bであるサ
ーボモータの回転を、各々小プーリ11a、11b、タ
イミングベルト12a、12b、大プーリ13a、13
bを介して伝達して、主、副スクリュ10a、10bを
回転駆動させることにより、シリンダ内の材料の可塑化
を行う。
【0025】(第2の実施の形態)次に、図4に、本発
明の第2の実施の形態を説明する。図4は、電動式多材
質射出成形機において、主射出装置を後方から見た概略
構成図である。
【0026】本電動式多材質射出成形機では、主射出装
置1aの主可塑化駆動用電動機5aを、主移動フレーム
3aの中央上方に配置し、一対の主射出駆動用電動機4
aを、主後固定フレーム2aの上方で、且つ主射出装置
1aの後方から見て、左右両側に配置するようにしたも
のである。なお、一対の主射出駆動用電動機4aは、主
射出装置1aの後方から見ると、水平方向に、主可塑化
駆動用電動機5aを挟むような位置で左右両側に並設さ
れる。
【0027】なお、本実施の形態では、主射出装置1a
のみの例を示しているが、主射出装置1aだけでなく、
副射出装置1bの副可塑化駆動用電動機5bを、副移動
フレーム3bの中央上方に配置し、一対の副射出駆動用
電動機4bを、副後固定フレーム2bの上方で、且つ副
射出装置1bの後方から見て、左右両側に配置するよう
にしても良い。
【0028】上述の場合、主、副射出駆動用電動機4
a、4bであるサーボモータの回転は、第1の実施の形
態と同様に、主、副射出駆動用電動機4a、4bのモー
タ軸と同軸に配された各々小プーリ6a、6b、タイミ
ングベルト7a、7b、小プーリ6a、6bの下方に配
された大プーリ8a、8bを介して伝達して、主、副ボ
ールねじ機構9a、9bを進退駆動させることにより、
主、副移動フレーム3a、3bに取り付けられた主、副
スクリュ10a、10bを前進させることにより射出駆
動を行う。
【0029】また、主、副可塑化駆動用電動機5a、5
bであるサーボモータの回転は、第1の実施の形態と同
様に、各々小プーリ11a、11b、タイミングベルト
12a、12b、大プーリ13a、13bを介して伝達
して、主、副スクリュ10a、10bを回転駆動させる
ことにより、シリンダ内の材料の可塑化を行う。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、主射出装置(1a)及び副射出装置
(1b)の各スクリュ(10a、10b)を水平で、且
つV字形状となるように配置し、主射出装置(1a)の
主射出駆動用電動機(4a)を、副射出装置(1b)と
反対側に配置し、且つ副射出装置(1b)の副射出駆動
用電動機(4b)を、主射出装置(1a)と反対側に配
置したことにより、射出駆動用電動機(4a、4b)及
び可塑化駆動用電動機(5a、5b)の何れかが干渉す
ることがなく、水平V型に主、副射出装置(1a、1
b)を配置した電動式多材質射出成形機を構成すること
が可能となる。
【0031】これにより、電動式多材質射出成形機が得
られることから、従来の油圧式多材質射出成形機に比
べ、約1/3〜1/4と消費電力を削減することができ
省電力化となり、且つ冷却水の消費量も大幅に低減され
ることから環境保護に貢献することができる。さらに、
複合動作により成形サイクル時間を短縮でき、作業環境
のクリーン化、ランニングコスト及び設備コストの低減
化により、製品コストの低価格化を実現することができ
る。さらに、DSI成形、M−DSI成形のように高い
成形精度を要求される成形に適した電動式多材質射出成
形機を得ることができるため、高付加価値を有する成形
品を得ることが可能となる。
【0032】請求項2記載の発明では、主射出装置(1
a)の主可塑化駆動用電動機(5a)を、主射出シリン
ダの上方に配置し、且つ副射出装置(1b)の副可塑化
駆動用電動機(5b)を、副射出シリンダの上方に配置
したことにより、主、副可塑化駆動用電動機(5a、5
b)が互いに干渉することがなく、電動式多材質射出成
形機において水平V型に主、副射出装置(1a、1b)
を配置することが可能となる。
【0033】請求項3記載の発明では、主射出装置(1
a)の主可塑化駆動用電動機(5a)を、主射出シリン
ダの垂直上方に配置し、且つ副射出装置(1b)の副可
塑化駆動用電動機(5b)を、副射出シリンダの垂直上
方に配置したことにより、機械中心上に、主、副可塑化
駆動用電動機(5a、5b)を配置できることより、装
置の重量バランスが安定するという効果が得られる。
【0034】請求項4記載の発明では、主射出装置(1
a)の主可塑化駆動用電動機(5a)を、主移動フレー
ム(3a)の中央上方に配置し、一対の主射出駆動用電
動機(4a)を、主後固定フレーム(2a)の上方で、
且つ主射出装置(1a)の後方から見て、左右両側に配
置するようにしたことにより、主射出駆動用電動機(4
a)を一対設けることができるため、射出駆動用に大容
量のサーボモータが必要な場合にも対応することができ
る。
【0035】請求項5記載の発明では、副射出装置(1
b)の副可塑化駆動用電動機(5b)を、副移動フレー
ム(3b)の中央上方に配置し、1対の副射出駆動用電
動機(4b)を、副後固定フレーム(2b)の上方で、
且つ副射出装置(1b)の後方から見て、左右両側に配
置するようにしたことにより、副射出駆動用電動機(4
b)を一対設けることができるため、射出駆動用に大容
量のサーボモータが必要な場合にも対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、第1の実施の形態を示す電動式多材
質射出成形機の主射出装置の基本構造を示す側面図、
(b)は、その平面図である。
【図2】(a)は、第1の実施の形態を示す電動式多材
質射出成形機の副射出装置の基本構造を示す側面図、
(b)は、その平面図である。
【図3】図1及び図2の主、副射出装置の位置関係を説
明する平面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す電動式多材質
射出成形機において、主射出装置を後方から見た概略構
成図である。
【図5】(a)は、従来の電動式射出成形機の基本構造
を説明する側面図、(b)は、その平面図である。
【符号の説明】
1a 主射出装置 1b 副射出装置 2a 主後固定フレーム 2b 副後固定フレーム 3a 主移動フレーム 3b 副移動フレーム 4a 主射出駆動用電動機 4b 副射出駆動用電動機 5a 主可塑化駆動用電動機 5b 副可塑化駆動用電動機 9a 主ボールねじ機構 9b 副ボールねじ機構 10a 主スクリュ 10b 副スクリュ 14a 主前固定フレーム 14b 副前固定フレーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主射出装置(1a)及び副射出装置(1
    b)からなる電動式多材質射出成形機において、 主射出装置(1a)は、内周側に主スクリュ(10a)
    が進退自在に嵌合する主射出シリンダを取り付けた主前
    固定フレーム(14a)と、 主後固定フレーム(2a)に取り付けた主射出駆動用電
    動機(4a)と、 主後固定フレーム(2a)に主射出シリンダの軸を基準
    に対称平行で、且つ回転可能に軸支されたボールねじ
    と、ボールねじに螺合するボールナットとからなる主ボ
    ールねじ機構(9a)と、 主ボールねじ機構(9a)のボールナットに螺合して設
    置され、主スクリュ(10a)と共に射出方向に移動可
    能な主移動フレーム(3a)と、 主移動フレーム(3a)に配置され、主スクリュ(10
    a)を回転駆動する主可塑化駆動用電動機(5a)と、
    を備えてなり、 副射出装置(1b)は、内周側に副スクリュ(10b)
    が進退自在に嵌合する副射出シリンダを取り付けた副前
    固定フレーム(14b)と、 副後固定フレーム(2b)に取り付けた副射出駆動用電
    動機(4b)と、 副後固定フレーム(2b)に副射出シリンダの軸を基準
    に対称平行で、且つ回転可能に軸支されたボールねじ
    と、ボールねじに螺合するボールナットとからなる副ボ
    ールねじ機構(9b)と、 副ボールねじ機構(9b)のボールナットに螺合して設
    置され、副スクリュ(10b)と共に射出方向に移動可
    能な副移動フレーム(3b)と、 副移動フレーム(3b)に配置され、副スクリュ(10
    b)を回転駆動する副可塑化駆動用電動機(5b)と、
    を備えてなり、 主射出装置(1a)及び副射出装置(1b)の各主、副
    スクリュ(10a、10b)を水平で、且つV字形状と
    なるように配置し、 主射出装置(1a)の主射出駆動用電動機(4a)を、
    副射出装置(1b)と反対側に配置し、且つ副射出装置
    (1b)の副射出駆動用電動機(4b)を、主射出装置
    (1a)と反対側に配置したことを特徴とする電動式多
    材質射出成形機。
  2. 【請求項2】 主射出装置(1a)の主可塑化駆動用電
    動機(5a)を、主射出シリンダの上方に配置し、且つ
    副射出装置(1b)の副可塑化駆動用電動機(5b)
    を、副射出シリンダの上方に配置したことを特徴とする
    請求項1記載の電動式多材質射出成形機。
  3. 【請求項3】 主射出装置(1a)の主可塑化駆動用電
    動機(5a)を、主射出シリンダの垂直上方に配置し、
    且つ副射出装置(1b)の副可塑化駆動用電動機(5
    b)を、副射出シリンダの垂直上方に配置したことを特
    徴とする請求項2記載の電動式多材質射出成形機。
  4. 【請求項4】 主射出装置(1a)の主可塑化駆動用電
    動機(5a)を、主移動フレーム(3a)の中央上方に
    配置し、 一対の主射出駆動用電動機(4a)を、主後固定フレー
    ム(2a)の上方で、且つ主射出装置(1a)の後方か
    ら見て、左右両側に配置するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の電動式多材質射出成形機。
  5. 【請求項5】 副射出装置(1b)の副可塑化駆動用電
    動機(5b)を、副移動フレーム(3b)の中央上方に
    配置し、 一対の副射出駆動用電動機(4b)を、副後固定フレー
    ム(2b)の上方で、且つ副射出装置(1b)の後方か
    ら見て、左右両側に配置するようにしたことを特徴とす
    る請求項1又は4記載の電動式多材質射出成形機。
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