JP2001085177A - 高圧放電ランプ、高圧放電ランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents

高圧放電ランプ、高圧放電ランプ点灯装置および照明装置

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JP2001085177A
JP2001085177A JP25631999A JP25631999A JP2001085177A JP 2001085177 A JP2001085177 A JP 2001085177A JP 25631999 A JP25631999 A JP 25631999A JP 25631999 A JP25631999 A JP 25631999A JP 2001085177 A JP2001085177 A JP 2001085177A
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starter
discharge lamp
pressure discharge
switch
pulse
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JP25631999A
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Masako Takasago
昌子 高砂
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外管内の部品の配置が比較的容易で、しかもラ
ンプ不点時に始動器の動作を確実に停止させる高圧放電
ランプ、これを用いた高圧放電ランプ点灯装置および照
明装置を提供する。 【解決手段】発光管に印加するパルス電圧を発生する始
動器と、これを実質的に短絡する常開形熱応動スイッチ
と、始動器と並列的に接続され常開形熱応動スイッチを
加熱するように配設された加熱体と、を外管内に備えて
いる。始動器は、パルス発生手段およびパルス停止手段
を含んでいる。ランプ不点時に加熱体が常開形熱応動ス
イッチを加熱するので、常開形熱応動スイッチが応動し
て始動器を短絡するので、パルス電圧発生が停止する。
発光管の発生熱に応動させるのは始動器のパルス停止手
段の常閉形熱応動スイッチだけでよい。常開形熱応動ス
イッチおよび加熱体をパルス停止手段と直列接続するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、始動時にパルス電
圧を発生させる始動器を備えた高圧放電ランプ、これを
用いた高圧放電ランプ点灯装置および照明装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高圧ナトリウムランプなどの高圧放電ラ
ンプを、2次開放電圧のなるべく低い小形の安定器を用
いて始動するには、パルス電圧を発生して、これを発光
管に印加して放電媒体の絶縁を破壊するのが効果的であ
る。このため、高圧放電ランプに始動器を内蔵したもの
が従来から使用されている。
【0003】従来の高圧放電ランプに内蔵の始動器は、
自己発熱形熱応動スイッチを備えていて、安定器の2次
開放電圧を印加すると、自己発熱形熱応動スイッチが自
己発熱により温度上昇し、やがて熱応動により当該スイ
ッチがオンする。オンすると、安定器を介して電流が流
れる。一方、自己発熱形熱応動スイッチは、オンにより
自己発熱が停止するから、温度が再び低下しだして、や
がて熱応動により当該スイッチがオフする。その瞬間
に、安定器に通流していた電流が遮断され、その際の過
渡現象によって安定器にパルス電圧が発生し、パルス電
圧は発光管に印加されて、高圧放電ランプの始動が促進
されるように構成されている。
【0004】しかし、発光管が不良でパルス電圧を印加
しても始動しないときに、パルス電圧が連続して発生す
ると、電源ラインにノイズが発生するという問題があ
る。また、甚だしいときには安定器や配線の絶縁が破壊
され、それらが焼損するなどの不都合が生じる虞があ
る。
【0005】そこで、始動時に所定時間だけパルス電圧
を発生したら、自動的にパルス電圧の発生を停止させる
ために、特許第2850313号公報では、始動器2と
直列に第1の熱応動スイッチ3を接続するとともに、こ
れらに並列に第1の熱応動スイッチ3を加熱する加熱用
抵抗体4と第2の熱応動スイッチ5との直列回路を接続
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術に
おいては、第1の熱応動スイッチ3と第2の熱応動スイ
ッチ5とを、発光管の始動後にともに発光管の熱によっ
て加熱されてオフするように配設する必要がある一方、
第1および第2の熱応動スイッチ3、5は回路上の電位
が異なるので、互いに絶縁関係に配置しなければならな
い。しかも、第1の熱応動スイッチ3は、加熱用抵抗体
4によっても適切に加熱されるように配置されていなけ
ればならない。
【0007】このため、従来技術においては、外管内の
第1の熱応動スイッチ3、第2の熱応動スイッチ5およ
び加熱用抵抗体4の適切な配置が比較的難しいという問
題がある。
【0008】本発明は、外管内の部品の配置が比較的容
易で、しかもランプ不点時に始動器の動作を確実に停止
させる高圧放電ランプ、これを用いた高圧放電ランプ点
灯装置および照明装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の高圧放
電ランプは、透光性放電容器の両端に一対の電極を封装
し内部にイオン化媒体を封入してなる発光管と;発光管
の電極に印加するパルス電圧を発生させる始動器と;始
動器を実質的に短絡する常開形熱応動スイッチと;始動
器と並列的に接続され、常開形熱応動スイッチを加熱す
るように配設された加熱体と;発光管、始動器、常開形
熱応動スイッチおよび加熱体を内部に収納する外管と;
を具備していることを特徴としている。
【0010】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0011】<高圧放電ランプについて>高圧放電ラン
プは、高圧ナトリウムランプ、メタルハライドランプな
どの高圧放電ランプ全般に適用することができる。した
がって、発光管はその材質および封入するイオン化媒体
を高圧放電ランプの種類に応じて適宜選択することがで
きるものとする。
【0012】また、発光管の始動を容易にするために、
一方の電極と同電位の始動用補助導体を発光管に近接し
ながら他方の電極近傍まで延在させることができる。
【0013】<発光管について>発光管は、透光性放電
容器、一対の電極およびイオン化媒体を備えて構成され
ている。
【0014】透光性放電容器は、石英ガラス、透光性セ
ラミックスなどの透光性、耐火性および気密性を備えた
材料によって形成されていて、放電空間を包囲し、電極
を気密に封装する。
【0015】一対の電極は、透光性放電容器の内部に離
間対向して封装される。透光性放電容器が細長い場合に
は、その両端に封装される。また、透光性放電容器が球
状ないし楕円球状である場合には、一対の電極を透光性
放電容器の両端に封装する両端封止構造にするばかりで
なく、要すれば一端側からほぼ平行に離間させて封装す
る片封止構造にすることができる。
【0016】イオン化媒体は、透光性放電容器の内部に
封入される。イオン化媒体は、高圧放電ランプの種類に
応じて異なる。
【0017】すなわち、高圧ナトリウムランプの場合、
発光金属がナトリウムNa、希ガスがキセノンXeであ
り、さらに水銀Hgをナトリウムアマルガムの形で封入
することが多い。
【0018】メタルハライドランプの場合、発光金属の
ハロゲン化物およびアルゴンAr、キセノンXeなどの
希ガスである。発光金属は、ナトリウムNa、タリウム
Tl、インジウムIn、リチウムLi、スカンジウムS
cおよび希土類の一種または複数種を所望の演色性、発
光効率および色温度になるように適宜選択して用いる。
ハロゲンとしては、ヨウ素、臭素および塩素などを用い
ることができる。
【0019】<始動器について>始動器は、高圧放電ラ
ンプの始動時に始動に必要なパルス電圧を発生して、発
光管に印加し、高圧放電ランプの始動を促進するために
機能する。そのため、始動器は、パルス発生手段および
パルス停止手段を備えている。そして、高圧放電ランプ
に印加される少なくとも安定器の2次開放電圧またはそ
れに近い値の電圧により作動する。したがって、多くの
場合、始動器は、発光管と並列接続される。
【0020】始動器のパルス発生手段は、電圧の印加に
より作動を開始して、パルス電圧を発生するように作用
する。すなわち、パルス発生手段は、スイッチ要素を含
み、当該スイッチ要素がオン状態からオフ状態に変化す
る瞬間に安定器に通流していた電流が遮断されることに
伴う過渡現象によって、安定器からパルス電圧が発生す
る。そして、パルス電圧は、発光管の一対の電極間また
は一方の電極と他方の電極に接続しているが他方の電極
の近くまで延在している始動用補助導体との間に印加さ
れて、発光管の始動を促進する。
【0021】また、パルス発生手段は、上記のようにパ
ルス電圧を発生させれば、どのような構造であってもよ
い。
【0022】これに対して、始動器のパルス停止手段
は、パルス電圧の発生開始の所要時間経過後にスイッチ
要素の動作を停止させることにより、パルス電圧の発生
を停止するように機能する。
【0023】次に、スイッチ要素が異なる始動器の主な
構成例を以下に示す。
【0024】(1)非直線コンデンサを用いる構成 この構成は、パルス発生手段のスイッチ要素として、発
光管に対して並列的に非直線コンデンサを配設する。
【0025】非直線コンデンサは、ブレークオーバ電圧
以下の電圧が印加されているときにはオン状態であり、
印加電圧がブレークオーバ電圧を超えると、オフ状態に
なる一種の無接点スイッチである。このため、電源を投
入して、交流電圧の半サイクルにおいて、その瞬時値が
ブレークオーバ電圧より低い位相期間中は非直線コンデ
ンサはオンしていて、安定器には電流が流れているが、
印加電圧の瞬時値が非直線コンデンサのブレークオーバ
電圧を超えた瞬間に、非直線コンデンサがオフするの
で、安定器に流れていた電流が遮断されて逆起電力によ
るパルス電圧が安定器に発生する。
【0026】なお、非直線コンデンサのブレークオーバ
電圧の交流電圧の半サイクルに対する位相を調整するた
めに、非直線コンデンサと直列に抵抗器およびトリガー
素子の並列回路を接続するなど付帯回路を適宜組み合わ
せることができる。また、その場合に、トリガー素子な
どの半導体素子を、許容温度内で作動させるために、外
管内から出して口金内に収納することを許容する。
【0027】次に、パルス停止手段は、非直線コンデン
サと直列に常閉形熱応動スイッチを接続し、これを発光
管の発生熱に応動するように配置することにより構成さ
れている。そして、始動後発光管が発熱すると、常閉形
熱応動スイッチはオフするので、非直線コンデンサは開
放されてパルス電圧発生動作が停止する。
【0028】(2)点灯管を用いる構成 この構成は、パルス発生手段のスイッチ要素として、点
灯管を発光管に対して並列的に配設している。
【0029】点灯管は、小形の放電容器の内部に少なく
とも一方の電極がバイメタル可動接点を備えた一対の電
極をわずかな間隔をおいて封装し、希ガスを封入してな
る一種の熱応動スイッチである。
【0030】そうして、電源を投入すると、点灯管の一
対の電極間に安定器の2次開放電圧が印加されてその間
にグロー放電が生起し、その際の発生熱で電極のバイメ
タル可動接点が加熱されるので、変位を開始して、ほど
なくして点灯管の一対の電極が接触してオン状態とな
り、安定器に電流が流れる。点灯管がオンすると、点灯
管内の発熱が停止するので、バイメタル可動接点の温度
が低下しだし、やがて再び一対の電極が離間して点灯管
がオフする。その瞬間に安定器に流れていた電流が遮断
されるために、逆起電力によるパルス電圧が安定器に発
生する。
【0031】次に、パルス停止手段は、発光管の発生熱
に応動する常閉形熱応動スイッチ(ここでは、以下「第
1の常閉形熱応動スイッチ」という。)に加えてヒータ
および第2の常閉形熱応動スイッチの直列回路を点灯管
と直列に接続することによって構成されている。点灯管
のオンしている間に点灯管を介してヒータに通電するの
で、点灯管のオン、オフによるパルス電圧の発生中にヒ
ータが発熱し、第2の常閉形熱応動スイッチを加熱す
る。第2の常閉形熱応動スイッチは、加熱されると、や
がてオフするので、点灯管への通電回路が開放されてパ
ルス電圧発生動作が停止する。
【0032】しかし、第2の常閉形熱応動スイッチがオ
フすると、ヒータの発熱が停止するので、第2の常閉形
熱応動スイッチは暫くすると、再びオンし、点灯管によ
るパルス電圧発生動作が再開する。ヒータおよび第2の
常閉形熱応動スイッチは、それらの熱容量が大きいた
め、熱慣性が点灯管のそれより相対的に大きくなるか
ら、そのためパルス電圧発生動作は、間欠的に行われる
ことになる。その間に高圧放電ランプが始動すれば、第
1の常閉形熱応動スイッチは、発光管の発生熱によって
加熱されるので、オフ状態を維持してパルス電圧発生は
継続的に停止する。
【0033】なお、ヒータとしては、たとえばセラミッ
クス被覆抵抗体を用いることができる。
【0034】(3)常閉形熱応動スイッチを用いる構成 この構成は、パルス電圧発生手段のスイッチ要素とし
て、常閉形熱応動スイッチを発光管に対して並列的に配
設しているとともに、常閉形熱応動スイッチを加熱する
ために、タングステンフィラメントヒータを直列接続し
ている。
【0035】そうして、電源を投入すると、最初常閉形
熱応動スイッチはオンしているので、タングステンフィ
ラメントヒータに安定器を介して通電が行われて、タン
グステンフィラメントヒータが発熱するとともに、安定
器に電流が流れる。常閉形熱応動スイッチは、タングス
テンフィラメントヒータの熱に応動して、やがてオフす
る。その瞬間に安定器に流れていた電流が遮断されるの
で、逆起電力によるパルス電圧が安定器に発生する。
【0036】次に、パルス停止手段は、常閉形熱応動ス
イッチが発光管の発生熱にも応動するようにすることに
よって構成されている。
【0037】そうして、発光管が始動して温度上昇する
と、これに伴って常閉形熱応動スイッチは、継続的にオ
フ状態となるので、高圧放電ランプの点灯中パルス電圧
発生動作を停止する。
【0038】<始動器を実質的に短絡する常開形熱応動
スイッチについて>始動器を実質的に短絡する常開形熱
応動スイッチは、始動器と並列的に接続されるが、発光
管を短絡しないように配慮すべきである。たとえば、始
動器が非直線コンデンサを主体として構成されている場
合には、上記常開形熱応動スイッチは、付帯的な回路に
対しては直列接続するように接続する。また、始動器が
点灯管を主体として構成されている場合には、常開形熱
応動スイッチは、パルス停止手段を構成しているヒータ
に対しては直列接続するように接続する。さらに、始動
器がタングステンフィラメントヒータおよび常閉形熱応
動スイッチを主体として構成されている場合には、上記
常開形熱応動形スイッチは、タングステンフィラメント
ヒータに対しては直列接続するように接続する。
【0039】また、始動器を実質的に短絡する常開形熱
応動スイッチは、後述する加熱体により加熱されて熱応
動するが、発光管の熱にも応動してオンするように構成
してもよいし、応動しないように構成してもよい。しか
し、発光管の熱に応動する場合、瞬時停電時にも対応す
るためには、始動器のパルス停止手段より速く復帰して
オフするように構成する必要がある。
【0040】<加熱体について>加熱体は、始動器と並
列的に接続されて常開形熱応動スイッチを加熱して、熱
応動によりオンさせる。
【0041】また、加熱体には、炭素被膜抵抗器、セラ
ミックス被覆ヒータ、タングステンフィラメントヒータ
などを用いることができる。
【0042】<外管について>外管は、発光管、始動
器、常閉形熱応動スイッチおよび加熱体を内部に収納す
るが、始動器については少なくともその主要部が収納さ
れていればよく、一部が口金内に収納されるなど外管の
外部に配設されていてもよい。
【0043】また、外管の内部は排気されて真空または
主として不活性ガスたとえば窒素などを封入しているこ
とを許容する。しかし、外気に対して封止されているこ
とは必須ではない。
【0044】さらに、外管の形状は、自由であり、たと
えばT形、ED形およびBT形などを採用することがで
きる。また、T形であっても両端封止構造を採用するこ
ともできる。
【0045】さらにまた、外管の材質は、自由であり、
たとえば硬質ガラスを用いることができる。
【0046】<本発明の作用について> (1)ランプ正常時 電源投入時には安定器の2次開放電圧が発光管および始
動器に印加されるので、始動器のパルス発生手段が作用
して安定器からパルス電圧が発生して発光管に印加さ
れ、高圧放電ランプの発光管の始動を促進する。発光管
が始動すると、始動器のパルス停止手段が作用して、パ
ルス電圧の発生が停止する。
【0047】また、電源の投入と同時に安定器の2次開
放電圧は、加熱体にも印加されるため、加熱体が発熱を
開始して常開形熱応動スイッチを加熱しだす。ところ
が、加熱体および常開形熱応動スイッチの熱慣性が大き
いため、常開形熱応動スイッチがオンする前に、始動器
によるパルス電圧の印加により発光管が始動を完了し
て、始動器はその動作を停止する。発光管が始動する
と、発光管の両端電圧は、ランプ電圧になり、大幅に低
下するため、加熱体に印加する電圧も低下するから、常
開形熱応動スイッチは、オンすることができない。これ
とは別に、始動器のパルス停止手段の動作に伴って加熱
体および常開形熱応動スイッチが開放されるように接続
すれば、加熱体および常開形熱応動スイッチは強制的に
動作を停止する。
【0048】(2)ランプ不点時 発光管が不点になっていると、始動器は、そのパルス発
生手段が作用して、安定器からパルス電圧が発生する。
そして、パルス電圧は発光管に印加されるが、高圧放電
ランプは不点になっているので始動しない。
【0049】また、安定器の2次開放電圧は、加熱体に
も印加されるので、加熱体は発熱を開始して常開形熱応
動スイッチを加熱する。これにより、常開形熱応動スイ
ッチの温度が上昇するので、やがて常開形熱応動スイッ
チがオンする。そして、始動器は、常開形熱応動スイッ
チによって短絡されるので、その動作を停止するから、
パルス電圧は発生しなくなる。始動器のパルス発生停止
は、電源が投入されている間継続する。
【0050】(3)瞬時停電時 高圧放電ランプの点灯中に瞬時停電が発生すると、高圧
放電ランプは、始動器のパルス停止手段が解除されるま
で消灯するが、その後発光管が冷却すると、始動器が作
動を開始して、再始動する。
【0051】加熱体およびこれに応動する常開形熱応動
スイッチは、発光管正常時における場合と同様な作用を
行う。
【0052】本発明の高圧放電ランプは、以上詳述した
ように作用するから、発光管の不良時には始動器による
パルス電圧が所定時間たとえば3分間発生した後に自動
的に停止するので、パルス電圧が長時間連続して発生す
ることによる安定器や配線の焼損が生じない。
【0053】また、発光管の熱に応動する熱応動スイッ
チを始動器のパルス停止手段一つだけにすることができ
るので、常開形熱応動スイッチおよび加熱体の配置が容
易になるとともに、始動器の動作およびその動作の停止
の信頼性が高くなる。
【0054】請求項2の発明の高圧放電ランプは、請求
項1記載の高圧放電ランプにおいて、始動器は、非直線
コンデンサ、非直線コンデンサと直列接続された抵抗器
および抵抗器に並列接続されたトリガー素子を備えてお
り;常開形熱応動スイッチは、少なくとも非直線コンデ
ンサを短絡するように接続されている;ことを特徴とし
ている。
【0055】本発明は、非直線コンデンサを用いた始動
器に好適な構成を規定している。非直線コンデンサにト
リガー素子および抵抗器の並列回路を直列接続すること
により、非直線コンデンサのブレークオーバ電圧の交流
電圧半サイクルの所望の位相角になるように調整するこ
とができる。これにより、パルス電圧のエネルギーを大
きくするとともに、始動に効果的な位相でパルス電圧を
印加することができる。
【0056】また、常開形熱応動スイッチによる発光管
の短絡を回避するためには、トリガー素子および抵抗器
の並列回路と常開形熱応動スイッチとを直列に接続する
ことが望ましく、これにより常開形熱応動スイッチがオ
ンしたときに発光管が短絡されるのを回避することがで
きる。
【0057】さらに、始動器のパルス停止手段として発
光管の熱に応動する常閉形熱応動スイッチを非直線コン
デンサと直列に接続することが好ましい。この場合、常
開形熱応動スイッチおよび加熱体を上記常閉形熱応動ス
イッチと直列接続すると、発光管の始動後加熱体および
常開形熱応動スイッチの動作を停止させる構成が簡単に
ある。
【0058】請求項3の発明の高圧放電ランプは、請求
項1または2記載の高圧放電ランプにおいて、始動器
は、パルス電圧発生手段と、発光管の発生熱に応動して
オフする常閉形熱応動スイッチを含みパルス発生手段、
常開形熱応動スイッチおよび加熱体に対して直列接続し
たパルス停止手段と、を備えていることを特徴としてい
る。
【0059】本発明は、パルス停止手段の好適な構成を
規定している。
【0060】パルス停止手段は、発光管が始動後に発光
管の熱に応動してオフすることによって、始動器のパル
ス発生動作を停止させる手段であるが、本発明において
は、さらに加熱体および常開形熱応動スイッチの回路を
も開放するのに機能している。 したがって、加熱体お
よび常開形熱応動スイッチは、発光管始動後開放されて
いるので、発光管が正常なときには機能していない。し
かし、発光管の不良時には、パルス停止手段が機能しな
いでオンしているため、加熱体および常開形熱応動スイ
ッチは、これらに安定器の出力電圧が印加されるので、
機能する。
【0061】そうして、本発明においては、始動器のパ
ルス停止手段である常閉形熱応動スイッチのみを発光管
の熱に応動するように配設するだけでよいので、発光管
に対する部品の配置が容易になる。もちろん、発光管不
良時には、加熱体および常開形熱応動スイッチによっ
て、始動器の連続作動を防止することができる。
【0062】請求項4の発明の高圧放電ランプ点灯装置
は、請求項1ないし3のいずれか一記載の高圧放電ラン
プと;交流電源および高圧放電ランプの間に介在して始
動器の作動に伴ってパルス電圧を発生するととともに、
高圧放電ランプの限流手段として作用する安定器と;を
具備していることを特徴としている。
【0063】本発明は、高圧放電ランプと、これと協働
して始動時にパルス電圧を発生する安定器とで構成され
る。
【0064】高圧放電ランプは、請求項1ないし3の構
成を備えているので、発光管不良時には始動器の連続作
動が停止され、これにより電源ラインには短時間しかノ
イズが発生しなくなり、さらには配線や安定器の焼損を
も防止することができる。
【0065】請求項5の発明の照明装置は、照明装置本
体と;照明装置本体に装着された請求項1ないし3のい
ずれか一記載の高圧放電ランプと;を具備していること
を特徴としている。
【0066】「照明装置」とは、高圧放電ランプの発光
を何らかの目的で用いるように構成されたあらゆる装置
を含む広い概念を意味する。したがって、照明、光投射
および光化学反応など各種用途に幅広く適応する。
【0067】照明用としては、屋内用および屋外用の各
種照明器具に適応する。
【0068】光投射用としては、液晶プロジェクタ、オ
ーバーヘッドプロジェクタや広告・宣伝または標識など
の表示体への投光用に適応する。
【0069】光化学反応用としては、光硬化性樹脂・光
乾燥性インキの処理、合成樹脂の合成などに適応する。
【0070】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0071】図1は、本発明の高圧放電ランプおよび高
圧放電ランプ点灯装置の第1の実施形態を示す回路図で
ある。
【0072】本実施形態は、非直線コンデンサを備えた
始動器を用いている。
【0073】図において、ASは交流電源、Bは安定
器、HPSは高圧ナトリウムランプである。
【0074】<交流電源ASについて>交流電源AS
は、商用200V交流電源である。
【0075】<安定器Bについて>安定器Bは、200
V高力率水銀灯用安定器であり、シングルチョークC
H、力率改善用コンデンサCpおよび放電抵抗器R1を
備えている。
【0076】シングルチョークCHは、高圧ナトリウム
ランプHPSと交流電源ASとの間に直列に介在し、パ
ルス電圧発生と、限流作用とを担当する。
【0077】力率改善用コンデンサCpは、交流電源A
Sの両極間に接続されていて、進相電流を流してシング
ルチョークCHおよび高圧ナトリウムランプHPSが構
成する負荷回路に流れる遅相電流を相殺して、力率を改
善する。
【0078】放電抵抗R1は、安定器Bが交流電源AS
から切り離されたときに、力率改善用コンデンサCpに
残留する電荷を放電して、安全を図る。
【0079】<高圧ナトリウムランプHPSについて>
高圧ナトリウムランプHPSは、発光管1、始動補助導
体2、始動器3、常開形熱応動スイッチ4、加熱体5、
6は外管を備えている。
【0080】発光管1は、透光性アルミナセラミックス
からなる細長い管を主体とする透光性放電容器1aの両
端に一対の電極1b1、1b2を封着するとともに、内
部にナトリウムアマルガムとキセノンとを封入して構成
されている。
【0081】また、発光管1は、図示しない導体枠に上
端を導体バンドを介して支持されるとともに、一方の電
極は導体枠に接続されている。発光管1の他方の電極は
導体9の一端に機械的に支持されると同時に電気的に接
続されている。
【0082】始動用補助導体2は、基端が図において上
方の電極1b1に接続されるとともに中間が発光管1の
側面に近接して平行に延在し、先端が図において下方の
電極1b2に対向する位置にある。
【0083】始動器3は、パルス発生手段3aおよびパ
ルス停止手段3bを備えている。そして、始動器3は、
発光管1と並列に接続されている。
【0084】パルス発生手段3aは、非直線コンデンサ
Cnl、抵抗器R2およびトリガー素子SIDACを備
えている。そして、抵抗器R2およびトリガー素子SI
DACは並列に接続されるとともに、非直線コンデンサ
Cnlと直列接続されている。
【0085】パルス停止手段3bは、バイメタルスイッ
チからなる常閉形熱応動スイッチSW1を備え、パルス
発生手段3aと直列接続されているとともに、発光管1
の発生熱に応動するように配設されている。
【0086】<常開形熱応動スイッチ4について>常開
形熱応動スイッチ4は、バイメタルスイッチからなり、
後述する加熱体5に応動するように配置されているとと
もに、非直線コンデンサCnlに並列接続されている。
【0087】<加熱体5について>加熱体5は、セラミ
ックス被覆ヒータからなり、パルス発生手段3aに配列
接続されている。なお、加熱体5と常開形熱応動スイッ
チ4とは、約1mm離間している程度に接近させてお
く。また、加熱体5の抵抗値は30kΩである。
【0088】<外管6について>外管6は、発光管1、
始動補助導体2、始動器3、常開形熱応動スイッチ4お
よび加熱体5を内部に収納し、内部が排気されて真空に
なっているとともに、図示しないネック部に口金を装着
している。ただし、始動器3のトリガー素子SSSは、
その耐熱性のために、外管6から外部に導出されて口金
内に収納されている。
【0089】<回路動作について>パルス発生およびそ
の停止を中心に回路動作について説明する。
【0090】(1)ランプ正常時 交流電源ASを投入すると、安定器Bの出力端から20
0Vの電圧が高圧ナトリウムランプHPSに印加され
る。そして、この電圧は、パルス停止手段3bの常閉形
熱応動スイッチSW1を介してパルス発生手段3aに印
加される。
【0091】パルス発生手段3aにおいては、その非直
線コンデンサCnlがブレークオーバ電圧に達していな
いうちはオン状態にあるので、交流電源AS、安定器B
のシングルチョークコイルCH、常閉形熱応動スイッチ
SW1、非直線コンデンサCnl、抵抗器R2および交
流電源ASの経路を電流が流れ、シングルチョークコイ
ルCHに電磁エネルギーが蓄積される。
【0092】一方、抵抗器R2の電圧降下がトリガー素
子SIDACのトリガー電圧に等しくなる交流半サイク
ルの位相になると、トリガー素子がブレークダウンす
る。これにより、非直線コンデンサCnlに急激に瞬時
値の大きな電圧が印加される。そのため、非直線コンデ
ンサCnlがブレークオーバして、オフ状態に切り替わ
る。これに伴って安定器BのシングルチョークCHに流
れていた電流が遮断されるので、パルス電圧が発生し
て、高圧ナトリウムランプHPSの発光管1に印加され
る。パルス電圧は、始動補助導体2と下部の電極1b2
との間に大きな電界強度を形成するので、イオン化媒体
の絶縁が破壊されて始動しやすくなる。
【0093】そうして、発光管1が始動すると、その発
生熱で始動器3のパルス停止手段3bの常閉形熱応動ス
イッチSW1がオフするので、パルス発生手段3aが開
放されるので、パルス電圧の発生は停止する。実施例で
は3分以内にパルス電圧発生が停止した。また、常閉形
熱応動スイッチSW1のオフにより、加熱体5も開放さ
れるので、常開形熱応動スイッチ5は、動作しない。
【0094】(2)ランプ不点時 始動器3が動作してパルス電圧が安定器Bから発生して
発光管1に印加されるが、発光管1が始動しないので、
同時に加熱体5に継続的に通電する結果、加熱体5が発
熱して常開形熱応動スイッチ4を加熱する。そのため、
やがて常開形熱応動スイッチ4はオンする。これにより
非直線コンデンサCnlが短絡されるので、パルス電圧
は停止する。この状態は、交流電源ASが投入されてい
る間継続する。
【0095】(3)瞬時停電時 高圧ナトリウムランプHPSは瞬時停電で消灯し、発光
管1冷却すると、始動器3のパルス停止手段3bの常閉
形熱応動形スイッチSW1が再びオンする。以後は、発
光管正常時と同様な動作により再始動する。
【0096】図2は、本発明の高圧放電ランプおよび高
圧放電ランプ点灯装置の第2の実施形態を示す回路図で
ある。
【0097】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0098】本実施形態は、始動器3のパルス発生手段
3aのスイッチ要素として点灯管GSを、またパルス停
止手段3bとして発光管1の発生熱に応動する第1の常
閉形熱応動スイッチSW1に加えて第2の常閉形熱応動
スイッチSW2およびこれを加熱するヒータ7を備えて
いる。
【0099】ヒータ7は、セラミックス被覆ヒータを用
いている。
【0100】そうして、始動時に点灯管GSのオンでパ
ルス電圧が発生し、第2の常閉熱応動スイッチSW2の
オン、オフにより間欠的にパルス電圧が発生する。
【0101】図3は、本発明の高圧放電ランプおよび高
圧放電ランプ点灯装置の第3の実施形態を示す回路図で
ある。
【0102】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0103】本実施形態は、始動器3のパルス発生手段
3aのスイッチ要素として第3の常閉形熱応動スイッチ
SW3およびヒータ8を用いている。
【0104】第3の常閉形熱応動スイッチSW3は、ヒ
ータ8の発生熱に応動する。
【0105】ヒータ8は、タングステンフィラメントか
らなる。
【0106】そうして、交流電源ASを投入すると、始
動器3は、第3の熱応動スイッチSW3が最初オンして
いるが、ヒータ8が発熱して第3の熱応動スイッチSW
3を加熱する結果、オフする。そのとき、安定器Bにパ
ルス電圧が発生する。
【0107】図4は、本発明の高圧放電ランプおよび高
圧放電ランプ点灯装置の第4の実施形態を示す回路図で
ある。
【0108】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。
【0109】本実施形態は、始動器3のパルス停止手段
3bにタングステンフィラメントWFを加えて発光管リ
ーク時にパルス電圧発生を停止するように構成してい
る。
【0110】すなわち、発光管1にリークが発生する
と、発光管1の内部に封入されていたキセノンが外管6
内に漏洩する。すると、タングステンフィラメントWF
の両端間の電圧降下によりキセノンのグロー放電が発生
し、タングステンフィラメントWFに流入する電流が増
加するので、タングステンフィラメントが断線する。こ
れにより、パルス電圧の発生が停止される。
【0111】図5は、本発明の照明装置の一実施形態に
おけるトンネル用の照明器具の断面図である。
【0112】図において、11は高圧ナトリウムラン
プ、12は照明装置本体である。
【0113】高圧ナトリウムランプ11は、図1に示す
のと同一仕様のものである。
【0114】照明装置本体12は、箱体12a、反射板
12b、安定器12c、取付用耳12dおよび透光性ガ
ラス板12eなどからなる。
【0115】箱体12aは、前面に投光開口12a1を
備えている。
【0116】反射板12bは、箱体12a内に収納さ
れ、投光開口12a1に対設され、側面にランプ装着孔
を形成している。したがって、高圧ナトリウムランプ1
1は横向きに装着され、かつ点灯する。
【0117】安定器12cは、図1に示すのと同一仕様
であり、箱体12a内において、反射板12bの背面側
に配設されている。
【0118】取付用耳12dは、箱体12aの背面側に
固着されている。
【0119】透光性ガラス板12eは、その周囲をパッ
キング12e1を介して箱体12aの投光開口12a1を
防雨的に覆っている。
【0120】
【発明の効果】請求項1ないし3の各発明によれば、発
光管に印加するパルス電圧を発生させる始動器と、これ
を実質的に短絡する常開形熱応動スイッチと、始動器と
並列的に接続され常開形熱応動スイッチを加熱するよう
に配設された加熱体と、を外管内に備えていることによ
り、ランプ不点時に始動器を短絡してパルス電圧の連続
的な発生を停止して電源ラインにノイズが発生するのを
短時間だけにするとともに、始動器のパルス停止手段だ
けを発光管の発生熱に応動させるだけでよいから、外管
内の部品の配置が比較的容易な高圧放電ランプを提供す
ることができる。
【0121】請求項2の発明によれば、加えて始動器が
非直線コンデンサと、非直線コンデンサと直列接続され
た抵抗器および抵抗器に並列接続されたトリガー素子を
備えたパルス発生手段を含み、常開形熱応動スイッチが
少なくとも非直線コンデンサを短絡するように接続され
ていることにより、非直線コンデンサを用いた始動器で
ありながら発光管不良の場合にパルス電圧の連続的な発
生を停止する高圧放電ランプを提供することができる。
【0122】請求項3の発明によれば、加えて始動器が
パルス発生手段と加熱体および常開形熱応動スイッチの
それぞれに対して直列な発光管の発生熱に応動する常閉
形熱応動スイッチを備えたパルス停止手段を備えている
ことにより、発光管に対する部品の配置が容易な高圧放
電ランプを提供することができる。
【0123】請求項4の発明によれば、請求項1ないし
3の効果を有する高圧放電ランプ点灯装置を提供するこ
とができる。
【0124】請求項5の発明によれば、請求項1ないし
3の効果を有する照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高圧放電ランプおよび高圧放電ランプ
点灯装置の第1の実施形態を示す回路図
【図2】本発明の高圧放電ランプおよび高圧放電ランプ
点灯装置の第2の実施形態を示す回路図
【図3】本発明の高圧放電ランプおよび高圧放電ランプ
点灯装置の第3の実施形態を示す回路図
【図4】本発明の高圧放電ランプおよび高圧放電ランプ
点灯装置の第4の実施形態を示す回路図
【図5】本発明の照明装置の一実施形態を示す断面図
【符号の説明】
AS…交流電源 B…安定器 CH…シングルチョークコイル Cp…力率改善コンデンサ R1…放電抵抗 HPS…高圧ナトリウムランプ 1…発光管 1a…透光性放電容器 1b1…電極 1b2…電極 2…始動補助導体 3…始動器 3a…パルス発生手段 Cnl…非直線コンデンサ R2…抵抗器 SIDAC…トリガー素子 3b…パルス停止手段 SW1…常閉形熱応動スイッチ 4…常開形熱応動スイッチ 5…加熱体 6…外管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性放電容器の両端に一対の電極を封装
    し内部にイオン化媒体を封入してなる発光管と;発光管
    の電極に印加するパルス電圧を発生させる始動器と;始
    動器を実質的に短絡する常開形熱応動スイッチと;始動
    器と並列的に接続され、常開形熱応動スイッチを加熱す
    るように配設された加熱体と;発光管、始動器、常開形
    熱応動スイッチおよび加熱体を内部に収納する外管と;
    を具備していることを特徴とする高圧放電ランプ。
  2. 【請求項2】始動器は、非直線コンデンサ、非直線コン
    デンサと直列接続された抵抗器および抵抗器に並列接続
    されたトリガー素子を備えたパルス発生手段を含んでお
    り;常開形熱応動スイッチは、少なくとも非直線コンデ
    ンサを短絡するように接続されている;ことを特徴とす
    る請求項1記載の高圧放電ランプ。
  3. 【請求項3】始動器は、パルス電圧発生手段と、発光管
    の発生熱に応動してオフする常閉形熱応動スイッチを含
    みパルス発生手段、常開形熱応動スイッチおよび加熱体
    に対して直列接続したパルス停止手段と、を備えている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の高圧放電ラン
    プ。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれか一記載の高圧
    放電ランプと;交流電源および高圧放電ランプの間に介
    在して始動器の作動に伴ってパルス電圧を発生するとと
    ともに、高圧放電ランプの限流手段として作用する安定
    器と;を具備していることを特徴とする高圧放電ランプ
    点灯装置。
  5. 【請求項5】照明装置本体と;照明装置本体に装着され
    た請求項1ないし3のいずれか一記載の高圧放電ランプ
    と;を具備していることを特徴とする照明装置。
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