JP2001081111A - カチオン重合性樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

カチオン重合性樹脂組成物の製造方法

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JP2001081111A
JP2001081111A JP25938199A JP25938199A JP2001081111A JP 2001081111 A JP2001081111 A JP 2001081111A JP 25938199 A JP25938199 A JP 25938199A JP 25938199 A JP25938199 A JP 25938199A JP 2001081111 A JP2001081111 A JP 2001081111A
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polymerizable monomer
monomer
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JP25938199A
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Masahiko Maeda
雅彦 前田
Kenji Matsukawa
賢治 松川
Yuudai Katsuyama
裕大 勝山
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のバルク重合によるカチオン重合性樹脂
の製造方法と比べて、粘度上昇やゲル物の発生が少な
く、また内容物の温度管理も行い易く、かつ従来の溶液
重合と比べて時間面、操作面、エネルギー面の全てにお
いて有利な、ラジカル重合性樹脂組成物の製造方法を提
供する。 【解決手段】 1分子中に1個のラジカル重合性を有す
る反応性基(A1)を有する重合性単量体(A)を、1
分子中に少なくとも1個の実質的にカチオン重合性を有
し、ラジカル重合性を有しない反応性基(B1)を有す
る液状の重合性単量体(B)を反応溶媒としてラジカル
重合し、前記重合性単量体(A)からなる重合体と前記
重合性単量体(B)とを含む液状透明なカチオン重合性
樹脂組成物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重合体とカチオン
重合性単量体とを含むカチオン重合性樹脂組成物の製造
方法に関する。さらに詳しくは、一段階で簡便にカチオ
ン重合性樹脂組成物を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、重合体を液状のカチオン重合性単
量体に溶解させたカチオン重合性樹脂組成物(シラッ
プ)を製造する場合、溶液重合やバルク重合によって重
合体を製造し、これをカチオン重合性単量体に溶解させ
る方法が採られていた。溶液重合によって重合体を製造
した場合には、溶剤を脱揮する工程と、カチオン重合性
単量体へ再希釈する工程が必要であるため、製造工程が
多く煩雑であった。また、バルク重合によって重合体を
製造した場合には、製造中に粘度上昇やゲル物の発生が
起こったり、重合発熱の除熱が困難であるという問題が
あった。
【0003】また、二重結合を側鎖に有する重合体を製
造する場合、二重結合を2個以上有する単量体を用いて
重合を行っても、架橋構造が形成されてしまい、側鎖に
二重結合は残らない。そのため、まず側鎖にカルボキシ
ル基等を有する重合体を得てから、該カルボキシル基と
反応しうる基と二重結合を有する化合物(グリシジル
(メタ)アクリレート等)を反応させて側鎖に二重結合
を導入する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、従来のバルク重合によるカチオン重合性樹脂の
製造方法と比べて、粘度上昇やゲル物の発生が少なく、
また内容物の温度管理も行い易く、かつ従来の溶液重合
と比べて時間面、操作面、エネルギー面の全てにおいて
有利な、カチオン重合性樹脂組成物の製造方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のカチオン重合性樹脂組成物の製造方法は、
重合体とカチオン重合性単量体とを含むカチオン重合性
樹脂組成物の製造方法であって、(1) 1分子中に1個の
ラジカル重合性を有する反応性基(A1)を有する重合
性単量体(A)を、1分子中に少なくとも1個の実質的
にカチオン重合性を有し、ラジカル重合性を有しない反
応性基(B1)を有する液状の重合性単量体(B)を反
応溶媒としてラジカル重合し、前記重合性単量体(A)
からなる重合体と前記重合性単量体(B)とを含む液状
透明なカチオン重合性樹脂組成物を得る、あるいは、
(2) 1分子中に1個のラジカル重合性を有する反応性基
(A1)を有する重合性単量体(A)を、1分子中に少
なくとも1個の実質的にカチオン重合性を有し、ラジカ
ル重合性を有しない反応性基(B1)を有する液状の重
合性単量体(B)を反応媒体としてラジカル重合し、前
記重合性単量体(A)からなる重合体と前記重合性単量
体(B)とを含むカチオン硬化用のカチオン重合性樹脂
組成物を得る、ことを特徴とする。
【0006】なお、(2) でいう「カチオン硬化用」と
は、実際の使用において、種々のプロトン酸、ルイス酸
等のカチオン硬化剤をカチオン重合性樹脂組成物に添加
してその硬化物を得ることを目的としていることを意味
する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の最大の特徴は、カチオン
重合性の単量体を反応媒体として、ラジカル重合性の単
量体のラジカル重合を行うことにある。これにより得ら
れた反応生成物には、ラジカル重合によって生成した重
合体と、反応媒体であるカチオン重合性の単量体が含ま
れるので、カチオン重合性樹脂組成物を一段階で簡便に
得ることができる。
【0008】本発明において、ラジカル重合性とは、ラ
ジカル重合開始剤の存在下または非存在下で、熱や紫外
線、電子線などの活性エネルギー線の照射によりラジカ
ル重合する性質をいい、カチオン重合性とは、カチオン
重合開始剤の存在下で熱や紫外線、電子線などの活性エ
ネルギー線の照射によりカチオン重合する性質をいう。
【0009】1分子中に1個のラジカル重合性を有する
反応性基(A1)を有する重合性単量体(A)として
は、1分子中に1個のラジカル重合性を有する反応性基
(C1)と少なくとも1個のカチオン重合性を有する反
応性基(C2)とを有する重合性単量体(C)であって
も良いし、1分子中に1個のラジカル重合性を有する反
応性基(D1)を有し、カチオン重合性を有する反応性
基を有しない重合性単量体(D)であっても良い。
【0010】ラジカル重合性を有する反応性基(A
1)、(C1)、(D1)としては、ラジカル重合性を
有するものであればよく、カチオン重合性を有するもの
であってもよいし、有していないものであってもよい。
具体的には、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリ
ルアミド基、ビニルアミノ基、ビニルアミド基、スチリ
ル基、アリル基、マレエート基、フマレート基、マレイ
ミド基およびプロペニルエーテル基からなる群から選ば
れる少なくとも1種であることが好ましい。中でも、
(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリルアミド基、
スチリル基からなる群から選ばれる少なくとも1種であ
ることが特に好ましい。
【0011】カチオン重合性を有する反応性基(C2)
は、カチオン重合性を有し、かつラジカル重合性が非常
に低いものである。ラジカル重合性が非常に低いとは、
具体的には、単独ではラジカル重合性を示さないもので
あればよい。つまり、カチオン重合性を有する反応性基
(C2)は、ラジカル重合性を有する反応性基の存在下
では、ラジカル重合可能であってもよいが、ラジカル重
合性が非常に低いためにこの場合にもごく少量しか共重
合できない。カチオン重合性を有する反応性基(C2)
としては、具体的には、ビニルエーテル基、エポキシ
環、オキセタン環、アジリジン環、環状スルフィド、環
状カーボネート、ラクトン環およびオキサゾリン環を有
する基からなる群から選ばれる少なくとも1種であるこ
とが好ましい。中でも、ビニルエーテル基、エポキシ
環、オキセタン環からなる群から選ばれる少なくとも1
種であることが特に好ましい。
【0012】重合性単量体(A)の有するラジカル重合
性を有する反応性基(A1)の数は1個である。反応性
基(A1)を2個以上有すると、架橋構造を有する重合
体が得られるためである。重合性単量体(C)の有する
カチオン重合性を有する反応性基(C2)の数は、少な
くとも1個であり、2個以上の場合、それらは同一であ
っても異なっていてもよい。
【0013】重合性単量体(C)の具体例としては、ビ
ニルエーテル(メタ)アクリレート等のビニルエーテル
基と(メタ)アクリロイル基を有する化合物;グリシジ
ル(メタ)アクリレート、(エポキシシクロヘキシル)
メチル(メタ)アクリレート、後述の実施例で用いてい
るエポキシ化DCPD(メタ)アクリレート等のエポキ
シ環と(メタ)アクリロイル基を有する化合物;アリル
(メタ)アクリレート等のアリル基と(メタ)アクリロ
イル基を有する化合物;後述の実施例で用いているオキ
セタン(メタ)アクリレート等のオキセタン環と(メ
タ)アクリロイル基を有する化合物;プロペニルエーテ
ルプロピレンカーボネート等の環状カーボネートとプロ
ペニルエーテル基を有する化合物;グリシジルビニルベ
ンジルエーテル等のエポキシ環とスチリル基を有する化
合物、イソプロペニルオキサゾリン等のオキサゾリン環
とプロペニルエーテル基を有する化合物等が挙げられ
る。
【0014】重合性単量体(D)の具体例としては、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸シ
クロヘキシル、(メタ)アクリル酸ターシャリーブチ
ル、(メタ)アクリル酸ノルボルニル等の(メタ)アク
リロイル基を有する化合物;(メタ)アクリルアミド等
の(メタ)アクリルアミド基を有する化合物;N−ビニ
ルイミダゾール等のビニルアミノ基を有する化合物;N
−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド等のビニ
ルアミド基を有する化合物;スチレン等のスチリル基を
有する化合物;アリルブチルエーテル等のアリル基を有
する化合物;ジブチルフマレート等のフマレート基を有
する化合物;ジエチルマレエート等のマレエート基を有
する化合物;N−エチルマレイミド等のマレイミド基を
有する化合物が挙げられる。
【0015】重合性単量体(A)としては、重合性単量
体(C)を1種または2種以上用いてもよいし、重合性
単量体(D)を1種または2種以上用いてもよいし、重
合性単量体(C)と(D)とを併用してもよい。重合性
単量体(C)と(D)とを併用する場合、その使用割合
については特に限定はされず、任意の割合で混合するこ
とができる。ただし、本発明の製造方法により得られる
樹脂組成物の硬化物物性、特に機械強度と耐熱性とのバ
ランスを考慮すると、重合性単量体(C)と(D)の総
重量に対して、重合性単量体(C)が20〜80重量%
とすることが好ましく、30〜70重量%とすることが
より好ましい。重合性単量体(C)の使用量が上記範囲
よりも少ないと、硬化物の耐熱性が低下しその用途が限
定される。重合性単量体(D)の使用量が上記範囲より
も少ないと、硬化物が堅脆くなり所望の物性が得られに
くい。
【0016】重合性単量体(B)は、重合性単量体
(A)のラジカル重合の際の反応媒体ないし反応溶媒で
あり、かつ重合によって得られる樹脂組成物においてカ
チオン重合性単量体として機能するものである。反応媒
体であるためには、液状で、かつ重合性単量体(A)を
溶解または分散可能である必要がある。反応溶媒の場
合、液状で、かつ重合性単量体(A)を溶解可能である
必要がある。重合によって得られる樹脂組成物において
カチオン重合性単量体として機能するためには、重合性
単量体(A)のラジカル重合の際に共重合してはならな
いので、実質的にカチオン重合性を有し、ラジカル重合
性を有しない反応性基(B1)を有することが必要であ
る。もちろん、ラジカル重合性を有する反応性基を有し
てはならない。
【0017】実質的にカチオン重合性を有し、ラジカル
重合性を有しない反応性基(B1)は、カチオン重合性
を有する反応性基(C2)と同様、カチオン重合性を有
し、かつラジカル重合性が非常に低いものであり、具体
的には、単独ではラジカル重合性を示さないものであれ
ばよい。具体的には、ビニルエーテル基、エポキシ環、
オキセタン環、アジリジン環、環状スルフィド、環状カ
ーボネート、ラクトン環およびオキサゾリン環を有する
基からなる群から選ばれる少なくとも1種であることが
好ましい。中でも、ビニルエーテル基、オキセタン環、
ラクトン環からなる群から選ばれる少なくとも1種であ
ることが特に好ましい。
【0018】重合性単量体(B)としては、具体的に
は、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエー
テル等のビニルエーテル基を有する化合物;後述の実施
例で用いているヘキシルオキセタン等のオキセタン環を
有する化合物;プロピレンスルフィド等の環状スルフィ
ドを有する化合物;2−メチルアジリジン等のアジリジ
ン環を有する化合物;β−プロピオラクトン等のラクト
ン環を有する化合物、n−ブチルグリシジルエーテル、
シクロヘキセンオキシド等のエポキシ環を有する化合物
が挙げられる。これらの重合性単量体(B)は、1種ま
たは2種以上用いることができる。
【0019】重合性単量体(A)と重合性単量体(B)
の使用比率としては、重合性単量体(A)と(B)の総
重量に対して、重合性単量体(A)が5〜80重量%、
重合性単量体(B)が95〜20重量%とすることが好
ましく、より好ましくは重合性単量体(A)が10〜8
0重量%、重合性単量体(B)が90〜20重量%、さ
らに好ましくは重合性単量体(A)が20〜70重量
%、重合性単量体(B)が80〜30重量%、さらに好
ましくは重合性単量体(A)が30〜70重量%、重合
性単量体(B)が70〜30重量%である。すなわち、
本発明の樹脂組成物における重合性単量体(A)からな
る重合体の含有量は、5〜80重量%が好ましく、10
〜80重量%がより好ましく、20〜70重量%がさら
に好ましく、30〜70重量%がさらに好ましい。重合
性単量体(A)の使用量が前記範囲よりも少ないと、硬
化物が硬脆くなり所望の物性が得られにくい。重合性単
量体(B)の使用量が前記範囲よりも少ないと、樹脂組
成部の粘度が高くなりすぎ、著しく作業性が低下するお
それがある。
【0020】重合性単量体(A)を重合性単量体(B)
を反応媒体としてラジカル重合すると、重合性単量体
(A)からなる重合体と前記重合性単量体(B)とを含
むカチオン重合性樹脂組成物が得られる。重合性単量体
(B)が重合性単量体(A)からなる重合体を溶解する
ものである場合(重合性単量体(B)が反応溶媒である
場合)、得られるカチオン重合性樹脂組成物は液状透明
である。重合性単量体(B)が重合性単量体(A)から
なる重合体を分散するものである場合(重合性単量体
(B)が反応分散媒である場合)、得られるカチオン重
合性樹脂組成物は白濁する。
【0021】重合性単量体(A)のラジカル重合は、重
合性単量体(B)を反応媒体とする以外は、従来と同様
に行うことができる。このとき用いることのできるラジ
カル重合開始剤としては、アゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾビスイソバレロニトリル等のアゾ系;ベンゾイ
ルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド、アセチルパ
ーオキシド、メチルエチルケトンパーオキシド、クメン
ハイドロパーオキシド、ジ−tert−ブチルパーオキ
シド、tert−ブチルパーベンゾエート、シクロヘキ
サノンパーオキシド等の有機過酸化物系等を挙げること
ができる。
【0022】得られたカチオン重合性樹脂組成物に、カ
チオン重合開始剤を加えることで、カチオン重合を行う
ことができる。カチオン重合は、従来と同様に行うこと
ができる。カチオン重合開始剤としては、過塩素酸、硫
酸、リン酸、パラトルエンスルホン酸、トリクロロ酢
酸、トリフルオロ酢酸等のプロトン酸;3弗化ホウ素、
臭化アルミニウム、塩化アルミニウム、5塩化アンチモ
ン、塩化第2鉄、4塩化スズ、4塩化チタン、塩化水
銀、塩化亜鉛等のルイス酸;その他として、ヨウ素、ト
リフェニルクロロメタン等を使用することができる。中
でも、3弗化ホウ素、パラトルエンスルホン酸が好まし
い。
【0023】また上記カチオン重合開始剤以外にも、光
の作用によりカチオン種を発生し重合を開始させる、い
わゆる光カチオン重合開始剤を用いることも可能であ
る。光カチオン重合開始剤としては、トリフェニルホス
ホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニル
ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート、p−(フェ
ニルチオ)フェニルジフェニルスルホニウムヘキサフル
オロアンチモネート、4−クロルフェニルジフェニルス
ルホニウムヘキサフルオロホスフェート、(2,4−シ
クロペンタジエン−1−イル)[(1−メチルエチル)
ベンゼン]−鉄−ヘキサフルオロホスフェート等のルイ
ス酸のオニウム塩等を使用することができる。
【0024】これらのカチオン重合開始剤および/また
は光カチオン重合開始剤はそれぞれ単独で、あるいは2
種以上併用して使用しても良い。また、カチオン重合開
始剤および/または光カチオン重合開始剤の使用量は、
樹脂組成物の総重量に対して、通常0.1〜30重量%
が用いられる。重合性単量体(A)の少なくとも一部と
して重合性単量体(C)を用いた場合、重合性単量体
(A)からなる重合体は、カチオン重合性を有する反応
性基(C2)(例えばエポキシ基、オキセタン基など)
を側鎖に有する重合体である。前記したように、従来の
技術では、二重結合を側鎖に有する重合体を製造する場
合、まず側鎖にカルボキシル基等を有する重合体を得て
から、該カルボキシル基と反応しうる基と二重結合を有
する化合物(グリシジル(メタ)アクリレート等)を反
応させて側鎖に二重結合を導入する必要があった。これ
に対し、本発明の製造方法にしたがえば一段階で側鎖に
カチオン重合性基を有する重合体を製造することができ
る。
【0025】本発明により得られたカチオン重合性樹脂
組成物には、必要に応じ種々の添加成分を配合しても良
い。添加成分としては、上記したカチオン重合開始剤を
はじめ、例えばジブチルフタレート等の可塑剤、ビニル
エーテル類、エポキシ基含有化合物、オキセタン環含有
化合物等の希釈剤、タルク、炭酸カルシウム、シリカ、
マイカ等の充填剤、酸化チタン、カーボンブラック、フ
タロシアニンブルー等の顔料、チクソ性付与剤、発泡
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤等が挙げられる。
【0026】本発明により得られたカチオン重合性樹脂
組成物は、従来公知のカチオン重合性樹脂組成物と同
様、各種FRP成形品、注形用、ボタン用、化粧板用樹
脂、あるいは絶縁ワニス用樹脂、木材、紙、パーティク
ルボード、金属、プラスチック、ガラス、コンクリー
ト、アスファルト、セラミック等各種基材用のコーティ
ング材、土木建築用被覆材、塗料用樹脂、パテ、シーリ
ング剤、接着剤、ケミカルアンカー、印刷インキバイン
ダー、光造形用樹脂、ソルダーレジスト用樹脂、フォト
レジスト用樹脂、印刷版用樹脂等に使用することができ
る。
【0027】
【実施例】以下に実施例によりさらに詳細に本発明を説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。以
下において単に「部」、「%」とあるのは特にことわり
がない限り、それぞれ「重量部」、「重量%」を表すも
のとする。 [実施例1]攪拌棒、冷却管、滴下漏斗、温度計、乾燥
2 導入管を装着した4つ口フラスコに、脱水精製した
n−ブチルグリシジルエーテル60部を仕込み、90℃
に加温した。次いで脱水精製したメタクリル酸メチル1
40部およびアゾイソブチロニトリル4部の混合物を1
時間にわたって滴下し、滴下終了後同温度で6時間保持
した後に冷却しカチオン重合性樹脂組成物(I)を得
た。反応は終始均一状態を保っており、攪拌不良や内温
制御困難などの製造上の問題点は認められなかった。
【0028】得られた樹脂組成物は25℃粘度が121
0cpの淡黄色透明液体であり、不揮発分測定による樹
脂固形分は70%、ガスクロマトグラフィー測定による
メタクリル酸メチル残存量は0.01%であった。また
樹脂固形分のゲルパーミエーションクロマトグラフィー
により測定した分子量は、数平均分子量(Mn)=26
00、重量平均分子量(Mw)=5800であった。 [実施例2]攪拌棒、冷却管、滴下漏斗、温度計、乾燥
2 導入管を装着した4つ口フラスコに、脱水精製した
n−ブチルビニルエーテル60部を仕込み、90℃に加
温した。次いで脱水精製したグリシジルメタクリレート
140部およびアゾイソブチロニトリル4部の混合物を
1時間にわたって滴下し、滴下終了後同温度で6時間保
持した後に冷却しカチオン重合性樹脂組成物(II)を得
た。反応は終始均一状態を保っており、攪拌不良や内温
制御困難などの製造上の問題点は認められなかった。
【0029】得られた樹脂組成物は25℃粘度が199
0cpの無色透明液体であり、不揮発分測定による樹脂
固形分は69%、ガスクロマトグラフィー測定によるグ
リシジルメタクリレート残存量は0.04%であった。
また樹脂固形分のゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィーにより測定した分子量は、数平均分子量(Mn)=
4500、重量平均分子量(Mw)=9100であっ
た。また、樹脂固形分のNMR分析の結果、得られた重
合体はメタクリロイル基が付加重合した構造であること
が確認された。 [比較例1]攪拌棒、冷却管、滴下漏斗、温度計、乾燥
2 導入管を装着した4つ口フラスコに、脱水精製した
グリシジルメタクリレート140部、アゾイソブチロニ
トリル4部を室温にて混合し、90℃まで加温したとこ
ろ、75℃付近より急激な発熱を伴い重合が進み、約5
分後にゲル化した。 [比較例2]攪拌棒、冷却管、滴下漏斗、温度計、乾燥
2 導入管を装着した4つ口フラスコに、脱水精製した
トルエン60部を仕込み、90℃に加温した。次いで、
脱水生成したグリシジルメタクリレート140部および
アゾイソブチロニトリル4部の混合物を1時間にわたっ
て滴下し、滴下終了後同温度で4時間保持した後に冷却
し樹脂組成物を得た。反応は終始均一状態を保ってお
り、攪拌不良や内温制御困難などの製造上の問題点は認
められなかった。
【0030】得られた樹脂組成物を20Torrの減圧
下80℃で脱揮し、7時間後無色粘稠液体を得た。この
時点でのガスクロマトグラフィー測定によるトルエン残
存量2.2%であったため、得られた無色粘稠液体を当
量のアセトンで希釈し、ステンレス製の広口トレイに展
開して、1Torr、80℃の減圧オーブン中で再度脱
揮乾燥を行い、淡黄色固体を得た。
【0031】得られた淡黄色固体のガスクロマトグラフ
ィー測定によるトルエン残存量は0.2%であり、ゲル
パーミエーションクロマトグラフィーにより測定した分
子量は、数平均分子量(Mn)=5800、重量平均分
子量(Mw)=11100であった。また淡黄色固体の
NMR分析の結果、得られた重合体はメタクリロイル基
が付加重合した構造であることが確認された。
【0032】得られた淡黄色固体70部をn−ブチルビ
ニルエーテル30部に50℃で溶解させ、25℃粘度が
2300cpの淡黄色液体を得た。 [実施例3〜22]表1および2に示す原料、製造条件
によって、実施例1および2の方法に準じて反応を行
い、得られたカチオン重合性樹脂組成物(III)〜(XXI
I)の温度制御の困難性、攪拌不良の有無及び樹脂組成
物のゲル物の有無について評価を行った。それらの結果
を表1および2に示す。
【0033】本発明の製造方法により、目的とするカチ
オン重合性樹脂組成物を有利に製造することができるこ
とが、上記実施例と比較例との対比より明らかである。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】[実施例23〜44]実施例1〜22で得
られた各カチオン重合性樹脂組成物(I)〜(XXII)に
各種重合開始剤、促進剤を混合し、常温硬化性、加熱硬
化性および光硬化性について評価を行った。それらの結
果を表3に示す。なお、常温硬化性、加熱硬化性および
光硬化性についての評価方法は次のとおりである。 (常温硬化性)各カチオン重合性樹脂組成物100部に
3フッ化ホウ素エーテル錯体3部を室温で加えて十分に
混合し、得られた混合物をフィルムアプリケーターを用
いてガラス板上に200μmの膜厚で塗布した。24時
間後、塗膜の状態を指触により確認し、塗膜が硬化して
いる場合は○、硬化していない場合は×とした。 (加熱硬化性)各カチオン重合性樹脂組成物100部に
CP−77(旭電化工業(株)製カチオン重合開始剤)
2部を室温で加えて十分に混合し、得られた混合物をフ
ィルムアプリケーターを用いてガラス板上に200μm
の膜厚で塗布した。次いで混合物を塗布したガラス板を
120℃のオーブン中で30分間加熱し、その後室温ま
で冷却して塗膜の状態を指触により確認した。塗膜が硬
化している場合は○、硬化していない場合は×とした。 (光硬化性)各カチオン重合性樹脂組成物100部にS
P−170(旭電化工業(株)製光カチオン重合開始
剤)3部を室温で加えて十分に混合し、得られた混合物
をバーコーターを用いてガラス板上に30μmの膜厚で
塗布した。次いで80W/cmの高圧水銀ランプ1灯を
備えたコンベア式紫外線照射装置を用いて露光した(光
源との距離:10cm、コンベアスピード:15m/
分、有効露光長:60cm、1パス当たりの紫外線照射
エネルギー量:150mJ/cm2 )。紫外光を5回照
射後、塗膜の状態を指触により確認し、塗膜が硬化して
いる場合は○、硬化していない場合は×とした。
【0037】
【表3】
【0038】実施例1〜22で用いた重合性単量体
(B)、重合性単量体(C)、重合性単量体(D)の化
学式は次のとおりである。 <重合性単量体(B)> n−ブチルビニルエーテル
【0039】
【化1】
【0040】イソブチルビニルエーテル
【0041】
【化2】
【0042】ヘキシルオキセタン
【0043】
【化3】
【0044】プロピレンスルフィド
【0045】
【化4】
【0046】2−メチルアジリジン
【0047】
【化5】
【0048】β−プロピオラクトン
【0049】
【化6】
【0050】n−ブチルグリシジルエーテル
【0051】
【化7】
【0052】シクロヘキセンオキシド
【0053】
【化8】
【0054】<重合性単量体(C)> グリシジルメタクリレート
【0055】
【化9】
【0056】アリルメタクリレート
【0057】
【化10】
【0058】(エポキシシクロヘキシル)メチルアクリ
レート
【0059】
【化11】
【0060】エポキシ化DCPDアクリレート
【0061】
【化12】
【0062】オキセタンメタクリレート
【0063】
【化13】
【0064】プロペニルエーテルプロピレンカーボネー
【0065】
【化14】
【0066】グリシジルビニルベンジルエーテル
【0067】
【化15】
【0068】<重合性単量体(D)> メタクリル酸メチル
【0069】
【化16】
【0070】アクリル酸ブチル
【0071】
【化17】
【0072】メタクリルアミド
【0073】
【化18】
【0074】N−ビニルイミダゾール
【0075】
【化19】
【0076】N−ビニルピロリドン
【0077】
【化20】
【0078】N−ビニルホルムアミド
【0079】
【化21】
【0080】スチレン
【0081】
【化22】
【0082】アリルブチルエーテル
【0083】
【化23】
【0084】N−エチルマレイミド
【0085】
【化24】
【0086】ジエチルマレエート
【0087】
【化25】
【0088】ジブチルフマレート
【0089】
【化26】
【0090】
【発明の効果】本発明によると、従来のバルク重合によ
るカチオン重合性樹脂の製造方法と比べて、粘度上昇や
ゲル物の発生が少なく、また内容物の温度管理も行い易
いため、安全である。また、従来の溶液重合と比べて
も、溶剤の脱揮工程および重合性単量体への再希釈工程
を省略できるため、時間面、操作面、エネルギー面の全
てにおいて有利である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 4/00 C09J 4/00 4/02 4/02 (72)発明者 勝山 裕大 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 Fターム(参考) 4J011 AA01 AA05 PA35 PA43 PA45 PB30 PC02 PC08 4J038 CE052 DB372 FA011 FA091 FA111 FA151 KA06 4J039 AD06 AD10 AD12 BE12 EA04 4J040 DD052 EC232 FA011 FA101 FA131 4J100 AB02P AE13P AL03P AL08P AL34P AL75P AM15P AM45P AN04P AQ08P AQ19P BA13P BC04P BC08P BC54P BC60P CA01 CA04 EA01 FA02 FA30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合体とカチオン重合性単量体とを含む
    カチオン重合性樹脂組成物の製造方法であって、 1分子中に1個のラジカル重合性を有する反応性基(A
    1)を有する重合性単量体(A)を、1分子中に少なく
    とも1個の実質的にカチオン重合性を有し、ラジカル重
    合性を有しない反応性基(B1)を有する液状の重合性
    単量体(B)を反応溶媒としてラジカル重合し、前記重
    合性単量体(A)からなる重合体と前記重合性単量体
    (B)とを含む液状透明なカチオン重合性樹脂組成物を
    得ることを特徴とする、カチオン重合性樹脂組成物の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 重合体とカチオン重合性単量体とを含む
    カチオン硬化用のカチオン重合性樹脂組成物の製造方法
    であって、 1分子中に1個のラジカル重合性を有する反応性基(A
    1)を有する重合性単量体(A)を、1分子中に少なく
    とも1個の実質的にカチオン重合性を有し、ラジカル重
    合性を有しない反応性基(B1)を有する液状の重合性
    単量体(B)を反応媒体としてラジカル重合し、前記重
    合性単量体(A)からなる重合体と前記重合性単量体
    (B)とを含むカチオン硬化用のカチオン重合性樹脂組
    成物を得ることを特徴とする、カチオン硬化用のカチオ
    ン重合性樹脂組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記重合性単量体(A)として、1分子
    中に1個のラジカル重合性を有する反応性基(C1)と
    少なくとも1個のカチオン重合性を有する反応性基(C
    2)とを有する重合性単量体(C)を用いる、請求項1
    または2記載のカチオン重合性樹脂組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記重合性単量体(A)として、1分子
    中に1個のラジカル重合性を有する反応性基(D1)を
    有し、カチオン重合性を有する反応性基を有しない重合
    性単量体(D)を用いる、請求項1または2記載のカチ
    オン重合性樹脂組成物の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記重合性単量体(A)として、1分子
    中に1個のラジカル重合性を有する反応性基(C1)と
    少なくとも1個のカチオン重合性を有する反応性基(C
    2)とを有する重合性単量体(C)と、1分子中に1個
    のラジカル重合性を有する反応性基(D1)を有し、カ
    チオン重合性を有する反応性基を有しない重合性単量体
    (D)とを併用する、請求項1または2記載のカチオン
    重合性樹脂組成物の製造方法。
  6. 【請求項6】 ラジカル重合性を有する反応性基(A
    1)、(C1)および(D1)が、(メタ)アクリロイ
    ル基、(メタ)アクリルアミド基、ビニルアミノ基、ビ
    ニルアミド基、スチリル基、アリル基、マレエート基、
    フマレート基、マレイミド基およびプロペニルエーテル
    基からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求
    項1から5のいずれかに記載のカチオン重合性樹脂組成
    物の製造方法。
  7. 【請求項7】 実質的にカチオン重合性を有し、ラジカ
    ル重合性を有しない反応性基(B1)が、ビニルエーテ
    ル基、エポキシ環、オキセタン環、アジリジン環、環状
    スルフィド、環状カーボネート、ラクトン環およびオキ
    サゾリン環を有する基からなる群から選ばれる少なくと
    も1種である、請求項1から6のいずれかに記載のカチ
    オン重合性樹脂組成物の製造方法。
  8. 【請求項8】 カチオン重合性を有する反応性基(C
    2)が、ビニルエーテル基、エポキシ環、オキセタン
    環、アジリジン環、環状スルフィド、環状カーボネー
    ト、ラクトン環およびオキサゾリン環を有する基からな
    る群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1から
    7のいずれかに記載のカチオン重合性樹脂組成物の製造
    方法。
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