JP2001080326A - 自走台車及びその走行方法 - Google Patents

自走台車及びその走行方法

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JP2001080326A
JP2001080326A JP25969099A JP25969099A JP2001080326A JP 2001080326 A JP2001080326 A JP 2001080326A JP 25969099 A JP25969099 A JP 25969099A JP 25969099 A JP25969099 A JP 25969099A JP 2001080326 A JP2001080326 A JP 2001080326A
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traveling
ground
self
propelled
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Haku Harada
伯 原田
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Kioritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常時の走行性も小回り走行性も共に良好な
自走台車を提供する。 【解決手段】 左右一対のレール27,28上を走行す
るためのレール走行用車輪30,31,32,33と、
地面G上を走行するための地面走行用車輪10,11,
12,13と、該地面走行用車輪10,11,12,1
3の内の左右一対の前輪10,11とその車軸6との間
にそれぞれ介装された一方向クラッチ8と、前記車軸6
を駆動する原動機15と、を備え、前記レール走行用車
輪30,31,32,33の全てを駆動輪として前記レ
ール27,28上を走行自在であるとともに、前記左右
一対の前輪10,11を駆動輪として前記地面G上を前
進走行自在とせしめた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、野菜等の
ハウス栽培の防除装置の移動手段等として用いて好適な
自走台車に関するものである。本発明は、また、該自走
台車の走行方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ハウス栽培の野菜の防除作業を
効率的に行うため、畝間に沿って自動的に走行する自走
台車に噴霧ノズルを搭載せしめた自走式噴霧機が用いら
れることがある。
【0003】この種の自走式噴霧機にあっては、各畝間
における走行性が良く、しかも、小回りが利き、次の畝
間へ入れるための回行操作もし易いことが求められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の要請を同時に満足できる実用的な自走台車は未だ提供
されていないのが現状である。
【0005】本発明は、こうした事情に鑑みてなされた
もので、通常時の走行性も小回り走行性も共に良好な自
走台車およびその走行方法を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る自走台車は、左右一対のレール上を走
行するためのレール走行用車輪と、地面上を走行するた
めの地面走行用車輪と、該地面走行用車輪の内の左右一
対の前輪とその車軸との間にそれぞれ介装された一方向
クラッチと、前記車軸を駆動する原動機と、を備え、前
記レール走行用車輪の全てを駆動輪として前記レール上
を走行自在であるとともに、前記左右一対の前輪を駆動
輪として前記地面上を前進走行自在とせしめたものであ
る(請求項1)。
【0007】前記自走台車は、前記レール走行用車輪の
全てを駆動輪として、前記左右一対のレール上を走行可
能である。このため、例えば、前記自走台車を走行させ
たい場所に、予め前記左右一対のレールを敷設しておけ
ば、たとえ該レールに多少の凹凸があっても、前記レー
ル走行用車輪の駆動力が前記左右一対のレールに確実に
伝達されるので、前記自走台車は、スリップ等すること
なく、前記レールに沿って確実に走行することができ
る。
【0008】一方、前記自走台車は、前記地面上を走行
する場合には、前記原動機により前記左右一対の前輪
(進行方向前側の車輪)を駆動輪として、前進走行す
る。ここで、前記左右一対の前輪とその車軸との間に
は、前記一方向クラッチが介装されているので、例え
ば、前記自走台車の地面走行時の後部側に、人力によっ
て左右方向への進行方向変更操作力を加えれば、前記左
右一対の前輪の内の回行外側の車輪の前記原動機による
駆動が実質的に断たれ、小回りの利いた回行が可能とな
る。
【0009】このように、本発明に係る自走台車によれ
ば、通常時の走行性も小回り走行性も共に良好となる。
【0010】なお、前記自走台車において、前記地面走
行用車輪の内の後輪は、二輪であっても一輪であっても
よく、例えば、キャスターホイール等の、向きが自由に
変わる一輪の後輪とせしめれば、前記自走台車の進行方
向変更操作を円滑に行えて、一層好適である。
【0011】前記自走台車において、前記レール走行用
車輪の全てを駆動輪として前記レール上を前後進走行自
在とせしめることもできる(請求項2)。このようにす
れば、前記自走台車は、前進走行時にも後進走行時に
も、前記レール走行用車輪の全てを駆動輪として走行す
るので、前後進走行性がより良好となる。
【0012】本発明の他の態様の自走台車は、左右一対
のレール上を走行するためのレール走行用車輪と、地面
上を走行するための前後左右四つの地面走行用車輪と、
該各地面走行用車輪と車軸との間に介装された一方向ク
ラッチと、前記車軸を駆動する原動機と、を備え、前記
レール走行用車輪の全てを駆動輪として前記レール上を
前後進走行自在であるとともに、進行方向前側の前記地
面走行用車輪を駆動輪として前記地面上を前後進走行自
在とせしめたものである(請求項3)。
【0013】この場合、前記自走台車は、前記レール走
行用車輪の全てを駆動輪として、前記左右一対のレール
上を前後進走行可能である。このため、例えば、前記自
走台車を走行させたい場所に、予め前記左右一対のレー
ルを敷設しておけば、たとえ該レールに多少の凹凸があ
っても、前記レール走行用車輪の駆動力が前記左右一対
のレールに確実に伝達されるので、前記自走台車は、ス
リップ等することなく、前記レールに沿って確実に前後
進走行することができる。
【0014】一方、前記自走台車は、前記地面上を走行
する場合には、前記原動機により進行方向前側の前記地
面走行用車輪を駆動輪として前後進走行する。ここで、
前記各地面走行用車輪と前記車軸との間には、前記一方
向クラッチが介装されているので、例えば、前記自走台
車の地面走行時の後部側に、人力によって左右方向への
進行方向変更操作力を加えれば、進行方向前側の前記地
面走行用車輪の内の回行外側の車輪の前記原動機による
駆動が実質的に断たれ、小回りの利いた回行が可能とな
る。
【0015】本発明の別の態様の自走台車は、車台の前
後に配設された車軸と、該各車軸にそれぞれ一方向クラ
ッチを介して回転自在に取着された左右一対の地面走行
用車輪と、前記各車軸と一体的に回転するように該各車
軸に固着された左右一対のレール走行用車輪と、前記車
軸を正転方向および逆転方向に駆動する原動機と、を備
え、地面上を走行するときには、前記一方向クラッチの
作用によって進行方向前側の前記地面走行用車輪を駆動
輪として前後進走行自在であり、レール上を走行すると
きには、前記レール走行用車輪のすべてを駆動輪として
前後進走行自在とせしめたものである(請求項4)。
【0016】前記各自走台車において、前記レール走行
用車輪を、前記地面上に敷設された前記レールのレール
走行用車輪係合面と同一地上高のレール係合面を備えた
ものとせしめることもできる(請求項5)。このように
すれば、前記レールと前記地面との間における前記自走
台車の移行がスムーズに行えて、好適である。
【0017】一方、本発明に係る自走台車の走行方法
は、第一走行路に敷設された左右一対のレール上を四輪
駆動のレール走行用車輪を有する自走台車で往復走行
し、前記第一走行路の始端部へ戻って前記自走台車が前
記レールから地面へと降りた後に、前記自走台車の向き
を前記第一走行路と互いに平行に延びる第二走行路の方
向へと変更し、該第二走行路へ向かって左右一対の前輪
となる地面走行用車輪を駆動輪として前記自走台車を前
記第二走行路へ向かって走行せしめ、前記自走台車に左
右方向への進行方向変更操作力を加え、前記各地面走行
用車輪とその車軸との間に介装された一方向クラッチの
作用で回行外側の車輪の原動機による駆動が実質的に断
たれることを利用して、前記第二走行路へ小回りを利か
せて前記自走台車を前進で進入せしめるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好適な一実施の形態を説明する。
【0019】本実施の形態は、本発明に係る自走台車
を、自走式作業車としての自走式噴霧機1について適用
した例である。該自走式噴霧機1は、その左側面図であ
る図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る自走
台車2に、自動巻き取り式ホースリール3と噴霧ノズル
管4とを搭載したものであり、例えば、野菜栽培用のハ
ウスGH内等での防除作業等に用いて好適な、薬液等噴
霧車である。
【0020】図1において、前記自走台車2は、その車
台5の前後に回転自在な車軸6,7を有しており、該車
軸6,7の左右両外端部には、それぞれ適当な形式の一
方向クラッチ8を介して、地面G上を走行するための地
面走行用車輪10,11,12,13が取着されてい
る。
【0021】前記各車軸6,7には、例えば、前記車台
5に搭載されたバッテリー14(図2参照)を電源とす
る正逆回転自在な電動モーターを原動機15として、中
間軸16を介して、伝動手段としてのスプロケット1
7,18,19,20,21,22とチェーン23,2
4,25とにより、走行駆動力が伝達される。前記原動
機15の作動は、前記車台5に搭載された制御ボックス
26(図2参照)内のマイクロコンピュータ等を含む制
御回路によって自動制御される。
【0022】前記各一方向クラッチ8は、前記車台5
が、例えば、図1の左方向へ前進する時には、進行方向
前側の前記左右一対の地面走行用車輪10,11が駆動
輪となり、後側の前記左右一対の地面走行用車輪12,
13が、前記一方向クラッチ8の作用により遊転輪とな
るように、前記前後の車軸6,7で互いに逆向きに作用
するように配設されている。
【0023】また、前記各車軸6,7には、前記地面G
上に敷設された左右一対のレール27,28上を走行す
るためのレール走行用車輪30,31,32,33が、
前記各車軸6,7と常に一体回転するように固着されて
いる。したがって、前記原動機15で前記各車軸6,7
が正転方向および逆転方向へと回転駆動されることによ
り、前記車台5は、前記レール走行用車輪30,31,
32,33の全てを駆動輪として、前記左右一対のレー
ル27,28上を前後進走行する。
【0024】本実施の形態では、前記各レール走行用車
輪30,31,32,33を、前記各地面走行用車輪1
0,11,12,13の内側に位置するように配設して
いるが、それらの外側に配設してもよい。また、本実施
の形態では、前記レール走行用車輪30,31,32,
33と、前記地面走行用車輪10,11,12,13と
で、前記各車軸6,7を共用するようにせしめている
が、別々の車軸とすることもできる。
【0025】図1のIII−III矢視断面図である図
3に代表させて示すように、本実施の形態では、前記各
レール走行用車輪30,31,32,33は、前記レー
ル27,28の上面のレール走行用車輪係合面34と同
一地上高H1のレール係合面35を備えている。このた
め、前記地面走行用車輪10,11,12,13で前記
地面G上を走行している前記自走台車2が、前記地面G
から該地面G上に敷設された前記レール27,28の端
部へとそのまま乗り込むことができるほか、前記レール
走行用車輪30,31,32,33で前記レール27,
28上を走行している前記自走台車2が、前記レール2
7,28から前記地面G上へとスムーズに移行できる。
【0026】前記車台5の進行方向の切り換えや進行の
停止等は、例えば、図1および図2に示すように、前記
車台5に磁気センサ36を設け、該磁気センサ36が前
記車台5の走行方向切り換えポイントまたは進行停止ポ
イントに予め配設されたセンサープレート37(図4参
照)を感知することにより得られる検知信号を、前記制
御ボックス26の制御回路に自動的に入力せしめること
によって行うことができる。また、前記車台5に、図示
しない接触式のスイッチ部材を突設し、該スイッチ部材
が走行方向切り換えポイントまたは進行停止ポイントに
予め配設された杭等に接触することにより得られる信号
を、前記制御ボックス26の制御回路に自動的に入力せ
しめることによって、前記車台5の走行の制御を行うこ
ともできる。
【0027】図2において、前記ホースリール3は、前
記中間軸16を介して、伝動手段としてのスプロケット
38,39とチェーン40とにより駆動されて、前記ハ
ウスGHの外に配設せしめた図示しない噴霧液源に接続
された噴霧液ホース41を巻き取る。前記ホースリール
3の駆動系には、一方向クラッチ42が介装されてい
て、前記車台5の前進時(図2の左方への進行時)には
遊転して、前記車台5の進行に応じて前記噴霧液ホース
41が引き出され、一方、前記車台5の後進時(図2の
右方への進行時)には、前記噴霧液ホース41を自動的
に巻き取れるようになっている。
【0028】また、図1に示すように、前記中間軸16
と前記ホースリール3との間に、それ自体周知の適当な
形式のトルクリミッタ装置43を介装し、後進時の前記
車台5の走行速度と前記噴霧液ホース41の巻き取り速
度とを同期せしめて、前記ホースリール3によって前記
噴霧液ホース41が緩みなく確実に巻き取れるようにせ
しめている。
【0029】さらに、図示してはいないが、前記噴霧液
ホース41が前記ホースリール3のホース巻き取り幅内
で整然と巻き取られるように、前記ホースリール3のホ
ース巻き取り速度に同期して前記噴霧液ホース41の巻
き取り位置を左右へ往復移動せしめる、それ自体周知の
ホース整列巻き取り装置を設けている。
【0030】図2に示すように、前記自走式噴霧機1に
は、前記噴霧ノズル管4とは逆の端部(本実施の形態で
は、前記車台5の後端部)に、前記自走台車2の回行操
作(進行方向変更操作)を行うためのハンドル部44が
設けられている。
【0031】以上のように構成される本実施の形態に係
る自走式噴霧機1は、例えば、前記ハウスGH内で次の
ようにして使用される。
【0032】図4の例では、前記ハウスGH内に多数の
畝が形成され、隣接する畝と畝との間には、前記自走式
噴霧機1の走行路となる畝間45a,45b・・・が互
いに平行に延びるように形成され、該各畝間45a,4
5b・・・の始端部45as,45bs・・・をつなぐ
ように枕地46が形成されている。また、前記各畝間4
5a,45b・・・には、前記ハウスGH内を暖房する
ための温水管47が敷設されている。図4の実施の形態
では、該温水管47は、前記各畝間45a,45b・・
・の終端部45ae,45be・・・から前記始端部4
5as,45bs・・・を経由して再び前記終端部45
ae,45be・・・へと戻るように、前記各畝間45
a,45b・・・の前記地面G上に上から見てU字状に
敷設されていて、前記各畝間45a,45b・・・の前
記終端部45ae,45be・・・において互いに連通
している。前記温水管47内に前記ハウスGH外の温水
源から供給された温水は、前記温水管47の表面を介し
て、前記ハウスGH内の前記地面Gおよび内部空間に熱
を供給して、前記ハウスGH内を暖房する。
【0033】図4に示す実施の形態では、前記温水管4
7の一部を前記左右一対のレール27,28として用い
て、前記各畝間45a,45b・・・で前記レール走行
用車輪30,31,32,33によって前記自走式噴霧
機1を往復走行せしめ、前記地面走行用車輪10,1
1,12,13によって前記枕地46を走行して、前記
自走式噴霧機1を次の畝間へと移動せしめる。
【0034】図4において、前記自走式噴霧機1は、前
記ホースリール3を遊転させて前記噴霧液ホース41を
繰り出しながら、前記第一畝間45aの前記左右一対の
レール27,28上を、前記レール走行用車輪30,3
1,32,33によって、前記噴霧ノズル管4を前にし
て、左方へと前進走行する。前記第一畝間45aの前記
終端部45aeに達したところで、該終端部45aeに
予め配設された前記センサープレート37を前記自走式
噴霧機1の前記磁気センサ36が感知するので、前記原
動機15の作動方向が自動的に切り換えられて、前記自
走式噴霧機1は、前記ホースリール3で前記噴霧液ホー
ス41を巻き取りながら、前記第一畝間45aの前記左
右一対のレール27,28上を右方へと後進走行する。
前記自走式噴霧機1の往復走行中に、前記噴霧ノズル管
4から、前記第一畝間45aの左右両側の畝の作物へ向
かって薬液等の噴霧がなされる。
【0035】ここで、前記レール走行用車輪30,3
1,32,33は、前進時にも後進時にも、その全てが
駆動輪となるので、例えば、前記左右一対のレール2
7,28に多少の凹凸があっても、前記レール走行用車
輪30,31,32,33の内の少なくともいずれか三
つは、常時前記左右一対のレール27,28のいずれか
に接して駆動力を伝達することになる。よって、前記自
走式噴霧機1は、スリップ等することなく、前記左右一
対のレール27,28上を確実に前後進走行することが
できる。
【0036】前記自走式噴霧機1は、前記第一畝間45
aの前記始端部45asへと戻ると、前記左右一対のレ
ール27,28の端部から前記枕地46の前記地面G上
へと滑らかに移行し、その時の進行方向前輪となる前記
左右一対の地面走行用車輪12,13を駆動輪、その時
の進行方向後輪となる前記左右一対の地面走行用車輪1
0,11を遊転輪として少しの距離だけ直進し、前記枕
地46に予め配設されたセンサープレート37を前記磁
気センサ36が感知したところで一旦停止する。そこ
で、作業者が、前記自走式噴霧機1の後部の前記ハンド
ル部44を手で持ち上げて、前記自走式噴霧機1の向き
を次の前記第二畝間45bの方向へと90度変更する。
【0037】なお、前記温水管47が鉄管である場合に
は、その折り返し部47aを前記センサープレート37
の代わりとして利用することもできる。
【0038】次に、前記作業者が、前記制御ボックス2
6の図示しない走行開始スイッチを入れると、前記自走
式噴霧機1は、その進行方向前側の前記左右一対の地面
走行用車輪10,11を駆動輪として、前記枕地46の
前記地面G上を、前記第二畝間45bへ向かって直進す
る。該第二畝間45bの直前で、前記作業者は、進行方
向の変更を行うべく、その進行方向後部側に位置する前
記ハンドル部44を持って、前記自走式噴霧機1に前記
第二畝間45bへと入るための進行方向変更操作力を与
える。すると、進行方向前側の前記左右一対の地面走行
用車輪10,11と、その車軸6との間に、前記一方向
クラッチ8を介装せしめているので、回行外側の車輪1
1の前記原動機15による駆動が実質的に断たれ、前記
自走式噴霧機1は、前記第二畝間45bへと小回りを利
かせて入ることができ、該第二畝間45bの前記左右一
対のレール27,28上へと滑らかに移行して、前記レ
ール走行用車輪30,31,32,33の全てを駆動輪
として、前記第一畝間45aにおけると同様にして前記
第二畝間45bを往復走行する。以後、こうした動作の
繰り返しにより、前記ハウスGH内の防除作業が行われ
る。
【0039】前記自走式噴霧機1によれば、前記地面走
行用車輪10,11,12,13のすべてについてそれ
ぞれ前記一方向クラッチ8を介装し、その進行方向前側
の前記地面走行用車輪10,11又は12,13を駆動
輪として前後進走行自在とせしめているので、前記各畝
間45a,45b・・・に前記左右一対のレール27,
28を敷設していない場合であっても、前記地面走行用
車輪10,11,12,13によって前記各畝間45
a,45b・・・を往復走行しながら噴霧作業を行うこ
とができ、しかも、前記自走式噴霧機1が前後いずれの
方向へと走行している場合でも、前記一方向クラッチ8
の作用により、小回りを利かせて進行方向の変更を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自走台車の走行駆
動機構を示す平面図である。
【図2】図1の自走台車を含む自走式噴霧機の左側面図
である。
【図3】図1のIII−III矢視断面図である。
【図4】図2の自走式噴霧機の走行経路の一例を示す平
面図である。
【符号の説明】
2 自走台車 5 車台 6,7 車軸 8 一方向クラッチ 10,11,12,13 地面走行用車輪 15 原動機 27,28 左右一対のレール 30,31,32,33 レール走行用車輪 34 レール走行用車輪係合面 35 レール係合面 45a 第一走行路(畝間) 45as 始端部 45b 第二走行路(畝間) G 地面 H1 地上高
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月20日(1999.9.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A01M 7/00 A01M 7/00 E B05B 17/00 101 B05B 17/00 101

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のレール(27,28)上を走
    行するためのレール走行用車輪(30,31,32,3
    3)と、地面(G)上を走行するための地面走行用車輪
    (10,11,12,13)と、該地面走行用車輪(1
    0,11,12,13)の内の左右一対の前輪(10,
    11)とその車軸(6)との間にそれぞれ介装された一
    方向クラッチ(8)と、前記車軸(6)を駆動する原動
    機(15)と、を備え、前記レール走行用車輪(30,
    31,32,33)の全てを駆動輪として前記レール
    (27,28)上を走行自在であるとともに、前記左右
    一対の前輪(10,11)を駆動輪として前記地面
    (G)上を前進走行自在である、自走台車。
  2. 【請求項2】 前記レール走行用車輪(30,31,3
    2,33)の全てを駆動輪として前記レール(27,2
    8)上を前後進走行自在である、請求項1に記載の自走
    台車。
  3. 【請求項3】 左右一対のレール(27,28)上を走
    行するためのレール走行用車輪(30,31,32,3
    3)と、地面(G)上を走行するための前後左右四つの
    地面走行用車輪(10,11,12,13)と、該各地
    面走行用車輪(10,11,12,13)と車軸(6,
    7)との間に介装された一方向クラッチ(8)と、前記
    車軸(6,7)を駆動する原動機(15)と、を備え、
    前記レール走行用車輪(30,31,32,33)の全
    てを駆動輪として前記レール(27,28)上を前後進
    走行自在であるとともに、進行方向前側の前記地面走行
    用車輪((10,11)又は(12,13))を駆動輪
    として前記地面(G)上を前後進走行自在である、自走
    台車。
  4. 【請求項4】 車台(5)の前後に配設された車軸
    (6,7)と、該各車軸(6,7)にそれぞれ一方向ク
    ラッチ(8)を介して回転自在に取着された左右一対の
    地面走行用車輪(10−11,12−13)と、前記各
    車軸(6,7)と一体的に回転するように該各車軸
    (6,7)に固着された左右一対のレール走行用車輪
    (30−31,32−33)と、前記車軸(6,7)を
    正転方向および逆転方向に駆動する原動機(15)と、
    を備え、地面(G)上を走行するときには、前記一方向
    クラッチ(8)の作用によって進行方向前側の前記地面
    走行用車輪(10−11,12−13)を駆動輪として
    前後進走行自在であり、レール(27,28)上を走行
    するときには、前記レール走行用車輪(30−31,3
    2−33)のすべてを駆動輪として前後進走行自在であ
    る、自走台車。
  5. 【請求項5】 前記レール走行用車輪(30,31,3
    2,33)は、前記地面(G)上に敷設された前記レー
    ル(27,28)のレール走行用車輪係合面(34)と
    同一地上高(H1)のレール係合面(35)を備えてな
    る、請求項1,2,3または4に記載の自走台車。
  6. 【請求項6】 第一走行路(45a)に敷設された左右
    一対のレール(27,28)上を四輪駆動のレール走行
    用車輪(30,31,32,33)を有する自走台車
    (2)で往復走行し、前記第一走行路(45a)の始端
    部(45as)へ戻って前記自走台車(2)が前記レー
    ル(27,28)から地面(G)へと降りた後に、前記
    自走台車(2)の向きを前記第一走行路(45a)と互
    いに平行に延びる第二走行路(45b)の方向へと変更
    し、該第二走行路(45b)へ向かって左右一対の前輪
    となる地面走行用車輪(10,11)を駆動輪として前
    記自走台車(2)を前記第二走行路(45b)へ向かっ
    て走行せしめ、前記自走台車(2)に左右方向への進行
    方向変更操作力を加え、前記各地面走行用車輪(10,
    11)とその車軸(6)との間に介装された一方向クラ
    ッチ(8)の作用で回行外側の車輪(11)の原動機
    (15)による駆動が実質的に断たれることを利用し
    て、前記第二走行路(45b)へ小回りを利かせて前記
    自走台車(2)を前進で進入せしめる、自走台車の走行
    方法。
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