JP2001080087A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2001080087A JP26152599A JP26152599A JP2001080087A JP 2001080087 A JP2001080087 A JP 2001080087A JP 26152599 A JP26152599 A JP 26152599A JP 26152599 A JP26152599 A JP 26152599A JP 2001080087 A JP2001080087 A JP 2001080087A
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儀行 山田
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録装置において、専用の駆
動源を設けず、かつ印字ヘッドの動作を複雑にせずに、
容易に所定列のインクジェットノズルを選択してパージ
を行うことができるパージ装置を備えること。 【解決手段】 パージ装置1は、複数の色に対応するイ
ンクジェットノズル3を備える印字ヘッド5と、各イン
クジェットノズル3毎に区画室7を形成してキャッピン
グ状態を形成し得るメンテナンスキャップ9と、各区画
室7毎に設けられた吸引孔11の内の1つと連通してパー
ジ動作を実行するための吸引ポンプ13と、吸引ポンプ13
と各吸引孔11との間に設けられ、複数のインクジェット
ノズル3の中から1つのノズルを選択して吸引ポンプ13
と連通させてパージを行わせるための切換機構15と、給
紙モータ31の回転を伝達し、切換機構15を駆動する位置
と吸引ポンプ13を駆動する位置との間で移動可能な遊星
ギア35を含んでいるギア機構33を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数列のインクジ
ェットノズルを有する印字ヘッドに対して所定列毎のパ
ージを可能にするパージ機構を備えたインクジェット記
録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーインクジェットプリンタに
おいて、複数の色に対応して設けられるインクジェット
ノズルのパージを個別に実行するために吸引色を選択す
る必要があるが、この場合、印字ヘッドを覆うメンテナ
ンスキャップの内のパージ用のキャップの位置に、これ
からパージを実行しようとする色のインクジェットノズ
ルが位置する様に印字ヘッドを移動させて吸引色を選択
する方法と、メンテナンスキャップに、各インクジェッ
トノズルに対応する吸引路を設けておき、メンテナンス
キャップから吸引ポンプまでの吸引路を連通・遮断して
吸引色を選択する方法が用いられている。ここで、後者
の方法の場合、吸引路の連通・遮断は、通常、ソレノイ
ドや専用の駆動源を必要としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の装置
では、吸引色を選択するために印字ヘッドを一々移動さ
せたり、吸引色選択用の専用の駆動源を設ける必要があ
り、動作が複雑になったり、部品点数が増加するという
問題がある。
【0004】そこで、本発明は、専用の駆動源を設ける
ことなく、印字ヘッドの動作を複雑にすることもなく、
容易に所定列のインクジェットノズルを選択してパージ
を行うことができるパージ機構を備えたインクジェット
記録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1のインクジェット記録装置は、複数
のノズル列を備える印字ヘッドと、該印字ヘッドの複数
のノズル列を所定列ずつに区画し、その区画毎に密閉空
間を形成し得るキャップ部材と、該キャップ部材の各区
画毎に設けられ、対応するノズル列のパージを行うため
の吸引孔と、該各吸引孔と選択的に連通して前記パージ
動作を実行するための吸引ポンプと、該吸引ポンプと前
記各吸引孔との間に設けられ、所定の回転動作により特
定の区画と前記吸引ポンプとを連通状態とすると共に、
該特定の区画以外の区画と前記吸引ポンプとを閉鎖状態
とする切換部材を有し、区画毎のパージを行わせる切換
機構と、該切換機構を作動させ、前記区画中から所定の
区画を選択する選択手段と、前記吸引ポンプを作動させ
る吸引ポンプ作動手段とを備えることを特徴とする。
【0006】この請求項1のインクジェット記録装置に
よれば、印字ヘッドに備えられている各ノズル列は、キ
ャップ部材によって所定列ずつに区画した状態でキャッ
ピング状態とされる。そして、パージを行う際には、ま
ず選択手段が、切換機構を作動させ、その切換部材によ
り特定の区画と吸引ポンプとを連通状態にすると共に、
当該特定の区画以外の区画と吸引ポンプとを閉鎖状態と
する。その後、吸引ポンプ作動手段が吸引ポンプを作動
させることにより、選択手段によって切換機構を介して
選択した特定の区画に対するパージ動作を実行する。こ
の結果、請求項1のインクジェット記録装置によれば、
単なる回転動作によりキャップ部材により形成されてい
る各区画と吸引ポンプとの連通状態と閉鎖状態とを形成
できるので、構成の簡易さと共に、省スペース化を図る
ことができる。
【0007】また、請求項2のインクジェット記録装置
は、請求項1記載のインクジェット記録装置において、
前記切換機構及び吸引ポンプは、共通の駆動源により作
動可能に構成されていることを特徴とする。
【0008】この請求項2のインクジェット記録装置に
よれば、切換機構及び吸引ポンプを共通の駆動源により
作動することができ、切換機構専用の駆動源を必要とし
ない。この結果、より一層の省スペース化が実現され
る。
【0009】また、請求項3のインクジェット記録装置
は、請求項2記載のインクジェット記録装置において、
前記共通の駆動源は、記録用紙を搬送するための給紙用
モータであり、前記選択手段と吸引ポンプ作動手段は、
前記給紙用モータの回転を伝達し、前記切換機構を駆動
する位置と、前記吸引ポンプを駆動する位置との間で移
動可能な遊星ギアを含むギア機構により構成されている
ことを特徴とする。
【0010】この請求項3のインクジェット記録装置に
よれば、選択手段によって選択された特定の区画に対し
てパージを行う際には、給紙用モータを所定の方向に駆
動して遊星ギアを切換機構を駆動する位置へと移動さ
せ、この遊星ギアを介して給紙用モータの駆動力を切換
機構に伝達する。また、給紙用モータを先程とは逆方向
に駆動して遊星ギアを吸引ポンプを駆動する位置に移動
させ、この遊星ギアを介して給紙用モータの駆動力を吸
引ポンプに伝達する。この結果、請求項3のインクジェ
ット記録装置によれば、パージを実行する特定の区画の
選択を行うための駆動源と吸引ポンプを駆動するための
駆動源として、インクジェット記録装置が元々備えてい
る給紙用モータを用いることによって部品点数を節減す
ることができると共に、パージを行う区画の選択に当た
って印字ヘッドを移動させるといった複雑な動きをさせ
なくてもよいことになる。
【0011】また、請求項4のインクジェット記録装置
は、請求項3のインクジェット記録装置において、前記
給紙用モータの一方向への回転により、前記切換機構の
駆動位置への前記遊星ギアの移動と、さらに前記切換機
構による区画の選択とが行われ、その後、前記給紙用モ
ータの他方向への回転により、前記吸引ポンプの駆動位
置への前記遊星ギアの移動と、さらに前記吸引ポンプの
作動とが行われるように、前記給紙用モータの回転方向
の切り換え制御を行う制御手段を備えたことを特徴とす
る。
【0012】この請求項4のインクジェット記録装置に
よれば、制御手段を作動させることにより、選択手段に
よって特定の区画を選択してパージを行う際には、給紙
用モータを所定の方向に駆動して遊星ギアを切換機構を
駆動する位置へと移動させ、その後さらに同方向に給紙
用モータを駆動することによって切換機構による特定の
区画の選択を実行する。こうして特定の区画の選択がな
されると、給紙用モータを先程とは逆方向に駆動して遊
星ギアを吸引ポンプを駆動する位置に移動させ、さらに
給紙用モータの同方向への回転を続行することによって
吸引ポンプを駆動して選択した区画内にあるノズル列に
対するパージを実行する。この結果、請求項4のインク
ジェット記録装置によれば、パージを実行する特定の区
画の選択と吸引ポンプによるパージとを、インクジェッ
ト記録装置が元々備えている給紙用モータにより簡単に
実現することができる。
【0013】また、請求項5のインクジェット記録装置
は、請求項1〜請求項4のいずれか記載のインクジェッ
ト記録装置において、前記複数のノズル列は、複数の色
に対応して設けられ、前記キャップ部材の区画は、色別
に設けられることを特徴とする。
【0014】この請求項5のインクジェット記録装置に
よれば、複数の色毎にノズル列を有するインクジェット
ヘッドに対して、色別のパージ動作を上述の如く簡単な
構成により、効率よく実行することができる。
【0015】また、請求項6のインクジェット記録装置
は、請求項5記載のインクジェット記録装置において、
前記切換機構は、前記吸引ポンプとチューブを介して連
通するために底面に設けられている吐出口と、前記キャ
ップ部材の各吸引孔とチューブを介して連通するために
外周面に設けられている複数の吸引口とを備える円筒状
の本体部と、該円筒状の本体部に対し、相対的に回転可
能に内嵌されると共に、前記各吸引口と対応して外周面
に設けられ、該各吸引口を前記吐出口と連通させるため
の複数の第1の連結口と、該第1の連結口とずらして外
周面に設けられ、前記各吸引口の内の1つを前記吐出口
と連通させて前記吸引ポンプによるパージが可能な状態
とすると吸引用の第2の連結口とを備える円筒状の切換
部材と、該切換部材に嵌合すると共に、前記ギア機構の
遊星ギアと噛み合って前記切換部材を前記本体部に対し
て回転させるギア部材とから構成されていることを特徴
とする。
【0016】この請求項6のインクジェット記録装置に
よれば、パージを行わない待機状態においては、切換部
材の第1の連結口を本体部の外周面に設けられている吸
引口と一致する様に位置させておくことにより、キャッ
プ部材で覆うことによって各色のノズル列毎に形成され
る区画室のすべてを同時に吐出口と連通する状態に保持
することができる。そして、いずれかのノズル列に対し
てパージを実行しようとする際には、給紙用モータを前
述の様に所定の方向へ回転させることにより、ギア機構
中の遊星ギアを切換機構のギア部材に噛み合う位置へと
移動させ、そのまま給紙モータの駆動を続けることによ
ってギア部材を回転させる。すると、このギア部材の回
転に伴って切換部材が回転してその外周面に設けられて
いる第2連結口を、これからパージを実行しようとする
ノズル列の存在する区画と連通する吸引口に一致させる
位置へと移動させる。このとき、第1の連結口は、いず
れも本体部材の吸引口とは一致しない位置へと移動して
いる。こうして吸引色の選択動作を実行したら、続い
て、給紙モータを先程とは逆方向へ回転させ、遊星ギア
を吸引ポンプを駆動するための位置へと移動させ、さら
に同方向へ給紙モータを回転させることにより、吸引ポ
ンプによる吸引動作を実行させ、選択された吸引色のイ
ンクジェットノズルに対するパージ動作を実行する。
【0017】また、請求項7のインクジェット記録装置
は、請求項6記載のインクジェット記録装置において、
前記第1の連結口を前記各吸引口と一致する様に位置さ
せることで、前記各ノズル列を前記吸引ポンプを介して
大気連通状態とすることができる様に構成されているこ
とを特徴とする。
【0018】この請求項7のインクジェット記録装置に
よれば、パージを行わない待機状態においては、切換部
材の第1の連結口を本体部の外周面に設けられている吸
引口と一致する様に位置させておくことにより、キャッ
プ部材で覆われている各ノズル列用の区画室を、吐出口
及び吸引ポンプを介して大気と連通する状態に保持する
ことができる。この結果、長期保存状態において、各イ
ンクジェットノズルに対して正の圧力が加わることがな
い。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を図
面に従って説明する。実施の形態は、カラーインクジェ
ットプリンタに関するものである。
【0020】本実施の形態のインクジェットプリンタの
パージ装置1は、図1に示す様に、複数の色(本実施の
形態では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4
色)に対応する複数のインクジェットノズル3,3,…
を備えている印字ヘッド5,5と、この印字ヘッド5の
各インクジェットノズル3,3,…に対して、各インク
ジェットノズル3,3,…毎に区画室7,7,…を形成
し、この区画室7,7,…により全てのインクジェット
ノズル3,3,…に対する個別のキャッピング状態を形
成し得るメンテナンスキャップ9,9と、このメンテナ
ンスキャップ9,9の各区画室7,7,…毎に設けら
れ、各インクジェットノズル3,3,…のパージを行う
ための吸引孔11,11,…と、この各吸引孔11,1
1,…の内の1つと実質的に連通してパージ動作を実行
するための吸引ポンプ13と、この吸引ポンプ13と各
吸引孔11,11,…との間に設けられ、複数のインク
ジェットノズル3,3,…の中から1つのノズルを選択
して吸引ポンプ13と連通させてパージを行わせるため
の切換機構15とを備えている。そして、各吸引孔1
1,11,…と切換機構15との間は4本のチューブ1
7,17,…で連通されると共に、この切換機構15と
吸引ポンプ13との間も1本のチューブ19で連通され
ている。また、吸引ポンプ13からは、パージによって
吸引したインクを排出するためのチューブ21が備えら
れている。
【0021】なお、本実施の形態では、4色のインクに
対して印字ヘッド5を2つ用い、2色ずつ(ノズル列2
列)を保有するように構成し、メンテナンスキャップ9
を各印字ヘッド5に対応して2つに分けたが、これに限
定されるものではなく、一体化させたものであってもよ
く、また、1つの印字ヘッドに設ける色数、ノズル数も
各種の態様が考えられる。
【0022】次に、図2に基づいて、切換機構15によ
る吸引色の選択と吸引ポンプ13によるパージ動作とを
実行させるための駆動機構30について説明する。この
駆動機構30は、図示の様に、給紙モータ31と、この
給紙モータ31によって駆動されるギア機構33とから
構成されている。ギア機構33には、1個の遊星ギア3
5が含まれている。そして、この遊星ギア35の働きに
よって、切換機構15による吸引色の選択と、吸引ポン
プ13によるパージ動作とを切り換えて実行することが
できる様になっている。
【0023】より具体的には、遊星ギア35を太陽ギア
37の廻りを図示反時計方向に回転させる様に給紙モー
タ31を駆動することにより、遊星ギア35を切換機構
15に備えられているギア部39に噛み合わせ(図示実
線参照)、さらにこの状態で同方向へと給紙モータ31
を駆動することで、切換機構15に備えられているゴム
製の吸引色切換部材41を回転させて、切換機構15に
90度間隔で設けられている4個の吸引口15a〜15
dの内の一つを吸引ポンプ13と連通させる。こうして
吸引色の選択が実行できたら、今度は、給紙モータ31
を先程とは逆方向へ回転させることによって遊星ギア3
5を太陽ギア37の廻りを図示時計方向へと回転させ、
吸引ポンプ13の駆動用に設けられているカム部材43
のギア部45と噛み合わせ(図示一点鎖線参照)、その
後さらに同方向へと給紙モータ31を回転し続けること
によって、吸引ポンプ13によるインク吸引動作を実行
するのである。なお、吸引ポンプ13には、図示の様
に、切換機構15と連通するためのチューブ19が装着
される吸引口13aと、吸引したインクを排出するため
の排出チューブ21が装着される排出口13bとが設け
られ、図示省略したピストンがシリンダ13c内に設け
られている。
【0024】なお、本実施の形態では、4色のインク
(4本のノズル列)に合わせて、吸引口を4つとしてい
るが、これに限定されず、また必ずしも吸引口の数とイ
ンク色とが一致していなくてもよい。
【0025】次に、切換機構15の詳細な構造について
説明する。切換機構15は、図3に示す様に、吸引口1
5a〜15dが円形の外周面に90度間隔で設けられる
と共に、底面に吐出口15eが設けられた円筒状のベー
ス部材51と、このベース部材51に対して回転可能に
はめ込まれている吸引色切換部材41と、この吸引色切
換部材41に対して固定されている中間部材53と、こ
の中間部材53の中心孔53aにはめ込まれているトッ
プ部材55とから構成されている。なお、中間部材53
の上部外周面には、吸引色選択の際に前述の遊星ギア3
5と噛み合うギア部39が設けられている。また、トッ
プ部材55の上端には円盤状の張り出し部55aが設け
られると共に、この張り出し部55aの一部に、原点検
出用の凸部55bが設けられている。この原点検出用の
凸部55は、マイクロスイッチ57の検出片57aと接
触することにより、原点位置を検出できる様に構成され
ている。なお、図3(A),(B)は、切換機構15の
4個の吸引口15a〜15dの内の1個、例えば吸引口
15dだけを吐出口15eと連通させて吸引色を選択
し、パージ動作を実行する状態を表し、図3(C),
(D)は、4個の吸引口15a〜15dの全てを吐出口
15eと連通させてメンテナンスキャップ9,9の各区
画室7,7,…を吸引ポンプ13を介して大気と連通さ
せた保存状態を示している。
【0026】ここで、吸引色切換部材41は、図4に示
す様に、その外周面に、90度間隔で4個の第1の連結
口としての第1の窪み41a〜41dが設けられると共
に、第1の窪み41cと41dとの中間に45度ずらし
て1個の第2の連結口としての第2の窪み41eが設け
られている。そして、これらの第1の窪み41a〜41
d、及び第2の窪み41eは、ベース部材51の内面壁
と吸引色切換部材41及び中間部材53との間に形成さ
れる所定の隙間51bを介して吐出口15eと連結可能
である。そして、上述の第2の窪み41eが、ベース部
材の吸引口15a〜15dの内のいずれか1個と一致す
る位置にあるときは、第1の窪み41a〜41dはいず
れも吸引口15a〜15dとは45度だけずれた位置に
存在することになる。これにより、1つの吸引色の選択
がなされるのである。また、吸引色切換部材41は、図
示の様に、リング状を呈しており、内周面に2個の切欠
41f,41gが設けられている。この2個の切欠41
f,41gは、中間部材53をこの吸引色切換部材41
と係合させるためのものである。また、この吸引色切換
部材41の上端には、ベース部材51の内面に対して気
密を維持するためのリップ部41hが設けられている。
【0027】図5は、ベース部材51及び中間部材53
を示すものである。前述した様に、このベース部材51
には、その周面から突出するように吸引口15a〜15
dが外周面に90度間隔で設けられると共に、底面に吐
出口15eが設けられた円筒状を呈している。そして、
中間部材53の抜け止めをするための爪部51aが上部
に設けられている。一方、中間部材53には、このベー
ス部材51の爪部51aに係合するための鍔部53aが
設けられている。また、中間部材53には、吸引色切換
部材41の切欠41f,41gと係合するための張り出
しプレート53b,53cが底部に設けられている。そ
して、前述した様に、上部の外周面には、遊星ギア35
と噛み合って吸引色選択動作を実行するためのギア部3
9が設けられている。
【0028】次に、切換機構15による吸引色の選択の
仕方について、図6〜図9を用いて説明する。図6
(A)は、待機状態を示し、図6(B)は、マイクロス
イッチ57がOFF位置にある状態を示している。図示
の様に、OFF位置においては、マイクロスイッチ57
の検出片57aは、トップ部材55の凸部55bによっ
て押し上げられる寸前の状態になっている。OFF位置
においては、図示の様に、吸引色切換部材41の第1の
窪み41a〜41dと第2の窪み41eのいずれもが、
ベース部材51の各吸引口15a〜15dに対してずれ
た位置になっている。そして、この状態から図6(A)
の様に切換機構15の吸引色切換部材41を図示反時計
方向に348度だけ回転させると、吸引色切換部材41
の第1の窪み41a〜41dが、ベース部材51の吸引
口15a〜15dと全て一致した待機状態となる。
【0029】図7(A)は、1個の第1の窪み15aに
連通しているインクジェットノズル3に対してパージ動
作を実行している状態(A吸引)を示し、図7(B)
は、1個の第1の窪み15bに連通しているインクジェ
ットノズル3に対してパージ動作を実行している状態
(B吸引)を示している。A吸引の状態にするには、吸
引色切換部材41をOFF位置から反時計方向へ33度
回転させる。このA吸引状態においては、吸引色切換部
材41の第2の窪み41eがベース部材51の吸引口1
5aと一致する位置になっており、この状態において吸
引ポンプ13を作動させることにより、チューブ17を
介してこの吸引口15aに連通している1個のインクジ
ェットノズル3についてパージ動作を実行することがで
きる。また、B吸引の状態にするには、吸引色切換部材
41をOFF位置から反時計方向へ123度回転させ
る。このB吸引状態においては、吸引色切換部材41の
第2の窪み41eがベース部材51の吸引口15bと一
致する位置になっており、この状態において吸引ポンプ
13を作動させることにより、チューブ17を介してこ
の吸引口15bに連通している1個のインクジェットノ
ズル3についてパージ動作を実行することができる。
【0030】図8(A)は、1個の第1の窪み15cに
連通しているインクジェットノズル3に対してパージ動
作を実行している状態(C吸引)を示し、図8(B)
は、1個の第1の窪み15dに連通しているインクジェ
ットノズル3に対してパージ動作を実行している状態
(D吸引)を示している。C吸引の状態にするには、吸
引色切換部材41をOFF位置から反時計方向へ213
度回転させる。このC吸引状態においては、吸引色切換
部材41の第2の窪み41eがベース部材51の吸引口
15cと一致する位置になっており、この状態において
吸引ポンプ13を作動させることにより、チューブ17
を介してこの吸引口15cに連通している1個のインク
ジェットノズル3についてパージ動作を実行することが
できる。また、D吸引の状態にするには、吸引色切換部
材41をOFF位置から反時計方向へ303度回転させ
る。このD吸引状態においては、吸引色切換部材41の
第2の窪み41eがベース部材51の吸引口15dと一
致する位置になっており、この状態において吸引ポンプ
13を作動させることにより、チューブ17を介してこ
の吸引口15dに連通している1個のインクジェットノ
ズル3についてパージ動作を実行することができる。
【0031】図9は、トップ部材55の凸部55bによ
りマイクロスイッチ57の検出片57aを押し上げてO
Nの状態とするON検知ポジションを示している。この
ON検知ポジションは、OFF状態を基準にすると、吸
引色切換部材41をOFF位置から反時計方向へ332
度回転させた状態である。本実施の形態においては、こ
のON検知ポジションからさらに吸引色切換部材41を
反時計方向へ回転させ、マイクロスイッチ57がOFF
となる状態を検出することによって、原点位置を定めて
いる。そして、こうして原点位置を定めることにより、
上述した様に、待機状態やA吸引〜D吸引の各状態を精
度良く制御することができる。
【0032】次に、吸引ポンプ13による吸引・排出の
動作について説明する。図10,11に示す様に、吸引
ポンプ13には、吸引口13aと排出口13bが備えら
れていると共に、シリンダ13c内には、上部ピストン
13dと下部ピストン13eとが備えられている。そし
て、図10に示す様に、待機保存状態においては、上部
ピストン13dが最上昇位置にあると共に下部ピストン
13eが最下降位置にある。これにより、シリンダ13
c内には上部ピストン13dと下部ピストン13eとに
よって上下を区画されたシリンダ室13fが形成され
る。この待機保存状態においては、吸引口13aは、シ
リンダ室13fを介して排出口13bと連通した状態と
なる。また、この待機保存状態は、先に説明した切換機
構15において吸引色切換部材41を待機状態に位置さ
せたときに形成され、メンテナンスキャップ9でキャッ
ピング状態とされている各インクジェットノズル3,
3,…を、大気と連通させた状態に維持することにな
る。
【0033】こうして待機状態にある吸引ポンプ13が
吸引動作を開始すると、図10に示す様に、まず、上部
ピストン13dが下降を開始し、一旦、シリンダ室13
f内の空気を排出口13bから排出する。そして、上部
ピストン13dが最下降位置へ至ると、今度は、上部ピ
ストン13d及び下部ピストン13eが共に上昇し、上
部ピストン13dを最上昇位置へと復帰させる。続い
て、下部ピストン13eだけが下降を開始する。これに
より、シリンダ13c内には再びシリンダ室13fが形
成され始め、このシリンダ室13fが負圧となることに
よってインクの吸引が始まる。そして、下部ピストン1
3eが最下降位置へと至るのに伴って上部ピストン13
dが下降を開始する。この上部ピストン13dの下降に
より、吸引口13aとシリンダ室13fとが連通されな
くなり、逆に、シリンダ室13fが排出口13bと連通
した状態となって、シリンダ室13f内に吸引されたイ
ンクが排出口13bから排出され始める。
【0034】そして、図11に示す様に、上部ピストン
13dが最下降位置へ移動することによってシリンダ室
13f内に吸引したインクが排出口13bから外部へと
排出される。こうして吸引したインクの排出が完了する
と、次に、上部ピストン13d及び下部ピストン13e
が共に上昇し始め、上部ピストン13dが最上部まで上
昇した後に、下部ピストン13eだけが再下降位置へと
下降して、空吸引をしつつ待機保存状態に復帰する。
【0035】以上の動作を吸引ポンプ13に実行させる
ことで、4個のインクジェットノズル3,3,…の内か
ら選択された1個のインクジェットノズル3に関するパ
ージ動作が行われる。そして、待機保存状態において
は、各インクジェットノズル3,3,…に対してメンテ
ナンスキャップ9によって形成されている各区画室7,
7,…は吸引ポンプ13を介して大気と連通した状態で
キャッピングされることになる。
【0036】以上説明した様に、本実施の形態のカラー
インクジェットプリンタのパージ装置1によれば、給紙
モータ31を用いて吸引色の選択及びインクの吸引・排
出動作を実行することができるので、吸引色の選択等に
当たって専用の駆動源を設ける必要がない。また、印字
ヘッドを移動させて吸引色を選択する装置に比べてパー
ジを行う際の動作を複雑にすることもない。
【0037】また、円筒状の切換機構15において、回
転可能な吸引色切換部材41に複数の窪みを設け、吸引
口15a〜15dに選択的に一致させるという簡単な構
成により、1つの区画室だけを吸引ポンプ13と連結し
てパージを行うことができ、回転動作により切換可能で
あるため、少ないスペースに配置しても周囲に何ら影響
なく確実に動作させることができる。
【0038】また、吸引色の選択を行うための駆動源と
吸引ポンプを駆動するための駆動源を共通化することに
よって部品点数を節減することができるという効果も発
揮される。
【0039】さらに、パージを行わない待機状態におい
ては、吸引色切換部材41の第1の窪み41a〜41d
を、ベース部材51に設けられている吸引口15a〜1
5dと一致する様に位置させておくことにより、メンテ
ナンスキャップ9で覆われている各インクジェットノズ
ル33,…用の区画室7,7,…を、吐出口15e及び
吸引ポンプ13を介して大気と連通する状態に保持する
ことができる。この結果、長期保存状態において、各イ
ンクジェットノズル3,3,…に対して正の圧力が加わ
ることがなく、各インクジェットノズル3,3,…に無
理な力が加わって、次に印字を実行する際に不具合を生
じるといった問題を防ぐことができるという効果もあ
る。
【0040】例えば、本実施の形態においては、ノズル
面に複数のノズル列が平行に並んで設けられる場合に、
そのノズル列を1列ずつに区画し、区画室毎にパージを
行うことについて説明したが、1つの区画室に1列以上
のノズルが対応していてもよく、さらにはノズル列を直
列に設けておき、そのノズル列を所定位置で区画し、区
画室を形成してもよい。
【0041】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明はこの実施の形態に限られるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲内においてさらに種々の
形態を採用することができることはもちろんである。
【0042】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、専
用の駆動源を設けることなく、印字ヘッドの動作を複雑
にすることもなく、容易に所定列のインクジェットノズ
ルを選択してパージを行うことができる。
【0043】特に、請求項1のインクジェット記録装置
によれば、単なる回転動作によりキャップ部材により形
成されている各区画と吸引ポンプとの連通状態と閉鎖状
態とを形成できるので、構成の簡易さと共に、省スペー
ス化を図ることができる。
【0044】また、請求項2のインクジェット記録装置
によれば、切換機構及び吸引ポンプを共通の駆動源によ
り作動することができ、切換機構専用の駆動源を必要と
しない。この結果、より一層の省スペース化が実現され
る。
【0045】さらに、請求項3のインクジェット記録装
置によれば、パージを実行する特定の区画の選択を行う
ための駆動源と吸引ポンプを駆動するための駆動源とし
て、インクジェット記録装置が元々備えている給紙用モ
ータを用いることによって部品点数を節減することがで
きると共に、パージを行う区画の選択に当たって印字ヘ
ッドを移動させるといった複雑な動きをさせなくてもよ
いという効果が得られる。
【0046】加えて、請求項4のインクジェット記録装
置によれば、パージを実行する特定の区画の選択と吸引
ポンプによるパージとを、インクジェット記録装置が元
々備えている給紙用モータにより簡単に実現することが
できる。
【0047】また、請求項5のインクジェット記録装置
によれば、複数の色毎にノズル列を有するインクジェッ
トヘッドに対して、色別のパージ動作を上述の如く簡単
な構成により、効率よく実行することができる。
【0048】また、請求項6のインクジェット記録装置
によれば、パージを行わない待機状態においては、切換
部材の第1の連結口を本体部の外周面に設けられている
吸引口と一致する様に位置させておくことにより、キャ
ップ部材で覆われている各ノズル列用の区画室のすべて
を同時に吐出口と連通する状態に保持することができ
る。
【0049】さらに、請求項7のインクジェット記録装
置によれば、各区画室を大気と連通させた状態にしてお
くことにより、長期保存状態において、各インクジェッ
トノズルに対して正の圧力が加わることがなく、この結
果、各インクジェットノズルに無理な力が加わって、次
に印字を実行する際に不具合を生じるといった問題を防
ぐことができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態のパージ装置の概略構成を示す模
式図である。
【図2】 実施の形態のパージ装置の駆動機構の構成を
示す平面図である。
【図3】 実施の形態のパージ装置の切換機構の詳細な
構造を示し、(A)及び(C)は断面図、(B)及び
(D)は平面図である。
【図4】 実施の形態のパージ装置の吸引色選択部材の
詳細な構造を示し、(A)は底面図、(B)は断面図、
(C)は正面図である。
【図5】 実施の形態のパージ装置の吸引色切換部材の
内のベース部材と中間部材の詳細な構造を示し、(A)
はベース部材の底面図、(B)はベース部材の断面図、
(C)は中間部材の断面図である。
【図6】 実施の形態のパージ装置における切換機構の
動作状態を示す平面図である。
【図7】 実施の形態のパージ装置における切換機構の
動作状態を示す平面図である。
【図8】 実施の形態のパージ装置における切換機構の
動作状態を示す平面図である。
【図9】 実施の形態のパージ装置における切換機構の
動作状態を示す平面図である。
【図10】 実施の形態のパージ装置における吸引ポン
プの動作状態を示す断面図である。
【図11】 実施の形態のパージ装置における吸引ポン
プの動作状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・インクジェットプリンタのパージ装置、3・・
・インクジェットノズル、5・・・印字ヘッド、7・・
・区画室、9・・・メンテナンスキャップ、11・・・
吸引孔、13・・・吸引ポンプ、13a・・・吸引口、
13b・・・排出口、13c・・・シリンダ、13d・
・・上部ピストン、13e・・・下部ピストン、13f
・・・シリンダ室、15・・・切換機構、15a〜15
d・・・吸引口、15e・・・吐出口、17,19,2
1・・・チューブ、30・・・駆動機構、31・・・給
紙モータ、33・・・ギア機構、35・・・遊星ギア、
37・・・太陽ギア、39・・・ギア部、41・・・吸
引色切換部材、41a〜41d・・・第1の窪み、41
e・・・第2の窪み、41f,41g・・・切欠、41
h・・・リップ部、43・・・カム部材、45・・・ギ
ア部、51・・・ベース部材、51a・・・爪部、53
・・・中間部材、53a・・・鍔部、53b,53c・
・・張り出しプレート、55・・・トップ部材、55a
・・・張り出し部55、55b・・・凸部、57・・・
マイクロスイッチ、57a・・・検出片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 弘 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA17 EA27 HA56 JA14 JC07 JC20 2C064 AA03 AA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズル列を備える印字ヘッドと、 該印字ヘッドの複数のノズル列を所定列ずつに区画し、
    その区画毎に密閉空間を形成し得るキャップ部材と、 該キャップ部材の各区画毎に設けられ、対応するノズル
    列のパージを行うための吸引孔と、 該各吸引孔と選択的に連通して前記パージ動作を実行す
    るための吸引ポンプと、 該吸引ポンプと前記各吸引孔との間に設けられ、所定の
    回転動作により特定の区画と前記吸引ポンプとを連通状
    態とすると共に、該特定の区画以外の区画と前記吸引ポ
    ンプとを閉鎖状態とする切換部材を有し、区画毎のパー
    ジを行わせる切換機構と、 該切換機構を作動させ、前記区画中から所定の区画を選
    択する選択手段と、 前記吸引ポンプを作動させる吸引ポンプ作動手段とを備
    えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記切換機構及び吸引ポンプは、共通の
    駆動源により作動可能に構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記共通の駆動源は、記録用紙を搬送す
    るための給紙用モータであり、 前記選択手段と吸引ポンプ作動手段は、前記給紙用モー
    タの回転を伝達し、前記切換機構を駆動する位置と、前
    記吸引ポンプを駆動する位置との間で移動可能な遊星ギ
    アを含むギア機構により構成されていることを特徴とす
    る請求項2記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記給紙用モータの一方向への回転によ
    り、前記切換機構の駆動位置への前記遊星ギアの移動
    と、さらに前記切換機構による区画の選択とが行われ、
    その後、前記給紙用モータの他方向への回転により、前
    記吸引ポンプの駆動位置への前記遊星ギアの移動と、さ
    らに前記吸引ポンプの作動とが行われるように、前記給
    紙用モータの回転方向の切り換え制御を行う制御手段を
    備えたことを特徴とする請求項3記載のインクジェット
    記録装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のノズル列は、複数の色に対応
    して設けられ、前記キャップ部材の区画は、色別に設け
    られることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか
    記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記切換機構は、 前記吸引ポンプとチューブを介して連通するために底面
    に設けられている吐出口と、前記キャップ部材の各吸引
    孔とチューブを介して連通するために外周面に設けられ
    ている複数の吸引口とを備える円筒状の本体部と、 該円筒状の本体部に対し、相対的に回転可能に内嵌され
    ると共に、前記各吸引口と対応して外周面に設けられ、
    該各吸引口を前記吐出口と連通させるための複数の第1
    の連結口と、該第1の連結口とずらして外周面に設けら
    れ、前記各吸引口の内の1つを前記吐出口と連通させて
    前記吸引ポンプによるパージが可能な状態とすると吸引
    用の第2の連結口とを備える円筒状の切換部材と、 該切換部材に嵌合すると共に、前記ギア機構の遊星ギア
    と噛み合って前記切換部材を前記本体部に対して回転さ
    せるギア部材とから構成されていることを特徴とする請
    求項5記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の連結口を前記各吸引口と一致
    する様に位置させることで、前記各ノズル列を前記吸引
    ポンプを介して大気連通状態とすることができる様に構
    成されていることを特徴とする請求項6記載のインクジ
    ェット記録装置。
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