JPH07132617A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH07132617A
JPH07132617A JP15948893A JP15948893A JPH07132617A JP H07132617 A JPH07132617 A JP H07132617A JP 15948893 A JP15948893 A JP 15948893A JP 15948893 A JP15948893 A JP 15948893A JP H07132617 A JPH07132617 A JP H07132617A
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JP
Japan
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ink
ink jet
piston
suction
cylinder
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Pending
Application number
JP15948893A
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English (en)
Inventor
Haruo Uchida
春男 内田
Yoshitaka Okamura
美隆 岡村
Yasutsugu Saijo
西城  泰嗣
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のインクジェットヘッドのそれぞれから
インクを吸引すること、必要なヘッドだけからインクを
吸引することの選択ができる小型軽量、小トルクのポン
プユニットを提供すること 【構成】 各々のヘッドのインク吐出口部に独立に負圧
を発生させて吸引を行なう一括吸引モードと、1つのヘ
ッドの吐出口部にのみ負圧を集中させて吸引を行なう個
別吸引モードとが選択的に構成されているポンプである
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録手段から被記録材
へインクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装
置に関し、さらに詳しくはインクジェットヘッドの信頼
性を上げるための回復処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図29は従来のインクジェット記録装置
の概略図を示す。ここで、Cはインクジェットカートリ
ッジであり、図中上方にインクタンク部、下方に記録ヘ
ッドを有してなるものであり、さらに記録ヘッドを駆動
するための信号などを受容するためのコネクタを設けて
ある。本例に係る記録ヘッドは、図中底面側に複数の吐
出口を有し、その吐出口に連通した液路部分にインク吐
出に利用されるエネルギを発生する素子が配置される。
また、各液路は共通液室に連通し、該共通液室にインク
タンク部から供給されるインクが受容される。なお、上
記素子としては吐出口ないし液路の高集積化が可能なこ
とから、電気熱変換素子を用いるのが好適である。
【0003】2はキャリッジであり、4個のカートリッ
ジC(C1,C2,C3,C4;それぞれ異なった色の
インクに対応しており、たとえばイエロー,マゼンタ,
シアン,ブラックなど)を位置決めして搭載するととも
に、記録ヘッドを駆動するたための信号などを伝達する
ためのコネクタホルダが設けられて記録ヘッドと電気的
に接続されるようになっている。
【0004】111はキャリッジ102の主走査方向に
延在し、キャリッジ102を摺動自在に支持する走査レ
ール、152はキャリッジ102を往復動させるための
駆動力を伝達する駆動ベルトである。また、搬送ローラ
対115,116および搬送ローラ対117,118
は、記録ヘッドによる記録位置の前後に配置されて記録
媒体Pの挟持搬送を行う。Pは紙などの記録媒体であ
り、記録媒体Pの被記録面を平坦に規制するプラテン
(不図示)に圧接されている。キャリッジ102に搭載
されたインクジェットカートリッジCの記録ヘッド部は
キャリッジ102から図中下方へ突出して記録媒体搬送
用ローラ116,118間に位置し、記録ヘッド部の吐
出口形成面はプラテン(不図示)の案内面に圧接された
記録媒体Pに平行に対向するようになっている。
【0005】本例のインクジェット記録装置において
は、回復手段としての回復系ユニット200を図29の
左側にあるホームポジション側に配設してある。回復系
ユニット200において、300は記録ヘッドを有する
複数のインクジェットカートリッジCにそれぞれ対応し
て設けたキャップユニットであり、上下方向に昇降可能
である。そしてキャリッジがホームポジションにあると
きには記録ヘッド部と接合してこれをキャッピングし、
記録ヘッドの吐出口内のインクが蒸発して増粘,固着
し、吐出不良が生じるのを防いでいる。
【0006】また、回復系ユニットにおいて500はキ
ャップユニット300に連通したポンプユニットであ
り、記録ヘッドに万一吐出不良が生じた場合、キャップ
ユニット300と記録ヘッドとを接合させて行う吸引回
復処理などに際してそのための負圧を生じさせるのに用
いる。さらに、回復系ユニットにおいて、401はゴム
などの弾性部材で形成されたワイピング部材としてのブ
レード、402はブレード401を保持するためのブレ
ードホルダである。本例においては、キャリッジ2の移
動によって駆動されるブレード昇降機構(不図示)によ
り、ブレードホルダ402に支持されたブレード401
は、記録ヘッドの吐出口形成面に付着したインクをワイ
ピングすべく突出(上昇)した位置(ワイピング位置)
と、記録ヘッドの吐出口面と干渉しないように後退(下
降)した位置(待機位置)との2つの位置に設定可能と
している。
【0007】次にポンプユニットについて説明する。本
ポンプユニット500はインクジェットヘッドの正常な
インク吐出状態を維持する、あるいは吐出口に目詰まり
が生じた場合等において正常なインク吐出状態に回復す
る目的から、回復用のポンプを配置し、ポンプの発生す
る負圧を利用して吐出口からインクを吸引するものであ
る。また本ポンプの1例としては、可撓性チューブ内の
容積を変化させ、これを利用して負圧を発生させるチュ
ーブポンプと呼ばれるものを使用したものがある(例え
ば特願平1−122880号)。
【0008】図30はその概略を示す。まず、インクジ
ェットヘッド101に対して、キャップ300の開口部
を当接せさ、吐出口形成面101Aのキャッピングを行
う。キャップ300の背面側にはもう一方の開口部が設
けられており、当該開口部にはチューブポンプの構成要
素であるチューブ503が接続されている。チューブ5
03に対しては、これを加圧する加圧コロ505が設け
られ、軸部分505Aがガイドローラ504に対して回
転可能な状態で支持されている。ガイドローラ504の
軸部分504Aはポンプベース506に対して回転可能
な状態で取付けられている。また、ポンプベース506
にはガイドローラ504の軸と同軸の円弧状の溝506
Aが形成されている。
【0009】上記構成において、ガイドローラ504が
図示しない駆動手段により矢印a方向に回転すると、ガ
イドローラ504上の加圧コロ505が図30(a)の
Xの部分でチューブ503と接触・押圧して、押圧部分
のチューブの内側の空間が0になるまでチューブ503
を押しつぶす。この状態からさらにガイドローラ504
が矢印a方向に回転すると、加圧コロ505はチューブ
503を押しつぶした状態で矢印b方向に従動的に回転
する。そして図30(b)のYの部分で一時停止され
る。このとき、ヘッド1の吐出口形成面1Aには位置X
からYまでの間に加圧コロ505によって押しつぶされ
たチューブ内の容積変化により負圧が発生し、吐出口か
らの吸引動作が行われる。また、チューブ503の下流
には吸引によって吐出口より引き出されたインクを貯め
る廃インク処理部材7が配置されている。
【0010】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、次に示すような問題があった。
【0011】インクジェットヘッドにインクを供給する
インクタンクをユーザーが交換して使用する場合には、
タンク交換時にタンクとヘッドの接続部からインク流路
に気泡が混入する場合があり、この気泡を除去するため
には、タンク接続部から吐出口までのインク流路体積以
上の吸引量と、インク流路内にあるゴミ取り用のフィル
ター(数十ミクロンの気孔を有する)を、気泡が通過す
ることが出来るほどの吸引圧が必要となり、そのため1
つのヘッドに対して、大きな吸引量、吸引圧を発生する
ポンプが必要になる。そのため各々のヘッドに対して独
立に構成されたポンプが大型化し、記録装置の小型軽量
化の妨げになるという問題があった。また、ポンプが大
型化するとポンプを駆動するモーターの負荷トルクが大
きくなるために、モーターが大型化したり、コストアッ
プするという問題があった。
【0012】上記従来例では各ヘッド毎にキャップ手段
とポンプ手段を設けるので回復機構を有するユニットが
大型化してしまいカラーインクジェット記録装置の小
型、計量化の実現の妨げになっていた。
【0013】上記従来例では、複数個のインクジェット
ヘッドに対して、一括で吸引回復を行なってしまうため
実際は、回復の必要のないインクジェットヘッドに対し
ても、回復を行なわざるを得ないという欠点があった。
すなわち、インク切れによりインクタンクないし、イン
クタンクとインクジェットヘッドを一体にしたヘッドユ
ニットを交換した場合に、それぞれイニシャル時の吸引
回復を行ない印字可能状態にする必要があるが、たとえ
ばシアン,マゼンタ,イエロー,ブラック4色を用いた
カラー記録装置の際に4色のインクが同時になくなる事
はごくまれで、いずれか一色のインクだけがなくなるケ
ースが多く、その際でも本来イニシャル回復を必要とし
ない他の3色も同時に吸引回復を行なってしまう。その
結果インクを無為に浪費することになり、ランニングコ
ストが高くなる欠点や、廃インク容器の容量が大きくな
ることにより、装置の小型化の阻害要因となる欠点をま
ねいてしまう。またこの様な欠点は、インクタンク等の
交換時だけではなく特定色が通常のサイクルの中でなん
らかの原因で不吐出を起こし、そのヘッドのみに回復が
必要な場合にも生じてしまう。
【0014】
【課題を解決するための手段】被記録材へインクを吐出
して記録を行なう複数のインクジェットヘッドを有し、
吐出口部に負圧を発生させてインクを吸引し、目詰りを
回復するポンプを有する記録装置において、各々のイン
クジェットヘッドに対して吐出口部に独立に負圧を発生
させて吸引を行なう一括吸引モードと、一つのインクジ
ェットヘッドに対して吐出口部に前記独立に発生させた
負圧を集中させて吸引を行なう個別吸引モードを具有す
ることを特徴とする。
【0015】インクを吸引するポンプのシリンダがシリ
ンダ内を摺動する少なくとも2つのピストン及び同数の
インクジェットヘッドに通じる連通口を有し、前記ピス
トンはピストン軸に遊嵌されるとともに孔が設けられて
おり、前記ピストン軸にはピストン軸が往動するときに
前記孔に密着しながらピストンを摺動させる押し出し板
と、ピストン軸が復動するときにピストンを引き戻す引
っ掛けツメを少なくとも2個づつ設けたことを特徴とす
る。
【0016】インクを吸引するポンプのシリンダがシリ
ンダ内に仕切られた空間を形成する仕切り板を有するピ
ストン及び各仕切られた空間を各インクジェットヘッド
に通じる連通口を具備し、ピストンがシリンダ内で往復
運動することにより、シリンダー内に仕切られた空間に
独立した体積変化を発生させ、各々のインクジェットヘ
ッドに対して独立の負圧を与える一括吸引モードと、ピ
ストンの回転操作により負圧を与えるインクジェットヘ
ッドを選択し、シリンダ内の全体積変化を1つのインク
ジェットヘッドに集中させて吸引を行なう個別吸引モー
ドを1つのポンプで行なうことを特徴とする。
【0017】被記録材へインクを吐出して記録をする複
数のインクジェットヘッドのインク吐出口よりインクを
強制的に排出させることにより、前記インクジェットヘ
ッドの吐出状態を維持あるいは回復するために設けられ
た複数の可撓性チュ−ブと、該可撓性チューブを押しつ
ぶすための複数の加圧部材と、前記可撓性チューブを押
しつぶす時のバックアップとなる複数の加圧ガイドと、
前記加圧部材を可撓性チューブに対して相対移動させる
ための1つの駆動手段とを具備するインクジェット記録
装置において、加圧部材と加圧ガイドによる可撓性チュ
ーブ押しつぶし動作を複数の可撓性チューブ全部に対し
て行なう事により複数のインクジェットヘッド全部をほ
ぼ同時に一括吸引回復させる手段と、加圧部材と加圧ガ
イドによる可撓性チューブ押しつぶし動作を複数の可撓
性チューブのうちの1部に対して行なう事により複数の
インクジェットヘッドのうちの1部を個別吸引回復させ
る手段とを具備することを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明によれば、吐出口部に負圧を発生させ、
インクを吸引し目詰まりを回復するポンプを有する記録
装置に於いて、各々のヘッドに対して吐出口部に独立に
負圧を発生させて吸引を行なう一括吸引モードと、1つ
のヘッドに対して、前記の独立に発生させた負圧を1つ
のヘッドに集中させて吸引を行なう個別吸引モードを同
一のポンプによって行なうことにより、ポンプの数を減
少させることが出来るため、記録装置の小型軽量化が実
現出来る。また、ポンプの駆動トルクを小さくすること
が出来るため、モーターを小型化し、コストダウンを可
能にするものである。
【0019】本発明によれば、イエロー,マゼンダ,シ
アン,ブラックのヘッドが一体になったヘッドを使用
し、一つのポンプでピストンのストロークにより負圧の
発生する部屋を制御するので、回復したいノズル部分だ
けのインクを吸引することができる。また4色一体型の
ヘッドを使用し、ポンプも一つであるので回復ユニット
が小さくなりカラーインクジェット記録装置を小型にす
ることができる。またイエロー,マゼンダ,シアンの3
色とブラックインクをそれぞれ別に吸引することができ
るので、吸引時におこる混色を低減させることが可能と
なり、吸引時にノズル内に入った混色インクをノズルの
外に出すための空吐出も減らすことが可能となる。
【0020】本発明によれば複数個のインクジェットヘ
ッドと、インクジェットヘッドのインク吐出口よりイン
クを強制的に排出させることにより、前記インクジェッ
トヘッドの吐出状態を維持あるいは回復するために設け
られた複数の可撓性チューブと、その可撓性チューブを
押しつぶすための複数の加圧部材と、その可撓性チュー
ブを押しつぶす時のバックアップとなる複数の加圧ガイ
ドと、加圧部材をチューブに対して相対移動させるため
の一つの駆動手段を有し、加圧部材と加圧ガイドによる
チューブ押しつぶし動作を複数のチューブ全部に対して
行なう事により、複数個のインクジェットヘッド全数を
ほぼ同時に一括吸引回復させる手段と加圧部材と加圧ガ
イドによるチューブ押しつぶし動作を複数のチューブの
うちの一部に対して行なう事により、複数個のインクジ
ェットヘッドのうちの一部を個別吸引回復させる手段と
を設けることにより、ある一定時間毎あるいは一定印字
枚数毎に必要な通常の回復シーケンスにおいては、イン
クジェットヘッド全数をほぼ同時に一括回復させ、ある
特定のヘッドのみ回復が必要な場合には、そのヘッドだ
けに対して個別回復させる様にしたものである。
【0021】
【実施例】図1〜図8に本発明の第1実施例である回復
系の吸引ポンプの断面図を示す。図1において1はイエ
ロー,マゼンダ,シアン,ブラックの吐出口が縦1列に
並ぶ4色1体型記録ヘッド、2は記録ヘッドのカラーの
インク吐出口(イエロー,マゼンダ,シアン)とブラッ
クインクの吐出口を分けてキャッピングするキャップ、
3はキャップ2とポンプをつなぐチューブ、4はピスト
ンを動かす押し出し板4a,4cと引っ掛けツメ4b,
4dを設けたピストン軸、5はシリンダである。6はシ
リンダ5内を動く第1のピストン、7はシリンダ5内を
動く第2のピストンであるが、いずれも孔6a,7aに
ピストン軸4をフリーに挿通している。8はピストン軸
4の動きでエアーがもれないようにする密封ゴム、9は
吸引したインクを排出する排出口、である。
【0022】次に、吐出口がゴミでつまったりインクの
増粘により吐出不良をおこしたときの本発明による回復
動作を説明する。図1は通常キャッピング時や印字中の
ピストンの待機位置を示す。この状態ではキャップ内
A,Bのどちらにも負圧はかかっていない。キャリッジ
がH.P.に来てヘッドにキャッピングをして回復動作
を行なう信号が送られると、図2に示すようにピストン
軸4が不図示の駆動源により矢印方向に動かされる。こ
の時第1と第2のピストン6,7とピストン軸4はお互
いにフリーなのでピストン軸4だけが動きだす。すると
まず最初にピストン軸4に設けられた押し出し板4aが
第1のピストン6に押しつけられ孔6aを塞ぐのでシリ
ンダ5内が密閉される。そのままピストン軸4が動いて
いくと(図3)、シリンダ5内は次第に負圧になってい
く。そして第1のピストン6がシリンダ5に設けられた
第1の連通口5aの箇所にきてそのままピストン軸4に
押されて第1の連通口5aとシリンダ5の内部が連通す
る(ピストン軸4が図3の位置より少しでも右側に動
く)と、キャップ2内のA側に負圧がかかりBkインク
のみを吸引する。通常の印字においてはBkのみを使う
事が多いのでピストン軸4は図4の位置まで来ると矢印
Y方向にひきもどされ、図1の待機位置に戻る。こうす
ることにより使用頻度のたかいBkインクのみを回復さ
せることができる。図4の矢印Y方向にピストン軸4が
引戻されるとき第1のピストン6はピストン軸4に設け
られた引っ掛けツメ4bにより図1の待機位置に戻され
る。
【0023】次にカラー側の吐出口を回復させたいとき
には前記と同じように図1から図4の状態までピストン
軸4を動かした後、さらに図4の矢印X方向にピストン
軸4を動かす。するとピストン軸4に設けられた押し出
し板4cと第2のピストン7が密着し孔7aを塞ぐので
シリンダ5内を負圧にする。そしてそのままピストン軸
4が矢印X方向に動くと第2のピストン7が第2の連通
口5bの位置に来る(図5)。そして第2の連通口5b
を過ぎるとキャップ内B側が負圧になりヘッド1のカラ
ー側の吐出口のインクを吸引する(図6)。このとき押
し出し板4cと第2のピストン7が密着してしまうとキ
ャップ内A側は密閉空間になるのでBkインクは吸引さ
れることはない。つまりBkインクのみを回復させると
きとBkインク+カラーインクを回復させるときとでB
kインクの吸引量は同じ量であるので必要以上にBkイ
ンクを吸引することがない。
【0024】次にピストン軸4は図7の矢印Y方向に動
きだす。すると押し出し板4a,4cとピストン6,7
は開放される。さらにY方向にピストン軸4が移動する
とシリンダ5内の密閉ゴム8側の体積が押し縮められ、
吸引されたインクは図8の矢印Zに示すように流れて排
出口9から排出される。
【0025】〈第2実施例〉図9に本発明の第2実施例
を示す。これは第1実施例のピストンを2個から4個に
したものである。まず図9の状態からピストン軸が往動
をはじめると押し出し板4aが第1ピストン6の孔を密
閉しながら押す。このとき、連通口5b,5c,5dは
それぞれピストン7,71,72により閉じられている
のでシリンダ内は負圧になる。そしてさらに第1ピスト
ン6が押されて、連通口5aを第1ピストン6が過ぎた
ときに、空間とシリンダ内が連通して空間が負圧に
なる。するとイエローのノズルからのみインクが吸引さ
れる。さらにピストン軸が往動すると押し出し板4cが
第2ピストン7の孔を密閉しながら押す。そして第2ピ
ストン7が連通口5bを通り過ぎるときに空間が負圧
となりマゼンダのインクが吸引される。このようにして
ピストン軸が往動するとさらにシアン,ブラックのイン
クがそれぞれ第3ピストン71と第4ピストン72が連
通口5c,5dを通り過ぎるときに吸引されることにな
る。このようにヘッドの色数に対応した数のピストンと
押し出し板とを有する構成にすればそれぞれの色を別個
に吸引することができるので、吸引されたインクが混ざ
る事がなくなる。その他の構成、効果は第1の実施例と
全く同じである。
【0026】〈第3実施例〉図10,図11に本発明の
第3実施例を示す。これは第1の実施例の引っ掛けツメ
と押し出し板を1組として2組をピストン軸上に対向さ
せ、その中間位置にインク排出口9を設けたものであ
る。まずピストン軸4が矢印A方向に動くと、まず押し
出し板4aが第1のピストン6に密着しながら第1のピ
ストン6を押し出し、の空間側のインクを矢印の流れ
のようにまず吸引する(図11(a))。次にの空間
側のインクを矢印の流れのように吸引すると、ピストン
軸4が初期の位置まで戻った後、矢印B方向に動く(図
11(b))。すると押し出し板4cが第2のピストン
7に密着しながら第2のピストン7を押し出す。交互に
吸引されたインクは交互にインク排出口9から排出され
る。
【0027】このようにピストン軸4のストロークによ
って吸引する箇所を制御するのではなく、ピストン軸4
の動く方向で制御するので制御が簡単になるというメリ
ットがある。その他の構成、効果は第1の実施例と全く
同じである。
【0028】〈第4実施例〉図12,図13に本発明の
第4実施例を示す。これは第1の実施例の引っ掛けツメ
と押し出し板を1組として2組をピストン軸上に対向さ
せ、その中間位置でシリンダ内を仕切る密封ゴム8を設
けたものであるが第3の実施例とは反対方向に対向させ
たものである。同図においてピストン軸4が矢印A方向
に動くと、まず押し出し板4aが第1のピストン6に密
着しながら第1のピストン6を押し出し、の空間側を
まず吸引する(図13(a))。次にの空間側を吸引
するときは、ピストン軸4が初期の位置まで戻った後、
矢印B方向に動く。すると押し出し板4cが第2のピス
トン7に密着しながら第2のピストン7を押し出す(図
13(b))。
【0029】このようにピストン軸4のストロークによ
って吸引する箇所を制御するのではなく、ピストン軸4
の動く方向で制御するので制御が簡単になるというメリ
ットがある。さらにこの構成にすることにより吸引した
後の廃インクが混ざることがない。よって組成の違うイ
ンクで混ざると増粘するようなインクを使用することが
できる。その他の構成、効果は第1の実施例と全く同じ
である。
【0030】〈第5実施例〉次に図14,図15を用い
て第5実施例の回復系の吸引ポンプについて説明する。
【0031】図14はポンプの断面図、図15は矢印D
方向から見た断面図である。
【0032】同図において、シリンダー31内には往復
運動するピストン軸35が配置され、ピストン軸の外周
には十字状に形成された4本のリブ35aが形成され、
またリブ35aの先端には仕切りゴム36が設けられ、
シリンダー31の内周に圧接して構成されている。シリ
ンダ内はリブ35a、仕切りゴム36により4つの空間
に分割され、各空間は各連通孔31aに通じるように構
成されている。シリンダー31はゴムシール33、ピス
トンの往復運動を許容する切欠きを有するゴムシール3
3及びフタ34によってシリンダー内部が密封されるよ
うに構成されている。また、ピストン軸35には、4枚
の板を十字状に配したピストン軸先端部35dと押出し
部35bとが間隔をおいて設けられこの間にあって、ピ
ストンゴム37は軸方向にはフリーにして、回転方向に
は不図示の係合機構によって一体に回転するように設け
られている。ピストンゴム37の外周面はシリンダー3
1の内周に圧接し、またピストン軸方向に突出して連通
孔31aを選択的にシールするための突片37aが3箇
所設けられている(図14参照)。
【0033】次にポンプの動作について説明する。ま
ず、4色のヘッドを独立に同時に吸引する一括吸引モー
ドの動作について説明する。記録ヘッドの吐出口をキャ
ップで密封した状態で、シリンダー31の4つの連通孔
31aと4つの仕切りゴム36及びピストンゴムの3つ
の突片37aは図15に示すように連通孔31aと係合
しない位置関係になっている。このような位置関係でピ
ストン軸35が図示しない駆動源により矢印B方向に進
む時、ゴムシール33により、シリンダー31内が外部
と密封された状態でピストン軸35の移動が行なわれ
る。ピストン軸35がB方向に移動するとピストンゴム
37の端面に設けられた突起37b(2箇所)にシリン
ダー軸35の円盤状に構成された押出し部35bが接触
しながら移動する。ピストン軸35がさらにB方向に移
動すると、図16に示すようにピストンゴム37が連通
孔31aを通過した位置で停止する。この状態では、ピ
ストン軸35が図14から図16の状態に移動した時の
シリンダー31内の体積変化によって発生する負圧が連
通孔31aを通じて各々の記録ヘッドに与えられること
になる。また、仕切ゴム36により、シリンダー31内
を分割した状態で上記動作が行なわれるため各々のヘッ
ドには、シリンダー内で発生する独立した負圧が与えら
れることになる。記録ヘッドに負圧が与えられることに
より、吐出口よりインクが排出され各連通孔31aを通
して図16に示すようにインクIがシリンダー内に注入
される。そして、シリンダー内の負圧が0になるまでシ
リンダー内にインクが注入され吸引が終了する。
【0034】次に排出動作について説明する。ピストン
軸35が矢印C方向に移動すると、図14に示すよう
に、ピストン軸35の先端部35dがピストンゴム37
の先端部に当接して移動する。この時ピストンゴム37
の突起37bとシリンダー軸35の押出し部35b部が
離れた状態で移動が行なわれる。そのため図14に示す
ようにピストン軸35の押出し部35bとピストンゴム
37の両端面間のギャップを通してインクIが図の左方
向に移動する。そして、次にピストン軸35が矢印B方
向に移動する動作でインクがシリンダー31の左方向に
運ばれ図示しない廃インク処理部材へと運ばれる。
【0035】次に、個別吸引モードについて図17,図
18を用いて説明する。図18は図17を矢印D方向か
ら見た断面図、図18に於いて、吸引するヘッドを選択
するためにピストン軸35を矢印に示すように時計方向
にシリンダー31内で回転させる。この時ピストン軸3
5とピストンゴム37は、回転方向には不図示の係合機
構によって係合状態にあり、仕切りゴム36と突片37
aの位置関係を保った状態で回転可能に構成されてい
る。またゴムシール33及びフタ34も同時に回転す
る。図18に於いてはマゼンタのヘッドのみを吸引する
場合を示している。ピストン軸35の回転によりピスト
ン軸方向に突出している突片37a(3箇所)が連通孔
31a(B),31a(Y),31a(C)とD方向か
ら見て、相対位置が一致するところで固定されている。
この時マゼンタヘッドに連通する連通孔31a(M)に
は突片37aがない状態にある。この状態で、図17に
示すようにピストン軸35を矢印B方向に移動させ、ピ
ストンゴム37が連通孔31aを通過し、さらにピスト
ン軸35の4つのリブ35aに設けられた穴35c(4
箇所)がゴムシール33を通過し、シリンダー31内で
4箇所に仕切られた部分が穴35cにより連通する位置
で停止する。この時、ピストンゴム37の突起37aと
連通孔31aと係合し、シリンダー31の内部と、連通
孔31a(B),31a(Y),31a(C)部を遮断
する。この状態では、ピストン軸35が矢印B方向に移
動した時にシリンダー31内部に発生した負圧が全て連
通孔31a(M)を通してマゼンタの記録ヘッドに与え
られる。インクの排出に関しては、一括吸引モードと同
様にピストン軸35を矢印C方向に移動させることによ
り行なわれる。よって、ピストン軸35を回転させ突片
37aと連通孔31aの位置関係を選ぶことにより選択
的に吸引が可能となる。
【0036】〈第6実施例〉第5実施例に於いては連通
孔31aを遮断する手段として、ピストンゴム37に突
片37aを設ける構成について述べたがピストン軸35
に突起を設ける構成でも同様の効果が得られる。
【0037】図19に示すようにピストン軸35からリ
ブ35aを出しその先端に連通孔31aを遮断するため
のゴム38を3箇所設けるということである。実施例に
於いてピストン軸35とピストンゴム37は回転方向に
は、係合状態にあり、一体的に回転可能な構成を有する
ことから、ピストン軸35に連通孔31aを遮断する部
分を設けても問題ない。
【0038】〈第7実施例〉第5実施例に於いては、シ
リンダー31内をピストン軸35によって4分割する構
成について述べたがリブの数を変えれば2分割や4分割
以上の構成も可能である。また、第5実施例に於いて
は、連通孔31aを4個連通孔31aを遮断する突起3
7aを3個設け、吸引するヘッドを1ヘッドにする構成
について述べたが、突起37aを2個または1個にする
ことにより吸引するヘッドを2ヘッドまたは3ヘッドに
することも可能である。また第5実施例に於いては、連
通穴35cを4個設け、シリンダー31の4分割された
部分の全体が連通する構成について述べたが連通穴35
cの数や位置を変えることにより、3分割や2分割され
た部分のみを連通させることも出来る。
【0039】〈第8実施例〉図20,図21は本発明の
第8実施例を示し、図20は一括・個別両吸引が可能な
チューブポンプ断面図、図21は一括吸引のみが可能な
チューブポンプ断面図である。図面では、いまカラー4
色(シアン,マゼンダ,イエロー,ブラック)に対応し
た4組のチューブポンプのうち一番記録媒体寄りの1組
のチューブポンプのみ一括・個別両吸引が可能となる様
にした状態にある。すなわち、図29で示すところの、
キャップ301に接続されたチューブポンプのみ図20
で示す断面形状をしており、図29で示すところのそれ
以外のキャップ302,303,304に接続されたチ
ューブポンプはそれぞれ図21で示す断面形状をしてい
る。
【0040】図20において、加圧コロ605はコロホ
ルダー604に回転自在に軸支され、コロホルダー60
4はホルダー606にやはり回転可能に軸支されてい
る。また、一番記録媒体寄りのキャップ301に接続さ
れたチューブ603はホルダー606に這い回されてい
る。ホルダー606の加圧ガイド部には、一括吸引ガイ
ド606Aと個別吸引ガイド606Cがあり、その中間
部に逃げ部606Bが形成されている。また、図21で
示すところの一括吸引のみが可能なチューブポンプにお
いては、ホルダー606の加圧ガイド部には先の図20
の一括吸引ガイド606Aと同位相に同じく一括吸引ガ
イド606Dが形成されている。さらに先の図20の個
別吸引ガイド606C、逃げ部606Bに相当する位相
には、大きな逃げ部606Eが形成されている。次に、
吸引回復動作について説明する。
【0041】まず、一括吸引時には、図20,21で示
す加圧コロ605をPの位置に回転させ、その後、図2
9で示すところのホームポジションにキャリッジ2を移
動させ、キャップ301,302,303,304に対
向する位置にカートリッジC1,C2,C3,C4を位
置決めし、そしてキャップの開口部をカートリッジCの
記録ヘッド部に当接させる。次に、コロホルダー604
を図20,21中a方向に回転させると加圧コロ605
がチューブ603を押しつぶし、その後コロホルダー6
04の移動に伴って、加圧コロ605はチューブを押し
つぶしながら矢印b方向に従動的に回転する。そして、
図20,21中のXの部分で一時停止される。このと
き、ヘッドの吐出口形成面には位置PからXまでの間に
加圧コロ605によって押しつぶされたチューブ内の容
積変化により負圧が発生し、吐出口からの吸引動作が行
なわれる。
【0042】次に個別吸引時の動作について説明する。
ここでは図29で示すところのC2の記録ヘッドを吸引
回復する場合を例に説明する。まず図20で示すコロホ
ルダー604を加圧コロ605がYの位置に来るまで回
転させ、その後図29中a方向にキャリッジを移動さ
せ、カートリッジC2がキャップ301に対向する位置
でキャリッジを停止させる。そして、キャップを上昇さ
せキャップの開口部をカートリッジCの記録ヘッド部に
当接させる。この時、キャップ301がカートリッジC
2のヘッド部に当接するのに伴い、キャップ302,3
03はおのおのカートリッジC3,C4と当接する。次
にコロホルダー604を図20中a方向に回転させる
と、図20に示した一括・個別両吸引可能なチューブポ
ンプでは、加圧コロ605がチューブ603の内側の空
間が0になるまでチューブ603を押しつぶし、その後
押しつぶした状態のまま矢印b方向に従動的に回転す
る。そして図中Zの部分で一時停止され、ヘッドの吐出
口形成面には位置YからZまでの間に加圧コロ605に
よって押しつぶされたチューブ内の容積変化により負圧
が発生し、吐出口からの吸引動作が行なわれる。この時
図21に示した一括吸引のみ可能なチューブポンプで
は、加圧コロが位置YからZまで回転しても、ガイド逃
げ部606Eとの間でチューブ603を押しつぶす事は
ないのでヘッド吐出口形成面に負圧が発生せず、従って
吸引動作は行なわれない。この様にして本実施例は図2
9で示すところのキャップ301に接続されたチューブ
ポンプのみ図20で示す断面形状をした一括・個別両吸
引可能なチューブポンプとする事により、キャリッジ2
を移動させ、カートリッジC1〜C4までのどのカート
リッジをキャップ301と対向する位置にもってくるか
によって、選択的に個別吸引が可能になる様にしたもの
である。
【0043】〈第9実施例〉図22は本発明の第9実施
例を示す、チューブポンプの断面図である。本実施例で
は、カラー4色に対応した4組のチューブポンプのすべ
てを図22で示したチューブポンプにしたものである。
加圧コロ605は、コロホルダー604に回転自在に軸
支され、コロホルダー604は、筐体613に軸602
をもってやはり回転自在に軸支されている。ホルダー台
652は加圧ガイド部652Aが形成され、軸651を
もって筐体613に各色独立的に回転可能に軸支されて
いる。
【0044】まず一括吸引時には、4個のチューブポン
プすべてのホルダー台652を図中実線状態に固定し、
その後図29で示すところのホームポジションにキャリ
ッジ102を移動させ、キャッブ301,302,30
3,304に対向する位置にカートリッジC1,C2,
C3,C4を位置決めし、キャップ開口部をカートリッ
ジCの記録ヘッド部に当接させる。以降は先の実施例の
一括吸引と同様の手順で一括吸引を行なう。
【0045】次に、個別吸引の手順について説明する。
4個のチューブポンプのうち吸引の必要のないチューブ
ポンプのホルダー台652を不図示の機構により図中d
方向に2点鎖線の状態にまで回転させる。するとコロホ
ルダー604を図中a方向に回転させても加圧コロ60
5は、チューブ603を押しつぶす事がないためその結
果ヘッドの吐出口形成面に負圧が発生しないため、吸引
ができない状態となる。本実施例では、先の実施例に比
較してキャリッジの移動を併なわないで任意の色につい
て複数同時に個別吸引が可能になるという特徴がある。
【0046】〈第10実施例〉次に、図23,図24を
用いて本発明の第10実施例を説明する。
【0047】図23は一括吸引時の状態を示す断面図、
図24は個別吸引時の吸引の必要のないチューブポンプ
の状態を示す断面図である。加圧コロ605は、コロ保
持台608に軸部605Aで回転可能に軸支されてい
る。コロ保持台608は、コロホルダー604に次のよ
うにして上下動可能に保持されている。連結板701
は、その一端の穴701Aで、コロ保持台608の軸6
08Aと係合し、もう一端の丸長穴701Bで回転板7
02の軸702Bと係合している。回転板702は軸部
702Aでコロホルダー604に回転可能に支持されて
いる。
【0048】一括吸引の場合は、4つのチューブポンプ
のコロホルダー604を図23中のa方向に回転させ、
加圧コロ605を図中Pの位置にし、以降は第8実施例
と同様の手順をもって一括吸引を行なう。
【0049】次に、個別吸引について説明する。4個の
チューブポンプのうち吸引の必要のないチューブポンプ
について以下に示す動作を行なう。図23中,回転板7
02をe方向に回転させる。すると連結板701を介し
てコロ保持台608はしだいに下降し、回転板702を
図23の状態からe方向に180°回転させると、図2
4の状態となり、その時、コロ保持台608、加圧コロ
605は最下点に達する。この状態を維持したまま、図
23中の加圧コロ605のP位置と同位相までコロホル
ダー604を回転させると加圧コロは、図24中Qの状
態となる。この状態からコロホルダー604をa方向に
回転させても、加圧コロ605はチューブ603を押し
つぶさないのでその結果、ヘッド吐出口形成面には、負
圧が発生しないため、吸引をしない状態が達成できる。
他のチューブポンプの加圧コロ605を図23に示す状
態にしたまま、コロホルダー604を回転させることに
より結果として、個別吸引が可能になる。
【0050】〈第11実施例〉次に図25,図26を用
いて本発明の第11実施例を説明する。
【0051】図25は、第11実施例を盛り込んだチュ
ーブポンプの断面図、図26は第11実施例を盛り込ん
だチューブポンプの要部上面図である。図26のよう
に、各加圧コロ605はコロホルダー801あるいは8
03にそれぞれ回転自在に保持され、コロホルダー80
1は、突条802B付き回転軸802を介して加圧ガイ
ド部800Aに、回転自在に保持されている。コロホル
ダー803は加圧ガイド部800Aに回転自在に支持さ
れ、穴803A,803Bに回転軸802を通されてい
る。回転軸802は突条802Bを持つとともに図26
で示すPからQ位置まで軸スラスト方向に移動可能な構
成となっている。
【0052】まず、一括吸引時には、回転軸802を図
26に示すR方向にQの位置(図中太い破線で示す)ま
で押し込み、コロホルダー801,803を共に図25
中のPの位置まで回転させ、その後図29で示すところ
のホームポジションにキャリッジ102を移動させ、キ
ャップ301,302,303,304に対向する位置
にカートリッジC1,C2,C3,C4を位置決めし、
そしてキャップの開口部をカートリッジCの記録ヘッド
部に当接させる。以下、第8実施例の一括吸引と同様の
手順で吸引動作を行なう。
【0053】次に個別吸引時の動作について説明する。
ここでは図29で示すところのC2の記録ヘッドを吸引
回復する場合を例に説明する。まず回転軸802を図2
6に示すR方向にQの位置まで押し込みコロホルダー8
01,803を共に図25中のMの位置まで回転させ
る。その後回転軸802を図26に示すS方向にPの位
置まで引き抜き、コロホルダー803と回転軸802と
の係合を脱し、コロホルダー801のみの係合とし次に
回転軸802を図25中a方向に回転させ図25に示す
Pの位置までコロホルダー801のみを回転させる。そ
の後図29中a方向にキャリッジを移動させカートリッ
ジC2がキャップ301に対向する位置でキャリッジ1
02を停止させる。そしてキャップを上昇させ、キャッ
プの開口部をカートリッジCの記録ヘッド部に当接させ
る。この時キャップ301がカートリッジC2のヘッド
部に当接するのに伴い、キャップ302,303はおの
おのカートリッジC3,C4と当接する。次にコロホル
ダー801を図25中a方向に回転させ以降第8実施例
で示した手順で吸引を行なう。この様にして本実施例で
は、図26で示すところのコロホルダー801のみを単
独で回転させるか、コロホルダー801,803両方を
一括に回すかで、個別・一括それぞれの吸引を選択的に
行なうものである。
【0054】〈第12実施例〉次に図27,図28を用
いて本発明の第12実施例を説明する。
【0055】図27は第12実施例を盛り込んだチュー
ブポンプの断面図、図28は第12実施例を盛り込んだ
チューブポンプの要部上面図である。加圧コロ901,
902,903,904はキャップ301,302,3
03,304におのおの対応して、図28のように配置
され、図27に示す様に90°ずつ位相がずれた状態で
コロホルダー905に回転自在に軸支されている。また
加圧ガイド部906は4つ共共通の形状となっている。
次に吸引動作について説明する。図27で示す状態に加
圧コロ901〜904がなる様にコロホルダー905を
図中a方向に回転させ、その後、図29で示すところの
ホームポジションにキャリッジ102を移動させ、キャ
ップ301,302,303,304に対向する位置に
カートリッジC1,C2,C3,C4を位置決めし、キ
ャップの開口部をカートリッジCの記録ヘッド部に当接
させる。次にコロホルダー905を図27中a方向に回
転させると、加圧コロ901がチューブ911の内側の
空間が0になるまでチューブ911を押しつぶし、さら
にコロホルダー905を図中a方向に90°回転させて
一時停止させるとカートリッジC1のヘッドの吐出口形
成面にはチューブ911の押しつぶされた容積変化によ
り負圧が発生し、吐出口からの吸引動作が行なわれる。
この時、加圧コロ902,903,904はそれぞれの
チューブ912,913,914には当接していないの
でカートリッジC2,C3,C4のヘッド吐出口形成面
には負圧が発生せず吸引動作が行なわれない。ここで動
作を終了させればカートリッジC1のみの個別吸引が行
なえるわけである。さらに引き続いてコロガイド905
をa方向にまた90°回転させ、一時停止させると、同
様にしてカートリッジC2の個別吸引が行なわれる。以
下順次カートリッジC3,C4の個別吸引が行なわれ、
この一連の動作を間断なく行なうことにより、ほぼ一括
吸引と等しいことが可能となる。また吸引動作イニシャ
ル時に図27に示した加圧コロ901の位置にどの加圧
コロをもってくるかを選択する事により、4つのカート
リッジC1〜C4の選択的な個別吸引が可能になる。
【0056】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
【0057】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0058】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0059】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を
開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許
第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。
【0060】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としても本発明は有効である。
【0061】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよいが、本発明は、上述した効果を
一層有効に発揮することができる。
【0062】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも
本発明は有効である。
【0063】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる
予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モード
を行うことも安定した記録を行うために有効である。
【0064】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみを記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個を組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極
めて有効である。
【0065】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
【0066】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0067】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、ワードプロセッサやコンピュータ等の情報
処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けら
れるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さら
には送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採る
ものであっても良い。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように吐出口部に負圧を発
生させ、インクを吸引し、目詰まりを回復するポンプを
有する記録装置に於いて、各々のヘッドに対して吐出口
部に独立に負圧を発生させて吸引を行なう一括吸引モー
ドと、1つのヘッドに対して前記の独立に発生させた負
圧を1つのヘッドに集中させて吸引を行なう個別吸引モ
ードを同一のポンプによって行なうことにより、ポンプ
の数を減少させ、記録装置の小型軽量化が実現出来る。
またポンプの駆動トルクを小さくすることが出来るため
モーターを小型化し、コストダウンを可能にするもので
ある。特にタンク交換時にインク流路に混入する泡を除
去するために大きな吸引圧、吸引量が必要になる場合に
は、ポンプ構成を簡略化出来る効果がある。
【0069】本発明によれば、イエロー,マゼンダ,シ
アン,ブラックのヘッドが一体になったヘッドを使用
し、一つのポンプでピストン軸の動きにより負圧の発生
する部屋を制御するので、回復したい吐出口部だけのイ
ンクを吸引することができる。したがって使用頻度の低
いインクまで必要以上に吸引してしまうことがないので
インクを効率良く使うことができる。
【0070】インクタンク交換時のイニシャル回復や、
特定色のみの偶発的な不吐出に対する回復の場合にで
も、特定のインクジェットヘッドにのみ回復動作を行な
うことが可能となり、その結果インクのムダな消費がな
くなりランニングコストの低減が図れると共に、廃イン
ク容器の容量が小さくできるので装置の小型化が可能に
なるという結果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す断面図
【図2】第1実施例の動作を示す説明図
【図3】第1実施例の動作を示す説明図
【図4】第1実施例の動作を示す説明図
【図5】第1実施例の動作を示す説明図
【図6】第1実施例の動作を示す説明図
【図7】第1実施例の動作を示す説明図
【図8】第1実施例の動作を示す説明図
【図9】第2実施例を示す断面図
【図10】第3実施例を示す断面図
【図11】(a)〜(b):第3実施例の動作をそれぞ
れ示す説明図
【図12】第4実施例を示す断面図
【図13】(a)〜(b):第4実施例の動作をそれぞ
れ示す説明図
【図14】第5実施例を示す断面図
【図15】第5実施例を示す横断面図
【図16】第5実施例の一括吸引モードの動作を示す説
明図
【図17】第5実施例の個別吸引モードの動作を示す説
明図
【図18】第5実施例の個別吸引モードの動作を示す説
明図
【図19】第6実施例を示す横断面図
【図20】第8実施例の一括、個別両吸引が可能なチュ
ーブポンプの断面図
【図21】第8実施例の一括吸引のみが可能なチューブ
ポンプの断面図
【図22】第9実施例のチューブポンプの断面図
【図23】第10実施例のチューブポンプの一括吸引時
の断面図
【図24】第10実施例のチューブポンプの吸引の必要
ない時の断面図
【図25】第11実施例のチューブポンプの断面図
【図26】第11実施例のチューブポンプの要部上面図
【図27】第12実施例のチューブポンプの断面図
【図28】第12実施例のチューブポンプの要部上面図
【図29】従来のインクジェット記録装置の概略図
【図30】従来のチューブポンプの概略断面図
【符号の説明】
1 ヘッド 2 キャップ 3 チューブ 4 ピストン軸 4a,c,e,g 押出し板 4b,d,f,h 引掛けツメ 5 シリンダ 5a,b,c,d 連通口 6 第1ピストン 6a 孔 7 第2ピストン 7a 孔 71 第3ピストン 72 第4ピストン 8 密封ゴム 9 インク排出口 31 シリンダ 31a〜c 連通孔 32 チューブ 33 ゴムシール 34 フタ 35 ピストン軸 35a リブ 35b 押出し部 35c 穴 35d 先端部 36 仕切りゴム 37 ピストンゴム 38 連通口遮断ゴム 200 回復系ユニット 300(301〜304) キャップ 500 ポンプユニット 603 チューブ 604,801,803,905 コロホルダー 605,901〜904・・・ 加圧コロ 606 ホルダー 606A,D 一括吸引ガイド 606C 個別吸引ガイド 606B,E ガイド逃げ部 608 コロ保持台 652 ホルダー台 701 連結板 702 回転板 802 回転軸 802B 突条

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録材へインクを吐出して記録を行な
    う複数のインクジェットヘッドを有し、吐出口部に負圧
    を発生させてインクを吸引し、目詰りを回復するポンプ
    を有する記録装置において、各々のインクジェットヘッ
    ドに対して吐出口部に独立に負圧を発生させて吸引を行
    なう一括吸引モードと、一つのインクジェットヘッドに
    対して吐出口部に前記独立に発生させた負圧を集中させ
    て吸引を行なう個別吸引モードを具有することを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 インクを吸引するポンプのシリンダがシ
    リンダ内を摺動する少なくとも2つのピストン及び同数
    のインクジェットヘッドに通じる連通口を有し、前記ピ
    ストンはピストン軸に遊嵌されるとともに孔が設けられ
    ており、前記ピストン軸にはピストン軸が往動するとき
    に前記孔に密着しながらピストンを摺動させる押し出し
    板と、ピストン軸が復動するときにピストンを引き戻す
    引っ掛けツメを少なくとも2個づつ設けたことを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一組の前記押し出し板と引っ
    掛けツメとの間隔が、他の押し出し板と引っ掛けツメと
    の間隔と異なることを特徴とする請求項2記載のインク
    ジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 インクを吸引するポンプのシリンダがシ
    リンダ内に仕切られた空間を形成する仕切り板を有する
    ピストン及び各仕切られた空間を各インクジェットヘッ
    ドに通じる連通口を具備し、ピストンがシリンダ内で往
    復運動することにより、シリンダー内に仕切られた空間
    に独立した体積変化を発生させ、各々のインクジェット
    ヘッドに対して独立の負圧を与える一括吸引モードと、
    ピストンの回転操作により負圧を与えるインクジェット
    ヘッドを選択し、シリンダ内の全体積変化を1つのイン
    クジェットヘッドに集中させて吸引を行なう個別吸引モ
    ードを1つのポンプで行なうことを特徴とする請求項1
    記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 被記録材へインクを吐出して記録をする
    複数のインクジェットヘッドのインク吐出口よりインク
    を強制的に排出させることにより、前記インクジェット
    ヘッドの吐出状態を維持あるいは回復するために設けら
    れた複数の可撓性チュ−ブと、該可撓性チューブを押し
    つぶすための複数の加圧部材と、前記可撓性チューブを
    押しつぶす時のバックアップとなる複数の加圧ガイド
    と、前記加圧部材を可撓性チューブに対して相対移動さ
    せるための1つの駆動手段とを具備するインクジェット
    記録装置において加圧部材と加圧ガイドによる可撓性チ
    ューブ押しつぶし動作を複数の可撓性チューブ全部に対
    して行なう事により複数のインクジェットヘッド全部を
    ほぼ同時に一括吸引回復させる手段と加圧部材と加圧ガ
    イドによる可撓性チューブ押しつぶし動作を複数の可撓
    性チューブのうちの1部に対して行なうことにより複数
    のインクジェットヘッドのうちの1部を個別吸引回復さ
    せる手段とを具備することを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のインクジェットヘッドのうち
    の1部を個別吸引回復させる手段として、複数の加圧ガ
    イド部の1部を加圧部材が可撓性チューブを押圧変形さ
    せない位置まで離間させた形状ないし離間させる手段を
    有することを特徴とする請求項5記載のインクジェット
    記録装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のインクジェットヘッドのうち
    の1部を個別吸引回復させる手段として、複数の加圧部
    材の1部を可撓性チューブを押圧変形させない位置まで
    離間させる手段を有することを特徴とする請求項5記載
    のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のインクジェットヘッドのうち
    の1部を個別吸引回復させる手段として、複数の加圧部
    材の駆動の1部を遮断する手段を有することを特徴とす
    る請求項5記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記複数のインクジェットヘッドのうち
    の1部を個別吸引回復させる手段として、複数の加圧部
    材の駆動部材に対する取付け位相をずらしたことを特徴
    とする請求項5記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記インクジェットヘッドはインク吐
    出用の熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備
    えていることを特徴とする請求項1,2,4又は5記載
    のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記インクジェットヘッドは前記電気
    熱変換体によって印加される熱エネルギーにより、イン
    クに生ずる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出さ
    せることを特徴とする請求項10記載のインクジェット
    記録装置。
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