JPH0966610A - インクタンク及びこれを備えた記録装置 - Google Patents

インクタンク及びこれを備えた記録装置

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JPH0966610A
JPH0966610A JP8144475A JP14447596A JPH0966610A JP H0966610 A JPH0966610 A JP H0966610A JP 8144475 A JP8144475 A JP 8144475A JP 14447596 A JP14447596 A JP 14447596A JP H0966610 A JPH0966610 A JP H0966610A
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尚次 大塚
Kentaro Yano
健太郎 矢野
Kiichiro Takahashi
喜一郎 高橋
Osamu Iwasaki
督 岩崎
Daigoro Kanematsu
大五郎 兼松
Hitoshi Nishigori
均 錦織
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー印字可能な記録装置におけるインク漏
れや混色等が発生する確率を相対的に小さくすることが
できるインクタンクを提供すること。 【解決手段】 最外部容器1と外蓋2とが溶着部3によ
り溶着されて内部にインクを貯留するための多孔質部材
7を有したインク貯留部A内に、内部容器4と蓋14と
が溶着部5により溶着されて内部にインクを貯留するた
めの多孔質部材6を有したインク貯留部Bを設け、ま
た、最外部容器1にインク貯留部A内と外部との大気を
連通するための大気連通口9を、蓋14にインク貯留部
B内と外部との大気の連通をインク貯留部Aを介して行
うための大気連通口8をそれぞれ設け、さらに、外蓋2
に、インク貯留部A内のインクを外部に供給するための
インク供給口11と、インク貯留部B内のインクを外部
に供給するためのインク供給口10とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドから被
記録材に対してインクを吐出させて記録を行うインクジ
ェット記録装置のインクタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の記
録装置は、紙やプラスチック薄板等の被記録材上に、画
像情報に基づいたドットパターンからなる画像を記録し
ていくように構成されている。
【0003】上述したような記録装置は、記録方式によ
り、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、
レーザービーム式等に分けることができる。その中でイ
ンクジェット式の記録装置は、記録ヘッドの吐出口から
インク(記録液)滴を吐出飛翔させ、これを被記録材に
付着させて記録するように構成されている。
【0004】近年、数多くの記録装置が使用されるよう
になり、これらの記録装置に対して高速記録、高解像
度、高画像品質、低騒音等の実現が要求されている。こ
のような要求に応える記録装置として、上述したインク
ジェット記録装置が挙げられる。インクジェット記録装
置においては、記録ヘッドから被記録材にインクを吐出
させて記録を行うために非接触で印字が可能であり、こ
のため、非常に安定した記録画像を得ることができる。
【0005】インクジェット記録装置は、数々のメリッ
トにより需要が増大している。特に、カラー印字におい
ては、そのメリットを最大限に生かすことができる。
【0006】カラー印字が可能なインクジェット記録装
置においては、一般的に、C(シアン),M(マゼン
ダ),Y(イエロー)の3色、さらにBK(黒)を加え
た4色のインクを用いて印字を行うものが主流である。
そのため、上述した3色乃至4色のインクを貯留してお
くインクタンクが必要となる。
【0007】図6は、従来からのインクタンクの一例の
概略を示す外観図である。
【0008】図6に示す従来からのインクタンク600
は、インクタンク600の内部と外部との大気を連通さ
せるための大気連通口609を有し、記録ヘッド601
に装着されるように構成されている。
【0009】インクタンクの種類としては、色毎に個別
となっているものや、3色乃至4色のインクが貯留され
るインクタンクが一体化されたもの等がある。またイン
クタンクのインクの貯留方式としては、内部に負圧発生
用のスポンジを有するものや、一部がスポンジで一部が
インクのみのタイプのもの等があり多種多様である。
【0010】図7は、2色のインクを貯留する従来のイ
ンクタンクの一構成例を概略的に示す断面図である。な
お、図6に示すインクタンクは、色毎に個別にインクタ
ンクを設ける場合と比べてインクタンクの配置スペース
を小型化することができるという利点があり、カラー記
録を行う装置において多く採用されつつある構成の一例
である。
【0011】本従来例は図7に示すように、最外部容器
501及び外蓋512からなる容器内が内壁515によ
ってインク貯留部A,Bの2つに仕切られ、それぞれ
に、容器外部と内部の大気を連通させるための大気連通
口509,508と、インクがインクレベルとして示さ
れている部分まで吸収されている多孔質部材507,5
06と、多孔質部材507,506に吸収されているイ
ンクが外部に供給されるためのインク供給口511、5
10とが設けられている構造となっている。なお、最外
部容器501及び外蓋502は厚肉部材、内壁515は
薄肉部材にて構成されている。
【0012】また、最外部容器501と外蓋502とは
溶着部503にて、内壁515と外蓋502とは溶着部
512にて、最外部容器501と内壁515とは溶着部
513にてそれぞれ溶着されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような構成を採用したカラー印字可能な記録装置に適
用されるインクタンクにおいては、複数のインクタンク
それぞれを単に一体化した構成を用いているため、イン
クタンクの外側面には、色毎に大気連通口が設けられて
おり、インク漏れの発生の可能性が確率的にインクタン
クの色の数に比例して大きくなってしまうという問題点
があった。
【0014】また、インクタンクを作る際の溶着部の長
さについても複数色のものは単色のものと比較して長い
ため、溶着ミスや、溶着剥がれ等によるインク漏れの発
生の可能性が高くなってしまう。加えて、例えば図7に
示したものにおいて、隣接するタンクの壁である内壁5
15と外蓋502との溶着部512においては、インク
貯留部Aに貯留されているインクとインク貯留部Bに貯
留されているインクとが混じわらないように高い信頼性
で溶着する必要があるため、工程管理や溶着方法等が製
造工程において規制されることが多くなってしまう。
【0015】さらに、複数色のインクタンクが一体化さ
れたタイプのものは、貯留される一色当たりのインク量
が単色の記録装置に用いられるインクタンクに比べて相
対的に少なくなってしまうという問題点がある。そこ
で、各色のインクタンク間の壁を薄くすることにより無
駄なスペースを減らし、貯留されるインク量を増加させ
ることが考えられるが、通常、外力が加わりやすい外壁
は機械的強度の面から壁の厚さを厚くせざるを得ない。
そこで、内壁の厚さを薄くすることになるが、外壁と内
壁の厚さが大きく異なってしまい、溶着条件が安定せず
溶着不良の確率が高くなってしまうという可能性があ
る。一方、溶着条件を同一としようとして外壁の厚さを
も薄くしてしまうと、機械的強度が弱くなるため、外壁
に力が加えられた場合、インクタンクの内圧の上昇によ
って、インクが押し出されて、例えば大気連通口からイ
ンク漏れを発生してしまう虞れがある。
【0016】また、上述したように各色のインクタンク
間の壁は薄くできているため、機械的強度が弱く、外部
から容易に触れられる部分に溶着部分が存在した場合、
その溶着部分に外力が加えられると、容易に溶着部が剥
がれてしまう虞れがあり、剥がれた場合には、インク漏
れやインクタンク内の色間での混色等の重大問題が発生
してしまう虞れがある。
【0017】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、カラー印字
可能な記録装置に用いられるインク漏れや混色等が発生
する確率を相対的に小さくすることができる信頼性の高
いインクタンクを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の異なるインクを吐出して画像を形成
するインクジェット記録装置に対して装着されるインク
ジェットヘッドに対して供給されるインクを貯留するイ
ンクタンクであって、大気と内部とを連通する第1の大
気連通口と、前記インクジェットヘッドにインクを供給
するための第1のインク供給口とを具備し、第1のイン
クを貯留する第1のインク貯留部と、前記インクジェッ
トヘッドにインクを供給するための第2のインク供給口
を具備し、第2のインクを貯留する第2のインク貯留部
とを有し、前記第2のインク貯留部は、前記第2のイン
ク供給口を外部に露出した状態で前記第1のインク貯留
部の内部に設けられていることを特徴とする。
【0019】また、前記第2のインク貯留部は、前記第
1の大気連通口を介して外部と連通している第2の大気
連通口を有することを特徴とする。
【0020】また、前記第1のインク貯留部及び前記第
2のインク貯留部は、それぞれ個別に負圧発生機構を有
することを特徴とする。
【0021】また、前記負圧発生機構は、インクを吸収
する多孔質部材であることを特徴とする。
【0022】また、前記第1のインク貯留部は、負圧発
生機構を有し、前記第2のインク貯留部は、前記負圧発
生機構を用いて内部の負圧を所定の値に維持しているこ
とを特徴とする。
【0023】また、前記負圧発生機構は、弾性体を有す
ることを特徴とする。
【0024】また、前記第1のインク貯留部は、該第1
のインク貯留部を2室に分割する仕切材と、該仕切材の
端部に設けられた連通部とを有し、分割された2室のう
ち一方に前記第1の大気連通口、前記第1のインク供給
口及び多孔質部材が収納され、他方に前記第1のインク
及び前記第2のインク貯留部が収納され、前記連通部を
介して気液が交換されることを特徴とする。
【0025】また、前記第1のインク貯留部及び前記第
2のインク貯留部は、内部にインクが収納されているこ
とを特徴とする。
【0026】また、内部の圧力を調整するための内圧伝
達機構を具備するインク貯留部を少なくとも2種類有
し、1つの貯留部内にその他の全てのインク貯留部が内
蔵されるインクタンクであって、前記インク貯留部のう
ち内蔵される側のインク貯留部の内圧伝達機構は、前記
インク貯留部のうち内蔵する側のインク貯留部の内圧伝
達機構を介して大気に連通していることを特徴とする。
【0027】また、前記内圧伝達機構は、大気連通口で
あることを特徴とする。
【0028】また、前記インク貯留部のうち内蔵される
側のインク貯留部の内圧伝達機構は、変形可能な構造体
であることを特徴とする。
【0029】また、前記インク貯留部のうち内蔵される
側のインク貯留部の内圧伝達機構は、前記インク貯留部
のうち内蔵する側のインク貯留部の負圧が発生する部分
に配置されていることを特徴とする。
【0030】また、前記インク貯留部のうち内蔵される
側のインク貯留部の内圧伝達機構は、気体のみを透過す
る気体選択透過機構であることを特徴とする。
【0031】また、前記インク貯留部のうち内蔵される
側のインク貯留部の内圧伝達機構は、前記インク貯留部
のうち内蔵する側のインク貯留部の負圧が発生する部分
に配置されていることを特徴とする。
【0032】また、前記インクタンクを備えた記録ヘッ
ドであって、キャリッジに搭載されることにより被記録
材に記録を行うことを特徴とする。
【0033】また、前記記録ヘッドを備えた記録装置で
あって、前記記録ヘッドから被記録材に対しインク等を
吐出させることにより記録を行うことを特徴とする。
【0034】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、第1のインク貯留部に第2のインク貯留部が
内蔵され、第1のインク貯留部の内圧は第1のインク貯
留部の大気連通口を介して大気と連通することにより調
整され、第2のインク貯留部の内圧は第2のインク貯留
部の内圧伝達機構が、第1のインク貯留部の内圧伝達機
構を介して大気と連通することにより調整されるという
ように、インク漏れの原因となりやすい内圧伝達機構が
外部に1つしか触れていないので、複数のインク貯留部
を有するインクタンクにおけるインク漏れの発生の可能
性が低減される。
【0035】また、内蔵されるインク貯留部を複数個設
けた場合においても、内蔵する側のインク貯留部の内圧
は該インク貯留部の内圧伝達機構を介して大気と連通す
ることにより調整され、内蔵される側のインク貯留部の
内圧は該インク貯留部の内圧伝達機構が、内蔵する側の
インク貯留部の内圧伝達機構を介して大気と連通するこ
とにより調整されるというように、インク漏れの原因と
なりやすい内圧伝達機構が外部に1つしか触れていない
ので、複数のインク貯留部を有するインクタンクにおけ
るインク漏れの発生の可能性が低減される。
【0036】また、複数のインク貯留部のうち、1つ以
外のインク貯留部が外部に触れることのない箇所に設け
られているので、インク貯留部の壁の厚さがインクを貯
留するための最小限の厚さで十分となる。それにより、
貯留されるインク量が増大され、さらに、溶着時におけ
る作業の簡略化が図れる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0038】なお、以下に示す実施の形態の構成におい
ては、発明の趣旨を逸脱しない範囲においてその1部分
をそれぞれ組み合わせることを妨げない。
【0039】(第1の実施の形態)図1は、本発明のイ
ンクタンクの第1の実施の形態を示す断面図である。
【0040】本形態は図1に示すように、最外部容器1
と外蓋2とが溶着部3により溶着されて内部にインクを
貯留するためのスポンジ等の負圧発生機構である多孔質
部材7を有した内蔵する側のインク貯留部である第1の
インク貯留部A内に、内部容器4と蓋14とが溶着部5
により溶着されて内部にインクを貯留するためのスポン
ジ等負圧発生機構である多孔質部材6を有した内蔵され
る側のインク貯留部である第2のインク貯留部Bを設け
た構成である。また、最外部容器1にはインク貯留部A
内と外部との大気のやりとりを行うための内圧伝達機構
である第1の大気連通口9が、蓋14にはインク貯留部
B内と外部との大気のやりとりをインク貯留部Aを介し
て行うための内圧伝達機構である第2の大気連通口8が
それぞれ設けられ、さらに、外蓋2には、インク貯留部
A内のインクを外部に供給するための第1のインク供給
口11と、インク貯留部B内のインクを外部に供給する
ための第2のインク供給口10とが設けられている。
【0041】本発明において、インクタンクの材質等は
限定されないが、本形態におけるインクタンクはプラス
チック部材で形成されている。
【0042】図1に示したインクタンクの材質のうち、
最外部容器1及び外蓋2は、人の手に触れるため、変形
しにくいように相対的に厚肉に形成されており、内部容
器4及び蓋14は、人の手に触れないため、機械的強度
を上げて変形しにくいようにする必要がなく、また、イ
ンクタンク内部に貯留できるインク量を最大とするため
に相対的に薄肉に形成することができる。そのため、溶
着部3あるいは溶着部5のそれぞれは、全周が同じ厚さ
の部材で構成されており、溶着加工が容易である。な
お、溶着加工においては、肉厚がほぼ等しい材質のもの
は加工条件が広く、大量生産されるものには非常に有利
である。
【0043】上述したような構成とすることにより、内
包されるインク貯留部Bの構成に関する規制が緩和され
るとともに、外部からの衝撃が加わってもインク貯留部
Bが破損してしまう可能性も十分に低減される。また、
例えば、インクタンク内部と外部とが直接連通する大気
連通口が1つしかないため、インク漏れを起こす確率
は、1色のインクタンクを有するものと同等にすること
ができる。したがって、例えば、4色分のインクタンク
を構成する場合でも3色分のインクが内包されるインク
貯留部として構成されれば、インク漏れを起こす確率は
1色のインクタンクを有するものと比較して1倍であ
り、インク漏れの事故を最小限に抑えることが可能とな
る。
【0044】上記第1の実施の形態では、2つの貯留部
とも、プラスチック部材で構成されている場合について
示したが、それ以外の材質であっても、インク漏れの確
率を下げたり、接合の難易度等を下げたりする点では有
効である。
【0045】(第2の実施の形態)図2は、本発明のイ
ンクタンクの第2の実施の形態を示す断面図である。
【0046】本形態は図2に示すように、最外部容器1
01と外蓋102とが溶着部103により溶着されて構
成される内蔵する側のインク貯留部であるインク貯留部
A内に、内圧伝達機構である変形可能なインク袋117
内にインクが貯留されている内蔵される側のインク貯留
部であるインク貯留部Bが設けられて構成されている。
また、最外部容器101には、インク貯留部A内と外部
との大気のやりとりを行うための内圧伝達機構である第
1の大気連通口109が、外蓋102には、インク貯留
部A内のインクを外部に供給するための第1のインク供
給口111と、インク貯留部B内のインクを外部に供給
するための第2のインク供給口110とが設けられてい
る。さらに、インク貯留部Aは、連通部である気液交換
口119を有する仕切材115により、大気連通口10
9及びインク供給口111が設けられている部分と、イ
ンク貯留部Bが設けられている部分であるインク室11
6とに分離されており、大気連通口109及びインク供
給口が設けられている側にはインクを貯留するためのス
ポンジ等の負圧発生機構である多孔質部材107が設け
られている。
【0047】以下に、上記のように構成されたインクタ
ンクのインク供給時における動作について説明する。
【0048】まず、インク供給口111からインク貯留
部A内のインクが供給される場合について述べる。
【0049】インク供給口111から記録ヘッド(不図
示)にインクが供給されると、多孔質部材107のイン
クの一部が消費される。
【0050】すると、多孔質部材107内のインクの負
圧が上昇してくるが、ある一定の値を超えるとインク室
116に貯留されているインクが気液交換口119を通
って多孔質部材107に供給されて、その替わりに大気
連通口109から導入された空気が気液交換口119を
通ってインク室116に導入される。
【0051】このため、インク室116はスポンジ等の
負圧発生機構がなくても、常に一定の負圧レベルにコン
トロールされている。
【0052】次に、インク供給口110からインク貯留
部B内のインクが供給される場合について述べる。
【0053】インク供給口110から記録ヘッド(不図
示)にインクが供給されると、インク袋117は内部の
インクが消費されて、消費された分萎んで小さくなる。
【0054】すると、インク室116の負圧レベルが大
きくなり、多孔質部材107に貯留されているインクが
インク質116に供給される。インクが一定量供給され
ると、大気連通口109から導入された空気が気液交換
口119を通ってインク室116内に導入され、インク
室116の負圧レベルが一定値に保たれる。
【0055】本形態における最大の特徴は、インク室1
16が常に一定の負圧にコントロールされていることを
利用して、変形可能な構造体であるインク袋117の内
部においても一定の負圧を発生させることができるよう
にしたことである。すなわち、1つの負圧発生機構を2
つのインク貯留部が兼用する構成となっている。
【0056】上述したような構成とすることにより、外
部からの衝撃等による外力が加わってもインク貯留部B
に影響を与えることはなく、破損の虞れも十分に低減さ
れる。また、インク漏れの確率は1色のインクタンクの
場合の1倍のままで、かつ、混色の確率は大気連通口等
が一つしかなくなるために限りなく0に近付けることが
可能となる。
【0057】さらに、最外部容器101及び外蓋102
が厚肉部材のみで構成されているため、溶着が非常に容
易であり、また、負圧発生機構である多孔質部材107
が1つの記録装置に対して1つで済むために、Y,M,
C,BK等の4色の構成というようにインク種が増えれ
ば増えるほどスペース効率が良くなり、また、非常に薄
い材質のものをインク袋117として使用することが可
能であることによってもスペース効率がさらに良くな
る。
【0058】なお、本形態においては、インク袋117
を変形可能なものとしたが、本発明はこれに限らず、変
形不可能なもので、かつ気体選択透過機構である気体の
み透過するフィルター等をインク袋117の全て、また
は一部に使用することにより同じ効果を得ることが可能
である。
【0059】図3は、4色一体のインクタンクの実施例
を示す図である。
【0060】図3に示すインクタンクは、インク貯留部
Bを3個使用し、4色一体としたものであり、図2に示
したインクタンクのインク袋117を変形不可能な内部
容器204とし、その内部に負圧発生機構としてスポン
ジ等の多孔質部材206が充填されているものである。
なお、内部容器204は、蓋214が溶着されており、
溶着部205を有するとともに大気連通口208を有し
ている。
【0061】図2及び図3に示したインクタンクを用い
た場合、大気連通口が1つしか設けられていないため、
貯留されるインクの蒸発を最小限に抑えることができ
る。
【0062】異なるインク種を用いる場合等には、蒸発
を極力抑えたいとするインクを、内蔵されるインク貯留
部に貯留することにより、インクの初期性能を長時間に
渡り維持することができる。
【0063】例えば図3において、内蔵される3つのイ
ンク貯留部にカラーインクを充填し、内蔵するインク貯
留部である外側のインク貯留部にBKインクを充填する
ことで、蒸発による染料濃度の変化によりカラーバラン
スが変化したりすることを防ぐことが可能となる。
【0064】さらに、BKインクに対して相対的にイン
ク使用量の少ないカラーインクをインク使用効率の最も
良いとされる、内蔵されるインク貯留部に貯留すること
により、少ないインク量で最大印字可能枚数を得ること
も可能である。
【0065】4種類のインクを用いるものでは、内蔵さ
れるインク貯留部におけるインクは蒸発しにくいので、
外側のインク貯留部に貯留されるインクのみを物流時や
プリンタ装着時における蒸発を考慮して少し多めに充填
しておけば良く、蒸発という時間レンジまでを考慮に入
れたインクタンクのスペース効率は非常に高いものにす
ることが可能となる。アルコール等の蒸発しやすい溶剤
を用いたインク等においてはさらに効果が高い。
【0066】また、万が一、インクタンクが落下等で割
れた場合や、取り扱いミスで穴が開いてインク漏れを起
こした場合でも、内蔵される貯留部からのインク漏れの
発生の確率は低いため、PHの高いインク等インク汚れ
の発生を極力防ぎたいインクを貯留する場合は、内蔵さ
れるインク貯留部に充填すれば安全性を上げることがで
きる。
【0067】(第3の実施の形態)図4は、本発明のイ
ンクタンクの第3の実施の形態を示す断面図である。
【0068】本形態は図4に示すように、最外部容器4
01と外蓋402とが溶着部403により溶着されて内
部にインクを貯留するための内蔵する側のインク貯留部
であるインク貯留部A内に、内蔵される側のインク貯留
部であるインク貯留部Bを構成する変形可能なインク袋
417と、インクタンク内の負圧を調整するための板バ
ネ407を有する袋416とを設けた構成である。ま
た、最外部容器401にはインク貯留部A内に設けられ
た袋416と外部との大気のやりとりを行うための内圧
伝達機構である大気連通口409が設けられ、さらに、
外蓋402には、インク貯留部A内のインクを外部に供
給するためのインク供給口411と、インク貯留部B内
のインクを外部に供給するためのインク供給口410
と、インクタンク内の負圧が一定以上に大きくなった場
合にインクタンク内に大気を導入するための圧力調整弁
415とが設けられている。なお、最外部容器401に
おいては、人の手に触れる部分であるため、機械強度を
上げて変形しにくいように相対的に厚肉に形成されてい
る。
【0069】上記のように構成されたインクタンクにお
いては、最外部容器401と外蓋402とが溶着されて
いる溶着部403の全周が同じ厚肉部材で溶着されてい
るため、溶着加工を容易に行うことができる。
【0070】以下に、上記のように構成されたインクタ
ンクのインク供給時における動作について説明する。
【0071】まず、インク供給口411を介してインク
貯留部A内のインクが、吐出、回復等により消費される
と、インクタンク内の負圧が大きくなる。
【0072】すると、大気連通口409を介してインク
タンク外部から袋416内に大気が導入されて袋416
が膨らみ、インクタンク内の負圧を解消する方向に力が
働く。そのとき、板バネ407に力が貯えられ、その力
が袋416の体積を小さくする方向に働く。それによ
り、インクタンク内が、ある一定の範囲に負圧を保つこ
とになる。
【0073】その後、さらにインクが消費されると板バ
ネ407の反力でインクタンク内の負圧がさらに上昇す
るが、その際、圧力調整弁415が作動してインクタン
ク内に大気が導入され、インクタンク内の圧力が下がる
方向に動作する。
【0074】それにより、袋416の大きさが適正範囲
に戻り、板バネ407に貯えられる力も適正範囲に復帰
する。
【0075】また、インク供給口410を介してインク
貯留部B内のインクが消費された場合は、まず、インク
袋417の体積が小さくなる。
【0076】すると、インク貯留部A内のインクが消費
された場合と同様に、インクタンク内の負圧が大きくな
り、上記同様の動作が行われる。
【0077】このようにして、インク貯留部A,Bに貯
留されたインクのどちらが消費された場合においても、
さらには同時に消費された場合においても、インクタン
ク内が適正な範囲にコントロールされる。
【0078】以上説明したように、本発明のインクタン
クの構成をとることにより、負圧発生機構を共有化し、
少なくとも1つのインクタンクを他のインクタンク内に
内蔵することにより、インクタンクのスペースの効率化
を図ることができ、さらに、インク漏れの事故が発生す
る可能性を低減することができる。
【0079】以上、本発明の特徴を、インクタンクをイ
ンクジェットプリンタに用いた場合について説明してき
たが、本発明はこれに限らず、複数の種類の液体を同一
の容器に内蔵するものであれば、有効な手段となり得
る。
【0080】以下に、上述したインクタンクを搭載した
記録ヘッド及び該記録ヘッドを搭載した記録装置につい
て述べる。
【0081】図5は、本発明のインクタンクを搭載した
記録装置の一実施例を示す図である。
【0082】図4に示すインクジェット記録装置は、記
録媒体Pを送るためのピックアップローラ309、搬送
ローラ306およびピンチローラ307と、記録媒体P
に記録を行う記録手段である記録ヘッド301と、記録
ヘッド301が搭載されているキャリッジ302と、フ
レーム304に両端が固定され、キャリッジ302を記
録媒体Pの搬送方向と直交方向で、かつ、記録媒体Pの
面に平行な方向に摺動可能に支持するガイドシャフト3
05およびガイドレール312と、キャリッジ302を
直線方向に往復移動させるためのキャリッジ駆動ベルト
311、キャリッジ駆動モータ310および駆動プーリ
313と、キャリッジ302の停止位置を制御するため
のホームポジションセンサー319と、圧板308およ
びベース314とを少なくとも備えている。
【0083】また、記録領域外には、記録ヘッド301
のクリーニングおよびキャッピングを行うためのワイパ
ー318およびキャップ317が設けられており、搬送
ローラ306の一端には搬送モータ(不図示)の動力を
搬送ローラ306に伝えるためのLFギア321が設け
られ、さらに、LFギア321からの動力をキャップ3
17に伝えるためにクラッチギア320およびポンプギ
ア322が設けられている。
【0084】上記構成にて、ピックアップローラ309
および搬送ローラ306が回転すると、記録媒体Pが引
き込まれて記録ヘッド301のインク吐出面と対向する
位置に送られる。そこで、キャリッジ駆動モータ310
が駆動することでキャリッジ駆動ベルト311が回転
し、キャリッジ302がガイドシャフト305およびガ
イドレール312に沿って直線方向に往復移動される。
これと同時に、キャリッジ302に装着された記録ヘッ
ド301から記録信号に応じてインクが吐出されること
により、記録媒体Pに記録すべき内容の記録が行われ
る。
【0085】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載するような効果を奏する。
【0086】(1)第1のインク貯留部に第2のインク
貯留部が内蔵され、第2のインク貯留部の内圧伝達機構
が、第1のインク貯留部の内圧伝達機構を介して大気と
連通している構成としたため、インク漏れの原因となり
やすい内圧伝達機構が外部に1つしか触れていなく、複
数のインク貯留部を有するインクタンクにおけるインク
漏れの発生の可能性を低減することができ、また、大気
連通口を1つしか設けなければ、混色の確率を限りなく
0に近付けることができる。
【0087】(2)内蔵されるインク貯留部が複数設け
られた場合においても、1つのインク貯留部内にその他
の全てのインク貯留部が内蔵され、内蔵される側のイン
ク貯留部の内圧伝達機構が、内蔵する側のインク貯留部
の内圧伝達機構を介して大気に連通している構成とした
ため、上記同様の効果を奏する。
【0088】(3)内蔵される側のインク貯留部が外部
に触れることのない箇所に設けられているため、インク
貯留部の壁の厚さがインクを貯留するための最小限の厚
さで十分となる。それにより、貯留されるインク量を増
大させることができる。
【0089】(4)インク貯留部の壁の厚みを一定とす
ることができるため、溶着時において作業の簡略化を図
ることができ、また、溶着後の溶着部からのインク漏れ
の発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクタンクの第1の実施の形態を示
す断面図である。
【図2】本発明のインクタンクの第2の実施の形態を示
す断面図である。
【図3】4色一体のインクタンクの実施例を示す図であ
る。
【図4】本発明のインクタンクの第3の実施の形態を示
す断面図である。
【図5】本発明のインクタンクを搭載した記録装置の一
実施例を示す図である。
【図6】従来からのインクタンクの一例の概略を示す外
観図である。
【図7】2色のインクを貯留する従来のインクタンクの
一構成例を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
1,101,401 最外部容器 2,102,402 外蓋 3,5,103,205,403 溶着部 4,204 内部容器 6,7,107,206 多孔質部材 8,9,109,208,409 大気連通口 10,11,110,111,410,411 イン
ク供給口 14,214 蓋 115 仕切材 116 インク室 117,417 インク袋 119 気液交換口 301 記録ヘッド 302 キャリッジ 304 フレーム 305 ガイドシャフト 306 搬送ローラ 307 ピンチローラ 308 圧板 309 ピックアップローラ 310 キャリッジ駆動モータ 311 キャリッジ駆動ベルト 312 ガイドレール 313 駆動プーリ 314 ベース 317 キャップ 318 ワイパー 319 ホームポジションセンサー 320 クラッチギア 321 LFギア 322 ポンプギア A,B インク貯留部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 督 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 兼松 大五郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 錦織 均 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なるインクを吐出して画像を形
    成するインクジェット記録装置に対して装着されるイン
    クジェットヘッドに対して供給されるインクを貯留する
    インクタンクであって、 大気と内部とを連通する第1の大気連通口と、前記イン
    クジェットヘッドにインクを供給するための第1のイン
    ク供給口とを具備し、第1のインクを貯留する第1のイ
    ンク貯留部と、 前記インクジェットヘッドにインクを供給するための第
    2のインク供給口を具備し、第2のインクを貯留する第
    2のインク貯留部とを有し、 前記第2のインク貯留部は、前記第2のインク供給口を
    外部に露出した状態で前記第1のインク貯留部の内部に
    設けられていることを特徴とするインクタンク。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクタンクにおい
    て、 前記第2のインク貯留部は、前記第1の大気連通口を介
    して外部と連通している第2の大気連通口を有すること
    を特徴とするインクタンク。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のインクタンクにおい
    て、 前記第1のインク貯留部及び前記第2のインク貯留部
    は、それぞれ個別に負圧発生機構を有することを特徴と
    するインクタンク。
  4. 【請求項4】 請求項4に記載のインクタンクにおい
    て、 前記負圧発生機構は、インクを吸収する多孔質部材であ
    ることを特徴とするインクタンク。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のインクタンクにおい
    て、 前記第1のインク貯留部は、負圧発生機構を有し、 前記第2のインク貯留部は、前記負圧発生機構を用いて
    内部の負圧を所定の値に維持していることを特徴とする
    インクタンク。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のインクタンクにおい
    て、 前記負圧発生機構は、弾性体を有することを特徴とする
    インクタンク。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のインクタンクにおい
    て、 前記第1のインク貯留部は、該第1のインク貯留部を2
    室に分割する仕切材と、該仕切材の端部に設けられた連
    通部とを有し、 分割された2室のうち一方に前記第1の大気連通口、前
    記第1のインク供給口及び多孔質部材が収納され、 他方に前記第1のインク及び前記第2のインク貯留部が
    収納され、 前記連通部を介して気液が交換されることを特徴とする
    インクタンク。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のインクタンクにおい
    て、 前記第1のインク貯留部及び前記第2のインク貯留部
    は、内部にインクが収納されていることを特徴とするイ
    ンクタンク。
  9. 【請求項9】 内部の圧力を調整するための内圧伝達機
    構を具備するインク貯留部を少なくとも2種類有し、1
    つの貯留部内にその他の全てのインク貯留部が内蔵され
    るインクタンクであって、 前記インク貯留部のうち内蔵される側のインク貯留部の
    内圧伝達機構は、前記インク貯留部のうち内蔵する側の
    インク貯留部の内圧伝達機構を介して大気に連通してい
    ることを特徴とするインクタンク。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のインクタンクにおい
    て、 前記内圧伝達機構は、大気連通口であることを特徴とす
    るインクタンク。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のインクタンクにおい
    て、 前記インク貯留部のうち内蔵される側のインク貯留部の
    内圧伝達機構は、変形可能な構造体であることを特徴と
    するインクタンク。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のインクタンクにお
    いて、 前記インク貯留部のうち内蔵される側のインク貯留部の
    内圧伝達機構は、前記インク貯留部のうち内蔵する側の
    インク貯留部の負圧が発生する部分に配置されているこ
    とを特徴とするインクタンク。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載のインクタンクにおい
    て、 前記インク貯留部のうち内蔵される側のインク貯留部の
    内圧伝達機構は、気体のみを透過する気体選択透過機構
    であることを特徴とするインクタンク。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のインクタンクにお
    いて、 前記インク貯留部のうち内蔵される側のインク貯留部の
    内圧伝達機構は、前記インク貯留部のうち内蔵する側の
    インク貯留部の負圧が発生する部分に配置されているこ
    とを特徴とするインクタンク。
  15. 【請求項15】 請求項9に記載のインクタンクを備
    え、キャリッジに搭載されることにより被記録材に記録
    を行うことを特徴とする記録ヘッド。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の記録ヘッドを備
    え、前記記録ヘッドから被記録材に対しインク等を吐出
    させることにより記録を行うことを特徴とする記録装
    置。
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