JP2001079976A - 共押出し複合フイルム - Google Patents

共押出し複合フイルム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め、部分的に開封することなく電子レンジ
にかけることができ、電子レンジ調理中に破袋すること
がなく、電子レンジ調理後は完全にかつ容易に開封でき
るイ−ジ−ピ−ル性を有する共押出し複合フイルムを提
供する。 【解決手段】 シ−ル層側から低凝集破壊強度層、高凝
集破壊強度層の2種類の凝集破壊タイプのイ−ジ−ピ−
ル層を少なくとも配したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に食品の真空パッ
クまたはガスパック包装において、開封することなく電
子レンジにかけることができる包装体を得るために好適
なイ−ジ−ピール性を有する共押出し複合フイルムに関
する。
【0002】
【従来の技術】密封包装体を開封することなく電子レン
ジ調理する方法としては、特開平7ー257662、特
開平9ー221177、特開平10ー95471、特開
平10ー181779、特開平10ー236542等で
シール形状を工夫し一定の部分から水蒸気を逃すもの
や、フイルム面ではイージーピール強度の横方向と縦方
向の強度の差を利用し尚かつイージーピール強度を弱く
する側の一部分のシール幅を狭くするなどが挙げられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】真空パックまたはガス
パック等密封された包装体を電子レンジ調理する場合、
開封せずに行うと包装体の破裂や予期しない部分での開
封により内容物が飛びだし、電子レンジ内部を汚してし
まうトラブルがあるため、皿に移すか予め一部分を開封
してから電子レンジにかけていた。
【0004】また特開平7ー257662、特開平9ー
221177、特開平10ー95471、特開平10ー
181779、特開平10ー236542等で挙げられ
るものでは、パック形状の工夫などかなり試行錯誤を繰
り返さないと形状が決らないものや、またイージーピー
ル強度の横方向、縦方向の強度の差を任意に自由に設定
することが困難であるという点とイージーピール強度の
弱い部分のシール幅を狭くする必要があるため保存中の
破袋の問題がある。つまり、破袋強度を保持し、安定し
て任意の部分のみのイージーピール強度を弱くする技術
が確立されていなかった。本発明は前記の問題点を解決
した新規の共押出し複合フイルム処理用包装体を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的は以下の手段
によって達成される。
【0006】すなわち、本発明は、シール層側から低凝
集破壊強度層、高凝集破壊強度層の2種類の凝集破壊タ
イプのイ−ジ−ピ−ル層を少なくとも配したことを特徴
とする共押出し複合フイルムを提案するものであり、低
凝集破壊強度層の凝集破壊強度が100〜1000gf
/15mm幅、で高凝集破壊強度層の凝集破壊強度が5
00〜2000gf/15mm幅であること、低凝集破
壊強度層の厚さが1〜15μmの範囲で高凝集破壊強度
層の厚さが5〜30μmの範囲であること、高凝集破壊
強度層と低凝集破壊強度層の凝集破壊強度の差が200
gf/15mm幅以上であること、低凝集破壊強度層の
配合品のメルトフローレイトが高凝集破壊強度層の配合
品のメルトフローレイトに比べて大きいことを含む。
【0007】本発明によれば、食品等の真空パック品ま
たはガスパック品等の包装体を予め一部分を開封するこ
となく、電子レンジにかけて調理することができるもの
であり、電子レンジ調理中に内圧の上昇により部分的に
自然に開封され、破袋することがなく、電子レンジ調理
後は真空パック品またはガスパック品等を完全にかつ容
易に開封することができるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明はシール層側から低凝集破壊強度
層、高凝集破壊強度層の2種類の凝集破壊タイプのイ−
ジ−ピ−ル層を少なくとも配したことを特徴とする共押
出し複合フイルムである。
【0010】ここで、低凝集破壊強度層とはイージーピ
ール強度が弱く、弱い力で開封することを可能とした凝
集破壊タイプのイージーピール層をいう。また、高凝集
破壊強度層とはイージーピール強度が低凝集破壊強度層
に比べ強く、開封に多少の力が必要となる凝集破壊タイ
プのイージーピール層をいう。
【0011】本発明のフイルムは主に深絞り包装に使用
されるが底材、蓋材どちら側に用いても良く、特に限定
されない。
【0012】本発明のフイルムを用いた場合、深絞り包
装機のシ−ル熱板あるいはシールパッキンの形状により
部分的にイージーピール強度を2種類に変化させること
が可能になる。
【0013】つまりイージーピール強度を強くしたい部
分は線シール(細い幅のシール)することによりシール
熱によって流動性を持った低凝集破壊強度層(以下、E
P1という。)をシ−ル圧力によりよけてしまい、高凝
集破壊強度層(以下、EP2という。)の層と相手シ−
ル材がシ−ルされるようにする。
【0014】また電子レンジ調理時に内圧の上昇により
部分的に開封したい部分については、シ−ル幅を広くす
ることにより平面でシ−ルするようにし、EP1の層を
よけることなく相手シ−ル材とシ−ルするようにする。
【0015】これにより電子レンジ調理中は内圧の上昇
により、シ−ル幅の広い部分でEP1の低凝集破壊強度
で開封され、調理後の開封ではシ−ル幅の狭い部分でE
P2の高凝集破壊強度により開封が行われる。
【0016】ここでシ−ル強度の弱い部分のシ−ル幅の
方が広くなっているため、保存中でも破袋がし難いパッ
ク品となる。EP1の凝集破壊強度は100〜1000
gf/15mm幅であることが望ましく、100gf/
15mm幅未満では保存中破袋の危険があり、1000
gf/15mm幅を越えると調理中に開封し難く内圧が
上がり過ぎる問題がある。
【0017】EP2の凝集破壊強度は500〜2000
gf/15mm幅であることが望ましく、500gf/
15mm幅未満ではシ−ル幅が狭い分保管時の破袋の危
険があり、2000gf/15mm幅を越えるとイ−ジ
−ピ−ル強度が強すぎ開封がし難くなる。
【0018】またEP2とEP1の凝集破壊強度の差は
200gf/15mm幅以上であることが必要であり、
200gf/15mm幅未満ではEP2の部分で破袋し
てしまうことが考えられるので、目的とした性能が得ら
れなくなる。EP1の厚さは1〜15μmであることが
好ましく、1μm未満ではシ−ル幅を広く取ってもEP
1の層を突き抜け、EP2の層と相手シ−ル材がシ−ル
される恐れがある。
【0019】また15μmでを越えるとシ−ル幅を狭く
してもEP1をよけ難くなり相手シ−ル材がEP2の層
に到達することが難しくなる。EP2の厚さは5〜30
μmであることが好ましく、5μm未満ではシ−ル幅が
狭い部分でEP1のみならずEP2の層も突き抜けてし
まい、イ−ジピ−ルとならない場合がでてくる問題があ
り、30μmを越えると凝集破壊があるためケバ立ち
(糸引き)が発生し易くなり、剥離外観を損ねる恐れが
ある。EP1の配合品のメルトフローレイト(以下、M
FRという。)はEP2の配合品のMFRに比べて大き
いことが好ましく、逆の場合にはシ−ル圧によりEP1
を突き抜けてEP2に相手シ−ル材が到達することが困
難となる。
【0020】EP1のMFRは1.5 〜10.0の範
囲が好ましく、EP2のMFRは0.3〜4.0の範囲
が好ましい。
【0021】本発明による複合フイルムはEP1、EP
2の2種類の凝集破壊タイプのイ−ジ−ピ−ル材をシ−
ル層側から順番に配することであるが、それぞれの配合
に含まれる材質は直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(以
下、LLという。)ポリプロピレン樹脂(ランダムコ−
ポリマ−、ホモポリマ−)(以下、PPという。)の混
合物、エチレン酢酸ビニル(以下、EVAという。)と
PPの混合物、LLとポリブテン−1(以下、PB−1
という。)の混合物、EVAとPB−1の混合物が挙げ
られるが凝集破壊によるイ−ジ−ピ−ル性を示せば良
く、特に配合は限定されない。
【0022】本発明による複合フイルムはEP1、EP
2の層以外に底材用であればPP、フイラ−入りPP、
エチレン酢酸ビニ−ル共重合体けん化物(以下、EVO
Hという。)ポリアミド樹脂(以下、Nyという。)、
ポリエチレンテレフタレート(以下、PETという。)
等の樹脂層を変性ポリオレフイン(接着性樹脂)を介し
て共押出し、あるいはドライラミネ−ト等により積層す
ることにより電子レンジ適性、酸素バリア−性、強度等
を附加することが可能である。また蓋材用としては2軸
延伸ポリエチレンテレフタレ−ト樹脂、2軸延伸PP
(以下、OPPという。)、透明蒸着ポリエチレンテレ
フタレ−ト樹脂(以下、透明蒸着PETという。)、塩
化ビニリデンコ−トポリエチレンテレフタレ−ト樹脂等
をドライラミネ−トすることにより印刷品の作成も可能
となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
【0024】(実施例1)以下に示した層構成の複合フ
ィルムを共押出しによって製膜し、包装体の底材用の複
合フイルムを得た。
【0025】PP(厚み210μm) /接着性樹脂(以
下、ADという)(厚み20μm)/EVOH(厚み30μ
m)/AD(厚み20μm)/PP(厚み190μm)/EP2
(厚み20μm)/EP1(厚み10μm) なお、EP1はLL60重量部とPP40重量部との混
合物であり、また、EP2はLL75重量部とPP25
重量部との混合物である。EP1とEP2のMFRはそ
れぞれ4.3,1.1である。
【0026】(実施例2)以下に示した層構成の複合フ
ィルムを共押出しによって製膜し EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚
み10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm) この複合フイルムのEVOH側にフイラ−入りPPをド
ライラミネ−トして、以下の構成の包装体の底材用の複
合フイルムを得た。
【0027】フイラ−入りPP(厚み300 μm)//E
VOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み
10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm) なお、EP1はLL65重量部とPB−135重量部と
の混合物であり、また、EP2はLL75重量部とPB
−125重量部との混合物である。EP1とEP2のM
FRはそれぞれ5.0,1.3である。
【0028】(実施例3)以下に示した層構成の複合フ
ィルムを共押出しによって製膜し EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み20μm)/AD(厚
み10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm) この複合フイルムのEVOH側に印刷を施したPETを
ドライラミネ−トして以下の構成の包装体の蓋材用の複
合フイルムを得た。 PET(厚み16μm)//EVOH(厚み20μm)/Ny
(厚み20μm)/AD(厚み10μm)/EP2(厚み15μ
m)/EP1(厚み5μm) なお、EP1はLL50重量部とPB−150重量部と
の混合物であり、また、EP2はLL75重量部とPP
25重量部との混合物である。EP1とEP2のMFR
はそれぞれ6.5,1.1である。
【0029】(比較例1)以下に示した層構成の複合フ
ィルムを共押出しによって製膜し EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚
み10μm)/EP2(厚み30μm)/EP1(厚み30μm) この複合フイルムのEVOH側にフイラ−入りPPをド
ライラミネ−トして以下の構成の包装体の底材用の複合
フイルムを得た。
【0030】フイラ−入りPP(厚み300 μm)//E
VOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み
10μm)/EP2(厚み30μm)/EP1(厚み30μm) なお、EP1はLL65重量部とPB−135重量部と
の混合物であり、また、EP2はLL75重量部とPB
−125重量部との混合物である。EP1とEP2のM
FRはそれぞれ5.0,1.3である。
【0031】(比較例2)以下に示した層構成の複合フ
ィルムを共押出しによって製膜し EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚
み10μm)/EP2(厚み50μm)/EP1(厚み10μ
m) この複合フイルムのEVOH側にフイラ−入りPPをド
ライラミネ−トして以下の構成の包装体の底材用の複合
フイルムを得た。
【0032】フイラ−入りPP(厚み300 μm)//E
VOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み
10μm)/EP2(厚み50μm)/EP1(厚み10μm) なお、EP1はLL65重量部とPB−135重量部と
の混合物であり、また、EP2はLL75重量部とPB
−125重量部との混合物である。EP1とEP2のM
FRはそれぞれ5.0,1.3である。
【0033】(比較例3)以下に示した層構成の複合フ
ィルムを共押出しによって製膜し EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚
み10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm) この複合フイルムのEVOH側にフイラ−入りPPをド
ライラミネ−トして以下の構成の包装体の底材用の複合
フイルムを得た。
【0034】フイラ−入りPP(厚み300 μm)//E
VOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み
10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm) なお、EP1はLL65重量部とPB−135重量部と
の混合物であり、また、EP2はLL75重量部とPB
−125重量部との混合物である。EP1とEP2のM
FRはそれぞれ1.7,6.2である。
【0035】(比較例4)以下に示した層構成の複合フ
ィルムを共押出しによって製膜し EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚
み10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm) この複合フイルムのEVOH側にフイラ−入りPPをド
ライラミネ−トして以下の構成の包装体の底材用の複合
フイルムを得た。
【0036】フイラ−入りPP(厚み300 μm)//E
VOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み
10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm) なお、EP1はLL65重量部とPB−135重量部と
の混合物であり、また、EP2はLL90重量部とPB
−110重量部との混合物である。EP1とEP2のM
FRはそれぞれ5.0,1.4である。
【0037】(比較例5)以下に示した層構成の複合フ
ィルムを共押出しによって製膜し EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚
み10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm) この複合フイルムのEVOH側にフイラ−入りPPをド
ライラミネ−トして以下の構成の包装体の底材用の複合
フイルムを得た。
【0038】フイラ−入りPP(厚み300 μm)//E
VOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み
10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm) なお、EP1はLL75重量部とPB−125重量部と
の混合物であり、また、EP2はLL75重量部とPB
−125重量部との混合物である。EP1とEP2のM
FRはそれぞれ6.5,1.3である。
【0039】実施例1〜3、比較例1〜5の複合フイル
ムを以下の評価方法により評価した。
【0040】<評価方法>実施例1〜2、比較例1〜5
の複合フイルムの底材に用い、蓋材としてOPPに透明
蒸着PETとLLを順次ドライラミネ−トした下記構成
複合フイルムを用いて OPP(厚み30μm)//透明蒸着PET(厚み12μ
m)//LL(厚み50μm) 深絞り包装機ムルチバック社製R530を使用してタレ
付きハンバ−グのパック品を作製し、評価を行った。実
施例3については同実施例に記載の蓋材を用い、底材に
は フイラ−入りPP(厚み300 μm)//EVOH(厚み2
0μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み10μm)/LL
(厚み30μm)のフイルムを用いてパック品を作製し、
評価を行った。 ・電子レンジ開封性 パック品を電子レンジ調理し、内圧の上昇に伴いシ−ル
幅を広くした部分でケバ立ちもなく良好に剥離するか否
かを評価した。 ・調理後の開封性 調理後のパック品を開封し、ケバ立ちもなく良好に開封
できるか否かを評価した。
【0041】
【表1】 表1より明らかなようにEP1の凝集破壊強度が100
〜1000gf/15mm幅の範囲でEP2の凝集破壊
強度が500〜2000gf/15mm幅の範囲内にあ
り、かつEP1の厚みが1〜15μmで、EP2の厚み
が5〜30μmの範囲内にあり、MFRがEP1>EP
2である実施例1〜3はいずれも電子レンジ開封性及び
調理後の開封性は極めて良好であった。
【0042】EP1の厚みが15μmを越える比較例
1、EP1とEP2のMFRがEP1<EP2である比
較例3及びEP1とEP2の凝集破壊強度の差が200
gf/15mm幅未満である比較例3及び比較例5は調
理後の開封性は良好であるが電子レンジ開封性は悪かっ
た。
【0043】また、EP2の厚みが30μmを越える比
較例2、及びEP2の凝集破壊強度が2000gf/1
5mm幅を越える比較例4は電子レンジ開封性は良好で
あったが調理後の開封性は悪かった。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、食品等の真空パック品
またはガスパック品等の包装体を予め一部分を開封する
ことなく、電子レンジにかけて調理することができるも
のであり、電子レンジ調理中に内圧の上昇により部分的
に自然に開封され、破袋することがなく、電子レンジ調
理後は真空パック品またはガスパック品等を完全にかつ
容易に開封することができるものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シール層側から低凝集破壊強度層、高凝
    集破壊強度層の2種類の凝集破壊タイプのイ−ジ−ピ−
    ル層を少なくとも配したことを特徴とする共押出し複合
    フイルム。
  2. 【請求項2】 低凝集破壊強度層の凝集破壊強度が10
    0〜1000gf/15mm幅で高凝集破壊強度層の凝
    集破壊強度が500〜2000gf/15mm幅である
    請求項1に記載の共押出し複合フイルム。
  3. 【請求項3】 低凝集破壊強度層の厚さが1〜15μm
    の範囲で高凝集破壊強度層の厚さが5〜30μmの範囲
    である請求項1に記載の共押出し複合フイルム。
  4. 【請求項4】 高凝集破壊強度層と低凝集破壊強度層の
    凝集破壊強度の差が200gf/15mm幅以上である
    請求項1に記載の共押出し複合フイルム。
  5. 【請求項5】 低凝集破壊強度層の配合品のメルトフロ
    ーレイトが高凝集破壊強度層の配合品のメルトフローレ
    イトに比べて大きい請求項1に記載の共押出し複合フイ
    ルム。
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