JP4152537B2 - 共押出し複合フイルム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は主に食品の真空パックまたはガスパック包装において、開封することなく電子レンジにかけることができる包装体を得るために好適なイ−ジ−ピール性を有する共押出し複合フイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
密封包装体を開封することなく電子レンジ調理する方法としては、特開平7ー257662、特開平9ー221177、特開平10ー95471、特開平10ー181779、特開平10ー236542等でシール形状を工夫し一定の部分から水蒸気を逃すものや、フイルム面ではイージーピール強度の横方向と縦方向の強度の差を利用し尚かつイージーピール強度を弱くする側の一部分のシール幅を狭くするなどが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
真空パックまたはガスパック等密封された包装体を電子レンジ調理する場合、開封せずに行うと包装体の破裂や予期しない部分での開封により内容物が飛びだし、電子レンジ内部を汚してしまうトラブルがあるため、皿に移すか予め一部分を開封してから電子レンジにかけていた。
【0004】
また特開平7ー257662、特開平9ー221177、特開平10ー95471、特開平10ー181779、特開平10ー236542等で挙げられるものでは、パック形状の工夫などかなり試行錯誤を繰り返さないと形状が決らないものや、またイージーピール強度の横方向、縦方向の強度の差を任意に自由に設定することが困難であるという点とイージーピール強度の弱い部分のシール幅を狭くする必要があるため保存中の破袋の問題がある。
つまり、破袋強度を保持し、安定して任意の部分のみのイージーピール強度を弱くする技術が確立されていなかった。
本発明は前記の問題点を解決した新規の共押出し複合フイルム処理用包装体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的は以下の手段によって達成される。
【0006】
すなわち、本発明は、シール層側から低凝集破壊強度層、高凝集破壊強度層の2種類の凝集破壊タイプのイージーピール層を少なくとも配したフイルムであって、高凝集破壊強度層が直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とポリプロピレン樹脂との混合物、エチレン酢酸ビニルとポリプロピレン樹脂との混合物、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とポリブテン−1との混合物、およびエチレン酢酸ビニルとポリブテン−1との混合物のいずれか1つの混合物からなり、低凝集破壊強度層が、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とポリプロピレン樹脂との混合物、エチレン酢酸ビニルとポリプロピレン樹脂との混合物、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とポリブテン−1との混合物、およびエチレン酢酸ビニルとポリブテン−1との混合物のいずれか1つの混合物からなり、高凝集破壊強度層の凝集破壊強度が2000gf/15mm幅以下であり、低凝集破壊強度層と高凝集破壊強度層の凝集破壊強度の差が200gf/15mm幅以上であることを特徴とする共押出し複合フイルムを提案するものであり、低凝集破壊強度層の凝集破壊強度が100〜1000gf/15mm幅で高凝集破壊強度層の凝集破壊強度が500gf/15mm幅以上であること、低凝集破壊強度層の厚さが1〜15μmの範囲で高凝集破壊強度層の厚さが5〜30μmの範囲であること、低凝集破壊強度層の配合品のメルトフローレイトが高凝集破壊強度層の配合品のメルトフローレイトに比べて大きいことを含む。
【0007】
本発明によれば、食品等の真空パック品またはガスパック品等の包装体を予め一部分を開封することなく、電子レンジにかけて調理することができるものであり、電子レンジ調理中に内圧の上昇により部分的に自然に開封され、破袋することがなく、電子レンジ調理後は真空パック品またはガスパック品等を完全にかつ容易に開封することができるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】
本発明はシール層側から低凝集破壊強度層、高凝集破壊強度層の2種類の凝集破壊タイプのイ−ジ−ピ−ル層を少なくとも配したことを特徴とする共押出し複合フイルムである。
【0010】
ここで、低凝集破壊強度層とはイージーピール強度が弱く、弱い力で開封することを可能とした凝集破壊タイプのイージーピール層をいう。
また、高凝集破壊強度層とはイージーピール強度が低凝集破壊強度層に比べ強く、開封に多少の力が必要となる凝集破壊タイプのイージーピール層をいう。
【0011】
本発明のフイルムは主に深絞り包装に使用されるが底材、蓋材どちら側に用いても良く、特に限定されない。
【0012】
本発明のフイルムを用いた場合、深絞り包装機のシ−ル熱板あるいはシールパッキンの形状により部分的にイージーピール強度を2種類に変化させることが可能になる。
【0013】
つまりイージーピール強度を強くしたい部分は線シール(細い幅のシール)することにより、相手シール材が、シール熱によって流動性を持った低凝集破壊強度層(以下、EP1という。)をシール圧により突き抜け、高凝集破壊強度層(以下、EP2という。)とシールする。
【0014】
また電子レンジ調理時に内圧の上昇により部分的に開封したい部分については、シール幅を広くすることにより平面でシールするようにし、EP1の層を突き抜けることなく相手シール材とシールするようにする。
【0015】
これにより電子レンジ調理中は内圧の上昇により、シ−ル幅の広い部分でEP1の低凝集破壊強度で開封され、調理後の開封ではシ−ル幅の狭い部分でEP2の高凝集破壊強度により開封が行われる。
【0016】
ここでシ−ル強度の弱い部分のシ−ル幅の方が広くなっているため、保存中でも破袋がし難いパック品となる。
EP1の凝集破壊強度は100〜1000gf/15mm幅であることが望ましく、100gf/15mm幅未満では保存中破袋の危険があり、1000gf/15mm幅を越えると調理中に開封し難く内圧が上がり過ぎる問題がある。
【0017】
EP2の凝集破壊強度は500〜2000gf/15mm幅であることが望ましく、500gf/15mm幅未満ではシ−ル幅が狭い分保管時の破袋の危険があり、2000gf/15mm幅を越えるとイ−ジ−ピ−ル強度が強すぎ開封がし難くなる。
【0018】
またEP2とEP1の凝集破壊強度の差は200gf/15mm幅以上であることが必要であり、200gf/15mm幅未満ではEP2の部分で破袋してしまうことが考えられるので、目的とした性能が得られなくなる。
EP1の厚さは1〜15μmであることが好ましく、1μm未満ではシ−ル幅を広く取ってもEP1の層を突き抜け、EP2の層と相手シ−ル材がシ−ルされる恐れがある。
【0019】
また15μmを越えるとシール幅を狭くしてもEP1を突き抜けにくくなり相手シ−ル材がEP2の層に到達することが難しくなる。EP2の厚さは5〜30μmであることが好ましく、5μm未満ではシール幅が狭い部分でEP1のみならずEP2の層も突き抜けてしまい、イージーピールとならない場合がでてくる問題があり、30μmを越えると凝集破壊があるためケバ立ち(糸引き)が発生し易くなり、剥離外観を損ねる恐れがある。EP1の配合品のメルトフローレイト(以下、MFRという。)はEP2の配合品のMFRに比べて大きいことが好ましく、逆の場合にはシ−ル圧によりEP1を突き抜けてEP2に相手シ−ル材が到達することが困難となる。
【0020】
EP1のMFRは1.5 〜10.0の範囲が好ましく、EP2のMFRは0.3〜4.0の範囲が好ましい。
【0021】
本発明による複合フイルムはEP1、EP2の2種類の凝集破壊タイプのイ−ジ−ピ−ル材をシ−ル層側から順番に配することであるが、それぞれの配合に含まれる材質は直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(以下、LLという。)ポリプロピレン樹脂(ランダムコ−ポリマ−、ホモポリマ−)(以下、PPという。)の混合物、エチレン酢酸ビニル(以下、EVAという。)とPPの混合物、LLとポリブテン−1(以下、PB−1という。)の混合物、EVAとPB−1の混合物が挙げられるが凝集破壊によるイ−ジ−ピ−ル性を示せば良く、特に配合は限定されない。
【0022】
本発明による複合フイルムはEP1、EP2の層以外に底材用であればPP、フイラ−入りPP、エチレン酢酸ビニ−ル共重合体けん化物(以下、EVOHという。)ポリアミド樹脂(以下、Nyという。)、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETという。)等の樹脂層を変性ポリオレフイン(接着性樹脂)を介して共押出し、あるいはドライラミネ−ト等により積層することにより電子レンジ適性、酸素バリア−性、強度等を附加することが可能である。また蓋材用としては2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−ト樹脂、2軸延伸PP(以下、OPPという。)、透明蒸着ポリエチレンテレフタレ−ト樹脂(以下、透明蒸着PETという。)、塩化ビニリデンコ−トポリエチレンテレフタレ−ト樹脂等をドライラミネ−トすることにより印刷品の作成も可能となる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0024】
(実施例1)
以下に示した層構成の複合フィルムを共押出しによって製膜し、包装体の底材用の複合フイルムを得た。
【0025】
PP(厚み210μm) /接着性樹脂(以下、ADという)(厚み20μm)/EVOH(厚み30μm)/AD(厚み20μm)/PP(厚み190μm)/EP2(厚み20μm)/EP1(厚み10μm)
なお、EP1はLL60重量部とPP40重量部との混合物であり、また、EP2はLL75重量部とPP25重量部との混合物である。
EP1とEP2のMFRはそれぞれ4.3,1.1である。
【0026】
(実施例2)
以下に示した層構成の複合フィルムを共押出しによって製膜し
EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm)
この複合フイルムのEVOH側にフイラ−入りPPをドライラミネ−トして、
以下の構成の包装体の底材用の複合フイルムを得た。
【0027】
フイラ−入りPP(厚み300 μm)//EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm)
なお、EP1はLL65重量部とPB−135重量部との混合物であり、また、EP2はLL75重量部とPB−125重量部との混合物である。
EP1とEP2のMFRはそれぞれ5.0,1.3である。
【0028】
(実施例3)
以下に示した層構成の複合フィルムを共押出しによって製膜し
EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み20μm)/AD(厚み10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm)
この複合フイルムのEVOH側に印刷を施したPETをドライラミネ−トして
以下の構成の包装体の蓋材用の複合フイルムを得た。
PET(厚み16μm)//EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み20μm)/AD(厚み10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm)
なお、EP1はLL50重量部とPB−150重量部との混合物であり、また、EP2はLL75重量部とPP25重量部との混合物である。
EP1とEP2のMFRはそれぞれ6.5,1.1である。
【0029】
(参考例1)
以下に示した層構成の複合フィルムを共押出しによって製膜し
EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み10μm)/EP2(厚み30μm)/EP1(厚み30μm)
この複合フイルムのEVOH側にフイラー入りPPをドライラミネートして以下の構成の包装体の底材用の複合フイルムを得た。
【0030】
フイラ−入りPP(厚み300 μm)//EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み10μm)/EP2(厚み30μm)/EP1(厚み30μm)
なお、EP1はLL65重量部とPB−135重量部との混合物であり、また、EP2はLL75重量部とPB−125重量部との混合物である。
EP1とEP2のMFRはそれぞれ5.0,1.3である。
【0031】
(参考例2)
以下に示した層構成の複合フィルムを共押出しによって製膜し
EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み10μm)/EP2(厚み50μm)/EP1(厚み10μm)
この複合フイルムのEVOH側にフイラー入りPPをドライラミネートして以下の構成の包装体の底材用の複合フイルムを得た。
【0032】
フイラ−入りPP(厚み300 μm)//EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み10μm)/EP2(厚み50μm)/EP1(厚み10μm)
なお、EP1はLL65重量部とPB−135重量部との混合物であり、また、EP2はLL75重量部とPB−125重量部との混合物である。
EP1とEP2のMFRはそれぞれ5.0,1.3である。
【0033】
(比較例1)
以下に示した層構成の複合フィルムを共押出しによって製膜し
EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm)
この複合フイルムのEVOH側にフイラー入りPPをドライラミネートして以下の構成の包装体の底材用の複合フイルムを得た。
【0034】
フイラ−入りPP(厚み300 μm)//EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm)
なお、EP1はLL65重量部とPB−135重量部との混合物であり、また、EP2はLL75重量部とPB−125重量部との混合物である。
EP1とEP2のMFRはそれぞれ1.7,6.2である。
【0035】
(比較例2)
以下に示した層構成の複合フィルムを共押出しによって製膜し
EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm)
この複合フイルムのEVOH側にフイラー入りPPをドライラミネートして以下の構成の包装体の底材用の複合フイルムを得た。
【0036】
フイラ−入りPP(厚み300 μm)//EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm)
なお、EP1はLL65重量部とPB−135重量部との混合物であり、また、EP2はLL90重量部とPB−110重量部との混合物である。
EP1とEP2のMFRはそれぞれ5.0,1.4である。
【0037】
(比較例3)
以下に示した層構成の複合フィルムを共押出しによって製膜し
EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm)
この複合フイルムのEVOH側にフイラー入りPPをドライラミネートして以下の構成の包装体の底材用の複合フイルムを得た。
【0038】
フイラ−入りPP(厚み300 μm)//EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み10μm)/EP2(厚み15μm)/EP1(厚み5μm)
なお、EP1はLL75重量部とPB−125重量部との混合物であり、また、EP2はLL75重量部とPB−125重量部との混合物である。
EP1とEP2のMFRはそれぞれ6.5,1.3である。
【0039】
実施例1〜3、参考例1〜2、比較例1〜3の複合フイルムを以下の評価方法により評価した。
【0040】
<評価方法>
実施例1〜2、参考例1〜2、比較例1〜3の複合フイルムの底材に用い、蓋材としてOPPに透明蒸着PETとLLを順次ドライラミネートした下記構成複合フイルムを用いてOPP(厚み30μm)//透明蒸着PET(厚み12μm)//LL(厚み50μm)深絞り包装機ムルチバック社製R530を使用してタレ付きハンバーグのパック品を作製し、評価を行った。
実施例3については同実施例に記載の蓋材を用い、底材には
フイラー入りPP(厚み300μm)//EVOH(厚み20μm)/Ny(厚み10μm)/AD(厚み10μm)/LL(厚み30μm)
のフイルムを用いてパック品を作製し、評価を行った。
・電子レンジ開封性
パック品を電子レンジ調理し、内圧の上昇に伴いシール幅を広くした部分でケバ立ちもなく良好に剥離するか否かを評価した。
・調理後の開封性
調理後のパック品を開封し、ケバ立ちもなく良好に開封できるか否かを評価した。
【0041】
【表1】
表1より明らかなようにEP1の凝集破壊強度が100〜1000gf/15mm幅の範囲でEP2の凝集破壊強度が500〜2000gf/15mm幅の範囲内にあり、かつEP1の厚みが1〜15μmで、EP2の厚みが5〜30μmの範囲内にあり、MFRがEP1>EP2である実施例1〜3はいずれも電子レンジ開封性及び調理後の開封性は極めて良好であった。
【0042】
EP1の厚みが15μmを越える参考例1、EP1とEP2のMFRがEP1<EP2である比較例1及びEP1とEP2の凝集破壊強度の差が200gf/15mm幅未満である比較例1及び比較例3は調理後の開封性は良好であるが電子レンジ開封性は悪かった。
【0043】
また、EP2の厚みが30μmを越える参考例2、及びEP2の凝集破壊強度が2000gf/15mm幅を越える比較例2は電子レンジ開封性は良好であったが調理後の開封性は悪かった。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、食品等の真空パック品またはガスパック品等の包装体を予め一部分を開封することなく、電子レンジにかけて調理することができるものであり、電子レンジ調理中に内圧の上昇により部分的に自然に開封され、破袋することがなく、電子レンジ調理後は真空パック品またはガスパック品等を完全にかつ容易に開封することができるものである。
Claims (4)
- シール層側から低凝集破壊強度層、高凝集破壊強度層の2種類の凝集破壊タイプのイージーピール層を少なくとも配したフイルムであって、高凝集破壊強度層が直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とポリプロピレン樹脂との混合物、エチレン酢酸ビニルとポリプロピレン樹脂との混合物、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とポリブテン−1との混合物、およびエチレン酢酸ビニルとポリブテン−1との混合物のいずれか1つの混合物からなり、低凝集破壊強度層が、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とポリプロピレン樹脂との混合物、エチレン酢酸ビニルとポリプロピレン樹脂との混合物、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とポリブテン−1との混合物、およびエチレン酢酸ビニルとポリブテン−1との混合物のいずれか1つの混合物からなり、高凝集破壊強度層の凝集破壊強度が2000gf/15mm幅以下であり、低凝集破壊強度層と高凝集破壊強度層の凝集破壊強度の差が200gf/15mm幅以上であることを特徴とする共押出し複合フイルム。
- 低凝集破壊強度層の凝集破壊強度が100〜1000gf/15mm幅で高凝集破壊強度層の凝集破壊強度が500gf/15mm幅以上である請求項1に記載の共押出し複合フイルム。
- 低凝集破壊強度層の厚さが1〜15μmの範囲で高凝集破壊強度層の厚さが5〜30μmの範囲である請求項1または2に記載の共押出し複合フイルム。
- 低凝集破壊強度層の配合品のメルトフローレイトが高凝集破壊強度層の配合品のメルトフローレイトに比べて大きい請求項1〜3いずれかに記載の共押出し複合フイルム。
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