JP2001079655A - ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置 - Google Patents

ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置

Info

Publication number
JP2001079655A
JP2001079655A JP25963999A JP25963999A JP2001079655A JP 2001079655 A JP2001079655 A JP 2001079655A JP 25963999 A JP25963999 A JP 25963999A JP 25963999 A JP25963999 A JP 25963999A JP 2001079655 A JP2001079655 A JP 2001079655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection
pressure
cylinder device
hydraulic
spool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25963999A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Kinoshita
洋一 木下
Kazumasa Nakagawa
和雅 中川
Nobutaka Kai
信貴 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP25963999A priority Critical patent/JP2001079655A/ja
Publication of JP2001079655A publication Critical patent/JP2001079655A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイカストマシンの射出用油圧制御装置にお
ける射出速度流量制御用サ−ボ弁および射出動作断続用
パイロットチェック弁の問題点を改良する。 【解決手段】 射出動作断続用パイロットチェック弁4
1は、スリ−ブ43と、スリ−ブ43に摺動可能に嵌装
されスリ−ブ43内のシ−ト44に対し開閉するチェッ
クスプ−ル45と、スプ−ル45の背部側のピストン室
51に摺動可能に嵌装されパイロット操作圧油により進
退しロッド先端をスプ−ル45背部に当接するパイロッ
トピストン49と、スプ−ル45の背部とピストン室5
1との間に配設するスプリング48と、スリ−ブ43先
端に取着したガイド54の穴55に摺動自在に挿通する
ようにスプ−ル45の先端部を延伸した小径ロッド52
と、から構成する。また、サ−ボ弁ユニット47は、2
個のサ−ボ弁61、62からなり、射出シリンダ装置1
0の前部に2つの作動油排出管路16を設けるととも
に、2個のサ−ボ弁61、62を並列に配設し、それぞ
れの入口側に管路16をそれぞれ接続し、出口側には中
間ブロック63を設けて合流する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイカストマシン
の射出制御用油圧制御装置に係り、特に射出速度流量制
御用のサ−ボ弁および射出動作断続用のパイロットチェ
ック弁の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ダイカストマシンの射出制御に
おいては、先ず、射出スリ−ブに供給された溶湯を射出
プランジャの低速前進により金型キャビティ内へに向け
て充填を開始し、溶湯の先端が金型ゲ−トに達した圧力
上昇時点で高速射出に切換え、充填完了後に増圧シリン
ダにより高圧で加圧することが行なわれる。すなわち、
図5に示すような射出・増圧二段シリンダ装置による射
出制御用の油圧制御装置が用いられている。図におい
て、射出シリンダ装置10には、油圧源30からの回路
に合流される射出用アキュ−ムレ−タ13を備え、射出
動作断続用のパイロットチェツク弁11を介して射出用
油圧回路14が接続されている。チェツク弁11は、開
閉用電磁切換弁12により開閉制御され、このチェツク
弁11を開くことにより射出用アキュ−ムレ−タ13か
らの作動油が射出シリンダ装置10に供給され、射出プ
ランジャ19が前進するようになっている。また、チェ
ツク弁11は、射出用アキュ−ムレ−タ13から射出シ
リンダ装置10への作動油の流れが止まり、入口側と出
口側との差圧がなくなった際に内部のスプリングで弁体
が移動し、増圧動作時の作動油の逆流を防止するように
なっている。
【0003】射出シリンダ装置10には、ロッド側に接
続された作動油排出経路16に射出速度流量制御用のサ
−ボ弁17が配設されている。このサ−ボ弁17は、高
速応答型の大流量サ−ボ弁で構成され、そのスプールの
開度を調整することによって射出シリンダ装置10の前
進時に作動油排出経路16を絞り、射出ピストン15に
背圧を与えて射出プランジャ19の前進速度が調整可能
となっている。また、この背圧部圧力は圧力センサ37
によって検出される。
【0004】増圧シリンダ装置20は、射出シリンダ装
置10の射出ピストン15側に連結され、増圧制御弁装
置21を介して、増圧用アキュ−ムレ−タ23を備えた
増圧用油圧回路24が接続されている。増圧シリンダ装
置20は、増圧ピストン25の前側の作動油排出経路を
分岐し射出シリンダ装置10の作動油排出経路16に接
続し、前述のサ−ボ弁17を共有しており、射出シリン
ダ装置10と増圧シリンダ装置20とはサ−ボ弁17に
より同期制御されるようになっている。なお、増圧側ア
キュ−ムレ−タ23には、油圧源30からの経路に鋳造
圧力制御弁34が配設され、増圧用アキュ−ムレ−タ2
3の背圧を調整し、増圧用油圧回路24の最大圧力を制
御することができる。
【0005】以上のような構成において、射出制御装置
は所定のプログラムに基づいて各部を制御して、前述し
たような射出および増圧動作が実行される。すなわち、
射出スリ−ブに溶湯が供給され、金型キャビティへ射出
できる状態になったときに、射出指令が発信されると、
切換弁12が作動してチェック弁11が開き、射出用ア
キュ−ムレ−タ13からの作動油を射出シリンダ装置1
0に流入し、射出プランジャ19を前進させる。この
際、射出速度流量制御用のサ−ボ弁17を絞って射出速
度を低速に制御する。次に、溶湯が金型ゲ−トに達する
位置まで射出プランジャ19が前進したことを検出した
とき、サ−ボ弁17を開き高速射出に切換えて金型キャ
ビティ内へ溶湯を一気に充填する。そして、射出プラン
ジャ19の充填完了位置検出信号、あるいは、圧力セン
サ37が充填完了の設定圧力に昇圧した検知信号、によ
って、増圧制御弁装置21を開き、増圧用アキュ−ムレ
−タ23からの鋳造圧力に調整された作動油を増圧シリ
ンダ装置20に供給し、増圧ピストン25で射出ピスト
ン15の背圧部作動油を加圧することによって、射出プ
ランジャ19を介して金型キャビティ内に充填された溶
湯へ高圧での加圧が行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記射出動
作断続用のパイロットチェツク弁11には、ダイカスト
マシンの射出制御における油圧力および流量の点で大口
径のものが必要とされ、この場合、シ−ト内をスライド
する際のL/Dを充分にとることが困難であり、また、
閉止力がスプリングの付勢力のみによるので強力なスプ
リングにする必要があり、その反面、チャタリングを起
こし易い、という問題がある。
【0007】さらに、図4に示した従来の射出制御用の
油圧制御装置においては、射出速度流量制御用のサ−ボ
弁17は、大容量の1個のサ−ボ弁からなり、大容量で
あるが故にサ−ボ弁からのリ−ク量が多くなるので、微
少流量の制御が困難となり、また、応答性も悪くなると
いう問題がある。
【0008】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ために改良されたチェツク弁およびサ−ボ弁をそれぞれ
配設したダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明に係るダイカストマシンの射出制御用油圧制御
装置は、油圧源に合流する射出用アキュ−ムレ−タを備
え、電磁切換弁により開閉制御される射出動作断続用の
パイロットチェック弁を介して射出用油圧回路が接続さ
れる射出シリンダ装置と、この射出シリンダ装置のロッ
ド側に接続され射出動作時の作動油排出経路に配設され
る射出速度流量制御用サ−ボ弁ユニットと、前記射出シ
リンダ装置の射出ピストン側に連結され増圧用アキュ−
ムレ−タを備えた増圧用油圧回路が接続される増圧シリ
ンダ装置と、を具備して所定のプログラムに基づいて射
出および増圧が制御されるように成るダイカストマシン
の射出制御用油圧制御装置において、前記射出動作断続
用のパイロットチェック弁は、弁体に設けた内孔に摺動
可能に嵌装され同内孔に形成したシ−トに接離して開閉
するチェックスプ−ルと、チェックスプ−ルの背部側に
隣接して設けたピストン室に摺動可能に嵌装されパイロ
ット操作圧油の給排により進退してそのロッド先端をチ
ェックスプ−ル背部に当接するパイロットピストンと、
チェックスプ−ル背部とピストン室との間に配設するス
プリングと、前記内孔の先端に取着したガイドに設け同
ガイドの裏側でタンクあるいは大気開放に接続する穴
と、この穴に摺動自在に挿通するようにチェックスプ−
ルの先端部を延伸して形成した小径ロッドと、から構成
したことを特徴とするダイカストマシンの射出制御用油
圧制御装置とする。
【0010】また、上記ダイカストマシンの射出制御用
油圧制御装置において、前記射出速度流量制御用サ−ボ
弁ユニットは、複数個のサ−ボ弁を並列に配置して成る
ことを特徴とするダイカストマシンの射出制御用油圧制
御装置とする。
【0011】さらに、前記サ−ボ弁ユニットは、2個の
サ−ボ弁からなり、前記射出シリンダ装置の前部側に2
つの作動油排出管路を設けるとともに、前記2個のサ−
ボ弁を並設し、このサ−ボ弁のそれぞれの入口側に前記
管路をそれぞれ接続し、出口側には中間ブロックを設け
て合流すると好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るダイカストマ
シンの射出制御用油圧制御装置の実施の形態について、
図1ないし図4を参照しながら以下詳細に説明をする。
なお、説明の便宜上、図5に示す従来の構成と同一の構
成部分には同一参照符号を付し説明をする。
【0013】図1において、本発明に係る油圧制御装置
は、基本的には、従来装置(図5)の構成と同様のもの
であり、重複するが、繰り返し簡単に説明する。すなわ
ち、射出シリンダ装置10には、油圧源30の回路に射
出用アキュ−ムレ−タ13を備え、開閉用電磁切換弁1
2により開閉制御される射出動作断続用のパイロットチ
ェツク弁41を介して射出用油圧回路14が接続され、
チェツク弁41を開くことにより射出用アキュ−ムレ−
タ13から射出シリンダ装置10に作動油が供給され、
射出プランジャ19が前進するようになっている。ま
た、増圧動作時にはチェツク弁41により射出用アキュ
−ムレ−タ13から射出シリンダ装置10への作動油の
流れが止まり、かつ、作動油の逆流を防止するようにな
っている。このチェツク弁41の構造については詳細な
説明を後述する。
【0014】さらに、射出シリンダ装置10には、ロッ
ド側の作動油排出経路16に射出速度流量制御用のサ−
ボ弁ユニット47が配設され、スプール開度を調整する
ことによって射出シリンダ装置10の前進時に作動油排
出経路16を絞り、射出ピストン15に背圧を与えて射
出プランジャ19の前進速度が調整可能となるととも
に、背圧部圧力が圧力センサ37により検出される。こ
のサ−ボ弁ユニット47の構造についても詳細な説明を
後述する。
【0015】増圧シリンダ装置20は、射出シリンダ装
置10の射出ピストン15側に連結され、増圧制御弁装
置21を介して、増圧用アキュ−ムレ−タ23を備えた
増圧用油圧回路24が接続されている。増圧シリンダ装
置20は、増圧ピストン25前側の作動油排出経路を分
岐して射出シリンダ装置10の作動油排出経路16に接
続し、上記サ−ボ弁ユニット47を共有し、射出シリン
ダ装置10と増圧シリンダ装置20とはサ−ボ弁ユニッ
ト47によって同期制御される。なお、増圧側アキュ−
ムレ−タ23には、油圧源30からの経路に鋳造圧力制
御弁34が配設され、増圧用アキュ−ムレ−タ23の背
圧を調整し、増圧用油圧回路24の最大圧力を制御する
ことができる。
【0016】上記の構成からなる射出制御装置におい
て、従来装置と同様に射出および増圧動作が実行され
る。すなわち、射出スリ−ブに溶湯が供給され、金型キ
ャビティへ射出できる状態になったときに、射出指令が
発信されると、切換弁12が作動してチェック弁41が
開き、射出用アキュ−ムレ−タ13からの作動油を射出
シリンダ装置10に流入し、射出プランジャ19を前進
させる。この際、射出速度流量制御用のサ−ボ弁ユニッ
ト47を絞って射出速度を低速に制御する。次に、溶湯
が金型ゲ−トに達する位置まで射出プランジャ19が前
進したことを検出したとき、サ−ボ弁ユニット47を開
いて高速射出に切換えて金型キャビティ内へ溶湯を一気
に充填する。そして、射出プランジャ19の充填完了位
置検出信号、あるいは、圧力センサ37が充填完了の設
定圧力に昇圧した検知信号、により、増圧制御弁装置2
1を開き、増圧用アキュ−ムレ−タ23からの鋳造圧力
に調整された作動油を増圧シリンダ装置20に供給し、
増圧ピストン25で射出ピストン15の背圧部作動油を
加圧することにより、射出プランジャ19を介して金型
キャビティ内に充填された溶湯へ高圧での加圧が行なわ
れる。
【0017】そこで、上記の本発明に係る油圧制御装置
に用いられる射出動作断続用のパイロットチェツク弁4
1について詳述する。図2において、弁体42に嵌入さ
れたスリ−ブ43内には、スリ−ブ43内の中間部に形
成したシ−ト44に接離することによってチェック弁4
1の入口側58と出口側59との間を開口・閉止するチ
ェックスプ−ル45を摺動可能に嵌装する。チェックス
プ−ル45の背部側に隣接してピストン室51を設け、
このピストン室51にパイロット操作圧油の給排により
進退するパイロットピストン49を摺動可能に嵌装す
る。このパイロットピストン49のロッド50がチェッ
クスプ−ル45の背部に向けてピストン室51の仕切り
面を貫通し、チェックスプ−ル45の背部に形成した穴
46の底部にロッド50の先端を当接する。また、チェ
ックスプ−ル45背部の穴46底部とピストン室51の
仕切り面との間にスプリング48を配設する。さらに、
チェックスプ−ル45の先端部を小径ロッド52に形成
して延伸し、スリ−ブ43の先端に取着したガイド54
の穴55に摺動自在に挿通する。この穴55はガイド5
4の裏側において連通する管路56をタンク57へ接続
する。この管路56は大気開放するように接続しても良
い。
【0018】このように構成されたパイロットチェツク
弁41の上記射出制御装置における作用について説明を
すると、射出開始前では、切換弁12は図1の場合の左
位置にあり、ピストン室51に導入されるパイロット操
作圧油がパイロットピストン49を図において右方向に
前進し、先端のロッド50を介してチェックスプ−ル4
5をシ−ト44に押接する力により、射出動作断続用の
パイロットチェツク弁41が閉止して、射出用アキュ−
ムレ−タ13から射出シリンダ装置10への射出用油圧
回路14を遮断している。そこで、射出指令により射出
する際には、切換弁12が作動して図1の右位置に切り
換えられ、ピストン室51に導入されるパイロット操作
圧油がパイロットピストン49を図において左方向に後
退し、ロッド50先端をチェックスプ−ル45背部への
押接から開離し、チェックスプ−ル45は入口側52か
ら流入する圧油の力によって、チェックスプ−ル45が
スプリング48の力に打勝って後退し、チェツク弁41
を開口することにより、射出用アキュ−ムレ−タ13か
らの作動油が射出用油圧回路14を通って射出シリンダ
装置10に流入し、射出プランジャ19を前進させる。
射出充填完了して増圧動作が始まると射出シリンダ装置
10側からの背圧力が上昇し始め、チェックスプ−ル4
5の前後の面積差により背圧側の押圧力が勝ったタイミ
ングでチェックスプ−ル45をシ−ト44に押接しチェ
ツク弁41が確実に閉じられ、射出用油圧回路14を完
全に遮断するとともに、増圧シリンダ装置20の増圧動
作時における射出シリンダ装置10からの作動油の逆流
を防止する。しかも、チェックスプ−ル45の摺動は、
チェックスプ−ル45の背部側の外周と先端部に延伸し
た小径ロッド52とにより両側でガイドされており、か
つ、ガイド54の穴55をタンク57(あるいは大気開
放)への管路56に接続しているので、安定した動作が
可能となる。
【0019】次に、本発明に係る上記油圧制御装置に配
設される射出速度流量制御用のサ−ボ弁ユニット47に
ついて、サ−ボ弁ユニット47は複数個のサ−ボ弁を並
列に配置して構成するものとする。以下、図1に示すよ
うに、サ−ボ弁ユニット47が2個のサ−ボ弁61、6
2によって配設された場合について説明する。なお、3
個以上のサ−ボ弁とすることも可能である。そこで、サ
−ボ弁ユニット47の取付状態を図3および図4によっ
て説明すると、図において、射出シリンダ装置10の前
部側にサ−ボ弁ユニット47を取付けた状態を示し、射
出シリンダ装置10の前進時の作動油排出経路16を2
つの管路で形成し、それぞれの管路16に接続するサ−
ボ弁61、62を背中合わせにして射出シリンダ装置1
0のフランジ部に取着する。サ−ボ弁61、62からの
出口側管路は中間ブロック63を介して合流してタンク
へ接続する。
【0020】このように構成されたサ−ボ弁ユニット4
7は、上記ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置
において射出プランジャ19を前進させる射出シリンダ
装置10の射出速度流量制御用として機能する。すなわ
ち、射出初期段階ではサ−ボ弁ユニット47を絞って射
出速度を低速に制御し、次に、溶湯が金型ゲ−トに達す
る位置まで射出プランジャ19が前進したとき、サ−ボ
弁ユニット47を開き高速射出に切換え射出充填する。
この際に、サ−ボ弁ユニット47は従来装置における大
流量の1個のサ−ボ弁に代えて、2個のサ−ボ弁61、
62で構成することによりそれぞれ約半分の小流量の制
御流量となり、微少流量に対する応答性が改良され、か
つ、リ−ク量も少なく抑えられる。しかも、従来の1個
のサ−ボ弁に代えて約半分の同じ流量の2個のサ−ボ弁
61、62を並設するに際して、図3および図4に示す
ような取付けを行なうことにより、サ−ボ弁前後の管路
長さを同じにして圧力損失を等しくすることができるの
で、同流量に同時制御することが可能となる。また、サ
−ボ弁ユニット47がコンパクトになる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るダイカ
ストマシンの射出制御用油圧制御装置によれば、同油圧
制御装置に用いられる射出動作断続用のパイロットチェ
ツク弁は、チェックスプ−ルの摺動について、チェック
スプ−ル背部側の外周と先端部の小径ロッド とにより
両側でガイドし、かつ、小径ロッドを挿通した穴をタン
クあるいは大気開放へ接続しているので、安定した動作
が達成され得る。さらに、射出速度流量制御用のサ−ボ
弁ユニットは、複数個のサ−ボ弁を並列に配置し、2個
の場合に背中合わせに取付け、射出シリンダ装置の前進
時の作動油排出経路に形成した2つの管路にそれぞれ接
続することにより、約半分の小流量の2個のサ−ボ弁に
分配された制御流量となつて、微少流量に対する応答性
が改良され、かつ、リ−ク量も少なく抑えられる。しか
も、サ−ボ弁前後の管路が同じ長さになり圧力損失を等
しくできるので、同流量での同時制御することが可能と
なり、また、サ−ボ弁ユニットがコンパクトにできる。
したがって、従来装置における射出動作断続用のパイロ
ットチェツク弁および射出速度流量制御用のサ−ボ弁ユ
ニットの問題点が改良されたダイカストマシンの射出制
御用油圧制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダイカストマシンの射出制御用油
圧制御装置の実施の形態を示す回路図である。
【図2】図1の装置における射出動作断続用のパイロッ
トチェツク弁の構造を示す断面図である。
【図3】図1の装置における射出速度流量制御用のサ−
ボ弁ユニットの取付け状態を示す正面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】従来のダイカストマシンの射出制御用油圧制御
装置を示す回路図である。
【符号の説明】
10 射出シリンダ装置 11 射出動作断続用のパイロットチェツク弁 12 開閉用電磁切換弁 13 射出用アキュ−ムレ−タ 14 射出用油圧回路 15 射出ピストン 16 作動油排出経路 サ−ボ弁 19 射出プランジャ 20 増圧シリンダ装置 21 増圧制御弁装置 増圧用アキュ−ムレ−タ 増圧用油圧回路 増圧ピストン 30 油圧源 34 鋳造圧力制御弁 37 圧力センサ 射出動作断続用のパイロットチェツク弁 42 弁体 43 スリ−ブ 44 シ−ト 45 チェックスプ−ル 射出速度流量制御用のサ−ボ弁ユニット スプリング パイロットピストン 50 ロッド 51 ピストン室 小径ロッド 54 ガイド 55 穴 管路 タンク 61 サ−ボ弁 サ−ボ弁 中間ブロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧源に合流する射出用アキュ−ムレ−
    タを備え、電磁切換弁により開閉制御される射出動作断
    続用のパイロットチェック弁を介して射出用油圧回路が
    接続される射出シリンダ装置と、この射出シリンダ装置
    のロッド側に接続され射出動作時の作動油排出経路に配
    設される射出速度流量制御用サ−ボ弁ユニットと、前記
    射出シリンダ装置の射出ピストン側に連結され増圧用ア
    キュ−ムレ−タを備えた増圧用油圧回路が接続される増
    圧シリンダ装置と、を具備して所定のプログラムに基づ
    いて射出および増圧が制御されるように成るダイカスト
    マシンの射出制御用油圧制御装置において、 前記射出動作断続用のパイロットチェック弁は、弁体に
    設けた内孔に摺動可能に嵌装され同内孔に形成したシ−
    トに接離して開閉するチェックスプ−ルと、チェックス
    プ−ルの背部側に隣接して設けたピストン室に摺動可能
    に嵌装されパイロット操作圧油の給排により進退してそ
    のロッド先端をチェックスプ−ル背部に当接するパイロ
    ットピストンと、チェックスプ−ル背部とピストン室と
    の間に配設するスプリングと、前記内孔の先端に取着し
    たガイドに設け同ガイドの裏側でタンクあるいは大気開
    放に接続する穴と、この穴に摺動自在に挿通するように
    チェックスプ−ルの先端部を延伸して形成した小径ロッ
    ドと、から構成したことを特徴とするダイカストマシン
    の射出制御用油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 油圧源に合流する射出用アキュ−ムレ−
    タを備え、電磁切換弁により開閉制御される射出動作断
    続用のパイロットチェック弁を介して射出用油圧回路が
    接続される射出シリンダ装置と、この射出シリンダ装置
    のロッド側に接続され射出動作時の作動油排出経路に配
    設される射出速度流量制御用サ−ボ弁ユニットと、前記
    射出シリンダ装置の射出ピストン側に連結され増圧用ア
    キュ−ムレ−タを備えた増圧用油圧回路が接続される増
    圧シリンダ装置と、を具備して所定のプログラムに基づ
    いて射出および増圧が制御されるように成るダイカスト
    マシンの射出制御用油圧制御装置において、 前記射出速度流量制御用サ−ボ弁ユニットは、複数個の
    サ−ボ弁を並列に配置して成ることを特徴とするダイカ
    ストマシンの射出制御用油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記射出速度流量制御用サ−ボ弁ユニッ
    トは、2個のサ−ボ弁からなり、前記射出シリンダ装置
    の前部側に2つの作動油排出管路を設けるとともに、前
    記2個のサ−ボ弁を並設し、このサ−ボ弁のそれぞれの
    入口側に前記管路をそれぞれ接続し、出口側には中間ブ
    ロックを設けて合流することを特徴とする請求項2記載
    のダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置。
JP25963999A 1999-09-14 1999-09-14 ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置 Pending JP2001079655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25963999A JP2001079655A (ja) 1999-09-14 1999-09-14 ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25963999A JP2001079655A (ja) 1999-09-14 1999-09-14 ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005194712A Division JP2005305551A (ja) 2005-07-04 2005-07-04 ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001079655A true JP2001079655A (ja) 2001-03-27

Family

ID=17336863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25963999A Pending JP2001079655A (ja) 1999-09-14 1999-09-14 ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001079655A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006090443A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Toyooki Kogyo Co Ltd 開閉弁及びこの開閉弁を用いた射出制御用油圧装置
JP2012055935A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Toyo Mach & Metal Co Ltd ダイカストマシン
CN103433455A (zh) * 2013-08-26 2013-12-11 广东伊之密精密机械股份有限公司 循环补压型插装阀

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006090443A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Toyooki Kogyo Co Ltd 開閉弁及びこの開閉弁を用いた射出制御用油圧装置
JP4504144B2 (ja) * 2004-09-24 2010-07-14 豊興工業株式会社 開閉弁及びこの開閉弁を用いた射出制御用油圧装置
JP2012055935A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Toyo Mach & Metal Co Ltd ダイカストマシン
CN103433455A (zh) * 2013-08-26 2013-12-11 广东伊之密精密机械股份有限公司 循环补压型插装阀
CN103433455B (zh) * 2013-08-26 2015-08-05 广东伊之密精密机械股份有限公司 循环补压型插装阀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4981426A (en) Clamping mechanism in an injection molding machine
US20110180166A1 (en) Hydraulic circuit of injection cylinder in die-casting apparatus
JPS63212525A (ja) 型締装置
JP3847524B2 (ja) ダイカスト装置
WO2020179209A1 (ja) 射出装置及び成形機
JPH0871725A (ja) ダイカストマシンの射出装置
JPH0890201A (ja) ダイカストマシンの射出装置
JPH11156524A (ja) ダイカストマシンの射出制御方法及び装置
JP5675640B2 (ja) 増圧器及びダイカスト装置
JP3854014B2 (ja) ダイカストマシンの射出装置およびその射出制御方法
JP2001079655A (ja) ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置
JP4313319B2 (ja) 型締装置の運転方法
JP3022551B1 (ja) シリンダ装置
JP2005305551A (ja) ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置
JPS6228726B2 (ja)
JP2004154805A (ja) スクイズピン作動装置
JPH06339764A (ja) 射出回路及びパイロットチェック弁
JP2571928B2 (ja) 油圧モ−タのリリ−フ弁
JP4054231B2 (ja) 射出機用制御弁
JP3262675B2 (ja) トグル式型締め装置の油圧回路
JP3258916B2 (ja) 成形機
JPH084915B2 (ja) 射出成形装置
JPH08117962A (ja) ダイカストマシンの射出装置
JP2002106505A (ja) 加圧ピンの制御装置
JP2001314953A (ja) ダイカスト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050704

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050802