JP2001079655A - ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置 - Google Patents
ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置Info
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- JP2001079655A JP2001079655A JP25963999A JP25963999A JP2001079655A JP 2001079655 A JP2001079655 A JP 2001079655A JP 25963999 A JP25963999 A JP 25963999A JP 25963999 A JP25963999 A JP 25963999A JP 2001079655 A JP2001079655 A JP 2001079655A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダイカストマシンの射出用油圧制御装置にお
ける射出速度流量制御用サ−ボ弁および射出動作断続用
パイロットチェック弁の問題点を改良する。 【解決手段】 射出動作断続用パイロットチェック弁4
1は、スリ−ブ43と、スリ−ブ43に摺動可能に嵌装
されスリ−ブ43内のシ−ト44に対し開閉するチェッ
クスプ−ル45と、スプ−ル45の背部側のピストン室
51に摺動可能に嵌装されパイロット操作圧油により進
退しロッド先端をスプ−ル45背部に当接するパイロッ
トピストン49と、スプ−ル45の背部とピストン室5
1との間に配設するスプリング48と、スリ−ブ43先
端に取着したガイド54の穴55に摺動自在に挿通する
ようにスプ−ル45の先端部を延伸した小径ロッド52
と、から構成する。また、サ−ボ弁ユニット47は、2
個のサ−ボ弁61、62からなり、射出シリンダ装置1
0の前部に2つの作動油排出管路16を設けるととも
に、2個のサ−ボ弁61、62を並列に配設し、それぞ
れの入口側に管路16をそれぞれ接続し、出口側には中
間ブロック63を設けて合流する構成とする。
ける射出速度流量制御用サ−ボ弁および射出動作断続用
パイロットチェック弁の問題点を改良する。 【解決手段】 射出動作断続用パイロットチェック弁4
1は、スリ−ブ43と、スリ−ブ43に摺動可能に嵌装
されスリ−ブ43内のシ−ト44に対し開閉するチェッ
クスプ−ル45と、スプ−ル45の背部側のピストン室
51に摺動可能に嵌装されパイロット操作圧油により進
退しロッド先端をスプ−ル45背部に当接するパイロッ
トピストン49と、スプ−ル45の背部とピストン室5
1との間に配設するスプリング48と、スリ−ブ43先
端に取着したガイド54の穴55に摺動自在に挿通する
ようにスプ−ル45の先端部を延伸した小径ロッド52
と、から構成する。また、サ−ボ弁ユニット47は、2
個のサ−ボ弁61、62からなり、射出シリンダ装置1
0の前部に2つの作動油排出管路16を設けるととも
に、2個のサ−ボ弁61、62を並列に配設し、それぞ
れの入口側に管路16をそれぞれ接続し、出口側には中
間ブロック63を設けて合流する構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイカストマシン
の射出制御用油圧制御装置に係り、特に射出速度流量制
御用のサ−ボ弁および射出動作断続用のパイロットチェ
ック弁の改良に関するものである。
の射出制御用油圧制御装置に係り、特に射出速度流量制
御用のサ−ボ弁および射出動作断続用のパイロットチェ
ック弁の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ダイカストマシンの射出制御に
おいては、先ず、射出スリ−ブに供給された溶湯を射出
プランジャの低速前進により金型キャビティ内へに向け
て充填を開始し、溶湯の先端が金型ゲ−トに達した圧力
上昇時点で高速射出に切換え、充填完了後に増圧シリン
ダにより高圧で加圧することが行なわれる。すなわち、
図5に示すような射出・増圧二段シリンダ装置による射
出制御用の油圧制御装置が用いられている。図におい
て、射出シリンダ装置10には、油圧源30からの回路
に合流される射出用アキュ−ムレ−タ13を備え、射出
動作断続用のパイロットチェツク弁11を介して射出用
油圧回路14が接続されている。チェツク弁11は、開
閉用電磁切換弁12により開閉制御され、このチェツク
弁11を開くことにより射出用アキュ−ムレ−タ13か
らの作動油が射出シリンダ装置10に供給され、射出プ
ランジャ19が前進するようになっている。また、チェ
ツク弁11は、射出用アキュ−ムレ−タ13から射出シ
リンダ装置10への作動油の流れが止まり、入口側と出
口側との差圧がなくなった際に内部のスプリングで弁体
が移動し、増圧動作時の作動油の逆流を防止するように
なっている。
おいては、先ず、射出スリ−ブに供給された溶湯を射出
プランジャの低速前進により金型キャビティ内へに向け
て充填を開始し、溶湯の先端が金型ゲ−トに達した圧力
上昇時点で高速射出に切換え、充填完了後に増圧シリン
ダにより高圧で加圧することが行なわれる。すなわち、
図5に示すような射出・増圧二段シリンダ装置による射
出制御用の油圧制御装置が用いられている。図におい
て、射出シリンダ装置10には、油圧源30からの回路
に合流される射出用アキュ−ムレ−タ13を備え、射出
動作断続用のパイロットチェツク弁11を介して射出用
油圧回路14が接続されている。チェツク弁11は、開
閉用電磁切換弁12により開閉制御され、このチェツク
弁11を開くことにより射出用アキュ−ムレ−タ13か
らの作動油が射出シリンダ装置10に供給され、射出プ
ランジャ19が前進するようになっている。また、チェ
ツク弁11は、射出用アキュ−ムレ−タ13から射出シ
リンダ装置10への作動油の流れが止まり、入口側と出
口側との差圧がなくなった際に内部のスプリングで弁体
が移動し、増圧動作時の作動油の逆流を防止するように
なっている。
【0003】射出シリンダ装置10には、ロッド側に接
続された作動油排出経路16に射出速度流量制御用のサ
−ボ弁17が配設されている。このサ−ボ弁17は、高
速応答型の大流量サ−ボ弁で構成され、そのスプールの
開度を調整することによって射出シリンダ装置10の前
進時に作動油排出経路16を絞り、射出ピストン15に
背圧を与えて射出プランジャ19の前進速度が調整可能
となっている。また、この背圧部圧力は圧力センサ37
によって検出される。
続された作動油排出経路16に射出速度流量制御用のサ
−ボ弁17が配設されている。このサ−ボ弁17は、高
速応答型の大流量サ−ボ弁で構成され、そのスプールの
開度を調整することによって射出シリンダ装置10の前
進時に作動油排出経路16を絞り、射出ピストン15に
背圧を与えて射出プランジャ19の前進速度が調整可能
となっている。また、この背圧部圧力は圧力センサ37
によって検出される。
【0004】増圧シリンダ装置20は、射出シリンダ装
置10の射出ピストン15側に連結され、増圧制御弁装
置21を介して、増圧用アキュ−ムレ−タ23を備えた
増圧用油圧回路24が接続されている。増圧シリンダ装
置20は、増圧ピストン25の前側の作動油排出経路を
分岐し射出シリンダ装置10の作動油排出経路16に接
続し、前述のサ−ボ弁17を共有しており、射出シリン
ダ装置10と増圧シリンダ装置20とはサ−ボ弁17に
より同期制御されるようになっている。なお、増圧側ア
キュ−ムレ−タ23には、油圧源30からの経路に鋳造
圧力制御弁34が配設され、増圧用アキュ−ムレ−タ2
3の背圧を調整し、増圧用油圧回路24の最大圧力を制
御することができる。
置10の射出ピストン15側に連結され、増圧制御弁装
置21を介して、増圧用アキュ−ムレ−タ23を備えた
増圧用油圧回路24が接続されている。増圧シリンダ装
置20は、増圧ピストン25の前側の作動油排出経路を
分岐し射出シリンダ装置10の作動油排出経路16に接
続し、前述のサ−ボ弁17を共有しており、射出シリン
ダ装置10と増圧シリンダ装置20とはサ−ボ弁17に
より同期制御されるようになっている。なお、増圧側ア
キュ−ムレ−タ23には、油圧源30からの経路に鋳造
圧力制御弁34が配設され、増圧用アキュ−ムレ−タ2
3の背圧を調整し、増圧用油圧回路24の最大圧力を制
御することができる。
【0005】以上のような構成において、射出制御装置
は所定のプログラムに基づいて各部を制御して、前述し
たような射出および増圧動作が実行される。すなわち、
射出スリ−ブに溶湯が供給され、金型キャビティへ射出
できる状態になったときに、射出指令が発信されると、
切換弁12が作動してチェック弁11が開き、射出用ア
キュ−ムレ−タ13からの作動油を射出シリンダ装置1
0に流入し、射出プランジャ19を前進させる。この
際、射出速度流量制御用のサ−ボ弁17を絞って射出速
度を低速に制御する。次に、溶湯が金型ゲ−トに達する
位置まで射出プランジャ19が前進したことを検出した
とき、サ−ボ弁17を開き高速射出に切換えて金型キャ
ビティ内へ溶湯を一気に充填する。そして、射出プラン
ジャ19の充填完了位置検出信号、あるいは、圧力セン
サ37が充填完了の設定圧力に昇圧した検知信号、によ
って、増圧制御弁装置21を開き、増圧用アキュ−ムレ
−タ23からの鋳造圧力に調整された作動油を増圧シリ
ンダ装置20に供給し、増圧ピストン25で射出ピスト
ン15の背圧部作動油を加圧することによって、射出プ
ランジャ19を介して金型キャビティ内に充填された溶
湯へ高圧での加圧が行なわれる。
は所定のプログラムに基づいて各部を制御して、前述し
たような射出および増圧動作が実行される。すなわち、
射出スリ−ブに溶湯が供給され、金型キャビティへ射出
できる状態になったときに、射出指令が発信されると、
切換弁12が作動してチェック弁11が開き、射出用ア
キュ−ムレ−タ13からの作動油を射出シリンダ装置1
0に流入し、射出プランジャ19を前進させる。この
際、射出速度流量制御用のサ−ボ弁17を絞って射出速
度を低速に制御する。次に、溶湯が金型ゲ−トに達する
位置まで射出プランジャ19が前進したことを検出した
とき、サ−ボ弁17を開き高速射出に切換えて金型キャ
ビティ内へ溶湯を一気に充填する。そして、射出プラン
ジャ19の充填完了位置検出信号、あるいは、圧力セン
サ37が充填完了の設定圧力に昇圧した検知信号、によ
って、増圧制御弁装置21を開き、増圧用アキュ−ムレ
−タ23からの鋳造圧力に調整された作動油を増圧シリ
ンダ装置20に供給し、増圧ピストン25で射出ピスト
ン15の背圧部作動油を加圧することによって、射出プ
ランジャ19を介して金型キャビティ内に充填された溶
湯へ高圧での加圧が行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記射出動
作断続用のパイロットチェツク弁11には、ダイカスト
マシンの射出制御における油圧力および流量の点で大口
径のものが必要とされ、この場合、シ−ト内をスライド
する際のL/Dを充分にとることが困難であり、また、
閉止力がスプリングの付勢力のみによるので強力なスプ
リングにする必要があり、その反面、チャタリングを起
こし易い、という問題がある。
作断続用のパイロットチェツク弁11には、ダイカスト
マシンの射出制御における油圧力および流量の点で大口
径のものが必要とされ、この場合、シ−ト内をスライド
する際のL/Dを充分にとることが困難であり、また、
閉止力がスプリングの付勢力のみによるので強力なスプ
リングにする必要があり、その反面、チャタリングを起
こし易い、という問題がある。
【0007】さらに、図4に示した従来の射出制御用の
油圧制御装置においては、射出速度流量制御用のサ−ボ
弁17は、大容量の1個のサ−ボ弁からなり、大容量で
あるが故にサ−ボ弁からのリ−ク量が多くなるので、微
少流量の制御が困難となり、また、応答性も悪くなると
いう問題がある。
油圧制御装置においては、射出速度流量制御用のサ−ボ
弁17は、大容量の1個のサ−ボ弁からなり、大容量で
あるが故にサ−ボ弁からのリ−ク量が多くなるので、微
少流量の制御が困難となり、また、応答性も悪くなると
いう問題がある。
【0008】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ために改良されたチェツク弁およびサ−ボ弁をそれぞれ
配設したダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置を
提供することを目的とする。
ために改良されたチェツク弁およびサ−ボ弁をそれぞれ
配設したダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明に係るダイカストマシンの射出制御用油圧制御
装置は、油圧源に合流する射出用アキュ−ムレ−タを備
え、電磁切換弁により開閉制御される射出動作断続用の
パイロットチェック弁を介して射出用油圧回路が接続さ
れる射出シリンダ装置と、この射出シリンダ装置のロッ
ド側に接続され射出動作時の作動油排出経路に配設され
る射出速度流量制御用サ−ボ弁ユニットと、前記射出シ
リンダ装置の射出ピストン側に連結され増圧用アキュ−
ムレ−タを備えた増圧用油圧回路が接続される増圧シリ
ンダ装置と、を具備して所定のプログラムに基づいて射
出および増圧が制御されるように成るダイカストマシン
の射出制御用油圧制御装置において、前記射出動作断続
用のパイロットチェック弁は、弁体に設けた内孔に摺動
可能に嵌装され同内孔に形成したシ−トに接離して開閉
するチェックスプ−ルと、チェックスプ−ルの背部側に
隣接して設けたピストン室に摺動可能に嵌装されパイロ
ット操作圧油の給排により進退してそのロッド先端をチ
ェックスプ−ル背部に当接するパイロットピストンと、
チェックスプ−ル背部とピストン室との間に配設するス
プリングと、前記内孔の先端に取着したガイドに設け同
ガイドの裏側でタンクあるいは大気開放に接続する穴
と、この穴に摺動自在に挿通するようにチェックスプ−
ルの先端部を延伸して形成した小径ロッドと、から構成
したことを特徴とするダイカストマシンの射出制御用油
圧制御装置とする。
め本発明に係るダイカストマシンの射出制御用油圧制御
装置は、油圧源に合流する射出用アキュ−ムレ−タを備
え、電磁切換弁により開閉制御される射出動作断続用の
パイロットチェック弁を介して射出用油圧回路が接続さ
れる射出シリンダ装置と、この射出シリンダ装置のロッ
ド側に接続され射出動作時の作動油排出経路に配設され
る射出速度流量制御用サ−ボ弁ユニットと、前記射出シ
リンダ装置の射出ピストン側に連結され増圧用アキュ−
ムレ−タを備えた増圧用油圧回路が接続される増圧シリ
ンダ装置と、を具備して所定のプログラムに基づいて射
出および増圧が制御されるように成るダイカストマシン
の射出制御用油圧制御装置において、前記射出動作断続
用のパイロットチェック弁は、弁体に設けた内孔に摺動
可能に嵌装され同内孔に形成したシ−トに接離して開閉
するチェックスプ−ルと、チェックスプ−ルの背部側に
隣接して設けたピストン室に摺動可能に嵌装されパイロ
ット操作圧油の給排により進退してそのロッド先端をチ
ェックスプ−ル背部に当接するパイロットピストンと、
チェックスプ−ル背部とピストン室との間に配設するス
プリングと、前記内孔の先端に取着したガイドに設け同
ガイドの裏側でタンクあるいは大気開放に接続する穴
と、この穴に摺動自在に挿通するようにチェックスプ−
ルの先端部を延伸して形成した小径ロッドと、から構成
したことを特徴とするダイカストマシンの射出制御用油
圧制御装置とする。
【0010】また、上記ダイカストマシンの射出制御用
油圧制御装置において、前記射出速度流量制御用サ−ボ
弁ユニットは、複数個のサ−ボ弁を並列に配置して成る
ことを特徴とするダイカストマシンの射出制御用油圧制
御装置とする。
油圧制御装置において、前記射出速度流量制御用サ−ボ
弁ユニットは、複数個のサ−ボ弁を並列に配置して成る
ことを特徴とするダイカストマシンの射出制御用油圧制
御装置とする。
【0011】さらに、前記サ−ボ弁ユニットは、2個の
サ−ボ弁からなり、前記射出シリンダ装置の前部側に2
つの作動油排出管路を設けるとともに、前記2個のサ−
ボ弁を並設し、このサ−ボ弁のそれぞれの入口側に前記
管路をそれぞれ接続し、出口側には中間ブロックを設け
て合流すると好適である。
サ−ボ弁からなり、前記射出シリンダ装置の前部側に2
つの作動油排出管路を設けるとともに、前記2個のサ−
ボ弁を並設し、このサ−ボ弁のそれぞれの入口側に前記
管路をそれぞれ接続し、出口側には中間ブロックを設け
て合流すると好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るダイカストマ
シンの射出制御用油圧制御装置の実施の形態について、
図1ないし図4を参照しながら以下詳細に説明をする。
なお、説明の便宜上、図5に示す従来の構成と同一の構
成部分には同一参照符号を付し説明をする。
シンの射出制御用油圧制御装置の実施の形態について、
図1ないし図4を参照しながら以下詳細に説明をする。
なお、説明の便宜上、図5に示す従来の構成と同一の構
成部分には同一参照符号を付し説明をする。
【0013】図1において、本発明に係る油圧制御装置
は、基本的には、従来装置(図5)の構成と同様のもの
であり、重複するが、繰り返し簡単に説明する。すなわ
ち、射出シリンダ装置10には、油圧源30の回路に射
出用アキュ−ムレ−タ13を備え、開閉用電磁切換弁1
2により開閉制御される射出動作断続用のパイロットチ
ェツク弁41を介して射出用油圧回路14が接続され、
チェツク弁41を開くことにより射出用アキュ−ムレ−
タ13から射出シリンダ装置10に作動油が供給され、
射出プランジャ19が前進するようになっている。ま
た、増圧動作時にはチェツク弁41により射出用アキュ
−ムレ−タ13から射出シリンダ装置10への作動油の
流れが止まり、かつ、作動油の逆流を防止するようにな
っている。このチェツク弁41の構造については詳細な
説明を後述する。
は、基本的には、従来装置(図5)の構成と同様のもの
であり、重複するが、繰り返し簡単に説明する。すなわ
ち、射出シリンダ装置10には、油圧源30の回路に射
出用アキュ−ムレ−タ13を備え、開閉用電磁切換弁1
2により開閉制御される射出動作断続用のパイロットチ
ェツク弁41を介して射出用油圧回路14が接続され、
チェツク弁41を開くことにより射出用アキュ−ムレ−
タ13から射出シリンダ装置10に作動油が供給され、
射出プランジャ19が前進するようになっている。ま
た、増圧動作時にはチェツク弁41により射出用アキュ
−ムレ−タ13から射出シリンダ装置10への作動油の
流れが止まり、かつ、作動油の逆流を防止するようにな
っている。このチェツク弁41の構造については詳細な
説明を後述する。
【0014】さらに、射出シリンダ装置10には、ロッ
ド側の作動油排出経路16に射出速度流量制御用のサ−
ボ弁ユニット47が配設され、スプール開度を調整する
ことによって射出シリンダ装置10の前進時に作動油排
出経路16を絞り、射出ピストン15に背圧を与えて射
出プランジャ19の前進速度が調整可能となるととも
に、背圧部圧力が圧力センサ37により検出される。こ
のサ−ボ弁ユニット47の構造についても詳細な説明を
後述する。
ド側の作動油排出経路16に射出速度流量制御用のサ−
ボ弁ユニット47が配設され、スプール開度を調整する
ことによって射出シリンダ装置10の前進時に作動油排
出経路16を絞り、射出ピストン15に背圧を与えて射
出プランジャ19の前進速度が調整可能となるととも
に、背圧部圧力が圧力センサ37により検出される。こ
のサ−ボ弁ユニット47の構造についても詳細な説明を
後述する。
【0015】増圧シリンダ装置20は、射出シリンダ装
置10の射出ピストン15側に連結され、増圧制御弁装
置21を介して、増圧用アキュ−ムレ−タ23を備えた
増圧用油圧回路24が接続されている。増圧シリンダ装
置20は、増圧ピストン25前側の作動油排出経路を分
岐して射出シリンダ装置10の作動油排出経路16に接
続し、上記サ−ボ弁ユニット47を共有し、射出シリン
ダ装置10と増圧シリンダ装置20とはサ−ボ弁ユニッ
ト47によって同期制御される。なお、増圧側アキュ−
ムレ−タ23には、油圧源30からの経路に鋳造圧力制
御弁34が配設され、増圧用アキュ−ムレ−タ23の背
圧を調整し、増圧用油圧回路24の最大圧力を制御する
ことができる。
置10の射出ピストン15側に連結され、増圧制御弁装
置21を介して、増圧用アキュ−ムレ−タ23を備えた
増圧用油圧回路24が接続されている。増圧シリンダ装
置20は、増圧ピストン25前側の作動油排出経路を分
岐して射出シリンダ装置10の作動油排出経路16に接
続し、上記サ−ボ弁ユニット47を共有し、射出シリン
ダ装置10と増圧シリンダ装置20とはサ−ボ弁ユニッ
ト47によって同期制御される。なお、増圧側アキュ−
ムレ−タ23には、油圧源30からの経路に鋳造圧力制
御弁34が配設され、増圧用アキュ−ムレ−タ23の背
圧を調整し、増圧用油圧回路24の最大圧力を制御する
ことができる。
【0016】上記の構成からなる射出制御装置におい
て、従来装置と同様に射出および増圧動作が実行され
る。すなわち、射出スリ−ブに溶湯が供給され、金型キ
ャビティへ射出できる状態になったときに、射出指令が
発信されると、切換弁12が作動してチェック弁41が
開き、射出用アキュ−ムレ−タ13からの作動油を射出
シリンダ装置10に流入し、射出プランジャ19を前進
させる。この際、射出速度流量制御用のサ−ボ弁ユニッ
ト47を絞って射出速度を低速に制御する。次に、溶湯
が金型ゲ−トに達する位置まで射出プランジャ19が前
進したことを検出したとき、サ−ボ弁ユニット47を開
いて高速射出に切換えて金型キャビティ内へ溶湯を一気
に充填する。そして、射出プランジャ19の充填完了位
置検出信号、あるいは、圧力センサ37が充填完了の設
定圧力に昇圧した検知信号、により、増圧制御弁装置2
1を開き、増圧用アキュ−ムレ−タ23からの鋳造圧力
に調整された作動油を増圧シリンダ装置20に供給し、
増圧ピストン25で射出ピストン15の背圧部作動油を
加圧することにより、射出プランジャ19を介して金型
キャビティ内に充填された溶湯へ高圧での加圧が行なわ
れる。
て、従来装置と同様に射出および増圧動作が実行され
る。すなわち、射出スリ−ブに溶湯が供給され、金型キ
ャビティへ射出できる状態になったときに、射出指令が
発信されると、切換弁12が作動してチェック弁41が
開き、射出用アキュ−ムレ−タ13からの作動油を射出
シリンダ装置10に流入し、射出プランジャ19を前進
させる。この際、射出速度流量制御用のサ−ボ弁ユニッ
ト47を絞って射出速度を低速に制御する。次に、溶湯
が金型ゲ−トに達する位置まで射出プランジャ19が前
進したことを検出したとき、サ−ボ弁ユニット47を開
いて高速射出に切換えて金型キャビティ内へ溶湯を一気
に充填する。そして、射出プランジャ19の充填完了位
置検出信号、あるいは、圧力センサ37が充填完了の設
定圧力に昇圧した検知信号、により、増圧制御弁装置2
1を開き、増圧用アキュ−ムレ−タ23からの鋳造圧力
に調整された作動油を増圧シリンダ装置20に供給し、
増圧ピストン25で射出ピストン15の背圧部作動油を
加圧することにより、射出プランジャ19を介して金型
キャビティ内に充填された溶湯へ高圧での加圧が行なわ
れる。
【0017】そこで、上記の本発明に係る油圧制御装置
に用いられる射出動作断続用のパイロットチェツク弁4
1について詳述する。図2において、弁体42に嵌入さ
れたスリ−ブ43内には、スリ−ブ43内の中間部に形
成したシ−ト44に接離することによってチェック弁4
1の入口側58と出口側59との間を開口・閉止するチ
ェックスプ−ル45を摺動可能に嵌装する。チェックス
プ−ル45の背部側に隣接してピストン室51を設け、
このピストン室51にパイロット操作圧油の給排により
進退するパイロットピストン49を摺動可能に嵌装す
る。このパイロットピストン49のロッド50がチェッ
クスプ−ル45の背部に向けてピストン室51の仕切り
面を貫通し、チェックスプ−ル45の背部に形成した穴
46の底部にロッド50の先端を当接する。また、チェ
ックスプ−ル45背部の穴46底部とピストン室51の
仕切り面との間にスプリング48を配設する。さらに、
チェックスプ−ル45の先端部を小径ロッド52に形成
して延伸し、スリ−ブ43の先端に取着したガイド54
の穴55に摺動自在に挿通する。この穴55はガイド5
4の裏側において連通する管路56をタンク57へ接続
する。この管路56は大気開放するように接続しても良
い。
に用いられる射出動作断続用のパイロットチェツク弁4
1について詳述する。図2において、弁体42に嵌入さ
れたスリ−ブ43内には、スリ−ブ43内の中間部に形
成したシ−ト44に接離することによってチェック弁4
1の入口側58と出口側59との間を開口・閉止するチ
ェックスプ−ル45を摺動可能に嵌装する。チェックス
プ−ル45の背部側に隣接してピストン室51を設け、
このピストン室51にパイロット操作圧油の給排により
進退するパイロットピストン49を摺動可能に嵌装す
る。このパイロットピストン49のロッド50がチェッ
クスプ−ル45の背部に向けてピストン室51の仕切り
面を貫通し、チェックスプ−ル45の背部に形成した穴
46の底部にロッド50の先端を当接する。また、チェ
ックスプ−ル45背部の穴46底部とピストン室51の
仕切り面との間にスプリング48を配設する。さらに、
チェックスプ−ル45の先端部を小径ロッド52に形成
して延伸し、スリ−ブ43の先端に取着したガイド54
の穴55に摺動自在に挿通する。この穴55はガイド5
4の裏側において連通する管路56をタンク57へ接続
する。この管路56は大気開放するように接続しても良
い。
【0018】このように構成されたパイロットチェツク
弁41の上記射出制御装置における作用について説明を
すると、射出開始前では、切換弁12は図1の場合の左
位置にあり、ピストン室51に導入されるパイロット操
作圧油がパイロットピストン49を図において右方向に
前進し、先端のロッド50を介してチェックスプ−ル4
5をシ−ト44に押接する力により、射出動作断続用の
パイロットチェツク弁41が閉止して、射出用アキュ−
ムレ−タ13から射出シリンダ装置10への射出用油圧
回路14を遮断している。そこで、射出指令により射出
する際には、切換弁12が作動して図1の右位置に切り
換えられ、ピストン室51に導入されるパイロット操作
圧油がパイロットピストン49を図において左方向に後
退し、ロッド50先端をチェックスプ−ル45背部への
押接から開離し、チェックスプ−ル45は入口側52か
ら流入する圧油の力によって、チェックスプ−ル45が
スプリング48の力に打勝って後退し、チェツク弁41
を開口することにより、射出用アキュ−ムレ−タ13か
らの作動油が射出用油圧回路14を通って射出シリンダ
装置10に流入し、射出プランジャ19を前進させる。
射出充填完了して増圧動作が始まると射出シリンダ装置
10側からの背圧力が上昇し始め、チェックスプ−ル4
5の前後の面積差により背圧側の押圧力が勝ったタイミ
ングでチェックスプ−ル45をシ−ト44に押接しチェ
ツク弁41が確実に閉じられ、射出用油圧回路14を完
全に遮断するとともに、増圧シリンダ装置20の増圧動
作時における射出シリンダ装置10からの作動油の逆流
を防止する。しかも、チェックスプ−ル45の摺動は、
チェックスプ−ル45の背部側の外周と先端部に延伸し
た小径ロッド52とにより両側でガイドされており、か
つ、ガイド54の穴55をタンク57(あるいは大気開
放)への管路56に接続しているので、安定した動作が
可能となる。
弁41の上記射出制御装置における作用について説明を
すると、射出開始前では、切換弁12は図1の場合の左
位置にあり、ピストン室51に導入されるパイロット操
作圧油がパイロットピストン49を図において右方向に
前進し、先端のロッド50を介してチェックスプ−ル4
5をシ−ト44に押接する力により、射出動作断続用の
パイロットチェツク弁41が閉止して、射出用アキュ−
ムレ−タ13から射出シリンダ装置10への射出用油圧
回路14を遮断している。そこで、射出指令により射出
する際には、切換弁12が作動して図1の右位置に切り
換えられ、ピストン室51に導入されるパイロット操作
圧油がパイロットピストン49を図において左方向に後
退し、ロッド50先端をチェックスプ−ル45背部への
押接から開離し、チェックスプ−ル45は入口側52か
ら流入する圧油の力によって、チェックスプ−ル45が
スプリング48の力に打勝って後退し、チェツク弁41
を開口することにより、射出用アキュ−ムレ−タ13か
らの作動油が射出用油圧回路14を通って射出シリンダ
装置10に流入し、射出プランジャ19を前進させる。
射出充填完了して増圧動作が始まると射出シリンダ装置
10側からの背圧力が上昇し始め、チェックスプ−ル4
5の前後の面積差により背圧側の押圧力が勝ったタイミ
ングでチェックスプ−ル45をシ−ト44に押接しチェ
ツク弁41が確実に閉じられ、射出用油圧回路14を完
全に遮断するとともに、増圧シリンダ装置20の増圧動
作時における射出シリンダ装置10からの作動油の逆流
を防止する。しかも、チェックスプ−ル45の摺動は、
チェックスプ−ル45の背部側の外周と先端部に延伸し
た小径ロッド52とにより両側でガイドされており、か
つ、ガイド54の穴55をタンク57(あるいは大気開
放)への管路56に接続しているので、安定した動作が
可能となる。
【0019】次に、本発明に係る上記油圧制御装置に配
設される射出速度流量制御用のサ−ボ弁ユニット47に
ついて、サ−ボ弁ユニット47は複数個のサ−ボ弁を並
列に配置して構成するものとする。以下、図1に示すよ
うに、サ−ボ弁ユニット47が2個のサ−ボ弁61、6
2によって配設された場合について説明する。なお、3
個以上のサ−ボ弁とすることも可能である。そこで、サ
−ボ弁ユニット47の取付状態を図3および図4によっ
て説明すると、図において、射出シリンダ装置10の前
部側にサ−ボ弁ユニット47を取付けた状態を示し、射
出シリンダ装置10の前進時の作動油排出経路16を2
つの管路で形成し、それぞれの管路16に接続するサ−
ボ弁61、62を背中合わせにして射出シリンダ装置1
0のフランジ部に取着する。サ−ボ弁61、62からの
出口側管路は中間ブロック63を介して合流してタンク
へ接続する。
設される射出速度流量制御用のサ−ボ弁ユニット47に
ついて、サ−ボ弁ユニット47は複数個のサ−ボ弁を並
列に配置して構成するものとする。以下、図1に示すよ
うに、サ−ボ弁ユニット47が2個のサ−ボ弁61、6
2によって配設された場合について説明する。なお、3
個以上のサ−ボ弁とすることも可能である。そこで、サ
−ボ弁ユニット47の取付状態を図3および図4によっ
て説明すると、図において、射出シリンダ装置10の前
部側にサ−ボ弁ユニット47を取付けた状態を示し、射
出シリンダ装置10の前進時の作動油排出経路16を2
つの管路で形成し、それぞれの管路16に接続するサ−
ボ弁61、62を背中合わせにして射出シリンダ装置1
0のフランジ部に取着する。サ−ボ弁61、62からの
出口側管路は中間ブロック63を介して合流してタンク
へ接続する。
【0020】このように構成されたサ−ボ弁ユニット4
7は、上記ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置
において射出プランジャ19を前進させる射出シリンダ
装置10の射出速度流量制御用として機能する。すなわ
ち、射出初期段階ではサ−ボ弁ユニット47を絞って射
出速度を低速に制御し、次に、溶湯が金型ゲ−トに達す
る位置まで射出プランジャ19が前進したとき、サ−ボ
弁ユニット47を開き高速射出に切換え射出充填する。
この際に、サ−ボ弁ユニット47は従来装置における大
流量の1個のサ−ボ弁に代えて、2個のサ−ボ弁61、
62で構成することによりそれぞれ約半分の小流量の制
御流量となり、微少流量に対する応答性が改良され、か
つ、リ−ク量も少なく抑えられる。しかも、従来の1個
のサ−ボ弁に代えて約半分の同じ流量の2個のサ−ボ弁
61、62を並設するに際して、図3および図4に示す
ような取付けを行なうことにより、サ−ボ弁前後の管路
長さを同じにして圧力損失を等しくすることができるの
で、同流量に同時制御することが可能となる。また、サ
−ボ弁ユニット47がコンパクトになる。
7は、上記ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置
において射出プランジャ19を前進させる射出シリンダ
装置10の射出速度流量制御用として機能する。すなわ
ち、射出初期段階ではサ−ボ弁ユニット47を絞って射
出速度を低速に制御し、次に、溶湯が金型ゲ−トに達す
る位置まで射出プランジャ19が前進したとき、サ−ボ
弁ユニット47を開き高速射出に切換え射出充填する。
この際に、サ−ボ弁ユニット47は従来装置における大
流量の1個のサ−ボ弁に代えて、2個のサ−ボ弁61、
62で構成することによりそれぞれ約半分の小流量の制
御流量となり、微少流量に対する応答性が改良され、か
つ、リ−ク量も少なく抑えられる。しかも、従来の1個
のサ−ボ弁に代えて約半分の同じ流量の2個のサ−ボ弁
61、62を並設するに際して、図3および図4に示す
ような取付けを行なうことにより、サ−ボ弁前後の管路
長さを同じにして圧力損失を等しくすることができるの
で、同流量に同時制御することが可能となる。また、サ
−ボ弁ユニット47がコンパクトになる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るダイカ
ストマシンの射出制御用油圧制御装置によれば、同油圧
制御装置に用いられる射出動作断続用のパイロットチェ
ツク弁は、チェックスプ−ルの摺動について、チェック
スプ−ル背部側の外周と先端部の小径ロッド とにより
両側でガイドし、かつ、小径ロッドを挿通した穴をタン
クあるいは大気開放へ接続しているので、安定した動作
が達成され得る。さらに、射出速度流量制御用のサ−ボ
弁ユニットは、複数個のサ−ボ弁を並列に配置し、2個
の場合に背中合わせに取付け、射出シリンダ装置の前進
時の作動油排出経路に形成した2つの管路にそれぞれ接
続することにより、約半分の小流量の2個のサ−ボ弁に
分配された制御流量となつて、微少流量に対する応答性
が改良され、かつ、リ−ク量も少なく抑えられる。しか
も、サ−ボ弁前後の管路が同じ長さになり圧力損失を等
しくできるので、同流量での同時制御することが可能と
なり、また、サ−ボ弁ユニットがコンパクトにできる。
したがって、従来装置における射出動作断続用のパイロ
ットチェツク弁および射出速度流量制御用のサ−ボ弁ユ
ニットの問題点が改良されたダイカストマシンの射出制
御用油圧制御装置を提供することができる。
ストマシンの射出制御用油圧制御装置によれば、同油圧
制御装置に用いられる射出動作断続用のパイロットチェ
ツク弁は、チェックスプ−ルの摺動について、チェック
スプ−ル背部側の外周と先端部の小径ロッド とにより
両側でガイドし、かつ、小径ロッドを挿通した穴をタン
クあるいは大気開放へ接続しているので、安定した動作
が達成され得る。さらに、射出速度流量制御用のサ−ボ
弁ユニットは、複数個のサ−ボ弁を並列に配置し、2個
の場合に背中合わせに取付け、射出シリンダ装置の前進
時の作動油排出経路に形成した2つの管路にそれぞれ接
続することにより、約半分の小流量の2個のサ−ボ弁に
分配された制御流量となつて、微少流量に対する応答性
が改良され、かつ、リ−ク量も少なく抑えられる。しか
も、サ−ボ弁前後の管路が同じ長さになり圧力損失を等
しくできるので、同流量での同時制御することが可能と
なり、また、サ−ボ弁ユニットがコンパクトにできる。
したがって、従来装置における射出動作断続用のパイロ
ットチェツク弁および射出速度流量制御用のサ−ボ弁ユ
ニットの問題点が改良されたダイカストマシンの射出制
御用油圧制御装置を提供することができる。
【図1】本発明に係るダイカストマシンの射出制御用油
圧制御装置の実施の形態を示す回路図である。
圧制御装置の実施の形態を示す回路図である。
【図2】図1の装置における射出動作断続用のパイロッ
トチェツク弁の構造を示す断面図である。
トチェツク弁の構造を示す断面図である。
【図3】図1の装置における射出速度流量制御用のサ−
ボ弁ユニットの取付け状態を示す正面図である。
ボ弁ユニットの取付け状態を示す正面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】従来のダイカストマシンの射出制御用油圧制御
装置を示す回路図である。
装置を示す回路図である。
10 射出シリンダ装置 11 射出動作断続用のパイロットチェツク弁 12 開閉用電磁切換弁 13 射出用アキュ−ムレ−タ 14 射出用油圧回路 15 射出ピストン 16 作動油排出経路 サ−ボ弁 19 射出プランジャ 20 増圧シリンダ装置 21 増圧制御弁装置 増圧用アキュ−ムレ−タ 増圧用油圧回路 増圧ピストン 30 油圧源 34 鋳造圧力制御弁 37 圧力センサ 射出動作断続用のパイロットチェツク弁 42 弁体 43 スリ−ブ 44 シ−ト 45 チェックスプ−ル 射出速度流量制御用のサ−ボ弁ユニット スプリング パイロットピストン 50 ロッド 51 ピストン室 小径ロッド 54 ガイド 55 穴 管路 タンク 61 サ−ボ弁 サ−ボ弁 中間ブロック
Claims (3)
- 【請求項1】 油圧源に合流する射出用アキュ−ムレ−
タを備え、電磁切換弁により開閉制御される射出動作断
続用のパイロットチェック弁を介して射出用油圧回路が
接続される射出シリンダ装置と、この射出シリンダ装置
のロッド側に接続され射出動作時の作動油排出経路に配
設される射出速度流量制御用サ−ボ弁ユニットと、前記
射出シリンダ装置の射出ピストン側に連結され増圧用ア
キュ−ムレ−タを備えた増圧用油圧回路が接続される増
圧シリンダ装置と、を具備して所定のプログラムに基づ
いて射出および増圧が制御されるように成るダイカスト
マシンの射出制御用油圧制御装置において、 前記射出動作断続用のパイロットチェック弁は、弁体に
設けた内孔に摺動可能に嵌装され同内孔に形成したシ−
トに接離して開閉するチェックスプ−ルと、チェックス
プ−ルの背部側に隣接して設けたピストン室に摺動可能
に嵌装されパイロット操作圧油の給排により進退してそ
のロッド先端をチェックスプ−ル背部に当接するパイロ
ットピストンと、チェックスプ−ル背部とピストン室と
の間に配設するスプリングと、前記内孔の先端に取着し
たガイドに設け同ガイドの裏側でタンクあるいは大気開
放に接続する穴と、この穴に摺動自在に挿通するように
チェックスプ−ルの先端部を延伸して形成した小径ロッ
ドと、から構成したことを特徴とするダイカストマシン
の射出制御用油圧制御装置。 - 【請求項2】 油圧源に合流する射出用アキュ−ムレ−
タを備え、電磁切換弁により開閉制御される射出動作断
続用のパイロットチェック弁を介して射出用油圧回路が
接続される射出シリンダ装置と、この射出シリンダ装置
のロッド側に接続され射出動作時の作動油排出経路に配
設される射出速度流量制御用サ−ボ弁ユニットと、前記
射出シリンダ装置の射出ピストン側に連結され増圧用ア
キュ−ムレ−タを備えた増圧用油圧回路が接続される増
圧シリンダ装置と、を具備して所定のプログラムに基づ
いて射出および増圧が制御されるように成るダイカスト
マシンの射出制御用油圧制御装置において、 前記射出速度流量制御用サ−ボ弁ユニットは、複数個の
サ−ボ弁を並列に配置して成ることを特徴とするダイカ
ストマシンの射出制御用油圧制御装置。 - 【請求項3】 前記射出速度流量制御用サ−ボ弁ユニッ
トは、2個のサ−ボ弁からなり、前記射出シリンダ装置
の前部側に2つの作動油排出管路を設けるとともに、前
記2個のサ−ボ弁を並設し、このサ−ボ弁のそれぞれの
入口側に前記管路をそれぞれ接続し、出口側には中間ブ
ロックを設けて合流することを特徴とする請求項2記載
のダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25963999A JP2001079655A (ja) | 1999-09-14 | 1999-09-14 | ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25963999A JP2001079655A (ja) | 1999-09-14 | 1999-09-14 | ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005194712A Division JP2005305551A (ja) | 2005-07-04 | 2005-07-04 | ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001079655A true JP2001079655A (ja) | 2001-03-27 |
Family
ID=17336863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25963999A Pending JP2001079655A (ja) | 1999-09-14 | 1999-09-14 | ダイカストマシンの射出制御用油圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001079655A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006090443A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Toyooki Kogyo Co Ltd | 開閉弁及びこの開閉弁を用いた射出制御用油圧装置 |
JP2012055935A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Toyo Mach & Metal Co Ltd | ダイカストマシン |
CN103433455A (zh) * | 2013-08-26 | 2013-12-11 | 广东伊之密精密机械股份有限公司 | 循环补压型插装阀 |
-
1999
- 1999-09-14 JP JP25963999A patent/JP2001079655A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006090443A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Toyooki Kogyo Co Ltd | 開閉弁及びこの開閉弁を用いた射出制御用油圧装置 |
JP4504144B2 (ja) * | 2004-09-24 | 2010-07-14 | 豊興工業株式会社 | 開閉弁及びこの開閉弁を用いた射出制御用油圧装置 |
JP2012055935A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Toyo Mach & Metal Co Ltd | ダイカストマシン |
CN103433455A (zh) * | 2013-08-26 | 2013-12-11 | 广东伊之密精密机械股份有限公司 | 循环补压型插装阀 |
CN103433455B (zh) * | 2013-08-26 | 2015-08-05 | 广东伊之密精密机械股份有限公司 | 循环补压型插装阀 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050704 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050802 |