JP2001079445A - トンネル掘削工事用電気集塵機 - Google Patents

トンネル掘削工事用電気集塵機

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JP2001079445A JP26295099A JP26295099A JP2001079445A JP 2001079445 A JP2001079445 A JP 2001079445A JP 26295099 A JP26295099 A JP 26295099A JP 26295099 A JP26295099 A JP 26295099A JP 2001079445 A JP2001079445 A JP 2001079445A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気集塵機本体部分を小型化して、車両の荷台
に載置してトンネル掘削工事用電気集塵機として用いる
ことができるトンネル掘削工事用電気集塵機を提供する
こと。 【解決手段】トンネル掘削工事中に発生するコンクリー
ト吹き付け粉塵や発破による粉塵の捕集に用いるトンネ
ル掘削工事用電気集塵機であって、放電電極に電圧を印
加し、帯電部電極との間で発生するコロナ放電によって
粉塵に電荷を与えて帯電させる帯電部と、電界を形成
し、帯電した粉塵をクーロン力によって集塵極板に捕集
する集塵部とを備え、上流側に前記帯電部を、下流側に
前記集塵部を配置した集塵ユニットを、車両の荷台に載
置して用いることを特徴とするトンネル掘削工事用電気
集塵機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の荷台に載置
して、トンネル掘削工事中に発生するコンクリート吹き
付け粉塵や発破による粉塵の捕集に用いるトンネル掘削
工事用電気集塵機に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル掘削工事中に発生する粉塵を捕
集できる車載式の電気集塵機としては、特開平11−1
28770号公報に示される形態のものが提案されてい
る。また、トンネル掘削工事中に発生する粉塵を捕集で
きる電気集塵機としては、特開平7−213946号公
報等に示されるノイルフト型のものが提案されている。
この電気集塵機は、鋸刃状の鋭利なエッジを持つ一つの
放電極と二つの集塵極を、気体の流れ方向の前後に配列
し、この組合せを、必要に応じて、風の流れ方向に多数
配置したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ノイルフト型電気集塵
機での通過風速は、通常3m/s程度であり、この処理
風速を確保しつつ、車載式の電気集塵機として必要な1
500m/分以上の処理風量を得ようとすると、通過
風速自体が小さいので、電気集塵機本体部分が大型化し
てしまう。また、このようなノイルフト型電気集塵機を
車両の荷台に載置しようとすると、ノイルフト型集塵機
の極板を車両の幅方向に配列せざるを得ない。このた
め、後方から吸い込んだ気流を、コーナーベーンで車両
の幅方向に曲げて電気集塵機本体を通過させ、その後再
び車両の進行方向側に曲げ、湾曲状のダクトを経て、送
風機に導いている。従って、このようなノイルフト型電
気集塵機を車両の荷台に載置するためには、気流を直角
に曲げるためのコーナーベーン部分が車両の荷台の一部
を占有してしまう。このように、ノイルフト型電気集塵
機を車載式にした場合、集塵機本体が大型化し、更に、
集塵機能には本来必要のないコーナーベーン部分が車両
の荷台の限られたスペースを占有してしまうので、現実
的には、10トントラックを選択せざるを得ない。しか
し、10トントラックは、車両長さが長いので、細長く
狭いトンネル工事現場では、移動時のUターン、切り返
しが困難で、運用上の取扱が難しいのみならず、車体の
幅も4トントラックより広く、大型の掘削機車両やコン
クリート吹き付け車両が、常にその横を出入りする工事
環境には極めて不便であるという課題があった。また、
コーナーベーンを用いて風の流れる向きを変えると、圧
力損失が上昇し、送風機用モーターの出力が増大し、運
転コスト(電気代)の増加を招くのみならず、集塵機内
部での各点での通過風速の分布を均一にすることが極め
て困難になり、集塵性能の低下を招く原因ともなるとい
う課題もあった。また、ノイルフト型電気集塵機を車載
式にした場合、集塵機本体が大型化するので、積載時の
地表からの高さ寸法を3.8m未満にすることは、困難
であり、集塵機を搭載したままで公道を走行すること
は、道路交通法上できない。従って、車載式電気集塵機
を、現場から現場へ移動する際は、積載時の地表からの
高さ寸法が3.8m未満となるように、分解して移動し
なければならず、分解・組立の手間が煩雑になり、使い
勝手が悪いという課題があった。また、トンネル掘削工
事用電気集塵機は、定期的なオーバーホール(分解整備
点検)が必要であるが、元々固着性のあるコンクリート
粉塵を捕集するための装置であるがゆえに、ファン部分
よりも電気集塵機本体部分の方が、オーバーホールの頻
度が多い。従って、共通架台がファン部分と電気集塵機
本体部分とに2分割できない構造だと、時としてオーバ
ーホールする必要のないファン部分まで、整備工場に移
送しなければならず、輸送上の無駄が多いという課題が
あった。また、ファン部分よりも電気集塵機本体部分の
方が、故障の確率が高いので、電気集塵機本体が故障し
た場合、電気集塵機本体部分ごと良品と交換できない
と、故障復旧作業が長期化してしまい、その間、トンネ
ル工事の作業環境が悪くなり、最悪の場合、工事中断と
いう大きなロスが発生するという課題があった。また、
電気集塵機により浄化されて吐出ダクトから排出される
気流の流速は15〜20m/sもあるので、吐出の位置
が低いと、風下側の作業者の作業を妨害するという課題
があった。また、吐出口の位置が低いと、未舗装のトン
ネル内路面の砂塵を巻き上げることで、大気中の粉塵量
を増大させてしまうという課題があった。
【0004】そこで本発明は、電気集塵機本体部分を小
型化して、車両の荷台に載置してトンネル掘削工事用電
気集塵機として用いることができるトンネル掘削工事用
電気集塵機を提供することを目的とする。また本発明
は、通風路の圧力損失を少なくし、集塵機内部での各点
での通過風速の分布を均一にすることができるトンネル
掘削工事用電気集塵機を提供することを目的とする。ま
た本発明は、積載時の地表からの高さ寸法を3.8m未
満にすることができるトンネル掘削工事用電気集塵機を
提供することを目的とする。また本発明は、分解・組立
の手間が少なく、使い勝手のよいトンネル掘削工事用電
気集塵機を提供することを目的とする。また本発明は、
オーバーホールの頻度が多い電気集塵機本体部分の分解
・組立の作業性がよいトンネル掘削工事用電気集塵機を
提供することを目的とする。また本発明は、吐出ダクト
から排出される気流によって、風下側の作業者の作業を
妨害することがなく、また未舗装のトンネル内路面の砂
塵を巻き上げることのないトンネル掘削工事用電気集塵
機を提供することを目的とする。また本発明は、トンネ
ル内で装置の設置方向を変更しなくても、空気取り入れ
方向を変更して集塵可能なトンネル掘削工事用電気集塵
機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
トンネル掘削工事用電気集塵機は、トンネル掘削工事中
に発生するコンクリート吹き付け粉塵や発破による粉塵
の捕集に用いるトンネル掘削工事用電気集塵機であっ
て、放電電極に電圧を印加し、帯電部電極との間で発生
するコロナ放電によって粉塵に電荷を与えて帯電させる
帯電部と、電界を形成し、帯電した粉塵をクーロン力に
よって集塵極板に捕集する集塵部とを備え、上流側に前
記帯電部を、下流側に前記集塵部を配置した集塵ユニッ
トを、車両の荷台に載置して用いることを特徴とする。
請求項2記載の本発明のトンネル掘削工事用電気集塵機
は、トンネル掘削工事中に発生するコンクリート吹き付
け粉塵や発破による粉塵の捕集に用いるトンネル掘削工
事用電気集塵機であって、帯電させた粉塵を集塵極板に
捕集する集塵ユニットと、前記集塵ユニットに粉塵を誘
引するファンユニットと、前記ファンユニットで誘引し
た空気を吐出する吐出ダクトユニットとを車両の荷台に
載置し、前記集塵ユニットと、前記ファンユニットと、
前記吐出ダクトユニットとを前記荷台の後部から順に配
置し、前記集塵ユニットの空気吸込口を前記車両の後方
に向け、前記吐出ダクトユニットの空気吐出口を前記車
両の前方に向け、前記空気吸込口から吸い込まれた空気
を、90度以上屈曲させることなく、前記集塵ユニッ
ト、前記ファンユニット、及び前記吐出ダクトユニット
を順に通過させ、前記空気吐出口から吐出させることを
特徴とする。請求項3記載の本発明のトンネル掘削工事
用電気集塵機は、トンネル掘削工事中に発生するコンク
リート吹き付け粉塵や発破による粉塵の捕集に用いるト
ンネル掘削工事用電気集塵機であって、帯電させた粉塵
を集塵極板に捕集する集塵ユニットと、前記集塵ユニッ
トに粉塵を誘引するファンユニットと、前記ファンユニ
ットで誘引した空気を吐出する吐出ダクトユニットとを
備え、前記集塵ユニットと、前記ファンユニットと、前
記吐出ダクトユニットとを順に連結して配置し、前記集
塵ユニットの空気吸込口を一方に、前記吐出ダクトユニ
ットの空気吐出口を他方に向け、前記空気吸込口から吸
い込まれた空気を、90度以上屈曲させることなく、前
記集塵ユニット、前記ファンユニット、及び前記吐出ダ
クトユニットを順に通過させ、前記空気吐出口から吐出
させることを特徴とする。請求項4記載の本発明のトン
ネル掘削工事用電気集塵機は、トンネル掘削工事中に発
生するコンクリート吹き付け粉塵や発破による粉塵の捕
集に用いるトンネル掘削工事用電気集塵機であって、帯
電させた粉塵を集塵極板に捕集する集塵ユニットと、前
記集塵ユニットに粉塵を誘引するファンユニットと、前
記ファンユニットで誘引した空気を吐出する吐出ダクト
ユニットと、前記集塵ユニット用の高圧発生盤と、前記
ファンユニット及び前記高圧発生盤の起動停止の制御を
行う制御盤とを車両の荷台に載置し、前記集塵ユニット
と、前記ファンユニットと、前記吐出ダクトユニットと
を前記荷台の後部から順に配置し、前記高圧発生盤と前
記制御盤とを前記吐出ダクトユニットの下方に配置し、
前記集塵ユニットの空気吸込口を前記車両の後方に向
け、前記吐出ダクトの空気吐出口を前記車両の前方に向
け、前記集塵ユニット、前記ファンユニット、及び前記
吐出ダクトユニット内の空気流れを、前記荷台の後部か
ら前部に向けた流れとしていることを特徴とする。請求
項5記載の本発明のトンネル掘削工事用電気集塵機は、
トンネル掘削工事中に発生するコンクリート吹き付け粉
塵や発破による粉塵の捕集に用い、帯電させた粉塵を集
塵極板に捕集する集塵ユニットと、前記集塵ユニットに
粉塵を誘引するファンユニットと、前記ファンユニット
で誘引した空気を吐出する吐出ダクトユニットとを備え
たトンネル掘削工事用電気集塵機であって、前記集塵ユ
ニットを、処理風量が1500m/分以上で処理風速
が7m/s以上で用いることを特徴とする。請求項6記
載の本発明のトンネル掘削工事用電気集塵機は、帯電さ
せた粉塵を集塵極板に捕集する集塵ユニットと、前記集
塵ユニットに粉塵を誘引するファンユニットと、前記フ
ァンユニットで誘引した空気を吐出する吐出ダクトユニ
ットと、前記集塵ユニット用の高圧発生盤と、前記ファ
ンユニット及び前記高圧発生盤の起動停止の制御を行う
制御盤とを備え、前記高圧発生盤と前記制御盤とを前記
吐出ダクトユニットの下方に配置して、トンネル掘削工
事中に発生するコンクリート吹き付け粉塵や発破による
粉塵の捕集に用いるトンネル掘削工事用電気集塵機であ
って、前記集塵ユニット、前記ファンユニット、前記吐
出ダクトユニット、前記高圧発生盤、及び前記制御盤を
一つの架台上に据え付けたことを特徴とする。請求項7
記載の本発明のトンネル掘削工事用電気集塵機は、帯電
させた粉塵を集塵極板に捕集する集塵ユニットと、前記
集塵ユニットに粉塵を誘引するファンユニットと、前記
ファンユニットで誘引した空気を吐出する吐出ダクトユ
ニットとを備え、トンネル掘削工事中に発生するコンク
リート吹き付け粉塵や発破による粉塵の捕集に用いるト
ンネル掘削工事用電気集塵機であって、前記集塵ユニッ
トを、前記ファンユニット及び前記吐出ダクトユニット
を据え付ける架台とは分離可能又は別個の架台上に据え
付けたことを特徴とする。請求項8記載の本発明のトン
ネル掘削工事用電気集塵機は、帯電させた粉塵を集塵極
板に捕集する集塵ユニットと、前記集塵ユニットに粉塵
を誘引するファンユニットと、前記ファンユニットで誘
引した空気を吐出する吐出ダクトユニットとを車両の荷
台に載置して、トンネル掘削工事中に発生するコンクリ
ート吹き付け粉塵や発破による粉塵の捕集に用いるトン
ネル掘削工事用電気集塵機であって、前記集塵ユニッ
ト、前記ファンユニット、及び前記吐出ダクトユニット
を、ジャッキアップ機構を備えた架台上に据え付けてい
ることを特徴とする。請求項9記載の本発明は、請求項
2から請求項8のいずれかに記載のトンネル掘削工事用
電気集塵機において、前記集塵ユニットとして、帯電部
には放電電極と帯電部極板を用い、集塵部には荷電極板
と集塵極板を用いたことを特徴とする。請求項10記載
の本発明は、請求項2から請求項8のいずれかに記載の
トンネル掘削工事用電気集塵機において、4トントラッ
クに載置して用いることを特徴とする。請求項11記載
の本発明は、請求項2から請求項8のいずれかに記載の
トンネル掘削工事用電気集塵機において、前記集塵ユニ
ット、前記ファンユニット、及び前記吐出ダクトユニッ
トの車両荷台積載時の地表からの高さ寸法を3.8m未
満としたことを特徴とする。請求項12記載の本発明
は、請求項2から請求項8のいずれかに記載のトンネル
掘削工事用電気集塵機において、前記吐出ダクトユニッ
トを空気取り入れユニットとして用い、前記ファンユニ
ットのファンの回転を逆転させ、前記吐出ダクトユニッ
トから空気を吸い込み、前記集塵ユニットを通って空気
を吐出することを特徴とする。請求項13記載の本発明
は、請求項12に記載のトンネル掘削工事用電気集塵機
において、前記集塵ユニットは、帯電部極板を用いた帯
電部と、荷電極板と集塵極板を用いた集塵部とを備え、
前記集塵部の風上側と風下側とにそれぞれ前記帯電部を
配置したことを特徴とする。請求項14記載の本発明の
トンネル掘削工事用電気集塵機は、トンネル掘削工事中
に発生するコンクリート吹き付け粉塵や発破による粉塵
の捕集に用いるトンネル掘削工事用電気集塵機であっ
て、放電電極に電圧を印加し、帯電部電極との間で発生
するコロナ放電によって粉塵に電荷を与えて帯電させる
帯電部と、電界を形成し、帯電した粉塵をクーロン力に
よって集塵極板に捕集する集塵部とを備え、前記集塵部
の風上側と風下側とにそれぞれ前記帯電部を配置したこ
とを特徴とする。請求項15記載の本発明は、請求項1
3又は請求項14に記載のトンネル掘削工事用電気集塵
機において、前記帯電部の内、空気の流れ方向に応じ
て、風下側に位置する帯電部には電圧を印加しないこと
を特徴とする。請求項16記載の本発明は、請求項13
又は請求項14に記載のトンネル掘削工事用電気集塵機
において、前記集塵部の風上側と風下側とに配置したそ
れぞれの前記帯電部に電圧を印加することを特徴とす
る。請求項17記載の本発明の車両は、請求項1から請
求項8のいずれか、請求項13、又は請求項14に記載
のトンネル掘削工事用電気集塵機を荷台に載置したこと
を特徴とする。請求項18記載の本発明のトンネル掘削
工事における粉塵捕集方法は、請求項1から請求項8の
いずれか、請求項13、又は請求項14に記載のトンネ
ル掘削工事用電気集塵機を荷台に載置して、トンネル掘
削工事中に発生するコンクリート吹き付け粉塵や発破に
よる粉塵を捕集することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による
トンネル掘削工事用電気集塵機は、上流側に帯電部を、
下流側に集塵部を配置した集塵ユニットを、車両の荷台
に載置して用いるものである。このように、上流側に帯
電部を、下流側に集塵部を配置した集塵ユニットは、集
塵ユニットでの処理風速が速いため、電気集塵機本体を
小型化することができる。従って、車両の荷台に載置し
てトンネル掘削工事用電気集塵機として用いることがで
きる。
【0007】本発明の第2の実施の形態によるトンネル
掘削工事用電気集塵機は、集塵ユニットと、ファンユニ
ットと、吐出ダクトユニットとを荷台の後部から順に配
置し、集塵ユニットの空気吸込口を車両の後方に向け、
吐出ダクトユニットの空気吐出口を車両の前方に向け、
空気吸込口から吸い込まれた空気を、90度以上屈曲さ
せることなく、集塵ユニット、ファンユニット、及び吐
出ダクトユニットを順に通過させ、空気吐出口から吐出
させるものである。このように、車両の後方に向けた空
気吸込口から吸い込まれた空気を、90度以上屈曲させ
ることなく、集塵ユニット、ファンユニット、吐出ダク
トユニットを順に通過させ、車両の前方に向けた空気吐
出口から吐出させることで、圧力損失を減少させ、処理
風速を高めることができるとともに、集塵ユニット内部
での各点での通過風速の分布を均一にすることができ
る。従って、車両の荷台に載置してトンネル掘削工事用
電気集塵機として用いることができる。
【0008】本発明の第3の実施の形態によるトンネル
掘削工事用電気集塵機は、集塵ユニットと、ファンユニ
ットと、吐出ダクトユニットとを順に連結して配置し、
集塵ユニットの空気吸込口を一方に、吐出ダクトユニッ
トの空気吐出口を他方に向け、空気吸込口から吸い込ま
れた空気を、90度以上屈曲させることなく、集塵ユニ
ット、ファンユニット、及び吐出ダクトユニットを順に
通過させ、空気吐出口から吐出させるものである。この
ように、一方に向けた空気吸込口から吸い込まれた空気
を、90度以上屈曲させることなく、集塵ユニット、フ
ァンユニット、吐出ダクトユニットを順に通過させ、他
方に向けた空気吐出口から吐出させる構成とすること
で、車両に載置したときに、例えば車両の後方に向けた
空気吸込口から吸い込まれた空気を、90度以上屈曲さ
せることなく、車両の前方に向けた空気吐出口から吐出
させることができる。
【0009】本発明の第4の実施の形態によるトンネル
掘削工事用電気集塵機は、集塵ユニットと、ファンユニ
ットと、吐出ダクトユニットとを荷台の後部から順に配
置し、高圧発生盤と制御盤とを吐出ダクトユニットの下
方に配置し、集塵ユニットの空気吸込口を車両の後方に
向け、吐出ダクトユニットの空気吐出口を車両の前方に
向け、集塵ユニット、ファンユニット、及び吐出ダクト
ユニット内の空気流れを、荷台の後部から前部に向けた
流れとしたものである。このように、高圧発生盤と制御
盤とを吐出ダクトユニットの下方のデッドスペースに配
置することで、吐出ダクトの形状に制約を与えることが
なくなるのでダクト通風路の断面積を減少させるケース
を回避でき、また荷台の側部から突出することなく、集
塵ユニット、ファンユニット、吐出ダクトユニットを配
置することができる。また、集塵ユニット、ファンユニ
ット、吐出ダクトユニット内の空気流れを、荷台の後部
から前部に向けた流れとすることで、車両後方の空気吸
込口から吸い込まれた空気は、集塵ユニット、ファンユ
ニット、吐出ダクトユニット内で大きな圧力損失を生む
ことなく、車両前方の空気吐出口から吐出させることが
でき、電力消費を抑えることができるとともに、気流の
向きを著しく変えることがないので集塵ユニット内部で
の各点での通過風速の分布を均一にすることができる。
従って、車両の荷台に載置してトンネル掘削工事用電気
集塵機として用いることができる。また、高圧発生盤を
吐出ダクトユニットの下方に配置することで、車両の安
定性も高い。
【0010】本発明の第5の実施の形態によるトンネル
掘削工事用電気集塵機は、集塵ユニットを、処理風量が
1500m/分以上で処理風速が7m/s以上で用い
るものである。このように、集塵ユニットを、処理風量
が1500m/分以上で処理風速が7m/s以上で用
いることで、処理風量が大きく且つコンパクトな電気集
塵機を車両の荷台に載置してトンネル掘削工事用電気集
塵機として用いることができるので、トンネル掘削工事
に使用する他の工事車両の通行妨害を防ぐことができ、
トンネル掘削工事の円滑な推進を図ることができる。
【0011】本発明の第6の実施の形態によるトンネル
掘削工事用電気集塵機は、集塵ユニット、ファンユニッ
ト、吐出ダクトユニット、高圧発生盤、及び制御盤を一
つの架台上に据え付けたものである。このように、集塵
ユニット、ファンユニット、吐出ダクトユニット、高圧
発生盤、及び制御盤を一つの架台上に据え付けること
で、車両の荷台への載置や、積み降ろしを容易に行うこ
とができる。
【0012】本発明の第7の実施の形態によるトンネル
掘削工事用電気集塵機は、集塵ユニットを、ファンユニ
ット及び吐出ダクトユニットを据え付ける架台とは分離
可能又は別個の架台上に据え付けたものである。このよ
うに、集塵ユニットを、ファンユニット及び吐出ダクト
ユニットを据え付ける架台とは分離可能又は別個の架台
上に据え付けることで、車両の荷台への載置や、積み降
ろしを容易に行うことができ、特に分解点検整備の頻度
の高い集塵ユニットだけを移送することが容易となる。
【0013】本発明の第8の実施の形態によるトンネル
掘削工事用電気集塵機は、集塵ユニット、ファンユニッ
ト、及び吐出ダクトユニットを、ジャッキアップ機構を
備えた架台上に据え付けたものである。このように、ジ
ャッキアップ機構を備えた架台上に据え付けることで、
トンネル掘削工事時に、電気集塵機本体を高い位置にリ
フトアップして用いることができる。このように、高い
位置で電気集塵機本体を運転することで、吐出される気
流によって風下側の作業者の作業に支障をきたすことが
なく、また路面上の砂塵を巻き上げることを防止するこ
とができる。
【0014】本発明の第9の実施の形態は、第2から第
8の実施の形態におけるトンネル掘削工事用電気集塵機
において、集塵ユニットとして、帯電部に放電電極と帯
電部極板を用い、集塵部には荷電極板と集塵極板を用い
たものである。このような集塵ユニットを用いること
で、集塵ユニットでの処理風速を速くすることができる
ので、電気集塵機本体を小型化することができる。従っ
て、車両の荷台に載置してトンネル掘削工事用電気集塵
機として用いることができる。
【0015】本発明の第10の実施の形態は、第1から
第8の実施の形態におけるトンネル掘削工事用電気集塵
機において、4トントラックに載置して用いるものであ
る。このように4トントラックを用いることで、狭いト
ンネル内での機動性がよく、また大型の掘削機車両やコ
ンクリート吹き付け車両の通行の妨げにもならず、工事
作業性を高めることができる。
【0016】本発明の第11の実施の形態は、第2から
第8の実施の形態におけるトンネル掘削工事用電気集塵
機において、集塵ユニット、ファンユニット、及び吐出
ダクトユニットの車両荷台積載時の地表からの高さ寸法
を3.8m未満としたものである。第2から第7の実施
の形態における電気集塵機本体を用いることで、高さ寸
法を3.8m未満とすることができる。従って、電気集
塵機本体を荷台に載置した状態で公道を走行することも
できる。
【0017】本発明の第12の実施の形態は、第2から
第8の実施の形態におけるトンネル掘削工事用電気集塵
機において、吐出ダクトユニットを空気取り入れユニッ
トとして用い、ファンユニットのファンの回転を逆転さ
せ、吐出ダクトユニットから空気を吸い込み、集塵ユニ
ットを通って空気を吐出するものである。このように、
ファンユニットのファンの回転を逆転させ、吐出ダクト
ユニットから空気を吸い込み、集塵ユニットを通って空
気を吐出させることができる構成とすることで、車両方
向を変更することなく、空気の吸込方向を変更すること
ができる。従って、トンネル内で車両を移動することな
く、空気の吸込方向を変更できるので、作業性や安全性
を高めることができる。
【0018】本発明の第13の実施の形態は、第12の
実施の形態におけるトンネル掘削工事用電気集塵機にお
いて、帯電部極板を用いた帯電部と、荷電極板と集塵極
板を用いた集塵部とを備え、集塵部の風上側と風下側と
にそれぞれ帯電部を配置した集塵ユニットを用いるもの
である。このように、集塵部の風上側と風下側とにそれ
ぞれ帯電部を配置することで、空気の吸込方向を変更し
ても集塵することが可能となる。従って、ファンユニッ
トのファンの回転を逆転させ、吐出ダクトユニットから
空気を吸い込み、集塵ユニットを通って空気を吐出させ
ることができる。従って、トンネル内で車両を移動する
ことなく集塵できるので、作業性や安全性を高めること
ができる。
【0019】本発明の第14の実施の形態によるトンネ
ル掘削工事用電気集塵機は、集塵部の風上側と風下側と
にそれぞれ帯電部を配置した集塵ユニットを用いるもの
である。このように、集塵部の風上側と風下側とにそれ
ぞれ帯電部を配置することで、空気の吸込方向を変更し
ても集塵することが可能となる。
【0020】本発明の第15の実施の形態は、第13又
は第14の実施の形態におけるトンネル掘削工事用電気
集塵機において、空気の流れ方向に応じて、風下側に位
置する帯電部には電圧を印加しないものである。このよ
うに、集塵部の風下側に位置する帯電部に電圧を印加し
ないことで、不要な入力をなくすことができる。
【0021】本発明の第16の実施の形態は、第13又
は第14の実施の形態におけるトンネル掘削工事用電気
集塵機において、集塵部の風上側と風下側とに配置した
それぞれの帯電部に電圧を印加するものである。このよ
うに、集塵部の風下側に位置する帯電部にも電圧を印加
することで、集塵部を通過した粉塵に再度電荷を付与す
ることができ、トンネル壁面に粉塵を付着させることが
でき、集塵効率の向上を図ることができる。
【0022】本発明の第17の実施の形態による車両
は、第1から第8、第13、又は第14の実施の形態に
おけるトンネル掘削工事用電気集塵機を荷台に載置した
ものである。このようなトンネル掘削工事用電気集塵機
を荷台に載置することで、作業性に優れ、集塵効果を高
めることができる。
【0023】本発明の第18の実施の形態によるトンネ
ル掘削工事における粉塵捕集方法は、第1から第8、第
13、又は第14の実施の形態におけるトンネル掘削工
事用電気集塵機を荷台に載置して、トンネル掘削工事中
に発生するコンクリート吹き付け粉塵や発破による粉塵
を捕集するものである。このようなトンネル掘削工事用
電気集塵機を荷台に載置して粉塵を捕集することで、作
業性に優れ、集塵効果を高めることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に基づ
いて説明する。図1は同実施例によるトンネル掘削工事
用電気集塵機を示す正面図、図2は同トンネル掘削工事
用電気集塵機を示す上面図、図3は同トンネル掘削工事
用電気集塵機を示す側面図、図4は同トンネル掘削工事
用電気集塵機に用いる集塵機本体の斜視図、図5は同集
塵機本体の要部斜視図である。まず、図1から図3を用
いて、トンネル掘削工事中に発生するコンクリート吹き
付け粉塵や発破による粉塵の捕集に用いるトンネル掘削
工事用電気集塵機の全体構成について説明する。本実施
例によるトンネル掘削工事用電気集塵機は、車両10の
荷台11上に、帯電させた粉塵を捕集する集塵ユニット
20と、集塵ユニット20に粉塵を誘引するファンユニ
ット30と、ファンユニット30で誘引した空気を吐出
する吐出ダクトユニット40と、集塵ユニット20用の
高圧発生盤50と、ファンユニット30及び高圧発生盤
50の起動停止の制御を行う制御盤60とを備えてい
る。集塵ユニット20とファンユニット30とは、接続
ダクト71で接続され、ファンユニット30と吐出ダク
トユニット40とは、接続ダクト72で接続されてい
る。図示のように、集塵ユニット20とファンユニット
30と吐出ダクトユニット40とは、荷台11の後部か
ら順に配置されている。また、集塵ユニット20は、架
台73上に載置され、ファンユニット30は、架台74
上に載置されている。なお、車両10としては、車幅寸
法が2.2m程度、荷台11の長さ寸法が7.2m程度
の4トントラックを用いることが好ましい。
【0025】集塵ユニット20は、空気吸込口21を車
両の後方側に向けて配置されている。また、集塵ユニッ
ト20は、処理風量が1500m/分以上となるよう
に、複数の集塵機本体20A、20B、20Cを内部に
備えている。ここでは、車両10の幅方向に2つ、高さ
方向に3つの集塵機本体20A、20B、20Cを配置
している。集塵機本体20A、20B、20Cは、処理
風速が7m/s以上で用いることができる構成であるこ
とが好ましい。なお、集塵機本体20A、20B、20
Cの具体的な構成については後述する。集塵ユニット2
0は、荷台積載時の地表からの高さ寸法を3.8m未満
とすることが好ましく、そのためには集塵ユニット20
自体の高さ寸法は、2.4m以下程度であることが好ま
しい。
【0026】ファンユニット30は、ファン30Aとこ
のファン30Aを駆動するモータ30Bとを内部に備え
ている。ファン30Aは、正逆回転可能で、送風方向を
変更できる構成であることが好ましい。このファンユニ
ット30での送風能力は、集塵ユニット20等を接続し
た状態で、処理風量が1500m/分以上であること
が好ましい。吐出ダクトユニット40は、荷台11の前
方側の上方に配置されている。荷台11の前方側には、
高圧発生盤50及び制御盤60も配置されている。吐出
ダクトユニット40は、これら高圧発生盤50や制御盤
60の上方に配置されている。また、吐出ダクトユニッ
ト40の空気吐出口41は、車両10の前方に向けて開
口している。なお、空気吐出口41は、上方に向けて開
口させてもよいが、空気流れを90度以上屈曲させるこ
とは好ましくない。
【0027】高圧発生盤50と制御盤60とは、荷台1
1の前方側に車両10の幅方向に並べて配置されてい
る。このとき、制御盤60は、操作性の点で運転席側に
配置することが好ましい。接続ダクト71は、集塵ユニ
ット20側の開口部が大きく、ファンユニット30側の
開口部が小さく、集塵ユニット20側開口部からファン
ユニット30側開口部に向けて断面積が漸次減少するよ
うな異形ダクトで構成されている。この接続ダクト71
は、側面に点検口71Aを備えている。接続ダクト72
は、ファンユニット30側の開口部が小さく、吐出ダク
トユニット40側の開口部が大きく、ファンユニット3
0側開口部から吐出ダクトユニット40側開口部に向け
て断面積が漸次増加するような異形ダクトで構成されて
いる。また、接続ダクト72は、ファンユニット30側
開口部よりも吐出ダクトユニット40側開口部が高い位
置となるように傾斜している。なお、このような接続ダ
クト72の傾斜は、ファンユニット30内の空気流れに
対して30度以下とすることがより好ましく、空気流れ
を90度以上屈曲させることは好ましくない。
【0028】次に、図4及び図5を用いて集塵機本体2
0A、20B、20Cの構成について説明する。なお、
集塵ユニット20内に設ける6つの集塵機本体20A、
20B、20Cは、すべて同一構成であるので、ここで
は集塵機本体20Aについて説明する。集塵機本体20
Aは、放電線22Aに電圧を印加し、帯電部極板22B
との間で発生するコロナ放電によって粉塵に電荷を与え
て帯電させる帯電部22と、荷電極板23Aと集塵極板
23Bとの間で電界を形成し、帯電した粉塵をクーロン
力によって集塵極板23Bに捕集する集塵部23とを備
えている。帯電部22は、複数枚の帯電部極板22Bが
所定間隔あけて並設され、帯電部極板22Bの間に放電
線22Aが配置された構造となっている。集塵部23
は、荷電極板23Aと集塵極板23Bとを交互に所定間
隔あけて並設している。集塵機本体20Aは、空気流れ
の上流側に平均電界強度が250〜1100V/mmと
なる帯電部22を、下流側に平均電界強度が450〜1
900V/mmとなる集塵部23を配置している。ま
た、集塵機本体20Aの空気吸込口側には、保護網24
が設けられている。また、帯電部22の上流側には入口
ダンパ25が、集塵部23の下流側には出口ダンパ26
が設けられている。これら入口ダンパ25と出口ダンパ
26には、帯電部22や集塵部23に向けられた洗浄ノ
ズル27が設けられている。このような集塵機本体20
Aは、空気吸込口側が車両10の後方に向くように集塵
ユニット20内に設置される。
【0029】以下に上記構成によるトンネル掘削工事用
電気集塵機の動作について説明する。なお、このトンネ
ル掘削工事用電気集塵機を荷台11に載置した車両10
は、トンネル内のコンクリート吹き付け等の現場近くま
で、自走によって移動する。そして通常は、車両10の
後部側をコンクリート吹き付け等の現場に向け、車両1
0の前部側をトンネル入口側に向けて停車させる。コン
クリート吹き付け粉塵や発破による粉塵は、ファン30
Aの駆動によって空気吸込口21から集塵ユニット20
内に吸い込まれる。集塵ユニット20内に吸い込まれた
粉塵は、集塵機本体20A、20B、20Cに導かれ
る。このとき、ゴミなどの大きな異物は、保護網24で
捕集される。保護網24を通過した粉塵は、帯電部22
にて、発生するコロナ放電によって電荷を与えられて帯
電する。そして帯電した粉塵は、空気流れによって、帯
電部22の下流側に配置された集塵部23に移動する。
集塵部23では、荷電極板23Aと集塵極板23Bとの
間で電界を形成しているため、帯電した粉塵は、クーロ
ン力によって集塵極板23Bに捕集される。このように
して粉塵が捕集された空気は、接続ダクト71、ファン
ユニット30、接続ダクト72を順に通過して、吐出ダ
クトユニット50の空気吐出口51から吐出される。
【0030】なお、上記のような動作を行わせるため
の、集塵ユニット20とファンユニット30の運転操作
は、制御盤60によって行う。このとき、制御盤60
は、荷台11の前部であって運転席側に配置されている
ので、操作者は、粉塵による影響を受けにくく、空気吐
出口51からの風圧の影響も受けないので、操作性に優
れている。上記のような集塵運転が終わったときには、
集塵機本体20Aに設けた洗浄ノズル27から水を噴出
して、帯電部22や集塵部23に付着した粉塵を洗い流
す。上記のように、車両10の後部側から吸い込まれた
空気は、90度以上屈曲させることなく、集塵ユニット
20、ファンユニット30、及び吐出ダクトユニット5
0を順に通過させ、空気吐出口51から吐出させるた
め、圧力損失も少なく、また集塵機本体20A、20
B、20C内での通過風速を均一化でき、集塵能力も高
めることができる。
【0031】また、本実施例のように、処理風速が速い
集塵機本体20Aを用いることで、処理風速を7m/s
以上とすることができ、集塵ユニット20を小型化する
ことができる。従って、集塵機本体20Aの気流の吸い
込み方向を車両10の後方にすることができるので、集
塵機能には本来必要のないコーナーベーンを使用する必
要がなく、集塵機本体以外の部分についても省スペース
化を図ることができる。また、帯電部極板22A、荷電
極板23A、及び集塵極板23Bを、空気流れが、荷台
11の後部から前部に向けた流れを形成するように配設
することで、集塵ユニット20での処理風速を更に高め
ることができ、集塵機本体20Aを更に小型化すること
ができる。このように、小型の集塵機本体20Aを用い
ることができるとともに、集塵機能には本来必要のない
コーナーベーンを使用する必要がなく、集塵機本体以外
の部分についても省スペース化を図ることができるた
め、上記実施例のように車両10として、4トントラッ
クを用いることができる。このように4トントラックの
荷台に載せることができることで、狭いトンネル内での
機動性がよく、掘削やコンクリート吹き付け等のトンネ
ル工事を妨害することなく、また大型の掘削機車両やコ
ンクリート吹き付け車両の通行の妨げにもならず、トン
ネル工事現場の作業環境を改善することができる。ま
た、高圧発生盤50と制御盤60とを吐出ダクトユニッ
ト40の下方のデッドスペースに配置することで、接続
ダクト72や吐出ダクトユニット40の形状に制約を与
えることがなくなり、通風路の断面積を減少させず、ま
た荷台の側部から突出することなく配置することができ
る。また、高圧発生盤50を吐出ダクトユニット40の
下方に配置することで、車両の安定性も高い。
【0032】なお、上記実施例では、集塵ユニット20
を架台73上に、ファンユニット30を架台74上に載
置したもので説明したが、集塵ユニット20とファンユ
ニット30とを一つの架台上に据え付けて荷台に載置し
てもよい。また、集塵ユニット20、ファンユニット3
0、及び吐出ダクトユニット40を一つの架台上に据え
付けて荷台に載置してもよい。また、集塵ユニット2
0、ファンユニット30、吐出ダクトユニット40、高
圧発生盤50、及び制御盤60を一つの架台上に据え付
けて荷台に載置してもよい。このように、集塵ユニット
20、ファンユニット30、吐出ダクトユニット40、
高圧発生盤50、及び制御盤60を、共通の架台上に据
え付けることで、車両10の荷台11への載置や、積み
降ろしを容易に行うことができる。なお、上記実施例の
集塵ユニット20、ファンユニット30、及び吐出ダク
トユニット40の荷台積載時の地表からの高さ寸法を
3.8m未満としている。上記実施例で説明した集塵機
本体20Aを用いることで、このように高さ寸法を3.
8m未満とすることができる。従って、トンネル掘削工
事用電気集塵機を荷台に載置した状態で公道を走行する
こともできる。なお、上記実施例で説明したトンネル掘
削工事用電気集塵機において、吐出ダクトユニット40
を空気取り入れユニットとして用い、ファンユニット3
0のファン30Bの回転を逆転させ、吐出ダクトユニッ
ト40から空気を吸い込み、集塵ユニット20を通って
空気を吐出することもできる。このように、ファンユニ
ット30のファン30Bの回転を逆転させ、吐出ダクト
ユニット40から空気を吸い込み、集塵ユニット20を
通って空気を吐出させることができる構成とすること
で、車両10の方向を変更することなく、空気の吸込方
向を変更することができる。従って、トンネル内で車両
10を移動することなく、空気の吸込方向を変更できる
ので、作業性や安全性を高めることができる。
【0033】図6は、上記実施例で説明したトンネル掘
削工事用電気集塵機の載置又は積み降ろし作業を説明す
るための構成図である。同図は、クレーン車80を用い
て、集塵ユニット20を架台73ごと荷台11から積み
降ろしている状態を示している。上記実施例で説明した
ように、集塵ユニット20は、ファンユニット30等と
は別の架台73に載置している。従って、接続ダクト7
1とファンユニット30との連結を解除することで、図
示のように集塵ユニット20を架台73ごと荷台11か
ら降ろすことができる。なお、架台73と架台74と
は、別個の架台としたが、分離可能な共通の架台として
もよい。このように、集塵ユニット20を、ファンユニ
ット30や吐出ダクトユニット40を据え付ける架台7
4とは分離可能又は別個の架台73上に据え付けること
で、車両10の荷台11への積み降ろしを容易に行うこ
とができ、特に分解点検整備の頻度の高い集塵ユニット
20だけを移送することが容易となる。
【0034】図7は、他の実施例によるトンネル掘削工
事用電気集塵機の構成図である。同図に示すトンネル掘
削工事用電気集塵機は、集塵ユニット20、ファンユニ
ット30、吐出ダクトユニット40、高圧発生盤50、
及び制御盤60を一つの架台75上に据え付けるととも
に、この架台75にジャッキアップ機構90を備えたも
のである。このように、ジャッキアップ機構90を備え
た架台75上に、集塵ユニット20等を据え付けること
で、トンネル掘削工事時に、電気集塵機本体を高い位置
にリフトアップして用いることができる。このように、
高い位置で電気集塵機本体を用いることで、吐出される
気流によって風下側の作業者の作業に支障をきたすこと
がなく、また路面上の砂塵を巻き上げることを防止する
ことができる。なお、本実施例では、集塵ユニット2
0、ファンユニット30、吐出ダクトユニット40、高
圧発生盤50、及び制御盤60を一つの架台75上に据
え付けるものを示したが、集塵ユニット20とファンユ
ニット30と吐出ダクトユニット40とを、ジャッキア
ップ機構90を備えた架台上に据え付けるものであって
もよい。このように制御盤60をジャッキアップ機構9
0を備えた架台上に据え付けないことで、制御盤60の
操作を、リフトアップ状態でも行うことができる。ま
た、高圧発生盤50をジャッキアップ機構90を備えた
架台上に据え付けないことで、リフトアップ時の安定性
を高め、更にジャッキアップ機構90への入力を低減で
きる。
【0035】図8は、他の実施例による集塵機本体の要
部斜視図である。なお、上記実施例で説明した部材と同
一機能を有する部材には同一番号を付して説明を省略す
る。また、図8は図5に相当する斜視図であり、集塵機
本体としては図4に示す構成となっており、図1から図
3に示す実施例にも用いることができるものである。本
実施例による集塵機本体は、集塵部23の風上側と風下
側とにそれぞれ帯電部22を配置したものである。この
ように、集塵部23の風上側と風下側とにそれぞれ帯電
部22を配置することで、空気の吸込方向を変更しても
集塵することが可能となる。従って、ファンユニット3
0のファン30Bの回転を逆転させ、吐出ダクトユニッ
ト40から空気を吸い込み、集塵ユニット20を通って
空気を吐出させることも可能となる。また、本実施例の
集塵機本体は、空気の流れ方向に応じて、風下側に位置
する帯電部22には電圧を印加しないことで、不要な電
力消費をなくすことができる。一方、集塵部23の風下
側に位置する帯電部22にも電圧を印加することで、集
塵部23を通過した粉塵に再度電荷を付与することがで
き、トンネル壁面に粉塵を付着させることができ、集塵
効率の向上を図ることができる。上記実施例において、
集塵ユニット20、ファンユニット30、及び吐出ダク
トユニット40については、それぞれが一体的なユニッ
トで構成されているものとして説明したが、実質的にそ
れぞれの機能を果たすものであれば、必ずしもユニット
的に一体として構成されていなくてもよい。また、集塵
ユニット20とファンユニット30とは接続ダクト71
によって接続し、ファンユニット30と吐出ダクトユニ
ット40とは接続ダクト72によって接続した実施例を
示したが、別部材として接続ダクト71や接続ダクト7
2を備えている必要はなく、集塵ユニット20、ファン
ユニット30、又は吐出ダクトユニット40の一部がこ
れら接続ダクトの機能を有していてもよい。また、集塵
ユニット20とファンユニット30、ファンユニット3
0と吐出ダクトユニット40、又は集塵ユニット20と
ファンユニット30と吐出ダクトユニット40が一体的
に構成されていてもよい。また上記実施例では、車両1
0としてトラックを用いて説明したが、必ずしもエンジ
ンを搭載した自走式の車両でなくても、他の自走式車両
によって牽引が可能な荷台部分だけで構成されるような
車両であってもよい。また、牽引可能な荷台部分だけで
構成されるような車両にあっては、安定性向上のための
ロック機構付きの車両であってもよい。なお本発明にお
いては、車両とは、路面上を移動できるように車輪やキ
ャスター等を備えたものも含み、例えば集塵ユニット等
を載置する架台に車輪を設けたものも車両である。ま
た、上記実施例では移動性を考慮して車両載置型のトン
ネル掘削工事用電気集塵機を提案するものであるが、車
両に載置して移動した後、路面上に定置して用いる場合
であっても、移動性以外の面では上記実施例と同様の効
果を奏する。また、上記実施例では、帯電部22とし
て、放電線22Aを有する帯電部電極22Bを用いて説
明したが、トゲ電極からなる帯電部電極で構成すること
もできる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、電気集塵機本体部分を小型化して、車両の荷台
に載置してトンネル掘削工事用電気集塵機として用いる
ことができる。また本発明によれば、通風路の圧力損失
を少なくし、集塵機内部での各点での通過風速の分布を
均一にすることができる。また本発明によれば、積載時
の地表からの高さ寸法を3.8m未満にすることができ
る。また本発明によれば、分解・組立の手間が少なく、
使い勝手のよいトンネル掘削工事用電気集塵機を提供す
ることができる。また本発明によれば、オーバーホール
の頻度が多い電気集塵機本体部分の分解・組立の作業性
がよいトンネル掘削工事用電気集塵機を提供することが
できる。また本発明によれば、吐出ダクトから排出され
る気流によって、風下側の作業者の作業を妨害すること
がなく、また未舗装のトンネル内路面の砂塵を巻き上げ
ることがない。また本発明によれば、トンネル内で装置
の設置方向を変更しなくても、空気取り入れ方向を変更
して集塵を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるトンネル掘削工事用電
気集塵機を示す正面図
【図2】同トンネル掘削工事用電気集塵機を示す上面図
【図3】同トンネル掘削工事用電気集塵機を示す側面図
【図4】同トンネル掘削工事用電気集塵機に用いる集塵
機本体の斜視図
【図5】同集塵機本体の要部斜視図
【図6】同実施例で説明したトンネル掘削工事用電気集
塵機の載置又は積み降ろし作業を説明するための構成図
【図7】他の実施例によるトンネル掘削工事用電気集塵
機の構成図
【図8】他の実施例による集塵機本体の要部斜視図
【符号の説明】
10 車両 11 荷台 20 集塵ユニット 21 空気吸込口 22 帯電部 22A 放電線 22B 帯電部極板 23 集塵部 23A 荷電極板 23B 集塵極板 30 ファンユニット 40 吐出ダクトユニット 41 空気吐出口 50 高圧発生盤 60 制御盤 73 架台 74 架台 75 架台 90 ジャッキアップ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片谷 篤史 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 (72)発明者 近藤 重樹 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 (72)発明者 栗田 猛志 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 酒井 喜久雄 愛知県名古屋市天白区植田東2丁目1014番 地 株式会社エムシーエム内 (72)発明者 定塚 正行 東京都練馬区東大泉2丁目15番地11号 Fターム(参考) 4D054 AA07 BA02 BB06 BC03 CA18 CA20 EA11 EA30

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル掘削工事中に発生するコンクリ
    ート吹き付け粉塵や発破による粉塵の捕集に用いるトン
    ネル掘削工事用電気集塵機であって、放電電極に電圧を
    印加し、帯電部電極との間で発生するコロナ放電によっ
    て粉塵に電荷を与えて帯電させる帯電部と、電界を形成
    し、帯電した粉塵をクーロン力によって集塵極板に捕集
    する集塵部とを備え、上流側に前記帯電部を、下流側に
    前記集塵部を配置した集塵ユニットを、車両の荷台に載
    置して用いることを特徴とするトンネル掘削工事用電気
    集塵機。
  2. 【請求項2】 トンネル掘削工事中に発生するコンクリ
    ート吹き付け粉塵や発破による粉塵の捕集に用いるトン
    ネル掘削工事用電気集塵機であって、帯電させた粉塵を
    集塵極板に捕集する集塵ユニットと、前記集塵ユニット
    に粉塵を誘引するファンユニットと、前記ファンユニッ
    トで誘引した空気を吐出する吐出ダクトユニットとを車
    両の荷台に載置し、前記集塵ユニットと、前記ファンユ
    ニットと、前記吐出ダクトユニットとを前記荷台の後部
    から順に配置し、前記集塵ユニットの空気吸込口を前記
    車両の後方に向け、前記吐出ダクトユニットの空気吐出
    口を前記車両の前方に向け、前記空気吸込口から吸い込
    まれた空気を、90度以上屈曲させることなく、前記集
    塵ユニット、前記ファンユニット、及び前記吐出ダクト
    ユニットを順に通過させ、前記空気吐出口から吐出させ
    ることを特徴とするトンネル掘削工事用電気集塵機。
  3. 【請求項3】 トンネル掘削工事中に発生するコンクリ
    ート吹き付け粉塵や発破による粉塵の捕集に用いるトン
    ネル掘削工事用電気集塵機であって、帯電させた粉塵を
    集塵極板に捕集する集塵ユニットと、前記集塵ユニット
    に粉塵を誘引するファンユニットと、前記ファンユニッ
    トで誘引した空気を吐出する吐出ダクトユニットとを備
    え、前記集塵ユニットと、前記ファンユニットと、前記
    吐出ダクトユニットとを順に連結して配置し、前記集塵
    ユニットの空気吸込口を一方に、前記吐出ダクトユニッ
    トの空気吐出口を他方に向け、前記空気吸込口から吸い
    込まれた空気を、90度以上屈曲させることなく、前記
    集塵ユニット、前記ファンユニット、及び前記吐出ダク
    トユニットを順に通過させ、前記空気吐出口から吐出さ
    せることを特徴とするトンネル掘削工事用電気集塵機。
  4. 【請求項4】 トンネル掘削工事中に発生するコンクリ
    ート吹き付け粉塵や発破による粉塵の捕集に用いるトン
    ネル掘削工事用電気集塵機であって、帯電させた粉塵を
    集塵極板に捕集する集塵ユニットと、前記集塵ユニット
    に粉塵を誘引するファンユニットと、前記ファンユニッ
    トで誘引した空気を吐出する吐出ダクトユニットと、前
    記集塵ユニット用の高圧発生盤と、前記ファンユニット
    及び前記高圧発生盤の起動停止の制御を行う制御盤とを
    車両の荷台に載置し、前記集塵ユニットと、前記ファン
    ユニットと、前記吐出ダクトユニットとを前記荷台の後
    部から順に配置し、前記高圧発生盤と前記制御盤とを前
    記吐出ダクトユニットの下方に配置し、前記集塵ユニッ
    トの空気吸込口を前記車両の後方に向け、前記吐出ダク
    トの空気吐出口を前記車両の前方に向け、前記集塵ユニ
    ット、前記ファンユニット、及び前記吐出ダクトユニッ
    ト内の空気流れを、前記荷台の後部から前部に向けた流
    れとしていることを特徴とするトンネル掘削工事用電気
    集塵機。
  5. 【請求項5】 トンネル掘削工事中に発生するコンクリ
    ート吹き付け粉塵や発破による粉塵の捕集に用い、帯電
    させた粉塵を集塵極板に捕集する集塵ユニットと、前記
    集塵ユニットに粉塵を誘引するファンユニットと、前記
    ファンユニットで誘引した空気を吐出する吐出ダクトユ
    ニットとを備えたトンネル掘削工事用電気集塵機であっ
    て、前記集塵ユニットを、処理風量が1500m/分
    以上で処理風速が7m/s以上で用いることを特徴とす
    るトンネル掘削工事用電気集塵機。
  6. 【請求項6】 帯電させた粉塵を集塵極板に捕集する集
    塵ユニットと、前記集塵ユニットに粉塵を誘引するファ
    ンユニットと、前記ファンユニットで誘引した空気を吐
    出する吐出ダクトユニットと、前記集塵ユニット用の高
    圧発生盤と、前記ファンユニット及び前記高圧発生盤の
    起動停止の制御を行う制御盤とを備え、前記高圧発生盤
    と前記制御盤とを前記吐出ダクトユニットの下方に配置
    して、トンネル掘削工事中に発生するコンクリート吹き
    付け粉塵や発破による粉塵の捕集に用いるトンネル掘削
    工事用電気集塵機であって、前記集塵ユニット、前記フ
    ァンユニット、前記吐出ダクトユニット、前記高圧発生
    盤、及び前記制御盤を一つの架台上に据え付けたことを
    特徴とするトンネル掘削工事用電気集塵機。
  7. 【請求項7】 帯電させた粉塵を集塵極板に捕集する集
    塵ユニットと、前記集塵ユニットに粉塵を誘引するファ
    ンユニットと、前記ファンユニットで誘引した空気を吐
    出する吐出ダクトユニットとを備え、トンネル掘削工事
    中に発生するコンクリート吹き付け粉塵や発破による粉
    塵の捕集に用いるトンネル掘削工事用電気集塵機であっ
    て、前記集塵ユニットを、前記ファンユニット及び前記
    吐出ダクトユニットを据え付ける架台とは分離可能又は
    別個の架台上に据え付けたことを特徴とするトンネル掘
    削工事用電気集塵機。
  8. 【請求項8】 帯電させた粉塵を集塵極板に捕集する集
    塵ユニットと、前記集塵ユニットに粉塵を誘引するファ
    ンユニットと、前記ファンユニットで誘引した空気を吐
    出する吐出ダクトユニットとを車両の荷台に載置して、
    トンネル掘削工事中に発生するコンクリート吹き付け粉
    塵や発破による粉塵の捕集に用いるトンネル掘削工事用
    電気集塵機であって、前記集塵ユニット、前記ファンユ
    ニット、及び前記吐出ダクトユニットを、ジャッキアッ
    プ機構を備えた架台上に据え付けていることを特徴とす
    るトンネル掘削工事用電気集塵機。
  9. 【請求項9】 前記集塵ユニットとして、帯電部には放
    電電極と帯電部極板を用い、集塵部には荷電極板と集塵
    極板を用いたことを特徴とする請求項2から請求項8の
    いずれかに記載のトンネル掘削工事用電気集塵機。
  10. 【請求項10】 4トントラックに載置して用いること
    を特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の
    トンネル掘削工事用電気集塵機。
  11. 【請求項11】 前記集塵ユニット、前記ファンユニッ
    ト、及び前記吐出ダクトユニットの車両荷台積載時の地
    表からの高さ寸法を3.8m未満としたことを特徴とす
    る請求項2から請求項8のいずれかに記載のトンネル掘
    削工事用電気集塵機。
  12. 【請求項12】 前記吐出ダクトユニットを空気取り入
    れユニットとして用い、前記ファンユニットのファンの
    回転を逆転させ、前記吐出ダクトユニットから空気を吸
    い込み、前記集塵ユニットを通って空気を吐出すること
    を特徴とする請求項2から請求項8のいずれかに記載の
    トンネル掘削工事用電気集塵機。
  13. 【請求項13】 前記集塵ユニットは、帯電部極板を用
    いた帯電部と、荷電極板と集塵極板を用いた集塵部とを
    備え、前記集塵部の風上側と風下側とにそれぞれ前記帯
    電部を配置したことを特徴とする請求項12に記載のト
    ンネル掘削工事用電気集塵機。
  14. 【請求項14】 トンネル掘削工事中に発生するコンク
    リート吹き付け粉塵や発破による粉塵の捕集に用いるト
    ンネル掘削工事用電気集塵機であって、放電電極に電圧
    を印加し、帯電部電極との間で発生するコロナ放電によ
    って粉塵に電荷を与えて帯電させる帯電部と、電界を形
    成し、帯電した粉塵をクーロン力によって集塵極板に捕
    集する集塵部とを備え、前記集塵部の風上側と風下側と
    にそれぞれ前記帯電部を配置したことを特徴とするトン
    ネル掘削工事用電気集塵機。
  15. 【請求項15】 前記帯電部の内、空気の流れ方向に応
    じて、風下側に位置する帯電部には電圧を印加しないこ
    とを特徴とする請求項13又は請求項14に記載のトン
    ネル掘削工事用電気集塵機。
  16. 【請求項16】 前記集塵部の風上側と風下側とに配置
    したそれぞれの前記帯電部に電圧を印加することを特徴
    とする請求項13又は請求項14に記載のトンネル掘削
    工事用電気集塵機。
  17. 【請求項17】 請求項1から請求項8のいずれか、請
    求項13、又は請求項14に記載のトンネル掘削工事用
    電気集塵機を荷台に載置したことを特徴とする車両。
  18. 【請求項18】 請求項1から請求項8のいずれか、請
    求項13、又は請求項14に記載のトンネル掘削工事用
    電気集塵機を荷台に載置して、トンネル掘削工事中に発
    生するコンクリート吹き付け粉塵や発破による粉塵を捕
    集することを特徴とするトンネル掘削工事における粉塵
    捕集方法。
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