JP2001078253A - 移動通信端末装置 - Google Patents

移動通信端末装置

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JP2001078253A
JP2001078253A JP24660599A JP24660599A JP2001078253A JP 2001078253 A JP2001078253 A JP 2001078253A JP 24660599 A JP24660599 A JP 24660599A JP 24660599 A JP24660599 A JP 24660599A JP 2001078253 A JP2001078253 A JP 2001078253A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが通過すべき経路を予め設定すること
が出来、ユーザが該設定経路を逸脱したときにその逸脱
をユーザに報知することが可能な移動通信端末装置を提
供する。 【解決手段】 本発明に係る移動通信端末装置1は、送
受信回路14、メモリ17、表示装置18、警告音発生装置19
及び制御回路15を具え、メモリ17には、ユーザが通過す
べき経路を表わす経路情報が格納される。制御回路15
は、送受信回路14から得られる位置情報と、メモリ17に
格納されている経路情報に基づいて、ユーザが前記通過
すべき経路を逸脱したか否かを判断し、逸脱したと判断
した場合に、表示装置18に対し警告表示信号を供給する
と共に、警告音発生装置19に対し警告音発生信号を供給
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PHS(パーソナ
ルハンディフォンシステム)端末装置、携帯電話機、カ
ーナビゲーション装置等の移動通信端末装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、PHSにおいては、PHS端末装
置のユーザに対して、端末装置本体の現在位置を表わす
位置情報を提供する位置情報提供サービスが行なわれて
いる。図5は、該位置情報提供サービスを利用した従来
の位置表示システムを表わしている。該位置表示システ
ムにおいては、図示の如くPHS端末装置である移動通
信端末装置(10)は、基地局(2)、ISDN等のディジタ
ル電話回線(5)及び電話局(3)を介して、位置情報セン
ター(4)及びパーソナルコンピュータ(6)と接続可能で
ある。
【0003】上記位置表示システムにおいては、移動通
信端末装置(10)から、基地局(2)、ディジタル電話回線
(5)及び電話局(3)を介して、位置情報センター(4)に
位置情報の要求信号が供給されると、位置情報センター
(4)から、ディジタル電話回線(5)、電話局(3)及び基
地局(2)を介して、移動通信端末装置(10)に位置情報が
供給される。又、パーソナルコンピュータ(6)から、デ
ィジタル電話回線(5)及び電話局(3)を介して、位置情
報センター(4)に位置情報の要求信号が供給されると、
位置情報センター(4)から、ディジタル電話回線(5)及
び電話局(3)を介して、パーソナルコンピュータ(6)に
位置情報が供給される。この様にして移動通信端末装置
(10)或いはパーソナルコンピュータ(6)に供給された位
置情報に基づいて、移動通信端末装置(10)の表示装置
(図示省略)或いはパーソナルコンピュータ(6)の画面に
表示された地図上に、移動通信端末装置(10)の現在位置
が表示されることになる。
【0004】ところで、上記位置表示システムにおいて
は、ユーザは、目的地まで移動する際、移動通信端末装
置(10)を所持していれば、上述の如く移動通信端末装置
(10)の表示装置に該端末装置(10)の現在位置を表示させ
ることによって、自己の現在位置を認識することが可能
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記位
置表示システムにおいては、移動通信端末装置(10)の現
在位置が表示されるに過ぎないため、ユーザが目的地ま
で移動する途中で目的地までの所定経路を逸脱したとし
ても、ユーザは、その逸脱に気付かない問題があった。
そこで本発明の目的は、ユーザが通過すべき経路を予め
設定することが出来、ユーザが該設定経路を逸脱したと
きにその逸脱をユーザに報知することが可能な移動通信
端末装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る移動通信端末
装置は、装置本体の現在位置を表わす位置情報を無線通
信によって受信することが可能であって、ユーザが通過
すべき経路を表わす経路情報を格納するための情報格納
手段と、ユーザによる経路設定操作に応じて、経路情報
を情報格納手段に格納する情報処理手段と、位置情報を
受信する受信手段と、ユーザによる経路逸脱監視操作に
応じて、受信手段から得られる位置情報と情報格納手段
に格納されている経路情報とに基づいて、装置本体の現
在位置が前記通過すべき経路から所定距離以上にずれた
か否かを判断する逸脱判断手段と、装置本体の現在位置
が前記通過すべき経路から所定距離以上にずれたと判断
されたとき、装置本体の現在位置が前記通過すべき経路
から所定距離以上にずれたことを報知する報知手段とを
具えている。
【0007】本発明に係る移動通信端末装置は、例えば
PHS端末装置やカーナビゲーション装置である。該移
動通信端末装置においては、ユーザによる経路設定操作
に応じて、経路情報が情報格納手段に格納されて、ユー
ザが通過すべき経路が設定される。ここで、経路の設定
方法としては、後述の如く位置情報を利用する方法や、
移動通信端末装置とパーソナルコンピュータとを接続
し、パーソナルコンピュータ上で入力された経路情報を
移動通信端末装置に伝送して、情報格納手段に格納する
方法がある。
【0008】そして、ユーザによる経路逸脱監視操作に
応じて、装置本体の現在位置が、上述の如く設定された
経路から所定距離以上にずれたか否かが判断され、所定
距離以上にずれたと判断されたときに、装置本体の現在
位置が設定経路から所定距離以上にずれたことが報知さ
れる。例えば、その旨のメッセージや警告音が発せら
れ、或いはその旨が画面に表示される。従って、該移動
通信端末装置と共に移動するユーザは、自己が通過すべ
き経路を逸脱したことを認識することが出来る。
【0009】具体的には、前記情報処理手段は、ユーザ
による前記経路設定操作に応じて、一定期間、受信手段
から得られる位置情報を前記経路情報として情報格納手
段に格納する。
【0010】該具体的構成においては、ユーザが前記一
定期間に、移動通信端末装置を所持して移動すると、位
置情報が経路情報として情報格納手段に格納されて、ユ
ーザが実際に移動した経路が、前記ユーザが通過すべき
経路として設定されることになる。該移動通信端末装置
においては、ユーザが出発地から目的地までの間を往復
する際、出発地から目的地までの往路をユーザが通過す
べき経路として設定しておけば、ユーザが目的地から出
発地に戻る途中で前記往路を逸脱したとき、その逸脱が
ユーザに報知されることとなる。従って、ユーザは、目
的地から往路と同一経路を通って出発地に戻ることが出
来る。
【0011】又、具体的構成においては、経路の設定動
作を開始させる設定開始時刻と、経路の設定動作を終了
させる設定終了時刻とを設定することが可能であって、
設定開始時刻を表わす設定開始時刻データ及び設定終了
時刻を表わす設定終了時刻データを格納するための設定
時刻格納手段と、設定開始時刻データ及び設定終了時刻
データを入力するために操作すべき設定時刻入力キーと
を具え、前記情報処理手段は、位置情報を情報格納手段
に格納する格納処理手段と、設定時刻格納手段に格納さ
れている設定開始時刻データに基づいて、設定開始時刻
の経過を検知する設定開始時刻検知手段と、設定時刻格
納手段に格納されている設定終了時刻データに基づい
て、設定終了時刻の経過を検知する設定終了時刻検知手
段と、設定開始時刻の経過が検知されたとき、位置情報
の格納動作を開始させる一方、設定終了時刻の経過が検
知されたとき、位置情報の格納動作を終了させる格納制
御手段とを具えている。
【0012】そして、上記具体的構成を有する移動通信
端末装置は、経路逸脱の監視動作を開始させる監視開始
時刻と、経路逸脱の監視動作を終了させる監視終了時刻
とを設定することが可能であって、監視開始時刻を表わ
す監視開始時刻データ及び監視終了時刻を表わす監視終
了時刻データを格納するための監視時刻格納手段と、監
視開始時刻データ及び監視終了時刻データを入力するた
めに操作すべき監視時刻入力キーとを具え、前記逸脱判
断手段は、装置本体の現在位置が前記通過すべき経路か
ら所定距離以上にずれたか否かを判断する判断処理手段
と、監視時刻格納手段に格納されている監視開始時刻デ
ータに基づいて、監視開始時刻の経過を検知する監視開
始時刻検知手段と、監視時刻格納手段に格納されている
監視終了時刻データに基づいて、監視終了時刻の経過を
検知する監視終了時刻検知手段と、監視開始時刻の経過
が検知されたとき、経路逸脱の判断動作を開始させる一
方、監視終了時刻の経過が検知されたとき、経路逸脱の
判断動作を終了させる判断制御手段とを具えている。
【0013】該具体的構成を有する移動通信端末装置に
おいては、ユーザは、該装置を使用するに際し、設定時
刻入力キーを操作して、経路の設定動作を開始させる設
定開始時刻と、経路の設定動作を終了させる設定終了時
刻とを入力する。又、ユーザは、監視時刻入力キーを操
作して、経路逸脱の監視動作を開始させる監視開始時刻
と、経路逸脱の監視動作を終了させる監視終了時刻とを
入力する。
【0014】該移動通信端末装置においては、設定開始
時刻になると、位置情報の格納動作が開始され、その
後、設定終了時刻になると、位置情報の格納動作が終了
する。そして、監視開始時刻になると、経路逸脱の判断
動作が開始され、その後、監視終了時刻になると、経路
逸脱の判断動作が終了する。この様にして、設定開始時
刻に経路の設定が自動的に開始されると共に、設定終了
時刻に経路の設定が自動的に終了することになる。又、
監視開始時刻に経路逸脱の監視が自動的に開始されると
共に、監視終了時刻に経路逸脱の監視が自動的に終了す
ることになる。
【0015】他の具体的構成においては、ユーザによる
キー操作に応じて経路の設定動作を開始させることが可
能であると共に、経路の設定動作を開始させてから終了
させるまでの設定時間を設定することが可能であって、
経路の設定動作を開始させるための設定開始キーと、前
記設定時間を表わす設定時間データを格納するための設
定時間格納手段と、設定時間データを入力するために操
作すべき設定時間入力キーとを具え、前記情報処理手段
は、位置情報を情報格納手段に格納する格納処理手段
と、前記設定開始キーが操作されたとき、位置情報の格
納動作を開始させる格納開始制御手段と、前記設定開始
キーが操作されたとき、計時を開始する設定時間計時手
段と、設定時間格納手段に格納されている設定時間デー
タと設定時間計時手段による計時結果とに基づいて、前
記設定時間の経過を検知する設定時間検知手段と、前記
設定時間の経過が検知されたとき、位置情報の格納動作
を終了させる格納終了制御手段とを具えている。
【0016】そして、上記他の具体的構成を有する移動
通信端末装置は、ユーザによるキー操作に応じて経路逸
脱の監視動作を開始させることが可能であると共に、経
路逸脱の監視動作を開始させてから終了させるまでの監
視時間を設定することが可能であって、経路逸脱の監視
動作を開始させるための監視開始キーと、前記監視時間
を表わす監視時間データを格納するための監視時間格納
手段と、監視時間データを入力するために操作すべき監
視時間入力キーとを具え、前記逸脱判断手段は、装置本
体の現在位置が前記通過すべき経路から所定距離以上に
ずれたか否かを判断する判断処理手段と、前記監視開始
キーが操作されたとき、経路逸脱の判断動作を開始させ
る判断開始制御手段と、前記監視開始キーが操作された
とき、計時を開始する監視時間計時手段と、監視時間格
納手段に格納されている監視時間データと監視時間計時
手段による計時結果とに基づいて、前記監視時間の経過
を検知する監視時間検知手段と、前記監視時間の経過が
検知されたとき、経路逸脱の判断動作を終了させる判断
終了制御手段とを具えている。
【0017】該具体的構成を有する移動通信端末装置に
おいては、ユーザは、該装置を使用するに際し、設定時
間入力キーを操作して、経路の設定動作を開始させてか
ら終了させるまでの設定時間を入力する。又、ユーザ
は、監視時間入力キーを操作して、経路逸脱の監視動作
を開始させてから終了させるまでの監視時間を入力す
る。
【0018】該移動通信端末装置においては、ユーザが
設定開始キーを操作すると、その時点で位置情報の格納
動作が開始され、その後、設定時間が経過すると、位置
情報の格納動作が終了する。そして、ユーザが監視開始
キーを操作すると、その時点で経路逸脱の判断動作が開
始され、その後、監視時間が経過すると、経路逸脱の判
断動作が終了する。この様にして、ユーザが設定開始キ
ーを操作することによって経路の設定が開始され、その
後、設定時間が経過すると、経路の設定が自動的に終了
することになる。又、ユーザが監視開始キーを操作する
ことによって経路逸脱の監視が開始され、その後、監視
時間が経過すると、経路逸脱の監視が自動的に終了する
ことになる。
【0019】或いは、上記他の具体的構成を有する移動
通信端末装置は、前記逸脱判断手段は、装置本体の現在
位置が前記通過すべき経路から所定距離以上にずれたか
否かを判断する判断処理手段と、格納処理手段の格納動
作が終了した後、経路逸脱の判断動作を開始させる判断
開始制御手段とを具えている。
【0020】該具体的構成を有する移動通信端末装置に
おいては、格納処理手段の格納動作が終了して、経路の
設定が終了した後、自動的に判断処理手段の判断動作が
開始されて、装置本体の経路逸脱の監視が開始される。
従って、該移動通信端末装置の使用に際し、経路逸脱の
監視を開始させる時刻を予め設定する操作や、経路逸脱
の監視を開始させるためのキー操作は不要である。
【0021】又、具体的には、移動通信端末装置は、電
話回路網を構成する基地局を介して位置情報を受信す
る。該具体的構成を有する移動通信端末装置は、PHS
端末装置或いは携帯電話機である。
【0022】更に具体的には、基地局を介して通信端末
装置と接続可能であって、装置本体の現在位置が前記通
過すべき経路から所定距離以上にずれたときに通信を確
立すべき通信端末装置の電話番号を表わす番号データを
格納する番号格納手段と、番号データを入力するために
操作すべき番号入力キーと、装置本体の現在位置が前記
通過すべき経路から所定距離以上にずれたと判断された
とき、番号格納手段に格納されている番号データに基づ
いて、前記通信端末装置との間で通信を確立する通信確
立手段と、前記通信が確立した状態で、装置本体の現在
位置が前記通過すべき経路から所定距離以上にずれたこ
とを表わす情報を、前記通信端末装置へ向けて送信する
情報送信手段とを具えている。
【0023】該具体的構成を有する移動通信端末装置に
おいては、ユーザは、番号入力キーを操作して、装置本
体の現在位置が設定経路から所定距離以上にずれたとき
に通信を確立すべき通信端末装置の電話番号を登録す
る。該移動通信端末装置は、装置本体の現在位置が設定
経路から所定距離以上にずれたと判断されたとき、上述
の如く登録された電話番号の通信端末装置、例えばパー
ソナルコンピュータや電話機との間で、通信を確立す
る。この状態で、移動通信端末装置から通信端末装置
へ、装置本体の現在位置が設定経路から所定距離以上に
ずれたことを表わす情報が送信される。通信端末装置
は、該情報を受けて、例えば装置本体を所持するユーザ
が設定経路から所定距離以上にずれた旨や装置本体の現
在位置を画面に表示し、或いは警告音やその旨のメッセ
ージを発する。
【0024】従って、装置本体を所持するユーザのみな
らず、通信端末装置のユーザも、装置本体を所持するユ
ーザが設定経路から所定距離以上にずれたことを認識す
ることが出来る。該具体的構成を有する移動通信端末装
置においては、例えば子供や老人の監視者は、子供や老
人に装置本体を所持させれば、パーソナルコンピュータ
等によってこれらの者が設定経路を逸脱したか否かを監
視することが出来る。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る移動通信端末装置によれ
ば、ユーザが予め設定した経路を逸脱したとき、その逸
脱がユーザに報知されるので、その時点で、ユーザは、
自己が設定経路を逸脱したことを認識することが出来
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、PHSにおける位置情報サ
ービスを利用した経路逸脱監視システムを構築した例に
つき、図面に沿って具体的に説明する。本発明の経路逸
脱監視システムにおいては、図1に示す如く、PHS端
末装置である移動通信端末装置(1)は、PHSの基地局
(2)、ISDN等のディジタル電話回線(5)及び電話局
(3)を介して、移動通信端末装置(1)の現在位置を表わ
す位置情報を提供する位置情報センター(4)と接続可能
である。
【0027】本発明に係る移動通信端末装置(1)は、ユ
ーザが通過すべき経路を予め設定することが可能であっ
て、ユーザが該設定経路を逸脱したときにその旨を報知
する機能を有しており、前記経路を設定する際に設定す
べき経路設定モードと、ユーザが経路を逸脱したか否か
を監視する経路逸脱監視モードの設定が可能である。経
路設定モードにおいては、移動通信端末装置(1)を所持
するユーザが移動した経路を、前記ユーザが通過すべき
経路として設定することが可能である。
【0028】該移動通信端末装置(1)においては、図1
に示す如くスピーカ(11)及びマイクロホン(以下、マイ
クという)(12)に、音声処理回路(13)及び送受信回路(1
4)が直列に接続されている。音声処理回路(13)及び送受
信回路(14)には、制御回路(15)が接続され、該制御回路
(15)によって、両回路(13)(14)の動作が制御されてい
る。
【0029】制御回路(15)には、経路設定モードを設定
する際に操作すべき経路設定キー(図示省略)や経路逸脱
監視モードを設定する際に操作すべき監視キー(図示省
略)を有するキー入力装置(16)と、後述する経路情報、
設定時間データ、監視時間データ等を格納すべきメモリ
(17)が接続されている。又、制御回路(15)には、ユーザ
が経路を逸脱した旨を表示するための表示装置(18)、及
びユーザが経路を逸脱したときに警告音を発する警告音
発生装置(19)が接続されている。
【0030】上記移動通信端末装置(1)においては、ユ
ーザは、予め、経路設定モードを設定すべき時間(以
下、経路設定モード設定時間という)及び経路逸脱監視
モードを設定すべき時間(以下、経路逸脱監視モード設
定時間)を入力する。入力された設定時間データ及び監
視時間データは、メモリ(17)に格納される。
【0031】この状態で、ユーザは、キー入力装置(16)
の経路設定キーを押下した後、移動通信端末装置(1)を
所持して移動する。経路設定キーが押下されることによ
り移動通信端末装置本体が経路設定モードに設定され
て、制御回路(15)は、送受信回路(14)に位置情報要求信
号を供給すると共に、内蔵せるタイマT1及びタイマT
2をリセットし、送受信回路(14)は、前記位置情報要求
信号を基地局(2)へ向けて送信する。
【0032】基地局(2)は、送受信回路(14)から送信さ
れた位置情報要求信号を受信して、該信号をディジタル
電話回線(5)及び電話局(3)を介して位置情報センター
(4)に供給する。位置情報センター(4)は、該要求信号
を受けて、ディジタル電話回線(5)及び電話局(3)を介
して、位置情報を基地局(2)に供給する。ここで、位置
情報は、例えば緯度X及び経度Yで表わされる。基地局
(2)は、該位置情報を移動通信端末装置(1)に向けて送
信する。
【0033】移動通信端末装置(1)の送受信回路(14)
は、基地局(2)から送信された位置情報を受信して制御
回路(15)に供給し、制御回路(15)は、該位置情報を、経
路情報としてメモリ(17)に格納する。
【0034】制御回路(15)は、タイマT2の計時結果に
基づいて、所定の時間間隔、例えば5分間隔で、上記送
受信回路(14)に対する位置情報要求信号の供給動作を繰
り返す。又、制御回路(15)は、タイマT1の計時結果と
メモリ(17)に格納されている設定時間データに基づい
て、ユーザにより経路設定キーが押下されてから、経路
設定モード設定時間が経過したか否かを判断し、該設定
時間が経過したと判断したとき、上記送受信回路(14)に
対する位置情報要求信号の供給動作を停止する。この様
にして、移動通信端末装置本体は、経路設定モードから
通常モードに戻ることになる。経路設定モードにおいて
は、上述の如く、位置情報センター(4)から所定の時間
間隔で複数の位置情報が取得され、これら複数の位置情
報がそれぞれ経路情報としてメモリ(17)に格納されて、
移動通信端末装置(1)を所持するユーザが移動した経路
が、ユーザが通過すべき経路として設定されることにな
る。
【0035】その後、ユーザは、上述の如く設定した経
路を通って移動せんとする際、キー入力装置(16)の監視
キーを押下する。該操作によって移動通信端末装置本体
が経路逸脱監視モードに設定されて、制御回路(15)は、
送受信回路(14)に位置情報要求信号を供給すると共に、
内蔵せるタイマT3及びタイマT4をリセットし、送受
信回路(14)は、前記位置情報要求信号を基地局(2)へ向
けて送信する。
【0036】基地局(2)は、送受信回路(14)から送信さ
れた位置情報要求信号を受信して、該信号をディジタル
電話回線(5)及び電話局(3)を介して位置情報センター
(4)に供給する。位置情報センター(4)は、該要求信号
を受けて、ディジタル電話回線(5)及び電話局(3)を介
して、位置情報を基地局(2)に供給し、基地局(2)は、
該位置情報を移動通信端末装置(1)に向けて送信する。
【0037】移動通信端末装置(1)の送受信回路(14)
は、基地局(2)から送信された位置情報を受信して制御
回路(15)に供給し、制御回路(15)は、該位置情報をメモ
リ(17)に格納する。
【0038】制御回路(15)は、該位置情報と、上述の如
くメモリ(17)に格納されている経路情報とに基づいて、
ユーザが設定経路を逸脱しているか否かを判断する。該
経路逸脱判断の方法については、後述する。制御回路(1
5)は、ユーザが設定経路を逸脱したと判断した場合は、
表示装置(18)に警告表示信号を供給すると共に、警告音
発生装置(19)に警告音発生信号を供給する。この結果、
ユーザが設定経路を逸脱した旨の警告表示が、表示装置
(18)に為されると共に、警告音発生装置(19)から警告音
が発せられることになる。その後、ユーザが、キー入力
装置(16)の停止キー(図示省略)を押下すると、制御回路
(15)は、表示装置(18)に対する警告表示信号の供給を停
止すると共に、警告音発生装置(19)に対する警告音発生
信号の供給を停止する。この結果、表示装置(18)におけ
る上記警告表示が終了すると共に、警告音発生装置(19)
からの警告音の出力が停止される。
【0039】これに対し、制御回路(15)は、ユーザが設
定経路を逸脱していないと判断した場合は、タイマT3
の計時結果に基づいて、所定の時間間隔、例えば5分間
隔で、上記送受信回路(14)に対する位置情報要求信号の
供給動作を繰り返し、送受信回路(14)によって位置情報
が受信される度に、上記経路逸脱判断動作を繰り返す。
又、制御回路(15)は、タイマT4の計時結果とメモリ(1
7)に格納されている監視時間データに基づいて、ユーザ
により監視キーが押下されてから経路逸脱監視モード設
定時間が経過したか否かを判断し、該設定時間が経過し
たと判断したとき、上記送受信回路(14)に対する位置情
報要求信号の供給動作を停止すると共に、上記経路逸脱
判断動作を停止する。この様にして、移動通信端末装置
本体は、経路逸脱監視モードから通常モードに戻ること
になる。
【0040】経路逸脱監視モードにおいては、上述の如
く、位置情報センター(4)から所定の時間間隔で位置情
報が取得され、位置情報が取得される度に、位置情報と
経路情報とに基づいてユーザが設定経路を逸脱したか否
かが判断される。そして、ユーザが設定経路を逸脱した
ときに、表示装置(18)にその旨の警告表示が為されると
共に、警告音発生装置(19)から警告音が発せられる。
【0041】上記制御回路(15)の経路逸脱判断方法につ
いて、図2に基づき具体的に説明する。尚、経路設定モ
ードにおいて取得された複数の位置情報(X,Y)は、経
路情報(X,Y)…(X,Y)としてメモリ(17)に
格納される。図2に示す例では、経路設定モードにおい
て3つの位置情報が取得され、これらの位置情報が経路
情報(X,Y)、(X,Y)、(X,Y)として
メモリ(17)に格納されている。
【0042】先ず、経路逸脱監視モードにおいて取得さ
れた位置情報(X,Y)が表わす位置Pから経路情報(X
,Y)が表わす位置までの距離Rai が、下記数
1によって算出される。
【数1】Rai =(X−X)+(Y−Y) 1≦i≦n
【0043】図2に示す例では、位置情報(X,Y)が表
わす位置Pから経路情報(X,Y )、(X,Y)及
び(X,Y)がそれぞれ表わす位置A、B、Cまでの
距離Ra1、Ra2、Ra3が算出される。
【0044】次に、位置情報(X,Y)の位置Pから、経
路情報(X,Y)が表わす位置と経路情報
(Xi+1,Yi+1)が表わす位置とを結ぶ直線に向か
って垂線をひいたときの交点を位置Hとして、位置情
報(X,Y)の位置Pから位置Hまでの距離Rbiが、
下記数2によって算出される。
【数2】Rbi =α β /(α +β ) α=|X−X+(Y−Y)(Xi+1−X)/(Y
i+1−Y)| β=|Y−Y+(X−X)(Yi+1−Y)/(X
i+1−X)| 1≦i≦n
【0045】図2に示す例では、位置情報(X,Y)が表
わす位置Pから、経路情報(X,Y)が表わす位置A
と経路情報(X,Y)が表わす位置Bとを結ぶ直線に
向かって垂線をひいたときの交点を位置Hとして、位
置情報(X,Y)が表わす位置Pから位置Hまでの距離
b1が算出される。又、位置情報(X,Y)が表わす位
置Pから、経路情報(X,Y)が表わす位置Bと経路
情報(X,Y)が表わす位置Cとを結ぶ直線に向かっ
て垂線をひいたときの交点を位置Hとして、位置情報
(X,Y)が表わす位置Pから位置Hまでの距離Rb2
が算出される。
【0046】その後、設定経路から経路逸脱監視モード
における移動通信端末装置(1)の位置までの距離Rとし
て、上述の如く算出されたRai、Rbiの中から最小
値をとるものが選出され、距離Rの値が所定値Rより
大きいか否かが判断される。そして、距離Rの値が所定
値Rより大きい場合は、ユーザが設定経路を逸脱した
と判断されるのに対し、距離Rの値が所定値R以下で
ある場合は、ユーザが設定経路を逸脱していないと判断
される。
【0047】図3は、上記制御回路(15)の経路設定手続
を表わしている。先ずステップS1では、キー入力装置
(16)の経路設定キーが押下されたか否かを判断し、ノー
(No)と判断された場合は、ステップS1にて同じ判断
を繰り返す。一方、ユーザにより経路設定キーが押下さ
れてステップS1にてイエス(Yes)と判断された場合
は、ステップS2に移行して、カウンタ変数iを0に初
期化すると共にタイマT1をリセットする。ここで、移
動通信端末装置(1)は、経路設定モードに設定される。
【0048】続いてステップS3では、カウンタ変数i
をカウントアップすると共に、タイマT2をリセットし
た後、ステップS4にて、位置情報要求信号を送受信回
路(14)に対して出力する。この結果、送受信回路(14)
は、位置情報センター(4)からの位置情報(X,Y)を受
信することになる。次にステップS5では、送受信回路
(14)から位置情報(X,Y)を取得して、該位置情報
(X,Y)を経路情報(X,Y)としてメモリ(17)に格
納した後、ステップS6では、タイマT1の計時結果と
メモリ(17)に格納されている設定時間データに基づい
て、ユーザにより予め設定された経路情報設定モード設
定時間が経過したか否かを判断する。
【0049】ステップS6にてノーと判断された場合
は、ステップS7に移行して、タイマT2の計時結果に
基づいて所定時間、例えば5分が経過したか否かを判断
する。ステップS7にてノーと判断された場合は、ステ
ップS7にて同じ判断を繰り返し、所定時間が経過する
と、ステップS7にてイエスと判断されて、ステップS
3に戻る。その後、経路設定モード設定時間が経過する
と、ステップS6にてイエスと判断されて、上記手続を
終了する。ここで、移動通信端末装置(1)は、経路設定
モードから通常のモードに戻る。経路設定モードにおい
ては、上記手続によって、位置情報センター(4)から5
分間隔で位置情報が取得され、該位置情報が経路情報と
して設定されることになる。
【0050】図4は、上記制御回路(15)の経路逸脱監視
手続を表わしている。先ずステップS11では、キー入
力装置(16)の監視キーが押下されたか否かを判断し、ノ
ーと判断された場合は、ステップS11にて同じ判断を
繰り返す。一方、ユーザにより監視キーが押下されてス
テップS11にてイエスと判断された場合は、ステップ
S12に移行して、タイマT3及びタイマT4をリセッ
トする。ここで、移動通信端末装置(1)は、経路逸脱監
視モードに設定される。続いてステップS13では、位
置情報要求信号を送受信回路(14)に対して出力する。こ
の結果、送受信回路(14)は、位置情報センター(4)から
位置情報(X,Y)を受信することになる。
【0051】次にステップS14では、送受信回路(14)
から位置情報(X,Y)をメモリ(17)に格納し、続いて、
ステップS15にて距離Rai を算出した後、ステッ
プS16にて距離Rbi を算出する。その後、ステッ
プS17にて距離Rを選定した後、ステップS18で
は、距離Rの値が所定値Rより大きいか否かを判断
し、イエスと判断された場合は、ステップS21に移行
して、表示装置(18)に対して警告表示信号を出力すると
共に、警告音発生装置(19)に対して警告音発生信号を出
力する。この結果、経路を逸脱した旨の警告表示が表示
装置(18)に為されると共に、警告音発生装置(19)から警
告音が発せられることになる。
【0052】次にステップS22では、キー入力装置(1
6)の停止キーが押下されたか否かを判断し、ノーと判断
された場合はステップS21に戻る。一方、ユーザによ
り停止キーが押下されてステップS22にてイエスと判
断された場合は、ステップS23に移行して、表示装置
(18)に対する警告表示信号の出力を停止すると共に、警
告音発生装置(19)に対する警告音発生信号の出力を停止
した後、ステップS13に戻る。この結果、表示装置(1
8)における上記警告表示が終了すると共に、警告音発生
装置(19)からの警告音の出力が停止される。
【0053】これに対し、上記ステップS18にてノー
と判断された場合は、ステップS19に移行して、タイ
マT3の計時結果とメモリ(17)に格納されている監視時
間データに基づいて、ユーザにより予め設定された経路
逸脱監視モード設定時間が経過したか否かを判断する。
【0054】ステップS19にてノーと判断された場合
は、ステップS20に移行して、タイマT4の計時結果
に基づいて所定時間、例えば5分が経過したか否かを判
断する。ステップS20にてノーと判断された場合は、
ステップS20にて同じ判断を繰り返し、所定時間が経
過すると、ステップS20にてイエスと判断されて、ス
テップS13に戻る。その後、経路逸脱監視モード設定
時間が経過すると、ステップS19にてイエスと判断さ
れて、上記手続を終了する。ここで、移動通信端末装置
(1)は、経路逸脱監視モードから通常モードに戻る。
【0055】経路逸脱監視モードにおいては、上記手続
によって、位置情報センター(4)から5分間隔で位置情
報が取得され、該位置情報とメモリ(17)に格納されてい
る経路情報とに基づいて、ユーザが予め設定した経路を
逸脱したか否かが判断される。そして、ユーザが予め設
定した経路を逸脱したと判断されたとき、その旨の表示
が表示装置(18)に為されると共に、警告音発生装置(19)
から警告音が発せられることになる。
【0056】本発明に係る移動通信端末装置(1)におい
ては、ユーザが通過すべき経路を予め設定することが出
来、ユーザが該設定経路を逸脱したとき、逸脱した旨が
表示装置(18)に表示されると共に、警告音発生装置(19)
から警告音が発せられる。ユーザは、該表示や警告音に
よって、自己が設定経路を逸脱したことを認識すること
が出来る。
【0057】尚、本発明の移動通信端末装置(1)は上記
実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範
囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態においては、ユーザによるキー操作に応じて経路設定
モード或いは経路逸脱監視モードが設定されると共に、
ユーザにより予め設定された時間が経過したとき、これ
らのモードが通常モードに切り替わる構成を採用してい
るが、ユーザが予めこれらのモードの設定開始時刻及び
設定終了時刻を設定しておき、設定開始時刻になったと
き、これらのモードが設定されると共に、設定終了時刻
になったとき、これらのモードが通常モードに切り替わ
る構成を採用することも可能である。又、経路設定モー
ドが終了した後、自動的に経路逸脱監視モードが設定さ
れる構成を採用することも可能である。
【0058】又、経路設定モードにおいては、位置情報
センター(4)から供給された位置情報を経路情報として
メモリ(17)に格納して、ユーザが通過すべき経路を設定
する構成を採用しているが、移動通信端末装置とパーソ
ナルコンピュータとを接続し、パーソナルコンピュータ
上で入力された経路情報を移動通信端末装置に伝送し
て、メモリ(17)に格納する構成を採用することも可能で
ある。
【0059】又、移動通信端末装置(1)が、基地局
(2)、電話回線(5)及び電話局(3)を介して、パーソナ
ルコンピュータや電話機と接続可能な経路逸脱監視シス
テムにおいては、移動通信端末装置(1)を所持するユー
ザが設定経路を逸脱したときに通信を確立すべきパーソ
ナルコンピュータ等の電話番号を登録しておき、ユーザ
が設定経路を逸脱したときに、該電話番号に基づきパー
ソナルコンピュータ等との間で通信を確立して、移動通
信端末装置(1)の現在位置を表わす情報や、移動通信端
末装置(1)を所持するユーザが経路を逸脱した旨のメッ
セージをパーソナルコンピュータ等に送信する構成を採
用することも出来る。更に、上記実施の形態において
は、本発明に係る移動通信端末装置をPHS端末装置に
実施しているが、これに拘わらず、カーナビゲーション
装置に実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した経路逸脱監視システムの構成
を表わすブロック図である。
【図2】制御回路の経路逸脱判断方法を説明する図であ
る。
【図3】制御回路による経路設定手続を表わすフローチ
ャートである。
【図4】制御回路による経路逸脱監視手続を表わすフロ
ーチャートである。
【図5】従来の位置表示システムを表わすブロック図で
ある。
【符号の説明】
(1) 移動通信端末装置 (11) スピーカ (12) マイク (13) 音声処理回路 (14) 送受信回路 (15) 制御回路 (16) キー入力装置 (17) メモリ (18) 表示装置 (19) 警告音発生装置 (2) 基地局 (3) 電話局 (4) 位置情報センター (5) ディジタル電話回線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の現在位置を表わす位置情報を
    無線通信によって受信することが可能な移動通信端末装
    置において、 ユーザが通過すべき経路を表わす経路情報を格納するた
    めの情報格納手段と、 ユーザによる経路設定操作に応じて、経路情報を情報格
    納手段に格納する情報処理手段と、 位置情報を受信する受信手段と、 ユーザによる経路逸脱監視操作に応じて、受信手段から
    得られる位置情報と情報格納手段に格納されている経路
    情報とに基づいて、装置本体の現在位置が前記通過すべ
    き経路から所定距離以上にずれたか否かを判断する逸脱
    判断手段と、 装置本体の現在位置が前記通過すべき経路から所定距離
    以上にずれたと判断されたとき、装置本体の現在位置が
    前記通過すべき経路から所定距離以上にずれたことを報
    知する報知手段とを具えていることを特徴とする移動通
    信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記情報処理手段は、ユーザによる前記
    経路設定操作に応じて、一定期間、受信手段から得られ
    る位置情報を前記経路情報として情報格納手段に格納す
    る請求項1に記載の移動通信端末装置。
  3. 【請求項3】 経路の設定動作を開始させる設定開始時
    刻と、経路の設定動作を終了させる設定終了時刻とを設
    定することが可能であって、設定開始時刻を表わす設定
    開始時刻データ及び設定終了時刻を表わす設定終了時刻
    データを格納するための設定時刻格納手段と、設定開始
    時刻データ及び設定終了時刻データを入力するために操
    作すべき設定時刻入力キーとを具え、前記情報処理手段
    は、 位置情報を情報格納手段に格納する格納処理手段と、 設定時刻格納手段に格納されている設定開始時刻データ
    に基づいて、設定開始時刻の経過を検知する設定開始時
    刻検知手段と、 設定時刻格納手段に格納されている設定終了時刻データ
    に基づいて、設定終了時刻の経過を検知する設定終了時
    刻検知手段と、 設定開始時刻の経過が検知されたとき、位置情報の格納
    動作を開始させる一方、設定終了時刻の経過が検知され
    たとき、位置情報の格納動作を終了させる格納制御手段
    とを具えている請求項2に記載の移動通信端末装置。
  4. 【請求項4】 ユーザによるキー操作に応じて経路の設
    定動作を開始させることが可能であると共に、経路の設
    定動作を開始させてから終了させるまでの設定時間を設
    定することが可能であって、経路の設定動作を開始させ
    るための設定開始キーと、前記設定時間を表わす設定時
    間データを格納するための設定時間格納手段と、設定時
    間データを入力するために操作すべき設定時間入力キー
    とを具え、前記情報処理手段は、 位置情報を情報格納手段に格納する格納処理手段と、 前記設定開始キーが操作されたとき、位置情報の格納動
    作を開始させる格納開始制御手段と、 前記設定開始キーが操作されたとき、計時を開始する設
    定時間計時手段と、 設定時間格納手段に格納されている設定時間データと設
    定時間計時手段による計時結果とに基づいて、前記設定
    時間の経過を検知する設定時間検知手段と、 前記設定時間の経過が検知されたとき、位置情報の格納
    動作を終了させる格納終了制御手段とを具えている請求
    項2に記載の移動通信端末装置。
  5. 【請求項5】 経路逸脱の監視動作を開始させる監視開
    始時刻と、経路逸脱の監視動作を終了させる監視終了時
    刻とを設定することが可能であって、監視開始時刻を表
    わす監視開始時刻データ及び監視終了時刻を表わす監視
    終了時刻データを格納するための監視時刻格納手段と、
    監視開始時刻データ及び監視終了時刻データを入力する
    ために操作すべき監視時刻入力キーとを具え、前記逸脱
    判断手段は、 装置本体の現在位置が前記通過すべき経路から所定距離
    以上にずれたか否かを判断する判断処理手段と、 監視時刻格納手段に格納されている監視開始時刻データ
    に基づいて、監視開始時刻の経過を検知する監視開始時
    刻検知手段と、 監視時刻格納手段に格納されている監視終了時刻データ
    に基づいて、監視終了時刻の経過を検知する監視終了時
    刻検知手段と、 監視開始時刻の経過が検知されたとき、経路逸脱の判断
    動作を開始させる一方、監視終了時刻の経過が検知され
    たとき、経路逸脱の判断動作を終了させる判断制御手段
    とを具えている請求項1乃至請求項4の何れかに記載の
    移動通信端末装置。
  6. 【請求項6】 ユーザによるキー操作に応じて経路逸脱
    の監視動作を開始させることが可能であると共に、経路
    逸脱の監視動作を開始させてから終了させるまでの監視
    時間を設定することが可能であって、経路逸脱の監視動
    作を開始させるための監視開始キーと、前記監視時間を
    表わす監視時間データを格納するための監視時間格納手
    段と、監視時間データを入力するために操作すべき監視
    時間入力キーとを具え、前記逸脱判断手段は、 装置本体の現在位置が前記通過すべき経路から所定距離
    以上にずれたか否かを判断する判断処理手段と、 前記監視開始キーが操作されたとき、経路逸脱の判断動
    作を開始させる判断開始制御手段と、 前記監視開始キーが操作されたとき、計時を開始する監
    視時間計時手段と、 監視時間格納手段に格納されている監視時間データと監
    視時間計時手段による計時結果とに基づいて、前記監視
    時間の経過を検知する監視時間検知手段と、 前記監視時間の経過が検知されたとき、経路逸脱の判断
    動作を終了させる判断終了制御手段とを具えている請求
    項1乃至請求項4の何れかに記載の移動通信端末装置。
  7. 【請求項7】 前記逸脱判断手段は、装置本体の現在位
    置が前記通過すべき経路から所定距離以上にずれたか否
    かを判断する判断処理手段と、格納処理手段の格納動作
    が終了した後、経路逸脱の判断動作を開始させる判断開
    始制御手段とを具えている請求項3又は請求項4に記載
    の移動通信端末装置。
  8. 【請求項8】 電話回路網を構成する基地局を介して位
    置情報を受信する請求項1乃至請求項7の何れかに記載
    の移動通信端末装置。
  9. 【請求項9】 基地局を介して通信端末装置と接続可能
    であって、 装置本体の現在位置が前記通過すべき経路から所定距離
    以上にずれたときに通信を確立すべき通信端末装置の電
    話番号を表わす番号データを格納する番号格納手段と、 番号データを入力するために操作すべき番号入力キー
    と、 装置本体の現在位置が前記通過すべき経路から所定距離
    以上にずれたと判断されたとき、番号格納手段に格納さ
    れている番号データに基づいて、前記通信端末装置との
    間で通信を確立する通信確立手段と、 前記通信が確立した状態で、装置本体の現在位置が前記
    通過すべき経路から所定距離以上にずれたことを表わす
    情報を、前記通信端末装置へ向けて送信する情報送信手
    段とを具えている請求項8に記載の移動通信端末装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005269345A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Casio Comput Co Ltd 情報処理装置及び情報送信プログラム
US20170055124A1 (en) * 2004-11-05 2017-02-23 Wirelesswerx International, Inc. Method and system to configure and utilize geographical zones
EP1709754B1 (en) * 2003-12-31 2022-02-16 Corporation for National Research Initiatives System and method for establishing and monitoring the relative location of group members

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