JP2000036979A - Phs位置情報通知端末 - Google Patents

Phs位置情報通知端末

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JP2000036979A
JP2000036979A JP10204668A JP20466898A JP2000036979A JP 2000036979 A JP2000036979 A JP 2000036979A JP 10204668 A JP10204668 A JP 10204668A JP 20466898 A JP20466898 A JP 20466898A JP 2000036979 A JP2000036979 A JP 2000036979A
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JP10204668A
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Teruo Hagino
輝雄 萩野
Yoshitake Suzuki
義武 鈴木
Tetsutada Sakurai
哲真 桜井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指定周期/指定時刻などの起動指定契機に位
置情報(受信基地局のCS−IDと受信レベル)を正常
に通知できなかった場合に、通信可能な状態になると位
置情報を通知する。 【解決手段】 通知契機になると(S1)、CS−ID
と受信レベルを取得し(S2)、その取得に成功すると
位置情報を通知し(S4)、その通知に失敗すると(S
5)、無線環境監視周期ごとに(S6)、CS−IDレ
ベルを取得し(S7)、取得できれば(S8)、その位
置情報を通知する(S9)、位置情報の取得が連続して
指定回数できなければ(S10,S11)、位置情報通
知を停止してステップS1に戻る(S12,S13)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PHS無線通信
を利用した携帯型の通信機器を利用して、その機器(被
検索端末)の所在位置に対応した情報(以後、「位置情
報」と呼ぶ)を位置情報センタに送出し、位置情報セン
タでは受信した位置情報を緯度/経度情報に変換し端末
位置監視センタに通知を行い、端末位置監視センタにて
被検索端末の位置情報を地図上や住所などと対応させて
管理するPHS位置情報通知システムにおいて、指定の
時刻、指定操作などにより被検索端末からの位置情報を
通知する場合、PHSでは自動車、電車等の乗車時では
無線環境が大きく変化し、実際に位置情報を通知すると
きにはPHS基地局からのサービスエリアをはずれ通信
不可となる可能性があり、この場合に再度位置情報を通
知する手段を設け、最新の位置情報を通知する技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、PHS無線を利用した通信端末に
おいて、その端末の所在する位置情報を送信する機器が
存在する。その端末(位置情報通知端末又は被検索端
末)が位置情報を送信する契機は、その都度監視センタ
からの指示により通知したり、あらかじめ端末内に設定
された通知時刻設定あるいは通知周期設定により起動を
行なう等の機能動作を行なっていた。この場合、起動指
定契機に被検索端末から位置情報が通知されるところか
ら、監視センタは被検索端末の所在、あるいは時間経過
と対応づけると移動(行動)状況の把握が可能になる。
しかし、歩行で移動を行なう場合と車両等の比較的高速
に移動を行なう場合、前者は無線環境の変化が小さく正
常に通知を行なうことが多いが、後者は無線環境の変化
が大きく正常に通知を行えない場合がある。定期的に位
置情報を通知する場合、車両を利用した高速移動時には
位置情報通知を失敗したとき、次の契機に通知するまで
に所在位置の変化が大きく、被検索端末の所在位置を監
視する側では被検索端末の所在位置の管理が難しくなる
問題があった。また、次の起動指定契機などに位置情報
を通知するとしても、その時点で無線環境が好転してい
る保証はなく、次の通知時にも無線環境が悪く高速移動
時などでは連続的に位置情報の通知を行なうことができ
なくなり、その後無線通信が可能になった時に通知され
た位置情報では変化点が大きくなり実際の位置情報の管
理に役立たなくなるなどの欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は位置
情報を通知する端末について、被検索端末側では自己の
所在する無線環境の監視を常時行ない、起動指定契機に
より通知する位置情報が正常に通知できなかった場合、
通信可能な状態になった時に自己の所在する位置の位置
情報を通知する機能を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明では、位置情報
を通知する端末機器に関して、自己の所在する位置に対
応する位置情報を取得する手段と、無線環境を監視する
手段と、位置情報通知を正常に行ったか否かを判断する
手段とを設け、位置情報通知が失敗であった時には無線
環境の監視を行い、無線環境が通信を行える状況であれ
ば再度記憶している位置情報あるいはその時点で再度位
置情報の取得を行い通知することを可能にする。
【0005】
【発明の実施の形態】図1に位置情報通知端末を使用し
たPHS位置情報通知システムのシステム構成を示す。
位置情報通知端末(被検索端末)1−1はPHS通信端
末であり、PHS無線通信システムにおける基地局1−
2と無線通信することができる。基地局1−2は公衆の
ネットワークを介して位置情報センタ1−4と接続さ
れ、位置情報センタ1−4は位置情報通知端末1−1の
位置情報として通知される基地局1−2のID(識別)
情報等から緯度/経度情報に変換する。端末位置監視セ
ンタ1−5はネットワーク1−3を介して位置情報セン
タ1−4から得られた緯度/経度情報をもとに、位置情
報通知端末1−1の所在地およびその周辺の地図を表示
するなどにより位置情報通知端末1−1の管理を行な
う。
【0006】図2に位置情報通知端末1−1の機能構成
例を示す。通知指示キー2−1を操作することにより位
置情報通知端末1−1が基地局1−2を検索して位置情
報を通知する指示を行なう。通知周期/通知時刻記録部
2−2は位置情報を通知する通知時刻又は通知周期を記
録しておき、無線環境監視記録部2−3は位置情報の通
知を失敗したときに無線環境監視周期を設定する。電源
スイッチ2−4は電源のオン/オフ切換えを行ない、制
御部2−5は機器全体の制御を行ない、電池2−6は端
末の駆動電力を供給する。無線制御部2−7はPHSの
無線通信を行ない、信号レベル検出部2−8は基地局1
−2からの受信信号レベルを検出し、CS−ID検出部
2−9は基地局1−2のID(CS−ID:セルステー
ション識別情報)を取得し、位置情報通知完了判断部2
−10は位置情報通知を正常に行ったか否かを判断す
る。無線通信用アンテナ2−11は無線制御部2−7に
接続され、構成2−7〜2−11は無線部2−12を構
成する。取得した位置情報CS−IDと受信信号レベル
と取得時刻とが位置情報記録部2−13に記憶される。
【0007】図3に位置情報センタ1−4の構成例を示
す。制御部3−1は全体の制御を行ない、回線インタフ
ェース3−3を通じてネットワーク1−3と接続され
る。位置情報変換部3−2は位置情報通知端末1−1か
ら通知される位置に関する情報および受信信号レベルか
ら緯度/経度情報に変換する。図4に端末位置監視セン
タ1−5の構成例を示す。制御部4−1は全体を制御
し、回線インタフェース4−3を通じてネットワーク1
−3と接続される。端末位置表示部4−2は緯度/経度
情報から地図などに位置情報通知端末1−1の所在およ
びその周辺などを表示する。
【0008】次に、図1、図2、図3、図4、図5を用
いてこの発明の制御動作例を示す。図5はあらかじめ位
置情報通知端末1−1に設定された指定周期、時刻設定
により自己の所在する位置に関する情報を通知する場合
の制御例である。また、呼制御に関して図1に示す位置
情報通知端末1−1と端末位置センタ1−4間で通信状
態とせずに位置情報の送信を行なう場合の実施例であ
る。
【0009】図5に示す制御において、位置情報通知端
末1−1には、あらかじめ本システムで決められた図6
に示す位置情報センタ1−4の電話番号や、通知周期な
どを通知周期/通知時刻記録部2−2に記録しておく。
この方法はフラッシュメモリ、EEPROM等のメモリ
を使用することで可能になる。図6のテーブルについ
て、設定「1」は位置情報を通知する位置情報センタ1
−4の電話番号が「050−123−4567」で、通
知周期は「20分」とすることを示している。また、設
定「2」は、位置情報センタ1−4の電話番号が「05
0−234−5678」で、通知時刻を「10時30
分、12時、16時40分」の3回とすることを示して
いる。図6の設定は機器の製造・調整を行なう工場で設
定する、位置監視センタ1−4などの保守・管理を行な
う部門で書き込みを行なうなどの方法をとれば良い。さ
らに、図2の位置情報通知端末1−1の構成上では図示
してないが、端末1−1に設置したダイヤルキーなどを
利用して設定することでもよい。具体的にどのように設
定を行なうかについて、このシステムを徘徊老人の監視
サービスに利用する場合、位置に対応する情報の通知は
一定周期で行なう場合が考えられる。また、企業で外出
中の営業担当者を管理するサービスの場合では、通知時
刻を設定(例えば、午前10時、午後1時、午後3時、
午後5時など)して利用するなどの場面が考えられる。
【0010】位置情報通知端末1−1から位置情報を通
知するときの制御内容について述べる。ここでは通知周
期/通知時刻指定により位置情報を通知する例を示す。
位置情報通知端末1−1は位置情報の通知周期/時刻に
ついて、設定した通知周期/通知時刻記憶部2−2を、
制御部2−5が監視を行ない、指定の通知周期/時刻に
なったときに位置に対応する情報を通知することにな
る。位置情報通知端末1−1は、あらかじめ設定された
位置情報センタ1−4の電話番号を発信するため「呼設
定」信号を無線部2−12、アンテナ2−11を介して
ネットワークに対し送出する(S1)。この時、位置情
報通知端末1−1は発呼時に使用する呼制御の情報
(「呼設定」)で使用する情報要素のうち、一例として
「発サブアドレス」に端末が通信しているCS(基地
局)のID(CS−ID)とその時の受信信号レベルを
セットして送信する。この時、端末側でのCS−ID情
報の取得、あるいは受信信号レベルの取得に関する制御
方法は「RCR STD−28第二世代コードレス電話
システム標準規格」に規定されている。呼設定信号はそ
のままネットワーク1−3を介して、位置情報センタ1
−4に届き(S2)、位置情報センタ1−4側では「呼
設定」信号を受けた場合、「呼設定受付」をネットワー
ク1−3を介して位置情報通知端末1−1へ送る(S
3,S4)、また「発サブアドレス」内から必要な情報
は得られるところから、「呼出」、「応答」等の信号に
より呼を接続させるための制御をせず、つまり通話路の
設定制御を行わずに「呼設定受付」を送出後、すぐに
「切断」信号を送出し(S5,S6)、以後「解放」
(S7,S8)、「解放完了」(S9,S10)等の信
号により呼制御を終了する。この方法によると、呼制御
情報に含まれる情報(この場合は「発サブアドレス」に
セットした位置に関する情報)を通信状態に移行せずに
相手方へ通知することが可能であり、通信料金を負担す
る必要が無い。
【0011】位置情報について、常時位置情報通知端末
1−1のアンテナ2−11へ基地局1−2からの信号が
入力されており、無線部2−12の無線制御部2−7、
CS−ID検出部2−9で位置情報通知端末1−1の所
在位置の基地局ID(CS−ID)を取得し、同様に信
号レベル検出部2−8で基地局1−2から受信した信号
の受信レベルを取得する。上記CS−IDと受信した信
号の受信レベルは制御部2−5に通知される。制御部2
−5では取得したCS−IDと受信信号レベルを呼制御
信号の「発サブアドレス」にセットし、位置情報センタ
1−4に通知する。この時、PHSでは位置情報通知端
末1−1が通信を行なっているCS以外にも他の複数基
地局の信号が入力されており、複数のCS−IDと受信
信号レベルを通知することで、位置情報センター1−4
はより正確に位置情報通知端末1−1の所在位置を確認
することができる。制御部2−5は取得した位置情報と
取得時刻とをあわせて位置情報記録部2−13に記録し
ておく。
【0012】位置情報センタ1−4側では、位置情報通
知端末1−1の所定位置を特定する方法について、あら
かじめ各CSの位置は分かっており、また受信信号レベ
ルは概ね位置情報検索端末とCSの間に距離を反映して
いるところから、端末1−1から送られたCS−IDと
受信信号レベルをもとにして三角測量の手法などにより
端末1−1の位置を特定することが可能になる。なお、
この説明ではCS−IDと受信信号レベルを組で通知す
ることとしたが、CS−IDだけを通知する方法として
もよい。つまり、位置情報通知端末1−1の所在位置を
どの程度の精度で知る必要があるかにより、受信レベル
も必要とするかが決り、PHSでは1つの基地局のサー
ビス領域が例えば直径100〜200m程度と比較的狭
いため、その1つの基地局サービス領域を単位とする程
度で位置情報通知端末の位置がわかればよい場合はCS
−IDのみを通知すればよい。
【0013】図7に呼制御の「発サブアドレス」を使用
して、位置情報通知端末1−1から通知する位置情報に
関する情報の例を示す。図7でオクテット3までは「R
CRSTD−28第二世代コードレス電話システム標準
規格」などで規定される標準的な設定であり、オクテッ
ト4以降がこの制御の内容になる。この設定例では、位
置情報通知端末1−1が通信を行なっている基地局のC
S−IDとその受信信号レベル3種を設定して通知する
例を示している。つまり、オクテット4は、以下に続
く、CS−IDと受信信号レベル内容の組数(長さ)を
示し、オクテット5はCS−ID1を、オクテット6は
CS−ID1の受信信号レベルを、以下CS−IDと受
信レベルを各1オクテットづつ与えている。なお、この
説明ではCS−IDと受信信号レベルを組で通知すると
しているが、CS−IDだけを通知する方法としてもこ
の制御は可能である。
【0014】図1に示す位置情報センタ1−4では、図
3の回線インタフェース部3−3、制御部3−1を介
し、位置情報変換部3−2で、地図などの上で位置情報
通知端末1−1の所在位置を表示するときの元情報とす
るため取得したCS−IDと受信信号レベルから緯度と
経度情報に変換する。緯度・経度情報に変換された情報
は、図1で示す位置情報センタ1−4から端末位置監視
センタ1−5に通知される。端末位置監視センタ1−5
では通知された位置情報通知端末1−1の電話番号と緯
度・経度情報などから、位置情報通知端末1−1の所在
位置を端末位置表示部4−2の地図上に表示し確認する
ことが可能になる。その結果、端末位置監視センタ1−
5では、位置情報通知端末1−1がどこに所在するのか
を判断することが可能になり、例えば徘徊老人を監視す
るサービスなどの場合、その端末を持つ人の所在を知る
ことができる。
【0015】以上が位置情報通知端末1−1の位置情報
を通知する1回の制御内容である。この動作をあらかじ
め決められた時刻/周期で自動的に繰り返し行なうこと
で位置情報通知端末(位置情報検索端末)1−1を持つ
人の所在を確認することが可能であり、連続的に監視す
ることで移動する状況などを確認することも可能にな
る。
【0016】次に図1に示す位置情報通知端末1−1が
位置情報を位置情報センタ1−4に通知するときに失敗
した場合の制御内容を示す。位置情報の取得、位置情報
通知の動作状態は位置情報通知完了判断部2−10が監
視しており、失敗した場合は以下の制御動作を行なう。
図8に位置情報取得および位置情報通知時の制御動作の
流れを示す。まず、位置情報通知を行なう指定周期/時
刻になった場合(S1)、先に示した様に位置情報通知
端末1−1の所在場所基地局の位置情報を取得する(S
2)。位置情報を正常に取得した場合(S3)、位置情
報を通知する(S4)。図7で示した様に位置情報通知
端末1−1はネットワーク1−3から解放完了」を受信
すれば正常に通知されたことになる(S5)。また、無
線環境の変化などにより通信が正常に行なうことができ
なくなり「解放完了」受信までの呼制御を行なうことが
できなかった場合は位置情報の通知を失敗したことと判
断する(S5)。位置情報通知を失敗した場合、無線環
境監視周期記録部2−3に設定している周期により無線
環境の監視を行なう(S6)。その設定周期に達した場
合、再度位置情報通知端末1−1の所在位置の位置情報
を取得し(S7)、取得が成功した場合(S8)、再度
位置情報の通知を行なう(S9)。ここで位置情報通知
に成功すれば(S5)指定周期/時刻における位置情報
通知は完了である。また、再度位置情報取得および通知
を失敗した場合(S5)は繰り返し上記制御を行なうこ
とになる。
【0017】ただし、位置情報の取得および通知を失敗
したときは繰り返し行なうとしているが位置情報取得が
なされていないと(S3,S8)、指定回数まで位置情
報の取得を繰り返す(S10,S11)。もしこの繰り
返し回数を設定していない場合で、位置情報通知端末1
−1がサービスエリア外に出た場合などでは、位置情報
の取得および通知はできないため、このような状態でも
完了まで処理を行なうとすると無限ループになる可能性
がある。このため、繰り返し回数はあらかじめ一定値を
設定する。繰り返し回数がこの一定値を超えると(S1
0,S11)、位置情報の通知処理を行わず、ステップ
S1に戻る(S12,S13)。
【0018】また、無線環境監視周期記録部2−3に設
定する監視周期も以下のように考えられる。通信を失敗
する場合(S5)、位置情報通知端末1−1を所有する
人が歩行移動の場合では、極端に無線環境が変化するこ
とは少ないことから監視周期を短く設定するとしても良
い。あるいは、周期の時間設定を「0」としたときは常
時監視することと等価であり、歩行移動の場合はこのよ
うな設定にする事で無線環境の復旧と同時に位置情報を
通知することが可能であり、端末位置監視センタ1−5
側で監視を行なう等のシステム運用上は好ましい結果に
なる。
【0019】位置情報通知端末1−1を所持する人が車
両で移動するとした場合では、サービスエリア外となる
場合が多いことから周期を長めに設定することでも良
い。これは、一般にPHS無線区間の制御に関して、サ
ービスエリア内に端末が所在する場合では端末の消費電
力が少ないが、サービスエリア外に所在する場合では消
費電力が大きくなるため、端末から基地局にアクセスす
る頻度を低くする(時間間隔をあける)制御を行ってお
り、この制御内容にも共通する考え方である。このよう
な考え方から、無線環境監視周期記録部2−3に記録す
る監視周期は特に設定せず(あるいは「0」としている
場合に同じ)、PHS無線環境が通信可能となったとき
に再度位置情報の監視を行い、位置情報の取得を行った
時に通知を再開するとしても良い。このようにした場
合、車両に搭載して移動した場合、高速移動中で位置情
報の通知を失敗した場合であっても、停止信号等で停車
したときに無線環境が復旧し位置情報の取得および通知
が可能になり、できるだけ早い時期に位置情報の取得お
よび通知が可能になり、できるだけ早い時期に位置情報
通知を完了することが可能となる。この結果、位置情報
センタ1−4あるいは端末位置監視センタ1−5から検
索要求があった場合、位置情報通知端末1−1が正常に
位置情報を通知できない場合でも、前述したように再度
処理を行い位置情報を正常に通知すれば、その後の検索
要求時に検索要求と受信位置情報との関係の履歴を検索
することで、移動状況を把握することが可能になる。
【0020】以上では、位置情報通知を失敗し、指定周
期等により再度通知するときにその時点で位置情報を再
度取得し通知する方法で述べている。この他にも、再度
取得せずに先に取得したが通知に失敗した場合、あらか
じめその直前の位置情報は位置情報記録部2−13に記
録されているところから、最新位置情報の取得は行わず
に記憶している位置情報を通知しても良い。あるいは、
再度通知するときに最新の位置情報を取得し、同時に記
憶している直前の位置情報とあわせて通知するとしても
良い。
【0021】これら失敗時に通知する内容の選択は、用
途により決定すればよい。例えば、指定時刻の所在場所
を把握する必要がある場合は、記憶している位置情報を
送ることとすればよく、常に最新の所在位置を把握する
必要がある場合は記憶している位置情報は破棄し、最新
の位置情報を取得通知すればよい。さらに、移動経路を
詳細に把握したい場合などでは記憶している情報と取得
した最新の情報とあわせて送るとすればよい。
【0022】以上、この発明における位置情報を通知す
る位置情報通知端末の構成、位置情報の通知方法などの
制御実施例等について述べたが、その他機器の構成、制
御情報の送受の方法などにより各種のバリエーションが
考えられる。例えば、図2で示した位置情報通知端末1
−1の構成について、この端末器の構成では通話機能を
設けず、専用的な端末として記述しているが、通話機能
を有する一般的なPHS電話機の構成で、制御上の内容
としてこの発明の機能を付加したもので構成しても可能
である。また、位置情報の通知に関して、端末側から指
定周期/指定時刻に通知するだけでなく、位置情報監視
センタあるいは位置情報センタからの通知要求の後に位
置情報を通知するような制御方法、あるいは図2で示す
通知指示キー2−1の操作を起動する方法でもよい。さ
らに、呼制御に関して、「呼設定」に対して「応答」を
出さずに必要な情報を通知する方法としているが、「応
答」を出して通信状態に移行して、インチャネルで必要
な情報を通知する方法としても良い。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば位
置情報通知端末の位置情報通知を失敗した場合、次の通
知周期等の契機を待たずに通知を行なうことから、位置
情報通知端末を所有する人などの所在を管理することが
容易になる。また、端末位置監視センタ側では、検索要
求を出した時点の結果が正常に通知されない場合でも、
その前後の履歴を検索することで、位置情報通知端末の
移動状況を把握することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PHS位置情報通知システム構成を示す図。
【図2】この発明による位置情報通知端末の実施例の機
能構成を示す図。
【図3】図1中の位置情報センタ1−4の機能構成を示
す図。
【図4】図1中の端末位置監視センタ1−5の機能構成
を示す図。
【図5】位置情報通知制御シーケンスの例を示す図。
【図6】位置情報通知端末の位置に関する情報の通知
先、通知周期、通知時刻の設定例を示す図。
【図7】位置情報通知端末からCS−IDと受信信号レ
ベルを通知するフォーマット例を示す図。
【図8】位置情報通知を失敗した時に再度位置情報通知
を行なう処理手順の例を示す流れ図。
フロントページの続き (72)発明者 桜井 哲真 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5J062 AA08 BB05 CC07 5K067 AA34 BB04 DD19 DD20 DD44 EE02 EE16 EE22 FF03 FF16 GG02 GG11 HH23 HH28 JJ64 LL01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起動指定契機ごとに通信可能なPHS基
    地局の識別情報と受信信号レベルを検知して、その基地
    局の識別情報あるいは基地局識別情報と受信信号レベル
    を位置情報として位置情報センタに通知するPHS位置
    情報通知端末において、 検出した位置情報を記憶する手段および通知する手段
    と、 上記位置情報の通知が完了したか否かを判断する手段
    と、 位置情報の通知が完了しないと判断されると、位置情報
    が正常に通知可能か否かを判断する手段と、 位置情報が正常に通知可能となったと判断されると記憶
    している当該情報を再度通知する再度通知手段と、 を有することを特徴とするPHS位置情報通知端末。
  2. 【請求項2】 起動指定契機ごとに通信可能なPHS基
    地局の識別情報と受信信号レベルを検知して、その基地
    局の識別情報あるいは基地局を識別情報と受信信号レベ
    ルを位置情報として位置情報センタに通知するPHS位
    置情報通知端末において、 検出した位置情報を記憶する手段および通知する手段
    と、 上記位置情報の通知が完了したか否かを判断する手段
    と、 位置情報の通知が完了しないと判断されると、周期的に
    上記記憶している位置情報を再度通知する再度通知手段
    と、 を有することを特徴とするPHS位置情報通知端末。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の端末において、 上記再度通知する際に、最新の位置情報を取得する最新
    位置情報取得手段を有し、上記再度通知手段は、上記最
    新位置情報取得手段で取得した最新の位置情報を、上記
    記憶位置情報に加えて通知する手段であることを特徴と
    するPHS位置情報通知端末。
  4. 【請求項4】 起動指定契機ごとに通信可能なPHS基
    地局の識別情報と受信信号レベルを検知して、その基地
    局識別情報あるいは基地局識別情報と受信信号レベルを
    位置情報として位置情報センタに通知するPHS位置情
    報通知端末において、 検出した位置情報を通知する手段と、 その位置情報の通知が完了したか否かを判断する手段
    と、 位置情報の通知が完了しないと判断されると、 位置情報の正常な通知が可能か否かを判断する手段を、 位置情報の正常な通知が可能となったと判断されると再
    度任意情報の取得を行い、その位置情報を通知する手段
    とを有することを特徴とするPHS位置情報通知端末。
  5. 【請求項5】 起動指定契機ごとに通信可能なPHS基
    地局の識別情報と受信信号レベルを検知して、その基地
    局の識別情報あるいは基地局の識別情報と受信信号レベ
    ルを位置情報として位置情報センタに通知するPHS位
    置情報通知端末において、 検出した位置情報を通知する手段と、 その位置情報の通知が完了したか否かを判断する手段
    と、 位置情報が正常に通知されていないと判断されると、周
    期的に再度位置情報の取得を行い、その位置情報を通知
    する手段と、 を有することを特徴とするPHS位置情報通知端末。
JP10204668A 1998-07-21 1998-07-21 Phs位置情報通知端末 Pending JP2000036979A (ja)

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