JP6300878B1 - 管理対象端末、サーバ、携帯電話装置、携帯情報端末プログラム、携帯電話装置プログラム及び位置管理システム - Google Patents

管理対象端末、サーバ、携帯電話装置、携帯情報端末プログラム、携帯電話装置プログラム及び位置管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】管理対象の携帯情報端末である管理対象端末が通信回線を使用可能でない場合であっても、管理対象端末の位置をサーバにより管理可能とする技術を提供する。【解決手段】管理対象端末2は、位置検出部と、端末通信部23と、第1の装置検出部と、第1の端末送信処理部と、を備える。位置検出部は、現在位置を検出する。端末通信部は、近距離無線通信を行う。第1の装置検出部は、近距離無線通信を端末通信部との間で行うことが可能であって、通信回線を使用する通信である回線通信をサーバとの間で行うことが可能な携帯電話装置3を検出する。第1の端末送信処理部は、携帯電話装置に、現在位置を表す情報である位置情報、及び、当該管理対象端末を識別するための情報である識別情報、をサーバ5へ送信させる。【選択図】図1

Description

本開示は、管理対象の携帯情報端末である管理対象端末の位置をサーバにより管理する技術に関する。
管理対象端末の位置をサーバにより管理する位置管理システムが知られている。特許文献1に記載の位置管理システムは、管理対象端末と、サーバと、パソコンと、を備える。管理対象端末は、GPS衛星から送信された電波を受信し、受信した電波に基づき現在位置を検出する。管理対象端末は、現在位置を表す情報である位置情報をネットワークを介してサーバへ送信する。サーバは、受信した位置情報をデータベースに蓄積するとともに、パソコンからの位置情報の照会の要求に応じて、管理対象端末の位置情報をネットワークを介してパソコンへ送信する。
特許第4236916号公報
上記のような位置管理システムでは、通常、携帯電話回線などの通信回線を使用する通信により、管理対象端末からサーバへ位置情報が送信される。その場合、位置管理システムのユーザ、具体的には、管理対象端末のユーザや、管理対象端末の位置を監視する監視端末のユーザが、通信事業者やプロバイダと契約して通信料金を支払い、管理対象端末が通信回線を使用可能にする必要がある。このため、上記のような位置管理システムでは、位置管理システムのユーザにとって費用がかさむという問題があった。
本開示の一局面は、管理対象端末が通信回線を使用可能でない場合であっても、管理対象端末の位置をサーバにより管理可能とする技術を提供することを目的としている。
本開示の一態様は、管理対象端末の位置をサーバにより管理する位置管理システムに用いられる管理対象端末であって、位置検出部と、端末通信部と、第1の装置検出部と、第1の端末送信処理部と、を備える。位置検出部は、現在位置を検出する。端末通信部は、近距離無線通信を行う。第1の装置検出部は、近距離無線通信を端末通信部との間で行うことが可能であって、通信回線を使用する通信である回線通信をサーバとの間で行うことが可能な携帯電話装置を検出する。第1の端末送信処理部は、第1の装置検出部により検出された携帯電話装置に、現在位置を表す情報である位置情報、及び、当該管理対象端末を識別するための情報である識別情報、をサーバへ送信させる。つまり、第1の端末送信処理部は、位置情報及び識別情報のサーバへの送信処理を携帯電話装置に行わせる。
このような構成によれば、管理対象端末から携帯電話装置へは、近距離無線通信により位置情報が送信され、携帯電話装置からサーバへは、回線通信により位置情報が送信される。このように、管理対象端末から携帯電話装置へは、近距離無線通信により位置情報が送信されるため、管理対象端末が通信回線を使用可能でない場合であっても、管理対象端末の位置をサーバにより管理することができる。
本開示の一態様は、管理対象端末が、第2の装置検出部と、第2の端末送信処理部と、を更に備えてもよい。第2の装置検出部は、近距離無線通信を端末通信部との間で行うことが可能な無線LANのアクセスポイントを検出する。第2の端末送信処理部は、第2の装置検出部により検出されたアクセスポイントを介して、位置情報及び識別情報をサーバへ送信する。
このような構成によれば、携帯電話装置が検出されない場合であっても、無線LANのアクセスポイントが検出されたときには、位置情報をサーバへ送信することができる。したがって、位置情報が携帯電話装置を経由してしかサーバへ送信されない構成と比較して、管理対象端末がサーバへ位置情報を送信することができる機会をより多く確保することができる。
本開示の一態様は、管理対象端末が、操作部と、操作判定部と、を更に備えてもよい。操作部は、ユーザが緊急時に行う所定の入力操作を受け付ける。操作判定部は、操作部が入力操作を受け付けたかを判定する。そして、第1の端末送信処理部は、操作判定部により操作部が入力操作を受け付けたと判定された場合、第1の装置検出部により検出された携帯電話装置に、ユーザが緊急状態にあることを表す情報である緊急情報をサーバへ送信させる。つまり、第1の端末送信処理部は、操作判定部により操作部が入力操作を受け付けたと判定された場合、第1の装置検出部により検出された携帯電話装置に、緊急情報のサーバへの送信処理を携帯電話装置に行わせる。
このような構成によれば、管理対象端末が通信回線を使用可能でない場合であっても、緊急情報をサーバへ送信することができる。
本開示の一態様は、緊急情報には、携帯電話装置に報知を行わせる情報が含まれてもよい。
このような構成によれば、緊急情報が携帯電話装置を介してサーバへ送信される際に、携帯電話装置に報知を行わせることができる。したがって、管理対象端末のユーザが緊急状態にあることを携帯電話装置のユーザに認識させることができる。これにより、携帯電話装置に報知を行わせない構成と比較して、管理対象端末のユーザに対する保護効果を向上させることができる。
本開示の別の態様は、管理対象端末の位置を管理するサーバであって、サーバ通信部と、第1のサーバ受信処理部と、を備える。サーバ通信部は、回線通信を行う。第1のサーバ受信処理部は、近距離無線通信を管理対象端末との間で行うことが可能であって、回線通信をサーバ通信部との間で行うことが可能な携帯電話装置から、管理対象端末の現在位置を表す情報である第1の位置情報、及び、管理対象端末を識別するための情報である第1の識別情報、を受信する。
このような構成によれば、サーバは、管理対象端末から携帯電話装置へ近距離無線通信により送信された位置情報を、回線通信により携帯電話装置から受信する。このように、管理対象端末から携帯電話装置へは、近距離無線通信により位置情報が送信されるため、管理対象端末が通信回線を使用可能でない場合であっても、管理対象端末の位置をサーバにより管理することができる。
本開示の一態様は、サーバが、緊急判定部と、サーバ送信処理部と、を更に備えてもよい。緊急判定部は、管理対象端末のユーザが緊急状態にあるかを判定する。サーバ送信処理部は、緊急判定部によりユーザが緊急状態にあると判定された場合、所定の選定条件に基づき選定した携帯電話装置へ、当該携帯電話装置に報知を行わせるための情報を送信する。
このような構成によれば、管理対象端末のユーザが緊急状態にあることを、選定された携帯電話装置のユーザに認識させることができる。これにより、携帯電話装置に報知を行わせない構成と比較して、管理対象端末のユーザに対する保護効果を向上させることができる。
本開示の一態様は、選定条件が、ユーザが緊急状態にある管理対象端末を基準とする所定エリア内の携帯電話装置を選定する条件であってもよい。
このような構成によれば、ユーザが緊急状態にある管理対象端末を基準とする所定エリア内の携帯電話装置のユーザに、管理対象端末のユーザが緊急状態にあることを認識させることができる。
本開示の一態様は、選定条件が、管理対象端末のユーザが緊急状態にあることを表す情報である緊急情報をサーバへ送信した携帯電話装置を基準とする所定エリア内の携帯電話装置を選定する条件であってもよい。
このような構成によれば、緊急情報をサーバへ送信した携帯電話装置を基準とする上記所定エリア内の携帯電話装置のユーザに、管理対象端末のユーザが緊急状態にあることを認識させることができる。
本開示の一態様は、選定条件が、緊急対象端末の第1の位置情報及び第1の識別情報をサーバ通信部へ送信したことがある携帯電話装置を選定する条件であってもよい。
このような構成によれば、緊急対象端末と近距離無線通信が可能な範囲に存在する又は存在していた携帯電話装置のユーザに、緊急対象端末のユーザが緊急状態にあることを認識させることができる。
本開示の別の態様は、携帯電話装置であって、近距離通信部と、回線通信部と、近距離受信処理部と、回線送信処理部と、を備える。近距離通信部は、近距離無線通信を行う。回線通信部は、回線通信を行う。近距離受信処理部は、近距離無線通信を近距離通信部との間で行うことが可能な携帯情報端末から、当該携帯情報端末の現在位置を表す情報である位置情報、及び、当該携帯情報端末を識別するための情報である識別情報、を受信する。回線送信処理部は、回線通信部との間で回線通信を行うことが可能な所定のサーバへ、位置情報及び識別情報を送信する。
このような構成によれば、携帯情報端末から携帯電話装置へは、近距離無線通信により位置情報が送信され、携帯電話装置からサーバへは、回線通信により位置情報が送信される。このように、携帯情報端末から携帯電話装置へは、近距離無線通信により位置情報が送信されるため、携帯情報端末が通信回線を使用可能でない場合であっても、携帯情報端末の位置をサーバにより管理することができる。
本開示の一態様は、携帯電話装置が、緊急受信処理部と、報知処理部と、を更に備えてもよい。緊急受信処理部は、携帯情報端末及びサーバの少なくとも一方から、携帯情報端末のユーザが緊急状態にあることを表す情報である緊急情報を受信する。報知処理部は、緊急受信処理部により緊急情報が受信された場合に報知を行う。
このような構成によれば、携帯情報端末のユーザが緊急状態にあることを、携帯電話装置のユーザに認識させることができる。したがって、携帯電話装置に報知を行わせない構成と比較して、管理対象端末のユーザに対する保護効果を向上させることができる。
本開示の別の態様は、近距離無線通信が可能な携帯情報端末に用いられるコンピュータを、装置検出部、及び、端末送信処理部、として機能させる携帯情報端末プログラムである。装置検出部は、近距離無線通信を携帯情報端末との間で行うことが可能であって、回線通信を所定のサーバとの間で行うことが可能な携帯電話装置を検出する。端末送信処理部は、装置検出部により検出された携帯電話装置に、携帯情報端末の現在位置を表す情報である位置情報、及び、携帯情報端末を識別するための情報である識別情報、をサーバへ送信させる。つまり、端末送信処理部は、位置情報及び識別情報のサーバへの送信処理を携帯電話装置に行わせる。
このような構成によれば、前述した本開示の管理対象端末としての態様と、同様の作用効果を奏する。
本開示の別の態様は、近距離無線通信と、回線通信と、が可能な携帯電話装置に用いられるコンピュータを、近距離受信処理部、及び、回線送信処理部、として機能させる携帯電話装置プログラムである。近距離受信処理部は、近距離無線通信を携帯電話装置との間で行うことが可能な携帯情報端末から、当該携帯情報端末の現在位置を表す情報である位置情報、及び、当該携帯情報端末を識別するための情報である識別情報、を受信する。回線送信処理部は、回線通信を携帯電話装置との間で行うことが可能な所定のサーバへ、位置情報及び識別情報を送信する。
このような構成によれば、前述した本開示の携帯電話装置としての態様と、同様の作用効果を奏する。
本開示の別の態様は、管理対象端末と、携帯電話装置と、サーバと、を備える位置管理システムである。管理対象端末は、位置検出部と、端末通信部と、装置検出部と、端末送信処理部と、を備える。位置検出部は、当該管理対象端末の現在位置を検出する。端末通信部は、近距離無線通信を行う。装置検出部は、携帯電話装置を検出する。端末送信処理部は、装置検出部により検出された携帯電話装置へ位置情報及び識別情報を端末通信部を介して送信する。携帯電話装置は、近距離通信部と、回線通信部と、近距離受信処理部と、回線送信処理部と、を備える。近距離通信部は、近距離無線通信を行う。回線通信部は、回線通信を行う。近距離受信処理部は、管理対象端末から位置情報及び識別情報を近距離通信部を介して受信する。回線送信処理部は、近距離受信処理部により受信された位置情報及び識別情報を、回線通信部を介してサーバへ送信する。サーバは、サーバ通信部と、サーバ受信処理部と、を備える。サーバ通信部は、回線通信を行う。サーバ受信処理部は、携帯電話装置から管理対象端末の位置情報及び識別情報をサーバ通信部を介して受信する。
このような構成によれば、前述した本開示の管理対象端末、サーバ又は携帯電話装置としての態様と、同様の作用効果を奏する。
位置管理システムの構成を示すブロック図である。 端末処理のフローチャートである。 第1の装置処理のフローチャートである。 第2の装置処理のフローチャートである。 第1のサーバ処理のフローチャートである。 第2のサーバ処理のフローチャートである。 通常時における位置管理システム全体の処理の流れを示す図である。 監視端末からサーバに緊急情報の送信があった場合における位置管理システム全体の処理の流れを示す図である。 管理対象端末からサーバに緊急情報の送信があった場合における位置管理システム全体の処理の流れを示す図である。
以下、図面を参照しながら、本開示を実施するための形態を説明する。
[1.構成]
図1に示す位置管理システム1は、管理対象の携帯情報端末である管理対象端末2の位置をサーバ5により管理するシステムである。具体的には、管理対象端末2の現在位置を表す情報が管理対象端末2からサーバ5へ送られ、蓄積される。そして、監視端末6がサーバ5にアクセスし、管理対象端末2の位置を監視する。なお、管理対象端末2は、例えば、子供によって所持されることが想定され、監視端末6は、例えば、その保護者によって所持されることが想定される。
位置管理システム1は、管理対象端末2と、携帯電話装置3と、アクセスポイント4と、サーバ5と、監視端末6と、を備える。なお、位置管理システム1は、一般には複数の管理対象端末2、携帯電話装置3、アクセスポイント4及び監視端末6を備えるが、図1では、図示を簡略化するため、これらを1つずつ示している。
管理対象端末2は、GPS受信機21と、記憶部22と、端末通信部23と、緊急ボタン24と、端末制御部25と、を備える。本実施形態では、管理対象端末2は、位置管理システム1による位置管理のための専用の携帯情報端末である。
GPS受信機21は、GPS衛星から送信された電波を図示しないGPSアンテナを介して受信することにより当該管理対象端末2の現在位置を検出するように構成される。GPS受信機21は、当該管理対象端末2の現在位置を表す情報である位置情報を端末制御部25へ出力する。
記憶部22は、GPS受信機21による位置情報を記憶するように構成される。また、記憶部22には、当該管理対象端末2を他の管理対象端末2と識別するための固有の情報である識別情報が記憶されている。
端末通信部23は、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)やWiFi(登録商標)等の規格に従い、他の通信機器との間で近距離無線通信を行うように構成される。本実施形態では、管理対象端末2は、近距離無線通信を行うことはできるが、通信回線を使用する通信である回線通信を行うことはできない。ここでいう回線通信とは、換言すれば、基地局を介した通信である。
緊急ボタン24は、管理対象端末2のユーザが緊急時に押すことが想定されるボタンである。後述するように、緊急ボタン24が押されると、管理対象端末2のユーザが緊急状態にあることを表す情報である緊急情報が端末通信部23から送信される。なお、緊急状態としては、管理対象端末2のユーザが迷子になっている状態や不審者に襲われる危険性がある状態などが挙げられる。
端末制御部25は、CPU、ROM及びRAM等を構成要素とするマイクロコンピュータを備える。CPUがROM等の非遷移的実体的記憶媒体に格納されているプログラムを実行する。このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。端末制御部25は、後述する図2に示す端末処理を実行する。
携帯電話装置3は、既存のスマートフォン等の携帯電話装置に専用のアプリケーションがインストールされたものである。この携帯電話装置3は、管理対象端末2のユーザや監視端末6のユーザとは関係がないユーザ(例えば通行人等)によって所持されることが想定される。携帯電話装置3は、近距離通信部31と、回線通信部32と、GPS受信機33と、記憶部34と、表示部35と、装置制御部36と、を備える。
近距離通信部31は、BLEやWiFi等の規格に従い、他の通信機器との間で近距離無線通信を行うように構成される。
回線通信部32は、通信回線として携帯電話回線及びインターネット回線を使用する回線通信を行うように構成される。
GPS受信機33は、GPS衛星から送信された電波を図示しないGPSアンテナを介して受信することにより当該携帯電話装置3の現在位置を検出するように構成される。GPS受信機33は、当該携帯電話装置3の位置情報を装置制御部36へ出力する。
記憶部34は、後述するように、管理対象端末2から受信した位置情報及び識別情報を記憶するように構成される。また、記憶部34には、当該携帯電話装置3を他の携帯電話装置3と識別するための固有の情報である識別情報が記憶されている。
表示部35は、画像を表示可能なディスプレイである。
装置制御部36は、CPU、ROM及びRAM等を構成要素とするマイクロコンピュータを備える。CPUがROM等の非遷移的実体的記憶媒体に格納されているプログラムを実行する。このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。装置制御部36は、後述する図3に示す第1の装置処理及び図4に示す第2の装置処理を実行する。
アクセスポイント4は、WiFi規格の無線LANの接続装置であり、各種店舗、施設など様々な場所に設置されている。アクセスポイント4の近距離無線通信圏内に入ったWiFi通信が可能な通信機器は、アクセスポイント4を介してインターネット接続が可能となる。
サーバ5は、サーバ通信部51と、データベース(DB)52と、サーバ制御部53と、を備える。
サーバ通信部51は、通信回線としてインターネット回線を使用する回線通信を行う。
DB52は、後述するように、サーバ通信部51を介して受信した管理対象端末2の位置情報及び識別情報を、互いに関連付けて記憶する。また、DB52は、後述するように、サーバ通信部51を介して受信した携帯電話装置3の位置情報及び識別情報を、互いに関連付けて記憶する。
サーバ制御部53は、CPU、ROM及びRAM等を構成要素とするマイクロコンピュータを備える。CPUがROM等の非遷移的実体的記憶媒体に格納されているプログラムを実行する。このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。サーバ制御部は、後述する図5に示す第1のサーバ処理及び図6に示す第2のサーバ処理を実行する。
監視端末6は、管理対象端末2の位置を監視するための情報機器であり、本実施形態では、パソコンである。監視端末6は、インターネット回線を介してサーバ5にアクセスし、該当する管理対象端末2の位置の照会を要求する。本実施形態では、監視端末6のユーザは、サーバ5の専用のウェブページにアクセスし、当該ウェブページ上で管理対象端末2の位置を確認する。当該ウェブページには、管理対象端末2の現在位置の推移が表された地図が表示される。
[2.処理]
[2−1.端末処理]
次に、管理対象端末2の端末制御部25が実行する端末処理について、図2のフローチャートを用いて説明する。なお、端末処理は、管理対象端末2の電源がオンにされることにより開始され、管理対象端末2の電源がオフにされることにより終了される。
S101で、端末制御部25は、GPS受信機21により検出した位置情報を記憶部22に記憶する。
S102で、端末制御部25は、携帯電話装置3を検出したかを判定する。ここで、端末制御部25は、端末通信部23が携帯電話装置3からのBLEの信号(以下、BLE信号)を受信した場合に、携帯電話装置3を検出したと判定する。一方、端末制御部25は、端末通信部23が携帯電話装置3からのBLE信号を受信していない場合に、携帯電話装置3を検出していないと判定する。つまり、端末制御部25は、端末通信部23とBLEによる通信(以下、BLE通信)が可能なBLE通信エリア内に携帯電話装置3が存在する場合に、携帯電話装置3を検出したと判定する。一方、端末制御部25は、BLE通信エリア内に携帯電話装置3が存在しない場合に、携帯電話装置3を検出していないと判定する。端末制御部25は、携帯電話装置3を検出したと判定した場合に、S103に移行する。
S103で、端末制御部25は、検出した携帯電話装置3へ自身の識別情報を送信する。
S104で、端末制御部25は、緊急ボタン24が押されたかを判定する。端末制御部25は、緊急ボタン24が押されたと判定した場合に、S105に移行する。
S105で、端末制御部25は、携帯電話装置3へ緊急情報を送信する。端末制御部25は、S105を実行すると、S106に移行する。一方、端末制御部25は、前述したS104で、緊急ボタン24が押されていないと判定した場合に、前述したS105を飛ばして、S106に移行する。
S106で、端末制御部25は、次の位置情報を携帯電話装置3へ送信する。すなわち、本実施形態では、端末制御部25は、記憶部22に記憶されている自身の位置情報を、新しいものから順に携帯電話装置3へ送信する。一般にS106及び後述するS107,S109の処理は複数回実行され、端末制御部25は、前回のS106で送信した位置情報よりも1つ前に記憶された位置情報を、次の位置情報として送信する。なお、1回目のS106では最新の位置情報が送信される。
S107で、端末制御部25は、位置情報を最後まで送信したかを判定する。端末制御部25は、位置情報を最後まで送信したと判定した場合に、S108に移行する。
S108で、端末制御部25は、位置情報を最後まで送信したことを表す情報である送信終了情報を携帯電話装置3へ送信する。端末制御部25は、S108を実行すると、後述するS110に移行する。
一方、端末制御部25は、前述したS107で、位置情報を最後まで送信していないと判定した場合に、S109に移行する。
S109で、端末制御部25は、携帯電話装置3との間でBLEによる通信接続(以下、BLE接続)が切断されたかを判定する。端末制御部25は、携帯電話装置3との間でBLE接続が切断されていないと判定した場合に、前述したS106に戻り、S106以降の処理を繰り返す。つまり、端末制御部25は、位置情報を最後まで送信しておらず、かつ、BLE接続が切断されない限り、位置情報を携帯電話装置3へ送信し続ける。
一方、端末制御部25は、携帯電話装置3との間でBLE接続が切断されたと判定した場合に、S110に移行する。
また、端末制御部25は、前述したS102で携帯電話装置3を検出していないと判定した場合にも、S110に移行する。
S110で、端末制御部25は、アクセスポイント4を検出したかを判定する。ここで、端末制御部25は、端末通信部23がアクセスポイント4からのWiFiの信号(以下、WiFi信号)を受信した場合に、アクセスポイント4を検出したと判定する。一方、端末制御部25は、端末通信部23がアクセスポイント4からのWiFi信号を受信していない場合に、アクセスポイント4を検出していないと判定する。つまり、端末制御部25は、端末通信部23とWiFiによる通信(以下、WiFi通信)が可能なWiFi通信エリア内にアクセスポイント4が存在する場合に、アクセスポイント4を検出したと判定する。一方、端末制御部25は、WiFi通信エリア内にアクセスポイント4が存在しない場合に、アクセスポイント4を検出していないと判定する。端末制御部25は、アクセスポイント4を検出したと判定した場合に、S111に移行する。
S111で、端末制御部25は、検出したアクセスポイント4を介してサーバ5へ自身の識別情報を送信する。
S112で、端末制御部25は、緊急ボタン24が押されたかを判定する。端末制御部25は、緊急ボタン24が押されたと判定した場合に、S113に移行する。
S113で、端末制御部25は、アクセスポイント4を介してサーバ5へ緊急情報及び最新の位置情報を送信する。端末制御部25は、S113を実行すると、S114に移行する。一方、端末制御部25は、前述したS112で、緊急ボタン24が押されていないと判定した場合に、前述したS113を飛ばして、S114に移行する。
S114で、端末制御部25は、次の位置情報をアクセスポイント4を介してサーバ5へ送信する。S114の内容は、前述したS106と同様である。
S115及びS116は、前述したS107及びS108とそれぞれ同様の処理であるため、説明を省略する。端末制御部25は、S115で、位置情報を最後まで送信していないと判定した場合に、S117に移行する。
S117で、端末制御部25は、アクセスポイント4との間でWiFiによる通信接続(以下、WiFi接続)が切断されたかを判定する。端末制御部25は、アクセスポイント4との間でWiFi接続が切断されていないと判定した場合に、前述したS114に戻り、S114以降の処理を繰り返す。一方、端末制御部25は、アクセスポイント4との間でWiFi接続が切断されたと判定した場合に、前述したS101に戻り、S101以降の処理を繰り返す。
一方、端末制御部25は、前述したS110で、アクセスポイント4を検出していないと判定した場合に、前述したS101に戻り、S101以降の処理を繰り返す。
[2−2.第1の装置処理]
次に、携帯電話装置3の装置制御部36が実行する第1の装置処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、第1の装置処理は、近距離通信部31が管理対象端末2からのBLE信号を受信し、管理対象端末2との間でBLE接続が確立されることにより開始される。
S201で、装置制御部36は、管理対象端末2から識別情報を受信し、受信した識別情報を記憶部34に記憶する。
S202で、装置制御部36は、近距離通信部31が管理対象端末2から緊急情報を受信したかを判定する。装置制御部36は、近距離通信部31が管理対象端末2から緊急情報を受信していないと判定した場合に、S203に移行する。
S203で、装置制御部36は、S201で受信した管理対象端末2の識別情報を回線通信部32を介してサーバ5へ送信する。
S204で、装置制御部36は、当該携帯電話装置3と現在BLE通信を行っている管理対象端末2、つまり、通信相手である管理対象端末2が、そのユーザが緊急状態にある緊急対象端末であるかを判定する。この判定は次のように行われる。すなわち、後述するように、サーバ5には、緊急対象端末であると指定された管理対象端末2の識別情報が登録されている。そして、サーバ5において、S203で送信された識別情報が、登録された緊急対象端末の識別情報のいずれかと一致するかが判定される。一致すると判定された場合、サーバ5から、通信相手である管理対象端末2が緊急対象端末である旨の情報が送信される。そして、回線通信部32が当該情報を受信した場合に、装置制御部36は、通信相手である管理対象端末2が緊急対象端末であると判定する。
一方、S203で送信された識別情報が、登録された緊急対象端末の識別情報のいずれにも一致しないと判定された場合、サーバ5から、通信相手である管理対象端末2が緊急対象端末でない旨の情報が送信される。そして、回線通信部32が当該情報を受信した場合に、装置制御部36は、通信相手である管理対象端末2が緊急対象端末でないと判定する。
装置制御部36は、通信相手である管理対象端末2が緊急対象端末でないと判定した場合に、後述するS208に移行する。
一方、装置制御部36は、前述したS202で、近距離通信部31が管理対象端末2から緊急情報を受信したと判定した場合に、S205に移行する。
S205で、装置制御部36は、管理対象端末2からの緊急情報を管理対象端末2の識別情報とともにサーバ5へ送信する。装置制御部36は、S205を実行するとS206に移行する。
また、装置制御部36は、前述したS204で、通信相手である管理対象端末2が緊急対象端末であると判定した場合にも、S206に移行する。
S206で、装置制御部36は、GPS受信機33から当該携帯電話装置3の位置情報を取得し、取得した位置情報を自身の識別情報とともに回線通信部32を介してサーバ5へ送信する。つまり、管理対象端末2のユーザが緊急状態にある場合には、管理対象端末2と最後にBLE通信を行った携帯電話装置3の位置情報がサーバ5へ送信される。
S207で、装置制御部36は、表示部35にアラートを表示させる緊急状態表示を行う。
装置制御部36は、S207を実行すると、S208に移行する。
S208で、装置制御部36は、管理対象端末2から位置情報を受信し、受信した位置情報を記憶部34に記憶する。
S209で、装置制御部36は、管理対象端末2から最後まで位置情報を受信した、又は、BLE接続が切断されたかを判定する。ここで、装置制御部36は、近距離通信部31が管理対象端末2から送信終了情報を受信した場合に、管理対象端末2から最後まで位置情報を受信したと判定する。
装置制御部36は、管理対象端末2から最後まで位置情報を受信しておらず、かつ、BLE接続が切断されていないと判定した場合に、前述したS208を再度実行する。つまり、装置制御部36は、最後まで位置情報を受信しておらず、かつ、BLE接続が切断されない限り、管理対象端末2の位置情報を受信して記憶部34に記憶し続ける。
一方、装置制御部36は、管理対象端末2から最後まで位置情報を受信した、又は、BLE接続が切断されたと判定した場合に、S210に移行する。
S210で、装置制御部36は、記憶部34に記憶されている管理対象端末2のすべての位置情報を、回線通信部32を介してサーバ5へ送信する。また、装置制御部36は、GPS受信機33から当該携帯電話装置3の位置情報を取得し、取得した位置情報を、当該携帯電話装置3の識別情報とともに、回線通信部32を介してサーバ5へ送信する。装置制御部36は、S210を実行すると、第1の端末処理を終了する。
このように、本実施形態では、管理対象端末2が携帯電話装置3の近距離無線通信可能なエリア内に入りさえすれば、管理対象端末2又は携帯電話装置3において、その都度互いを認証するための認証操作を行うことなく、管理対象端末2の位置情報等が自動的に携帯電話装置3に送信され、携帯電話装置3からサーバ5へ送信される。つまり、位置情報等の送信は、管理対象端末2のユーザ及び携帯電話装置3のユーザが意識しない間に行われる。また、位置情報等は、管理対象端末2から不特定多数の携帯電話装置3へ送信される。
[2−3.第2の装置処理]
次に、携帯電話装置3の装置制御部36が実行する第2の装置処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。第2の装置処理は、回線通信部32がサーバ5から緊急情報を受信することにより開始される。
具体的には、この第2の装置処理は、以下のような想定の下で実行され得る。すなわち、サーバ5は、管理対象端末2から緊急情報が送られて来た場合、つまり、管理対象端末2の緊急ボタン24が押された場合に、管理対象端末2の周辺の複数の携帯電話装置3に緊急状態表示を行わせるため、まずは、第1のエリア内のすべての携帯電話装置3へ緊急情報を送信する。ここでいう第1のエリアは、緊急情報が携帯電話装置3からサーバ5へ送られて来た場合と、アクセスポイント4を介してサーバ5へ送られて来た場合とで、設定の仕方が異なる。具体的には、緊急情報が携帯電話装置3からサーバ5へ送られて来た場合には、緊急情報をサーバ5へ送信した携帯電話装置3、つまり、管理対象端末2と最後にBLE通信を行った携帯電話装置3の現在位置を基準とした所定のエリア(例えば半径50kmのエリア)に設定される。一方、緊急情報がアクセスポイント4を介してサーバ5へ送られて来た場合には、第1のエリアは、管理対象端末2の現在位置を基準とした所定のエリア(例えば半径50kmのエリア)に設定される。なお、本実施形態では、第1のエリアは、緊急情報をサーバ5へ送信した携帯電話装置3又は管理対象端末2の現在位置を中心としたエリアである。第2の装置処理は、サーバ5から送信されて来た上記緊急情報を携帯電話装置3が受信した場合に実行される処理である。
S301で、装置制御部36は、サーバ5から、緊急情報を送信した携帯電話装置3の最新の位置情報、又は、管理対象端末2の最新の位置情報を受信する。ここで、緊急情報が管理対象端末2からサーバ5へ送られて来た場合には、装置制御部36は、緊急情報を送信した携帯電話装置3の最新の位置情報を受信する。一方、緊急情報がアクセスポイント4を介してサーバ5へ送られて来た場合には、装置制御部36は、管理対象端末2の最新の位置情報を受信する。
S302で、装置制御部36は、GPS受信機33から当該携帯電話装置3の位置情報を取得する。そして、装置制御部36は、取得した当該携帯電話装置3の位置情報と、S301で受信した緊急情報を送信した携帯電話装置3の最新の位置情報又は管理対象端末2の最新の位置情報と、に基づき、当該携帯電話装置3が、第2のエリア内に存在するかを判定する。ここでいう第2のエリアは、緊急情報が携帯電話装置3からサーバ5へ送られて来た場合には、緊急情報をサーバ5へ送信した携帯電話装置3を基準としたエリアであって上記第1のエリアよりも狭い所定のエリア(例えば、半径1kmのエリア)に設定される。一方、緊急情報がアクセスポイント4を介してサーバ5へ送られて来た場合には、第2のエリアは、管理対象端末2の現在位置を基準とした所定のエリアであって上記第1のエリアよりも狭いエリア(例えば、半径1kmのエリア)に設定される。なお、本実施形態では、第2のエリアは、緊急情報をサーバ5へ送信した携帯電話装置3又は管理対象端末2の現在位置を中心としたエリアである。また、第2のエリアは、BLE通信可能なエリア(数m〜数十m)よりも広いエリアに設定されている。
装置制御部36は、当該携帯電話装置3が第2のエリア内に存在すると判定した場合に、S303に移行する。
S303で、装置制御部36は、緊急状態表示を行う。装置制御部36は、S303を実行すると、第2の装置処理を終了する。
一方、装置制御部36は、前述したS302で、当該携帯電話装置3が第2のエリア内に存在しないと判定した場合に、前述したS303を実行せずに、第2の装置処理を終了する。つまり、本実施形態では、第1のエリアのうちの第2のエリア内に存在する携帯電話装置3のみが緊急状態表示を行う。
[2−4.第1のサーバ処理]
次に、サーバ5のサーバ制御部53が実行する第1のサーバ処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、第1のサーバ処理は、携帯電話装置3から回線通信の接続があったときに実行される。
S401で、サーバ制御部53は、携帯電話装置3から、管理対象端末2の識別情報を受信する。
S402で、サーバ制御部53は、管理対象端末2からの緊急情報をサーバ通信部51が携帯電話装置3から受信したかを判定する。サーバ制御部53は、管理対象端末2からの緊急情報をサーバ通信部51が受信したと判定した場合に、S403に移行する。
S403で、サーバ制御部53は、管理対象端末2から緊急情報が送られて来た旨の情報を、電子メール等により監視端末6へ送信する。
S404で、サーバ制御部53は、携帯電話装置3から、当該携帯電話装置3の位置情報及び識別情報を受信する。
S405で、サーバ制御部53は、S404で受信した位置情報が表す位置を基準とする上記第1のエリア内のすべての携帯電話装置3へ、緊急情報を送信する。また、サーバ制御部53は、管理対象端末2から緊急情報が送られて来た旨を電子メール等で監視端末6に通知する。サーバ制御部53は、S405を実行すると、S406に移行する。
一方、サーバ制御部53は、前述したS402で、管理対象端末2からの緊急情報をサーバ通信部51が受信していないと判定した場合に、前述したS403〜S405を飛ばして、S406に移行する。
S406で、サーバ制御部53は、S401で受信した識別情報の管理対象端末2が緊急対象端末であるかを判定する。ここで、DB52には、緊急対象端末であると指定された管理対象端末2の識別情報が登録されている。具体的には、監視端末6のユーザから、緊急情報が送信される。そして、サーバ通信部51が当該緊急情報を受信すると、該当する管理対象端末2が緊急対象端末であるとしてその識別情報がDB52に記憶される。
なお、緊急情報が監視端末6から送信される場合としては、管理対象端末2からの位置情報の送信が途切れ、監視端末6上で管理対象端末2の最新の位置が監視不能になった場合、つまり、管理対象端末2が行方不明になった場合等が挙げられる。
サーバ制御部53は、S401で受信した識別情報の管理対象端末2が緊急対象端末であると判定した場合に、S407に移行する。
S407で、サーバ制御部53は、管理対象端末2が緊急状態対象端末である旨の情報を、現在回線通信を行っている携帯電話装置3へ送信する。
S408で、サーバ制御部53は、携帯電話装置3から、識別情報などの管理対象端末2に関する情報が送られて来た旨の情報を、電子メール等により監視端末6へ送信する。サーバ制御部53は、S408を実行すると、S410に移行する。
一方、サーバ制御部53は、前述したS406で、S401で受信した識別情報の管理対象端末2が緊急対象端末でないと判定した場合に、S409に移行する。
S409で、サーバ制御部53は、管理対象端末2が緊急状態対象端末でない旨の情報を、現在回線通信を行っている携帯電話装置3へ送信する。サーバ制御部53は、S409を実行すると、S410に移行する。
S410で、サーバ制御部53は、携帯電話装置3から管理対象端末2のすべての位置情報、及び、識別情報を受信し、互いに関連付けてDB52に記憶する。また、サーバ制御部53は、携帯電話装置3から当該携帯電話装置3の位置情報及び識別情報を受信し、互いに関連付けてDB52に記憶する。サーバ制御部53は、S410を実行すると、第1のサーバ処理を終了する。
[2−5.第2のサーバ処理]
次に、サーバ5のサーバ制御部53が実行する第2のサーバ処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、第2のサーバ処理は、管理対象端末2からアクセスポイント4を介した回線通信の接続があったときに実行される。
S501で、サーバ制御部53は、アクセスポイント4を介して管理対象端末2の識別情報を受信する。
S502で、サーバ制御部53は、管理対象端末2からの緊急情報をサーバ通信部51が受信したかを判定する。サーバ制御部53は、管理対象端末2からの緊急情報をサーバ通信部51が受信したと判定した場合に、S503に移行する。なお、サーバ通信部51は、緊急情報を受信する場合には、管理対象端末2の最新の位置情報も併せて受信する。
S503で、サーバ制御部53は、受信した最新の位置情報が表す管理対象端末2の現在位置を基準とする上記第1のエリア内のすべての携帯電話装置3へ、緊急情報を送信する。また、サーバ制御部53は、管理対象端末2から緊急情報が送られて来た旨の情報を電子メール等により監視端末6へ送信する。サーバ制御部53は、S503を実行すると、S504に移行する。
一方、サーバ制御部53は、前述したS502で、管理対象端末2からの緊急情報をサーバ通信部51が受信していないと判定した場合に、前述したS503を飛ばして、S504に移行する。
S504で、サーバ制御部53は、管理対象端末2からアクセスポイント4を介して位置情報を受信し、受信した位置情報を識別情報とともにDB52に記憶する。
S505で、サーバ制御部53は、管理対象端末2から最後まで位置情報を受信した、又は、WiFi接続が切断されたかを判定する。ここで、装置制御部36は、サーバ通信部51が管理対象端末2から送信終了情報を受信した場合に、管理対象端末2から最後まで位置情報を受信したと判定する。
サーバ制御部53は、管理対象端末2から最後まで位置情報を受信しておらず、かつ、WiFi接続が切断されていないと判定した場合に、前述したS504を再度実行する。
一方、装置制御部36は、管理対象端末2から最後まで位置情報を受信した、又は、WiFi接続が切断されたと判定した場合に、第2のサーバ処理を終了する。
[3.位置管理システム全体の処理の流れ]
次に、前述した端末処理、第1及び第2の装置処理並びに第1のサーバ処理が実行された結果、実現される、位置管理システム1全体の処理の流れを図7〜図9を用いて説明する。特に、以下では、携帯電話装置3を経由して位置情報等がサーバ5へ送信される場合について説明する。
[3−1.通常状態における処理の流れ]
まず、管理対象端末2及び監視端末6のいずれからも緊急情報が送信されていない状態である通常状態における位置管理システム1全体の処理の流れを図7を用いて説明する。
S601で、管理対象端末2は、携帯電話装置3からBLE信号を受信し、当該携帯電話装置3との間でBLE接続を確立する。また、管理対象端末2は、自身の識別情報を携帯電話装置3へ送信する。
S602で、携帯電話装置3は、受信した管理対象端末2の識別情報をサーバ5へ送信する。
S603で、サーバ5は、受信した識別情報に基づき、管理対象端末2が緊急対象端末であるかを確認する。この例では、通常状態であることが想定されているため、サーバ5は、管理対象端末2が緊急対象端末でないと判定する。
S604で、サーバ5は、携帯電話装置3へ、管理対象端末2が緊急対象端末でない旨の情報を送信する。
S605で、管理対象端末2は、位置情報を最新のものから順に携帯電話装置3へ送信する。なお、位置情報の送信は、位置情報が最後まで送信されるか、又は、BLE接続が切断されるまで継続して実行される。この例では、BLE接続が切断されることにより、位置情報の送信が終了される。
S606で、管理対象端末2は、携帯電話装置3とのBLE接続が切断されると、次のBLE通信可能な携帯電話装置3を探索する。
S607で、携帯電話装置3は、BLE通信が切断されると、管理対象端末2から受信し、記憶したすべての位置情報を識別情報とともに、サーバ5へ送信する。また、携帯電話装置3は、自身の位置情報及び識別情報をサーバ5へ送信する。
S608で、サーバ5は、携帯電話装置3から受信した情報をDB52に記憶する。
[3−2.第1緊急状態]
次に、監視端末6からサーバ5へ緊急情報が送信された状態である第1緊急状態における位置管理システム1全体の処理の流れを図8を用いて説明する。
S701〜S703は、前述したS601〜S603とそれぞれ同様であるため、説明を省略する。この例では、第1緊急状態が想定されているため、S703の確認の結果、管理対象端末2が緊急対象端末であると判定される。
S704で、サーバ5は、携帯電話装置3へ、管理対象端末2が緊急対象端末である旨の情報を送信する。
S705で、サーバ5は、携帯電話装置3から情報が送られて来た旨の情報を電子メール等により監視端末6に通知する。
S706で、携帯電話装置3は、自身の位置情報を識別情報とともにサーバ5へ送信する。
S707で、携帯電話装置3は、緊急状態表示を行う。
S708〜S711は、前述したS605〜S608とそれぞれ同様であるため、説明を省略する。
[3−3.第2緊急状態]
次に、管理対象端末2からサーバ5へ緊急情報が送信された状態、つまり、緊急ボタン24が押された状態である第2緊急状態における位置管理システム1全体の処理の流れを図9を用いて説明する。
S801で、管理対象端末2は、前述したS701と同様の処理を実行することに加え、緊急情報を携帯電話装置3へ送信する。
S802で、携帯電話装置3は、管理対象端末2からの緊急情報を、管理対象端末2の識別情報とともに、サーバ5へ送信する。
S803は、前述したS703と同様であるため、説明を省略する。この例では、監視端末6からサーバ5への緊急情報の送信がないため、S803の確認の結果、管理対象端末2が緊急対象端末でないと判定される。
S804で、サーバ5は、携帯電話装置3へ、管理対象端末2が緊急対象端末でない旨の情報を送信する。
S805で、サーバ5は、管理対象端末2から緊急情報が送られて来た旨を電子メール等で監視端末6に通知する。
S806及びS807は、前述したS706及びS707とそれぞれ同様であるため、説明を省略する。
S808で、サーバ5は、上記第1のエリア内のすべての携帯電話装置3へ緊急情報を送信する。
S809〜S812は、前述したS708〜S711とそれぞれ同様であるため、説明を省略する。
[4.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)本実施形態では、管理対象端末2から携帯電話装置3へは、近距離無線通信により管理対象端末2の位置情報が送信され、携帯電話装置3からサーバ5へは、回線通信により管理対象端末2の位置情報が送信される。このように、管理対象端末2から携帯電話装置3へは、近距離無線通信により管理対象端末2の位置情報が送信されるため、管理対象端末2が通信回線を使用可能でない場合であっても、管理対象端末2の位置をサーバにより管理することができる。その結果、管理対象端末2のユーザや、監視端末6のユーザが、通信事業者やプロバイダと契約して通信料金を支払い、管理対象端末が通信回線を使用可能にする必要がない。このため、位置管理システム1のユーザの費用を軽減することができる。
(2)本実施形態では、管理対象端末2は、無線LANのアクセスポイント4を介して、自身の位置情報及び識別情報をサーバ5へ送信する。したがって、携帯電話装置3が検出されない場合であっても、アクセスポイント4が検出されたときには、位置情報をサーバ5へ送信することができる。したがって、位置情報が携帯電話装置3を経由してしかサーバ5へ送信されない構成と比較して、管理対象端末2がサーバ5へ位置情報を送信することができる機会をより多く確保することができる。
(3)本実施形態では、管理対象端末2は、緊急ボタン24が押されたと判定した場合に、携帯電話装置3へ緊急情報を送信し、当該携帯電話装置3に、緊急情報をサーバ5へ送信させる。したがって、管理対象端末2が通信回線を使用可能でない場合であっても、緊急情報をサーバ5へ送信することができる。
(4)本実施形態では、携帯電話装置3は、管理対象端末2から緊急情報を受信した場合に、緊急状態表示を行う。したがって、管理対象端末2のユーザが緊急状態にあることを、携帯電話装置3のユーザに認識させることができる。よって、管理対象端末2から緊急情報が送信された場合に携帯電話装置3に報知を行わせない構成と比較して、管理対象端末2のユーザに対する保護効果を向上させることができる。
(5)本実施形態では、携帯電話装置3は、監視端末6からの緊急情報がサーバ5から送信され、当該緊急情報を受信した場合に、緊急状態表示を行う。したがって、サーバ5から緊急情報が送信された場合に、管理対象端末2のユーザが緊急状態にあることを、携帯電話装置3のユーザに認識させることができる。したがって、サーバ5から緊急情報が送信された場合に携帯電話装置3に報知を行わせない構成と比較して、管理対象端末2のユーザに対する保護効果を向上させることができる。
(6)本実施形態では、サーバ5は、管理対象端末2からの緊急情報を受信した場合に、所定の選定条件に基づき選定した携帯電話装置3へ、緊急状態表示を行わせるための情報(緊急情報)を送信する。具体的には、緊急情報をサーバ5へ送信した携帯電話装置3の現在位置を基準とした第1のエリア内の携帯電話装置3へ、緊急情報を送信する。したがって、第1のエリア内の携帯電話装置3のユーザに、管理対象端末2のユーザが緊急状態にあることを認識させることができる。これにより、携帯電話装置3が報知を行わない構成と比較して、管理対象端末2のユーザに対する保護効果を向上させることができる。
(7)本実施形態では、携帯電話装置3は、既存のスマートフォン等の携帯電話装置に専用のアプリケーションソフトウェアをインストールものである。このように、本実施形態では、スマートフォンなどの普及した装置を用いて、管理対象端末2の位置情報及び識別情報がサーバ5に送信される。したがって、携帯電話装置3に代えて専用の装置を用いて位置情報等をサーバ5へ送信する構成と比較して、位置情報等をサーバ5へ送信可能な装置を管理対象端末2が検出する可能性が高い。よって、位置情報等をサーバ5へ送信する機会をより多く確保することができる。
(8)本実施形態では、携帯電話装置3は、管理対象端末2の位置情報を蓄積し、最後まで位置情報を受信した、又は、BLE接続が切断されたと判定された場合に、蓄積した位置情報をサーバ5へ送信する。このため、携帯電話装置3からサーバ5へ送信される管理対象端末2の位置情報の量を増やすことができる。すなわち、管理対象端末2が、通行人が所持する携帯電話装置3とすれ違いざまに近距離無線通信を行う場合、当該通信が行われる期間は数秒程度であることが想定される。この間、位置情報のサーバ5への送信など、位置情報の受信以外の処理を携帯電話装置3が実行すると、受信する位置情報の量が減少し得る。これに対して、本実施形態では、携帯電話装置3は、管理対象端末2から位置情報を受信しても、最後まで位置情報を受信した、又は、BLE接続が切断されたと判定するまで、位置情報の送信を行わず、位置情報の受信に専念する。したがって、携帯電話装置が位置情報を蓄積せずに即時サーバ5へ送信する構成と比較して、管理対象端末2から受信する位置情報の量を増やすことができる。ひいては、携帯電話装置3からサーバ5へ送信される管理対象端末2の位置情報の量を増やすことができる。
その一方で、携帯電話装置3は、管理対象端末2から緊急情報を受信した場合には、当該緊急情報をサーバ5へすぐに送信する。したがって、緊急時においては、監視端末6のユーザ等に、管理対象端末2のユーザが緊急状態である旨をすぐに通知することができる。
なお、本実施形態では、GPS受信機21が位置検出部の一例に相当し、緊急ボタン24が操作部の一例に相当し、S102が第1の装置検出部及び装置検出部としての処理に相当し、S103及びS106が第1の端末送信処理部及び端末送信処理部としての処理に相当する。また、S104が操作判定部としての処理に相当し、S110が第2の装置検出部としての処理に相当し、S111及びS114が第2の端末送信処理部としての処理に相当し、S201及びS208が近距離受信処理部としての処理に相当する。また、S210が回線送信処理部としての処理に相当し、S202及びS204が緊急受信処理部としての処理に相当し、S207が報知処理部としての処理に相当し、S401及びS410が第1のサーバ受信処理部としての処理に相当し、S401及びS410がサーバ受信処理部としての処理に相当する。また、S402及びS406が緊急判定部としての処理に相当し、S405がサーバ送信処理部としての処理に相当する。
[5.他の実施形態]
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)上記実施形態では、操作部として緊急ボタン24を例示したが、操作部はこれに限られるものではない。例えば、管理対象端末が、画像を表示可能な表示部を有する場合において、操作部は、当該表示部に表示されるソフトウェアスイッチなどであってもよい。
(2)携帯電話装置3は、緊急情報を受信した場合に、表示部35にアラートを表示させることにより報知を行うが、報知の態様はこれに限られるものではない。携帯電話装置は、例えば、音を発したり、振動したりして報知を行ってもよい。
(3)上記実施形態では、管理対象端末2及び携帯電話装置3は、GPS衛星を利用して自身の現在位置を検出しているが、現在位置の検出の仕方はこれに限られるものではない。例えば携帯電話装置などの基地局による位置検出機能を利用して現在位置が検出されてもよい。
(4)上記実施形態では、管理対象端末2は、位置管理システム1による位置管理のための専用の携帯情報端末であるが、管理対象端末はこれに限られるものではない。管理対象端末は、例えば、既存のスマートフォンなどの携帯電話装置や、既存のタブレット端末などの携帯電話装置以外の携帯情報端末などに、専用のアプリケーションソフトウェアがインストールされたものであってもよい。
(5)上記実施形態では、監視端末6はパソコンであるが、監視端末はこれに限られるものではない。監視端末は、例えば、スマートフォンなどの他の情報機器であってもよい。
(6)第1のエリア及び第2のエリアの基準は、上記実施形態のものに限られるものではない。例えば、緊急情報が携帯電話装置3からサーバ5へ送られて来た場合においても、第1のエリア及び第2のエリアの基準は、緊急情報をサーバ5へ送信した携帯電話装置3ではなく、ユーザが緊急状態にある管理対象端末2であってもよい。換言すれば、サーバ5が緊急情報を送信する際の送信先の携帯電話装置3を選定する選定条件は、ユーザが緊急状態にある管理対象端末2の位置情報と携帯電話装置3の位置情報とに基づき、ユーザが緊急状態にある管理対象端末2を基準とする所定エリア内の携帯電話装置3を選定する条件であってもよい。このような構成によれば、ユーザが緊急状態にある管理対象端末2を基準とする所定エリア内の携帯電話装置3のユーザに、管理対象端末2のユーザが緊急状態にあることを認識させることができる。
また例えば、緊急情報がアクセスポイント4を介してサーバ5へ送られて来た場合において、第1のエリア及び第2のエリアの基準は、緊急情報の送信に用いられたアクセスポイント4であってもよい。
また例えば、上記選定条件は、ユーザが緊急状態にある管理対象端末2の位置情報及び識別情報をサーバ5へ送信したことがある携帯電話装置を選定する条件であってもよい。このような構成によれば、管理対象端末2と近距離無線通信が可能な範囲に存在する又は存在していた携帯電話装置3のユーザに、管理対象端末2のユーザが緊急状態にあることを認識させることができる。特に、送信先の携帯電話装置3が現在どこに位置にしているか等をサーバ5などで演算する必要がないため、管理対象端末2等を基準とする所定エリア内の携帯電話装置3を選定する構成と比較して、サーバ5などの処理負荷を低減させることができる。
(7)上記実施形態では、携帯電話装置3が第2のエリア内に存在するかの判定は当該携帯電話装置3により行われる。しかし、当該判定を行う判定主体はこれに限られるものではない。例えば、サーバ5で、携帯電話装置3が第2のエリア内に存在するかの判定が行われてもよい。つまり、第2のエリア内の携帯電話装置3に緊急状態表示を行わせるに当たり、サーバ5は、第2のエリア内の携帯電話装置のみに緊急情報を送信してもよい。
(8)例えば、管理対象端末2の緊急ボタン24が押され、管理対象端末2からサーバ5へ緊急情報が送られて来た場合などにおいて、サーバ5は、緊急情報を送信した管理対象端末2のユーザの氏名などの管理対象端末2のユーザに関する情報を携帯電話装置3へ送信してもよい。この場合において、携帯電話装置3は、例えば、受信した管理対象端末2のユーザに関する情報を表示部35に表示してもよい。このような構成によれば、携帯電話装置3のユーザが、管理対象端末2のユーザを発見しやすくすることができるとともに、管理対象端末2のユーザに声を掛けやすくすることができ、ひいては、管理対象端末2のユーザの保護効果を向上させることができる。
(9)例えば、監視端末6からサーバ5へ緊急情報が送信され、サーバ5から携帯電話装置3へ緊急情報が送信された場合などにおいて、携帯電話装置3は、緊急対象端末である管理対象端末2へ、当該管理対象端末2が緊急対象端末に指定されている旨の情報を送信してもよい。このような構成によれば、管理対象端末2のユーザに、自身の管理対象端末2が緊急対象端末に指定されていることを認識させることができる。
(10)上記実施形態では、携帯電話装置3は、管理対象端末2の位置情報を蓄積してサーバ5へ送信するが、携帯電話装置3のサーバ5への情報の送信の仕方はこれに限られるものではない。携帯電話装置3は、例えば、管理対象端末2の位置情報を、受信したらすぐにサーバ5へ送信してもよい。
(11)上記実施形態で、管理対象端末2、携帯電話装置3及びサーバ5が実行する機能の一部又は全部を、1つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
(12)前述した管理対象端末2、携帯電話装置3及びサーバ5の他、当該管理対象端末2、携帯電話装置3及びサーバ5を構成要素とする位置管理システム1、当該管理対象端末2、携帯電話装置3及びサーバ5のうちいずれか1つとしてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記憶した半導体メモリ等の非遷移的実体的記憶媒体、携帯電話装置3やアクセスポイント4を経由して管理対象端末2の位置情報等をサーバ5へ送信することにより管理対象端末2の位置管理を可能にする方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
(13)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…位置管理システム、2…管理対象端末、3…携帯電話装置、4…アクセスポイント、5…サーバ、6…監視端末、21…管理対象端末のGPS受信機、23…端末通信部、31…近距離通信部、32…回線通信部、33…携帯電話装置のGPS受信機、51…サーバ通信部。

Claims (6)

  1. 近距離無線通信が可能な管理対象の携帯情報端末である管理対象端末の位置を管理するサーバであって、
    通信回線を使用する通信である回線通信を行うサーバ通信部と、
    前記近距離無線通信を前記管理対象端末との間で行うことが可能であって、前記回線通信を前記サーバ通信部との間で行うことが可能な携帯電話装置から、前記管理対象端末の現在位置を表す情報である位置情報、及び、前記管理対象端末を識別するための情報である識別情報、を受信する第1のサーバ受信処理部と、
    前記管理対象端末のユーザが緊急状態にあるかを判定する緊急判定部と、
    前記緊急判定部により前記ユーザが緊急状態にあると判定された場合、所定の選定条件に基づき選定した前記携帯電話装置へ、当該携帯電話装置に報知を行わせるための情報を送信するサーバ送信処理部と、
    を備え
    前記選定条件は、前記ユーザが緊急状態にある前記管理対象端末の前記位置情報及び前記識別情報を前記サーバ通信部へ送信したことがある前記携帯電話装置を選定する条件である、サーバ。
  2. 請求項に記載のサーバであって、
    前記選定条件は、前記ユーザが緊急状態にある前記管理対象端末を基準とする所定エリア内の前記携帯電話装置を選定する条件である、サーバ。
  3. 請求項又は請求項に記載のサーバであって、
    前記選定条件は、前記管理対象端末のユーザが緊急状態にあることを表す情報である緊急情報を前記サーバへ送信した前記携帯電話装置を基準とする所定エリア内の前記携帯電話装置を選定する条件である、サーバ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のサーバであって、
    前記近距離無線通信を前記管理対象端末との間で行うことが可能な無線LANのアクセスポイントから、前記位置情報及び前記識別情報を受信する第2のサーバ受信処理部を更に備えるサーバ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のサーバであって、
    前記管理対象端末は、当該管理対象端末の所定の操作部が前記ユーザが緊急時に行う所定の入力操作を受け付けた場合、前記携帯電話装置を介して、前記ユーザが緊急状態にあることを表す情報である緊急情報を前記サーバへ送信し、
    前記第1のサーバ受信処理部は、前記携帯電話装置から前記緊急情報を受信し、
    前記緊急判定部は、前記第1のサーバ受信処理部により前記緊急情報が受信された場合、前記ユーザが緊急状態にあると判定する、サーバ。
  6. 管理対象の携帯情報端末である管理対象端末と、携帯電話装置と、前記管理対象端末の位置を管理するサーバと、を備える位置管理システムであって、
    前記管理対象端末は、
    当該管理対象端末の現在位置を検出する位置検出部と、
    近距離無線通信を行う端末通信部と、
    前記携帯電話装置を検出する装置検出部と、
    前記装置検出部により検出された前記携帯電話装置へ、前記現在位置を表す情報である位置情報、及び、当該管理対象端末を識別するための情報である識別情報、を前記端末通信部を介して送信する端末送信処理部と、
    を備え、
    前記携帯電話装置は、
    前記近距離無線通信を行う近距離通信部と、
    通信回線を使用する通信である回線通信を行う回線通信部と、
    前記管理対象端末から前記位置情報及び前記識別情報を、前記近距離通信部を介して受信する近距離受信処理部と、
    前記近距離受信処理部により受信された前記位置情報及び前記識別情報を、前記回線通信部を介して前記サーバへ送信する回線送信処理部と、
    を備え、
    前記サーバは、
    前記回線通信を行うサーバ通信部と、
    前記携帯電話装置から前記位置情報及び前記識別情報を前記サーバ通信部を介して受信するサーバ受信処理部と、
    前記管理対象端末のユーザが緊急状態にあるかを判定する緊急判定部と、
    前記緊急判定部により前記ユーザが緊急状態にあると判定された場合、所定の選定条件に基づき選定した前記携帯電話装置へ、当該携帯電話装置に報知を行わせるための情報を送信するサーバ送信処理部と、
    を備え
    前記選定条件は、前記ユーザが緊急状態にある前記管理対象端末の前記位置情報及び前記識別情報を前記サーバ通信部へ送信したことがある前記携帯電話装置を選定する条件である、位置管理システム。
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