JP5679670B2 - 通信システム及び携帯通信装置 - Google Patents

通信システム及び携帯通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5679670B2
JP5679670B2 JP2010016066A JP2010016066A JP5679670B2 JP 5679670 B2 JP5679670 B2 JP 5679670B2 JP 2010016066 A JP2010016066 A JP 2010016066A JP 2010016066 A JP2010016066 A JP 2010016066A JP 5679670 B2 JP5679670 B2 JP 5679670B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication device
information
mobile communication
search request
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010016066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011154571A (ja
JP2011154571A5 (ja
Inventor
敦史 山内
敦史 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2010016066A priority Critical patent/JP5679670B2/ja
Priority to PCT/JP2011/051663 priority patent/WO2011093408A1/ja
Priority to US13/575,087 priority patent/US9185201B2/en
Publication of JP2011154571A publication Critical patent/JP2011154571A/ja
Publication of JP2011154571A5 publication Critical patent/JP2011154571A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5679670B2 publication Critical patent/JP5679670B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/005Discovery of network devices, e.g. terminals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/724User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones
    • H04M1/72403User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for local support of applications that increase the functionality
    • H04M1/72409User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for local support of applications that increase the functionality by interfacing with external accessories
    • H04M1/72412User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for local support of applications that increase the functionality by interfacing with external accessories using two-way short-range wireless interfaces
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/80Services using short range communication, e.g. near-field communication [NFC], radio-frequency identification [RFID] or low energy communication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/724User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones
    • H04M1/72448User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for adapting the functionality of the device according to specific conditions
    • H04M1/72451User interfaces specially adapted for cordless or mobile telephones with means for adapting the functionality of the device according to specific conditions according to schedules, e.g. using calendar applications

Description

本発明は、複数の携帯通信装置を管理するとともに、必要に応じて一群の携帯通信装置の行方を捜索する際の手助け(支援)をする技術に関する。
迷子が発生したときに、携帯電話機を使用して迷子の捜索を支援する技術がある。例えば、特許文献1には、予め情報の記録された迷子ワッペンを入場者の迷子対象者および保護者に所持させ、迷子発生時に、会場係員や保護者が所持する携帯端末により迷子ワッペンの情報を読み取り、迷子保護情報や迷子届を電子メールで管理サーバへ送信し、管理サーバと前記携帯端末との間の電子メールの授受によって前記迷子を探索して保護する迷子支援方法が開示されている。
特開2007−011555号公報[0012]
特許文献1に開示された技術は、迷子ワッペンを予め配布するため、テーマパーク等では有効であるが、日常生活においては不便である。また、特許文献1に開示された技術は、迷子が保護され、保護者が引き取りに行くことが必要であり、保護されていない迷子を捜索する際の支援には不十分である。本発明は、未発見の迷子等を捜索する際の支援に有用な通信システム及び携帯通信装置を提供することを目的とする。
本発明は、他の携帯通信装置と直接通信可能な短距離無線通信手段を有する複数の第1携帯通信装置、並びに他の携帯通信装置と直接通信可能な短距離無線通信手段を有する複数の第2携帯通信装置と、前記複数の第1携帯通信装置に関する情報を記憶するサーバーと、を有し、前記複数の第2携帯通信装置又は前記複数の第1携帯通信装置は、それぞれの前記短距離無線通信手段を用いて、他の第2携帯通信装置と通信して、他の第2携帯通信装置の少なくとも識別情報を取得するとともに、当該取得した識別情報を、取得した時間と対応付けて記憶し、少なくとも一つの前記第2携帯通信装置の捜索依頼を前記サーバーが取得したら、前記サーバーは、前記複数の第1携帯通信装置に対して前記捜索依頼に関する情報を送信し、前記捜索依頼に関する情報を受信した第1携帯通信装置は、前記捜索依頼の対象となっている第2携帯通信装置についての情報を前記サーバーに送信する、ことを特徴とする通信システムである。
本発明の望ましい態様として、前記捜索依頼に関する情報を受信した第1携帯通信装置は、さらに、自身に対応付けられている第2携帯通信装置に前記捜索依頼に関する情報を送信し、前記捜索依頼に関する情報を受信した第2携帯通信装置は、自身に対応付けられた第1携帯通信装置、又は前記サーバーに、前記捜索依頼の対象となっている第2携帯通信装置についての情報を送信する、ことが好ましい。
本発明の望ましい態様として、前記短距離無線通信手段を用いた通信は、定期的に、所定の時間実行される、ことが好ましい。
本発明の望ましい態様として、前記短距離無線通信手段を用いた通信は、前記複数の第2携帯通信装置及び前記複数の第1携帯通信装置がアクセス可能な基地局から発信される基準時間に基づいて実行される、ことが好ましい。
本発明の望ましい態様として、前記捜索依頼の対象となっている第2携帯通信装置についての情報を送信した、前記第1携帯通信装置又は前記第2携帯通信装置は、それぞれ、前記捜索依頼の対象となっている第2携帯通信装置との通信を試み、前記捜索依頼の対象となっている第2携帯通信装置との通信が確立できたら、前記捜索依頼の対象となっている第2携帯通信装置の少なくとも識別情報を取得して送信する、ことが好ましい。
本発明の望ましい態様として、前記識別情報を取得した第1携帯通信装置は、取得した情報を前記サーバーに送信し、前記識別情報を取得した第2携帯通信装置は、自身に対応付けられた第1携帯通信装置、又は前記サーバーに取得した情報を送信する、ことが好ましい。
本発明は、複数の携帯通信装置を集団管理する際に用いる携帯通信装置であり、サーバーと通信可能な第1通信手段と、他の携帯通信装置と直接通信可能な第2通信手段と、情報を記憶する記憶部と、前記第2通信手段を用いて他の携帯通信装置と通信して、当該他の携帯通信装置の少なくとも識別情報を取得するとともに、取得した時間と対応付けて前記記憶部へ記憶させ、集団管理される携帯通信装置に対応付けられた携帯通信装置の捜索依頼に関する情報を受信したら、自身に対応付けられている携帯通信装置に前記捜索依頼に関する情報を送信するとともに、前記捜索依頼の対象となっている携帯通信装置についての情報を、前記第1通信手段を介して前記サーバーへ送信する制御手段と、を含むことを特徴とする携帯通信装置である。
本発明は、集団管理される複数の携帯通信装置とそれぞれ対応付けられた携帯通信装置であり、サーバーと通信可能な第1通信手段と、他の携帯通信装置と直接通信可能な第2通信手段と、情報を記憶する記憶部と、前記第2通信手段を用いて他の携帯通信装置と通信して、当該他の携帯通信装置の少なくとも識別情報を取得するとともに、取得した時間と対応付けて前記記憶部へ記憶させ、集団管理される携帯通信装置に対応付けられた携帯通信装置の捜索依頼に関する情報を、自身に対応付けられている携帯通信装置から受信したら、前記捜索依頼の対象となっている携帯通信装置についての情報を、前記第1通信手段を介して送信する制御手段と、を含むことを特徴とする携帯通信装置である。
本発明は、未発見の迷子等を捜索する際の支援に有用な通信システム及び携帯通信装置を提供できる。
図1は、本実施形態に係る通信システムの概略構成を示す図である。 図2は、本実施形態に係る通信システムが有するサーバーが管理する親用携帯通信装置の情報の一例を示す情報テーブルである。 図3は、親用携帯通信装置の情報と子供用携帯通信装置の情報との対応関係を示す概念図である。 図4は、親用携帯通信装置の装置構成図である。 図5は、子供用携帯通信装置の装置構成図である。 図6は、通信システムが実行する情報収集処理の各工程を示すフローチャートである。 図7は、情報収集処理において短距離無線通信を実行するタイミングの説明図である。 図8は、情報収集処理において短距離無線通信を実行するタイミングの説明図である。 図9は、情報収集処理で実行される短距離無線通信の概念図である。 図10は、通信システムのサーバーが実行する捜索支援処理の各工程を示すフローチャートである。 図11は、通信システムの親用携帯通信装置が実行する捜索支援処理の各工程を示すフローチャートである。 図12は、通信システムの子供用携帯通信装置が実行する捜索支援処理の各工程を示すフローチャートである。 図13は、捜索支援処理の説明図である。 図14は、捜索支援処理の説明図である。 図15は、捜索依頼元に送信される捜索支援情報の概念図である。 図16は、本実施形態の変形例に係る捜索支援処理の説明図である。 図17は、捜索対象情報あるいは捜索依頼元に送信される捜索支援情報の概念図である。 図18は、親用携帯通信装置が実行する、実施形態2に係る捜索支援処理の各工程を示すフローチャートである。 図19は、子供用携帯通信装置が実行する、実施形態2に係る捜索支援処理の各工程を示すフローチャートである。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下においては、携帯通信装置の一例として、携帯電話機を取り上げるが、本発明の適用対象は携帯電話機に限定されるものではなく、例えば、PHS(Personal Handyphone System)や通信機能を有するPDA(Personal Data Assistant)であってもよい。
(実施形態1)
例えば、防犯のために防犯端末や子供用携帯電話等の携帯通信装置を学校全体、あるいは自治体全体で一括して購入するケースが想定される。このような場合に、本実施形態では、Bluetooth等の短距離無線通信技術を利用して、未発見の迷子を捜索する場合等の支援をするものである。すなわち、本実施形態では、親の携帯通信装置をサーバー等で集団管理するとともに、集団管理される親の携帯通信装置とそれぞれに対応する子供の携帯通信装置との間で、短距離無線通信を利用して定期的に子供の携帯通信装置の位置情報を取得し、携帯通信装置あるいはサーバーに蓄積しておく。そして、集団管理される親の携帯通信装置と対応する携帯通信装置を有する子供が迷子等になった場合であって、その捜索依頼があった場合は、蓄積された子供の携帯通信装置の位置情報により、未発見の迷子等の捜索を支援する。また、親の携帯通信装置と子供の携帯通信装置とは、常に対応付けられるので、この対応関係を利用して、親の携帯通信装置のみを集団管理することにより、子供の個人情報の漏洩をできる限り低減する。
図1は、本実施形態に係る通信システムの概略構成を示す図である。図1に示す通信システム100は、複数の携帯通信装置(第1携帯通信装置)1A、1B等を集団管理する。そして、通信システム100は、集団管理される複数の携帯通信装置1A、1B等それぞれに対応付けられた携帯通信装置(第2携帯通信装置)2a、2b等の捜索依頼があった場合には、捜索依頼の対象となっているものの行方を捜索する際の手助け(支援)をするものである。
図1に示すように、通信システム100は、複数の携帯通信装置1A、1B等と、複数の携帯通信装置2a、2b等と、サーバー3と、を有する。本実施形態において、複数の第1携帯通信装置1A、1B等は、親が使用する携帯通信装置であり、以下においては親用携帯通信装置という。複数の第2携帯通信装置2a、2b等は、子供が使用する携帯通信装置であり、以下においては子供用携帯通信装置という。親用携帯通信装置1A、1B等と子供用携帯通信装置2a、2b等とは、同じアルファベットが親子関係に対応しており、大文字が親、小文字が子供を表す。例えば、親用携帯通信装置1Aは親Aに使用されるものであり、親Aの子供aが子供用携帯通信装置2aを使用する。このように、携帯通信装置を表す符号1、2に付されるアルファベットは、それぞれの携帯通信装置を識別するために便宜上付されたものである。
サーバー3は、処理部3Cと、記憶部3Mと、入出力部(IO)3Iとを有している。サーバー3は、入出力部3Iに接続される通信制御装置4を介して基地局5に接続される。基地局5は、親用携帯通信装置1A、1B等や子供用携帯通信装置2a、2b等からの電波を受信したり、親用携帯通信装置1A、1B等や子供用携帯通信装置2a、2b等へ電波を発信したりする。基地局5は、アンテナ5Aと基準時刻を生成する基準時刻生成手段5Cとを有する。基準時刻生成手段5Cは、例えば、GPS(Global Positioning System)時計、すなわち、GPS用衛星に搭載される原子時計から取得した時刻を発信するものや、電波時計用の時刻を発信する基準局から取得した時刻を発信するものがある。通信制御装置4は、基地局5とサーバー3との間で、情報の変換や送受信の制御等を司るものである。
サーバー3が有する処理部3Cは、サーバー3の動作を制御して、サーバー3の機能を発揮させるものであり、MPU(Micro Processing Unit)等のコンピュータである。記憶部3Mは、複数の親用携帯通信装置1A、1B等に関する情報や、親用携帯通信装置1A、1B等や子供用携帯通信装置2a、2b等から送信された、通信システム100で集団管理される親用携帯通信装置1A、1B等及びこれらに対応する子供用携帯通信装置2a、2b等の情報(位置情報、時間情報等)等を記憶し、蓄積する。記憶部3Mは、例えば、HDD(Hard Disc Drive)装置等の二次記憶装置である。
図2は、本実施形態に係る通信システムが有するサーバーが管理する親用携帯通信装置の情報の一例を示す情報テーブルである。記憶部3Mが記憶する情報テーブル6は、複数の親用携帯通信装置1A、1B等に関する情報が記述される。記憶部3Mは、サーバー3の構成要素であるので、サーバー3が、複数の親用携帯通信装置1A、1Bに関する情報を記憶していると把握することができる。図2に示すように、情報テーブル6に記憶される複数の親用携帯通信装置1A、1B等に関する情報は、名前(親の名前)、ID(親用携帯通信装置1A、1B等の装置ID)、電話番号、メールアドレス等である。
図3は、親用携帯通信装置の情報と子供用携帯通信装置の情報との対応関係を示す概念図である。親用携帯通信装置1A、1B等と子供用携帯通信装置2a、2b等との対応関係は、親Aとその子供aとの親子関係に対応する。このため、通信システム100において、親用携帯通信装置1A、1B等と子供用携帯通信装置2a、2b等とは常に対応付けられる。本実施形態において、通信システム100は、親用携帯通信装置1A、1B等に関する情報のみをサーバー3(より具体的には記憶部3M)に記憶させて、集団管理する。
サーバー3は、情報テーブル6に記述される情報、例えば、メールアドレスを用いて親用携帯通信装置1A、1B等に直接アクセスできる。一方、サーバー3は、子供用携帯通信装置2a、2b等に関する情報は記憶していないため、親用携帯通信装置1A、1B等を介して、子供用携帯通信装置2a、2b等に対してアクセスすることになる。このように、本実施形態において、サーバー3は、子供用携帯通信装置2a、2b等に関する情報を有しておらず、また、子供用携帯通信装置2a、2bへ直接アクセスはできないため、子供用携帯通信装置2a、2bの情報が漏洩するおそれを低減できる。これによって、通信システム100は、子供の個人情報の漏洩を効果的に抑制することができる。
それぞれの親用携帯通信装置1A、1B等とそれぞれの子供用携帯通信装置2a、2b等とは対応付けられる。サーバー3には、親用携帯通信装置1A、1B等に関する情報のみが記憶されて、親用携帯通信装置1A、1B等が直接集団管理されるが、上記の対応により、子供用携帯通信装置2a、2b等もサーバー3によって、間接的に集団管理されることになる。なお、1台の親用携帯通信装置に対して、複数台の子供用携帯通信装置が対応付けられる場合もあり、1台の子供用携帯通信装置に複数台の親用携帯通信装置が対応付けられる場合もある。前者は、例えば、一方の親の親用携帯通信装置と複数人の子供の子供用携帯通信装置との関係であり、後者は、例えば、両親の親用携帯通信装置と一人の子供の子供用携帯通信装置との関係である。次に、親用携帯通信装置1A、1B等及び子供用携帯通信装置2a、2bの構成を説明する。
図4は、親用携帯通信装置の装置構成図である。図5は、子供用携帯通信装置の装置構成図である。親用携帯通信装置1は、制御手段10と、記憶手段13と、端末アンテナ11aが接続される第1通信手段11と、第2通信手段12と、マイク14と、スピーカ15と、レシーバ16と、表示手段17と、操作手段18とを有する。図5に示すように、子供用携帯通信装置2は、親用携帯通信装置1に位置情報検出手段19を付加した点以外は親用携帯通信装置1と同様なので、位置情報検出手段19以外については、親用携帯通信装置1についてのみ説明する。
制御手段10は、親用携帯通信装置1の全体的な動作を統括的に制御する機能を有する。すなわち、制御手段10は、親用携帯通信装置1の各種の処理が適切な手順で実行されるように、第1通信手段11や第2通信手段12や表示手段17等の動作を制御する。親用携帯通信装置1の各種の処理としては、例えば、回線交換網を介して行われる音声通話、電子メールの作成及び送受信、インターネットのWeb(World Wide Web)サイトの閲覧や、捜索支援のための通信や情報収集等がある。
制御手段10は、記憶手段13に記憶されているプログラム(例えば、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)や、操作手段(例えば、操作キー)18によって入力された操作に基づいて処理を実行する。また、制御手段10は、マイク14やレシーバ16に入力される音声信号やスピーカ15から出力される音声信号の処理を実行する。表示手段(例えば、液晶パネル)17は、制御手段10から供給される映像データに応じた映像や画像データに応じた画像を表示パネルに表示させる。
制御手段10は、例えば、マイクロプロセッサユニット(MPU:Micro Processing Unit)で構成され、本実施形態に係る捜索支援処理を実行するためのソフトウェアで指示された手順にしたがって上述した親用携帯通信装置1の各種の処理を実行する。すなわち、制御手段10は、記憶手段13に記憶されるオペレーティングシステムプログラムやアプリケーションプログラム等から命令コードを順次読み込んで処理を実行する。
記憶手段13には、制御手段10での処理に利用されるソフトウェアやデータが記憶されている。また、記憶手段13には、捜索支援のために収集された情報が記憶される。なお、ソフトウェアの処理過程で用いられるコンピュータプログラムや一時的なデータは、制御手段10によって記憶手段13に割り当てられた作業領域へ一時的に記憶される。記憶手段13は、例えば、不揮発性の記憶デバイス(ROM:Read Only Memory等の不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置等)や、読み書き可能な記憶デバイス(例えば、SRAM:Static Random Access Memory、DRAM:Dynamic Random Access Memory)等で構成される。
第1通信手段11は、基地局によって割り当てられるチャネルを介し、基地局との間でCDMA(Code Division Multiple Access)方式などによる無線信号回線を確立し、図1に示す基地局5との間で電話通信及び情報通信を行う。第1通信手段11は、基地局5を介して、図1に示すサーバー3にアクセスして、両者間で情報のやり取りをすることができる。第2通信手段12は、短距離無線通信手段であり、数m〜数十mの距離で、携帯通信装置間で直接無線情報通信を行い、情報のやり取りをすることができる。このように、親用携帯通信装置1は、基地局を介した携帯通信装置間における通信と、基地局を介さない携帯通信装置間における直接通信との両方を実現することができる。
図5に示す子供用携帯通信装置2が有する位置情報検出手段19は、例えば、GPS衛星からの信号を取得して自身の位置を検出したり、複数の基地局の位置情報を取得して自身の位置を検出したりする。また、例えば、公園や電柱等の位置情報を記憶させたICタグを、当該公園や電柱等に取り付けておき、その子供用携帯通信装置2がそのICタグの近傍にきたときに、位置情報検出手段19が当該ICタグに記憶されている位置情報を読み出して、自身の位置を検出してもよい。位置情報検出手段19が検出した自身の位置は、例えば、記憶手段13に記憶されたり、制御手段10が第2通信手段12を介して他の子供用携帯通信装置2や図4に示す親用携帯通信装置1に送信したりする。
次に、本実施形態に係る捜索支援処理を説明する。これは、通信システム100によって実現される。以下においては、複数の親用携帯通信装置1及び複数の子供用携帯通信装置2の群を、集団管理端末群という。また、集団管理端末群の中における親用携帯通信装置1や子供用携帯通信装置2を区別しない場合、必要に応じて群内端末装置という。
本実施形態に係る捜索支援処理は、情報収集処理と、捜索支援処理とを含んでいる。通信システム100は、情報収集処理と、捜索支援処理とを実行して、未発見の迷子等の捜索を支援する。情報収集処理は、迷子等の捜索依頼が発生する前に、親用携帯通信装置1や子供用携帯通信装置2が、自身以外の位置情報を取得し、取得した時間に対応させて自身の記憶手段13やサーバー3に蓄積しておく処理である。捜索支援処理は、迷子等の捜索依頼があった場合には、蓄積された位置情報から、捜索対象の子供用携帯通信装置2の位置情報を抽出して、例えば、捜索依頼の依頼元(捜索依頼元)に送信することにより、迷子等の捜索の支援をする処理である。
図6は、通信システムが実行する情報収集処理の各工程を示すフローチャートである。図7、図8は、情報収集処理において短距離無線通信を実行するタイミングの説明図である。図9は、情報収集処理で実行される短距離無線通信の概念図である。本実施形態において、情報収集処理は、常時実行される訳ではなく、定期的に、所定の時間実行される。常時情報収集処理を実行すると、親用携帯通信装置1や子供用携帯通信装置2の電力の消費が激しくなる。このため、定期的に、所定の時間情報収集処理を実行することにより、電力の消費の増加を抑制する。なお、電力の消費が問題にならない場合は、常時情報収集処理を実行してもよい。この場合、得られる情報が多くなるので、未発見の迷子等の捜索においては、捜索対象の特定精度が向上する。
情報収集処理においては、第2通信手段12で他の携帯通信装置と通信するが、通信時においては、通信対象同士の通信ポートが開いている必要がある。このため、通信システム100においては、通信時刻になったら、集団管理されている複数の親用携帯通信装置1及びこれらに対応付けられた子供用携帯通信装置2が同時に通信可能な状態になっている必要がある。
情報収集処理を実行するにあたり、ステップS101において、それぞれの親用携帯通信装置1の制御手段10及び子供用携帯通信装置2の制御手段10は、情報収集処理における通信時刻になったか否かを判定する。このとき、それぞれの制御手段10は、第1通信手段11を介して、図1に示す基地局5の基準時刻生成手段5Cを取得し、通信時刻になったか否かを判定する。通信時刻は、例えば、1分毎とし、通信時間は、例えば、1秒〜15秒とする。すなわち、情報収集処理において、複数の親用携帯通信装置1及びこれらに対応付けられた子供用携帯通信装置2は、第2通信手段12を用いて、毎分毎に所定時間、通信して情報を取得する。このようにすることで、集団管理端末群は、決まった時刻に確実に通信可能な状態となるので、電力の消費を抑制できるとともに、情報の収集漏れを低減できる。
各群内端末装置の制御手段10が通信時刻でないと判定した場合(ステップS101、No)、STARTに戻る。各群内端末装置の制御手段10が通信時刻であると判定した場合(ステップS101、Yes)、ステップS102へ進み、各群内端末装置の制御手段10は、経過時間tを0に設定する。そして、ステップS103において、各群内端末装置の制御手段10は、経過時間tのカウントを開始してから、ステップS104に進み、各群内端末装置の第2通信手段12を用いて、他の群内端末装置との通信を開始する。
ステップS105において、各群内端末装置の制御手段10は、他の群内端末装置との通信が確立したか否かを判定する。各群内端末装置の制御手段10が、通信は確立していないと判定した場合(ステップS105、No)、ステップS106へ進む。ステップS106において、通信の確立していない群内端末装置の制御手段10は、経過時間tが通信可能時間tc以下か否かを判定する。通信可能時間tcは、情報収集処理において、通信時刻になってから第2通信手段12による通信が可能となる時間であり、例えば、1秒〜15秒に設定される。すなわち、情報収集処理においては、通信時刻から通信可能時間tcの間が、第2通信手段12による通信が可能となる時間となる。
通信の確立していない群内端末装置の制御手段10が、t≦tcであると判定した場合(ステップS106、Yes)、通信の確立していない群内端末装置の制御手段10は、t≦tcとなるまで第2通信手段12による通信を試みる。通信の確立していない群内端末装置の制御手段10が、t>tcであると判定した場合(ステップS106、No)、STARTに戻り、再び情報収集処理を開始する。
各群内端末装置の制御手段10が、通信は確立したと判定した場合(ステップS105、Yes)、ステップS107へ進み、通信が確立した群内端末装置同士の制御手段10は、それぞれの第2通信手段12を介して通信対象の群内端末装置の少なくとも識別情報を取得する。本実施形態では、識別番号及び位置情報の両方を取得する。ここで識別情報とは、親用携帯通信装置1や子供用携帯通信装置2を識別するための情報であり、例えば、装置IDである。位置情報は、情報取得時における親用携帯通信装置1や子供用携帯通信装置2の位置を示す情報であり、例えば、緯度及び経度や、住所等である。位置情報は、子供用携帯通信装置2の位置情報検出手段19によって検出される。位置情報も取得することにより、迷子等の捜索支援においては、捜索依頼の対象となっている子供用携帯通信装置2の位置や軌跡を特定するのに極めて有効であるため、識別情報のみを取得するよりも好ましい。ステップS107において、通信が確立した群内端末装置同士の制御手段10は、識別情報及び位置情報を取得した後、通信可能時間tcが経過していなければ、さらに別の群内端末装置と通信を確立して、識別情報及び位置情報を取得してもよい。
本実施形態では、図7に示すように、通信可能時間tcが経過するまでは、群内端末装置間(この例では親用携帯通信装置1と子供用携帯通信装置2間)で通信が可能となるとともに、ステップS106においては、他の群内端末装置と通信を試みることになる。そして、図8に示すように、通信可能時間tcが経過すると、群内端末装置間(この例では親用携帯通信装置1と子供用携帯通信装置2間)での通信はしないこととし、ステップS106においては、他の群内端末装置との通信は試みない。このように、本実施形態では、情報収集処理における通信を開始する時刻から所定の時間(通信可能時間tc)を、第2通信手段12を用いた短距離無線通信に割り当てることで、群内端末装置の電力消費を抑制する。
図9に示す例では、例えば、親用携帯通信装置1Aは親用携帯通信装置1C及び子供用携帯通信装置2bと通信が確立できるので、所定の優先順位(例えば、先に通信が確立した方)にしたがって選択された方との間で互いに識別情報及び位置情報を送受信する。また、親用携帯通信装置1Bは子供用携帯通信装置2aと通信が確立できるので、両者間で互いに識別情報及び位置情報を送受信する。
情報収集処理では、短距離無線通信手段である第2通信手段12を用いる。図9に示すCA1は、親用携帯通信装置1Aが有する第2通信手段12の通信可能範囲であり、CA2は、子供用携帯通信装置2aが有する第2通信手段12の通信可能範囲である。例えば、第2通信手段12の通信可能距離は数m〜数十mなので、通信可能範囲CA1、CA2は、半径数m〜数十mの円内となる。図9に示す例では、子供用携帯通信装置2bがいずれの通信可能範囲CA1、CA2にも属していない。情報収集処理に短距離無線通信手段を用いることにより、通信が確立した相手は、自身を中心とした半径数m〜数十mの円内に存在していることになる。したがって、群内端末装置が通信相手の位置情報を取得できない場合であっても、自身の位置情報が分かれば、その位置情報から通信相手の位置情報を推定することができる。例えば、通信相手の位置は、自身の位置から第2通信手段12の通信可能距離を半径とする円内と推定することができる。また、親用携帯通信装置1等が、受信する電波の方向から、発信元の方向を推定できる機能を有していれば、通信相手が存在する方向も推定できる。
群内端末装置の識別情報及び位置情報が取得されたら、ステップS108に進み、識別情報及び位置情報を取得した群内端末装置の制御手段10は、取得した識別情報及び位置情報を、取得した時刻と対応付けて記憶手段13に記憶させるか、第1通信手段11を介してサーバー3へ送信する。位置情報を通信相手から取得できなかった場合、群内端末装置の制御手段10は、少なくとも取得した識別情報を取得した時刻と対応付けて記憶手段13に記憶させるか、第1通信手段11を介してサーバー3へ送信する。この場合、上述したように、群内端末装置の制御手段10は、自身の位置情報から通信相手の位置情報を推定し、識別情報を取得した時刻と対応付けて記憶手段13に記憶させるか、第1通信手段11を介してサーバー3へ送信してもよい。上述した各工程により、情報収集処理は終了する。なお、情報収集処理は、所定の通信開始時刻が到来する毎に、定期的に実行される。次に、操作支援処理を説明する。
図10は、通信システムのサーバーが実行する捜索支援処理の各工程を示すフローチャートである。図11は、通信システムの親用携帯通信装置が実行する捜索支援処理の各工程を示すフローチャートである。図12は、通信システムの子供用携帯通信装置が実行する捜索支援処理の各工程を示すフローチャートである。図13、図14は、捜索支援処理の説明図である。図15は、捜索依頼元に送信される捜索支援情報の概念図である。捜索支援処理は、図1に示す通信システム100のサーバー3が、捜索依頼を受信したことをトリガーとして開始する。迷子等の捜索の場合は、捜索依頼は、例えば、親用携帯通信装置1からサーバー3に送信される。図13に示す例では、親用携帯通信装置1Bが、これに対応する子供用携帯通信装置2bの捜索依頼SDをサーバー3に送信している。本実施形態において、捜索依頼SDは電子メールによるものであるが、操作手段18に対する所定の操作や、音声によるものであってもよい。
[サーバーの捜索支援処理]
ここで説明するサーバー3の捜索支援処理は、図1に示すサーバー3の処理部3Cが実行し、収集した情報は記憶部3Mが記憶する。ステップS201において、サーバー3は、捜索依頼SDがあったか否か、すなわち、捜索依頼SDを受信したか否かを判定する。捜索依頼SDを受信していないとサーバー3が判断した場合(ステップS201、No)、捜索支援処理は終了する。この場合、サーバー3が集団管理する複数の親用携帯通信装置1及び複数の子供用携帯通信装置2は、上述した情報収集処理を定期的に実行する。
捜索依頼SDを受信したとサーバー3が判断した場合(ステップS201、Yes)、ステップS202へ進み、サーバー3は、捜索依頼設定をONにする。この捜索依頼設定がONである場合には、通信システム100による迷子等の捜索の支援が実行される。次に、ステップS203へ進み、サーバー3は、集団管理している複数の親用携帯通信装置1(図13に示す例では、1A、1C、1D)に、捜索依頼SDを送信する。捜索依頼SDは、図1に示す通信制御装置4及び基地局5を介して送信される。親用携帯通信装置1は、図4に示す第1通信手段11を介して捜索依頼SDを取得する。
次に、ステップS204に進む。サーバー3は、図14に示すように、集団管理している複数の親用携帯通信装置1(図14に示す例では、1A、1C、1D)、及びこれらに対応付けられている子供用携帯通信装置2(図14に示す例では、2a、2c、2d)から、捜索依頼の対象となっている子供用携帯通信装置2b(必要に応じて捜索対象という)についての情報(捜索対象情報)IFを取得して、収集する。捜索対象についての情報は、親用携帯通信装置1や子供用携帯通信装置2から送信される情報であり、これらは記憶手段13に蓄積されている、群内端末装置の情報(群内端末情報)を含む情報である。
群内端末情報は、上述した情報収集処理で収集され、それぞれの親用携帯通信装置1や子供用携帯通信装置2に蓄積されている、群内端末装置の情報(少なくとも識別情報をその取得時間と対応付けたもの)である。本実施形態において、群内端末情報は、群内端末装置の識別情報及び位置情報をこれらの取得時間と対応付けたものである。
群内端末情報は、情報収集処理において、親用携帯通信装置1や子供用携帯通信装置2が自身とは異なる親用又は子供用携帯通信装置と直接短距離無線通信することによって得られた前記異なる親用又は子供用携帯通信装置の識別情報や位置情報である。群内端末情報の中には、捜索対象の識別情報や位置情報等が含まれている場合もあり、また含まれていない場合もある。しかし、後者であっても、その群内端末情報を生成した親用又は子供用携帯通信装置は、第2通信手段12の通信可能範囲内で捜索対象とは遭遇しなかったという情報が得られる。このため、群内端末情報に捜索対象の識別情報や位置情報等が含まれていないという情報も、捜索対象情報IFとなる。したがって、捜索対象情報IFは、群内端末情報及び群内端末情報に捜索対象の識別情報や位置情報等が含まれていないという情報の両方を含む。ステップS204において、捜索対象情報IFを取得し、収集したサーバー3は、収集した捜索対象情報IFから図14に示す捜索支援情報IFSを作成して、捜索依頼元へ送信する。
サーバー3は、ステップS204において、収集した捜索対象情報IFを捜索対象の装置IDで検索して、捜索依頼SDの対象となっている子供用携帯通信装置2bについての識別情報や位置情報、当該位置情報が取得された時間についての情報等を抽出する。なお、捜索対象情報IFに、捜索対象についての識別情報や位置情報等が含まれていない場合でも、その捜索対象情報IFを生成した親用又は子供用携帯通信装置が捜索対象とは遭遇しなかったという情報が得られる。
サーバー3は、図15に示すような捜索支援情報IFSを作成し、捜索依頼元、すなわち、捜索依頼SDを送信した親用携帯通信装置1Bに送信する。収集された捜索対象情報IFから捜索対象についての識別情報や位置情報等がまったく得られなかった場合、すなわち、捜索対象情報IFに捜索対象の識別情報や位置情報等が含まれていないという情報のみしか得られなかった場合、捜索支援情報IFSは、集団管理の範囲内において捜索対象の痕跡は発見できなかったというものになる。なお、捜索支援情報IFS中のIDは、捜索対象である子供用携帯通信装置2bの装置ID(51、図3参照)に対応する。サーバー3は、捜索依頼SDを受信してから所定の時間が経過する毎に捜索支援情報IFSを作成してもよいし、所定量の情報が収集されてから捜索支援情報IFSを作成してもよい。
次に、ステップS205へ進み、サーバー3は、捜索支援処理の終了条件か否かを判定する。終了条件は、例えば、サーバー3が捜索依頼SDを受信して所定時間が経過した場合としてもよいし、捜索対象が発見されたという情報をサーバー3が受信した場合としてもよいし、他の条件としてもよい。サーバー3が、捜索支援処理の終了条件は成立していないと判定した場合(ステップS205、No)、サーバー3は群内端末情報の収集と、捜索支援情報IFSの作成及び送信とを継続する。サーバー3が、捜索支援処理の終了条件は成立したと判定した場合(ステップS205、Yes)、ステップS206へ進み、捜索依頼設定をOFFとして、この情報、すなわち、捜索支援処理を終了するという情報を、それぞれの親用携帯通信装置1A、1B等に送信する。この捜索依頼設定がOFFである場合には、通信システム100による迷子等の捜索の支援が実行されず、上述した情報収集処理のみが実行される。次に、親用携帯通信装置1の捜索支援処理を説明する。
[親用携帯通信装置の捜索支援処理]
ここで説明する親用携帯通信装置1の捜索支援処理は、図4に示す親用携帯通信装置1の制御手段10が実行する。ステップS301において、親用携帯通信装置1の制御手段10は、上述したステップS203でサーバー3が送信した捜索依頼SDに関する情報を受信して、取得したか否かを判定する。捜索依頼SDに関する情報は、少なくとも捜索対象(この例では、子供用携帯通信装置2b)の識別情報(例えば、装置ID)を含む。
制御手段10が、捜索依頼SDに関する情報を受信していないと判定した場合(ステップS301、No)、親用携帯通信装置1の捜索支援処理は終了する。制御手段10が、図13に示すように、捜索依頼SDに関する情報を取得したと判定した場合(ステップS301、Yes)、ステップS302において、制御手段10は、捜索依頼設定をONにする。この捜索依頼設定は、親用携帯通信装置1に固有のものであり、これがONである場合には、通信システム100による迷子等の捜索の支援が実行される。なお、捜索依頼SDに関する情報を取得した場合、制御手段10は、スピーカ15や表示手段17に、その旨の報知をさせてもよい。これによって、親用携帯通信装置1の所有者は、捜索依頼SDがあったことを知ることになり、自身も捜索に加わったり、捜索依頼元に直接情報を伝えたりすることができるので、未発見の迷子等の捜索効率が向上する。
次に、ステップS303へ進み、親用携帯通信装置1の制御手段10は、捜索依頼SDに関する情報を、自身に対応する子供用携帯通信装置2へ送信する。図13に示す例では、親用携帯通信装置1Aは子供用携帯通信装置2aに、親用携帯通信装置1Dは子供用携帯通信装置2dに、親用携帯通信装置1Cは子供用携帯通信装置2cに、捜索依頼SDに関する情報を送信する。その後、ステップS304へ進み、図14に示す、それぞれの親用携帯通信装置1A、1C、1Dの制御手段10は、捜索依頼SDに関する情報に基づいて、捜索対象の情報がそれぞれの記憶手段13に蓄積されているか否かを判定する。
捜索対象の情報があると制御手段10が判定した場合(ステップS304、Yes)、ステップS305へ進む。そして、そのような親用携帯通信装置1の制御手段10は、記憶手段13に蓄積されている捜索対象情報IFを、図4に示す第1通信手段11を介してサーバー3へ送信する(図14参照)。この場合、捜索依頼SDに関する情報(例えば、捜索対象の装置ID)に基づいて、記憶手段13に蓄積されている群内端末情報から、捜索対象から得た情報を抽出して、捜索対象から得た情報のみをサーバー3へ送信してもよい。このようにすれば、図10のステップS204において、サーバー3が捜索支援情報IFSを作成する際の負荷を軽減できる。また、捜索対象のみで構成される情報をサーバー3へ送信すれば、捜索対象情報IFをサーバー3へ送信する場合と比較して情報量を低減できる。これによって、親用携帯通信装置1とサーバー3との通信時間も短くなり、回線の占有時間を短縮できるので好ましい。
ステップS304に戻り、捜索対象の情報がないと制御手段10が判定した場合(ステップS304、No)、ステップS306へ進む。そして、そのような親用携帯通信装置1の制御手段10は、捜索対象の情報がないという情報を捜索対象情報IFとして、図4に示す第1通信手段11を介してサーバー3へ送信する。このように、ステップS305又はステップS306で、捜索対象情報IFが親用携帯通信装置1から送信される。
ステップS305又はステップS306が終了したら、ステップS307へ進む。ステップS307において、親用携帯通信装置1A、1C等の制御手段10は、サーバー3から捜索支援処理を終了する旨の情報を受信し、取得したか否かを判定する。制御手段10が、捜索支援処理を終了する旨の情報を取得していないと判定した場合(ステップS307、No)、当該情報を受信し、取得するまで、ステップS304〜ステップS306を繰り返す。
親用携帯通信装置1は、後述するように、対応する子供用携帯通信装置2から送信される捜索対象情報IFを受信することがある。親用携帯通信装置1が子供用携帯通信装置2から捜索対象情報IFを受信した場合、制御手段10は記憶手段13に記憶させる。捜索支援処理を終了する旨の情報を親用携帯通信装置1が受信していない場合、ステップS304に戻るが、このとき、制御手段10は、受信された捜索対象情報IFが記憶手段13に存在するか否かを判定し、以後のステップを実行することになる。
制御手段10が、捜索支援処理を終了する旨の情報を受信したと判定した場合(ステップS307、Yes)、ステップS308へ進む。ステップS308において、捜索支援処理を終了する旨の情報を受信した親用携帯通信装置1の制御手段10は、当該情報を、自身に対応する子供用携帯通信装置2に第1通信手段11を介して送信する。そして、制御手段10は、捜索依頼設定をOFFにする。これによって、通信システム100による迷子等の捜索の支援が実行されず、上述した情報収集処理のみが実行される。次に、子供用携帯通信装置2の捜索支援処理を説明する。
[子供用携帯通信装置の捜索支援処理]
ここで説明する子供用携帯通信装置2の捜索支援処理は、図5に示す子供用携帯通信装置2の制御手段10が実行する。ステップS401において、子供用携帯通信装置2の制御手段10は、上述したステップS303で親用携帯通信装置1が送信した捜索依頼SDに関する情報を取得したか否かを判定する。捜索依頼SDに関する情報は、少なくとも捜索対象(この例では、子供用携帯通信装置2b)の識別情報(例えば、装置ID)を含む。
制御手段10が、捜索依頼SDに関する情報を取得していないと判定した場合(ステップS401、No)、子供用携帯通信装置2の捜索支援処理は終了する。制御手段10が、図13に示すように、捜索依頼SDに関する情報を取得したと判定した場合(ステップS401、Yes)、ステップS402に進み、制御手段10は、捜索依頼設定をONにする。この捜索依頼設定は、子供用携帯通信装置2に固有のものであり、これがONである場合には、通信システム100による迷子等の捜索の支援が実行される。なお、捜索依頼SDに関する情報を取得した場合、制御手段10は、スピーカ15や表示手段17に、その旨の報知をさせてもよい点は上述した通りである。
次に、ステップS403に進み、子供用携帯通信装置2の制御手段10は、記憶手段13に蓄積されている群内端末情報、あるいは捜索対象の情報がないという情報、すなわち、捜索対象情報IFを、自身に対応する親用携帯通信装置1又はサーバー3へ、第1通信手段11を介して送信する(図14参照)。捜索対象情報IFを親用携帯通信装置1へ送信する場合、子供用携帯通信装置2とサーバー3との接続はないので、子供用携帯通信装置2のセキュリティはより高く保たれるので、好ましい。一方、サーバー3へ送信する場合、親用携帯通信装置1を介する必要はないので、サーバー3は、捜索対象情報IFを迅速に取得できる。
この場合、ステップS401で受信し、取得した捜索依頼SDに関する情報に基づいて、捜索対象から得た情報を、記憶手段13に蓄積されている群内端末情報から抽出して、捜索対象から得た情報のみを親用携帯通信装置1又はサーバー3へ送信してもよい。この点は、親用携帯通信装置1の捜索支援処理で説明した通りである。子供用携帯通信装置2が、捜索対象情報IFを直接サーバー3へ送信すれば、親用携帯通信装置1を介してサーバー3へ送信するよりも、親用携帯通信装置1の処理負荷が軽減するので好ましい。
次に、ステップS404へ進み、子供用携帯通信装置2a、2c等の制御手段10は、親用携帯通信装置1A、1B等から捜索支援処理を終了する旨の情報を受信したか否かを判定する。制御手段10が、捜索支援処理を終了する旨の情報を受信していないと判定した場合(ステップS404、No)、当該情報を受信するまで、ステップS403を繰り返す。
制御手段10が、捜索支援処理を終了する旨の情報を受信したと判定した場合(ステップS404、Yes)、捜索支援処理を終了する旨の情報を受信した子供用携帯通信装置2の制御手段10は、捜索依頼設定をOFFにする。これによって、通信システム100による迷子等の捜索の支援が実行されず、上述した情報収集処理のみが実行される。
本実施形態では、近距離通信により親用及び子供用携帯通信装置から取得した識別情報や位置情報等を、取得した時間と対応付けて蓄積する。そして、迷子等の捜索依頼があった場合には、複数の親用及び子供用携帯通信装置に蓄積された識別情報等を捜索対象情報としてサーバーが収集する。そして、サーバーが、収集された捜索対象情報から、捜索対象について検索することにより、捜索対象の識別情報や位置情報、当該位置情報が取得された時間情報等を抽出して、捜索支援情報を作成する。この捜索支援情報は、捜索対象の位置情報を時系列で知ることができるので、捜索対象がどのような軌跡をたどったかを知ることができる。
また、捜索対象情報を送信する際に、送信する親用あるいは子供用携帯通信装置の自身の識別情報を付加するようにすれば、捜索対象がどのような親用あるいは子供用携帯通信装置の近くにいたのかも知ることができる。さらに、自身の識別情報を付加すれば、捜索対象の位置情報がない場合でも、捜索対象の近くにあった親用あるいは子供用携帯通信装置の所有者から、その当時の状況を聴取することができる。これによって、捜索の手がかりを得ることもできる。さらに、本実施形態では、サーバーに、親用携帯通信装置に関する情報のみを記憶して集団管理し、親子関係の対応により、子供用携帯通信装置を間接的に集団管理する。これによって、子供の個人情報の漏洩をできる限り低減することができる。なお、将来、ペットの首輪に通信機能を搭載したものが登場すると、未発見の迷子犬や迷子猫等の捜索も、本実施形態と同様の手法で捜索することができる。
(変形例)
図16は、本実施形態の変形例に係る捜索支援処理の説明図である。図17は、捜索対象情報あるいは捜索依頼元に送信される捜索支援情報の概念図である。本変形例に係る捜索支援処理は、親用携帯通信装置1及び子供用携帯通信装置2が、捜索対象情報IFを送信した後に、それぞれ、捜索対象との通信を試みる。そして、捜索対象との通信が確立できたら、捜索対象の少なくとも識別情報を取得して、捜索対象情報IFとして送信する。
図16に示す例において、捜索依頼SDに関する情報を受信し、取得した親用携帯通信装置1及び子供用携帯通信装置2は、捜索対象情報IFをサーバー3へ送信した後に、それぞれの第2通信手段12を用いて短距離無線通信を実行する。短距離無線通信は、上述した情報収集処理と同様に、定期的に、一定時間実行すればよい。
この例においては、捜索対象である子供用携帯通信装置2bとの通信が確立できているのは、親用携帯通信装置1Dである。したがって、親用携帯通信装置1Dは、第2通信手段12を介して、子供用携帯通信装置2bの少なくとも識別情報(本変形例では、識別情報及び位置情報)を取得する。
その後、親用携帯通信装置1Dは、取得した子供用携帯通信装置2bの識別情報等を、図16に示すような捜索対象情報IFとしてサーバー3へ送信する。なお、例えば、子供用携帯通信装置2c等が捜索対象との通信を確立し、捜索対象の識別情報等を捜索対象情報IFとして送信する場合、親用携帯通信装置1Cを介して、又は直接サーバー3へ送信する。
図16に示す例において、親用携帯通信装置1Dから捜索対象情報IFを取得したサーバー3は、これを用いて、捜索支援情報IFSを作成し、捜索依頼元である親用携帯通信装置1Bに送信する。サーバー3が受信した捜索対象情報IFが単一である場合、図17に示すように、捜索支援情報IFSは、捜索対象情報IFと同一になる。
本変形例において、捜索対象である子供用携帯通信装置2bとの通信が確立されなかった子供用携帯通信装置2dや親用携帯通信装置1C等については、通信が確立された対象との間で情報のやり取りをする必要はない。また、情報をやり取りしても、それをサーバー3へ送信する必要もない。なお、図16では、捜索対象である子供用携帯通信装置2bとの通信が確立されなかった子供用携帯通信装置2dや親用携帯通信装置1C等は、親用携帯通信装置1Dやサーバー3に捜索対象情報IFを送信していない。さらに、親用携帯通信装置や子供用携帯通信装置の短距離無線通信の通信対象を、捜索対象である子供用携帯通信装置2bのみとしてもよい。
本変形例は、親用携帯通信装置1や子供用携帯通信装置2の記憶手段13に蓄積された捜索対象情報IFがサーバー3等へ送信された後においても、親用携帯通信装置1及び子供用携帯通信装置2が捜索対象とのアクセスを試みる。これによって、未発見の迷子等の捜索効率が向上するとともに、より確実に未発見の迷子等の捜索を遂行することができる。また、サーバー3へ送信される捜索対象情報IFは、ある程度の期間、蓄積された情報ではないので、記憶手段13に蓄積された捜索対象情報IFを送信する場合と比較して情報量を低減できる。これによって、親用携帯通信装置1とサーバー3との通信時間も短くなり、回線の占有時間を短縮できるので好ましい。また、捜索依頼SDに関する情報に基づいて、第2通信手段12を用いた近距離通信の通信対象を特定できるので、通信対象が発見できない場合には、情報の取得を実行しないでもよい。これによって、電力消費をさらに抑制できる。
(実施形態2)
図18は、親用携帯通信装置が実行する、実施形態2に係る捜索支援処理の各工程を示すフローチャートである。図19は、子供用携帯通信装置が実行する、実施形態2に係る捜索支援処理の各工程を示すフローチャートである。本実施形態に係る捜索支援処理は、情報収集処理を実行せず、捜索依頼SDに関する情報を受信し、取得した親用携帯通信装置1及び子供用携帯通信装置2は、それぞれ、捜索対象との通信を試みる。そして、捜索対象との通信が確立できたら、捜索対象の少なくとも識別情報を取得して、捜索対象情報IFとして送信する。図18、図19、図16、図17等を用いて、本実施形態に係る捜索支援処理を説明する。本実施形態に係る捜索支援処理において、サーバー3の捜索支援処理は実施形態1と同様である。
[親用携帯通信装置の捜索支援処理]
この捜索支援処理は、図4に示す親用携帯通信装置1の制御手段10が実行する。親用携帯通信装置の捜索支援処理のステップS501〜ステップS503は、実施形態1に係る親用携帯通信装置の捜索支援処理のステップS301〜ステップS303と同様である。ステップS504において、図16に示す親用携帯通信装置1A、1C等の制御手段10は、それぞれ第2通信手段12を用いて捜索対象である子供用携帯通信装置2bとの通信を試みる。
ステップS505に進み、親用携帯通信装置1A、1C等の制御手段10は、それぞれ子供用携帯通信装置2bとの通信を確立したか否かを判定する。制御手段10が、子供用携帯通信装置2bとの通信を確立したと判定した場合(ステップS505、Yes)、ステップS506へ進む。そして、制御手段10は、第2通信手段12を介して、子供用携帯通信装置2bの少なくとも識別情報(本実施形態では、識別情報及び位置情報)を取得する。図16に示す例では、親用携帯通信装置1Dが、子供用携帯通信装置2bとの通信を確立しているので、親用携帯通信装置1Dの制御手段10が、子供用携帯通信装置2bの少なくとも識別情報(本実施形態では、識別情報及び位置情報)を取得する。そして、ステップS507へ進み、制御手段10は、取得した子供用携帯通信装置2bの情報を捜索対象情報IFとしてサーバー3へ送信する。
次に、ステップS505へ戻り、制御手段10が、子供用携帯通信装置2bとの通信を確立していないと判定した場合(ステップS505、No)、ステップS508へ進む。そして、そのような親用携帯通信装置の制御手段10は、捜索対象と通信を確立できないという情報を捜索対象情報IFとして、図4、図5に示す第1通信手段11を介してサーバー3へ送信する。このように、ステップS506及びステップS507、あるいはステップS508で、捜索対象情報IFがサーバー3へ送信される。ステップS507又はステップS508が終了したら、ステップS509へ進む。ステップS509、ステップS510は、実施形態1に係る親用携帯通信装置の捜索支援処理のステップS307、ステップS308と基本的に同様であるが、ステップS509において、制御手段10が、捜索支援処理を終了する旨の情報を取得していないと判定した場合(ステップS509、No)、ステップS504〜ステップS508が繰り返される。次に、子供用携帯通信装置の捜索支援処理を説明する。
[子供用携帯通信装置の捜索支援処理]
子供用携帯通信装置の捜索支援処理は、図5に示す子供用携帯通信装置2の制御手段10が実行する。ステップS601、ステップS602は、実施形態1に係る子供用携帯通信装置の捜索支援処理のステップS401、ステップS402と同様である。ステップS603において、図16に示す子供用携帯通信装置2a、2c等の制御手段10は、それぞれ第2通信手段12を用いて捜索対象である子供用携帯通信装置2bとの通信を試みる。
そして、ステップS604に進み、子供用携帯通信装置2a、2c等の制御手段10は、それぞれ子供用携帯通信装置2bとの通信を確立したか否かを判定する。制御手段10が、子供用携帯通信装置2bとの通信を確立したと判定した場合(ステップS604、Yes)、ステップS605へ進む。そして、制御手段10は、第2通信手段12を介して、子供用携帯通信装置2bの少なくとも識別情報(本実施形態では、識別情報及び位置情報)を取得する。そして、ステップS606へ進み、制御手段10は、取得した子供用携帯通信装置2bの情報を捜索対象情報IFとして親用携帯通信装置1又はサーバー3へ送信する。
次に、ステップS604へ戻り、制御手段10が、子供用携帯通信装置2bとの通信を確立していないと判定した場合(ステップS604、No)、ステップS607へ進む。そして、そのような子供用携帯通信装置の制御手段10は、捜索対象と通信を確立できないという情報を捜索対象情報IFとして、図4、図5に示す第1通信手段11を介して対応する親用携帯通信装置1又はサーバー3へ送信する。このように、ステップS605及びステップS606、あるいはステップS607で、捜索対象情報IFがサーバー3へ送信される。ステップS606又はステップS607が終了したら、ステップS608へ進む。ステップS608は、実施形態1に係る親用携帯通信装置の捜索支援処理のステップS404と基本的に同様であるが、ステップS608において、制御手段10が、捜索支援処理を終了する旨の情報を取得していないと判定した場合(ステップS608、No)には、Noと判定された場合には、ステップS603〜ステップS607が繰り返される。
本実施形態では、捜索依頼SDが発生してから、第2通信手段12を用いた近距離通信により、捜索対象と通信を試み、捜索対象との通信が確立したら、捜索対象の識別情報等を取得して、サーバー3へ送信する。これによって、情報収集処理が不要になるので、電力消費を大幅に抑制することができる。また、捜索依頼SDに関する情報に基づいて、第2通信手段12を用いた近距離通信の通信対象を特定できるので、通信対象が発見できない場合には、情報の取得を実行しないでよい。これによって、電力消費をさらに抑制できる。さらに、サーバー3へ送信される捜索対象情報IFは、ある程度の期間、蓄積された情報ではないので、実施形態1のように、記憶手段13に蓄積された捜索対象情報IFを送信する場合と比較して情報量を低減できる。これによって、親用携帯通信装置1とサーバー3との通信時間も短くなり、回線の占有時間を短縮できるので好ましい。
以上のように、本発明に係る通信システム及び携帯通信装置は、未発見の迷子等の捜索に有用である。
1、1A、1B、1C、1D 親用携帯通信装置
2、2a、2b、2c、2d 子供用携帯通信装置
3 サーバー
3C 処理部
3M 記憶部
3I 入出力部
4 通信制御装置
5 基地局
5C 基準時刻生成手段
6 情報テーブル
10 制御手段
11 第1通信手段
12 第2通信手段
13 記憶手段
19 位置情報検出手段
100 通信システム

Claims (8)

  1. 他の携帯通信装置と直接通信可能な短距離無線通信手段を有する複数の第1携帯通信装置、並びに他の携帯通信装置と直接通信可能な短距離無線通信手段を有する複数の第2携帯通信装置と、
    前記複数の第1携帯通信装置に関する情報を記憶するサーバーと、を有し、
    前記複数の第2携帯通信装置又は前記複数の第1携帯通信装置は、それぞれの前記短距離無線通信手段を用いて、他の第2携帯通信装置と通信して、他の第2携帯通信装置の少なくとも識別情報を取得するとともに、当該取得した識別情報を、取得した時間と対応付けて記憶し、
    少なくとも一つの前記第2携帯通信装置の捜索依頼を前記サーバーが取得したら、前記サーバーは、前記複数の第1携帯通信装置に対して前記捜索依頼に関する情報を送信し、
    前記捜索依頼に関する情報を受信した第1携帯通信装置は、前記捜索依頼の対象となっている第2携帯通信装置についての情報を前記サーバーに送信する、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記捜索依頼に関する情報を受信した第1携帯通信装置は、さらに、自身に対応付けられている第2携帯通信装置に前記捜索依頼に関する情報を送信し、
    前記捜索依頼に関する情報を受信した第2携帯通信装置は、自身に対応付けられた第1携帯通信装置、又は前記サーバーに、前記捜索依頼の対象となっている第2携帯通信装置についての情報を送信する、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記短距離無線通信手段を用いた通信は、
    定期的に、所定の時間実行される、
    請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記短距離無線通信手段を用いた通信は、
    前記複数の第2携帯通信装置及び前記複数の第1携帯通信装置がアクセス可能な基地局から発信される基準時間に基づいて実行される、
    請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記捜索依頼の対象となっている第2携帯通信装置についての情報を送信した、前記第1携帯通信装置又は前記第2携帯通信装置は、
    それぞれ、前記捜索依頼の対象となっている第2携帯通信装置との通信を試み、
    前記捜索依頼の対象となっている第2携帯通信装置との通信が確立できたら、前記捜索依頼の対象となっている第2携帯通信装置の少なくとも識別情報を取得して送信する、
    請求項2から4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記識別情報を取得した第1携帯通信装置は、取得した情報を前記サーバーに送信し、
    前記識別情報を取得した第2携帯通信装置は、自身に対応付けられた第1携帯通信装置、又は前記サーバーに取得した情報を送信する、
    請求項5に記載の通信システム。
  7. 複数の携帯通信装置を集団管理する際に用いる携帯通信装置であり、
    サーバーと通信可能な第1通信手段と、
    他の携帯通信装置と直接通信可能な第2通信手段と、
    情報を記憶する記憶部と、
    前記第2通信手段を用いて他の携帯通信装置と通信して、当該他の携帯通信装置の少なくとも識別情報を取得するとともに、取得した時間と対応付けて前記記憶部へ記憶させ、集団管理される携帯通信装置に対応付けられた携帯通信装置の捜索依頼に関する情報を受信したら、自身に対応付けられている携帯通信装置に前記捜索依頼に関する情報を送信するとともに、前記捜索依頼の対象となっている携帯通信装置についての情報を、前記第1通信手段を介して前記サーバーへ送信する制御手段と、
    を含むことを特徴とする携帯通信装置。
  8. 集団管理される複数の携帯通信装置とそれぞれ対応付けられた携帯通信装置であり、
    サーバーと通信可能な第1通信手段と、
    他の携帯通信装置と直接通信可能な第2通信手段と、
    情報を記憶する記憶部と、
    前記第2通信手段を用いて他の携帯通信装置と通信して、当該他の携帯通信装置の少なくとも識別情報を取得するとともに、取得した時間と対応付けて前記記憶部へ記憶させ、集団管理される携帯通信装置に対応付けられた携帯通信装置の捜索依頼に関する情報を、自身に対応付けられている携帯通信装置から受信したら、前記捜索依頼の対象となっている携帯通信装置についての情報を、前記第1通信手段を介して送信する制御手段と、
    を含むことを特徴とする携帯通信装置。
JP2010016066A 2010-01-27 2010-01-27 通信システム及び携帯通信装置 Expired - Fee Related JP5679670B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010016066A JP5679670B2 (ja) 2010-01-27 2010-01-27 通信システム及び携帯通信装置
PCT/JP2011/051663 WO2011093408A1 (ja) 2010-01-27 2011-01-27 通信システム及び携帯通信装置、並びに通信システム用サーバー
US13/575,087 US9185201B2 (en) 2010-01-27 2011-01-27 Communication system and mobile communication device, and server for communication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010016066A JP5679670B2 (ja) 2010-01-27 2010-01-27 通信システム及び携帯通信装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011154571A JP2011154571A (ja) 2011-08-11
JP2011154571A5 JP2011154571A5 (ja) 2013-02-28
JP5679670B2 true JP5679670B2 (ja) 2015-03-04

Family

ID=44319391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010016066A Expired - Fee Related JP5679670B2 (ja) 2010-01-27 2010-01-27 通信システム及び携帯通信装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9185201B2 (ja)
JP (1) JP5679670B2 (ja)
WO (1) WO2011093408A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140130952A (ko) * 2013-05-02 2014-11-12 삼성전자주식회사 전자 장치에서 근거리 통신을 이용하여 신호를 전송하기 위한 장치 및 방법
US9565527B1 (en) * 2013-12-19 2017-02-07 Securus Technologies, Inc. Location-based services for exigent circumstances
JP6427386B2 (ja) * 2014-03-18 2018-11-21 株式会社Nttドコモ 通信システム、携帯端末および位置管理方法
KR102218646B1 (ko) * 2014-10-22 2021-02-22 삼성전자주식회사 페어링 장치 및 그 방법
JP6316250B2 (ja) * 2014-11-28 2018-04-25 株式会社ナスカ 移動物体の位置検索システム
EP3249957B1 (en) * 2015-02-16 2020-01-08 Huawei Technologies Co., Ltd. Method, apparatus and system for acquiring location information of target object
JP2016184306A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 ルネサスエレクトロニクス株式会社 保護支援システム、保護支援サーバー及び保護端末
JP6194441B1 (ja) * 2015-11-17 2017-09-13 株式会社リキッド・デザイン・システムズ 対象者発見支援システム及び対象者情報発信装置
JP6703737B2 (ja) 2016-06-20 2020-06-03 株式会社音力発電 制御システム
JP6300878B1 (ja) * 2016-10-11 2018-03-28 洋彰 船橋 管理対象端末、サーバ、携帯電話装置、携帯情報端末プログラム、携帯電話装置プログラム及び位置管理システム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003092578A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Fujitsu Ltd 管理装置、処理装置、装置、およびプログラム
JP2004355349A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Hitachi Ltd 探索支援システム
JP2006211014A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 捜索支援システム
US7848704B2 (en) * 2005-03-04 2010-12-07 Broadcom Corporation Location system for bluetooth enabled devices
JP4428269B2 (ja) * 2005-03-24 2010-03-10 富士通株式会社 探索を中継する携帯端末、探索方法、および探索プログラム
JP2007011555A (ja) 2005-06-29 2007-01-18 Nec Corp 迷子支援方法および装置
JP2008206025A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Nec Corp 携帯端末探索システム、携帯端末
JP4466661B2 (ja) * 2007-03-02 2010-05-26 株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ 携帯端末装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011154571A (ja) 2011-08-11
US20120295638A1 (en) 2012-11-22
WO2011093408A1 (ja) 2011-08-04
US9185201B2 (en) 2015-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5679670B2 (ja) 通信システム及び携帯通信装置
KR100992163B1 (ko) 휴대단말장치, 원격통지방법 및 프로그램을 기록한기록매체
EP2883370B1 (en) Information processing terminal, information processing method, program, and information storage medium
JP2006267057A (ja) 位置検出システム、携帯端末、位置検出方法及びプログラム
JP5187975B2 (ja) 捜索支援システム
JP6386254B2 (ja) 捜索支援プログラム、捜索支援システム及び捜索支援の方法
JP2017097750A (ja) 測位システム、無線タグ装置およびその測位方法
JP2005258638A (ja) 安否確認システム
JP2004297334A (ja) 位置情報測定端末装置、および無線タグによる位置情報測定方法、ならびにプログラム
JP3678210B2 (ja) 位置特定システム、移動通信端末およびコンピュータプログラム
JP3926746B2 (ja) 携帯情報端末、無線通信システム及びリンク確立方法
CN101854585A (zh) 一种带电子栅栏的子母机定位的方法及其装置
EP2654354B1 (en) Providing a current position while reducing an overall power consumption
JP6327331B2 (ja) 情報処理装置
JP2015142241A (ja) 無線通信システム、無線端末および無線通信方法
JP2007116618A (ja) 端末装置、端末装置の制御方法、端末装置の制御プログラム、端末装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
KR100451199B1 (ko) 블루투스 단말기를 이용한 위치정보 검출방법
JP2019213070A (ja) 位置探索システムおよび位置探索方法
JP2008159005A (ja) 携帯端末、混雑情報収集サーバ、及び混雑状況把握方法
CN201667669U (zh) 一种利用手机通信实现子母机之间定位的装置
CN111277944A (zh) 一种定位方法及定位设备
CN201750561U (zh) 一种带电子栅栏的子母机定位的装置
JP2010041656A (ja) 基地局装置および移動体通信システム
JP2007257534A (ja) 異常報知端末及び管理装置
JP2004289256A (ja) 情報提供システムおよび通信端末

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141127

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5679670

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees