JP3433719B2 - 移動体通信システム及び基地局 - Google Patents

移動体通信システム及び基地局

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JP3433719B2
JP3433719B2 JP2000077522A JP2000077522A JP3433719B2 JP 3433719 B2 JP3433719 B2 JP 3433719B2 JP 2000077522 A JP2000077522 A JP 2000077522A JP 2000077522 A JP2000077522 A JP 2000077522A JP 3433719 B2 JP3433719 B2 JP 3433719B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体通信システム
及び基地局に係り、特に基地局と当該基地局の無線ゾー
ン内に在圏する携帯電話機との間で無線通信する移動体
通信システム及びこれに用いる基地局に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の移動体通信システムの一例
の構成及び動作説明図を示す。同図において、基地局1
3の無線ゾーン内に在圏する携帯電話機10は通常の電
波状況では、着呼あるいは発呼した相手端末(移動端末
または固定端末)との通話が基地局13を介して可能で
ある。また、待ち受け中に基地局13との間の電波状況
が悪化した場合は、携帯電話機10は圏外表示を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯電
話機10が圏外表示になった場合は、基地局13は圏外
表示になった携帯電話機10を認識できなくなるため、
このときに他の端末から携帯電話機10に対して着呼が
あった場合、基地局13は携帯電話機10の電源が入っ
ていないのか、電波が届かない場所にいるのかが分から
ない。
【0004】このため、このときは基地局13は発呼側
端末に対して、「おかけになった携帯電話は電源が入っ
ていないか、電波が届かない所にいます。」などのメッ
セージを通知する。従って、この従来の移動体通信シス
テムでは、発呼側端末はこの場合、着呼側の携帯電話機
10の電源が入っていないのか、電波が届かない所にい
るのか、どちらなのか特定できないという問題がある。
【0005】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
着呼側の携帯電話機の電源が入っていないのか、電波が
届かない所にいるのかを発呼側端末に対して特定し得る
移動体通信システム及び基地局を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明システムは、サービスエリアを分割する複数
の小エリアのそれぞれに1つずつ基地局が設置されてお
り、基地局がその無線ゾーンに在圏する携帯電話機との
間で無線通信すると共に、基地局がネットワークを介し
て携帯電話機の相手端末と接続する移動体通信システム
において、基地局は、携帯電話機から待ち受け中に定期
的に当該基地局に送信される位置登録要求信号を受信で
きなくなったときから現在までの時間を、最大計測時間
が予め設定されたタイマを用いて計測する時間計測手段
と、携帯電話機からの位置登録要求信号を受信したと
き、又はタイマ動作開始後最大計測時間に達したときに
時間計測手段のタイマをクリアする手段と、位置登録要
求信号が受信できない時に携帯電話機に対して相手端末
からの着呼があったときは、時間計測手段のタイマによ
り計測された時間を相手端末に通知する通知手段とを備
えることを特徴とする。
【0007】また、上記の目的を達成するため、本発明シ
ステムは、基地局を、携帯電話機からの位置登録要求信
号を受信できなくなった時の時刻を記憶する時刻記憶手
段と、携帯電話機からの位置登録要求信号を受信したと
きは時刻記憶手段の記憶内容をクリアする手段と、位置
登録要求信号が受信できない時に携帯電話機に対して着
呼があったときは、時刻記憶手段により記憶された時刻
を相手端末に通知する通知手段とを備えることを特徴と
する。
【0008】 また、上記の目的を達成するため、本発
明の基地局は、サービスエリアを分割する複数の小エリ
アのそれぞれに1つずつ設置されており、自己の無線ゾ
ーンに在圏する携帯電話機との間で無線通信すると共
に、ネットワークを介して携帯電話機の相手端末と接続
する移動体通信システムの基地局において、携帯電話機
から待ち受け中に定期的に基地局に送信される位置登録
要求信号を受信して位置登録したかどうかにより、携帯
電話機の位置の認識の有無を検出する位置登録有無検出
手段と、予め最大計測時間が設定されており、位置登録
有無検出手段により位置の認識ができないと検出された
時に、動作開始し、位置登録有無検出手段により位置の
認識ができたと検出された時、又は最大計測時間に達し
た時にクリアされるタイマと、携帯電話機に対する着呼
を検出する着呼検出手段と、位置登録有無検出手段によ
り位置の認識ができないと検出されている状態のとき
に、着呼検出手段により着呼が検出されたときは、タイ
マのタイマ値を非認識時間として携帯電話機に電話した
相手端末に通知する非認識時間通知手段とを有する構成
としたものである。
【0009】 本発明システム及び基地局では、位置登
録要求信号が受信できない時に携帯電話機に対して着呼
があったときは、携帯電話機の位置を特定できなくなっ
た時間から現在までの時間を発呼側の相手端末に通知す
るようにしたため、相手端末のユーザは、タイマの最大
設定時間内であれば、位置認識ができないときの携帯電
話機への発呼毎に上記の通知を受けることができる。
【0010】 また、本発明システム及び基地局は、上
記の目的を達成するため、位置登録要求信号が受信でき
ない時に携帯電話機に対して相手端末からの着呼があっ
たときは、携帯電話機に対して着呼通知を行い、着呼通
知に対する応答があったときには、時間計測手段のタイ
マの計測内容をクリアすると共に発呼側の相手端末との
回線接続を行い、応答がないときには、通知手段により
時間計測手段により計測された時間を相手端末に通知さ
せる確認手段を更に有することを特徴とする。
【0011】この発明では、位置認識をしていない携帯
電話機に対して着呼があったときにも、その携帯電話機
に対して着呼通知を行うようにしているため、位置検出
できなかった携帯電話機に対しても回線接続が可能とす
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態につ
いて図面と共に説明する。図1は本発明になる移動体通
信システム及び基地局の第1の実施の形態の構成図を示
す。同図において、この実施の形態の移動体通信システ
ムは、基地局20と基地局20の無線ゾーン内に在圏し
ているときに当該基地局20との間で無線通信が可能な
携帯電話機10とからなる。移動体通信システムでは、
サービスエリアを複数の小エリアに分割し、各分割エリ
ア内にそれぞれ1つの基地局が設置されており、これら
はいずれも図1の基地局20の構成とされている。ま
た、これら複数の基地局は図示しないネットワークに接
続される。
【0013】また、図1の携帯電話機10は従来より知
られているハードウェア構成の携帯電話機である。一
方、基地局20は、中央処理装置(CPU)、メモリ、
無線送受信部、網インタフェースなどからなるハードウ
ェア構成により、位置登録有無検出手段21、タイマ2
2、非認識時間通知手段23及び着呼検出手段24から
なる本実施の形態特有の手段を実現する点に特徴があ
る。なお、タイマ22はハードウェア及びソフトウェア
のいずれでも構成可能である。
【0014】タイマ22は位置登録有無検出手段21の
検出結果に応じて、携帯電話の各々に対して個別にタイ
マ動作がスタート又はクリアされる構成とされている。
非認識時間通知手段23はタイマ22の動作開始後の時
間、すなわち後述の非認識時間をネットワークを介して
発呼側端末に通知する。着呼検出手段24は、基地局2
0の無線ゾーン内に在圏する携帯電話機に対して着呼が
あるかどうかを検出する。位置登録有無検出手段21と
タイマ22は、前記時間計測手段を構成している。
【0015】次に、図1の実施の形態の動作について、
図2のフローチャートを併せ参照して説明する。一般
に、移動体通信システムでは、携帯電話機10は、待ち
受け中に自己に固有の識別情報を含む位置登録要求信号
を、定期的に(例えば720ms毎に)基地局へ送信す
る。携帯電話機10が自分の無線ゾーンに在圏する基地
局20は、この位置登録要求信号を受信して、所定のメ
モリに位置登録を行うと共に、携帯電話機10に対して
応答信号を送出する。
【0016】なお、基地局20は位置登録のための信号
の受信毎に上記の動作を行い、常に最新の各携帯電話機
固有の識別情報(位置登録情報)をメモリに更新するよ
うにしている。ただし、前回以前に位置登録されて今回
登録されていない識別情報に対応して設けるタイマ22
を、後述する如くタイマカウントしている。
【0017】従って、基地局20は、上記の位置登録要
求信号を受信したときは、その位置登録要求信号に含ま
れている固有の識別情報の携帯電話機10が電源オンの
待ち受け中で(図1のステップ11)、かつ、その携帯
電話機10が自分の無線ゾーンに在圏していることが分
かり、位置登録有無検出手段21により位置登録情報が
有ることを検出できる状態、すなわち位置の特定(認
識)ができている状態である(図2のステップ10
1)。
【0018】基地局20は、この位置認識可能状態のと
きに、自分の無線ゾーンに在圏している携帯電話機10
に対して着呼が有ることを着呼検出手段24で検出した
ときは(図2のステップ102)、従来と同様に、公知
の手順に従い、発呼側端末との間の通話を開始させる通
常動作を行う(図2のステップ103)。
【0019】一方、携帯電話機10の電源がオフである
とき、又は基地局20その他の基地局の無線ゾーンの圏
外にあるとき、あるいは電波状況が悪いときには(図1
のステップ12)、携帯電話機10は前記位置登録要求
信号を送信しないか、あるいは送信しても基地局20で
受信できないので、携帯電話機10は基地局20からの
応答信号を受信できず圏外表示をする。従って、基地局
20はその位置登録有無検出手段21により、位置登録
要求信号を受信できるかどうかにより、位置の認識がで
きたかどうか判断し(図2のステップ101)、上記の
場合は位置登録要求信号を受信できないから、位置登録
情報(位置の認識)無しと判断して、携帯電話機10用
に割り当てたタイマ22の動作を開始させる(図2のス
テップ104)。
【0020】これにより、タイマ22はカウントし始め
る(図2のステップ105)。ただし、このタイマ22
は、それまで位置登録情報を記憶していた携帯電話機1
0に対応して割り当てられたタイマである。従って、そ
れまで位置登録情報を記憶していた携帯電話機10から
の位置登録要求信号を受信できなくなったことが確認さ
れた段階で、その携帯電話機10対応のタイマ22がカ
ウントし始める。
【0021】そして、基地局20はこのタイマ動作中も
常時、位置登録要求信号を受信できたかどうか、すなわ
ち位置の認識ができたかどうかを監視している(図2の
ステップ106)。基地局20は、位置を認識できなく
なった携帯電話機10に対して、着呼検出手段24で着
呼を検出するまでは、対応するタイマ22のカウントを
継続させ続ける(図2のステップ106、108、10
5)。
【0022】また、基地局20は、上記のタイマ22の
カウント中に、位置を認識できなくなった携帯電話機1
0から送信された、自己に固有の識別情報を含む位置登
録要求信号を受信できたときは、所定のメモリに位置登
録を行い、位置登録有無検出手段21で携帯電話機10
固有の識別情報(位置登録情報)がメモリに登録されて
いることを検出し、その携帯電話機10に対応したタイ
マ22をクリアして(図2のステップ107)、再び着
呼検出手段24で着呼があるかどうかを監視する(図2
のステップ102)。
【0023】一方、位置を認識できなくなった携帯電話
機10に対して、着呼検出手段24でネットワークを介
して着呼が有ったことを検出したときは(図2のステッ
プ108)、位置を認識できなくなった携帯電話機10
に対して発呼をし、応答があるかどうか判定する(図2
のステップ109)。
【0024】すなわち、前述したように、携帯電話機1
0は待ち受け中に、自己に固有の識別情報を含む位置登
録要求信号を基地局20へ定期的に送出しているが、地
下街など電波状況の悪い場所にいたり、あるいは電源が
オフであったりして、位置認識が基地局20でできてい
なくても、携帯電話機10が、まだ同じ基地局20の無
線ゾーン内に留まっており、また、地下街から地上に出
たなど電波状況がよくなったり、あるいは電源がオンさ
れた場合もあり得るので、基地局20は着呼先の携帯電
話機10の位置認識ができていなくても発呼(着呼通
知)する。これにより、携帯電話機10が位置登録要求
信号送信前の待ち受け中になっていれば、その結果とし
て着呼応答が携帯電話機10から基地局20へ行われ
る。
【0025】従って、基地局20はステップ109で位
置を認識できなくなった携帯電話機10に対して発呼を
し、着呼応答があったときには、自分の無線ゾーン内に
着呼先の携帯電話機10が在圏すると判断して、その携
帯電話機10に対応するタイマ22をクリアして(図2
のステップ110)、従来と同様に、公知の手順に従
い、発呼側端末との間の通話を開始させる通常動作を行
う(図2のステップ103)。
【0026】これに対し、基地局20はステップ109
で位置を認識できなくなった着呼先の携帯電話機10に
対して発呼をし、応答がなかったときには、着呼側移動
端末である携帯電話機10の電源がオフ又は圏外あるい
は電波状況が悪いと判定し、非認識時間通知手段23に
よりその時点のタイマ22のタイマ値、すなわち、携帯
電話機10の電源がオフ又は圏外あるいは電波状況が悪
く、最初に位置登録されなくなった時点(タイマ22の
スタート時点)からステップ108での着呼検出時点ま
での時間を非認識時間として、発呼側端末(相手端末)
へネットワークを介して通知する(図2のステップ11
1)。
【0027】上記の発呼側端末への通知は、例えば、
「電源オフ又は圏外になってから1時間経過していま
す。」というメッセージで行われる。この発呼側端末へ
の通知後も、引き続きそのタイマ22のカウントが継続
される(図2のステップ105)。
【0028】以上のことから、携帯電話機10に電話を
かけた相手端末(発呼側端末)のユーザは、携帯電話機
10に時間をおいて再度電話をかけたときに、今度は例
えば、「電源オフ又は圏外になってから30分経過して
います。」というメッセージの通知を受けたときは、非
認識時間が前回電話したときのメッセージ中の「1時
間」よりも短くなっているので、携帯電話機10は前回
の電話の後で少なくとも電源がオンになったことがある
ことが分かり、圏内である可能性が高いことが推測でき
る。
【0029】なお、非認識時間の前回電話したときのメ
ッセージ中の値からの増加分が、前回電話したときと今
回電話したときの時間間隔に比べて短い場合も同様であ
る。例えば、前回の発呼から9時間後に再発呼したとき
に、発呼側端末が通知されたメッセージ中の非認識時間
が、前回の1時間に今回の発呼までの時間間隔9時間の
和である10時間よりも短い、例えば5時間30分であ
る場合などである。
【0030】すなわち、上記の場合は、前回相手端末
(発呼側端末)が電話した時に、電源がオフ又は圏外又
は電波状態が悪い状況下にあった携帯電話機10が、そ
の後電源がオンで基地局20との間の電波状況が良く、
基地局20で携帯電話機10からの位置登録要求信号を
受信して応答送信した時には、タイマ22がクリアされ
(図2のステップ106、107)、その後に携帯電話
機10の電源オフなどにより、基地局20で携帯電話機
10の位置認識が再びできなくなり(図2のステップ1
01)、タイマ22のカウントがスタートした後に今回
の相手端末(発呼側端末)からの電話があったと推測で
きるからである。
【0031】これに対して、次に携帯電話機10に電話
をかけたときに、今度は例えば、「電源オフ又は圏外に
なってから10時間経過しています。」というメッセー
ジの通知を受けたときは、非認識時間が前回電話した時
点から今回電話した時点までに対応して長くなっている
ので、携帯電話機10は電源がオフ又は圏外である状態
が継続していることが分かり、このことから電源オフ又
は圏外である可能性が高いと推測できる。
【0032】このようにして、発呼側端末のユーザは、
上記の非認識時間の変化に応じて、携帯電話機10の電
源がオフ又は圏外あるいは電波状態が悪い状況が一旦解
除されたのか、解除されることなく継続しているかを推
測できる。
【0033】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図3は本発明になる移動体通信システム及び
基地局の第2の実施の形態の構成図を示す。同図中、図
1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。図3の実施の形態の移動体通信システムは、基地
局30と基地局30の無線ゾーン内に在圏しているとき
に当該基地局30との間で無線通信が可能な携帯電話機
10とからなる。
【0034】サービスエリアを分割する複数の小エリア
のそれぞれに1つずつ設置されている基地局は、いずれ
も図3の基地局30の構成とされている。また、これら
複数の基地局は図示しないネットワークに接続される。
基地局30は基地局20内のタイマ22に代えて、時計
25とメモリ26とを設けた点に特徴がある。時計25
とメモリ26は前記時刻記憶手段を構成している。メモ
リ26は基地局30の無線ゾーン内に在圏する携帯電話
機10に対応して割り当てられたメモリであり、無線ゾ
ーン内に複数の携帯電話機が在圏するときには、メモリ
26の容量はそれぞれ複数の携帯電話機に対応して割り
当てられる。なお、メモリ26の記憶容量は当然のことな
がら有限であるので、時刻を記憶できる携帯電話機の数
には制限がある。
【0035】この実施の形態では、位置登録有無検出手
段21により位置登録情報無しと検出された時にメモリ
26に時計25の時刻情報を記憶させる。そして、位置
登録情報無しと検出されている状態で、着呼検出手段2
4により携帯電話機10に対してネットワークを介して
着呼が有ったことを検出したときは、非認識時間通知手
段23はメモリ26に記憶されている時刻情報、すなわ
ち、着呼側移動端末である携帯電話機10の電源がオフ
又は圏外あるいは電波状態が悪い状況下にあると判定さ
れた時点の時刻を非認識時間として、発呼側端末へネッ
トワークを介して通知する。
【0036】また、基地局30は登録情報の有無を監視
している状態において、着呼検出前に位置の認識ができ
たときは、メモリ26をクリアし、着呼があるかどうか
判断し、着呼が無ければ、再び位置登録要求信号を受信
するかどうか、すなわち位置の特定(認識)ができてい
る状態であるかどうか監視する。
【0037】従って、携帯電話機10に電話をかけた相
手端末(発呼側端末)のユーザは、携帯電話機10に時
間をおいて繰り返し電話をかけたときに、基地局30か
ら通知されるメッセージ中の非認識時間が前回電話した
時と今回電話した時とで同じであれば、携帯電話機10
の電源がオフ又は圏外あるいは電波状態が悪い状況が継
続していることが推測でき、異なっていれば携帯電話機
10の電源がオフ又は圏外あるいは電波状態が悪い状況
が一旦解除され、再び電源がオフ又は圏外あるいは電波
状態が悪い状況にあると推測できる。
【0038】このようにして、本実施の形態も、発呼側
端末のユーザは、上記の非認識時間の変化に応じて、携
帯電話機10の電源がオフ又は圏外あるいは電波状態が
悪い状況が一旦解除されたのか、解除されることなく継
続しているかを推測できる。
【0039】なお、第2の実施の形態において、位置登録
情報無しと検出されている状態で、着呼検出手段24に
より携帯電話機10に対してネットワークを介して着呼
が有ったことを検出したときは、位置認識していない携
帯電話機10に対し、第1の実施の形態と同様に、とり
あえず発呼し、応答があればメモリ26をクリアして通
常の接続動作を行い、応答が無い場合に限り、非認識時
間通知手段23がメモリ26に記憶されている時刻情報
を非認識時間として、発呼側端末へネットワークを介し
て通知するようにしてもよい。
【0040】なお、本明細書において、携帯電話機10
はPHSを含むものとする。また、タイマ22の最大計
測時間を決めておき、最大計測時間に達した時には、基
地局は既に携帯電話機が自分の無線ゾーンから圏外に移
動したと判断してタイマ22をクリアするようにしても
よい。また、第1の実施の形態において、ステップ109
及び110の処理を省略することも可能である。携帯電
話機10は待ち受け中に、位置登録要求信号を基地局2
0へ定期的に送出しているから、基地局20は携帯電話
機10との間で無線通信可能な状態となれば、いつかは
位置認識ができるようになるからである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
位置登録要求信号が受信できない時に携帯電話機に対し
て着呼があったときは、携帯電話機の位置を特定できな
くなった時間から現在までの時間、あるいは携帯電話機
の位置を特定できなくなった時刻を相手端末に通知する
ことにより、相手端末のユーザが、位置認識ができない
ときの携帯電話機への発呼毎に上記の通知を受けられる
ようにしたため、発呼側端末のユーザは、上記の時間又
は時刻(非認識時間)の変化に応じて、従来不可能であ
った携帯電話機の電源がオフ又は圏外あるいは電波状態
が悪い状況が一旦解除されたのか、解除されることなく
継続しているかが分かり、解除されることなく継続して
いるときは電源オフ又は圏外である可能性が高いと推測
できる。
【0042】また、本発明によれば、位置認識をしていな
い携帯電話機に対して着呼があったときにも、その携帯
電話機に対して着呼通知を行うことにより、位置検出で
きなかった携帯電話機に対しても回線接続を可能とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成図である。
【図2】図1の基地局の動作説明用フローチャートであ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態の構成図である。
【図4】従来の一例の構成図である。
【符号の説明】
10 携帯電話機 20、30 基地局 21 位置登録有無検出手段 22 タイマ 23 非認識時間通知手段 24 着呼検出手段 25 時計 26 メモリ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスエリアを分割する複数の小エリ
    アのそれぞれに1つずつ基地局が設置されており、該基
    地局がその無線ゾーンに在圏する携帯電話機との間で無
    線通信すると共に、該基地局がネットワークを介して該
    携帯電話機の相手端末と接続する移動体通信システムに
    おいて、 前記基地局は、前記携帯電話機から待ち受け中に定期的
    に該基地局に送信される位置登録要求信号を受信できな
    くなったときから現在までの時間を、最大計測時間が予
    め設定されたタイマを用いて計測する時間計測手段と、
    前記携帯電話機からの位置登録要求信号を受信したと
    き、又は前記タイマ動作開始後前記最大計測時間に達し
    たときに前記時間計測手段の前記タイマをクリアする手
    段と、前記位置登録要求信号が受信できない時に前記携
    帯電話機に対して前記相手端末からの着呼があったとき
    は、該時間計測手段の前記タイマにより計測された時間
    を前記相手端末に通知する通知手段とを備えることを特
    徴とする移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 前記基地局は、前記位置登録要求信号が
    受信できない時に前記携帯電話機に対して前記相手端末
    からの着呼があったときは、該携帯電話機に対して着呼
    通知を行い、該着呼通知に対する応答があったときに
    は、前記時間計測手段の前記タイマをクリアすると共に
    相手端末との回線接続を行い、応答がないときには、前
    記通知手段により前記時間計測手段の前記タイマにより
    計測された時間を前記相手端末に通知させる確認手段を
    更に有することを特徴とする請求項1記載の移動体通信
    システム。
  3. 【請求項3】 サービスエリアを分割する複数の小エリ
    アのそれぞれに1つずつ設置されており、自己の無線ゾ
    ーンに在圏する携帯電話機との間で無線通信すると共
    に、ネットワークを介して該携帯電話機の相手端末と接
    続する移動体通信システムの基地局において、 前記携帯電話機から待ち受け中に定期的に基地局に送信
    される位置登録要求信号を受信して位置登録したかどう
    かにより、該携帯電話機の位置の認識の有無を検出する
    位置登録有無検出手段と、 予め最大計測時間が設定されており、前記位置登録有無
    検出手段により位置の認識ができないと検出された時
    に、動作開始し、該位置登録有無検出手段により位置の
    認識ができたと検出された時、又は前記最大計測時間に
    達した時にクリアされるタイマと、 前記携帯電話機に対する着呼を検出する着呼検出手段
    と、 前記位置登録有無検出手段により位置の認識ができない
    と検出されている状態のときに、前記着呼検出手段によ
    り着呼が検出されたときは、前記タイマのタイマ値を非
    認識時間として前記携帯電話機に電話した前記相手端末
    に通知する非認識時間通知手段とを有することを特徴と
    する基地局。
  4. 【請求項4】 前記非認識時間通知手段は、前記位置登
    録有無検出手段により位置の認識ができないと検出され
    ている状態のときに、前記着呼検出手段により着呼が検
    出されたときは、着呼先の前記携帯電話機へ着呼通知を
    行い、該着呼通知に対する応答があったときは、前記タ
    イマのタイマ値をクリアし、前記応答がなかったとき
    は、前記タイマのタイマ値を非認識時間として前記携帯
    電話機に電話した前記相手端末に通知することを特徴と
    する請求項3記載の基地局。
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