JPH1175242A - Phs位置情報通知端末 - Google Patents

Phs位置情報通知端末

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JPH1175242A
JPH1175242A JP9230868A JP23086897A JPH1175242A JP H1175242 A JPH1175242 A JP H1175242A JP 9230868 A JP9230868 A JP 9230868A JP 23086897 A JP23086897 A JP 23086897A JP H1175242 A JPH1175242 A JP H1175242A
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JP9230868A
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Inventor
Teruo Hagino
輝雄 萩野
Yutaka Nishino
豊 西野
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無駄な位置情報通知を行なわない。 【解決手段】 直前に通知した基地局識別情報(CS−
ID)と受信レベルを記憶し(S1)、位置情報取得周
期になると(S2)、そのCS−IDと受信レベルを取
得し(S3)、直前に通知したCS−IDと取得したC
S−IDが一致していれば(S4)、予定していた通知
周期/時刻になったかを調べ(S6)、その周期/時刻
であったらCS−IDと受信レベルを通し(S7)、ス
テップS4で一致しない時はCS−IDと受信レベルを
通知する(S5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はPHS無線通信を
利用した携帯型の通信端末を利用して、その端末(「位
置情報通知端末」又は「被検索端末」と呼ぶ)が存在す
る場所に対応した情報(以後、「位置情報」と呼ぶ)を
位置情報変換センタに送出し、位置情報変換センタでは
受信した位置情報を緯度/経度情報に変換して端末位置
監視センタに通知を行い、端末位置監視センタにて被検
索端末の位置情報を地図上や住所などと対応させて管理
するPHS位置情報通知システムに利用される、位置情
報通知端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、PHS無線を利用した通信端末に
おいて、その端末の所在する位置情報を送信する端末が
存在する。その端末(位置情報通知端末又は被検索端
末)が位置情報を送信する契機は、その都度監視センタ
からの指示により通知したり、あらかじめ機器内に設定
された通知時刻設定あるいは通知周期設定により起動を
行なう等の機能動作を行なっていた。この場合、設定契
機に被検索端末から位置情報が定期的に通知されるとこ
ろから、監視センタは被検索端末の所在、あるいは時間
経過と対応つけると移動(行動)状況の把握が可能にな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、どちらの制御
によっても設定契機に被検索端末は所在する位置の情報
を送信するだけであり、設定周期等を短く設定している
場合で被検索端末の移動がない時には、毎回同じ位置情
報が通知され無駄な通信を行なうことになる。反対に設
定周期等を長くした場合に被検索端末の移動が頻繁に行
われる時は、通知ごとの位置変化が大きくなり位置情報
を監視する側では被検索端末の細かい管理が難しくな
る。さらに被検索端末を持つ人が無線通信のサービスエ
リア縁近辺に所在する時、次の通知を行う契機になった
時にはサービスエリアを外れて通知不可能になる場合が
あった。
【0004】この発明の目的は無駄な位置情報の通知を
行うことがなく、位置情報通知端末を提供することにあ
る。この発明の他の目的は位置情報の通信が途絶するの
を防止することを可能とする位置情報通知端末を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、取
得した位置情報と直前に通知した位置情報との変化を検
出する手段を設け、その変化を検出した時には位置情報
を通知する設定周期/時刻等でなくても位置情報を通知
する手段を設けることを主要な特徴とする。請求項2の
発明によれば取得した位置情報から以後の通信継続可能
性を監視する手段を設け、通信を継続することが難しい
ことを検出した時はその状況を通知する手段を設けるこ
とを主要な特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に位置情報通知端末を使用し
たPHS位置情報通知システムのシステム構成を示す。
位置情報通知端末(被検索端末)1−1はPHS無線シ
ステムにおける基地局1−2、公衆のネットワーク1−
3を介して位置情報変換センタ1−4と接続することが
できる。位置情報変換センタ1−4は位置情報通知端末
1−1の位置情報として通知される基地局のID(識
別)情報等の「位置情報」を緯度/経度情報に変換す
る。位置情報変換センタ1−4はネットワーク1−3を
介して端末位置監視センタ1−5と接続され、端末位置
監視センタ1−5は位置情報変換センタ1−4から得ら
れた緯度/経度情報をもとに、位置情報通知端末1−1
の所在地およびその周辺の地図を表示するなどにより位
置情報通知端末1−1の管理を行なう。
【0007】図2に位置情報通知端末1−1の機能構成
例を示す。直前に通知した位置情報を既通知情報記録部
2−1に記録しておき、また位置情報を通知する通知時
刻/通知周期を通知周期/通知時刻記録部2−2に記録
しておき、更に位置情報の取得周期を位置情報取得周期
記録部2−3に記録しておく。電源のオン/オフ切換え
を電源スイッチ2−4で行い、機器全体の制御を制御部
2−5で行なう端末の駆動電力は電池2−6から得る。
PHSの無線通信は無線制御部2−7で行い、基地局か
らの受信信号レベルを信号レベル検出部2−8で検出
し、また基地局のID(CS−ID)(識別情報)をC
S−ID検出部2−9で取得する。2−7〜2−9は無
線部2−10を構成し、無線通信用のアンテナ2−11
を介して基地局と通信する。
【0008】図3に位置情報変換センタ1−4の機能構
成例を示す。全体の制御を制御部3−1で行い、位置情
報通知端末1−1から通知される位置に関する情報を緯
度/経度情報に位置情報変換部3−2で変換し、回線イ
ンタフェース部3−3を介してネットワーク1−3と接
続される。図4に端末位置監視センタ1−5の機能構成
例を示す。全体を制御部4−1で制御し、位置情報変換
センタ1−4から送られた緯度/経度情報にもとづき地
図などに被検索端末(位置情報通知端末)1−1の所在
およびその周辺を端末位置表示部4−2に表示し、回線
インタフェース部4−3を介してネットワーク1−3と
接続される。
【0009】あらかじめ位置情報通知端末1−1に設定
された指定周期、時刻設定により自己の存在する位置に
関する情報を通知する場合の制御例を図5に示す。この
例では呼制御に関して位置情報通知端末1−1と端末位
置変換センタ1−4間で通信状態とせずに位置情報の送
信を行なう場合の実施例である。図5には説明を簡単に
するため基地局1−2をネットワーク1−3に含めて示
してある。
【0010】位置情報通知端末1−1には、あらかじめ
図6Aに示すように位置情報変換センタ1−4の電話番
号や、通知周期又は通知時刻を通知周期/通知時刻記録
部2−2に記録しておく。この方法はフラッシュメモ
リ、EEPROM等のメモリを使用することで可能にな
る。図6Aでは設定「1」は位置情報を通知する位置情
報変換センタ1−4の電話番号が「050−123−4
567」で、通知周期は「20分」とすることを示して
いる。また、設定「2」は、位置情報変換センタ1−4
の電話番号が「050−234−5678」で、通知時
刻を「10時30分、12時、16時40分」の3回と
することを示している。これらの条件は、機器の製造・
調整を行なう工場で設定する、または端末位置監視セン
タ1−5などの保守・管理を行なう部門で書き込みを行
なうなどの方法をとれば良い。さらに、図2の位置情報
通知端末1−1の機能構成では図示してないが、端末1
−1に設置したダイヤルキーなどを利用して設定するこ
とでもよい。具体的にどのように設定を行うかについて
は、このシステムを徘徊老人の監視サービスに利用する
場合、位置に対応する情報の通知は一定周期で行なう場
合が考えられる。また、企業で外出中の営業担当者を管
理するサービスの場合では、通知時刻を設定(例えば、
午前10時、午後1時、午後3時、午後5時など)して
利用するなどの場面が考えられる。
【0011】位置情報通知端末1−1から位置情報を通
知するときの制御内容について述べる。位置情報通知端
末1−1は位置情報の通知周期/時刻を設定した通知周
期/通知時刻記憶部2−2を制御部2−5が監視を行な
い、指定の通知周期/時刻になったときに位置に対応す
る情報を通知することになる。位置情報通知端末1−1
は、図5に示すようにあらかじめ設定された位置情報変
換センタ1−4の電話番号を発信するため「呼設定」信
号(1)を無線部2−10、アンテナ2−11を介して
ネットワーク1−3に対し送出する。この時、位置情報
通知端末1−1は発呼時に使用する呼制御の情報(「呼
設定」)(1)で使用する情報要素のうち、一例として
「発サブアドレス」に端末1−1が通信しているCS
(基地局)のID(CS−ID)とその時の受信信号レ
ベルをセットして送信する。この時、端末側でのCS−
ID情報の取得、あるいは受信信号レベルの取得に関す
る制御方法は「RCR STD−28第二世代コードレ
ス電話システム標準規格」に規定されている。呼制御信
号(1)はそのままネットワーク1−3を介して、位置
情報変換センタ1−4に届き、位置情報変換センタ1−
4側では「呼設定」信号(1)を受けた場合、その「発
サブアドレス」内から必要な情報は得られるところか
ら、「呼出」、「応答」等の信号により呼を接続させる
ための制御をせず、つまり通話路の設定制御を行なわず
にすぐに「呼設定受付」(2)を送出後、「切断」信号
(3)を送出し、以後「解放」(4)、「解放完了」
(5)等の信号により呼制御を終了する。この方法によ
ると、呼制御情報(1)に含まれる情報(この場合は
「発サブアドレス」にセットした位置に関する情報)を
通信状態に移行せずに相手方へ通知することが可能であ
り、通信料金を負担する必要が無い。
【0012】位置情報について、常時位置情報通知端末
1−1のアンテナ2−11へ基地局からの信号が入力さ
れており、無線部2−10の無線制御部2−7、CS−
ID検出部2−9で位置情報通知端末1−1の所在する
位置の基地局のID(CS−ID)を取得し、同様に信
号レベル検出部2−8で基地局から受信した信号の受信
レベルを取得する。上記CS−IDと受信した信号の受
信レベルは制御部2−5に通知される。制御部2−5で
は取得したCS−IDと受信信号レベルを呼制御信号
(1)の「発サブアドレス」にセットし、位置情報変換
センタ1−4に通知する。この時、PHSでは位置情報
通知端末1−1が通信を行なっているCS以外にも他の
基地局の信号が入力されており、複数のCS−IDと受
信信号レベルを通知することで、位置情報変換センタ1
−4はより正確に位置情報通知端末1−1の所在位置を
確認することができる。
【0013】位置情報通知端末1−1の所在位置を特定
する方法について、位置情報変換センタ1−4側では、
あらかじめ各CSの位置は分かっており、また受信信号
レベルは概ね位置情報検索端末とCSの間の距離を反映
しているところから、端末から送られたCS−IDと受
信信号レベルをもとにして、三角測量の手法などにより
端末の位置を特定することが可能になる。
【0014】なお、この説明ではCS−IDと受信信号
レベルを組で通知することとしたが、CS−IDだけを
通知する方法としてもよい。つまり、位置情報通知端末
1−1の所在位置をどの程度の精度で知る必要があるか
により、受信レベルも必要とするかが決り、PHSでは
1つの基地局のサービス領域が例えば直径100〜20
0m程度と比較的狭いため、その1つの基地局サービス
領域を単位とする程度で位置情報通知端末の位置がわか
ればよい場合はCS−IDのみを通知すればよい。
【0015】図7に呼制御の「発サブアドレス」を使用
して、位置情報通知端末1−1から通知する位置情報に
関する情報の例を示す。図7でオクテット3までは先に
述べたと同様に標準的な設定であり、オクテット4以降
がこの通知の内容になる。つまりこのオクテット4以降
が位置情報通知端末1−1が通信を行なっている基地局
のCS−IDとその受信信号レベルの3組を設定して通
知する例を示している。オクテット4では以下に続く、
CS−IDと受信信号レベル内容の組数(長さ)を示
し、オクテット5〜10ではCS−ID1を、オクテッ
ト11ではそのCS−ID1の基地局からの受信信号レ
ベルを、以下、CS−IDと受信レベルを各6オクテッ
トと1オクテットづつに与えている。なお先に述べたよ
うに、位置情報としてはCS−IDと受信信号レベルを
送る場合に限らず、CS−IDだけを通知してもよい。
【0016】位置情報変換センタ1−4では、回線イン
タフェース部3−3、制御部3−1を介し、位置情報変
換部3−2で、地図などの上で位置情報通知端末1−1
の所在位置を表示するときの元情報とする位置情報通知
端末1−1から取得したCS−IDと受信信号レベルを
緯度/経度情報に変換する。緯度/経度情報に変換され
た情報は、位置情報変換センタ1−4から端末位置監視
センタ1−5に通知される。図8に緯度/経度情報を通
知するフォーマット例を示す。これも「呼制御」の「発
サブアドレス」を使用した場合で、オクテット4〜8に
その位置情報の位置情報通知端末1−1の電話番号を上
位桁から2桁づつ設定する。図8の例では電話番号「0
50−123−4567」を設定した場合である。位置
情報の緯度の度をオクテット9に、分をオクテット10
に、秒をオクテット11にそれぞれ設定する。図8では
60度 30分 20秒を設定した場合である。次の3
つのオクテットに経度の度、分、秒を設定する。図8で
は135度 25分 40秒を設定した場合である。端
末位置監視センタ1−5では通知された緯度/経度情報
および位置情報通知端末1−1を特定する電話番号など
から、位置情報通知端末1−1の所在位置を地図の上に
表示し確認することが可能になる。その結果、端末位置
監視センタ1−5では、位置情報通知端末1−1がどこ
に所在するのかを判断することが可能になり、例えば徘
徊老人を監視するサービスなどの場合、その端末を持つ
人の所在を知ることができる。
【0017】以上が位置情報通知端末1−1の位置情報
を通知する1回の制御内容である。この動作をあらかじ
め決められた時刻/周期で自動的に繰り返し行なうこと
で位置情報通知端末(位置情報検索端末)1−1を持つ
人の所在を確認、あるいは連続的に監視することで移動
する状況などを確認することが可能になる。次に位置情
報通知端末1−1から指定周期/指定時刻以外でも位置
情報の通知を行なう制御を示す。図9は位置情報通知端
末1−1と通信可能な基地局が周辺に存在したときの基
地局のCS−IDと受信信号レベルを受信するときのエ
リアの概念図を示している。ひとつの円は1基地局から
の通信可能な受信信号レベルを有しているエリアを示し
ている。図9で、A1〜A3は位置情報通知端末1−1
が受信しているのは1基地局からの信号であることを示
し、B1〜B3は二つの円の一部が重なり2基地局から
の信号を受信していることを示し、Cは三つの円の一部
が重なり3基地局からの信号を受信していることを示
す。
【0018】位置情報の通知契機は図10に示すように
して決定する。まず位置情報通知端末1−1は、位置情
報を通知したとき、通知したCS−IDと受信信号レベ
ルを既通知情報記録部2−1に記録しておく(S1)。
位置情報通知端末1−1は位置情報取得周期記録部2−
3で指定した周期になったかを監視し(S2)、その周
期になるとCS−IDと受信信号レベルの取得を行う
(S3)。制御部2−5では直前に通知したCS−ID
と、今回取得したCS−IDの比較を行ない(S4)、
変化があったかを調べる(S4)。(この場合は、CS
−IDの数が同一でも、取得したCS−IDが異なる場
合、また、直前に通知したCS−IDの数と、今回取得
したCS−IDの数が異なる場合も変化があったとす
る。この変化があった場合は位置情報の通知周期に関係
なく位置情報の通知を行なってステップS1に戻る(S
5)。これは位置情報通知端末1−1を持つ人が移動し
ていることを示しており、そのため位置の情報を通知す
ることが有効である。
【0019】もし、直前に通知した位置情報と今回取得
した位置情報が同じ場合(CS−IDの数についても考
慮する。仮に直前に通知したてCS−IDの数が2つで
あった場合、今回取得したCS−IDも2つで、かつ同
一のCS−IDであることが条件となる)、つまりステ
ップS4で一致が検出されると設定された通知周期又は
時刻となったか、つまり位置情報の通知契機となったか
を調べ(S6)、通知契機であれば位置情報の通知を行
ってステップS1に戻り(S7)、ステップS6で通知
契機でなければ位置情報を通知することなくステップS
2に戻る。これは位置情報通知端末1−1を所有する人
の移動が無く、あるいは移動があっても同一の基地局と
の通信エリア内であったときには移動量が少ないことで
あることから、位置情報変換センタ1−4に、位置に対
応する情報を通知しても前回と同様の内容であり、この
ため無駄な通信を行なうことを避けるためである。ま
た、位置情報通知端末1−1を持つ人の移動が長時間な
い場合でも、ステップS7で指定契機には最低限位置情
報の通知を行うことで、通常の監視を行うことは可能で
ある。
【0020】上記の判断は、単純にCS−IDだけで処
理する例として示したが、同一の基地局の配下にあって
も、移動があった場合には各基地局からの受信信号レベ
ルは変化するため、CS−IDと同時に受信信号レベル
も比較の対象とすることにより正確な判断が可能にな
る。つまりその端末1−1に要求されている検出位置精
度が高い場合は、その位置精度を満す程度で受信レベル
の変化の有無を検出する。また、図9に示した基地局か
ら届く電波のエリアは3個が最大として例を示している
が、3個に限らず実際に基地局が設置されている場所と
周辺の建物等により端末が基地局から受信する電波の状
況は常に変動しており、2個が最大の場合もありうる、
また周辺環境によっては3個以上の場合もありうる。
【0021】次に、位置情報通知端末1−1が取得して
いるCS−IDの情報が1種であったときの処理につい
て述べる。取得したCS−IDが1種のときは端末1−
1がPHS無線通信サービスエリア(全体の)縁近辺に
いる可能性がある。もし、無線通信のサービスエリアの
縁近辺に所在し、位置情報通知端末1−1を持つ人がさ
らにサービスエリアの縁を超えて移動した場合、無線通
信を行なうことができなくなる。このような状況を事前
に回避させるため、指定周期/指定時刻以外であって
も、位置情報を通知する制御を行なう。
【0022】具体的には図11に示すように位置情報通
知端末1−1では、位置情報取得周期記録部2−3で指
定した周期になったかを監視し(S1)、その周期にな
ると基地局からの信号を取得する(S2)。アンテナ2
−11から入力される基地局からの信号は、無線制御部
2−7を経て、CS−ID検出部2−9と信号レベル検
出部2−8により、CS−IDとその受信信号レベルを
取得する。取得したCS−IDと受信信号レベルは制御
部2−5に通知され、制御部2−5では取得したCS−
IDが1種であるかを調べ(S3)、1種のときはさら
に受信信号レベルを検査する(S4)。その受信信号レ
ベルが規定値以上であれば通信を継続可能と判断し、こ
れまでに述べた制御内容の処理、つまり図10に示した
ように指定周期/指定時刻で位置情報通知を行なう、取
得したCS−IDの変化があったときに位置情報通知を
行なうなどの処理を行なってステップS1に戻る(S
5)。ステップS4で、もし受信信号レベルが規定値以
下のときは、通信を継続することが難しい状況になった
と判断し、通知周期/時刻以外であっても位置情報の通
知を行なってステップS1に戻る(S6)。
【0023】図12に取得したCS−IDが一つで受信
信号レベルが規定値以下であったときの通知フォーマッ
ト例を示す。図12ではオクテット18に受信信号レベ
ルが低下したことを表示しているが、オクテット11で
実際に受信した信号レベルを設定しているため、必ずし
も同時に設定する必要はない。受信信号レベルの判定を
行なう規定値レベルは、PHS無線システムで運用可能
なレベルを設定することでよく、またこの処理において
判断するレベルの規定値は1種であるが、判断レベルを
2種、あるいはそれ以上としてもよく、通知する判断を
行なう上で細かい制御が可能になる。また、図6Bに示
した位置情報を取得する周期値は、位置情報を利用する
サービスの種類に応じて、任意の設定を行なうことによ
り、木目細かな位置情報の変化の部分のみを通知する制
御を行なうことが可能である。
【0024】以上のように位置情報通知端末1−1から
の通知により、位置情報通知端末1−1を持つ人がサー
ビスエリアを外れそうになった時、このサービスを徘徊
老人監視サービスに適用する場合では、端末位置監視セ
ンタ1−5はあらかじめサービスエリアおよび基地局の
所在地はわかっており、通知された場所がサービスエリ
ア内であり、単に電波状況が部分的に悪い場所であれば
特に対応を必要とせず、位置情報通知端末1−1を持つ
人が移動すれば電波状態が回復する可能性がある。しか
し、本当に通知された場所がサービスエリアを外れる可
能性のある場所の時はその端末の所在する近辺の管理担
当者などに連絡を行ない、サービスエリアを外れ管理が
できなくなることを回避することが可能になる。
【0025】以上、この発明における位置情報を通知す
る位置情報通知端末の構成、位置情報の通知方法などの
制御実施例等について述べたが、その他機器の構成、制
御情報の送受の方法などにより各種のバリエーションが
考えられる。例えば、図2で示した位置情報通知端末1
−1の構成について、この端末の構成では通話機能を設
けず、専用的な端末として記述しているが、通話機能を
有する一般的なPHS電話機の構成で、制御上の内容と
してこの発明の機能を付加したもので構成しても可能で
ある。また、位置情報の通知に関して、端末側から指定
周期/指定時刻に通知するだけでなく、位置情報監視セ
ンタあるいは位置情報変換センタからの通知要求の後に
位置情報を通知するような制御方法でもよい。さらに、
呼制御に関して、「呼設定」に対して「応答」を出さず
に必要な情報を通知する方法としているが、「応答」を
出して通信状態に移行して、インチャネルで必要な情報
を通知する方法としても良い。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば位
置情報通知端末の所在する位置の情報を通知する契機
を、指定した周期等に関係なく、直前に通知した位置情
報と取得した位置情報の比較を行ない変化を検知した時
に通知するとしたため、木目細かな位置情報通知が可能
になり、端末位置監視センタでは正確な位置情報通知端
末の監視が可能になる。また、最低限指定の周期/時刻
等の契機により、位置情報通知端末は位置情報の通知を
行なうため、端末の移動がない場合でも端末位置監視セ
ンタ側で管理不能になることを避けられる。さらに、位
置情報通知端末が取得している位置情報がひとつの場合
で受信信号レベルが一定値以下の場合には位置情報を通
知することにより、サービスエリアを外れ通信の継続を
できなくなることを回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PHS位置情報通知システムの構成例を示すブ
ロック図。
【図2】位置情報通知端末1−1の機能構成例を示すブ
ロック図。
【図3】位置情報変換センタ1−4の機能構成例を示す
ブロック図。
【図4】端末位置監視センタ1−5の機能構成例を示す
ブロック図。
【図5】位置情報通知シーケンスの例を示す図。
【図6】Aは端末位置通知端末の位置に関する情報の通
知先、通知周期、通知時刻の設定テーブルの例を示す
図、Bは位置情報の取得周期の設定テーブルの例を示す
図である。
【図7】位置情報通知端末からCS−IDと受信信号レ
ベルを通知するフォーマット例を示す図。
【図8】位置情報通知端末の電話番号と所在する緯度/
経度情報を通知するフォーマット例を示す図。
【図9】位置情報通知端末と通信可能な基地局が周辺に
存在したときの基地局のCS−IDと受信信号レベルを
受信するときのエリアの概念を示す図。
【図10】位置情報を通知するか否かの処理手順を示す
流れ図。
【図11】受信したCS−IDが1種のときの位置情報
を通知するか否かの処理手順を示す流れ図。
【図12】取得したCS−IDが1種で受信レベルが規
定値以下の時に通知するフォーマット例を示す図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波を受信しているPHS無線基地局を
    特定する情報を位置情報として位置情報変換センタに通
    知するPHS位置情報通知端末において、 通知した位置情報を記憶する手段と、 周期的に位置情報を取得する手段と、 取得した位置情報とその直前に通知した位置情報を比較
    する手段と、 その比較結果で変化が検出されると、取得した位置情報
    を通知する手段とを備えたことを特徴とするPHS位置
    情報通知端末。
  2. 【請求項2】 電波を受信しているPHS無線基地局を
    特定する情報を位置情報として位置情報変換センタに通
    知するPHS位置情報通知端末において、 周期的に基地局の電波の受信信号レベルを検出する手段
    と、 受信した基地局が1局のみでかつ受信信号レベルが一定
    値以下であるか否かを調べる手段と、 1局のみで一定値以下の場合はそのことを示す情報を上
    記位置情報に含めて通知する手段と、 を備えることを特徴とするPHS位置情報通知端末。
JP9230868A 1997-08-27 1997-08-27 Phs位置情報通知端末 Pending JPH1175242A (ja)

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JP9230868A JPH1175242A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 Phs位置情報通知端末

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JP9230868A JPH1175242A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 Phs位置情報通知端末

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JP (1) JPH1175242A (ja)

Cited By (3)

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