JP2001075439A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001075439A
JP2001075439A JP24698899A JP24698899A JP2001075439A JP 2001075439 A JP2001075439 A JP 2001075439A JP 24698899 A JP24698899 A JP 24698899A JP 24698899 A JP24698899 A JP 24698899A JP 2001075439 A JP2001075439 A JP 2001075439A
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Takayuki Uchida
高幸 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廃トナー容器に収容された廃トナーの量を低コ
ストの機器で検知できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】イメージプロセッサ71では、紙サイズ信
号、印字率、及び転写効率に基づいて、一枚の記録媒体
に現像像を転写したときに生じる廃トナーの量(一枚当
りの廃トナー量)が演算される。また、イメージプロセ
ッサ71では一枚当りの廃トナー量が演算されるので、
この廃トナー量に複写枚数を乗ずることにより、操作部
78に入力した複写枚数分の記録媒体に画像を形成した
ときに生じる廃トナーの量が演算される。このようにし
て演算された値はイメージプロセッサ71に累積されて
累積廃トナー量として記憶され、廃トナー容器の容量か
らこの累積廃トナー量を減ずることにより、廃トナー容
器の残量が分かる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤(トナー)
を用いて記録媒体に画像を形成する複写機やプリンタな
どの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置として、現像剤(トナー)などを用いて記録媒体
に画像を形成する複写機やプリンタ等の画像形成装置が
知られている。この画像形成装置は、例えば、原稿が載
置される原稿載置台を備えており、この原稿載置台に載
置された原稿に原稿載置台の下方から光を照射すると共
に、ドラム状の像担持体(感光ドラム)を所定のプロセ
ススピードで回転させながら、この感光ドラムを帯電器
で一様に帯電し、原稿に記録された画像の情報を担持す
る光を感光ドラムに照射してこの感光ドラムに静電潜像
を形成し、現像剤を用いて静電潜像を現像して現像像を
形成し、この現像像を記録紙などの記録媒体に転写して
プリント画像(コピー画像)を得る装置である。
【0003】このような画像形成装置では、通常、転写
後の感光ドラムに現像剤が残留する。このため、画像形
成装置には、この残留した現像剤を取り除くクリーニン
グ装置と、このクリーニング装置で取り除かれた現像剤
(廃トナー)が収容される廃トナー容器が備えられてい
る。クリーニング装置と廃トナー容器の間には、廃トナ
ーをクリーニング装置から廃トナー容器まで回転しなが
ら搬送するクリーニング回収部材が配置されている。な
お、廃トナー容器は、一般に、画像形成装置の本体に自
在に着脱できるように装着されている。
【0004】廃トナー容器が廃トナーで満杯になると、
廃トナーが廃トナー容器から溢れ出てその周囲を汚した
り、感光ドラムに残留した廃トナーを十分に取り除けず
に画像品位が低下したりする。そこで、廃トナー容器が
廃トナーで満杯になったことを検知する機器が廃トナー
容器に取り付けられることが多い。
【0005】このような機器としては、光が透過する透
過窓を廃トナー容器の側壁に形成しておき、廃トナーに
遮られずに光が透過窓を透過するか否かで廃トナー容器
が満杯か否かを検知する透過センサを利用した機器が知
られている。また、廃トナー容器の重量を測定して廃ト
ナー容器が廃トナーで満杯か否かを検知する機器も知ら
れている。さらに、上記したクリーニング回収部材の回
転トルクを検出してこの回転トルクに基づいて廃トナー
容器が満杯か否かを検知する機器も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した透過センサを
利用した機器では、廃トナー容器が空であっても透過窓
が廃トナーで汚れている場合、光が透過窓を透過しない
ので、廃トナー容器が満杯であると誤検知される。この
ような誤検知を防止するためには、透過窓をクリーニン
グする装置が必要となり、複雑な構成で高価な機器とな
る。
【0007】また、廃トナー容器の重量を測定する機器
では、測定精度を高めることが比較的困難であるので、
この機器は小容量の廃トナー容器には適さない。しか
も、重量を測定する測定器などが必要となるので、その
分、コストアップになる。
【0008】また、回転トルクを検出する機器では、ク
リーニング回収部材を駆動する駆動軸とクリーニング装
置との間に、トルクを検出するトルクリミッタを配置し
ておくことが一般的である。このため、機器の構成が複
雑となって高価な機器となる。
【0009】本発明は、上記事情に鑑み、廃トナー容器
に収容された廃トナーの量を低コストの機器で検知でき
る画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の画像形成装置は、記録媒体に定着した現像剤
が該記録媒体の単位面積当りに占める割合を印字率とし
て検出する印字率検出手段と、画像が形成される記録媒
体の枚数を検出する通紙枚数検出手段と、画像が形成さ
れる記録媒体のサイズを検出する紙サイズ検出手段とを
備え、静電潜像が形成された像担持体に現像剤を供給し
て現像像を得、該現像像を記録媒体に転写して転写像を
得、該転写像を記録媒体に定着して記録媒体に画像を形
成すると共に、転写後に前記像担持体に残留した廃トナ
ーを廃トナー容器に収容しておく画像形成装置におい
て、(1)前記印字率に応じて決まる廃トナーの量を予
め記憶しておき、前記印字率検出手段で検出された印字
率及び前記紙サイズ検出手段で検出されたサイズ双方に
基づいて一枚の記録媒体から発生する廃トナーの量を演
算し、さらに、この廃トナーの量と前記通紙枚数検出手
段で検出された枚数とに基づいて、前記廃トナー容器内
の廃トナーの量を検知する廃トナー量検知手段を備えた
ことを特徴とするものである。
【0011】ここで、前記廃トナー量検知手段は、
(2)一枚の記録媒体から発生する廃トナーの量を累積
して累積廃トナー量として記憶し、該累積廃トナー量と
前記廃トナー容器の容量とに基づいて該廃トナー容器に
残された空間を演算するものであってもよい。
【0012】また、上記画像形成装置は、(3)前記廃
トナー量検知手段で演算された前記空間が所定値になっ
たことを知らせる報知手段を備えてもよい。
【0013】さらに、上記画像形成装置は、(4)前記
廃トナー容器が廃トナーで満杯になったときには前記廃
トナー容器が満杯であることを知らせるように前記報知
手段を制御すると共に、廃トナーで満杯になった廃トナ
ー容器を空の廃トナー容器に取り替えるまでは画像形成
動作を停止させておく制御手段を備えてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0015】図1と図2を参照して、本発明の画像形成
装置の一例を説明する。
【0016】図1は、画像形成装置の内部構造を示す模
式図である。図2は、図1の画像形成装置を示すブロッ
ク図である。
【0017】複写機10の原稿ガラス台12の下方に
は、原稿ガラス台12に置かれた原稿13(図2に示
す)の画像を読み取るスキャナ20が原稿ガラス台12
に並行に移動するように配置されている。スキャナ20
は、原稿ガラス台12の上に載せられた原稿13に走査
光を照射・露光するための照明ランプ22と、原稿13
からの反射光を感光ドラム42に導く第1反射ミラー2
4、第2反射ミラー26および第3反射ミラー28を有
している。また、スキャナ20の第3反射ミラー28か
ら感光ドラム42までの光路上には、レンズ32や固定
ミラー34などの光学部品が配置されている。さらに、
レンズ32を通過した光を色分解するCCD33がレン
ズ32の近傍に配置されている。
【0018】CCD33で色分解された光は、図2に示
すアナログプロセッサ70によってアナログ画像処理さ
れてアナログ信号に変換される。このアナログ信号は、
イメージプロセッサ71(本発明にいう印字率検出手段
の一例である。)に送信されて画像処理され、ビデオ信
号に変換される。このビデオ信号はレーザドライバ74
に送信され、ここで信号レベルに応じたレーザ光量信号
に変換される。このレーザ光量信号に応じてレーザスキ
ャナ76から感光ドラム42にレーザビームが照射され
る。上記したイメージプロセッサ71には、原稿13に
記載された画像に関するデータ(印字データ)を記憶し
ておく画像メモリ73が内蔵されている。
【0019】また、イメージプロセッサ71では、印字
データに基づいて、画像(記録媒体に定着した現像剤)
が記録媒体の単位面積当りに占める割合が演算される。
ここでは、この割合を印字率という。イメージプロセッ
サ71には、印字率とこの印字率のときに生ずる廃トナ
ーの割合(転写効率)が予め記憶されている。さらに、
後述する紙サイズ検出器63で検出された記録媒体サイ
ズを担持する紙サイズ信号がイメージプロセッサ71に
送信される。イメージプロセッサ71では、紙サイズ信
号、印字率、及び転写効率に基づいて、一枚の記録媒体
に現像像を転写したときに生じる廃トナーの量(一枚当
りの廃トナー量)が演算される。
【0020】また、原稿ガラス台12の近傍には、複写
する枚数や紙サイズを入力するための操作部78(本発
明にいう通紙枚数検出手段の一例である)が配置されて
いる。この操作部78に入力された複写枚数を担持する
信号は、イメージプロセッサ71に入力される。
【0021】上述したようにイメージプロセッサ71で
は一枚当りの廃トナー量が演算されるので、この廃トナ
ー量に複写枚数を乗ずる(掛ける)ことにより、操作部
78に入力した複写枚数分の記録媒体に画像を形成した
ときに生じる廃トナーの量が演算される。
【0022】このようにして演算された値はイメージプ
ロセッサ71に累積されて累積廃トナー量として記憶さ
れる。従って、ここでは、イメージプロセッサ71によ
って、本発明にいう廃トナー量検知手段が構成されてい
る。なお、複写機10には、複写機10の動作の全体を
司るDCコントローラ79が内蔵されている。このDC
コントローラ79が、本発明にいう制御手段の一例であ
る。
【0023】上記したスキャナ20の下方には、矢印A
方向に回転する円筒状の感光ドラム42が配置されてい
る。この感光ドラム42の周辺には、帯電器44、現像
装置46、転写帯電器48、分離帯電器52、クリーニ
ング装置54などが、感光ドラム42の回転方向に沿っ
て順次配置されている。
【0024】帯電器44は感光ドラム42の表面を一様
に帯電させるものである。現像装置46は、感光ドラム
42上に形成された静電潜像にトナー(現像剤)を供給
するものであり、供給されたトナーによって感光ドラム
42上の静電潜像が顕像化してトナー像(現像像)が形
成される。転写帯電器48は、感光ドラム42上のトナ
ー像を記録紙などの記録媒体に転写させるために、記録
媒体をトナーとは逆極性に帯電させるものである。分離
帯電器52は、転写後の記録紙を感光ドラム42から分
離させるものである。クリーニング装置54は、次の転
写のために、転写後に感光ドラム42に残留したトナー
を除去するものである。
【0025】クリーニング装置54のやや下方であって
画像形成装置10の本体の後側には、クリーニング装置
54で除去されたトナー(廃トナー)が収容される廃ト
ナー容器80が配置されている。なお、像担持体の一例
として円筒状の感光ドラム42を挙げたが、この他、像
担持体としては、電子写真感光ドラムや静電記録誘電体
ドラムなどのように回転駆動されるベルト状のもの、一
方向に巻き取られたり搬送されたりするウエブ状やシー
ト状のものなどがある。
【0026】感光ドラム42と転写帯電器48とに挟ま
れた空間は、トナー像が記録紙に転写される転写領域で
ある。転写領域よりも記録紙搬送方向下流側には、紙搬
送ベルト56が複写機10の出口に向かって延びてい
る。この紙搬送ベルト56の出口側には、記録紙にトナ
ー像を定着させる定着装置58が配置されている。
【0027】紙搬送ベルト56の下方には、記録媒体を
同一サイズ毎に収容しておく給紙カセット62が配置さ
れている。各給紙カセット62にはそれぞれ、その中に
収容された記録媒体のサイズを検出する周知の紙サイズ
検出器63が組み込まれている。操作部78では、紙サ
イズキー(本発明にいう紙サイズ検出手段の一例であ
る)を押すことにより、紙サイズ検出器63で検出され
た紙サイズのなかからいずれかの紙サイズが選択され
る。この選択された記録媒体サイズを担持する信号は、
上記のイメージプロセッサ71に送信される。
【0028】これらの各給紙カセット62の出口には、
給紙カセット62に収容されている記録媒体を送り出す
給紙ローラ64が設けられている。給紙ローラ64によ
って送り出された記録紙は、案内部材66などによって
案内されながら転写領域に向けて搬送される。案内部材
66よりも搬送方向下流側には、感光ドラム42の回転
駆動に同期して回転する一組のレジストローラ68が配
置されている。レジストローラ68の下流側には、レジ
ストローラ68によって送り出された記録紙を転写領域
に案内する転写ガイド72が転写領域に向かって延びる
ように設けられている。
【0029】複写機10では、スキャナ20によって読
み取られた原稿画像が、帯電器44によって帯電された
感光ドラム42上に静電潜像として形成される。この静
電潜像は現像装置46から供給されるトナーによって現
像されてトナー像(現像像)が形成される。このトナー
像は、感光ドラム42の回転に伴って転写領域に移動す
る。
【0030】一方、給紙カセット62から送り出された
記録紙は、案内部材66によってレジストローラ68ま
で案内される。レジストローラ68から所定のタイミン
グで転写ガイド72を通して転写領域に搬送される。転
写領域に搬送された記録紙は転写帯電器48によって、
トナー像を形成しているトナーとは逆極性に帯電される
ので、このトナーが吸着されてトナー像が転写される。
トナー像が転写された記録紙は、搬送ベルト56によっ
て定着装置58に送り込まれて転写像が記録紙に定着さ
れ、その後、排出される。
【0031】上記した廃トナー容器80について、図
3、図4を参照して説明する。
【0032】図3は、画像形成装置に組み込まれた(設
置された)廃トナー容器を示す模式図である。図4は、
廃トナー容器を示す斜視図である。
【0033】複写機10(図1参照)の本体側壁14に
は、廃トナー容器80が載置される受台16が形成され
ている。受台16の先端部には板ばね18が固定されて
おり、受台16に載置された廃トナー容器80は板ばね
18によって本体側壁14に向けて押し付けられる。
【0034】廃トナー容器80は透明なポリエチレン製
であり、その全体的な形状は略直方体である。廃トナー
容器80の上端部には、廃トナー82を受け入れるため
の開口84が形成されている。一方、上述したクリーニ
ング装置54(図1参照)には、クリーナユニット55
の内側で回転して廃トナーを廃トナー容器80に搬送す
るクリーナスクリュ57が備えられている。クリーナユ
ニット55は、本体側壁14に形成された孔を通って開
口84に差し込まれている。この孔の内周壁にはガスケ
ット59が付着されており、上記の孔とクリーナユニッ
ト55との間はガスケット59で塞がれている。
【0035】上述したように廃トナー容器80が板ばね
18によって本体側壁14に向けて押し付けられるの
で、廃トナー容器80の開口84にはクリーナユニット
55が強く差し込まれる。この状態で、クリーナスクリ
ュ57に搬送されてきた廃トナーが廃トナー容器80に
落下して蓄積される。廃トナー容器80が廃トナーで満
杯になると、開口84からクリーナユニット55を抜い
て、図4に示すように開口84にキャップ86を嵌め込
んで廃トナー容器80を密閉し、空の廃トナー容器に取
り替える。この取り替えの後に、操作部78(図2参
照)のリセットスイッチを押すことにより、イメージプ
ロセッサ71(図2参照)に記憶されていた累積廃トナ
ー量に関する記憶が消去される。
【0036】図5から図7までを参照して、廃トナーの
量を検知する手順を説明する。
【0037】図5は、図2のイメージプロセッサで廃ト
ナー量が検知される手順を示すフロー図である。図6
は、廃トナー容器の交換手順を示すフロー図である。図
7は、トナー消費量と印字率の関係を示すグラフであ
る。
【0038】図5のフローは、操作部78(図2参照)
のスタートキー(図示せず)が押されると起動する。先
ず、操作部78に入力された紙サイズによって、画像が
形成される記録紙のサイズが検出される(S501)。
続いて、イメージプロセッサ71(図2参照)では、こ
こに入力された印字データに基づいて、画像(記録媒体
に定着する現像剤)が記録媒体の単位面積当りに占める
割合(印字率)が演算される(S502)。さらに、イ
メージプロセッサ71では、紙サイズと印字率とに基づ
いて、この紙サイズをもつ一枚の記録媒体に現像像を転
写したときに生じる廃トナーの量(一枚当りの廃トナー
量)が下記の式から演算される(S503)。なお、上
述したように、イメージプロセッサ71には、印字率と
この印字率のときに生ずる廃トナーの割合(転写効率)
が予め記憶されている。
【0039】廃トナー量は、次の式から得られる。 廃トナー量(g)={(A4サイズの1枚の記録紙が消
費するトナー消費量)×(100(%)−転写効率
(%))}×面積比 上記の面積比とは、A4サイズの記録紙を「1」とした
ときのものであり、具体的には表1に示す。
【0040】
【表1】 また、図7に示すように、トナー消費量と印字率とは正
比例する。この図と上記の式から、廃トナー量(g)が
ほぼ正確に得られる。なお、印字率が同じでも紙サイズ
が異なれば、廃トナー量が異なる。この逆に、紙サイズ
が同じでも印字率が異なれば、廃トナー量が異なる。こ
こで、A4サイズの記録紙に印字率5%の画像を形成し
た場合、0.05gのトナーが消費されるとした。ま
た、このときの転写効率を88%とすると12%のトナ
ーが廃トナーになるので、その量は、0.05g×0.
12=0.006gとなる。所定の印字率におけるトナ
ー消費量や転写効率は、画像形成装置によって変わるの
で、これらの数値は、画像形成装置に応じて設定され
る。
【0041】また、廃トナーの嵩密度を0.5とし、後
述するように廃トナー容器80の有効容積(cc)を1
000ccとした場合、A4サイズの記録紙に印字率5
%で画像を形成するときは約33300枚に複写でき
る。このような各種記録紙サイズや各種印字率などの複
数のデータがイメージプロセッサ71には記憶されてい
る。
【0042】上記のようにして演算された一枚当りの廃
トナー量に複写枚数を乗ずることにより、複数枚の記録
媒体に画像を形成したときに生じる廃トナーの量(g)
が演算される(S504)。この演算された値はイメー
ジプロセッサ71に累積され、累積廃トナー量(g)と
して記憶される。この累積廃トナー量(g)はトナーの
重量を表わしており、ΣPi(g)とする。
【0043】一方、イメージプロセッサ71には、廃ト
ナー容器80の有効容積(cc)が予め記憶されてい
る。この有効容積(cc)は、廃トナー容器80にトナ
ーを収容できる容積を表わしているが、最大限にトナー
を収容できる量よりもやや少ない。ここで、廃トナー容
器80の有効容積(cc)を1000ccとした場合、
廃トナー容器に残された空間(残量)は、トナーの比重
をδとすると、残量(cc)=1000−(ΣPi×
δ)で表わされる。
【0044】このように、廃トナー容器80に収容でき
る最大限のトナー量からS504で演算された累積廃ト
ナー量を差し引くことにより、廃トナー容器80に残さ
れた空間を得られる。このようにして、廃トナー容器8
0に残された空間を演算することにより、廃トナー容器
80が廃トナーで満杯になったか否かが判定される(S
505)。
【0045】廃トナー容器80が廃トナーで満杯になっ
た場合は、この廃トナー容器を空の廃トナー容器に取り
替えるまではDCコントローラ79(図2参照)によっ
て画像形成動作が停止される(S506)。その後、直
ちに、音声やブザーなどの報知器(本発明にいう報知手
段の一例であり、図示せず。)によってユーザに報知さ
れる(S507)。
【0046】S505で廃トナー容器80が満タンでは
ないと判定されたときは、操作部に入力されたコピー枚
数が複写されたか否かが判定される(S508)。この
入力されたコピー枚数が複写され終っているときはこの
フローが終了となり、入力されたコピー枚数が複写され
終っていないときはS501に戻り、コピーを続ける。
なお、ここでは、廃トナー容器80の有効容積(cc)
を1000ccとしたが、最大容積は1100ccであ
る。しかし、廃トナー容積が1000ccになった時点
で、廃トナー容器80の残量無しと判断するようにし
た。
【0047】また、廃トナー容器80の交換手順を示す
フローでは、図6に示すように、廃トナー容器80が空
のものと交換されたか否かが判定され(S601)、交
換されたときは、イメージプロセッサ71に記憶されて
いる累積廃トナー量をゼロにする(クリアする)(S6
02)。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、従来からの画像形成装置に備えられている
印字率検出手段、通紙枚数検出手段、及び紙サイズ検出
手段で得られた値に基づいて廃トナー容器内の廃トナー
の量を求めるので、廃トナーを検出するセンサなどを新
たに必要とせず、低コストの廃トナー量検知手段が得ら
れる。
【0049】ここで、前記廃トナー量検知手段は、一枚
の記録媒体から発生する廃トナーの量を累積して累積廃
トナー量として記憶し、該累積廃トナー量と前記廃トナ
ー容器の容量とに基づいて該廃トナー容器に残された空
間を演算するものである場合は、廃トナー容器に残され
た空間(残スペース)も容易に知ることができる。
【0050】また、前記廃トナー量検知手段で演算され
た前記空間が所定値になったことを知らせる報知手段を
備えた場合は、廃トナー容器が廃トナーで満杯になる少
し前の空間を所定値として決めておくと、廃トナー容器
が満杯になる少し前に、間もなく廃トナー容器が満杯に
なることをユーザに知らせられる。
【0051】さらに、廃トナー容器が満杯になったこと
を報知手段で知らされる共に、廃トナー容器を取り替え
なければ画像形成動作を開始できないので、廃トナー容
器を忘れずに取り替えられることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の内部構造を示す模式図である。
【図2】図1の画像形成装置を示すブロック図である。
【図3】画像形成装置に組み込まれた(設置された)廃
トナー容器を示す模式図である。
【図4】廃トナー容器を示す斜視図である。
【図5】図2のイメージプロセッサで廃トナー量が検知
される手順を示すフロー図である。
【図6】廃トナー容器の交換手順を示すフロー図であ
る。
【図7】トナー消費量と印字率の関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
10 画像形成装置 71 イメージプロセッサ 73 画像メモリ 80 廃トナー容器 82 廃トナー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に定着した現像剤が該記録媒体
    の単位面積当りに占める割合を印字率として検出する印
    字率検出手段と、画像が形成される記録媒体の枚数を検
    出する通紙枚数検出手段と、画像が形成される記録媒体
    のサイズを検出する紙サイズ検出手段とを備え、静電潜
    像が形成された像担持体に現像剤を供給して現像像を
    得、該現像像を記録媒体に転写して転写像を得、該転写
    像を記録媒体に定着して記録媒体に画像を形成すると共
    に、転写後に前記像担持体に残留した廃トナーを廃トナ
    ー容器に収容しておく画像形成装置において、 前記印字率に応じて決まる廃トナーの量を予め記憶して
    おき、前記印字率検出手段で検出された印字率及び前記
    紙サイズ検出手段で検出されたサイズ双方に基づいて一
    枚の記録媒体から発生する廃トナーの量を演算し、さら
    に、この廃トナーの量と前記通紙枚数検出手段で検出さ
    れた枚数とに基づいて、前記廃トナー容器内の廃トナー
    の量を検知する廃トナー量検知手段を備えたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記廃トナー量検知手段は、一枚の記録
    媒体から発生する廃トナーの量を累積して累積廃トナー
    量として記憶し、該累積廃トナー量と前記廃トナー容器
    の容量とに基づいて該廃トナー容器に残された空間を演
    算するものであることを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記廃トナー量検知手段で演算された前
    記空間が所定値になったことを知らせる報知手段を備え
    たことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記廃トナー容器が廃トナーで満杯にな
    ったときには前記廃トナー容器が満杯であることを知ら
    せるように前記報知手段を制御すると共に、廃トナーで
    満杯になった廃トナー容器を空の廃トナー容器に取り替
    えるまでは画像形成動作を停止させておく制御手段を備
    えたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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