JP7247767B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、感光ドラムが担持するトナー像を記録媒体に転写することにより画像を形成する電子写真式の画像形成装置においては、感光ドラムに残留した廃トナーを回収して廃トナーボックスに収容することが行われている。廃トナーボックスは画像形成装置の筐体に着脱可能に装着されており、廃トナーボックスに収容される廃トナーが満杯になった際に、廃トナーボックスを交換することが可能となっている。
廃トナーボックスが満杯になったことを検知する技術としては、例えば記録媒体に形成される画像の記録媒体の単位面積当たりに占める割合である印字率に基づいて廃トナーの発生量を推測することにより、廃トナーボックスの満杯を検知する技術が知られている(特許文献1参照)。また、廃トナーボックスに廃トナーが満杯になったことを検出する検出部を設けて、画像形成装置の制御部が検出部の出力を読み取ることにより、廃トナーボックスの満杯を検知する技術が知られている(特許文献2参照)。
特開2001-075439号公報 特開2013-182079号公報
しかし、上述の印字率に基づいて廃トナーボックスの満杯を検知する構成においては、廃トナー発生量の推測値に含まれる誤差が大きいため、実際に廃トナーボックスが満杯となる前の早い段階で満杯と判断する必要があり、廃トナーボックスの容量を使い切ることが困難であった。特に、廃トナー発生量が多い画像を記録媒体に多く形成するユーザーにとっては、廃トナーボックスの交換の頻度が高くなり、廃トナーボックスの交換に要する手間とコストが大きくなっていた。
また、廃トナーボックスに廃トナーの満杯を検出する検出部を設けた構成においては、検出部を設けることにより廃トナーボックスのコストが高くなっていた。特に、記録媒体に対して廃トナー発生量が少ない画像を主に形成するユーザーにとっては、廃トナーボックスが満杯になる前に画像形成装置が製品寿命を迎える場合が多く、高コストの廃トナーボックスを設けることが無駄になるおそれがあった。
そこで、本発明においては、廃トナー発生量が多い画像を形成するユーザーに対する手間とコストを抑制しつつ、廃トナー発生量が少ない画像を形成するユーザーに対する無駄を抑制することができる画像形成装置を提供する。
上記課題を解決する画像形成装置は、以下の特徴を有する。
即ち、画像形成装置は、シートに画像形成する画像形成装置であって、感光ドラムと、前記感光ドラムに対向配置されるベルトと、収容された廃トナーの量に応じて状態が変化する検出手段を備える第1廃トナーボックス、または、前記検出手段を備えない第2廃トナーボックスを、選択的に装着可能な筐体と、前記検出手段の状態を読み取る読取手段と、制御部とを、備え、前記第2廃トナーボックスは、初期設定時に前記筐体に装着され、前記第1廃トナーボックスは、前記第2廃トナーボックスの交換時以降に前記筐体に装着され、前記制御部は、前記筐体に前記第2廃トナーボックスが装着されているときには、前記シートに形成されるトナー像を構成するドットの数であるドットカウントに基づいて、前記第2廃トナーボックスに収容される廃トナーの満杯を検知する第1満杯検知モードを実行し、前記筐体に前記第1廃トナーボックスが装着されているときには、前記読取手段により読み取った前記検出手段の状態に基づいて、前記第1廃トナーボックスに収容される廃トナーの満杯を検知する第2満杯検知モードを実行する。
これにより、第2廃トナーボックスが装着された初期設定時の画像形成装置においては、ドットカウントに基づいて第2廃トナーボックスの満杯が検知されるため、第2廃トナーボックスに、収容された廃トナーの量に応じて状態が変化する検出手段を設ける必要がなく、コストを低く抑えることができる。従って、廃トナー発生量が少ない画像を形成するユーザーに対する無駄を抑制することができる。一方、第2廃トナーボックスが交換されて第1廃トナーボックスが装着された後には、第1廃トナーボックスに設けられた、収容された廃トナーの量に応じて状態が変化する検出手段の状態に基づいて第1廃トナーボックスの満杯が検知される。従って、廃トナー発生量が多い画像を形成するユーザーに対する手間とコストを抑制することができる。
また、前記第1廃トナーボックスの前記検出手段は、前記第1廃トナーボックスに収容された廃トナーの量に応じて、状態を通電状態と非通電状態とに切替可能であり、前記制御部は、前記検出手段の状態が通電状態であることを前記読取手段が最初に読み取ったときに、前記第1満杯検知モードから前記第2満杯検知モードに移行する。
これにより、制御部による制御の切り替えのみによって第1満杯検知モードから第2満杯検知モードへの切り替えを行うことができ、容易にモードの切り替えを行うことが可能である。
また、前記第1廃トナーボックスの検出手段の状態は、前記第1廃トナーボックスに収容される廃トナーが満杯でないときに通電状態に切り替わり、前記第1廃トナーボックスに収容される廃トナーが満杯であるときに非通電状態に切り替わるように構成され、前記制御部は、前記読取手段が読み取った前記検出手段の状態に基づいて、前記第1廃トナーボックスに収容される廃トナーの満杯を検知する。
これにより、廃トナー検出手段の状態に基づいて第1廃トナーボックスの満杯を検知することで、容易に第1廃トナーボックスの満杯を検知することが可能である。
また、前記第1廃トナーボックスは、前記ベルトから廃トナーを回収する前記ベルトクリーナを備える。
これにより、筐体に第1廃トナーボックスが装着されているときには、画像形成時に感光ドラムに残存した廃トナーをベルトを介して回収し、第1廃トナーボックスに収容することが可能である。
また、前記第2廃トナーボックスは、前記ベルトから廃トナーを回収する前記ベルトクリーナを備える。
これにより、筐体に第2廃トナーボックスが装着されているときには、画像形成時に感光ドラムに残存した廃トナーをベルトを介して回収し、第2廃トナーボックスに収容することが可能である。
本発明によれば、廃トナー発生量が少ない画像を形成するユーザーに対する無駄を抑制することができるとともに、廃トナー発生量が多い画像を形成するユーザーに対する手間とコストを抑制することができる。
画像形成装置を示す中央断面図である。 第1廃トナーボックスを備えたベルトクリーナユニットを示す側面断面図である。 第1廃トナーボックスを備えたベルトクリーナユニットを示す平面断面図である。 第1廃トナーボックスにおける第2収容部の貯留部を示す平面断面図であって、フラッパが第1位置にある状態を示す図である。 第1廃トナーボックスを備えたベルトクリーナユニットを示す平面図であって、フラッパが第1位置にある状態を示す図である。 第1廃トナーボックスにおける第2収容部の貯留部を示す平面断面図であって、フラッパが第2位置にある状態を示す図である。 第1廃トナーボックスを備えたベルトクリーナユニットを示す側面図である。 第1廃トナーボックスを備えたベルトクリーナユニットを示す平面図であって、フラッパが第2位置にある状態を示す図である。 筐体に第1廃トナーボックスが装着された場合の第1接続端子と第2接続端子との導通状態を示す図である。 筐体に第2廃トナーボックスが装着された場合の第1接続端子と第2接続端子との導通状態を示す図である。 廃トナーボックスの満杯検知制御のフローチャートを示す図である。 第1満杯検知モードのフローチャートを示す図である。 第2満杯検知モードのフローチャートを示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
[画像形成装置の全体構成]
図1に示す画像形成装置1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態であり、記録媒体の一例であるシートSに複数色の画像を形成する電子写真式のタンデム型カラープリンタである。
以下の説明では、図1における左側を画像形成装置1の前側、図1における右側を画像形成装置1の後側と規定し、図1おける紙面手前側を画像形成装置1の右側、図1における紙面奥側を画像形成装置1の左側と規定する。また、図1における上側および下側を、それぞれ画像形成装置1の上側および下側と規定する。
画像形成装置1は、筐体2と、シートSを支持する給紙トレイ10と、シートSに画像を形成する画像形成部5とを備えている。
筐体2は略直方体形状に形成されており、給紙トレイ10および画像形成部5を収容している。筐体2の上端部には、後端部の回動支点23bを中心として揺動可能なトップカバー23が設けられている。トップカバー23には、前側から後側へ向かうにつれて下方に傾斜する排紙トレイ23aが形成されている。
筐体2内には、給紙トレイ10から画像形成部5を経由して排紙トレイ23aへ至るシートSの搬送経路Pが構成されている。筐体2内には、給紙ローラ11と、分離ローラ12と、分離パッド12aと、搬送ローラ対13と、レジストローラ対14とが備えられている。
給紙トレイ10に支持されるシートSは、給紙ローラ11、分離ローラ12および分離パッド12aにより1枚ずつ分離されて搬送経路Pに送り出される。
搬送経路Pに送り出されたシートSは、搬送ローラ対13と、レジストローラ対14とにより画像形成部5に向けて搬送される。レジストローラ対14は、搬送されるシートSの先端の移動を規制して一旦停止させた後、シートSを所定のタイミングにて画像形成ユニット5に向けて搬送する。
画像形成部5は給紙トレイ10の上方に配置されており、前後方向に並設される4つのプロセスユニット50を備えている。各プロセスユニット50は、筐体2に着脱可能に装着されており、それぞれブラック、イエロー、マゼンタ、およびシアンの各色に対応して設けられている。
プロセスユニット50は、感光ドラム54および現像ローラ55を有している。感光ドラム54は、左右方向を軸方向とする略円筒形状に形成されており、プロセスユニット50に回転可能に支持されている。現像ローラ55は、左右方向に延出しており、プロセスユニット50に回転可能に支持されている。現像ローラ55は、感光ドラム54の前上部に接触している。
感光ドラム54の上側には、感光ドラム54に対向配置され、感光ドラム54の表面を露光するLEDユニット53が設けられている。LEDユニット53は、トップカバー23に支持されている。
また、プロセスユニット50は、供給ローラ56と、スコロトロン型帯電器58と、ドラムクリーニングローラ59とを有している。供給ローラ56は、現像ローラ55に現像剤となるトナーを供給する。現像ローラ55は、感光ドラム54にトナーを供給する。トナーは、プロセスユニット50における現像ローラ55および供給ローラ56の上方に収容されている。
スコロトロン型帯電器58は、感光ドラム54の後上方において感光ドラム54に対向配置されている。ドラムクリーニングローラ59は、スコロトロン型帯電器58の下方において感光ドラム54に対向配置されている。
感光ドラム54の搬送経路Pを挟んだ下方には、ベルト31が対向配置されている。ベルト31は、駆動ローラ32と駆動ローラ32の前方に配置される従動ローラ33との間に掛け渡されている。
ベルト31を挟んだ各感光ドラム54に対向する位置には、それぞれ転写ローラ34が配置されている。ベルト31、駆動ローラ32、従動ローラ33、および転写ローラ34等によりベルトユニット30が構成されている。
画像形成部5においては、感光ドラム54の表面は、スコロトロン型帯電器58によって一様に帯電された後、LEDユニット53によって所定の画像データに基づいて選択的に露光される。これにより、感光ドラム54の表面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。
一方、プロセスユニット50内に収容されるトナーは、供給ローラ56と現像ローラ55との間で正極性に帯電され、現像ローラ55の表面に担持される。現像ローラ55に担持されたトナーが感光ドラム54の表面における静電潜像に供給されることにより、感光ドラム54の表面にトナー像が担持される。
画像形成部5へ向けて搬送されたシートSがベルト31上に到達すると、ベルト31により搬送されて、ベルト31と各感光ドラム54との間を順次通過する。
そして、感光ドラム54の表面上のトナー像は、シートSと対向したときに、転写ローラ34に印加された転写バイアスによってシートSに転写される。このように、感光ドラム54が担持するトナー像は、ベルトユニット30によりシートSに転写される。
このとき、感光ドラム54の表面には、シートSに転写されなかったトナーが残存する場合がある。感光ドラム54の表面に残存する廃トナーは、感光ドラム54の回転に伴ってドラムクリーニングローラ59と対向する。ドラムクリーニングローラ59と対向した廃トナーは、ドラムクリーニングバイアスによってドラムクリーニングローラ59の表面に電気的に保持される。
なお、本実施形態におけるベルト31は、トナー像が転写されるシートSを搬送する搬送ベルトに構成されているが、トナー像がベルト自身に転写され、ベルトに転写されたトナー像がさらにシートSに転写される中間転写ベルトに構成することも可能である。
トナー像が転写されたシートSは、画像形成部5の下流側に配置される定着装置16に搬送される。定着装置16は加熱ローラ17と加熱ローラ17に圧接する加圧ローラ18とを備えており、定着装置16に搬送されたシートSは、加熱ローラ17と加圧ローラ18との間を通過する間にトナー像が熱定着される。
トナー像が熱定着されたシートSは、定着装置16から搬送方向下流側に搬送され、さらに排紙ローラ19により搬送されて、トップカバー23の排紙トレイ23aに排紙される。
筐体2内におけるベルト31の下方、かつ給紙トレイ10の上方には、ベルト31に付着する廃トナーを回収して収容するベルトクリーナユニット6が設けられている。ベルトクリーナユニット6は、ベルト31に付着する廃トナーをベルト31から回収するベルトクリーナ40と、ベルトクリーナ40によりベルト31から回収した廃トナーを収容する廃トナーボックス60とを有している。
ベルトクリーナ40は、ベルトクリーニングローラ41と、回収ローラ44と、掻き取りブレード45とを有している。ベルトクリーニングローラ41は、ベルト31の下方において、ベルト31内に配置されたバックアップローラ35と対向する位置に配置されている。
ベルトクリーニングローラ41は左右方向に沿って延びており、ローラ軸に略円筒状の導電性樹脂部材を被覆することにより形成されている。バックアップローラ35は、ベルト31内において、ベルト31に上方から接触するように配置されている。バックアップローラ35は、左右方向に沿って延びる略円柱状の金属部材にて形成されている。
回収ローラ44は、ベルトクリーニングローラ41に後方から接触している。回収ローラ44は、左右方向に沿って延びる略円柱状の金属部材にて形成されている。掻き取りブレード45は、回収ローラ44の後下側に配置されている。掻き取りブレード45は、左右方向を長手方向とする平板状部材にて形成されている。掻き取りブレード45の前端部は、回収ローラ44の表面における下部に接触している。
ベルトクリーナ40の下方には、廃トナーボックス60が配置されている。廃トナーボックス60は、収容フレーム61と、支持フレーム62と、カバーフレーム63とを有している。
収容フレーム61は、上面が開放された平面視略矩形の有底箱形状に形成されている。収容フレーム61内における前後方向の途中部には、左右方向へ延出する略平板形状の隔壁64が設けられている。収容フレーム61は、隔壁64によって後方の第1収容部65と、前方の第2収容部66とに区画されている。
支持フレーム62は、収容フレーム61における上面の前部を覆っている。支持フレーム62における前後方向の途中部には、支持フレーム62を上下方向に貫通する回収口67が形成されている。回収口67は左右方向へ延びており、回収ローラ44の下方に配置されている。カバーフレーム63は、支持フレーム62の後方に配置されており、収容フレーム61の上面における後部を覆っている。
ベルトクリーナ40のベルトクリーニングローラ41および回収ローラ44は、支持フレーム62によって回転可能に支持されている。また、掻き取りブレード45の後端部は支持フレーム62に支持されており、掻き取りブレード45の前端部は回収口67に臨んでいる。
本実施形態においては、ベルトクリーナ40と廃トナーボックス60とは一体的に形成されている。ベルトクリーナ40および廃トナーボックス60は、ベルトクリーナユニット6として一体的に筐体2に着脱可能に装着されている。
[廃トナーのクリーニング動作]
画像形成装置1においては、画像形成部5による画像形成が終了すると、ドラムクリーニングローラ59に保持されている廃トナーをベルトクリーナ40により回収し、廃トナーボックス60に回収するクリーニング動作が開始される。
クリーニング動作においては、まず、ドラムクリーニングローラ59に保持されている廃トナーが、感光ドラム54の表面に吐き出されるとともに、感光ドラム54が回転される。感光ドラム54の表面に吐き出された廃トナーは、感光ドラム54の回転に伴って、ベルト31に対向される。
ベルト31に対向された感光ドラム54表面の廃トナーは、転写ローラ34の転写バイアスによってベルト31の表面に転写される。その後、ベルト31の表面に転写された廃トナーは、ベルト31の周回に伴ってベルトクリーニングローラ41に対向される。
ベルトクリーニングローラ41に対向された廃トナーは、ベルトクリーニングローラ41に印加されたベルトクリーニングバイアスによって、ベルトクリーニングローラ41の表面に静電気的に保持され、さらに回収ローラ44に静電気的に転移される。
回収ローラ44に転移された廃トナーは、掻き取りブレード45により掻き取られて、廃トナーボックス60の回収口67から第1収容部65内に落下する。第1収容部65内に落下した廃トナーは、図示しない搬送手段によって後方へ搬送される。
[第1廃トナーボックスおよび第2廃トナーボックス]
廃トナーボックス60は、第1廃トナーボックス60Aおよび第2廃トナーボックス60Bとして構成することができる。筐体2は、第1廃トナーボックス60Aまたは第2廃トナーボックス60Bの何れか一方を、選択的に装着可能である。
第2廃トナーボックス60Bは、初期設定がなされた工場出荷時の画像形成装置1における筐体2に装着される廃トナーボックス60である。
第1廃トナーボックス60Aは、第2廃トナーボックス60Bの交換時以降に筐体2に装着される廃トナーボックス60である。つまり、第1廃トナーボックス60Aは、第2廃トナーボックス60Bを交換する際に、第2廃トナーボックス60Bに代えて筐体2に装着されるものである。また、筐体2に装着された第1廃トナーボックス60Aを交換する際には、新たな第1廃トナーボックス60Aが再度筐体2に装着される。
第1廃トナーボックス60Aは、ベルトクリーナ40を備えている。第1廃トナーボックス60Aとベルトクリーナ40とはベルトクリーナユニット6として一体的に構成されている。これにより、筐体2に第1廃トナーボックス60Aが装着されているときには、画像形成時に感光ドラム54に残存した廃トナーをベルト31を介して回収し、第1廃トナーボックス60Aに収容することが可能である。
また、第2廃トナーボックス60Bは、ベルトクリーナ40を備えている。第2廃トナーボックス60Bとベルトクリーナ40とはベルトクリーナユニット6として一体的に構成されている。これにより、筐体2に第2廃トナーボックス60Bが装着されているときには、画像形成時に感光ドラム54に残存した廃トナーをベルト31を介して回収し、第2廃トナーボックス60Bに収容することが可能である。
図2、図3に示すように、第1廃トナーボックス60Aは、第1廃トナーボックス60Aに収容された廃トナーの量に応じて状態が変化する廃トナー検出手段7を備えている。廃トナー検出手段7は、収容された廃トナーの量に応じて状態が変化する検出手段の一例である。一方、第2廃トナーボックス60Bは、第1廃トナーボックス60Aの廃トナー検出手段7に対応する検出手段、つまり収容された廃トナーの量に応じて状態が変化する検出手段を備えていない。
(第1廃トナーボックスの満杯検知に関する構成)
画像形成装置1は、第1廃トナーボックス60Aが筐体2に装着されている場合に、廃トナー検出手段7の状態に基づいて第1廃トナーボックス60Aに収容される廃トナーが満杯になったことを検知可能に構成されている。以下に、第1廃トナーボックス60Aの満杯検知に関する構成について説明する。
図2、図3に示すように、第1廃トナーボックス60Aにおいて、収容フレーム61の隔壁64は、第1収容部65と第2収容部66とを連通する連通孔68を有している。連通孔68は隔壁64の左端部に配置されている。第1収容部65に収容される廃トナーは、連通孔68を通じて第2収容部66内に流入することが可能である。第2収容部66は、オーガ収容部66aおよび貯留部66bを有している。貯留部66bは、オーガ収容部66aの右側に隣接して配置されている。
オーガ収容部66aは左右方向へ延びる略円筒形状に形成されており、オーガ収容部66a内には、オーガスクリュー70が回転可能に収容されている。オーガスクリュー70は、左右方向へ延びるスクリュー形状に形成されている。オーガスクリュー70の外径は、オーガ収容部66aの内径と略同径に形成されている。オーガスクリュー70が回転することで、第1収容部65から第2収容部66に流入した廃トナーが、オーガ収容部66a内を右側へ向かって搬送される。
図4に示すように、貯留部66b内には、フラッパ71と、第1ガイド板72と、第2ガイド板73とが設けられている。
フラッパ71は、貯留部66b内において、オーガ収容部66aの右端部から右方へ離間した位置に配置されており、回動軸71aと、延出部71bと、第1蓄積部71cと、第2蓄積部71dとを有している。
回動軸71aは、上下方向に延びる略円柱状部材により形成されており、貯留部66bの前端部に配置されている。回動軸71aの下端部は貯留部66bの底面に回動可能に支持されており、回動軸71aの上端部は支持フレーム62に回動可能に支持されている。図5に示すように、回動軸71aの上端部は支持フレーム62を貫通して、支持フレーム62よりも上方へ突出している。
延出部71bは、回動軸71aから後方へ延びるアーム部材である。第1蓄積部71cは、延出部71bの後端部から後方へ延びる板状部材にて形成され、第2蓄積部71dは、第1蓄積部71cの前端部から左方へ延びる板状部材にて形成されている。第2蓄積部71dは、回動軸71aを中心とする平面視略円弧形状に形成されている。
第1ガイド板72は、オーガ収容部66aの右端部かつ前端部から右側へ向かって延出する板状部材であり、フラッパ71の回動軸71aを中心とした略円弧形状に形成されている。第2ガイド板73は、オーガ収容部66bの右端部かつ後端部から右側へ向かって延出する板状部材である。第2ガイド板73の左半部は第1ガイド板72と対向しており、平面視において左右方向に延びる直線形状に形成されている。第2ガイド板73の右半部は、平面視において回動軸71aを中心とした略円弧形状に形成されている。
フラッパ71は、回動軸71aを中心として回動可能に構成されており、回動することにより、延出部71bが後方へ延出する第1位置(図4に示す位置)と、延出部71bが後右方へ延出する第2位置(図6に示す位置)とに変位可能である。
フラッパ71が第1位置に変位しているときには、前後方向における第2ガイド板73と第1ガイド板72との間が第1蓄積部71cおよび第2蓄積部71dによって閉塞される。
フラッパ71が第2位置に変位しているときには、第1蓄積部71cおよび第2蓄積部71dは、第1ガイド板72および第2ガイド板73から右側へ離間しており、前後方向における第2ガイド板73と第1ガイド板72との間が開放される。
図5、図7に示すように、第1廃トナーボックス60Aは、スイッチカム74と、板バネ75と、第1検出電極76と、第2検出電極77とを有している。スイッチカム74は、支持フレーム62の上面に設けられており、固定部74aと、被付勢部74bと、押圧部74cとを有している。
固定部74aは、フラッパ71の回動軸71aに一体的に回転可能に支持されている。被付勢部74bは、固定部74aの前端から前方へ突出している。押圧部74cは、固定部74aの後端から後方へ突出している。被付勢部74bおよび押圧部74cは、固定部74aと一体的に回転可能に構成されている。
板バネ75は、スイッチカム74の左方において支持フレーム62の上面に固定されている。板バネ75は、左右方向に延び、前後方向に厚みを有する平板状の金属板にて形成されている。板バネ75は、左端部が支持フレーム62に固定されており、右端部にスイッチカム74の被付勢部74bを係止する係止部75aが形成されている。
第1検出電極76は、屈曲された金属板からなり、本体部76aと、外部接点部76bと、導通部76cとを有している。本体部76aは、収容フレーム61の右側面61aに固定されている。外部接点部76bは、収容フレーム61の右側面61aにおいて本体部76aの下方に連続して形成されている。
導通部76cは、本体部76aの上端部から左方へ延びており、支持フレーム62の上面に配置されている。導通部76cは、スイッチカム74における押圧部74cの後方に配置されている。導通部76cと押圧部74cとは、前後方向において離間している。
第2検出電極77は、屈曲された金属板からなり、本体部77aと、外部接点部77bと、第1導通部77cと、第2導通部77dを有している。本体部77aは、第1検出電極76の本体部76aよりも後方において、収容フレーム61の右側面61aに固定されている。外部接点部77bは、収容フレーム61の右側面61aにおいて本体部77aの下方に連続して形成されている。
第1導通部77cは、本体部77aから右側面61aに沿って前方へ延びている。第2導通部77dは、第1導通部77cの前端部から左側へ屈曲されて左方へ延びている。第2導通部77dは、支持フレーム62の上面に配置されている。第2導通部77dは、前後方向において、スイッチカム74の押圧部74cと第1検出電極76の導通部76cとの間に配置されている。第2導通部77dは、自身の弾性力によって導通部76cから離間する前方へ付勢されている。
このような構成において、フラッパ71が第1位置に変位しているときには、スイッチカム74の押圧部74cは固定部74aの後端から後方へ突出しており、第2導通部77dを後方へ押圧する。押圧部74cにより押圧された第2導通部77dは、弾性力に抗して後方へ撓み、導通部76cと接触する。つまり、フラッパ71が第1位置に変位しているときには、第1検出電極76と第2検出電極77とは導通した状態となっている。
このとき、スイッチカム74の被付勢部74bには、板バネ75の係止部75aが左側から接触しており、スイッチカム74は平面視時計回り方向への回動が規制されている。
一方、図8に示すように、フラッパ71が第2位置に変位しているときには、スイッチカム74の押圧部74cは固定部74aから右後側に突出しており、第2導通部77dから離間している。押圧部74cが離間した第2導通部77dは、弾性力により前方へ撓み、導通部76cから離間する。つまり、フラッパ71が第2位置に変位しているときには、第1検出電極76と第2検出電極77とは導通していない状態となっている。
このとき、スイッチカム74の被付勢部74bには、板バネ75の係止部75aが右側から接触しており、スイッチカム74は平面視反時計回り方向への回動が規制されている。
第1廃トナーボックス60Aにおいては、オーガスクリュー70、フラッパ71、スイッチカム74、板バネ75、第1検出電極76、および第2検出電極77等により、廃トナー検出手段7が構成されている。
第1廃トナーボックス60Aにおいては、収容される廃トナーが満杯でないときには、フラッパ71が第1位置に変位して、第1検出電極76と第2検出電極77とは導通した状態となる。第1検出電極76と第2検出電極77とが導通した状態にある廃トナー検出手段7は、外部接点部76bと外部接点部77bとの間が通電している通電状態となる。
また、第1廃トナーボックス60Aにおいては、収容される廃トナーが満杯であるときには、フラッパ71が第2位置に変位して、第1検出電極76と第2検出電極77とは導通していない状態となる。第1検出電極76と第2検出電極77とが導通していない状態にある廃トナー検出手段7は、外部接点部76bと外部接点部77bとの間が通電していない非通電状態となる。
このように、廃トナー検出手段7は、第1廃トナーボックス60Aに収容された廃トナーの量に応じて、状態を通電状態と非通電状態とに切替可能である。
図7に示すように、筐体2は、制御部の一例であるCPU91と、電源92と、第1廃トナーボックス60Aにおける廃トナー検出手段7の状態を読み取る読取手段93と、接地部94と、第1接続端子95と、第2接続端子96と、記憶装置97とを有している。
第1検出電極76の外部接点部76bは、第1接続端子95に電気的に接続されている。第1接続端子95は接地部94に接続されており、外部接点部76bは接地されている。
第2検出電極77の外部接点部77bは、第2接続端子96に電気的に接続されている。第2接続端子96は、読取手段93に接続されている。第2接続端子96と読取手段93との間には電源92が接続されており、電源92により電圧が印加されている。本実施形態の場合は、例えば第2接続端子96と読取手段93との間には3.3Vの電圧が印加されている。読取手段93は、CPU91に接続されている。CPU91には記憶装置97が接続されている。
(第1廃トナーボックスの満杯検知に関する動作)
図4、図5に示すように、第1廃トナーボックス60Aに収容される廃トナーが満杯でないときには、フラッパ71は第1位置に変位しており、第1検出電極76の導通部76cと第2検出電極77の第2導通部77dとは接触して導通した状態となる。
この場合、電源92から第2検出電極77、第1検出電極76および接地部94を順次通じて接地される回路が形成されており、読取手段93は0Vに応じた電流を検知する。つまり、読取手段93は、図9(a)に示すように、筐体2の第1接続端子95と第2接続端子96とが導通しており、廃トナー検出手段7の状態が通電状態にあることを読み取る。
また、ベルトクリーナ40により回収された廃トナーが第1廃トナーボックス60Aの第1収容部65内に収容されていくと、廃トナーは第1収容部65の前端部に貯留されるようになる。第1収容部65が廃トナーで満杯になった後に、さらに廃トナーが第1廃トナーボックス60Aに収容されると、廃トナーは連通孔68を通じて第1収容部65から第2収容部66に流入する。
第2収容部66に流入した廃トナーは、第2収容部66のオーガ収容部66a内をオーガスクリュー70によって右側へ向かって搬送される。廃トナーは、オーガスクリュー70によって貯留部66b内に搬送され、貯留部66b内に搬送された廃トナーは、フラッパ71と第1ガイド板72および第2ガイド板73とによって区画される空間内に蓄積される。
前記空間内に蓄積された廃トナーの量が増加すると、フラッパ71の第1蓄積部71cが廃トナーにより右側へ押圧される。フラッパ71が右側へ押圧されると、フラッパ71およびスイッチカム74は、板バネ75の付勢力に抗して平面視時計回り方向へ回動しようとする。
このとき、前記空間内に蓄積された廃トナーの量が増加して第1廃トナーボックス60Aに収容される廃トナーが満杯になると、スイッチカム74の被付勢部74bは、板バネ75の係止部75aを右側から左側へ乗り越えて、フラッパ71およびスイッチカム74が平面視時計回り方向へ回動する。
フラッパ71およびスイッチカム74が、フラッパ71の被付勢部74bが板バネ75の係止部75aよりも左側に位置するまで回動すると、フラッパ71は第2位置に変位する。図8に示すように、フラッパ71が第2位置に変位すると、第2検出電極77の第2導通部77dが第1検出電極76の導通部76cから離間して、第1検出電極76と第2検出電極77とは導通していない状態となる。
この場合、電源92から第2検出電極77、第1検出電極76および接地部94へ至る回路は第2検出電極77と第1検出電極76との間で分断されるため、読取手段93は電源92から印加される電圧に応じた電流を検知する。つまり、読取手段93は、図9(b)に示すように、第1接続端子95と第2接続端子96とは導通しておらず、廃トナー検出手段7の状態が非通電状態にあることを読み取る。
このように、第1廃トナーボックス60Aに収容された廃トナーが満杯でないときには廃トナー検出手段7の状態は通電状態に切り替わり、読取手段93は廃トナー検出手段7の状態が通電状態であることを読み取る。また、第1廃トナーボックス60Aに収容された廃トナーが満杯になると、廃トナー検出手段7の状態が通電状態から非通電状態に切り替わり、読取手段93は廃トナー検出手段7の状態が非通電状態であることを読み取る。
(第2廃トナーボックスの構成)
第2廃トナーボックス60Bは、第1廃トナーボックス60Aの廃トナー検出手段7を構成するオーガスクリュー70、フラッパ71、スイッチカム74、板バネ75、第1検出電極76、および第2検出電極77を備えていない。つまり、第2廃トナーボックス60Bは、収容された廃トナーの量に応じて状態が変化する検出手段を備えていない。
従って、筐体2に第2廃トナーボックス60Bが装着されているときには、筐体2の第1接続端子95および第2接続端子96は、それぞれ第1検出電極76の外部接点部76bおよび第2検出電極77の外部接点部77bと接続されることがない。これにより、第1接続端子95と第2接続端子96とは、第2廃トナーボックス60Bに収容された廃トナーの量にかかわらず、常に導通していない状態となる。
つまり、図10(a)に示すように、第2廃トナーボックス60Bが出荷時の満杯でない状態のときは、第1接続端子95と第2接続端子96とは導通していない状態となる。この場合、読取手段93は、第1接続端子95と第2接続端子96とが導通していない状態にあることを読み取る。
また、図10(b)に示すように、第2廃トナーボックス60Bが満杯となったときも、第1接続端子95と第2接続端子96とは導通していない状態となる。この場合、読取手段93は、第1接続端子95と第2接続端子96とが導通していない状態にあることを読み取る。
このように、筐体2に第2廃トナーボックス60Bが装着されているときには、読取手段93は、第2廃トナーボックス60Bに収容された廃トナーの量にかかわらず、常に第1接続端子95と第2接続端子96とが導通していない状態にあることを読み取る。
なお、第2廃トナーボックス60Bは、収容された廃トナーの量にかかわらず、常に第1接続端子95と第2接続端子96とが導通していない状態となるような構成であれば、廃トナー検出手段7を構成するオーガスクリュー70、フラッパ71、スイッチカム74、板バネ75、第1検出電極76、および第2検出電極77の一部を備えた構成とすることも可能である。
第2廃トナーボックス60Bは、第1廃トナーボックス60Aの廃トナー検出手段7に対応する検出手段を備えていないこと以外は、第1廃トナーボックス60Aと同様に構成されている。第2廃トナーボックス60Bにおける第1廃トナーボックス60Aと同様の構成については説明を省略する。
[廃トナーボックスの満杯検知制御]
このように構成される画像形成装置1においては、シートSに画像の形成を行うジョブが入力された際に、CPU91によって廃トナーボックス60の満杯を検知する満杯検知制御が実行される。
図11に示すように、満杯検知制御においては、CPU91はジョブ処理が開始されると、廃トナーボックス60の交換履歴があるか否かの判断を行う(ステップS01)。
この場合、CPU91は、読取手段93が第1接続端子95と第2接続端子96とが導通していない状態を、画像形成装置1の電源が最初にオンされたときから読み取り続けている場合に、廃トナーボックス60の交換履歴が無いと判断する。また、CPU91は、廃トナー検出手段7の状態が通電状態であることを読取手段93が最初に読み取ったときに、廃トナーボックス60の交換履歴が有ると判断する。
つまり、工場から出荷された初期設定時の画像形成装置1には、第2廃トナーボックス60Bが装着されている。第2廃トナーボックス60Bが装着された状態では、読取手段93は、第2廃トナーボックス60Bに収容された廃トナーの量にかかわらず、第1接続端子95と第2接続端子96とが導通していない状態にあることを読み取る。
一方、第2廃トナーボックス60Bが交換されて、画像形成装置1に新品の第1廃トナーボックス60Aが装着された状態になると、新品の第1廃トナーボックス60Aは満杯でないため、読取手段93は、廃トナー検出手段7の状態が通電状態であることを読み取る。
従って、CPU91は、第1接続端子95と第2接続端子96とが導通していない状態にあることを、読取手段93が画像形成装置1の工場出荷時から読み取り続けている場合には、廃トナーボックス60の交換履歴が無いと判断するようにしている。
また、第2廃トナーボックス60Bから第1廃トナーボックス60Aへの交換が行われると、読取手段93は、廃トナー検出手段7の状態が通電状態にあることを読み取るようになる。従って、CPU91は、廃トナー検出手段7が通電状態であることを読取手段93が最初に読み取ったときに、廃トナーボックス60の交換履歴が有ると判断するようにしている。
CPU91は、ステップS01において、廃トナーボックス60の交換履歴が無いと判断したときには(ステップS01:N)、第1満杯検知モードS10を実行する。つまり、初期設定時の画像形成装置1においては、CPU91が第1満杯検知モードS10により廃トナーボックス60の満杯検知制御を実行するように設定されている。
廃トナーボックス60の交換履歴が無く、画像形成装置1に第2廃トナーボックス60Bが装着されているときには、第2廃トナーボックス60Bが満杯であるか否かにかかわらず、読取手段93は第1接続端子95と第2接続端子96とが導通していない状態にあることを読み取る。
従って、CPU91は、第1満杯検知モードS10においては、読取手段93の読取結果を用いることなく、シートSに形成されるトナー像を構成するドットの数であるドットカウントに基づいて、第2廃トナーボックス60Bの満杯を検知するようにしている。
図12に示すように、第1満杯検知モードS10においては、CPU91は、入力されたジョブに含まれる画像形成データに基づいて、シートSに形成されるトナー像を構成するドットの数であるドットカウントを算出する(ステップS11)。CPU91は、複数のシートSに画像形成がなされる場合は、各シートSのドットカウントを算出するとともに、各シートSのドットカウントを加えてドットカウントの累積値を算出する(ステップS12)。
CPU91は、算出したドットカウントの累積値に基づいて、複数枚のシートSに画像を形成したときに生じる廃トナーの量である累積廃トナー量を算出する(ステップS13)。この場合、記憶装置97には、ドットカウントの値とシートSにトナー像を転写したときに生じる廃トナーの量との関係が記憶されており、CPU91は、この関係とドットカウントの累積値とを用いて累積廃トナー量を算出することができる。
なお、入力されたジョブにより画像形成がなされるシートSの枚数が1枚であるときには、累積廃トナー量は、1枚のシートSにおけるドットカウントに基づいて算出される。
記憶装置97には、第1廃トナーボックス60Aが満杯であるか否かを判断するための累積廃トナー量の閾値Rが予め記憶されており、CPU91は、算出した累積廃トナー量が閾値Rに達したか否かの判断を行う(ステップS14)。
CPU91は、ステップS14において累積廃トナー量が閾値Rに達していないと判断したときには(ステップS14:N)、ステップS02に進んで第1廃トナーボックス60Aが満杯でないと判断する(ステップS02:N)。CPU91は、ステップS02において第1廃トナーボックス60Aが満杯でないと判断すると、ジョブを実行して(ステップS03)、シートSに画像形成を行う。
一方、CPU91は、ステップS14において、累積廃トナー量が閾値Rに達したと判断した場合には(ステップS14:Y)、ステップS02に進んで第1廃トナーボックス60Aが満杯であると判断する(ステップS02:Y)。CPU91は、ステップS02において第1廃トナーボックス60Aが満杯であると判断すると、「廃トナーボックスが満杯である」旨を画像形成装置1が備える報知手段により報知させる(ステップS04)。
CPU91はステップS01において、廃トナーボックス60の交換履歴が有ると判断したときには(ステップS01:Y)、第2満杯検知モードS20を実行する。つまり、CPU91は、廃トナー検出手段7の状態が通電状態にあることを読取手段93が最初に読み取ったときに、第1満杯検知モードS10から第2満杯検知モードS20に移行する。
なお、CPU91は、廃トナーボックス60の交換履歴が有ると判断したときは、交換履歴が有る旨の情報を記憶装置97に記憶する。これにより、CPU91は、第2廃トナーボックス60Aが交換されて再度第2廃トナーボックス60Aが装着された場合に、記憶装置97に記憶された交換履歴が有る旨の情報に基づいて、第2満杯検知モードS20を実行することができる。
廃トナーボックス60の交換履歴が有って、画像形成装置1に第2廃トナーボックス60Aが装着されているときには、読取手段93は、第2廃トナーボックス60Aが満杯でないときに廃トナー検出手段7の状態が通電状態にあることを読み取る。また、読取手段93は、第2廃トナーボックス60Aが満杯になると廃トナー検出手段7の状態が非通電状態にあることを読み取る。
従って、CPU91は、第2満杯検知モードS20においては、読取手段93が読み取る廃トナー検出手段7の状態が通電状態にあるか、または非通電状態にあるかによって、第2廃トナーボックス60Aの満杯を検知するようにしている。
図13に示すように、第2満杯検知モードS20においては、CPU91は、読取手段93が、廃トナー検出手段7の状態が非通電状態にあることを読み取ったか否かの判断を行う(ステップS21)。
CPU91は、ステップS21において、読取手段93は廃トナー検出手段7の状態が非通電状態にあることを読み取っていない、即ち読取手段93は廃トナー検出手段7の状態が通電状態にあることを読み取っていると判断した場合には(ステップS21:N)、ステップS02に進んで第1廃トナーボックス60Aが満杯でないと判断する(ステップS02:N)。CPU91は、ステップS02において第1廃トナーボックス60Aが満杯でないと判断すると、ジョブを実行して(ステップS03)、シートSに画像形成を行う。
一方、CPU91は、ステップS21において、読取手段93は廃トナー検出手段7の状態が非通電状態にあることを読み取ったと判断した場合には(ステップS21:Y)、ステップS02に進んで第1廃トナーボックス60Aが満杯であると判断する(ステップS02:Y)。CPU91は、ステップS02において第1廃トナーボックス60Aが満杯であると判断すると、「廃トナーボックスが満杯である」旨を画像形成装置1が備える報知手段により報知させる(ステップS04)。
このように、廃トナーボックス60の満杯検知制御では、第2廃トナーボックス60Bが装着された初期設定時の画像形成装置1においては、ドットカウントに基づいて第2廃トナーボックス60Bの満杯が検知されるため、第2廃トナーボックス60Bに廃トナー検出手段7に対応する検出手段を設ける必要がなく、コストを低く抑えることができる。これにより、廃トナー発生量が少ない画像を形成するユーザーに対する無駄を抑制することができる。
一方、第2廃トナーボックス60Bが交換されて第1廃トナーボックス60Aが装着された後には、第1廃トナーボックス60Aに設けられた廃トナー検出手段7の状態に基づいて、第1廃トナーボックス60Aに収容される廃トナーの満杯が検知される。これにより、廃トナー発生量が多い画像を形成するユーザーに対する手間とコストを抑制することができる。
また、廃トナーボックス60の満杯検知制御においては、CPU91は、廃トナー検出手段7の状態が通電状態にあることを読取手段93が最初に読み取ったときに、第1満杯検知モードS10から第2満杯検知モードS20に移行する。これにより、CPU91による制御の切り替えのみによって第1満杯検知モードS10から第2満杯検知モードS20への切り替えを行うことができ、容易にモードの切り替えを行うことが可能となっている。
さらに、廃トナーボックス60の満杯検知制御においては、廃トナー検出手段7の状態は、第1廃トナーボックス60Aに収容される廃トナーが満杯でないときに通電状態に切り替わり、第1廃トナーボックス60Aに収容される廃トナーが満杯であるときに非通電状態に切り替わるように構成されている。そして、CPU91は、読取手段93が読み取った廃トナー検出手段7の状態に基づいて、第1廃トナーボックス60Aに収容される廃トナーの満杯を検知している。
このように、廃トナー検出手段7の状態に基づいて第1廃トナーボックス60Aの満杯を検知することで、容易に第1廃トナーボックス60Aの満杯を検知することが可能となっている。
1 画像形成装置
2 筐体
6 ベルトクリーナユニット
7 廃トナー検出手段
30 ベルトユニット
31 ベルト
40 ベルトクリーナ
50 プロセスユニット
53 LEDユニット
54 感光ドラム
55 現像ローラ
60 廃トナーボックス
60A 第1廃トナーボックス
60B 第2廃トナーボックス
76 第1検出電極
77 第2検出電極
91 CPU
93 読取手段
95 第1接続端子
96 第2接続端子
97 記憶装置
S10 第1満杯検知モード
S20 第2満杯検知モード
S シート

Claims (5)

  1. シートに画像形成する画像形成装置であって、
    感光ドラムと、
    前記感光ドラムに対向配置されるベルトと、
    収容された廃トナーの量に応じて状態が変化する検出手段を備える第1廃トナーボックス、または、前記検出手段を備えない第2廃トナーボックスを、選択的に装着可能な筐体と、
    前記検出手段の状態を読み取る読取手段と、
    制御部とを、
    備え、
    前記第2廃トナーボックスは、初期設定時に前記筐体に装着され、
    前記第1廃トナーボックスは、前記第2廃トナーボックスの交換時以降に前記筐体に装着され、
    前記制御部は、
    前記筐体に前記第2廃トナーボックスが装着されているときには、前記シートに形成されるトナー像を構成するドットの数であるドットカウントに基づいて、前記第2廃トナーボックスに収容される廃トナーの満杯を検知する第1満杯検知モードを実行し、
    前記筐体に前記第1廃トナーボックスが装着されているときには、前記読取手段により読み取った前記検出手段の状態に基づいて、前記第1廃トナーボックスに収容される廃トナーの満杯を検知する第2満杯検知モードを実行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1廃トナーボックスの前記検出手段は、前記第1廃トナーボックスに収容された廃トナーの量に応じて、状態を通電状態と非通電状態とに切替可能であり、
    前記制御部は、前記検出手段の状態が通電状態であることを前記読取手段が最初に読み取ったときに、前記第1満杯検知モードから前記第2満杯検知モードに移行する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1廃トナーボックスの検出手段の状態は、前記第1廃トナーボックスに収容される廃トナーが満杯でないときに通電状態に切り替わり、前記第1廃トナーボックスに収容される廃トナーが満杯であるときに非通電状態に切り替わるように構成され、
    前記制御部は、前記読取手段が読み取った前記検出手段の状態に基づいて、前記第1廃トナーボックスに収容される廃トナーの満杯を検知する請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1廃トナーボックスは、前記ベルトから廃トナーを回収する前記ベルトクリーナを備える請求項1~請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2廃トナーボックスは、前記ベルトから廃トナーを回収する前記ベルトクリーナを備える請求項1~請求項4の何れか一項に記載の画像形成装置。
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