JP2001075085A - 反射型カラー液晶表示装置の製造方法及び反射型カラー液晶表示装置 - Google Patents
反射型カラー液晶表示装置の製造方法及び反射型カラー液晶表示装置Info
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Abstract
液晶表示装置に適した樹脂ブラックマトリクス付きカラ
ーフィルタを精度良く形成し得る反射型カラー液晶表示
装置の製造方法及び反射型カラー液晶表示装置を提供す
る。 【解決手段】 一対のガラス基板1a・1b間に、反射
膜4と、各着色パターン7a…の間隙に樹脂ブラックマ
トリクス7b…が形成されたカラーフィルタ7と、液晶
層12とをこの順に配置してなる。反射膜4の上に、電
着に際して反射膜4を保護するための透光性の保護膜5
を形成し、保護膜5の上に電着用透明導電層6を形成
し、電着用透明導電層6の上にカラーフィルタ7を電着
法にて形成する。
Description
反射機能層と、カラーフィルタ着色パターンの間隙に樹
脂ブラックマトリクスが形成されたカラーフィルタと、
液晶層とをこの順に配置してなる反射型カラー液晶表示
装置の製造方法及び反射型カラー液晶表示装置に関する
ものである。
パソコン、ポケットテレビ等の情報機器への液晶表示装
置の応用が急速に進展している。特に、液晶表示装置の
中でも、外部から入射した光を反射させて表示を行う反
射型の液晶表示装置は、バックライトが不要であり、そ
のため消費電力を低く抑えられかつ薄型、軽量化が可能
であるので注目されている。また、この反射型の液晶表
示装置において、カラーフィルタを用いたカラー化が提
案されている。
光を利用して表示を行う液晶表示パネル(以下、「反射
型カラー液晶表示装置」という)においては、反射板と
カラーフィルタとが離れて配置された場合、視差を生じ
て混色すると共に、反射率と彩度とが著しく低下する。
表示装置においては、カラーフィルタ及び反射板を液晶
セル内に設ける構造が提案されている。さらに、反射型
カラー液層表示装置は透過型カラー液晶表示装置とは異
なり周囲の外光を利用するので、反射型カラー液層表示
装置に用いられるカラーフィルタは高透過タイプのもの
が要求される。
ために淡色のカラーフィルタにて開口部全面を覆って輝
度を高めても各RGBの透過度が異なるのでカラーバラ
ンスが悪くなる。
晶表示装置として、例えば、特開平10−197860
号公報に開示されたものがある。
示された技術では、図6に示すように、上側基板61に
は液晶層62に近接する面上にセグメント電極63が配
置されると共に、下側基板64には液晶層62に近接す
る面上に液晶層62の側から順次コモン電極65、カラ
ーフィルタ66、反射板67が積層配置されている。
5とはストライプ状に互いに直交するよう配置されてお
り、セグメント電極63とコモン電極65との交差部を
開口部とし、この開口部を被覆するカラーフィルタ66
の被覆率を40〜80%としている。また、このカラー
フィルタ66はブラックマトリクスを具備していない。
さらに、カラーフィルタ66は、染色法によるものが提
案されている。
せずかつカラーフィルタ66における開口部の被覆率を
40〜80%としているので、カラーバランスの優れた
高輝度反射型カラー液晶表示装置を提供するとしてい
る。
ル内に設ける構造においては、例えば、反射板やカラー
フィルタを直接ガラス基板に固着すると、反射板である
金属酸化膜等の剥離や劣化が生じたりするという問題が
ある。
ば、特開平11−14809号公報に開示されたものが
ある。
凹凸面を有する金属反射膜71の上下に酸化ケイ素膜7
2・73が設けられた反射体74を内蔵し、この反射体
74上にカラーフィルタ75が形成された反射型液晶表
示装置が提案されている。
分散させたカラーフィルタ層形成用レジストを反射体7
4上に塗布してパターン形成する顔料分散法や、印刷板
に形成したパターンをブランケットを介して反射体74
の表面に転写する印刷法等の方法が提案されている。
ため、カラーフィルタの着色パターンの間隙にブラック
マトリクスを形成する等の記載もある。
黒色顔料を充填した樹脂を用いたものがある。
タ75との間に酸化ケイ素膜72を介装しているので、
剥離を防止することができるものとなっている。
て、特開昭63−210901号公報に電着法が開示さ
れている。
81上に透明導電層82、ポジ型感光性樹脂組成物層8
3を形成する。このポジ型感光性樹脂組成物層83上に
所定のパターンを有するポジマスク84を載置して露光
し、所定の溶出液により溶出する。次いで、透明導電層
82に通電して電着浴中で例えばR(赤)の電着が行な
われる。これと同様の工程を繰り返すと、着色部分を有
する感光性樹脂組成物層を有するものができる。次に、
全体を光で露光し溶出液中で溶出させると透明導電層8
2上にR(赤)、G(緑)及びB(青)のフィルタが載
っているものが形成される。
の顔料分散法や印刷法に比べて低コストで製造できる等
の利点がある。
表示装置に用いられる反射膜の反射率を高める技術につ
いて、例えば、特開平11−002707号公報に開示
されたものがある。
ITO膜からなる第1の透光性膜を積層し、さらにその
上に酸化シリコン膜からなる第2の透光性膜を積層して
反射率を高めた所謂増反射膜を形成することが示されて
いる。また、第1の透光性膜及び第2の透光性膜の膜厚
の条件として、(2m+1)λ/4n(m:0以上の整
数、λ:入射光の波長)が示されている。
は銀合金を使用し、かつ膜厚条件を考慮しているので、
反射率が高くなる。
ては、液晶セル内にカラーフィルタを設けた反射型カラ
ー液晶表示装置では、コントラストの向上のため、カラ
ーフィルタの各パターンの間隙に遮光膜であるブラック
マトリクスを設けることが必要である。
晶表示装置では、カラーフィルタの各パターンの間隙に
ブラックマトリクスを形成しようとした場合、下記に示
すような問題が生じる。
では、表面反射があり、透過型では透過光を遮光できた
が、反射板上に設けた場合、遮光の効果がない。
クマトリクスでは、酸化膜を金属ブラックマトリクス表
面に形成することにより反射を抑える効果があるが、高
価になるという不具合がある。
脂ブラックマトリクスを使用することが考えられる。こ
の樹脂ブラックマトリクスは、黒色顔料を充填した樹脂
によって形成されるものである。
スが付加されたカラーフィルタを形成する方法において
は、下記の問題が生じる。
クス付きカラーフィルタを形成する場合には、ガラス基
板に顔料を分散させた着色レジストを塗布し、予め設計
されたフォトマスクを用いて露光・現像することにより
所定のパターンを得る。これらの工程を3回繰り返すこ
とにより、R(赤)・G(緑)・B(青)の各色相を形
成する。その後、背面露光によるセルフアライメントに
て樹脂ブラックマトリクスを形成することによって精度
良くカラーフィルタを形成することが可能である。つま
り、カラーフィルタパターン間に隙間無くブラックマト
リクスを形成することが可能である。
ため背面露光が適用できない。
を形成する場合には、RGB各色についてオフセット印
刷を行った後、樹脂ブラックマトリクスについてもオフ
セット印刷をするのであるが、RGB各色とブラックマ
トリクスとに重なりが生じるので、膜厚の制御が難し
い。また、色が重なったところで色のにじみが発生す
る。
スを形成する場合には、感光性のある染色基材を塗布し
た後に、フォトリソグラフィー法で露光・現像して染色
するのであるが、元々、顔料を用いるのではなく染料を
用いる点で、染色カラーフィルタにおける耐熱性及び耐
光性等の問題があり実用的でない。
たものであって、その目的は、液晶セル内に設けた反射
機能層上に、反射型液晶表示装置に適した樹脂ブラック
マトリクス付きカラーフィルタを精度良く形成し得る反
射型カラー液晶表示装置の製造方法及び反射型カラー液
晶表示装置を提供することにある。
晶表示装置の製造方法は、上記課題を解決するために、
一対の基板間に、反射機能層と、カラーフィルタ着色パ
ターンの間隙に樹脂ブラックマトリクスが形成されたカ
ラーフィルタと、液晶層とをこの順に配置してなる反射
型カラー液晶表示装置の製造方法において、上記反射機
能層の上に、電着に際して反射機能層を保護するための
透光性の保護膜を形成し、上記保護膜の上に電着用透明
導電層を形成し、上記電着用透明導電層の上にカラーフ
ィルタを電着法にて形成することを特徴としている。
晶表示装置は、一対の基板間に、反射機能層と、カラー
フィルタ着色パターンの間隙に樹脂ブラックマトリクス
が形成されたカラーフィルタと、液晶層とをこの順に配
置してなっている。
層を液晶セル内に設けているので、つまり一対の基板間
に設けており、反射機能層とカラーフィルタとを基板を
介して配置されたものとはなっていないので、視差を生
じて混色したり、反射率と彩度とが著しく低下したりす
るということがない。
ときには、一方の基板上に形成された反射機能層上に透
光性の保護膜を形成する。この保護膜は、カラーフィル
タの電着に際して、反射機能層に悪影響を与えないため
に保護するものである。
して使用する電着用透明導電層を形成し、この電着用透
明導電層の上にカラーフィルタを電着法にて形成する。
下には保護層が設けられている。
ラックマトリクスの形成が、電着法による反射機能層へ
の影響を与えずに行えるため、反射機能層付きの基板上
にカラーフィルタを形成するのに好適な手段と言うこと
ができる。
トリクスの形成は、既に形成された着色層間のレジスト
を全面露光とその後の現像とにより全て除去して透明導
電層露出部に黒色電着を行うことになる。したがって、
従来問題のあった背面露光セルフアライメント方式や色
の重なりが発生する印刷法とは別のセルフアライメント
方式が導入できる。
間に保護膜を形成することも本発明の重要な長所であ
る。
ィルタを採用する場合には、ガラス基板上に反射機能層
としての金属薄膜を形成し、この金属薄膜を電着用電極
として使用し、この金属薄膜の上にカラーフィルタを電
着する。
ターニングでの現像工程で、金属薄膜が溶けてしまうの
で、もはやこの金属薄膜を反射機能層として使用するこ
とができないという問題点が発生する。
上に透明導電層とポジ型感光性樹脂組成物層とを形成
し、このポジ型感光性樹脂組成物層上に所定のパターン
を有するポジマスクを載置して露光し、所定の溶出液に
より溶出する。次いで、透明導電層に通電して電着浴中
で例えば赤等のカラーフィルタの電着が行なわれる。こ
れと同様の工程を繰り返すと着色部分を有する感光性樹
脂組成物層が形成される。次に、全体を光で露光し溶出
液中で溶出させると透明導電層上にR(赤)、緑(G)
及び青(B)のフィルタが載っているものが形成され
る。このポジ型感光性樹脂組成物層を溶出させる時に、
電着用の電極が現像溶液に晒されてしまう。
た場合、現像溶液により金属薄膜が溶けてしまうのであ
る。このため、この金属薄膜を反射機能層として使用す
ることができないことになる。
ィルタ形成時にレジスト剥離液耐性を持たせるために、
金属薄膜上に酸化ケイ素膜を形成し、顔料分散法や印刷
法を用いてカラーフィルタを形成する方法」が公知とな
っている。
を形成した場合、酸化ケイ素膜は電気伝導性を待たない
ため、カラーフィルタ形成において電着法を用いること
ができない。
本発明では、反射機能層の上に、電着に際して反射機能
層を保護するための透光性の保護膜を形成し、上記保護
膜の上に電着用透明導電層を形成し、上記電着用透明導
電層の上にカラーフィルタを電着法にて形成することと
した。
成することにより、カラーフィルタの電着時における反
射機能層の劣化を防ぎ、かつ電着用透明導電層を設ける
ことによりカラーフィルタの電着を可能にしている。
タは、顔料分散法・印刷法等の他の製法に比較し、膜の
平坦性に優れている点で優れ、膜厚を薄く形成し、透過
率を上げることが容易である。さらに、反射機能層が鏡
面形状又は凹凸形状であっても、電着法によるカラーフ
ィルタでは、一様な膜厚形成が可能である。したがっ
て、反射型液晶表示装置に適したカラーフィルタと言え
る。
上に、反射型液晶表示装置に適した樹脂ブラックマトリ
クス付きカラーフィルタを精度良く形成し得る反射型カ
ラー液晶表示装置の製造方法を提供することができる。
方法は、上記課題を解決するために、一対の基板間に、
反射機能層と、カラーフィルタ着色パターンの間隙に樹
脂ブラックマトリクスが形成されたカラーフィルタと、
液晶層とをこの順に配置してなる反射型カラー液晶表示
装置の製造方法において、一方の基板上に形成された反
射機能層上に、電着に際して反射機能層を保護するため
の透光性の保護膜を形成すると共に、上記カラーフィル
タの形成に際しては、上記保護膜の上に電着用透明導電
層を形成し、上記電着用透明導電層の上に感光性樹脂組
成物層を形成し、上記感光性樹脂組成物層を、単色のカ
ラーフィルタ着色パターンを有するポジマスクを介して
露光した後、該露光部を除去して電着用透明導電層表面
を露出させ、露出した電着用透明導電層上に電着により
着色層を形成し、上記感光性樹脂組成物層を、他の単色
のカラーフィルタ着色パターンを有するポジマスクを介
して露光した後、該露光部を除去して電着用透明導電層
表面を露出させ、露出した電着用透明導電層上に電着に
より着色層を形成する工程を繰り返して複数色のカラー
フィルタ着色パターンからなる着色層を形成し、上記複
数色のカラーフィルタ着色パターンからなる着色層の間
隙に存在する感光性樹脂組成物層を全面露光して該感光
性樹脂組成物を除去し、上記電着用透明導電層の露出部
に上記樹脂ブラックマトリクスとなる黒色電着を行うこ
とを特徴としている。
晶表示装置は、一対の基板間に、反射機能層と、カラー
フィルタ着色パターンの間隙に樹脂ブラックマトリクス
が形成されたカラーフィルタと、液晶層とをこの順に配
置してなっている。
層を液晶セル内に設けているので、つまり一対の基板間
に設けており、反射機能層とカラーフィルタとを基板を
介して配置されたものとはなっていないので、視差を生
じて混色したり、反射率と彩度とが著しく低下したりす
るということがない。
ときには、一方の基板上に形成された反射機能層上に透
光性の保護膜を形成する。この保護膜は、カラーフィル
タの電着に際して、反射機能層に悪影響を与えないため
に保護するものである。
して使用する電着用透明導電層を形成し、この電着用透
明導電層の上にカラーフィルタを電着法にて形成する。
には、先ず、保護膜の上に電着用透明導電層を形成し、
さらに、上記電着用透明導電層の上に感光性樹脂組成物
層を形成する。
のカラーフィルタ着色パターンを有するポジマスクを介
して露光した後、該露光部を除去して電着用透明導電層
表面を露出させ、露出した電着用透明導電層上に電着に
より着色層を形成する。これによって、例えば、R
(赤)等の着色層が形成される。
単色のカラーフィルタ着色パターンを有するポジマスク
を介して露光した後、該露光部を除去して電着用透明導
電層表面を露出させ、露出した電着用透明導電層上に電
着により着色層を形成する工程を繰り返して複数色のカ
ラーフィルタ着色パターンからなる着色層を形成する。
これによって、他のG(緑)やB(青)の着色層が並設
される。
パターンからなる着色層の間隙に存在する感光性樹脂組
成物層を全面露光して該感光性樹脂組成物を除去し、上
記電着用透明導電層の露出部に上記樹脂ブラックマトリ
クスとなる黒色電着を行う。
有するカラーフィルタが電着用透明導電層の上に形成さ
れる。
層の下には保護層が設けられている。
ラックマトリクスの形成が、電着法による反射機能層へ
の影響を与えずに行えるため、反射機能層付きの基板上
にカラーフィルタを形成するのに好適な手段と言うこと
ができる。
することにより、カラーフィルタの電着時における反射
機能層の劣化を防ぎ、かつ電着用透明導電層を設けるこ
とによりカラーフィルタの電着を可能にしている。
ーフィルタは、顔料分散法・印刷法等の他の製法に比較
し、膜の平坦性に優れている点で優れ、膜厚を薄く形成
し、透過率を上げることが容易である。さらに、反射機
能層が鏡面形状又は凹凸形状であっても、電着法による
カラーフィルタでは、一様な膜厚形成が可能である。
カラーフィルタと言える。
上に、反射型液晶表示装置に適した樹脂ブラックマトリ
クス付きカラーフィルタを精度良く形成し得る反射型カ
ラー液晶表示装置の製造方法を提供することができる。
記課題を解決するために、一対の基板間に、反射機能層
と、カラーフィルタ着色パターンの間隙に樹脂ブラック
マトリクスが形成されたカラーフィルタと、液晶層とを
この順に配置してなる反射型カラー液晶表示装置におい
て、一方の基板上に形成された反射機能層上に、電着に
際して反射機能層を保護するための透光性の保護膜が形
成され、上記保護膜上に電着用透明導電層が形成され、
上記電着用透明導電層上に、電着により形成された複数
色のカラーフィルタ着色パターンからなる着色層と、こ
の複数色のカラーフィルタ着色パターンからなる着色層
の間隙に電着により形成された樹脂ブラックマトリクス
とからなるカラーフィルタが設けられていることを特徴
としている。
示装置は、一対の基板間に、反射機能層と、カラーフィ
ルタ着色パターンの間隙に樹脂ブラックマトリクスが形
成されたカラーフィルタと、液晶層とをこの順に配置し
てなっている。
層を液晶セル内に設けているので、つまり一対の基板間
に設けており、反射機能層とカラーフィルタとを基板を
介して配置されたものとはなっていないので、視差を生
じて混色したり、反射率と彩度とが著しく低下したりす
るということがない。
方の基板上に形成された反射機能層上に、電着に際して
反射機能層を保護するための透光性の保護膜が形成さ
れ、上記保護膜上に電着用透明導電層が形成され、上記
電着用透明導電層上に、電着により形成された複数色の
カラーフィルタ着色パターンからなる着色層と、この複
数色のカラーフィルタ着色パターンからなる着色層の間
隙に電着により形成された樹脂ブラックマトリクスとか
らなるカラーフィルタが設けられている。
に、電着に際して反射機能層を保護するための透光性の
保護膜を形成し、上記保護膜の上に電着用透明導電層を
形成し、上記電着用透明導電層の上にカラーフィルタを
電着法にて形成することとした。
成することにより、カラーフィルタの電着時における反
射機能層の劣化を防ぎ、かつ電着用透明導電層を設ける
ことによりカラーフィルタの電着を可能にしている。
タは、顔料分散法・印刷法等の他の製法に比較し、膜の
平坦性に優れている点で優れ、膜厚を薄く形成し、透過
率を上げることが容易である。さらに、反射機能層が鏡
面形状又は凹凸形状であっても、電着法によるカラーフ
ィルタでは、一様な膜厚形成が可能である。したがっ
て、反射型液晶表示装置に適したカラーフィルタと言え
る。
上に、反射型液晶表示装置に適した樹脂ブラックマトリ
クス付きカラーフィルタを精度良く形成し得る反射型カ
ラー液晶表示装置を提供することができる。
記課題を解決するために、前記反射型カラー液晶表示装
置において、前記一対の基板間には、カラーフィルタの
上に、平坦化膜と表示用電極と配向膜と液晶層と配向膜
と表示用電極とがこの順で配設されていることを特徴と
している。
カラーフィルタの上に、平坦化膜と表示用電極と配向膜
と液晶層と配向膜と表示用電極とがこの順で配設されて
いる。
ラーフィルタを形成しており、一対の表示用電極内にカ
ラーフィルタ等の絶縁膜を形成することを避けている。
この結果、反射型カラー液晶表示装置の表示品質を向上
することができる。
液晶表示装置への採用が適している。この理由は、本発
明のように、電着用電極である電着用透明導電層が液晶
表示装置の表示エリアの略全面に形成されている場合、
例えば8インチ型以上の大型の液晶表示装置では、この
電着用透明導電層と表示用電極との間で構成された容量
成分の影響が大きく表示に現れるためである。
記課題を解決するために、前記反射型カラー液晶表示装
置において、前記保護膜と前記電着用透明導電層とが増
反射膜機能を備えていることを特徴としている。
は、反射型カラー液晶表示装置の製造時において、反射
機能層の上に保護膜を形成することにより、カラーフィ
ルタの電着時における反射機能層の劣化を防ぎ、かつ電
着用透明導電層を設けることによりカラーフィルタの電
着を可能とするものであった。
を除いてその目的を達成したものとすることも可能であ
る。
おいても保護膜及び電着用透明導電層を積極的に活用す
るものとなっている。
電着用透明導電層とが増反射膜機能、つまり反射率を増
す機能を備えている。
るカラーフィルタ形成後不要及び工程の増加となった保
護膜及び電着用透明導電層に増反射膜機能を付加させる
ことによって、反射型カラー液晶表示装置に必要なコン
トラスト及び明るさの向上を確実に図ることが可能とな
り、保護膜及び電着用透明導電層を有効利用することが
できる。
記課題を解決するために、前記反射型カラー液晶表示装
置において、前記保護膜の膜厚及び電着用透明導電層の
膜厚が、それぞれ、(2m+1)λ/4n×cos30
°(m:0以上の整数、λ:入射光の波長、n:各膜の
屈折率)を満たすように決定されていることを特徴とし
ている。
着用透明導電層の膜厚が、それぞれ、(2m+1)λ/
4n×cos30°(m:0以上の整数、λ:入射光の
波長、n:各膜の屈折率)を満たすように決定されてい
る。
に保護膜の膜厚及び電着用透明導電層の膜厚を設定する
ことにより、保護膜及び電着用透明導電層の光透過性を
確保しつつ、可視光領域における光の分光反射率を向上
させることが可能になる。
0°が含まれているのは、外光反射表示における理想入
射光の入射角を30°つまり反射機能層正面よりも30
°傾斜した上方としているためである。
記課題を解決するために、前記反射型カラー液晶表示装
置において、前記電着用透明導電層の膜厚は、600Å
以上〜800Å以下となっていることを特徴としてい
る。
膜厚は、600Å以上〜800Å以下となっている。
層の膜厚が600Å未満では導電膜の抵抗が高くなり電
着されたカラーフィルタの膜厚のバラツキが大きくなっ
てしまう。また、800Åよりも大きいと、増反射膜と
しての効果が期待できなくなる。
ル内に設けた反射機能層上に、反射型液晶表示装置に適
した樹脂ブラックマトリクス付きカラーフィルタを精度
良く形成し得る反射型カラー液晶表示装置を提供するこ
とができる。
一形態について図1及び図2に基づいて説明すれば、以
下の通りである。
10は、図1に示すように、一対の基板としてのガラス
基板1a・1bの間に、反射機能層としての反射膜4
と、各着色パターン7a…の間隙に樹脂ブラックマトリ
クス7b…が形成されたカラーフィルタ7と、液晶層1
2とをこの順に配置してなっている。
脂からなる下地凹凸層2と、この下地凹凸層2に沿う凹
凸を有する酸化ケイ素からなる下地膜3と、この下地膜
3に沿う凹凸を有するアルミニウム(Al)からなる上
記反射膜4と、酸化ケイ素からなる保護膜5と、カラー
フィルタ7を形成するとき電着用電極となる電着用透明
導電層6と、上記カラーフィルタ7と、平坦化膜として
のオーバーコート層8と、表示用電極としての下駆動電
極用ITO(Indium Tin Oxide:インジウムすず酸化
物)9と、配向膜11と、上記液晶層12と、配向膜1
3と、トップコート14と、表示用電極としての上駆動
電極用ITO15と、上記ガラス基板1bと、位相差板
16と、偏光板17とがこの順に配列されている。
って、反射体18が形成されている。また、電着用透明
導電層6とカラーフィルタ7とオーバーコート層8とに
よってカラーフィルタ層19が形成されている。
護膜5は、上述したように、酸化ケイ素からなっている
が、具体的には、酸化ケイ素であるSiO2 からなって
いる。ただし、必ずしもこれに限らず、SiOでも良
い。さらに、この保護膜5は、必ずしも酸化ケイ素にて
形成する必要はない。すなわち、この保護膜5は、後述
するように、カラーフィルタ7を電着法にて形成する場
合に、電着時に、反射膜4に影響を与えないようにする
こと及び反射膜4の剥離等を防止するために設けられる
ものである。したがって、この機能を満足することので
きる、電着に際して反射膜4を保護するための透光性の
膜であれば、酸化ケイ素膜でなく、他の膜であっても良
い。
その材質としては具体的には本実施の形態ではアルミニ
ウムからなっている。ただし、反射膜4は必ずしもアル
ミニウムに限らず、例えば、銀や銀合金等の金属製反射
膜でも良く、却って好ましい。銀や銀合金等の方が、ア
ルミニウムよりも反射率が高いためである。
を例示したものである。したがって、上方等から入射し
た光が反射膜4にて乱反射するように、反射体18は凹
凸形状に形成されている。
形状に形成するためには、先ず、ガラス基板1aの上に
下地凹凸層2を凹凸形状に形成する。
法としては、 感光性樹脂を露光して凹凸形状に形成する方法 樹脂膜を加熱して凹凸形状に形成する方法 樹脂膜を金型で型押しすることにより凹凸形状に形成
する方法 基板をエッチング等により加工して凹凸形状に形成す
る方法等がある。
凸層2の凹凸形状に沿う凹凸形状にSiO2 からなる下
地膜3と、Alからなる反射膜4と、SiO2 からなる
保護膜5と、ITOからなる電着用透明導電層6とを順
に積層する。
ラーフィルタ7にまで及ぶものとなる。そして、カラー
フィルタ7の凹凸形状は、オーバーコート層8にてその
上面が平坦に整えられる。
例示であるが、必ずしもこれに限らず、例えば、図2に
示すように、鏡面反射板からなる反射体21を備えた反
射型カラー液晶表示装置20とすることが可能である。
膜23と反射機能層としての反射膜24と保護膜25と
から構成される。なお、反射体21は、反射膜24が平
坦つまり鏡面とすることによって、この反射膜24にて
正反射させるものである。したがって、反射型カラー液
晶表示装置10において反射体18を凹凸形状にするた
めに存在した下地凹凸層2は、反射型カラー液晶表示装
置20においては存在しない。
基板1bと位相差板16との間には、前方拡散板22を
設けている。この前方拡散板22は、例えば、エッジラ
イトユニット方式やバックライト方式のカラー液晶表示
装置に有効に利用される。
iO2 にてなっている。
は、反射体21が平坦に形成されているので、その上に
積層される電着用電極26、カラーフィルタ27及びオ
ーバーコート層28から構成されるカラーフィルタ層2
9も平坦に形成されている。
けるカラーフィルタ層19について説明する。
に、電着用透明導電層6とカラーフィルタ7とオーバー
コート層8とから構成される。
タ7を電着させるために使用される電着用電極であり、
表示エリア全体に形成されている。
てなっており、カラーフィルタ7を保護すると共に、下
駆動電極用ITO9との接合面を平坦化するものであ
る。
(緑)・B(青)の3原色の各着色パターン7a…の間
隙に樹脂ブラックマトリクス7b…が形成されたものか
らなっている。
に、電着法にて形成される。その製造方法は以下のよう
になっている。
された反射体18におけるSiO2からなる保護膜5の
上に、電着用透明導電層6を形成する。
護膜5が存在しないときには、予めこのSiO2 からな
る膜を形成した後に、上記電着用透明導電層6を形成す
る。
感光性樹脂組成物層を形成する。
所定のパターンを有するポジマスクを介して露光した
後、この露光部を除去して透明導電層表面である電着用
透明導電層6を露出させる。
の上に電着により、例えばRの着色層を形成する。
の工程を繰り返して、他のG・Bの各色相の着色層を
設ける。
ン7a…の間隙における感光性樹脂組成物層のレジスト
を全面露光し、この感光性樹脂組成物を除去する。
部、つまり上記パターン7a…の間隙に黒色の電着を行
う。
バーコート層8を形成する。
成する。なお、このレジストダイレクト電着法について
は、「液晶パネル用カラーフィルタ作製技術」(株式会
社トリケップス発行図書p147〜p157、発行日1
991年12月18日)に詳細な説明がある。
iO2 からなる保護膜5→電着用透明導電層6→カラー
フィルタ7となるよう形成されている。
膜を形成することにより、カラーフィルタ7の電着時に
おける金属からなる反射膜4の劣化を防ぎ、かつ電着用
電極である電着用透明導電層6を設けることによりカラ
ーフィルタ7の電着を可能にしている。
めに、上記電着用透明導電層6は、表示エリア内を覆う
ように全面に形成する必要がある。
るガラス基板1aからカラーフィルタ層19までの製造
方法について順を追って説明する。
て下地凹凸層2を形成した後、その上にSiO2 からな
る下地膜3、Alからなる反射膜4、SiO2 からなる
保護膜5及びITOからなる電着用透明導電層6を形成
する。
膜は、カラーフィルタ7のパターニング時における反射
膜4の保護膜の役目を果たし、ITOからなる電着用透
明導電層6はカラーフィルタ7における各着色パターン
7a…及び樹脂ブラックマトリクス7b…の電着時の電
極の役目を果たす。
となっていた樹脂ブラックマトリクス7b…の形成が、
反射膜4を影響を与えることなく行える。
表示装置10では、カラーフィルタ層19は、一対の液
晶駆動用電極である下駆動電極用ITO9及び上駆動電
極用ITO15の外側に配置されている。これは、この
ように配置する方が、表示への影響を避けるために好ま
しいからである。
示装置10では、カラーフィルタ7形成後に不要となる
電着用透明導電層6を増反射膜として利用するようにし
ている。
ラーフィルタ7を電着法にて形成するために必要なもの
であって、それでなければ不要なものであり、かつカラ
ーフィルタ7を形成した後は、通常は、もはや反射膜4
とカラーフィルタ7との接合性を良くして剥離を防止す
る点を除いて、不要となっていても良いものである。
層6を工夫することによって、増反射膜化つまり反射率
を高めることができる。
入射するとすれば、反射体18に設けた保護膜5及び電
着用透明導電層6の膜厚を、それぞれ、 (2m+1)λ/4n を満たすように設定する。ただし、mは0以上の整数、
λは入射光の波長、nはそれぞれの膜の屈折率である。
電層6の光透過性を確保しつつ、可視光領域における光
の分光反射率を向上させることが可能になる。
膜厚が(2m+1)λ/4n1 、ITOからなる電着用
透明導電層6の膜厚が(2m+1)λ/4n2 を満たす
ようにすることにより反射率の上昇を図ることができ
る。
ると、そのときの屈折率nはそれぞれSiO2 の屈折率
n1 =1.46、ITOの屈折率n2 =1.78とな
る。
おける理想入射光の入射角を30°、つまり反射板正面
より30°の角度をもって入射すると考えることができ
る。
て、 SiO2 :(2m十1)λ/4n1 ×cos30°=8
50Å ITO :(2m+1)λ/4n2 ×cos30°=7
00Å となる。
850Åとし、ITOからなる電着用透明導電層6の膜
厚が700Åとしたものとなっている。
9の各膜厚については、SiO2 の下地膜3が150
Å、Alの反射膜4が1000Åとし、SiO2 の保護
膜5及び電着用透明導電層6の膜厚が、それぞれ上記8
50Å、700Åとなっている。
ラー液晶表示装置10に用いられる最適な樹脂ブラック
マトリクス7b…を有するカラーフィルタ7を形成する
ことにあるので、上記各層の膜厚は、上記の値に限らな
い。
示すように、電着用透明導電層6のITOの膜厚は、6
00Å以上〜800Å以下であることが増反射膜として
の効果が期待でき、好ましいことが分かっている。
の反射型カラー液晶表示装置20についても、同じであ
り、反射体21の膜厚はそれぞれ、SiO2 の下地膜2
3が150Å、Alの反射膜24が1000Å、SiO
2 の保護膜25が850Åとし、カラーフィルタ層29
におけるSiO2 の電着用電極26の膜厚が700Åと
なっている。
表示装置10によって、反射型液晶表示装置に適した樹
脂ブラックマトリクス7b…付きセル内カラーフィルタ
7の製造方法を提供することができた。さらに、保護用
に設けた反射膜4上の酸化ケイ素膜からなる保護膜5と
電着用透明導電層6とを増反射膜として有効に活用する
ことが可能になり、工程を増やすことなく反射率の向上
が達成された。
液晶表示装置10では、一対のガラス基板1a・1bの
間に、反射膜4と、各着色パターン7a…の間隙に樹脂
ブラックマトリクス7b…が形成されたカラーフィルタ
7と、液晶層12とをこの順に配置してなっている。
4を液晶セル内に設けているので、つまりカラーフィル
タ7及び反射膜4を一対のガラス基板1a・1b間に設
けており、反射膜4とカラーフィルタ7とをガラス基板
1a・1bを介して配置されたものとはなっていないの
で、視差を生じて混色したり、反射率と彩度とが著しく
低下したりするということがない。
するときには、一方のガラス基板1a上に形成された反
射膜4上に透光性の保護膜5を形成する。この保護膜5
は、カラーフィルタ7の電着に際して、反射膜4に悪影
響を与えないために保護するものである。
として使用する電着用透明導電層6を形成し、この電着
用透明導電層6の上にカラーフィルタ7を電着法にて形
成する。
電層6の下には保護層が設けられている。
ラックマトリクス7b…の形成が、電着法にて反射膜4
への影響を与えずに行えるため、反射膜4付きのガラス
基板1a上にカラーフィルタ7を形成するのに好適な手
段と言うことができる。
トリクス7b…の形成は、既に形成された各着色パター
ン7a…間のレジストを全面露光とその後の現像とによ
り全て除去して電着用透明導電層6の露出部に黒色電着
を行うことになる。したがって、従来問題のあった背面
露光セルフアライメント方式や色の重なりが発生する印
刷法とは別のセルフアライメント方式が導入できる。
間に保護膜を形成することも本実施の形態の重要な長所
である。
カラーフィルタ7を採用する場合には、ガラス基板1a
上に反射機能層としての金属薄膜を形成し、この金属薄
膜を電着用電極として使用し、この金属薄膜の上にカラ
ーフィルタ7を電着する。
ターニングでの現像工程で、金属薄膜が溶けてしまうの
で、もはやこの金属薄膜を反射機能層として使用するこ
とができないという問題点が発生する。
上に透明導電層とポジ型感光性樹脂組成物層とを形成
し、このポジ型感光性樹脂組成物層上に所定のパターン
を有するポジマスクを載置して露光し、所定の溶出液に
より溶出する。次いで、透明導電層に通電して電着浴中
で例えば赤等のカラーフィルタの電着が行なわれる。こ
れと同様の工程を繰り返すと着色部分を有する感光性樹
脂組成物層が形成される。次に、全体を光で露光し溶出
液中で溶出させると透明導電層上にR(赤)、緑(G)
及び青(B)のフィルタが載っているものが形成され
る。このポジ型感光性樹脂組成物層を溶出させる時に、
電着用の電極が現像溶液に晒されてしまう。
た場合、現像溶液により金属薄膜が溶けてしまうのであ
る。このため、この金属薄膜を反射機能層として使用す
ることができないことになる。
ィルタ形成時にレジスト剥離液耐性を持たせるために、
金属薄膜上に酸化ケイ素膜を形成し、顔料分散法や印刷
法を用いてカラーフィルタを形成する方法」が公知とな
っている。
を形成した場合、酸化ケイ素膜は電気伝導性を待たない
ため、カラーフィルタ形成において電着法を用いること
ができない。
本実施の形態では、反射膜4の上に、電着に際して反射
膜4を保護するための透光性の保護膜5を形成し、この
保護膜5上に電着用透明導電層6を形成し、この電着用
透明導電層6の上にカラーフィルタ7を電着法にて形成
することとした。
成することにより、カラーフィルタ7の電着時における
反射膜4の劣化を防ぎ、かつ電着用透明導電層6を設け
ることによりカラーフィルタ7の電着を可能にしてい
る。
タ7は、顔料分散法・印刷法等の他の製法に比較し、膜
の平坦性に優れている点で優れ、膜厚を薄く形成し、透
過率を上げることが容易である。さらに、反射機能層が
鏡面形状の反射膜24又は凹凸形状の反射膜4であって
も、電着法によるカラーフィルタ27・7では、一様な
膜厚形成が可能である。したがって、反射型液晶表示装
置に適したカラーフィルタ27・7と言える。
24上に、反射型液晶表示装置に適した樹脂ブラックマ
トリクス7b…付きカラーフィルタ7・27を精度良く
形成し得る反射型カラー液晶表示装置10・20の製造
方法を提供することができる。
示装置10の製造方法では、カラーフィルタ7を電着法
にて形成するときには、先ず、保護膜5の上に電着用透
明導電層6を形成し、さらに、上記電着用透明導電層6
の上に感光性樹脂組成物層を形成する。
のカラーフィルタ着色パターンを有するポジマスクを介
して露光した後、該露光部を除去して電着用透明導電層
6の表面を露出させ、露出した電着用透明導電層6上に
電着により着色層を形成する。これによって、例えば、
R(赤)等の着色パターン7a…が形成される。
単色のカラーフィルタ着色パターンを有するポジマスク
を介して露光した後、該露光部を除去して電着用透明導
電層6の表面を露出させ、露出した電着用透明導電層6
上に電着により着色層を形成する工程を繰り返して複数
色の各着色パターン7a…からなる着色層を形成する。
これによって、他のG(緑)やB(青)の着色層が並設
される。
…からなる着色層の間隙に存在する感光性樹脂組成物層
を全面露光して該感光性樹脂組成物を除去し、上記電着
用透明導電層6の露出部に上記樹脂ブラックマトリクス
7b…となる黒色電着を行う。これによって、樹脂ブラ
ックマトリクス7b…を有するカラーフィルタ7が電着
用透明導電層6の上に形成される。
明導電層6の下には保護膜5が設けられている。
ラックマトリクス7b…の形成が、電着法による反射機
能層への影響を与えずに行えるため、反射膜4付きのガ
ラス基板1a上にカラーフィルタ7を形成するのに好適
な手段と言うことができる。
することにより、カラーフィルタ7のの電着時における
反射膜4の劣化を防ぎ、かつ電着用透明導電層6を設け
ることによりカラーフィルタ7の電着を可能にしてい
る。
たカラーフィルタ7は、顔料分散法・印刷法等の他の製
法に比較し、膜の平坦性に優れている点で優れ、膜厚を
薄く形成し、透過率を上げることが容易である。さら
に、反射機能層が鏡面形状の反射膜24又は凹凸形状の
反射膜4であっても、電着法によるカラーフィルタ27
・7では、一様な膜厚形成が可能である。したがって、
反射型液晶表示装置に適したカラーフィルタと言える。
に、反射型液晶表示装置に適した樹脂ブラックマトリク
ス7b…付きカラーフィルタ7・27を精度良く形成し
得る反射型カラー液晶表示装置10・20及びその製造
方法を提供することができる。
示装置10では、一対のガラス基板1a・1b間には、
カラーフィルタ7の上に、オーバーコート層8と下駆動
電極用ITO9と配向膜11と液晶層12と配向膜13
と上駆動電極用ITO15とがこの順で配設されてい
る。
と上駆動電極用ITO15との間外にカラーフィルタ7
を形成しており、一対の下駆動電極用ITO9及び上駆
動電極用ITO15内にカラーフィルタ7等の絶縁膜を
形成することを避けている。
の表示品質を向上することができる。
カラー液晶表示装置10への採用が適している。この理
由は、本実施の形態のように、電着用電極である電着用
透明導電層6が液晶表示装置の表示エリアの略全面に形
成されている場合、例えば8インチ型以上の大型の液晶
表示装置では、この電着用透明導電層6と下駆動電極用
ITO9及び上駆動電極用ITO15との間で構成され
た容量成分の影響が大きく表示に現れるためである。
示装置10では、保護膜5及び電着用透明導電層6は、
反射型カラー液晶表示装置10の製造時において、反射
膜4の上に保護膜5を形成することにより、カラーフィ
ルタ7の電着時における反射膜4の劣化を防ぎ、かつ電
着用透明導電層6を設けることによりカラーフィルタ7
の電着を可能とするものであった。
を除いてその目的を達成したものとすることも可能であ
る。
了後においても保護膜5及び電着用透明導電層6を積極
的に活用するものとなっている。
電着用透明導電層6とが増反射膜機能、つまり反射率を
増す機能を備えている。
るカラーフィルタ7形成後不要及び工程の増加となった
保護膜5及び電着用透明導電層6に増反射膜機能を付加
させることによって、反射型カラー液晶表示装置10に
必要なコントラスト及び明るさの向上を確実に図ること
が可能となり、保護膜5及び電着用透明導電層6を有効
利用することができる。
示装置10では、保護膜5の膜厚及び電着用透明導電層
6の膜厚が、それぞれ、(2m+1)λ/4n×cos
30°(m:0以上の整数、λ:入射光の波長、n:各
膜の屈折率)を満たすように決定されている。
に保護膜5の膜厚及び電着用透明導電層6の膜厚を設定
することにより、保護膜5及び電着用透明導電層6の光
透過性を確保しつつ、可視光領域における光の分光反射
率を向上させることが可能になる。
os30°が含まれているのは、外光反射表示における
理想入射光の入射角を30°つまり反射膜4の正面より
も30°傾斜した上方としているためである。
示装置10では、電着用透明導電層6の膜厚は、600
Å以上〜800Å以下となっている。
00Å未満では導電膜の抵抗が高くなり電着されたカラ
ーフィルタ7の膜厚のバラツキが大きくなってしまう。
また、800Åよりも大きいと、増反射膜としての効果
が期待できなくなる。
ル内に設けた反射膜4上に、反射型液晶表示装置に適し
た樹脂ブラックマトリクス7b…付きカラーフィルタ7
を精度良く形成し得る反射型カラー液晶表示装置を提供
することができる。
ス基板1a・1bを使用しているが、必ずしもこれに限
定されるものではない。この基板は、ガラスの他プラス
チックでも可能である。また、TN及びSTN等液晶の
表示方式によっても限定されない。
について図3及び図4に基づいて説明すれば、以下の通
りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態1の
図面に示した部材と同一の機能を有する部材について
は、同一の符号を付し、その説明を省略する。
から入射した光を完全に反射させるものとなっている。
く、例えば、図3及び図4に示すように、半透過反射板
を備えた反射体31・41とすることも可能である。
の反射型カラー液晶表示装置30では、反射機能層とし
ての反射膜34は半透過反射板となっている。また、ガ
ラス基板1aの下側に、位相差板37と偏光板38とを
積層している。さらに、膜厚については、反射体31に
おけるSiO2 の下地膜33を150Å、Alの反射膜
34を250Å、SiO2 の保護膜35を300Åと
し、カラーフィルタ層39におけるSiO2 の電着用電
極36の膜厚を1000Åとしている。
液晶表示装置10と比較すると、反射体18におけるA
lの反射膜4の膜厚1000Åを反射体31におけるA
lの反射膜34の膜厚を250Åとして1/4にしてい
る。また、SiO2 からなる保護膜5と保護膜35との
対比においては、保護膜5の膜厚850Åに対し保護膜
35の膜厚を300Åとしている。さらに、ITOから
なる電着用透明導電層6と電着用電極36との対比にお
いては、電着用透明導電層6の膜厚700Åに対し電着
用電極36の膜厚1000Åとしている。
つ透過光、反射光のバランスから決定したものである。
したがって、この膜厚値についても、必ずしもこれに限
ることはない。
射型カラー液晶表示装置40においても、膜厚は、上記
拡散反射型の反射型カラー液晶表示装置30と同じであ
る。
下地膜43が150Å、Alの反射膜44が250Å、
SiO2 の保護膜45が300Åとなっており、カラー
フィルタ層49におけるSiO2 の電着用電極46の膜
厚が1000Åとなっている。
反射型カラー液晶表示装置30及び鏡面反射型の反射型
カラー液晶表示装置40では、反射膜34・44の上に
保護膜35・45を形成することにより、製造時におい
て、カラーフィルタ7・27の電着時における反射膜3
4・44の劣化を防ぎ、かつ電着用透明導電層36・4
6を設けることによりカラーフィルタ7・27の電着を
可能としている。
4・44上に、反射型液晶表示装置に適した樹脂ブラッ
クマトリクス7b…付きカラーフィルタ7・27を精度
良く形成し得る半透過型の反射型カラー液晶表示装置の
製造方法及び半透過型の反射型カラー液晶表示装置を提
供することができる。
の酸化シリコン膜としてSiO2膜を用いITOからな
る電着用透明導電層6の膜厚を変えたときの波長に対す
る反射率を測定した。
充分に反射特性が得られる膜厚値として1000Åに固
定すると共に、SiO2 からなる保護膜5膜厚を前記理
論値に対応して850Åにした。この条件の下に、電着
用透明導電層6の膜厚を変えたときの反射率の変化と、
カラーフィルタ7の製膜性を評価した。
導電層6の膜厚が600Å未満では導電膜の抵抗が高く
なり電着されたカラーフィルタ7の膜厚のバラツキが大
きくなってしまい、また、電着用透明導電層6の膜厚が
800Åよりも大きいと増反射膜としての効果が期待で
きなくなることが分かった。
4の上にSiO2 からなる保護膜5及びITOからなる
電着用透明導電層6を形成せずに、Alからなる反射膜
4を電着用の電極として、電着を行った。
のパターニング時に、現像液によりAlの溶解が発生し
た。
造方法は、以上のように、反射機能層の上に、電着に際
して反射機能層を保護するための透光性の保護膜を形成
し、上記保護膜の上に電着用透明導電層を形成し、上記
電着用透明導電層の上にカラーフィルタを電着法にて形
成する方法である。
することにより、カラーフィルタの電着時における反射
機能層の劣化を防ぎ、かつ電着用透明導電層を設けるこ
とによりカラーフィルタの電着を可能にしている。
タは、顔料分散法・印刷法等の他の製法に比較し、膜の
平坦性に優れている点で優れ、膜厚を薄く形成し、透過
率を上げることが容易である。さらに、反射機能層が鏡
面形状又は凹凸形状であっても、電着法によるカラーフ
ィルタでは、一様な膜厚形成が可能である。したがっ
て、反射型液晶表示装置に適したカラーフィルタと言え
る。
上に、反射型液晶表示装置に適した樹脂ブラックマトリ
クス付きカラーフィルタを精度良く形成し得る反射型カ
ラー液晶表示装置の製造方法を提供することができると
いう効果を奏する。
方法は、以上のように、一方の基板上に形成された反射
機能層上に、電着に際して反射機能層を保護するための
透光性の保護膜を形成すると共に、上記カラーフィルタ
の形成に際しては、上記保護膜の上に電着用透明導電層
を形成し、上記電着用透明導電層の上に感光性樹脂組成
物層を形成し、上記感光性樹脂組成物層を、単色のカラ
ーフィルタ着色パターンを有するポジマスクを介して露
光した後、該露光部を除去して電着用透明導電層表面を
露出させ、露出した電着用透明導電層上に電着により着
色層を形成し、上記感光性樹脂組成物層を、他の単色の
カラーフィルタ着色パターンを有するポジマスクを介し
て露光した後、該露光部を除去して電着用透明導電層表
面を露出させ、露出した電着用透明導電層上に電着によ
り着色層を形成する工程を繰り返して複数色のカラーフ
ィルタ着色パターンからなる着色層を形成し、上記複数
色のカラーフィルタ着色パターンからなる着色層の間隙
に存在する感光性樹脂組成物層を全面露光して該感光性
樹脂組成物を除去し、上記電着用透明導電層の露出部に
上記樹脂ブラックマトリクスとなる黒色電着を行う方法
である。
することにより、カラーフィルタの電着時における反射
機能層の劣化を防ぎ、かつ電着用透明導電層を設けるこ
とによりカラーフィルタの電着を可能にしている。
ーフィルタは、顔料分散法・印刷法等の他の製法に比較
し、膜の平坦性に優れている点で優れ、膜厚を薄く形成
し、透過率を上げることが容易である。さらに、反射機
能層が鏡面形状又は凹凸形状であっても、電着法による
カラーフィルタでは、一様な膜厚形成が可能である。
カラーフィルタと言える。
上に、反射型液晶表示装置に適した樹脂ブラックマトリ
クス付きカラーフィルタを精度良く形成し得る反射型カ
ラー液晶表示装置の製造方法を提供することができると
いう効果を奏する。
上のように、一方の基板上に形成された反射機能層上
に、電着に際して反射機能層を保護するための透光性の
保護膜が形成され、上記保護膜上に電着用透明導電層が
形成され、上記電着用透明導電層上に、電着により形成
された複数色のカラーフィルタ着色パターンからなる着
色層と、この複数色のカラーフィルタ着色パターンから
なる着色層の間隙に電着により形成された樹脂ブラック
マトリクスとからなるカラーフィルタが設けられている
ものである。
することにより、カラーフィルタの電着時における反射
機能層の劣化を防ぎ、かつ電着用透明導電層を設けるこ
とによりカラーフィルタの電着を可能にしている。
タは、顔料分散法・印刷法等の他の製法に比較し、膜の
平坦性に優れている点で優れ、膜厚を薄く形成し、透過
率を上げることが容易である。さらに、反射機能層が鏡
面形状又は凹凸形状であっても、電着法によるカラーフ
ィルタでは、一様な膜厚形成が可能である。したがっ
て、反射型液晶表示装置に適したカラーフィルタと言え
る。
上に、反射型液晶表示装置に適した樹脂ブラックマトリ
クス付きカラーフィルタを精度良く形成し得る反射型カ
ラー液晶表示装置を提供することができるという効果を
奏する。
上のように、前記反射型カラー液晶表示装置において、
前記一対の基板間には、カラーフィルタの上に、平坦化
膜と表示用電極と配向膜と液晶層と配向膜と表示用電極
とがこの順で配設されているものである。
ーフィルタを形成しており、一対の表示用電極内にカラ
ーフィルタ等の絶縁膜を形成することを避けている。こ
の結果、反射型カラー液晶表示装置の表示品質を向上す
ることができるという効果を奏する。
示用電極との間で構成された容量成分の影響が大きく表
示に現れるため、中小型の反射型カラー液晶表示装置へ
の採用が適しているという効果を奏する。
上のように、前記反射型カラー液晶表示装置において、
前記保護膜と前記電着用透明導電層とが増反射膜機能を
備えているものである。
ルタ形成後不要及び工程の増加となった保護膜及び電着
用透明導電層に増反射膜機能を付加させることによっ
て、反射型カラー液晶表示装置に必要なコントラスト及
び明るさの向上を確実に図ることが可能となり、保護膜
及び電着用透明導電層を有効利用することができるとい
う効果を奏する。
上のように、前記反射型カラー液晶表示装置において、
前記保護膜の膜厚及び電着用透明導電層の膜厚が、それ
ぞれ、(2m+1)λ/4n×cos30°(m:0以
上の整数、λ:入射光の波長、n:各膜の屈折率)を満
たすように決定されているものである。
に保護膜の膜厚及び電着用透明導電層の膜厚を設定する
ことにより、保護膜及び電着用透明導電層の光透過性を
確保しつつ、可視光領域における光の分光反射率を向上
させることが可能になるという効果を奏する。
0°が含まれているのは、外光反射表示における理想入
射光の入射角を30°つまり反射機能層正面よりも30
°傾斜した上方としているためである。
上のように、前記反射型カラー液晶表示装置において、
前記電着用透明導電層の膜厚は、600Å以上〜800
Å以下となっているものである。
0Å未満では導電膜の抵抗が高くなり電着されたカラー
フィルタの膜厚のバラツキが大きくなってしまう。ま
た、800Åよりも大きいと、増反射膜としての効果が
期待できなくなる。
内に設けた反射機能層上に、反射型液晶表示装置に適し
た樹脂ブラックマトリクス付きカラーフィルタを精度良
く形成し得る反射型カラー液晶表示装置を提供すること
ができるという効果を奏する。
施の一形態を示すものであり、拡散反射型のものを示す
断面図である。
射型のものを示す断面図である。
の実施の形態を示すものであり、半透過拡散反射型のも
のを示す断面図である。
の実施の形態を示すものであり、半透過鏡面反射型のも
のを示す断面図である。
体の上部に形成される保護膜の厚みが反射率に及ぼす影
響を示すグラフである。
断面図である。
示す断面図である。
フィルタを形成する方法を示す説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】一対の基板間に、反射機能層と、カラーフ
ィルタ着色パターンの間隙に樹脂ブラックマトリクスが
形成されたカラーフィルタと、液晶層とをこの順に配置
してなる反射型カラー液晶表示装置の製造方法におい
て、 上記反射機能層の上に、電着に際して反射機能層を保護
するための透光性の保護膜を形成し、 上記保護膜の上に電着用透明導電層を形成し、 上記電着用透明導電層の上にカラーフィルタを電着法に
て形成することを特徴とする反射型カラー液晶表示装置
の製造方法。 - 【請求項2】一対の基板間に、反射機能層と、カラーフ
ィルタ着色パターンの間隙に樹脂ブラックマトリクスが
形成されたカラーフィルタと、液晶層とをこの順に配置
してなる反射型カラー液晶表示装置の製造方法におい
て、 一方の基板上に形成された反射機能層上に、電着に際し
て反射機能層を保護するための透光性の保護膜を形成す
ると共に、 上記カラーフィルタの形成に際しては、 上記保護膜の上に電着用透明導電層を形成し、 上記電着用透明導電層の上に感光性樹脂組成物層を形成
し、 上記感光性樹脂組成物層を、単色のカラーフィルタ着色
パターンを有するポジマスクを介して露光した後、該露
光部を除去して電着用透明導電層表面を露出させ、露出
した電着用透明導電層上に電着により着色層を形成し、 上記感光性樹脂組成物層を、他の単色のカラーフィルタ
着色パターンを有するポジマスクを介して露光した後、
該露光部を除去して電着用透明導電層表面を露出させ、
露出した電着用透明導電層上に電着により着色層を形成
する工程を繰り返して複数色のカラーフィルタ着色パタ
ーンからなる着色層を形成し、 上記複数色のカラーフィルタ着色パターンからなる着色
層の間隙に存在する感光性樹脂組成物層を全面露光して
該感光性樹脂組成物を除去し、 上記電着用透明導電層の露出部に上記樹脂ブラックマト
リクスとなる黒色電着を行うことを特徴とする反射型カ
ラー液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項3】一対の基板間に、反射機能層と、カラーフ
ィルタ着色パターンの間隙に樹脂ブラックマトリクスが
形成されたカラーフィルタと、液晶層とをこの順に配置
してなる反射型カラー液晶表示装置において、 一方の基板上に形成された反射機能層上に、電着に際し
て反射機能層を保護するための透光性の保護膜が形成さ
れ、 上記保護膜上に電着用透明導電層が形成され、 上記電着用透明導電層上に、電着により形成された複数
色のカラーフィルタ着色パターンからなる着色層と、こ
の複数色のカラーフィルタ着色パターンからなる着色層
の間隙に電着により形成された樹脂ブラックマトリクス
とからなるカラーフィルタが設けられていることを特徴
とする反射型カラー液晶表示装置。 - 【請求項4】前記一対の基板間には、カラーフィルタの
上に、平坦化膜と表示用電極と配向膜と液晶層と配向膜
と表示用電極とがこの順で配設されていることを特徴と
する請求項3記載の反射型カラー液晶表示装置。 - 【請求項5】前記保護膜と前記電着用透明導電層とが増
反射膜機能を備えていることを特徴とする請求項3又は
4記載の反射型カラー液晶表示装置。 - 【請求項6】前記保護膜の膜厚及び電着用透明導電層の
膜厚が、それぞれ、 (2m+1)λ/4n×cos30° (m:0以上の整数、λ:入射光の波長、n:各膜の屈
折率)を満たすように決定されていることを特徴とする
請求項5記載の反射型カラー液晶表示装置。 - 【請求項7】前記電着用透明導電層の膜厚は、600Å
以上〜800Å以下となっていることを特徴とする請求
項3〜6のいずれか1項に記載の反射型カラー液晶表示
装置。
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