JPH11183921A - 反射型カラー液晶表示装置 - Google Patents
反射型カラー液晶表示装置Info
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- JPH11183921A JPH11183921A JP35133797A JP35133797A JPH11183921A JP H11183921 A JPH11183921 A JP H11183921A JP 35133797 A JP35133797 A JP 35133797A JP 35133797 A JP35133797 A JP 35133797A JP H11183921 A JPH11183921 A JP H11183921A
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- color filter
- crystal display
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な装置構造であって、表示画像が二重に
ならず、表示特性に優れた反射型カラー液晶表示装置を
提供する。 【構成】 下基板２上に形成した反射能を有する金属電
極１１の上に、有機顔料微粒子と該有機顔料微粒子間に
分散させた導電性微粒子とからなる導電性カラーフィル
タ層１２を設けている。このカラーフィルタ層１２は、
ミセル電解法によって形成しているため、簡易な構造な
反射型カラー液晶表示装置となっている。金属電極１１
は、表面に多数の凹凸１０を形成して反射体を兼ね備え
ている。
ならず、表示特性に優れた反射型カラー液晶表示装置を
提供する。 【構成】 下基板２上に形成した反射能を有する金属電
極１１の上に、有機顔料微粒子と該有機顔料微粒子間に
分散させた導電性微粒子とからなる導電性カラーフィル
タ層１２を設けている。このカラーフィルタ層１２は、
ミセル電解法によって形成しているため、簡易な構造な
反射型カラー液晶表示装置となっている。金属電極１１
は、表面に多数の凹凸１０を形成して反射体を兼ね備え
ている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、表示品質がよい反射型
カラー液晶表示装置に関する。
カラー液晶表示装置に関する。
【０００２】
【従来技術】液晶表示装置は、軽量化、小型化、薄型化
が可能な表示装置として広く用いられており、特に、反
射型カラー液晶表示装置が低消費電力の表示装置として
注目されている。
が可能な表示装置として広く用いられており、特に、反
射型カラー液晶表示装置が低消費電力の表示装置として
注目されている。
【０００３】図２は、従来の反射型カラー液晶装置の一
例を示すもので、この反射型カラー液晶表示装置は、上
下に対向配置されたガラスからなる１対の透明基板３
１、３２と、それらの間に図を省略した封止体により封
入された液晶層３３と、一方の透明基板３１の外面側に
上から順に設けられた偏光板３４、位相差板３５及び３
６と、他方の透明基板３２の外面側に設けられた反射体
３７とを具備して構成されている。この反射体３７は、
ポリエステルフィルム等からなる基体３８の表面に、高
さが数μｍの多数の凹凸からなる凹凸部３９を形成し、
更にその上にアルミニウム、銀等からなる反射膜４０を
蒸着などにより成膜している。なお、反射体３７と透明
基板３２との突き合わせ面には、グリセリン等の光の屈
折率に悪影響を与えることのない材質からなる粘着層４
１が充填されている。透明基板３１の内面側にはＩＴＯ
（インジウムスズ酸化物）からなる電極層４２とトップ
コート層４３と配向膜４４が積層され、他方の透明基板
３２の上面側にはＲ（レッド）、Ｇ（グリーン）、Ｂ
（ブルー）部で構成されたカラーフィルタ層４５と平坦
化層４６と電極層４７と配向膜４８とがそれぞれ積層さ
れている。
例を示すもので、この反射型カラー液晶表示装置は、上
下に対向配置されたガラスからなる１対の透明基板３
１、３２と、それらの間に図を省略した封止体により封
入された液晶層３３と、一方の透明基板３１の外面側に
上から順に設けられた偏光板３４、位相差板３５及び３
６と、他方の透明基板３２の外面側に設けられた反射体
３７とを具備して構成されている。この反射体３７は、
ポリエステルフィルム等からなる基体３８の表面に、高
さが数μｍの多数の凹凸からなる凹凸部３９を形成し、
更にその上にアルミニウム、銀等からなる反射膜４０を
蒸着などにより成膜している。なお、反射体３７と透明
基板３２との突き合わせ面には、グリセリン等の光の屈
折率に悪影響を与えることのない材質からなる粘着層４
１が充填されている。透明基板３１の内面側にはＩＴＯ
（インジウムスズ酸化物）からなる電極層４２とトップ
コート層４３と配向膜４４が積層され、他方の透明基板
３２の上面側にはＲ（レッド）、Ｇ（グリーン）、Ｂ
（ブルー）部で構成されたカラーフィルタ層４５と平坦
化層４６と電極層４７と配向膜４８とがそれぞれ積層さ
れている。
【０００４】図３は、従来の反射型カラー液晶装置の他
の例を示すもので、この反射型カラー液晶表示装置は、
上下に対向配置されたガラスからなる一対の透明基板５
１、５２と、それらの間に図示を省略した封止体により
封入された液晶層５３と、一方の透明基板５１の上面側
に上から順に設けられた偏光板５４及び位相差板５５、
５６とを具備した構成とされている。上側の透明基板５
１の内面側にはＲ（レッド）、Ｇ（グリーン）、Ｂ（ブ
ルー）部で構成されたカラーフィルタ層５７と、平坦化
層５８と、ＩＴＯ（インジウムスズ酸化物）からなる電
極層５９と配向膜６０が積層されている。下側の透明基
板５２の上面側には、表面に高さが数μｍの微細な凹凸
形状を有する樹脂膜６１及びアルミニウム、銀等からな
る反射膜６２から構成される反射体６３と、平坦化層６
４と、電極層６５と、配向膜６６とがそれぞれ積層され
ている。
の例を示すもので、この反射型カラー液晶表示装置は、
上下に対向配置されたガラスからなる一対の透明基板５
１、５２と、それらの間に図示を省略した封止体により
封入された液晶層５３と、一方の透明基板５１の上面側
に上から順に設けられた偏光板５４及び位相差板５５、
５６とを具備した構成とされている。上側の透明基板５
１の内面側にはＲ（レッド）、Ｇ（グリーン）、Ｂ（ブ
ルー）部で構成されたカラーフィルタ層５７と、平坦化
層５８と、ＩＴＯ（インジウムスズ酸化物）からなる電
極層５９と配向膜６０が積層されている。下側の透明基
板５２の上面側には、表面に高さが数μｍの微細な凹凸
形状を有する樹脂膜６１及びアルミニウム、銀等からな
る反射膜６２から構成される反射体６３と、平坦化層６
４と、電極層６５と、配向膜６６とがそれぞれ積層され
ている。
【０００５】図２に示した従来の液晶表示装置にあって
は、ガラスからなる厚い下面側の透明基板３２の外側に
反射体３７を設けた構造であったので、入射光は液晶層
３３を透過した後に透明基板３２を通過する必要があっ
た。すなわち、透明基板３２による視差が生じ、コント
ラストが低く、かつ表示画像が二重になり、更にカラー
表示において、カラーフィルタ層４５と反射膜４０とが
離れているため、カラーフィルタ層４５を入射時と反射
時に２度通過する際に異なる色を通過することによる光
のロスなどの問題があった。
は、ガラスからなる厚い下面側の透明基板３２の外側に
反射体３７を設けた構造であったので、入射光は液晶層
３３を透過した後に透明基板３２を通過する必要があっ
た。すなわち、透明基板３２による視差が生じ、コント
ラストが低く、かつ表示画像が二重になり、更にカラー
表示において、カラーフィルタ層４５と反射膜４０とが
離れているため、カラーフィルタ層４５を入射時と反射
時に２度通過する際に異なる色を通過することによる光
のロスなどの問題があった。
【０００６】図３に示した液晶表示装置は、上述の問題
点を解決するために考案された構造であり、反射体６３
を一対の基板５１及び５２間に内蔵したものだが、この
反射体６３上に平坦化層６４、電極層６５を形成する必
要があり、工程が複雑であった。また、反射板とカラー
フィルタ層との間に平坦化層、液晶層を挟むため、距離
が離れており、上記問題点が完全に改善されてはいなか
った。本発明はこれらの問題点に鑑みてなされたもの
で、前記反射膜とカラーフィルタ層、液晶層が密着する
ことによって良好な表示特性を持つ液晶表示装置を提供
することを目的とするものである。
点を解決するために考案された構造であり、反射体６３
を一対の基板５１及び５２間に内蔵したものだが、この
反射体６３上に平坦化層６４、電極層６５を形成する必
要があり、工程が複雑であった。また、反射板とカラー
フィルタ層との間に平坦化層、液晶層を挟むため、距離
が離れており、上記問題点が完全に改善されてはいなか
った。本発明はこれらの問題点に鑑みてなされたもの
で、前記反射膜とカラーフィルタ層、液晶層が密着する
ことによって良好な表示特性を持つ液晶表示装置を提供
することを目的とするものである。
【０００７】本発明に係る反射型液晶表示装置は、反射
能を有する金属電極の上に、有機顔料微粒子と該有機顔
料微粒子間に分散させた導電性微粒子とからなる導電性
カラーフィルタ層を設けている。このカラーフィルタ層
は、ミセル電解法によって形成されている。すなわち、
レドックス反応性を有する界面活性剤のミセル溶液中に
有機顔料微粒子と導電性微粒子とを分散して得た電解液
に、上記反射能を有する電極を浸漬して、このカラーフ
ィルタ層を形成した。この反射型カラー液晶表示装置
は、電極が反射体を兼ね、かつ電極上にミセル電解法に
よって容易に形成した導電性カラーフィルタ層があるた
め、簡易な装置構造となり、しかも表示画像が二重にな
らず、またカラーフィルタ層への光入射時と反射時の光
通過時に異なる色のカラーフィルタ層を通過させず、光
のロスを生じる事がないため、表示特性に優れた液晶表
示装置を得ることが出来る。
能を有する金属電極の上に、有機顔料微粒子と該有機顔
料微粒子間に分散させた導電性微粒子とからなる導電性
カラーフィルタ層を設けている。このカラーフィルタ層
は、ミセル電解法によって形成されている。すなわち、
レドックス反応性を有する界面活性剤のミセル溶液中に
有機顔料微粒子と導電性微粒子とを分散して得た電解液
に、上記反射能を有する電極を浸漬して、このカラーフ
ィルタ層を形成した。この反射型カラー液晶表示装置
は、電極が反射体を兼ね、かつ電極上にミセル電解法に
よって容易に形成した導電性カラーフィルタ層があるた
め、簡易な装置構造となり、しかも表示画像が二重にな
らず、またカラーフィルタ層への光入射時と反射時の光
通過時に異なる色のカラーフィルタ層を通過させず、光
のロスを生じる事がないため、表示特性に優れた液晶表
示装置を得ることが出来る。
【０００８】上記金属電極は、表面に多数の凹凸を形成
して反射体を兼ね備えていることが望ましい。かかる凹
凸反射体は、平坦な反射体に比べて反射能が著しく高
い。
して反射体を兼ね備えていることが望ましい。かかる凹
凸反射体は、平坦な反射体に比べて反射能が著しく高
い。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の反射型カラー液晶
表示装置の一実施の形態を、図１に基づいて説明する。
この反射型液晶表示装置は、上下に対向配置されたガラ
スからなる一対の透明基板１、２を具備し、これら基板
間に図示を省略した封止体により封入された液晶層３を
設けている。上側の透明基板１の上面側に、上から順に
偏光板４、２枚の位相差板５、６を設け、この透明基板
の下面側にはＩＴＯ（インジウムスズ酸化物）からなる
電極層７と配向膜８とを順に積層している。
表示装置の一実施の形態を、図１に基づいて説明する。
この反射型液晶表示装置は、上下に対向配置されたガラ
スからなる一対の透明基板１、２を具備し、これら基板
間に図示を省略した封止体により封入された液晶層３を
設けている。上側の透明基板１の上面側に、上から順に
偏光板４、２枚の位相差板５、６を設け、この透明基板
の下面側にはＩＴＯ（インジウムスズ酸化物）からなる
電極層７と配向膜８とを順に積層している。
【００１０】下側の基板２は、その上面に樹脂層９を形
成し、その表面に微細な凹凸１０を多数形成し、その上
面の上に反射体を兼ねた電極１１を形成し、その上に有
機顔料微粒子及びこれら有機顔料微粒子間に適度に分散
させた導電性微粒子のみからなるカラーフィルタ層１２
を形成し、更にその上にオーバーコート層１３を形成し
ている。オーバーコート層１３上には配向膜１４を形成
している。反射体を兼ねた下側の電極１１と上側の電極
７とは、短冊状に互いに直行するよう所定の距離を隔て
て所定のピッチで多数配設されており、これら上下の電
極群が交差する事によりマトリックス状画素群を形成し
ている。図１において、１５はブラックマトリクスであ
り、カラーフィルタ層１２のＲ（レッド）、Ｇ（グリー
ン）、Ｂ（ブルー）部を画成している。
成し、その表面に微細な凹凸１０を多数形成し、その上
面の上に反射体を兼ねた電極１１を形成し、その上に有
機顔料微粒子及びこれら有機顔料微粒子間に適度に分散
させた導電性微粒子のみからなるカラーフィルタ層１２
を形成し、更にその上にオーバーコート層１３を形成し
ている。オーバーコート層１３上には配向膜１４を形成
している。反射体を兼ねた下側の電極１１と上側の電極
７とは、短冊状に互いに直行するよう所定の距離を隔て
て所定のピッチで多数配設されており、これら上下の電
極群が交差する事によりマトリックス状画素群を形成し
ている。図１において、１５はブラックマトリクスであ
り、カラーフィルタ層１２のＲ（レッド）、Ｇ（グリー
ン）、Ｂ（ブルー）部を画成している。
【００１１】本発明においては、基板自身に多数の微細
な凹凸を持つものを使用し、その上に反射体を兼ねた電
極１１を形成したものであってもよい。
な凹凸を持つものを使用し、その上に反射体を兼ねた電
極１１を形成したものであってもよい。
【００１２】本発明において反射体を兼ねた電極として
は、アルミニウム若しくはアルミニウム合金、又は銀若
しくは銀合金からなるものを用いることが出来る。これ
らの金属を蒸着、スパッタリング等の方法で成膜した
後、フォトリソ法などを用いて所望の形状を形成し、反
射体を兼ねた電極とすることが出来る。また、電極の形
状も短冊状に限定されず、アクティブマトリックス型液
晶表示素子における画素電極であってもよい。
は、アルミニウム若しくはアルミニウム合金、又は銀若
しくは銀合金からなるものを用いることが出来る。これ
らの金属を蒸着、スパッタリング等の方法で成膜した
後、フォトリソ法などを用いて所望の形状を形成し、反
射体を兼ねた電極とすることが出来る。また、電極の形
状も短冊状に限定されず、アクティブマトリックス型液
晶表示素子における画素電極であってもよい。
【００１３】カラーフィルタ層１２は、以下で述べるミ
セル電解法によって顔料と導電性微粒子を共析させるこ
とにより作製する。ミセル化剤としては、反射膜が銀で
ある場合とアルミニウムである場合とで異なるものを使
う。銀の反射膜上に成膜する際には、フェロセン系のミ
セル化剤を用い、酸化反応で成膜することが出来る。た
だし、ハロゲンイオン、水酸化物イオンの存在下では銀
の酸化電位が低下し成膜できないため、支持塩として硫
酸塩、過塩素酸塩など銀の酸化電位を低下させない物質
を選択する。また、アルミニウムの反射膜上に成膜する
場合には、アゾ系のミセル化剤を用い、還元反応で成膜
することが出来る。カラーフィルタ層１２上のオーバー
コート層の厚さは、０．０１乃至１μｍ程度、望ましく
はオーバーコート層での電圧降下を抑えるため０．０１
乃至０．２μｍである。なお、このオーバーコート層は
主にカラーフィルタ層１２の強度を補うためのものであ
り、強度上問題がない場合は形成しなくてもよい。
セル電解法によって顔料と導電性微粒子を共析させるこ
とにより作製する。ミセル化剤としては、反射膜が銀で
ある場合とアルミニウムである場合とで異なるものを使
う。銀の反射膜上に成膜する際には、フェロセン系のミ
セル化剤を用い、酸化反応で成膜することが出来る。た
だし、ハロゲンイオン、水酸化物イオンの存在下では銀
の酸化電位が低下し成膜できないため、支持塩として硫
酸塩、過塩素酸塩など銀の酸化電位を低下させない物質
を選択する。また、アルミニウムの反射膜上に成膜する
場合には、アゾ系のミセル化剤を用い、還元反応で成膜
することが出来る。カラーフィルタ層１２上のオーバー
コート層の厚さは、０．０１乃至１μｍ程度、望ましく
はオーバーコート層での電圧降下を抑えるため０．０１
乃至０．２μｍである。なお、このオーバーコート層は
主にカラーフィルタ層１２の強度を補うためのものであ
り、強度上問題がない場合は形成しなくてもよい。
【００１４】次に、本発明にかかる反射型カラー液晶表
示装置の実施例を説明する。（実施例１）ガラス基板１
をスピンコーターにセットして、感光性樹脂（東京応化
（株）製、製品名ＣＦＰＲＣＬ−０１６Ｓ）を回転数５
００ｒｐｍ、３０秒の条件で厚さ５μｍになるように塗
布した。このガラス基板１を８０℃にてプリベークし、
樹脂層を得た。
示装置の実施例を説明する。（実施例１）ガラス基板１
をスピンコーターにセットして、感光性樹脂（東京応化
（株）製、製品名ＣＦＰＲＣＬ−０１６Ｓ）を回転数５
００ｒｐｍ、３０秒の条件で厚さ５μｍになるように塗
布した。このガラス基板１を８０℃にてプリベークし、
樹脂層を得た。
【００１５】次に、微細な凹凸（凸部の高さが０．５μ
ｍ乃至１μｍ程度、凸部の幅が５μｍ乃至１０μｍ程
度、凹部の幅が５μｍ乃至１０μｍ程度）が多数、型面
に形成しているシリコン型を、上記作製した樹脂層９に
押し付けて、シリコン型をレジスト膜に押し付けたまま
でガラス基板裏面側から紫外線を照射し、型押しされた
樹脂層９の部分を固化した。紫外線照射後、樹脂層９の
凹凸表面に厚さ１５００Åの銀膜を蒸着した。この銀膜
をエッチングして、電極１１を得た。
ｍ乃至１μｍ程度、凸部の幅が５μｍ乃至１０μｍ程
度、凹部の幅が５μｍ乃至１０μｍ程度）が多数、型面
に形成しているシリコン型を、上記作製した樹脂層９に
押し付けて、シリコン型をレジスト膜に押し付けたまま
でガラス基板裏面側から紫外線を照射し、型押しされた
樹脂層９の部分を固化した。紫外線照射後、樹脂層９の
凹凸表面に厚さ１５００Åの銀膜を蒸着した。この銀膜
をエッチングして、電極１１を得た。
【００１６】さらに、スピンコーターを用いてブラック
マトリクス用樹脂（新日鐵化学（株）社製Ｖ−２５９Ｂ
ＫＩＳ−００５Ｘ）を成膜し、８０℃でプリベークを行
った後、露光、現像し、水でリンスして、さらにオーブ
ンにて２００℃でベークして各隣接する電極間にブラッ
クマトリクス１５を作製した。
マトリクス用樹脂（新日鐵化学（株）社製Ｖ−２５９Ｂ
ＫＩＳ−００５Ｘ）を成膜し、８０℃でプリベークを行
った後、露光、現像し、水でリンスして、さらにオーブ
ンにて２００℃でベークして各隣接する電極間にブラッ
クマトリクス１５を作製した。
【００１７】アントラキノン系（赤）とアゾ系（黄）顔
料の重量割合で９：１混合物を６重量部、ミセル化剤と
してフェロセニルＰＥＧ（同仁化学製）を２重量部、支
持電解質としてＬｉＳＯ４を４重量部、ＩＴＯ微粒子
０．５重量部の割合で純水に分散させ、赤色カラーフィ
ルタ層形成用電解液として用いた。また、前記顔料混合
物の代わりにフタロシアニングリーン系（緑）とアゾ系
（黄）顔料の重量割合で８：２混合物を用いて調整した
溶液を緑色カラーフィルタ層形成用電解液として、また
フタロシアニンブルー系（青）とジオキサジン系（紫）
顔料の重量割合で９：１混合物を用いて調整した溶液を
青色カラーフィルタ層形成用電解液として作製した。上
記作製した赤色、緑色、青色のカラーフィルタ層形成用
電解液それぞれの溶液中に反射体兼電極１１を形成した
基板２、対極としてステンレス（ＳＵＳ３１６）の板、
参照電極として銀酸化銀電極を浸漬し、ポテンシオスタ
ットを用いて０．５Ｖの定電位で１０分間電解を行っ
た。その後水洗いし、１２０℃で２０分乾燥した。これ
によって赤、緑、青の３色からなるカラーフィルタ層を
得た。更に、アクリル系オーバーコート材（日本合成ゴ
ム製オプトマーＳＳ７２６５）を溶媒で希釈した溶液を
スピンコーターを用いて成膜し、オーブンにて２４０℃
にて焼成してオーバーコート層１３を得た。
料の重量割合で９：１混合物を６重量部、ミセル化剤と
してフェロセニルＰＥＧ（同仁化学製）を２重量部、支
持電解質としてＬｉＳＯ４を４重量部、ＩＴＯ微粒子
０．５重量部の割合で純水に分散させ、赤色カラーフィ
ルタ層形成用電解液として用いた。また、前記顔料混合
物の代わりにフタロシアニングリーン系（緑）とアゾ系
（黄）顔料の重量割合で８：２混合物を用いて調整した
溶液を緑色カラーフィルタ層形成用電解液として、また
フタロシアニンブルー系（青）とジオキサジン系（紫）
顔料の重量割合で９：１混合物を用いて調整した溶液を
青色カラーフィルタ層形成用電解液として作製した。上
記作製した赤色、緑色、青色のカラーフィルタ層形成用
電解液それぞれの溶液中に反射体兼電極１１を形成した
基板２、対極としてステンレス（ＳＵＳ３１６）の板、
参照電極として銀酸化銀電極を浸漬し、ポテンシオスタ
ットを用いて０．５Ｖの定電位で１０分間電解を行っ
た。その後水洗いし、１２０℃で２０分乾燥した。これ
によって赤、緑、青の３色からなるカラーフィルタ層を
得た。更に、アクリル系オーバーコート材（日本合成ゴ
ム製オプトマーＳＳ７２６５）を溶媒で希釈した溶液を
スピンコーターを用いて成膜し、オーブンにて２４０℃
にて焼成してオーバーコート層１３を得た。
【００１８】（実施例２）実施例１と同じ感光性樹脂を
用いて凹凸表面を持つ樹脂層９を表面に形成した基板２
を用い、樹脂層９の上に厚さ１５００Åのアルミニウム
膜を蒸着により形成した。このアルミニウム膜をエッチ
ングして電極１１を得た。その後実施例１と同様にブラ
ックマトリクス１５を形成した。
用いて凹凸表面を持つ樹脂層９を表面に形成した基板２
を用い、樹脂層９の上に厚さ１５００Åのアルミニウム
膜を蒸着により形成した。このアルミニウム膜をエッチ
ングして電極１１を得た。その後実施例１と同様にブラ
ックマトリクス１５を形成した。
【００１９】アントラキノン系（赤）顔料を３重量部、
ミセル化剤として
ミセル化剤として
【００２０】
【化学式１】
【００２１】にて示される化合物を０．６３重量部、支
持電解質としてＨＣｌを４重量部、ＩＴＯ微粒子０．５
重量部の割合で純水に分散させ、赤色カラーフィルタ層
形成用電解液を作製した。また、前記顔料混合物の代わ
りにフタロシアニングリーン（緑）系顔料を用いて調製
した溶液を緑色カラーフィルタ層形成用電解液、同じく
フタロシアニンブルー系（青）顔料を用いて調製した溶
液を青色カラーフィルタ層形成用電解液を作製した。上
記溶液中に反射体兼電極１２を形成した基板２、対極と
してグラファイトの板、参照電極として銀酸化銀電極を
浸漬し、ポテンシオスタットを用いて−０．５Ｖの定電
位で１０分間電解を行った。その後水洗いし、１２０℃
で２０分乾燥した。これによって赤、緑、青からなるカ
ラーフィルタ層を得た。その後実施例１と同様にオーバ
ーコート層１３を形成した。
持電解質としてＨＣｌを４重量部、ＩＴＯ微粒子０．５
重量部の割合で純水に分散させ、赤色カラーフィルタ層
形成用電解液を作製した。また、前記顔料混合物の代わ
りにフタロシアニングリーン（緑）系顔料を用いて調製
した溶液を緑色カラーフィルタ層形成用電解液、同じく
フタロシアニンブルー系（青）顔料を用いて調製した溶
液を青色カラーフィルタ層形成用電解液を作製した。上
記溶液中に反射体兼電極１２を形成した基板２、対極と
してグラファイトの板、参照電極として銀酸化銀電極を
浸漬し、ポテンシオスタットを用いて−０．５Ｖの定電
位で１０分間電解を行った。その後水洗いし、１２０℃
で２０分乾燥した。これによって赤、緑、青からなるカ
ラーフィルタ層を得た。その後実施例１と同様にオーバ
ーコート層１３を形成した。
【００２２】前記実施例１、２で作製したカラーフィル
タ付基板２を用い、通常の液晶パネル化工程により対向
基板を貼りあわせ、液晶を封入して図１に示したＳＴＮ
タイプの反射型カラー液晶表示装置を作製した。
タ付基板２を用い、通常の液晶パネル化工程により対向
基板を貼りあわせ、液晶を封入して図１に示したＳＴＮ
タイプの反射型カラー液晶表示装置を作製した。
【００２３】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る反射型カラ
ー液晶表示装置によれば、電極が反射体を兼ね、かつ電
極上に導電性カラーフィルタ層があるため、簡易な装置
構造となり、しかも表示画像が二重にならず、またカラ
ーフィルタ層への光入射時と反射時の光通過時に異なる
色のカラーフィルタ層を通過させず、光のロスを生じる
事がないため、表示特性に優れた液晶表示装置を得るこ
とが出来る。
ー液晶表示装置によれば、電極が反射体を兼ね、かつ電
極上に導電性カラーフィルタ層があるため、簡易な装置
構造となり、しかも表示画像が二重にならず、またカラ
ーフィルタ層への光入射時と反射時の光通過時に異なる
色のカラーフィルタ層を通過させず、光のロスを生じる
事がないため、表示特性に優れた液晶表示装置を得るこ
とが出来る。
【図１】本発明に係る反射型カラー液晶表示装置の一実
施の形態を示す断面図。
施の形態を示す断面図。
【図２】従来の反射型カラー液晶表示装置の一例を示す
断面図。
断面図。
【図３】従来の反射型カラー液晶表示装置のその他の例
を示す断面図。
を示す断面図。
１、２ 透明基板 ３ 液晶層 ４ 偏光板 ５、６ 位相差板 ７ 電極 ８ 配向膜 ９ 樹脂層 １０ 凹凸 １１ 反射体兼電極 １２ カラーフィルタ層 １３ オーバーコート層 １４ 配向膜 １５ ブラックマトリクス
Claims (2)
- 【請求項１】 反射能を有する金属電極の上に、有機顔
料微粒子と該有機顔料微粒子間に分散させた導電性微粒
子とからなる導電性カラーフィルタ層を設けたことを特
徴とする反射型カラー液晶表示装置。 - 【請求項２】 前記金属電極が表面に多数の凹凸を形成
して反射体を兼ね備えていることを特徴とする請求項１
記載の反射型カラー液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35133797A JPH11183921A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 反射型カラー液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35133797A JPH11183921A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 反射型カラー液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11183921A true JPH11183921A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18416625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35133797A Pending JPH11183921A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 反射型カラー液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11183921A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100312696B1 (ko) * | 1999-12-17 | 2001-11-03 | 김순택 | 반사형 액정 표시 장치 |
| KR100362274B1 (ko) * | 1999-09-30 | 2002-11-23 | 삼성에스디아이 주식회사 | 반사형 칼라 액정표시소자 |
| JP2003043251A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | Kyocera Corp | 偏光素子、液晶表示装置ならびに携帯端末または表示機器 |
| US6618107B1 (en) | 1999-09-06 | 2003-09-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Reflection-type color liquid crystal display device and manufacturing method thereof |
| KR100511579B1 (ko) * | 2001-12-11 | 2005-09-02 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 전기 광학 장치용 기판과 그 제조 방법, 전기 광학 장치와그 제조 방법 및 전자 기기 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP35133797A patent/JPH11183921A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6618107B1 (en) | 1999-09-06 | 2003-09-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Reflection-type color liquid crystal display device and manufacturing method thereof |
| KR100362274B1 (ko) * | 1999-09-30 | 2002-11-23 | 삼성에스디아이 주식회사 | 반사형 칼라 액정표시소자 |
| KR100312696B1 (ko) * | 1999-12-17 | 2001-11-03 | 김순택 | 반사형 액정 표시 장치 |
| JP2003043251A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-13 | Kyocera Corp | 偏光素子、液晶表示装置ならびに携帯端末または表示機器 |
| KR100511579B1 (ko) * | 2001-12-11 | 2005-09-02 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 전기 광학 장치용 기판과 그 제조 방법, 전기 광학 장치와그 제조 방법 및 전자 기기 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031125 |