JP2924008B2 - 液晶素子 - Google Patents

液晶素子

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JP2924008B2 JP28010289A JP28010289A JP2924008B2 JP 2924008 B2 JP2924008 B2 JP 2924008B2 JP 28010289 A JP28010289 A JP 28010289A JP 28010289 A JP28010289 A JP 28010289A JP 2924008 B2 JP2924008 B2 JP 2924008B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、遮光膜を兼ねた金属補助配線を有するTFT
液晶素子、及び基板上に金属配線を有するTFT液晶素子
に関する。
[従来の技術] 従来の液晶素子は、例えば低価格な用途を狙ったもの
として単純マトリックス方式、価格は高いが画質が優れ
液晶テレビ等に応用されているアクティブマトリックス
方式とが実用化されている。
これらの液晶素子は、その表示特性、特にコントラス
トの向上のために液晶素子内の画素間に遮光膜を設ける
のが一般的である。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来の液晶素子及び液晶素子の製造方法には
以下に示すような問題点があった。第一に最近ではこれ
らの液晶素子の大面積化が進み、シート抵抗値で20Ω/c
m2程度の金属酸化膜から成る透明電極のみでは液晶素子
全領域にかかる電界強度が均一にならず、表示ムラが出
安い。第二に、液晶素子の遮光膜は一般的に基板上に直
接設けられており、もし遮光膜の設けられた基板側から
液晶素子を見た場合、遮光膜による光の反射により表示
の視認性が悪かった。
そこで本発明は、画素間の遮光膜と、金属配線を兼ね
た金属膜を基板上に設けることにより、表示特性の優れ
たTFT液晶素子を提供することを目的とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明の液晶素子は、一対の基板間に液晶を挟持して
なり、前記一対の基板の一方の基板上には画素電極が形
成されてなり、前記一対の基板の他方の基板上には互い
に間隔を置いて形成された複数のカラーフィルターと、
前記カラーフィルター間に段差を埋めるように前記カラ
ーフィルター上に形成された保護膜と、前記保護膜上の
前記カラーフィルター間に形成された金属膜と、前記金
属膜上に形成された透明電極と、前記透明電極上に形成
された配向膜とを有し、前記金属膜は前記透明電極と接
するように配置されてなることを特徴とする。以下、実
施例により本発明の詳細を示す。
本発明に用いられる液晶はネマチック液晶であるが強
誘電性液晶を用いることもできる。
本発明の液晶素子の液晶の配向膜はポリイミドが望ま
しいが、SiOなどの斜方蒸着膜、クロム錯体、アミノシ
ラン、チタネート等を用いてもよい。
本発明の液晶素子に用いられる基板材料は、石英ガラ
ス等の硬質無機ガラスが望ましいが、パイレックス、ゾ
ーダガラスも用いることができる。カラーフィルター上
に保護膜を設けてもよい。
本発明の液晶素子の金属膜に用いられるの金属はアル
ミニウム、ニッケルの蒸着膜を用いるのが望ましいが、
クロム、金、等の他の材料を用いることもできる。複層
の金属膜でもよい。また、蒸着による膜の作成のみでな
く、スパッタ、メッキ、等の手段を用いてもよい。
本発明の液晶素子の透明電極はITOが望ましいが、他
の金属酸化膜を用いてもよい。
本発明の液晶素子は基体の表面の平坦化処理がなされ
たものを用いた方が望ましいが、平坦化処理を行なわな
い基板を用いても良い。基板を研磨してもよい。
[実施例] 本発明の液晶素子の具体例を以下に示す。
第1図は、本発明の具体的な一例の断面図を示した図
である。基板11上に緑、赤、青の3色のカラーフィルタ
ー12が、所望のパターンに形成されている。カラーフィ
ルター12自体に段差が存在するので、段差を埋めるため
にそのカラーフィルター12上にオーバーコート剤として
有機樹脂層13が形成される。本実施例では、オーバーコ
ート剤としてチッソ社製のPSI541を膜厚5μmとなるよ
うにスピンコート法で塗布し、100℃で1時間、200℃で
1時間焼成した。後に、14で示されるAlを2000Å、15で
示されるNiを400Å連続蒸着した。フォトプロセスによ
り、上記金属膜のエッチングを行い、液晶素子の画素内
を金属部を除いた後、金属酸化膜であるITO膜16をスパ
ッタ法で800Å作成した。その後配向膜17として、ポリ
イミド膜をスピンコート法で作成し、ラビング処理を行
い、17で示した配向膜を有するTFT基板18と張り合わ
せ、液晶19を注入し液晶セルを作成した。本液晶セルに
所望の電圧を印加し液晶素子を駆動したところ、全画素
に均一に電圧が印加されていることが確認でき、コント
ラストは、1:80であった。また、カラーフィルター12有
する基板側から液晶セルの反射率を測定したところ0.1
%以下であり、視認性が向上した。
[参考例] 第2図は、参考例の断面図を示した図である。基板21
上にCr金属膜22がメッキ法により形成されている。フォ
トプロセスにより、上記金属膜のエッチングを行い、液
晶素子の画素内の金属部を除いた後、緑、赤、青の3色
のカラーフィルター23を所望のパターンに形成した。カ
ラーフィルター23自体にいくらかの段差があるのでその
カラーフィルター23上にオーバーコート剤として有機樹
脂層24が形成される。本参考例では、実施例と同様にオ
ーバーコート剤として、チッソ社製のPSI541を膜厚5μ
mとなるようにスピンコート法で塗布し、100℃で1時
間、200℃で1時間焼成した。その後、金属酸化膜であ
るITO膜25をスパッタ法で800Å作成した。その後配向膜
26としてポリイミド膜をスピンコート法で作成し、ラビ
ング処理を行い、26で示した配向膜を有するTFT基板27
と張り合わせ、液晶28を注入し液晶セルを作成した。本
液晶セルに、実施例と同様の電圧を印加し液晶素子を駆
動したところ、全画素に均一に電圧が印加されておら
ず、電極抵抗による電圧波形のなまりのため、コントラ
ストは、1:20〜1:40と場所により大きく変化しているの
がわかった。また、カラーフィルター2−3有する基板
側から液晶セルの反射率を測定したところ1.5%程度で
あり、視認性が低下した。
以上実施例を延べたが、本発明は以上の実施例のみな
らず、MIM素子を用いた液晶素子にも応用が可能であ
る。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、下記の効果を奏す
ることができる。
(a)一対の基板の他方の基板上に形成されたカラーフ
ィルターと電極との間には、カラーフィルターの段差を
埋めるように保護膜が形成されているため、他方の基板
はカラーフィルターによる段差を少なくすることができ
る。従って、液晶層のギャップを均一にすることができ
るため、配向不良を抑えることができる。
(b)また、この保護膜によりカラーフィルターを金属
膜及び透明電極との接触から保護することができるた
め、カラーフィルターの劣化を防ぐことができる。
(c)カラーフィルター間の段差を埋めるように形成さ
れた保護膜上に金属膜を形成するため、密着性よく金属
膜を形成することができる。
(d)また、カラーフィルター間には、金属膜が形成さ
れているため、隣り合う画素間の境界からの光漏れを防
ぐことができる。
(e)金属膜と透明電極とが接して導通されるため、金
属膜により透明電極の低抵抗化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の液晶セルの具体例の断面を表す図で
あり、第2図は従来の液晶セルの断面を表す図である。 11:基板 12:カラーフィルター 13:オーバーコート 14:Al金属膜 15:Ni金属膜 16:ITO 17:配向膜 18:TFT基板 19:液晶 21:基板 22:Cr金属膜 23:カラーフィルター 24:オーバーコート 25:ITO 26:配向膜 27:TFT基板 28:液晶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−173023(JP,A) 特開 平1−282523(JP,A) 特開 平1−201605(JP,A) 特開 昭61−107303(JP,A) 特開 昭63−274929(JP,A) 特開 昭63−200101(JP,A) 特開 昭63−180934(JP,A) 特開 昭63−60425(JP,A) 実開 昭62−65627(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/1335

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の基板間に液晶を挟持してなり、前記
    一対の基板の一方の基板上には画素電極が形成されてな
    り、前記一対の基板の他方の基板上には互いに間隔を置
    いて形成された複数のカラーフィルターと、前記カラー
    フィルター間の段差を埋めるように前記カラーフィルタ
    ー上に形成された保護膜と、前記保護膜上の前記カラー
    フィルター間に形成された金属膜と、前記金属膜上に形
    成された透明電極と、前記透明電極上に形成された配向
    膜とを有し、前記金属膜は前記透明電極と接するように
    配置されてなることを特徴とする液晶素子。
JP28010289A 1989-10-27 1989-10-27 液晶素子 Expired - Lifetime JP2924008B2 (ja)

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JPH03140925A JPH03140925A (ja) 1991-06-14
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