JP2001073524A - 手摺の取付構造 - Google Patents

手摺の取付構造

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JP2001073524A JP24718399A JP24718399A JP2001073524A JP 2001073524 A JP2001073524 A JP 2001073524A JP 24718399 A JP24718399 A JP 24718399A JP 24718399 A JP24718399 A JP 24718399A JP 2001073524 A JP2001073524 A JP 2001073524A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手摺本体を適正位置に確実に取り付けること
を可能とした手摺の取付構造を提案する。 【解決手段】 複数の脚部1b,1bを備えた手摺本体
1の該脚部1bと、取付面Wとの間に保護シート4を介
在させた状態で固定部材5,6により該取付面W側に固
定される取付座3とを、締結部材2によって締結固定す
るようにした手摺の取付構造において、上記保護シート
4を上記取付座3側に保持可能とするとともに、上記取
付面Wへの衝合面4bには接着部材7を備える。かかる
構成とすことで、上記手摺本体1に製作誤差があったと
しても、これに拘わらず、上記各取付座3,3に対して
上記手摺本体1の各脚部1b,1bをそれぞれ正確に位
置決めしてこれを締結することができ、上記手摺本体1
の確実且つ安定した取り付けによって、使用上の信頼性
が高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えば屋内の壁
面に取り付けられる手摺の取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、壁面等の取付面に取り付けられ
る手摺は、手摺機能をなす把持部の適所に複数の脚部を
備えて構成され、該各脚部を介して取付面に固定され
る。この脚部の取付面への取付構造としては、取付面上
に、該取付面を損傷等から保護するための保護シートを
介して取付座を取付ボルト等によって固定し、この取付
座に対して上記手摺本体の脚部を、適宜の締結部材によ
り締結する構造とするのが通例である。
【0003】そして、このような取付構造をもつ手摺を
所定の取付面に取り付ける場合の作業手順としては、先
ず、取付面上に、上記手摺本体の把持部の所要の延出方
向(例えば、「水平方向」あるいは水平に対して所定の
角度もった「傾斜方向」)に対応させて水平方向あるい
は傾斜方向に「方向基準線」をけがくとともに、この
「方向基準線」上に、上記手摺本体の各脚部の位置をけ
がき、これら各けがき線の交点を上記各脚部の「取付位
置」とし、これら各「取付位置」に、上記手摺本体側か
ら取り外された単体状態の取付座を、上記保護シートを
介在させた状態で固定する。しかる後、上記手摺本体の
上記各脚部をそれぞれ上記各取付座に対応させ、この対
応した脚部と取付座とを締結部材によって締結するのが
一般的である。
【0004】この場合、上記「方向基準線」上における
上記各脚部の「取付位置」の決定は、例えば、手摺本体
の各脚部間の仕様寸法に対応したゲージを用いて、ある
いは該各脚部間の寸法を実測して、上記「方向基準線」
上に「けがき線」を入れることで決定される。また、こ
のようにして決定された各「取付位置」に上記取付座を
取り付けるに際しては、該「取付位置」と該取付座との
相対関係の適否は作業者の目視による勘で判断するのが
通例である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
取付構造をもつ従来の手摺においては、上記取付座の位
置決めが、上記手摺本体そのものを使用して直接的に行
われるのではなく、仕様寸法とか実測寸法に基づいて間
接的に行われ且つ作業者の主観的要素が介入するもので
あることから、例えば手摺本体における各脚部の位置に
制作上の誤差がある場合とか、各脚部の「取付位置」に
設定作業上の誤差がある場合とか、あるいは上記「取付
位置」と実際に取付座を取り付ける位置との間に主観上
の誤差がある場合等においては、手摺本体の各脚部と取
付面上に固定された各取付座との間にズレが生じ、該手
摺本体の取付状態が不安定なものとなりその信頼性が確
保できなくなるとともに、場合によっては手摺本体の取
り付けそのものが困難になるということも予想される。
【0006】そこで本願発明では、例え手摺本体に制作
上の誤差等があったとしても、これに拘わらず該手摺本
体を適正位置に確実に取り付けることができるようにし
た手摺の取付構造を提案することを目的としてなされた
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0008】本願の第1の発明では、複数の脚部1b,
1bを備えた手摺本体1の該脚部1bと、取付面Wとの
間に保護シート4を介在させた状態で固定部材5,6に
より該取付面W側に固定される取付座3とを、締結部材
2によって締結固定するようにした手摺の取付構造にお
いて、上記保護シート4を上記取付座3側に保持可能と
するとともに、上記取付面Wへの衝合面4bには接着部
材7を備えていることを特徴としている。
【0009】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる手摺の取付構造において、上記手摺本体1の脚部
1bと上記取付座3との間及び上記取付座3と上記保護
シート4との間に、これら両者の衝合面方向における位
置決めを行う第1の位置決機構X1及び第2の位置決機
構X2を設けるとともに、上記保護シート4には上記取
付面W側への取付基準となる基準部51,52を設けた
ことを特徴としている。
【0010】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0011】 本願の第1の発明にかかる手摺の取付
構造では、複数の脚部1b,1bを備えた手摺本体1の
該脚部1bと、取付面Wとの間に保護シート4を介在さ
せた状態で固定部材5,6により該取付面W側に固定さ
れる取付座3とを、締結部材2によって締結固定するよ
うにした手摺の取付構造において、上記保護シート4を
上記取付座3側に保持可能とするとともに、上記取付面
Wへの衝合面4bには接着部材7を備えている。
【0012】従って、上記各取付座3,3の位置決めに
際しては、上記手摺本体1の各脚部1b,1bのそれぞ
れに上記締結部材2によって上記取付座3を締結すると
ともに、該各取付座3,3にそれぞれ上記保護シート4
を保持させる。この状態で、上記手摺本体1を上記取付
面W側へ移動させ、上記各保護シート4,4,を該上記
取付面Wに押し付けることで、該各保護シート4,4
は、それぞれ上記接着部材7によって該取付面W側に接
着される。しかる後、上記手摺本体1を上記取付面W側
から引き離すと、上記各保護シート4,4は、上記各取
付座3,3から離脱され、上記取付面W側に接着状態の
まま保持される。
【0013】次に、上記手摺本体1側から上記各取付座
3,3を取り外し、これらをそれぞれ対応する上記各保
護シート4,4に装着し、且つこれを上記固定部材5,
6により上記取付面W側に固定する。しかる後、上記各
取付座3,3に対して上記手摺本体1の上記各脚部1
b,1bを上記締結部材2,2によって締結すること
で、上記手摺本体1は上記取付面W側に固定保持され
る。
【0014】このように、この発明にかかる手摺の取付
構造によれば、上記手摺本体1側に上記保護シート4,
4を装着した状態で、該各保護シート4,4を上記取付
面W側に接着保持させることで、上記各取付座3,3の
上記取付面W側への取付位置と、上記手摺本体1におけ
る上記各脚部1b,1bの位置とが確実に合致せしめら
れるものである。このため、例え上記手摺本体1におけ
る上記各脚部1b,1bの位置が、製作時の誤差によっ
て設計位置(即ち、仕様寸法)からズレているような場
合であっても、かかる位置ズレにも拘わらず、上記各取
付座3,3に対して上記手摺本体1の各脚部1b,1b
をそれぞれ正確に位置決めしてこれを締結することがで
き、それだけ上記手摺本体1の上記取付面W側への安定
した取付状態が確保されその使用上における信頼性が高
められる。また、従来のように、上記各取付座3,3毎
に個別にその取付位置を決定する必要がないことから、
上記手摺本体1の取付作業が容易且つ迅速となり、それ
だけ作業工数の低減による低コスト化が期待できるもの
である。
【0015】 本願の第2の発明にかかる手摺の取付
構造によれば、上記に記載の効果に加えて次のような
特有の効果が奏せられる。即ち、この発明の手摺の取付
構造によれば、上記手摺本体1の脚部1bと上記取付座
3との間及び上記取付座3と上記保護シート4との間
に、これら両者の衝合面方向における位置決めを行う第
1の位置決機構X1及び第2の位置決機構X2を設けると
ともに、上記保護シート4には上記取付面W側への取付
基準となる基準部51,52を設けているので、上記取
付面W上における上記手摺本体1の取付角度を設定する
場合には、上記各位置決機構X1,X2によって上記手摺
本体1の脚部1bと上記取付座3との間の位置決め及び
上記取付座3と上記保護シート4との間の位置決めをそ
れぞれ行った状態で、上記取付角度に対応して上記取付
面W上にけがいた方向基準線に、上記各保護シート4,
4に設けた上記基準部51,52を合わせることで、上
記手摺本体1を上記方向基準線に合致した方向に向けて
正確に取り付けることができるものであり、例えば従来
のように上記取付面W側の方向基準線への上記取付座3
の位置決め作業に作業者の主観的要素が介入する率が高
いような場合に比して、上記手摺本体1の取付精度の向
上及び取付作業の迅速化による低コスト化がさらに促進
される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかる手摺の取
付構造を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
【0017】図1には、縦壁面で構成される取付面Wに
取り付けられた手摺Zを示しており、同図において符号
1は次述する手摺本体であり、該手摺本体1は図2及び
図3に示すように、後述する締結部材2と取付座3及び
保護シート4を介して上記取付面W側に固定される。
【0018】上記手摺本体1は、図1〜図3に示すよう
に、管体を略「コ」形に屈曲させて構成されるものであ
って、直線状に延びる把持部1aと該把持部1aの左右
両端側においてそれぞれ略直角に屈曲延出する左右一対
の脚部1b,1bとを備えている。また、上記手摺本体
1の各脚部1b,1bの先端部には、径方向外方へ延出
する環状の鍔部1cがそれぞれ設けられている。さら
に、この鍔部1cの端面、即ち、上記脚部1bの先端面
1dには、図3に示すように、周方向に所定長さをもつ
湾曲溝で構成される位置決孔11,11,・・が設けら
れている。
【0019】一方、上記手摺本体1の上記各脚部1b,
1bの先端部の外側には、締結部材2が嵌装配置されて
いる。この締結部材2は、その内周面に内ネジ21を設
けるとともにその内側には上記手摺本体1の鍔部1cを
進入可能とした周壁部2aと、該周壁部2aの一端にお
いて上記鍔部1cに係止可能なる如く径方向内側へ延出
する鍔部2bとを備えている。
【0020】尚、上記手摺本体1としては、上記の如く
直状の把持部1aの両端にそれぞれ脚部1b,1bを備
えた構成のものの外に、例えば、上記把持部1aがL形
あるいは湾曲形のものとか、上記脚部1bが2個以上設
けられているもの等、種々形態のものに適用し得ること
は勿論である。
【0021】上記取付座3は、図2及び図3に示すよう
に、所定厚さの円盤体で構成されるものであって、その
外周面3cには、上記締結部材2の内ネジ21に螺合す
る外ネジ31が設けられている。また、この取付座3
は、その中心部にボルト穴32を、その外周寄り位置に
は周方向に等間隔で複数のビス穴33,33,・・を、
それぞれ貫設している。このボルト穴32とビス穴33
のうち、該ボルト穴32には取付ボルト5が、ビス穴3
3には取付ビス6が、それぞれ選択的に挿通される。即
ち、上記取付面Wがコンクリート面である場合には上記
ボルト穴32に挿通される上記取付ボルト5によって上
記取付座3を上記取付面Wに固定する一方、上記取付面
Wが木製等の軟質材である場合には上記各ビス穴33,
33,・・にそれぞれ挿通される上記各取付ビス6,
6,・・によって上記取付座3を上記取付面Wに固定す
るものである。
【0022】さらに、上記取付座3の表面3a(即ち、
上記手摺本体1の脚部1bに対向する面)には、周方向
に等間隔で突片状の位置決突起34が複数個(この実施
形態では四個)突設されている。この各位置決突起3
4,34,・・は、図3に示すように、該表面3aが上
記手摺本体1の脚部1bの先端面1dに所定寸法以内に
近接した状態において、該脚部1bの先端面1dに設け
た上記各位置決孔11,11,・・に係入して該脚部1
bと該取付座3との周方向における位置決めを行うもの
である(この実施形態においては、上記位置決孔11と
上記位置決突起34とで特許請求の範囲中の「位置決機
構X1」が構成される)。尚、この実施形態において
は、上記取付座3の上記各位置決突起34,34,・・
が上記手摺本体1側の上記各位置決孔11,11,・・
に係入した状態において、該各位置決突起34,34,
・・を上記取付座3の中心を通って対角状に結ぶ二本の
対角線の何れか一方が上記手摺本体1の上記把持部1a
の軸方向と略平行となるように、上記取付座3と上記手
摺本体1との間における相対位置が設定されている。
【0023】また、上記取付座3の裏面3b(即ち、上
記取付面Wに対向する面)には、図3に示すように、位
置決穴35が設けられている。
【0024】上記保護シート4は、適宜の樹脂材(望ま
しくは、透明あるいは半透明の樹脂材)によって一体成
形されたものであって、上記締結部材2の外径よりも僅
かに大きな直径の薄円盤体でなる本体部41と、該本体
部41の周縁に立設された周壁部42とを備えている。
また、上記本体部41の中心部には、上記取付座3の上
記ボルト穴32内に嵌入可能な径寸法をもつ筒部43が
突設されるとともに、該筒部43の基端側周面には、そ
の軸方向に延びる複数本の突条46,46,・・が設け
られており、上記筒部43を上記取付座3のボルト穴3
2に嵌挿させたとき、上記各突条46,46,・・が上
記ボルト穴32の内周面に弾圧嵌入してこれら両者間に
作用する接触抵抗によって上記保護シート4が上記取付
座3側に保持され得るようになっている。
【0025】また、上記保護シート4の上記筒部43の
近傍位置には、突片状の位置決突起47が設けられてい
る。この位置決突起47は、図3に示すように、上記取
付座3の裏面3b側に上記保護シート4の本体部41が
当接した状態において、該取付座3の裏面3bに設けた
上記位置決穴35に係入して該取付座3と保護シート4
との周方向の位置決めを行うものである(この実施形態
においては、上記位置決穴35と位置決突起47とで特
許請求の範囲中の「位置決機構X2」が構成されてい
る)。そして、上記位置決突起47が上記取付座3の位
置決穴35に係入してこれら両者の位置決めがされた状
態において、該取付座3側の上記各ビス穴33,33,
・・に対応する上記本体部41上の位置には、ビス穴4
4,44,・・が設けられている。
【0026】さらに、上記保護シート4の裏面4b(即
ち、上記本体部41の裏面41bであって上記取付面W
に対する衝合面となる面)には、両面テープで構成され
る接着部材7が貼設されており、該接着部材7の表面に
貼着された剥離紙(図示省略)を剥がすことで、上記保
護シート4は上記接着部材7によって上記取付面W側に
接着保持され得るようになっている。
【0027】また、上記保護シート4の本体部41の裏
面41bから上記周壁部42の外周面に跨がって、直交
方向に延びる二本の直線で構成される基準部51,52
が設けられている。この各基準部51,52の上記保護
シート4の周方向における形成位置は、該保護シート4
が上記位置決機構X2によって位置決めされた状態にお
いて、該各基準部51,52と上記取付座3側の上記対
角線(図示省略)とが合致するように設定されている。
【0028】続いて、以上のように構成された手摺Zの
上記取付面Wへの取付手順について説明する。
【0029】第1の取付手順 第1の取付手順は、主として、手摺本体1の取り扱いが
比較的容易な構成のもの、例えば図1に示したように、
該手摺本体1の把持部1aが直状で且つ脚部1bの数が
少ないとか、脚部1b,1b相互間の間隔が比較的短い
ような構成であるものの取り付けに好適に手順である。
【0030】第1の取付手順においては、図4に示すよ
うに、先ず、上記取付面W上に手摺本体1の取付基準と
なる横基準線L1及び縦基準線L2をけがく。尚、この場
合、横基準線L1は床面形態によって異なり、例えば上
記取付面Wが水平な廊下に対応する壁面である場合には
略水平の直線とされ、該取付面Wが階段あるいはスロー
プに対応する壁面である場合には水平から適宜傾斜した
直線とされる。また、上記縦基準線L2は、上記手摺本
体1の一方の端部の基準となるものであって、一方の脚
部1bに対応する位置に一本だけ設ければ良く、従来の
ように各脚部1b,92,・・毎に設けるような必要は
ない。
【0031】次に、上記手摺本体1の各脚部1b,1b
のそれぞれに上記締結部材2によって上記取付座3を締
結するとともに、該取付座3には上記保護シート4を装
着する。この状態で、上記手摺本体1を上記取付面W側
へ移動させ、上記各脚部1b,1bの先端に装着された
上記各保護シート4,4を共に上記取付面Wに押し付け
る(図1を参照)。この場合、図4に示すように、上記
縦基準線L2側に位置する脚部1bに装着された保護シ
ート4は、その第1基準部51が上記横基準線L1に、
第2基準部52が上記縦基準線L2にそれぞれ合致する
ように位置決めし、また他方の脚部1bに装着された上
記保護シート4はその第1基準部51が上記横基準線L
1に合致するように位置決めする。
【0032】尚、これら各保護シート4,4の位置決め
時には、該保護シート4の本体部41は上記取付座3等
によって覆われているため、上記第1基準部51及び第
2基準部52の位置確認は、該保護シート4の周壁部4
2部分において行うことになる。また、この実施形態の
ものにおいては、上述のように、上記手摺本体1の脚部
1bに上記取付座3及び保護シート4を装着した状態に
おいては、上記位置決機構X1及び位置決機構X2によっ
て、該手摺本体1と取付座3及び保護シート4の三者間
の相対位置が決定されているので、上記手摺本体1の各
脚部1b,1bのうち、その一方側のみ位置決めすれば
他方側は自動的に位置決めされる。従って、上記横基準
線L1は、上記縦基準線L2と同様に、一方の脚部1bに
対応する部分だけに局部的に設けても良い。
【0033】しかる後、上記手摺本体1を上記取付面W
側から引き離すと、上記各保護シート4,4はその裏面
側に設けられた上記接着部材7によって上記取付面W側
に接着保持されているので、上記取付座3から離脱して
上記取付面W側に残される(図4に示す状態。但し、取
付ボルト5は未だ取り付けられていない)。
【0034】次に、取付面Wに接着保持された上記保護
シート4の上記筒部43にドリルを通して上記取付面W
にボルト孔を明けるとともに、該ボルト孔の奥部にカー
ル(図示省略)を埋没配置する。
【0035】次に、上記手摺本体1側から上記取付座3
を取り外し、これを上記保護シート4に再度装着する。
そして、上記取付座3の上記ボルト穴32に座金8を介
して上記取付ボルト5を嵌挿し、且つこれを螺回して上
記カールにネジ込み、該取付座3を、上記取付面Wとの
間に上記保護シート4を介在させた状態で、該取付面W
側に固定する。
【0036】このようにして上記取付面W側に固定され
た各取付座3,3に対して、上記手摺本体1の各脚部1
b,1bの先端面1dを当接させ、この状態で上記締結
部材2を上記取付座3に螺着する。この締結部材2の螺
着によって、図3に示すように、上記手摺本体1の脚部
1bは、その鍔部1cが上記締結部材2の周壁部2aと
上記取付座3との間で挟着されることで、該取付座3を
介して上記取付面W側に固定される。以上で上記手摺本
体1の上記取付面W側への取り付けが完了する。
【0037】第2の取付手順 第2の取付手順は、主として、手摺本体1の取り扱いが
比較的容易でない構成のもの、例えば、手摺本体1の全
長が長く且つ上記脚部1bの数が多い構成とか、手摺本
体1がL形に屈曲した形態を有する構成等、各脚部1b
を同時に取付面Wに押し付けて位置決めすることが比較
的困難であるよう場合に好適な取付手順である。尚、こ
こでは、説明の便宜上、図5に示すような直状形態の手
摺本体1を例にとって説明する。
【0038】第2の取付手順においては、図5に示すよ
うに、先ず、上記取付面W上に手摺本体1の取付基準と
なる横基準線L1及び縦基準線L2をけがく。尚、この場
合、上記横基準線L1の方向と長さは、上記第1の取付
手順と同様に、適宜選択されるものである。
【0039】次に、上記手摺本体1の各脚部1b,1b
のうち、基準側の脚部1b(即ち、上記横基準線L1
縦基準線L2の交点に対応して設置される側の脚部1
b)に対応する上記保護シート4を該脚部1b側から取
り外す。そして、この保護シート4を、その第1基準部
51と第2基準部52とを上記上記各基準線L1,L2
それぞれ合致させた状態に位置決めして上記取付面W側
に押し付け、上記接着部材7によってこれを該取付面W
側に接着保持させる。尚、この場合は、上記保護シート
4を単体状態で上記取付面W側に押し当てるものである
ことから、該保護シート4が透明あるいは半透明であれ
ば、上記第1基準部51及び第2基準部52は上記本体
部41部分においても確認できるので、これらと上記各
基準線L1,L2との位置合わせが容易となる。
【0040】しかる後、上記取付面Wに接着保持された
上記保護シート4の上記筒部43にドリルを通して上記
取付面Wにボルト孔を明けるとともに、該ボルト孔の奥
部にカールを埋没配置する。
【0041】次に、上記手摺本体1の一方の脚部1b側
から上記取付座3を取り外し、これを上記保護シート4
に再度装着する。そして、上記取付座3の上記ボルト穴
32に座金8を介して上記取付ボルト5を嵌挿し、且つ
これを螺回して上記カールにネジ込み、該取付座3を上
記取付面Wとの間に上記保護シート4を介在させた状態
で該取付面W側に固定する。
【0042】次に、上記手摺本体1を上記取付面W側に
移動させて、上記一方の脚部1bを上記取付面W側に固
定された上記取付座3に対して上記締結部材2で締結す
る。この場合、この一方の脚部1b側の締結状態を緩み
状態とし、該一方の脚部1b側を中心として他方の脚部
1b側を上下方向に揺動させ得るようにしておく。
【0043】この状態で、上記手摺本体1を適宜揺動さ
せて上記他方の脚部1b側に装着された上記保護シート
4を上記取付面W側に位置決めして押し付け、これを上
記接着部材7により該取付面W側に接着保持させる。こ
の場合、この他方の脚部1bに対応する上記保護シート
4は、上記横基準線L1に基づく位置決めが行われる
が、上記第1の取付手順において説明したように、上記
一方の脚部1b側における上記各位置決機構X1,X2
作用によって他方の脚部1b側の位置決めも自動的に行
われ得ることから、この他方の脚部1b側の保護シート
4の位置決めは必ずしも行う必要はない。
【0044】次に、上記一方の脚部1b側においては上
記締結部材2を緩めて上記取付座3側から離脱させると
ともに、上記他方の脚部1b側においてはこれを上記取
付面W側から引き離して上記保護シート4のみを上記取
付面W側に残す。しかる後、この他方の脚部1b側から
上記取付座3を取り外し、これを上記取付面W側に残さ
れた上記保護シート4に装着し且つこれを上記取付ボル
ト5によって上記取付面W側に固定する。尚、この取付
座3の取付面W側への固定作業は、上記一方の脚部1b
に対応する上記取付座3の固定作業と同様であるため、
ここでの説明は省略する。
【0045】このようにして、上記各取付座3,3の取
付面W側への固定が完了すると、次に上記手摺本体1を
上記取付面W側に移動させてその各脚部1b,1bをそ
れぞれ上記締結部材2によって上記各取付座3,3に締
結固定する。以上で、上記手摺本体1の上記取付面W側
への取り付けが完了する。
【0046】尚、この第2の取付手順を用いてL形の手
摺本体1を取り付ける場合には、その屈曲点の近傍に位
置する脚部1bを最初に固定し、この脚部1bを基準と
して他の脚部1b,1bの固定を行うのが好適である。
【0047】その他 ここで、上記保護シート4の変形例及び該保護シート4
に設けられる上記各基準部51,52の変形例について
説明する。
【0048】図6に示すものは、上記保護シート4の本
体部41の表面41a上に設けた直溝と該直溝の端部に
連続して上記周壁部42に設けた切欠とによって、略直
交する第1基準部51と第2基準部52とを構成したも
のである。この保護シート4においては、上記各基準部
51,52を、上記本体部41の上方側及び上記周壁部
42の側方側の双方から確認できることから、該保護シ
ート4を透明あるいは半透明素材で構成することは必ず
しも必要ではない。また、この保護シート4は、上記第
1の取付手順においても第2の取付手順においても使用
することができるものである。尚、上記直溝を上記本体
部41の裏面側に設ける場合には、上記保護シート4を
透明あるいは半透明とすることが必要である。
【0049】図7に示すものは、上記保護シート4の周
壁部42に外方へ突出する突条を該周壁部42の周方向
に90°の角度をもって四個形成してこれらを上記各基
準部51,52としたものである。尚、この図7に示す
保護シート4の変形例として、上記各基準部51,52
を上記周壁部42の内周面に形成したもの、上記各基準
部51,52を上記周壁部42の外周面又は内周面に設
けた凹条で構成したもの、等が考えられる。
【0050】図8に示すものは、上記保護シート4を上
記本体部41のみで構成するとともに、該本体部41の
外周縁部分に、短い直溝を該本体部41の周方向に90
°の角度をもって四個形成してこれらを上記各基準部5
1,52としたものである。
【0051】図9に示すものは、上記保護シート4を上
記本体部41のみで構成し且つ該本体部41の外周縁部
分に短い直溝を該本体部41の周方向に90°の角度を
もって四個形成してこれらを上記各基準部51,52と
するとともに、上記各ビス穴44,44,・・を筒状に
形成し、これを上記取付座3の上記各ビス穴33,3
3,・・に嵌入させることで該保護シート4と取付座3
との位置決めと該保護シート4の取付座3側への保持作
用とをより確実ならしめたものである。
【0052】尚、上記説明においては、上記保護シート
4に二つの基準部51,52を設けているが、本願発明
はかかる構成に限定されるものではなく、これら各基準
部51,52のうち何れか一方のみ設けることもできる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる取付構造が適用して取り付け
られた手摺の斜視図である。
【図2】図1に示した手摺の取付部分の構造を示す分解
斜視図である。
【図3】図1に示した手摺の取付部分の取付状態におけ
る断面図である。
【図4】図1に示した手摺の取付手順説明図である。
【図5】図1に示した手摺の取付手順説明図である。
【図6】図2に示した保護シートの他の構造例を示す斜
視図である。
【図7】図2に示した保護シートの他の構造例を示す斜
視図である。
【図8】図2に示した保護シートの他の構造例を示す斜
視図である。
【図9】図2に示した保護シートの他の構造例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1は手摺本体、2は締結部材、3は取付座、4は保護シ
ート、5は取付ボルト、6は取付ビス、7は接着部材、
8は座金、11は位置決孔、21は内ネジ、31は外ネ
ジ、32はボルト穴、33はビス穴3、34は位置決突
起、35は位置決穴、41は本体部、42は周壁部、4
3は筒部、44はビス穴、46は突条、47は位置決突
起、51は第1基準部、52は第2基準部、L1は横基
準線、L2は縦基準線、Wは取付面、X1及びX2は位置
決機構、Zは手摺である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の脚部(1b),(1b)を備えた
    手摺本体(1)の該脚部(1b)と、取付面(W)との
    間に保護シート(4)を介在させた状態で固定部材
    (5,6)により該取付面(W)側に固定される取付座
    (3)とを、締結部材(2)によって締結固定するよう
    にした手摺の取付構造であって、 上記保護シート(4)は、上記取付座(3)側に保持可
    能とされるとともに、上記取付面(W)への衝合面(4
    b)には接着部材(7)が備えられていることを特徴と
    する手摺の取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記手摺本体(1)の脚部(1b)と上記取付座(3)
    との間及び上記取付座(3)と上記保護シート(4)と
    の間には、これら両者の衝合面方向における位置決めを
    行う第1の位置決機構(X1)及び第2の位置決機構
    (X2)が設けられているとともに、 上記保護シート(4)には上記取付面(W)側への取付
    基準となる基準部(51),(52)が設けられている
    ことを特徴とする手摺の取付構造。
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