JP2001073234A - コーミング装置のトップコーマ - Google Patents
コーミング装置のトップコーマInfo
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- JP2001073234A JP2001073234A JP2000221195A JP2000221195A JP2001073234A JP 2001073234 A JP2001073234 A JP 2001073234A JP 2000221195 A JP2000221195 A JP 2000221195A JP 2000221195 A JP2000221195 A JP 2000221195A JP 2001073234 A JP2001073234 A JP 2001073234A
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- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01G—PRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
- D01G19/00—Combing machines
- D01G19/06—Details
- D01G19/10—Construction, mounting, or operating features of combing elements
Abstract
定された複数の歯が設けられており、互いに隣り合った
2つの歯の間に自由な貫通開口が設けられている形式の
コーミング装置のトップコーマを改良して、歯に短い繊
維が堆積するのを防止するようなトップコーマの歯を形
成する。 【解決手段】 歯2がその長手方向Lで見て、異なって
形成された少なくとも2つの区分A1,A2を有してお
り、前記歯2の脚部領域5に延在する区分A2が、該脚
部領域における不純物特に繊維の付着を防止するように
形成されている。
Description
ップコーマであって、間隔をおいて相並んで配置されて
支持部材に固定された複数の歯が設けられており、互い
に隣り合った2つの歯の間に自由な貫通開口が設けられ
ている形式のものに関する。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第19531605号明
細書および欧州特許第351443号明細書および欧州
出願公開第557698号明細書に基づき公知である。
ニッパユニットに対するトップコーマの対応配置は例え
ば欧州特許出願公開第619389号明細書に記載され
ている。
明細書に記載されたようなコーミング装置では、ニッパ
が最も前方の開放位置に位置しているとコーミングされ
た繊維タフトの剥離過程が行われるようになっている。
ニッパは引き続くデタッチングローラのクランプ点に対
して最も小さな間隔を有している。ニッパから突出した
コーミングされるラップ端部は、この位置でデタッチン
グローラから逆転運動によって戻り搬送された繊維フリ
ース端部に載置され、次いで前進運動が開始することに
よってデタッチングローラのクランプ点に移送される。
これにより両端部の重なり合いもしくは接合が生ぜしめ
られる。さらにデタッチングローラの前進運動によっ
て、タフトもしくはニッパユニットによって引き留めら
れなかった繊維が取り除かれる。デタッチングローラ間
のクランプ点に向かう繊維材料縁部の搬送過程中かつ実
際の剥離過程中、ラップ端部はニッパユニットに固定さ
れたトップコーマの針もしくは歯の間に到達する。デタ
ッチングローラによって引き出された繊維はトップコー
マの針ストライプを介して引き抜かれ、この場合特に繊
維塊(ネップ)、切り屑、その他の不純部材が引き留め
られる。繊維をトップコーマを介して引き抜く間、特に
短い繊維(約2mmまでの長さ)がトップコーマの歯の
脚部の周りに巻掛けられこの位置で帯状体が各歯の周り
に形成される。歯に付着され得る繊維は主としていわゆ
る「浮遊繊維」であり、これらの繊維は、繊維材料をト
ップコーマガーニチュアを介して引き抜く間、設けられ
たクランプ線(デタッチングローラまたはフィードロー
ラ)によってもはや保持されない。引き続く刺込みサイ
クルによって帯状体は歯脚部の方向に向かって移動させ
られそこで硬化させられる。この帯状体は再びこの領域
において不純物の堆積を助長させ、その他にコーミング
作業のために必要な自由な貫通領域を小さくする。この
ような堆積物を除外しかつトップコーマの機能を正常に
保つために特別なクリーニング装置が設けられている。
これらのクリーニング装置は空圧式の手段または機械的
な手段でトップコーマの連続的なまたは非連続的なクリ
ーニングを行う。このようなクリーニング装置は例えば
欧州特許第351443号明細書、欧州特許第5317
40号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公告第232
0200号明細書およびドイツ連邦共和国特許出願公開
第3815896号明細書に基づき公知である。
ングするための特別な装置は、部分的に高価でありかつ
それ自体汚れに対して敏感である装置を必要とする。
短い繊維が歯に堆積するのを十分に防止するようなトッ
プコーマの歯を提供することである。
ために本発明の構成では、歯がその長手方向で見て、異
なって形成された少なくとも2つの区分を有しており、
前記歯の脚部領域に延在する区分が、該脚部領域におけ
る不純物特に繊維の付着を防止するように形成されてい
るようにした。
ング作業に最適に適合されるように歯の第1区分を形成
することができる。歯の脚部領域に繋がる別の歯区分
を、この領域に特に繊維帯状体が堆積しないように構成
することができる。このような形式で形成された歯を例
えば押抜き部材として製造することができ、この押し抜
き部材を次いで先端領域において型押し成形することが
できる。「歯の長手方向」はここでは歯先端部から歯脚
部にまで延び、繊維材料の搬送方向に対して直交する方
向をさしている。特に前述した後側の歯フランク構成お
よび第2の歯区分における歯脚部幅の適当な構成によっ
て、コーミング過程の間コーミングされるラップを完全
にコーミングガーニチュアに引き込むことと、短い繊維
が歯の脚部領域に付着するのを防止することとが保証さ
れる。
込みは、一方で第1区分の後側の歯フランクの前述した
角度位置によって促進され、他方で歯脚部における適当
な歯幅に関連した、第2区分の後側の歯フランクの傾斜
位置が、歯に巻きかかった繊維帯状部の剥離を引き起こ
す。歯脚部の方向に向かって繊維帯状体が移動する場
合、この繊維帯状体は歯幅の拡径および後側の歯フラン
クの適当な角度位置に基づいて剥離され、自動的に下方
に向かって落下するかまたは次いで行われるコーミング
過程において通り抜けていく繊維材料によって連行され
排除される。
3mmより大きく形成されるようになっている。短い繊
維は約12mmまでの長さを有している。歯脚部の適当
な幅を選択することによって歯脚部の周りに短い繊維に
よる閉鎖された帯状体が形成されないように保証されて
いる。これにより第1区分に場合によっては形成される
繊維帯状体が、拡径された歯脚部の方向に移動した際に
自動的に剥離され排除されるようになる。
長さは搬送方向に直交する方向で見て第2区分よりも大
きく構成されている。これにより歯長さの大部分は実際
のコーミング作業のために提供され、他方で残りの部分
は「クリーニング作業」を行うために十分である。有利
には第1区分の長さは第2区分の長さの2倍である。
形成することができる。対応して適合された形によっ
て、トップコーマを引き続くデタッチングローラのクラ
ンプ線にできるだけ近づけて対応配置することが可能で
ある。後側の歯フランクを円弧状に形成する構成も考え
られ得る。
存在する歯幅は搬送方向に直交する方向で見て第2区分
の端部にまで拡大する。これにより、特にこの繊維帯状
体が拡径された歯脚部の方向に向かって移動させられる
際に、第1区分に形成された繊維帯状体の剥離が助成さ
れる。
な搬送方向からの繊維の変向がコーミングガーニチュア
を通り抜ける間行なわれるように構成することができ
る。これによりコーミング効果を高めることができる。
繊維を直線的な搬送方向から変向できるように、歯の第
1区分に型押し成形部を設けることができる。このよう
な型押し成形部を、クリーニングするための付加的な空
気ガイド部を装着するために働かせることもできる(例
えばドイツ連邦共和国特許第3937899号明細書参
照)。または搬送方向で見て、歯の間の繊維ガイドに影
響を与えるように、歯横断面形状を適当に構成すること
も考えられる。このことは同様にコーミング効果の強化
にも影響している(例えばドイツ連邦共和国特許出願公
開第3146006号明細書参照)。
本発明の実施形態を詳説する。
の前方部分が示されていて、下方のニッパナイフ10と
上方のニッパナイフ11とが部分的に示されている。こ
のニッパにはフィードローラ12が回転可能に支承され
ており、このフィードローラ12はラップWを断続的に
供給するまたは搬送するために設けられている。ニッパ
ユニットの下方にはコーミングセグメント16を有する
コーミングシリンダ15が回転可能に支承されている。
ニッパ下方部分19にはトップコーマ1が固定されてい
る(図示せず)。このような固定手段は欧州特許出願公
開第354456号明細書の例を参照としている。トッ
プコーマ1は支持部材3を有しており、この支持部材は
プレート3の形で図示されている。この支持部材3には
複数の歯2が平行な間隔を置いて相並んで固定されてい
る。これらの互いに隣り合って位置する歯2の間の貫通
開口Dは、歯2の端部に取り付けられたスペーサ20に
よって形成される(図3)。
第557698号明細書にも示されている。ドイツ連邦
共和国特許出願公開第19631605号明細書に記載
されているように歯自体に型押し成形部を設けることも
また可能である(後で1例を示す)。
クランプ線KLを形成するデタッチングローラ対18が
回転可能に支承されている。剥離過程および接合過程
(Loetung)はすでに上述したので、ここで詳しくは説
明しない。
る。この際、歯2は歯の先端部4から見て、長さL1を
有する第1区分A1を有している。この第1区分A1は
搬送方向Fに対して鈍角αをなして傾けられている後側
の歯フランク6を有している。つまり後側の歯フランク
6は歯2の第1の区分A1において搬送方向Fに傾けら
れている。この区分A1における後側の歯フランク6に
接続する、歯脚部5に至るまで延びる第2区分A2の歯
フランク6は長さL2を有しかつ搬送方向Fに対して鋭
角βを成して傾けられているように構成されている。第
1区分A1から第2区分A2への移行部では歯幅は第2
区分A2の脚部領域5における歯幅B2よりも小さい幅
B1を有している。この際、繊維ループもしくは繊維帯
状体を開繊するために、歯幅B1は第2区分A2の脚部
領域5に至るまで常に拡大されている。しかしまた歯幅
B1が段階的に広がっている構成も考えられる。図3か
ら分かるように、個々の歯(針であってもよい)2は互
いに平行な間隔をおいて取り付けられていて、スペーサ
20を用いて、繊維材料Wを開繊するための自由な貫通
開口Dを形成している。繊維材料Wへの歯2の刺込みを
促進するために、歯2の第1区分A1は歯先端部に向か
って円錐形状に延びていて、これにより貫通開口Dは歯
先端部4の領域でより大きくなる。これによって歯先端
部4の領域における不純物の付着も減少する。概略的に
示したように、歯2は支持部材3に溶接されているかま
たは接着されている。歯2を平行な間隔をおいて固定す
るために、特にトップコーマ1の製造中にスペーサ20
が設けられる。
されている。これによりトップコーマ1を引き続くデタ
ッチングローラ対18のクランプ線KLにできるだけ近
づけて配置することが可能である。これによってフィー
ドローラ12のクランプ線KSとデタッチングローラ対
18のクランプ線KLとの間の間隔をもわずかに保つこ
とができる。
異なる形状で構成することも考えられる。加工しようと
する繊維材料Wの公知である縁部における繊維問題を考
慮するために、特に縁部領域において歯2を様々に形成
することができる。
願公開第19736582号明細書に示唆されている。
またはドイツ連邦共和国特許出願公開第1953160
5号明細書の図2に記載してあるように歯を多列式に形
成することも考えられ得る。また歯2が異なる区分A
1,A2を2つより多く有していてもよい。
形が示されており、前側の歯フランク8は直線的なエッ
ジで構成されている。後側の歯フランク6には図2の実
施例に示したように各区分A1,A2において、搬送方
向Fに対して角度αもしくはβをなして傾けられた各直
線が設けられている。これらの歯2の第1区分A1には
型押し成形部22が設けられており、この型押し成形部
22はA−A線に沿って断面され幾分拡大した図5に示
されている。これらの型押し成形部22は繊維を直線的
な搬送方向Fから変向させるために働き、その結果、コ
ーミング効果が高められるようになる。歯の間の中間ス
ペースに付加的に空気を吹き出すための空気ガイドを可
能にするためにこのような型押し成形部22を歯脚部領
域にまで延在させることもできる。
った歯の断面図が示されている。後側の歯フランク6の
厚さが前側の歯フランク8の厚さよりも薄く形成されて
いる。図7には図6に基づく変化実施例が示されてい
る。この場合歯クランク6,8の厚さの割合は図6とは
逆に形成されている。適用例に応じて一方のまたは他方
の構成を用いるのが最適なコーミング作業のために有利
である。図8にはさらに別の変化実施例がA−A線に沿
った断面図で示されている。この場合に歯は少なくとも
第1区分A1において搬送方向Fに対して角度γを成す
ように傾けられて配置されている。この構成によっても
コーミング作用は高められる。
るだけで付加的なクリーニング装置を組み込む必要なく
トップコーマをクリーンに保つことができる。しかしま
た歯を適当に形成することによって、存在するクリーニ
ング装置の効果を助成することもできる。
な側面図である。
拡大図である。
る。
歯先端部、 5 脚部領域、 6,8 歯フランク、
9 ニッパ下方部分、 10,11 ニッパナイフ、
12 フィードローラ、 15 コーミングシリンダ、
16 コーミングセグメント、 18 デタッチング
ローラ対、 20 スペーサ、 22型押し成形部、
A1,A2 区分、 B1,B2 幅、 F 搬送方
向、 L1,L2 長さ、 KL,KS クランプ位
置、 W ラップ(繊維材料)、α,β 角度
Claims (9)
- 【請求項1】 コーミング装置のトップコーマであっ
て、間隔をおいて相並んで配置されて支持部材(3)に
固定された複数の歯(2)が設けられており、互いに隣
り合った2つの歯の間に自由な貫通開口(D)が設けら
れている形式のものにおいて、 歯(2)がその長手方向(L)で見て、異なって形成さ
れた少なくとも2つの区分(A1,A2)を有してお
り、前記歯(2)の脚部領域(5)に延在する区分(A
2)が、該脚部領域における不純物特に繊維の付着を防
止するように形成されていることを特徴とする、コーミ
ング装置のトップコーマ。 - 【請求項2】 刃先端部(4)から出発する、歯(2)
の第1の区分(A1)が、トップコーマ(1)に導通さ
れる繊維材料(W)の搬送方向(F)に関連して、後側
の歯フランク(6)を有しており、該後側の歯フランク
(6)が少なくとも部分的に前記搬送方向(F)に傾け
られており、前記第1区分(A1)に続く第2区分(A
2)の歯フランク(6)が少なくとも部分的に搬送方向
(F)とは逆に傾けられており、搬送方向(F)に対し
て直交する方向で見て、第1区分(A1)から第2区分
(A2)への移行部における歯(2)の幅(B1)が、
反対側に位置する第2区分(A2)の端部(5)の幅
(B2)より少なくとも20%だけ小さく構成されてい
る、請求項1記載のトップコーマ。 - 【請求項3】 歯脚部領域(5)における第2区分(A
2)の幅(B2)が2mmより大きく形成されている、
請求項1または2記載のトップコーマ。 - 【請求項4】 前記歯(2)の長手方向(L)で見て歯
(2)の第1区分(A1)の長さ(L1)が、第2区分
(A2)の長さ(L2)よりも大きく形成されている、
請求項1から3までのいずれか1項記載のトップコー
マ。 - 【請求項5】 前記第1区分(A1)の長さ(L1)が
前記第2区分(A2)の長さ(L2)の少なくとも2倍
である、請求項4記載のトップコーマ。 - 【請求項6】 前記歯(2)の歯フランク(6,8)が
円弧状および/または直線状に形成されている、請求項
1から5までのいずれか1項記載のトップコーマ。 - 【請求項7】 搬送方向(F)に対して直交する方向で
見て、第1区分から第2区分への移行部における歯幅
(B1)が、第2区分(A2)の端部(5)に向かって
増大するように形成されている、請求項1から6までの
いずれか1項記載のトップコーマ。 - 【請求項8】 歯(2)が少なくとも第1区分(A1)
において、繊維が歯(2)の間を通り抜ける際に少なく
とも部分的に直線的な搬送方向(F)から変向されるよ
うに方向付けられているかまたは成形されている、請求
項1から7までのいずれか1項記載のトップコーマ。 - 【請求項9】 前記歯(2)に型押し成形部(22)が
設けられている、請求項8記載のトップコーマ。
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