JPH02221422A - ウール及び綿等用コーマのコームシリンダ付属品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ガードル状物を呈し、且つ、コームシリンダ
にその軸方向に並べて取り付けられる鋸歯状部材を備え
た、ウール及び綿等用コーマのコームシリンダ付属品に
関する。

［従来の技術］ ウール及び綿等用コーマのコームシリンダ付属品は、針
を備えているか、または代案として最近では、鋸歯状針
金又は型打加工部材を備えている。

従来一般に用いられていた針付属品の場合、バラバラの
針がガードル状物上へ半田付けされていた。針は、設置
凹板内にセットされ、針先が揃えられ、ガードル状物上
へ半田を用いて固定される。

各ガードル状物の針は、一定の密度でセットされる。密
度とは、この場合、縦方向における針先間隔を意味して
いる。一般に、第１針列は、１１につき４本の針がセッ
トされている。つまり、針先の縦方向における間隔は２
．５鯖である。第２のガードル状物の場合、梳く方向に
見て１　ｃｍにつき６本の針が縦方向に配置されている
。針先間隔は、従って、ガードル状物毎に小さくなって
いる。例えば、最終針列においては、ｌ　ｃｍにつき３
２本の針がセットされている。この配列により、ウール
又は綿繊維を痛めずに梳くことができる。また、この技
術により、房状繊維中のきょう雑物等が取り除かれる。

一分間当たりの梳きの動きの点でコーマを改善するに伴
い、並びに、梳毛の供給量を増大するに伴い、繊細な針
先への負担が増大し過ぎる結果、鋸歯状付属品へと移行
して行った。この付属品は、通常、継ぎ目の無い針金ス
クレーパから作られている。針金スクレーパ上の個々の
歯は、製造方法に因り相互に同一構造となっている。こ
の針金スクレーパから一定の長さ部分がカットされ、コ
ームシリンダに対応して弓形に湾曲され、コームシリン
ダの縦方向に並置してコームシリンダ上に取り付けられ
る。縦方向、つまりコームシリンダ回転軸に対し平行方
向にふける針間隔は、使用される針金スクレーパの厚さ
により決まる。この付属品は、針付属品に比して、寿命
が著しく長くなると言う利点を有している。この種の付
属品の欠点は、前方の第１針列から後方の最終針列に到
るまで針間隔が均等である結果、第１針列の繊維への噛
み込みが繊維の十分な保護の下に行われないと言う点を
甘受しなければならないことにある。なぜならば、その
密度において、縦方向の針先間隔をいずれにせよ良好に
梳けるような状態に形成しなければならないからである
。これは、繊維の裂けを促し、房状繊維を最適に梳くこ
とができない結果をもたらす。

改善案として、付属品を部分に分割する方法が知られて
いるが、その場合、ガードル状物の縦方向において針間
隔は部分毎に梳き方向とは反対に後方へ向けて減少して
いる。これにより、１ｃｍにつき４本の針を備えた針付
属品の針密度は得られな・い。なぜならば、針金スクレ
ーパを十分に薄く製造することができないからである。

０Ｈ−Ｇｌ　８４３０５６２には、類似概念に基づく付
属品が示されているが、鋸歯状付属品は、個々の独立し
た鋸歯状型打加工部材から形成されており、ガードル状
物の形の該型打加工部材は、並置され、統合されている
。この鋸歯状押型加工部材の歯が房状繊維中へ進入する
状態を改善する為に、押型加工部材の個々の歯は、歯の
高さ、押型加工部材内の歯先間隔及び側面の噛み合い角
が梳き方向に対して減少するように、異なった構造をし
ていることが、印刷物により知られている。これにより
、噛み合い状態が著しく改善されたが、針付属品の場合
のように好都合な噛み込み状態にすることは出来ない。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明の目的は、高い梳き性を有すると共に、できる限
り良好に房状繊維中へ噛み込むようなコームシリンダ用
付属品を提供することにある。

［課題解決手段及びその作用効果］ この課題は、ガードル状物の鋸歯状部材が、鋸歯状部材
毎に異なった歯数を備えている本発明により解決された
。これは、歯密度が、梳く方向の最前列の歯から後方へ
向けて高くなることにより可能であり、その結果、繊維
の裂けを回避しながら、優しく繊維を保護した噛み込み
と、高い梳き性を得るに十分な歯先密度とを組み合わせ
ることが可能になった。

これは、ガードル状物の鋸歯状部材が、同一基本形状と
なっており、梳く方向に見て前端側に異なった数の歯を
有していることにより実現された。

換言すれば、備わっている異なった数の歯は、各鋸歯状
部材の全長に渡って歯が均等に配分されることにより実
現されるのではなく、前に位置している歯のある数が省
かれている結果、この領域に平坦な連続した基部が残っ
ていることにより実現される。

ガードル状物の歯は、各ｍ枚の鋸歯状部材が周期的に繰
り返すように配分されている。これは、各最前歯が後続
の例えばＶ形状の均一な周期的構造と共に形成されてい
ることを意味している。

特に、最大歯数ｎを有する鋸歯状部材に隣接した周期内
には、波数ｎ−１の鋸歯状部材が、またこれに隣接した
周期内には波数ｎ−２の鋸歯状部材が、以下同様に配置
されている。これにより、梳く方向に見て前に位置して
いる歯列の歯先密度が後方へ向けて増大する。その際、
当然のことながら、隣接した鋸歯状部材の歯数に見られ
る差異は、ｌよりも大きいか、又は前方から後方へ向け
て段階的に変化している。

固有の梳きに対して課された課題に適合した歯間隔を調
整する為に、個々の鋸歯状部材間にスペーサが配置され
ることは好都合である。

各鋸歯状部材の前記基本形状は、既知の方法で、この鋸
歯状部材の歯の高さ、歯間隔及び側面の噛み込み角度が
、後方へ向けて減少するような構造になっている。好都
合な基本形状の組合せは、特に著しい梳き性の結果をも
たらす。

［実施例］ 以下、図面に基づいて本発明に係るコームシリンダ付属
品の良好な実施例を詳細に説明する。

第１図に示す鋸歯状押型加工部材ｌは、すべて同一基本
形状となっている。つまり、それは、基部２と複数個の
歯３とを有しており、歯３は、梳く方向（矢印４）に見
て、押型加工部材ｌの前端５側はど比較的高い歯高さＨ
と、比較的大きな歯間隔りとを有する構造になっている
。

様々な押型加工部材ｌは、歯数ｎの押型加工部材ＩＡを
基準とし、各々の最前に位置する歯３が省かれているこ
とにより区別され、押型加工部材ＩＢは歯数ｎ−１，押
型加工部材ｔＣは歯数ｎ−２、押型加工部材ＩＤは歯数
ｎ−３、押型加工部材ＩＥは歯数ｎ−４となっている。

実施例において、第３図に部分的に示すガードル状物６
は、これら５つの異なった押型加工部材が、取り付けら
れるべきコームシリングの回転軸と平行方向に並置され
る。最大歯数を有する押型加工部材ＩＡに対し１つづつ
減少した歯数を有する押型加工部材１が最小歯数を有す
る押型加工部材ＩＥに至るまで配置し、次に、再び、最
大歯数の押型加工部材ＩＡに至るまで１つづつ増加した
命数の押型加工部材を並べたものである。各ｍ枚の押型
加工部材からなる周期的な繰り返し構成となっており、
本実施例においては、ｍ＝８である。

第６図に、このように並置された列から生じた歯の配置
が示されている。ここで、第２図の断面図に示す押型加
工部材１は、厚さＳを有している。

第１歯先列（１，Ｓｐ、）では、列内において隣接して
いる歯３は５Ｘ１６０間隔を有し、第２列目（２，Ｓｐ
、）ではＳＸ８の間隔を有し、第３列目（３，Ｓｐ、）
では、ＳＸ４の間隔を有し、第４列目（４，Ｓｐ、）で
はＳｘ２の間隔を有し、第５列目（５，Ｓｐ、）並びに
後続の全ての列では、押型加工部材１の厚さに等しい間
隔Ｓを有している。このように配置形成されたガードル
状物６は、その前端５において、独立した歯３がＶ字状
に突出し、また、後方へ向けて歯先密度が増大している
。弓形橋状物を備えたこのようなガードル状物は、房状
繊維内へ繊維を痛めることなく噛み込む。梳き屑のパー
セントは、この無理のない梳きにより、実験が示してい
るようにほぼ目標値に近づいた。特に、この形態により
、後続のコーマセグメントを更に細かい構造にすること
が可能となり、その結果、房状繊維に対する実質的にき
れいな梳きが可能となったことは重要である。

第７図に示す実施形態では、基本的な構造は上記のもの
に類似しているが、横断面幅Ｓ１を有する第４．５図に
示すスペーサ７が個々の鋸歯状押型加工部材１間に挿入
されている点で異なる。

鋸歯状押型加工部材１は、例えば０．３ｍの横断面幅で
ある。この寸法は、ウール又は綿の挿入量に応じて定め
られ、このスペーサ７により更に多くのバリエーション
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はガードル状物を構成する、互いに独立して連続
並置されている異なった歯数の鋸歯状押型加工部材を示
す図。 第２図は第１図の鋸歯状押型加工部材のＡ−Ａ線断面図
。 第３図は並置されている第１図の押型加工部材を示す、
ガードル状物の部分斜視図。 第４図はスペーサの平面図。 第５図は第４図のＢ−Ｂｉｔ断面図。 第６図はガードル状物における歯先配置を示す平面図。 第７図はスペーサを用いた他の実施形態を示す、第６図
に対応した平面図である。 図中、 １ＳＡ−Ｅは鋸歯状押型加工部材 ２は基部 ３は歯 ５は前端 ６はガードル状物 代理人　　弁理士　松　本　眞　吉 第２図 第３図 第４図 第 図 １ｌ−− 朱 を 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）、ガードル状を呈し、且つ、コームシリンダにその
   軸方向へ並べて取り付けられる複数個の鋸歯状部材を備
   えた、ウール及び綿等の繊維束をくしけするためのコー
   ムシリンダ付属品において、該ガードル状物（６）は、
   該鋸歯状部材（１）毎に異なった数の歯（３）を有する
   該鋸歯状部材（１）が配置されていることを特徴とする
   、ウール及び綿等用コーマのコームシリンダ付属品。 ２）、前記ガードル状物（６）の前記鋸歯状部材（１）
   は、同一基本形状を呈しており、梳く方向（矢印４）に
   見て前端（５）側に、異なった数の歯（３）が備わって
   いることを特徴とする請求項１記載のコームシリンダ付
   属品。 ３）、前記ガードル状物（６）の前記歯は、各々ｍ個の
   鋸歯状部材（１）毎に周期的に繰り返すように配分され
   ていることを特徴とする請求項２記載のコームシリンダ
   付属品。 ４）、前記周期内で、最大歯数ｎを有する鋸歯状部材（
   １Ａ）に隣接して、歯数ｎ−１の鋸歯状部材（１Ｂ、１
   Ｃ、１Ｄ、１Ｅ）が配置され、該鋸歯状部材に隣接して
   、歯（３）数ｎ−２の鋸歯状部材が配置され、以下同様
   に配置されていることを特徴とする請求項３記載のコー
   ムシリンダ付属品。 ５）、３枚のスペーサ（７）の各々が前記鋸歯状部材（
   １）間に配置されていることを特徴とする請求項１記載
   のコームシリンダ付属品。 ６）、前記各々の独立した鋸歯状部材（１）は、前記歯
   の高さ（Ｈ）及び前記歯（３）の間隔（Ｄ）が梳く方向
   （矢印４）に見て後方へ向けて減少していることを特徴
   とする請求項２記載のコームシリンダ付属品。