JP2001073054A - 電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウム圧延箔及びその製造方法 - Google Patents

電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウム圧延箔及びその製造方法

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JP2001073054A JP25176699A JP25176699A JP2001073054A JP 2001073054 A JP2001073054 A JP 2001073054A JP 25176699 A JP25176699 A JP 25176699A JP 25176699 A JP25176699 A JP 25176699A JP 2001073054 A JP2001073054 A JP 2001073054A
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昭弘 山口
Kaneshige Yamamoto
兼滋 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度と延性に優れた電解コンデンサ陽極低圧
用アルミニウム圧延箔を提供する。 【解決手段】 この電解コンデンサ陽極低圧用アルミニ
ウム圧延箔は、一定の方位を持つ結晶組織aが多数を占
め圧延方向に平行に延びる帯状部Aと、結晶組織aの方
位とは異なる方位を持つ結晶組織bが多数を占め圧延方
向に平行に延びる帯状部Bとが、交互に隣接して配され
てなる。帯状部A及びBの幅は、50〜1000μmで
ある。なお、圧延箔のアルミニウム純度は、99.95
重量%以上である。このような圧延箔は、以下の製造方
法により製造することができる。即ち、アルミニウム純
度が99.95重量%の鋳塊に、均熱化処理を処理を施
した後、熱間圧延開始温度500℃以上、熱間圧延終了
温度250℃以下、熱間圧延時間10分以下として熱間
圧延を施す。次に、圧下率95%以上で冷間圧延を施
す。所望により、その後最終焼鈍を施しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に強度の優れた
電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウム圧延箔及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電解コンデンサ低圧用陽極箔
は、アルミニウム圧延箔に交流エッチング処理を施し、
圧延箔表面に海綿状の微細な孔(エッチングピット)を
多数形成するという方法によって製造されている。海綿
状のエッチングピットを形成するのは、圧延箔の表面積
を拡大させ、静電容量を向上させるためである。従っ
て、海綿状のエッチングピットは、圧延箔表面に均一
に、しかも圧延箔の厚さ方向に深く形成させれば、より
静電容量が向上することとなる。
【0003】しかし、海綿状のエッチングピットを、あ
まり深く形成させすぎると、得られる陽極箔の引張強度
が低下するということがあった。即ち、陽極箔の厚さ方
向において、実質的な芯部分が少なくなって、引張強度
が低下するのである。引張強度が低下すると、陽極箔を
電解液を含浸させた紙と共に巻回して、電解コンデンサ
に組み込む際、陽極箔が破断してしまい、電解コンデン
サを効率的に生産しにくくなる。
【0004】このため、圧延箔の厚さ方向において、エ
ッチングピットが形成される部分は両表面から1/3程
度の厚さとし、残りの1/3程度は芯部分としてエッチ
ングピットを形成させないようにして、エッチングする
ことが行われている。それでもなお、部分的にエッチン
グが厚さ方向に進行することがあり、この部分が強度低
下の引き起こすということがあった。このようなことか
ら、圧延箔の表面層の元素組成を内部層とは異ならしめ
て、表面層のみが均一にエッチングされるように工夫さ
れた電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウム圧延箔が提
案されている(特開平9−129513号公報、特開平
8−3673号公報)。また、圧延箔自体の元素組成を
工夫することによって、強度の向上を図ることも提案さ
れている(特開平8−148387号公報、特開平7−
278712号公報、特開平7−192977号公
報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等も、強度の
優れた電解コンデンサ低圧用陽極箔を得るために、種々
研究を重ねていたところ、上記した従来技術とは全く異
なった手段で、高強度の陽極箔が得られることを見出し
た。即ち、圧延箔の表面層の元素組成や、圧延箔自体の
元素組成に特に工夫を施すのではなく、圧延箔中の結晶
組織の状態に工夫を施すことにより、高強度の陽極箔が
得られることを見出したのである。本発明は、このよう
な知見に基づいてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、アルミ
ニウム純度が99.95重量%以上の圧延箔であって、
一定の方位を持つ結晶組織aが多数を占め圧延方向に平
行に延びる帯状部Aと、該結晶組織aの方位とは異なる
方位を持つ結晶組織bが多数を占め圧延方向に平行に延
びる帯状部Bとが、交互に隣接して配されており、該帯
状部A及び該帯状部Bの幅は、50〜1000μmであ
ることを特徴とする電解コンデンサ陽極低圧用アルミニ
ウム圧延箔及びその製造方法に関するものである。
【0007】本発明に係る電解コンデンサ陽極低圧用ア
ルミニウム圧延箔のアルミニウム純度は、99.95重
量%以上である。アルミニウム純度が99.95重量%
未満になると、析出する不純物が多くなりすぎて、海綿
状エッチングピットの成長が阻害され、高静電容量の電
解コンデンサ低圧用陽極箔が得られないので、好ましく
ない。
【0008】本発明に係る電解コンデンサ陽極低圧用ア
ルミニウム圧延箔は、図1に示すように、一定の方位を
持つ結晶組織aが多数を占め圧延方向に平行に延びる帯
状部Aと、結晶組織aの方位とは異なる方位を持つ結晶
組織bが多数を占め圧延方向に平行に延びる帯状部Bと
が存在する。図1に示した例では、黒く観察される結晶
組織aが〔112〕の方位を持ち、白く観察される結晶
組織bが〔123〕の方位を持つものである。帯状部A
では、結晶組織aが大部分を占めているが、ある程度、
他の方位を持つ結晶組織(帯状部A内で白く観察される
区域)も存在している。また、帯状部Bでも、結晶組織
bが大部分を占めているが、ある程度、他の方位を持つ
結晶組織(帯状部B内で黒く観察される区域)も存在し
ている。このように、本発明では、帯状部A及びB内
で、他の方位を持つものがある程度存在していても良い
が、帯状部AとBとで明瞭な境界を持っていれば良い。
【0009】帯状部AとBとは、圧延方向に伸びてお
り、圧延方向に直交する方向において、交互に配されて
いる。そして、帯状部A及びBの幅は、50〜1000
μmとなっている。この幅が50μm未満であると、帯
状部AとBとの境界が不明瞭となる。従って、圧延箔に
引張応力が加わったとき、転位が析出物等の欠陥部に集
中しやすくなり、破壊の起点となって、引張強度が低下
するので、好ましくない。逆に、この幅が1000μm
を超えると、圧延箔に引張応力が加わったとき、帯状部
A及びB内において転位が析出物等の欠陥部に集中しや
すくなり、破壊の起点となって、引張強度が低下するの
で、好ましくない。即ち、本発明の如く、帯状部A及び
Bの幅が50〜1000μmの範囲内であると、たと
え、転位が析出物等の欠陥部に集中しても、その集中は
帯状部A及びB内に限られるので、集中の度合いが少な
く、引張強度が低下しにくいのである。なお、帯状部A
及びBを観察する手段としては、圧延箔を陽極酸化法に
より、研磨及び腐食し、偏光下で検鏡すれば良い。これ
によって、方位の異なる箇所が異なった色で観察しうる
のである。
【0010】本発明に係る電解コンデンサ陽極低圧用ア
ルミニウム圧延箔は、例えば、以下の方法で製造するこ
とができる。即ち、アルミニウム純度が99.95重量
%のアルミニウム鋳塊に、均熱化処理、熱間圧延及び冷
間圧延を施して電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウム
圧延箔を製造する方法において、熱間圧延の開始温度を
500℃以上とし、熱間圧延の終了温度を250℃以下
とし、且つ、熱間圧延の時間を10分以下とし、更に冷
間圧延における圧下率を95%以上とすることによっ
て、得ることができる。この製造方法において重要なこ
とは、熱間圧延の条件である。即ち、熱間圧延の開始温
度を500℃以上とし、終了温度を250℃以下とし、
熱間圧延の時間を10分以内、好ましくは5分以内とす
ることである。そして、このような熱間圧延を終えたの
ち、圧下率を95%以上として冷間圧延するのである。
ここで言う圧下率とは、{〔(冷間圧延前のアルミニウ
ム板の厚さ)−(冷間圧延後のアルミニウム圧延箔の厚
さ)〕/(冷間圧延前のアルミニウム板の厚さ)}×1
00なる式で算出されるものである。このような熱間圧
延条件及び冷間圧延条件によって、帯状部A及びBが生
成する理由は定かではないが、熱間圧延終了温度が比較
的低く、且つ熱間圧延時間が比較的短いためであると考
えられる。
【0011】冷間圧延を終えたのち、そのまま、電解コ
ンデンサ陽極低圧用アルミニウム圧延箔とし、これにエ
ッチングを施して低圧用陽極箔を得ても良い。また、冷
間圧延を終えたのち、最終焼鈍を施しても良い。最終焼
鈍の条件は、従来公知の条件で良く、例えば、180〜
400℃で1〜10時間程度である。最終焼鈍すると、
上記した帯状部A及びBにおいて、再結晶が生じる。従
って、帯状部A及びBは前記した状態から再結晶組織に
変更される。しかし、この再結晶は、各々、帯状部A及
びBの範囲内で、各転位が整理されて生成するため、再
結晶粒が微細に均一に生成する結果となる。従って、最
終焼鈍して得られた電解コンデンサ陽極低圧用アルミニ
ウム圧延箔は、従来のものに比べて、高強度になる。
【0012】以上説明したように、本発明に係る電解コ
ンデンサ陽極低圧用アルミニウム圧延箔をエッチングし
て得られた低圧陽極箔は高強度であるが、その延性にも
優れている。この理由は定かではないが、帯状部A及び
B内での各々の転位が独立して動き、この動きの和が延
性となって現れるからではないかと考えられる。
【0013】
【実施例】以下、実施例に基づいて、本発明を説明する
が、本発明は実施例に限定されるものではない。本発明
は、特定の帯状部AとBとが交互に配された電解コンデ
ンサ陽極低圧用アルミニウム圧延箔は、強度に優れた低
圧用陽極箔を提供しうるとの知見に基づくものとして、
解釈されるべきである。
【0014】実施例1 アルミニウム純度が99.99重量%のアルミニウム鋳
塊に、560℃で均熱化処理を施した後、直ちに、以下
の条件で熱間圧延を施して、厚さ6mmのアルミニウム
板を得た。熱間圧延の条件は、熱間圧延開始温度を56
0℃、熱間圧延終了温度を240℃、熱間圧延時間を6
分間とした。熱間圧延終了後、圧下率を98.8%とし
て、冷間圧延を施し、厚さ0.07mmの電解コンデン
サ陽極低圧用アルミニウム圧延箔を得た。
【0015】実施例2 熱間圧延時間を3分間とした他は、実施例1と同様の方
法で電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウム圧延箔を得
た。
【0016】実施例3 熱間圧延時間を10分間とした他は、実施例1と同様の
方法で電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウム圧延箔を
得た。
【0017】実施例4 アルミニウム純度を99.95重量%とし、冷間圧延の
圧下率を96.0%とした他は、実施例1同様の方法
で、厚さ0.24mmの電解コンデンサ陽極低圧用アル
ミニウム圧延箔を得た。
【0018】比較例1 熱間圧延時間を12分間とした他は、実施例1と同様の
方法で電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウム圧延箔を
得た。
【0019】実施例5 実施例1で得られた厚さ0.07mmの電解コンデンサ
陽極低圧用アルミニウム圧延箔に、200℃で5時間の
条件で最終焼鈍を施し、軟質化された電解コンデンサ陽
極低圧用アルミニウム圧延箔を得た。
【0020】比較例2 比較例1で得られた厚さ0.07mmの電解コンデンサ
陽極低圧用アルミニウム圧延箔に、200℃で5時間の
条件で最終焼鈍を施し、軟質化された電解コンデンサ陽
極低圧用アルミニウム圧延箔を得た。
【0021】実施例6 最終焼鈍の条件を250℃で5時間とした他は、実施例
5と同様の方法で電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウ
ム圧延箔を得た。
【0022】比較例3 最終焼鈍の条件を250℃で5時間とした他は、比較例
2と同様の方法で電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウ
ム圧延箔を得た。
【0023】実施例7 最終焼鈍の条件を300℃で5時間とした他は、実施例
5と同様の方法で電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウ
ム圧延箔を得た。
【0024】比較例4 最終焼鈍の条件を300℃で5時間とした他は、比較例
2と同様の方法で電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウ
ム圧延箔を得た。
【0025】実施例8 最終焼鈍の条件を350℃で5時間とした他は、実施例
5と同様の方法で電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウ
ム圧延箔を得た。
【0026】比較例5 最終焼鈍の条件を350℃で5時間とした他は、比較例
2と同様の方法で電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウ
ム圧延箔を得た。
【0027】上記した実施例1〜8及び比較例1〜5に
係る方法で得られた電解コンデンサ陽極低圧用アルミニ
ウム圧延箔に、以下の条件で陽極酸化処理を施し、以下
の方法でその組織を観察した。そして、この結果を表1
に示した。なお、表1中の帯状部の幅は、帯状部A及び
Bの平均的な幅を記載したものである。また、※で示し
たものは、図2に示したような結晶組織を持つものであ
り、明瞭な帯状部A及びBを観察することができなかっ
たことを意味している。 〔陽極酸化処理〕:過塩素酸:エタノール=1:4の電
解研磨液(液温約5℃)を用いて、20Vで60se
c.電解研磨した後、メタノール:燐酸:フッ酸=5
0:50:3の陽極酸化処理液を用いて、19Vで15
min.陽極酸化した。 〔組織観察〕:偏光をかけて表面での光の乱反射を防止
して、顕微鏡で観察した。
【0028】また、実施例1〜8及び比較例1〜5に係
る方法で得られた電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウ
ム圧延箔を、300℃に保持した炉で3分間加熱し、そ
の強度及び延性を測定した。この加熱は、通常、エッチ
ング時に施されるものであるため、このような条件で、
強度及び延性を測定した。なお、強度及び延性の測定方
法は、以下のとおりである。即ち、各電解コンデンサ陽
極低圧用アルミニウム圧延箔から、100mm×10m
mの大きさの試料を10点採取し、各試料につき、イン
ストロン型万能試験機にて、標点間長さが50mmとな
るよう試験機の掴み部を調整し、10mm/min.の
引張速度で引張試験を行った。そして、各試料が破断し
たときの荷重から強度(kgf/mm2)を求め、また
破断したときの各試料の長さから延性(%)を求め、1
0点の平均値(X)及び標準偏差(σ)を表1に示し
た。なお、延性(%)は、〔(破断時の長さ−50)/
50〕×100なる式で算出されるものである。
【0029】
【表1】
【0030】表1の結果から明らかなように、実施例に
係る方法で得られた電解コンデンサ陽極低圧用アルミニ
ウム圧延箔は、明瞭な帯状部A及びBを持っており、比
較例に係るものに比べて、強度及び延性に優れているこ
とが分かる。
【0031】
【作用】本発明に係る電解コンデンサ陽極低圧用アルミ
ニウム圧延箔は、方位の異なる結晶組織からなる帯状部
A及びBを持っている。そして、帯状部A及びBの幅
は、50〜1000μmに設定されている。従って、ア
ルミニウム圧延箔に引張応力が加わって、転位が析出物
等の欠陥部に集中しても、その集中は帯状部A及びB内
に限られるので、集中の度合いが少なく、破断しにくく
なり、引張強度が向上する。また、帯状部A及びB内で
の各々の転位は独立して動くと考えられ、破断に至るま
での延性が向上すると考えられる。
【0032】
【発明の効果】従って、本発明に係る電解コンデンサ陽
極低圧用アルミニウム箔をエッチング処理して、低圧用
陽極箔を得た場合、この陽極箔は、電解液を含浸させた
紙と共に巻回して、電解コンデンサに組み込む際にも、
巻回しやすく且つ破断しにくい。依って、電解コンデン
サ製造の際に、不良品の発生を防止でき、効率良く電解
コンデンサが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る電解コンデンサ陽極低圧用
アルミニウム箔の表面を、陽極酸化処理して、顕微鏡で
観察した際の組織を示したものである。
【図2】比較例に係る電解コンデンサ陽極低圧用アルミ
ニウム箔の表面を、陽極酸化処理して、顕微鏡で観察し
た際の組織を示したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22F 1/00 661 C22F 1/00 661Z 682 682 685 685 694 694

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム純度が99.95重量%以
    上の圧延箔であって、一定の方位を持つ結晶組織aが多
    数を占め圧延方向に平行に延びる帯状部Aと、該結晶組
    織aの方位とは異なる方位を持つ結晶組織bが多数を占
    め圧延方向に平行に延びる帯状部Bとが、交互に隣接し
    て配されており、該帯状部A及び該帯状部Bの幅は、5
    0〜1000μmであることを特徴とする電解コンデン
    サ陽極低圧用アルミニウム圧延箔。
  2. 【請求項2】 アルミニウム純度が99.95重量%の
    アルミニウム鋳塊に、均熱化処理、熱間圧延及び冷間圧
    延を施して電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウム圧延
    箔を製造する方法において、熱間圧延の開始温度を50
    0℃以上とし、熱間圧延の終了温度を250℃以下と
    し、且つ、熱間圧延の時間を10分以下とし、更に冷間
    圧延における圧下率を95%以上とすることを特徴とす
    る電解コンデンサ陽極低圧用アルミニウム圧延箔の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 冷間圧延後に最終焼鈍を施すことを特徴
    とする請求項2記載の電解コンデンサ陽極低圧用アルミ
    ニウム圧延箔の製造方法。
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