JP2001072206A - 配合食物プラントの製品集配方法および装置 - Google Patents
配合食物プラントの製品集配方法および装置Info
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Abstract
き、しかも品質保証レベル向上、出荷作業時間短縮、製
品品質向上を達成できる配合食物プラントの製品集配方
法および装置を提供する。 【解決手段】 入荷した製品を計量しコンテナ11で受容
して随時保管し、出荷時には注文適合製品入りのコンテ
ナから製品を直に出荷用容器(出荷専用車両7)に排出
し、排出後の空になったコンテナは、随時洗浄・保管し
て、再使用するものとし、コンテナの保管に自動倉庫30
を用いる配合食物プラントの製品集配方法およびこの方
法の実施に好適な装置。
Description
料、配合食品)プラントの製品を一時保管し、この保管
した製品のなかから注文に応じて出荷する配合食物プラ
ントの製品集配方法および装置に関し、とくに、衛生管
理、品質保証、物流効率、製品品質の面で有利な、配合
食物プラントの製品集配方法および装置に関する。
ントでは、図3に一例として流れ図を示すような製造・
集配方式が採用されている。図3において、1は原料タ
ンク、2は計量機、3は混合前バッファタンク、4は混
合機、5は添加機、6は製品タンク、7は出荷専用車
両、8は熱処理前バッファタンク、9は熱処理装置、10
はドライヤクーラである。
原料(とうもろこし、大豆など)が1タンクに1種類ず
つ収納されている。製品銘柄に応じて、その銘柄の構成
原料種に対応する原料タンクを選定し、その原料タンク
から配合量相当分量の原料を切り出す。この切り出し
は、例えば原料タンク1下部に設けたスクリューコンベ
ア(図示省略)などの原料排出手段を用いて原料を排出
して計量機2に送り、計量機2の計量値が配合量相当分
量に達したら排出を停止するという方法で行う。こうし
て切り出した異種の原料を一括して混合前バッファタン
ク3に貯え、さらに混合機4で混合後添加機5で副原料
(糖蜜など)添加を行って生製品とする。さらに熱処理
を必要とするものについては、生製品を熱処理前バッフ
ァタンク8、熱処理装置9、ドライヤクーラ10に順次通
して熱処理・乾燥冷却を施し、熱処理製品とする。ここ
までが製造工程である。
工程(製品集配工程)に送られる。集配工程とは、入荷
した製品を保管し、出荷の注文に応じて該注文通りの製
品を払いだす工程である。製品の保管には製品タンク6
が使用される。製品タンク6は製品銘柄と対応づけられ
ており、製品は対応銘柄の製品タンクに充填されて保管
される。
アなどで製品タンク上方に搬送し、製品タンク内に自重
落下させる方法で行われる。出荷備蓄量を確保するた
め、製品タンクは、通常、個々は大容量(50〜100m3 程
度)に設計され、全数では少なくとも製品銘柄数に対応
させて100 個程度以上配置される。出荷に際しては、注
文内容(銘柄と量)に応じて製品タンク6から製品を、
例えば図示の計量機2を用いて、切り出し、搬送機(図
示省略)で搬送し、例えば図示の出荷専用車両7に積み
込むか、あるいは他の容器(トランスバッグ、紙袋な
ど)に詰め込む。なお、製品タンク下部には製品排出手
段として例えばスクリューコンベア(図示省略)が設置
される。
程の後工程である集配工程において、製品の一時保管に
製品タンクを用い、出荷の注文に応じて製品タンクから
製品を切り出し計量し搬送機を介して専用車両あるいは
他の容器に収容するという方法(例えば、配合飼料講座
編纂委員会編「配合飼料講座・下巻・製造編」三版(昭
和59年6月20日チクサン出版社発行)第10頁参照)が一
般に採用されている。
法には、衛生管理、品質保証、物流効率、製品品質の各
面において以下のような問題があった。 (1) 衛生管理面での問題:製品タンクでは内部の天板や
側板に結露や埃付着が生じるが、大容量で数も多いため
製品タンク内定期清掃などの衛生管理要綱はその徹底実
施がかなり難しい。また、出荷専用車両への製品積み込
みに使用する搬送機内には製品が残留するが、かかる残
留物を出荷の合間を縫って定期的に清掃除去することも
容易なことではない。
クに上方から順次供給されるから、製品タンク内の製品
は製造日時の順行順に下から上に積層するが、切り出し
た製品(出荷製品)の正確な製造日時は不明である。そ
のため、例えば出荷先の顧客から品質に異常ありとの指
摘を受けたとき、その原因を特定することが難しい。 (3) 物流効率面での問題:出荷専用車両が所定の積み込
み場所に待機した時点で製品タンクからの製品切り出し
(排出・搬送・計量)を行うため、待機から積み込みま
でにかなりの時間を要する。また、製品タンク内でブリ
ッジ現象が生じた場合にはさらに時間がかかる。
製品充填が自重落下にて行われるため、配合された複数
種の原料が嵩密度の相違により互いに分離する傾向があ
り、製品タンク高さ方向で配合率に大きなばらつきが生
じる。出荷製品は製品タンク下側から順次適量抜き取っ
た製品であるから、その製品内あるいは製品間の品質
(成分)のばらつきも大きくなる。
り込んだ病原菌とくにサルモネラによる食中毒が増加し
ていることに危機感を抱いた衛生専門家らにより「日本
鶏卵HACCP認定機構」が発足した。同機構では、産
卵鶏とその親が食べる餌を始め洗卵までのすべての製卵
過程でサルモネラの有無を調べ、サルモネラが発見され
ず、管理体制が基準を満たしていれば初めて認定証を発
行する。米航空宇宙局(NASA)の宇宙食開発から生
まれた食品衛生管理方式(HACCP;HazardAnalysis
Critical Control Point)を採用し、世界で最も厳し
いといわれている基準で検査する。(朝日新聞記事1999
年5月9日) このようにますます厳格化する衛生管理基準に対し、大
容量の製品タンクから製品切り出しを行う上記従来の集
配方法では、十分な対応をとることが容易でない。
決し、厳しい衛生管理基準に比較的容易に対応でき、し
かも品質保証レベル向上、出荷作業時間短縮、製品品質
向上を達成できる配合食物プラントの製品集配方法およ
び装置を提供することにある。
を計量しコンテナで受容して随時保管し、出荷時には注
文適合製品入りのコンテナから製品を直に出荷用容器に
排出し、排出後の空になったコンテナは、随時洗浄・保
管して、再使用するものとし、コンテナの保管に自動倉
庫を用いることを特徴とする配合食物プラントの製品集
配方法(本発明方法)である。
搬式小型容器を意味する。コンテナの容量は顧客側の最
小要求量と生産者側の最小出荷ロットとの兼ね合いで決
められるもので、本発明ではとくに限定しないが、概ね
1ton程度の製品が入る容量であればよい。なお、コン
テナは、製品の受容・排出を自重落下でなしうるものが
好ましく、それゆえ上部に製品受容口、下部に製品排出
口をそれぞれ開閉可能に備えたものが好ましい。また、
コンテナの材質は、鉄、ステンレス鋼等の金属のほかプ
ラスチック等の非金属金属も採用できるが、繰り返し使
用するため、耐久性に富むこと、製品が内面に付着しに
くいこと、内面の付着残留製品を洗浄除去しやすく洗浄
後の乾燥もさせやすいことなどを考えると、非金属より
も金属の方が好ましい。
た専用容器)、トランスバッグ、紙袋その他いかなる種
類の容器であってもよい。自動倉庫は、格納番地の充空
の別と、充の格納番地を占める保管対象物の属性とを時
系列的に記憶し、搬入時にはその入口に届けられた保管
対象物を別段の番地指定がない限り適当な空の格納番地
に自動搬入し、搬出時には指定された属性に応じてその
属性をもつ保管対象物で占有されている格納番地にアク
セスし当該保管対象物をその出口まで自動搬出する機能
を有する倉庫を意味する。本発明では、自動倉庫は埃の
入らないもの、例えば密閉型でエアコン付きのものが好
ましい。
自動倉庫と、コンテナを入荷位置から自動倉庫入口に移
送可能な入側移送ラインと、コンテナを自動倉庫出口か
ら出荷位置に移送可能な出側移送ラインと、入荷位置に
待機したコンテナに入荷製品を計量供給する計量機と、
コンテナを出荷位置から入荷位置に移送可能な入出側直
結移送ラインと、入出側直結移送ラインで移送される空
のコンテナを洗浄可能な洗浄機とを有することを特徴と
する配合食物プラントの製品集配装置(本発明装置)で
ある。
自動倉庫出口とが同一の場所にあってもよく、また、前
記自動倉庫の外部に空のコンテナの待機位置が設けら
れ、前記自動倉庫出口、前記出荷位置、前記入荷位置の
夫々とコンテナ移送ラインにより繋がれていてもよく、
また、前記自動倉庫出口から前記入荷位置へおよび/ま
たは前記出荷位置から前記自動倉庫入口へ空のコンテナ
を移送可能なバイパスラインを有していてもよい。
計量しコンテナで受容して随時保管し、出荷時には注文
適合製品入りのコンテナから製品を直に出荷用容器に排
出し、排出後の空になったコンテナは随時洗浄・保管し
て再使用するものとし、コンテナの保管に自動倉庫を用
いる。
品はコンテナ以外のものに触れることはなく、したがっ
て製品集配工程における衛生管理対象を小型で清掃(殺
菌も含む)容易なコンテナに絞ることができ、しかもこ
れを、随時洗浄・保管して再使用するものとし、その保
管には清浄な状態に保つことが容易な自動倉庫を用いる
ので、清掃困難な大容量製品タンクやコンベアが衛生管
理対象になる従来に比して、はるかに容易に衛生管理を
徹底することができ、厳しい衛生管理基準に適応した生
産体制をとることが容易となる。
受容するから出荷時の計量は必要ないし、コンテナは小
容量のため重力落下充填方法でも下側の製品にブリッジ
を生じさせるほどの重圧はかからないので製品を迅速に
排出することができる。よって、出荷作業時間が大幅に
短縮する。また、小容量のコンテナでは、製品が自重落
下する際の原料の嵩密度差による分離はほとんど起こら
ない。そのためコンテナ内およびコンテナ間での成分ば
らつきは極めて小さくなって、製品品質を均一に保つこ
とができ、かかるコンテナから排出される出荷製品の品
質も排出前の良好な均一性を受け継いだものとなる。す
なわち、製品品質が向上する。
うにしたことにより、コンテナ毎に受容製品の属性(銘
柄・製造日時・受容日時・計量実績・排出日時など)を
付してこれを格納番地と関連付けて自動倉庫に時系列的
に(過去の格納履歴の記録も含めて)記憶させることが
できるようになり、したがって、顧客からの製品不具合
指摘に即応して自動倉庫の記憶内容を調べて対応出荷製
品の製造日時等を特定することができ、製品不具合原因
の迅速な究明ならびに当該指摘への的確な対応が可能と
なる。すなわち品質保証レベルが向上する。
て、製品の入ったコンテナの個数と各コンテナ内製品の
計量実績とから在庫把握ができるので、従来の検尺棒方
式(製品タンク内に検尺棒や巻尺を挿入して内在製品の
高さ(深さ)を測る方式)に比較して、在庫量をより正
確かつ迅速に把握できるようになるという利点も生まれ
る。
種数と在庫すべき量で決定されるが、配合飼料製品の場
合、少なくとも 100(品種)×20(ton/品種)÷1(to
n/個)=2000(個)程度は必要となる。したがって自動
倉庫も2000個程度以上のコンテナを格納しうる規模のも
のが必要である。なお、在庫量に余裕をもたせたり、将
来の品種数の増加に備えるなどの目的で、コンテナ保有
数を多めにすることは、設備投資リスクが小さいので簡
単に行うことができる。
形態を示す流れ図である。図示のように、製品受容後の
コンテナ(充コンテナ)は2形態、製品排出後のコンテ
ナ(空コンテナ)は3形態のうちから状況(緊急度)に
応じて選ばれた形態で運用される。は充コンテナを保
管せず直ちに製品排出に回す形態、は充コンテナを保
管したうえで製品排出に回す形態、は空コンテナを洗
浄し保管したうえで製品受容に回す形態、は空コンテ
ナを洗浄し保管せずに製品受容に回す形態、は空コン
テナを洗浄も保管もせず直ちに製品受容に回す形態であ
る。
期的にまたはの形態で運用して洗浄を施すことが、
衛生管理の観点から望ましい。上記本発明方法の実施に
は、例えば図2に示すような、コンテナ11を複数格納す
る自動倉庫30と、コンテナ11を入荷位置から自動倉庫入
口に移送可能な入側移送ライン12と、コンテナ11を自動
倉庫出口から出荷位置に移送可能な出側移送ライン13
と、入荷位置に待機したコンテナ11に入荷製品を計量供
給する計量機2と、コンテナ11を出荷位置から入荷位置
に移送可能な入出側直結移送ライン14と、入出側直結移
送ライン14で移送される空のコンテナを洗浄可能な洗浄
機15とを有する本発明装置が好適である。
省略)を入側移送ライン12から自動倉庫30へ搬入しまた
自動倉庫30から出側移送ライン13へ搬出する搬入出共通
ライン40を備え、自動倉庫の入口と出口を共通化するこ
とも可能である。また、自動倉庫30から出荷位置を通ら
ず入荷位置へ空コンテナを供給しまた出荷後の空コンテ
ナを入荷位置を通らず自動倉庫30に搬入するバイパスラ
イン50を配設してもよく、また、自動倉庫30の外部に空
コンテナを待機させておくバッファライン60を配設して
もよい。なお、図2、図4において、図3と同一または
相当部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
せるために、入出側直結搬送ライン14を一部複線化して
その一方のライン14Bに配置するのが好ましい。洗浄機
15は、空のコンテナ内面に付着した微量の製品残留物を
除去できるものであればよく、例えば乾燥圧縮空気スプ
レーや水スプレーを吹きつけ可能なノズルを用いたノズ
ル装置が好適であり、また、水スプレー吹きつけ方式の
場合、ノズル装置に加え、コンテナに付着した水を強制
蒸発させるための手段、例えばドライヤクーラをノズル
装置出側に配置したものが好ましい。
計量をやりやすくするために計量機2の入側に計量用バ
ッファタンク20を配置するのが好ましいが、熱処理製品
用の場合は既設のドライヤクーラ10がバッファ機能をも
つため別段の計量用バッファタンクは設けなくてもよ
い。本発明装置の運転は以下のように行う。
機させ、製品受容後は充コンテナを入側移送ライン12で
自動倉庫入口に移送し、自動倉庫30に格納する一方、格
納した中から出荷注文に応じてその注文に合う充コンテ
ナを自動倉庫出口から出側移送ライン13で出荷位置に移
送して出荷専用車両7に製品排出する(図1のに対
応)。なお、入出荷間に時間的余裕がない場合には、製
品受容後に充コンテナを自動倉庫10に格納せず出荷位置
に直行させる(図1のに対応)。本発明装置にはその
ためのスルーパス機能も備わっている。
ば、出荷に余裕があるときにバッファライン60に空コン
テナを待機させておくことにより、出荷設備の故障等で
発生しがちな入荷位置での空コンテナ待ち時間を解消す
ることが可能である。製品排出後、空コンテナはこれを
入出側直結移送ライン14の複線部分のうち洗浄機15を配
置したライン(洗浄ライン14B。なお洗浄機のないライ
ンは非洗浄ライン14A)に通して洗浄あるいはさらに乾
燥した後、入荷位置に移送し、入荷があるときは製品受
容し(図1のに対応)、入荷がないときは空のまま自
動倉庫30に格納して次回の出番まで待機させる(図1の
に対応)。また、製品入荷が相次いで自動倉庫10から
の空コンテナ補給が間に合わないような場合には、臨時
の措置として製品排出後に空コンテナを非洗浄ライン14
Aに通し、洗浄せずに入荷位置に直行させる(図1の
に対応)。
ば、入荷のみの場合は自動倉庫30から、搬入出共通ライ
ン40、バイパスライン50B、入出側直結移送ライン14を
通じ空コンテナを入荷位置へ供給し、一方、入荷がなく
出荷のみの場合は充コンテナから出荷後、入出側直結移
送ライン14、バイパスライン50A、搬入出共通ライン40
を通じ、空コンテナを自動倉庫30に搬入させることも可
能である。それぞれ出荷位置、入荷位置を通らないため
サイクルタイムの短縮が可能で、能率向上が可能とな
る。
方法におけるコンテナ運用形態のすべてを網羅した製品
集配作業を遂行することができる。
て製品集配工程に係る部分を図2に示した本発明装置に
置き換えた実施例について以下の目的効果項目を調査
し、置き換え前(これを従来例とする)と比較した。こ
の比較結果を同項目に記す。なお、製品は100 品種、コ
ンテナは上下に開閉可能な製品通過口(上は受容口、下
は排出口)をもつ容量1ton のステンレス鋼製容器でそ
の保有個数は各品種につき20個(計2000個)であり、受
容・排出は製品を自重落下させて行い、自動倉庫は密閉
型エアコン付き倉庫とし、洗浄機は水スプレーノズルと
ドライヤクーラで構成した。なお、従来例の製品タンク
は製品品種毎に1本(計100 本)設けられ、鋼製で1本
の容量40ton 、高さ約11mである。
ために製品が接触する製品タンク内面およびコンベアを
定期的に洗浄する必要があり、この洗浄は集配を停止し
て行われる。2回/月の頻度で洗浄し、1回の洗浄に2
日間を要するとすれば、連続集配時間と洗浄による集配
停止時間の比は15:1程度である。これに対し、実施例
では、コンテナ洗浄中に別のコンテナで集配できるから
集配を停止する必要がなく、そのため生産性が従来例に
比べ約7%向上した。また、単位洗浄面積当たりの洗浄
コストは従来例の100 に対し実施例では60と大幅に低減
した。
ンクから切り出された出荷製品の製造日時は通常3点の
範囲で不明確であり、顧客からの品質不具合指摘に対し
各種履歴情報を遡及調査して3点以上のうちから当該指
摘製品に符合する1点を特定するのに相当の時間を要
し、対策に手間がかかっていた。これに対し、実施例で
は、各コンテナの受容・排出・格納履歴および受容時の
製品の製造日時などが自動倉庫に記憶されているから、
排出(出荷)日時をキーにして当該指摘製品の製造日時
を素早く特定することができ、その特定に要する時間は
従来例の1/10以下と格段に短縮し、顧客への迅速・的確
な応答ができるようになった。
置到着から製品積み込み完了までに要する時間):従来
例では、大容量の製品タンクからの計量切り出しと製品
タンク内ブリッジ現象による排出不具合矯正のためにか
なりの出荷作業時間を要していたが、実施例では、出荷
時の計量がないことと小容量のコンテナではブリッジ現
象が起きないことから、出荷作業時間は従来例の100 に
対し50と大幅に短縮した。図4に示した搬入出共通ライ
ン40、バイパスライン50、バッファライン60等を配設す
れば、さらなる時間短縮が可能となる。
の製品タンク内に自重落下させた際に原料の嵩密度差に
よる分離が生じたため、成分ばらつきが大きかったが、
実施例では、製品を小容量のコンテナに自重落下させた
のでかかる分離はほとんど起こらない。なお、上記実施
の形態および実施例では配合飼料プラントを例にとって
本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるもの
ではなく、その要旨が配合食品プラントも含めた配合食
物プラントに及ぶものであることはいうまでもない。
ントの製品集配工程において、厳しい衛生管理基準に有
利に対応でき、しかも品質保証レベル向上、出荷作業時
間短縮、製品品質向上を達成できるようになるという優
れた効果を奏する。また、定期棚卸しの際に、製品在庫
量のさらに正確かつ迅速な把握が可能となるという効果
もある。
れ図である。
示す流れ図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 入荷した製品を計量しコンテナで受容し
て随時保管し、出荷時には注文適合製品入りのコンテナ
から製品を直に出荷用容器に排出し、排出後の空になっ
たコンテナは、随時洗浄・保管して、再使用するものと
し、コンテナの保管に自動倉庫を用いることを特徴とす
る配合食物プラントの製品集配方法。 - 【請求項2】 コンテナを複数格納する自動倉庫と、コ
ンテナを入荷位置から自動倉庫入口に移送可能な入側移
送ラインと、コンテナを自動倉庫出口から出荷位置に移
送可能な出側移送ラインと、入荷位置に待機したコンテ
ナに入荷製品を計量供給する計量機と、コンテナを出荷
位置から入荷位置に移送可能な入出側直結移送ライン
と、入出側直結移送ラインで移送される空のコンテナを
洗浄可能な洗浄機とを有することを特徴とする配合食物
プラントの製品集配装置。 - 【請求項3】 前記自動倉庫入口と前記自動倉庫出口と
が同一の場所にあることを特徴とする請求項2記載の配
合食物プラントの製品集配装置。 - 【請求項4】 前記自動倉庫の外部に空のコンテナの待
機位置が設けられ、前記自動倉庫出口、前記出荷位置、
前記入荷位置の夫々とコンテナ移送ラインにより繋がれ
ていることを特徴とする請求項2または3に記載の配合
食物プラントの製品集配装置。 - 【請求項5】 前記自動倉庫出口から前記入荷位置へお
よび/または前記出荷位置から前記自動倉庫入口へ空の
コンテナを移送可能なバイパスラインを有することを特
徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の配合食物プラ
ントの製品集配装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000192377A JP2001072206A (ja) | 1999-06-30 | 2000-06-27 | 配合食物プラントの製品集配方法および装置 |
TW089120941A TW458933B (en) | 2000-06-27 | 2000-10-06 | Method and device for collecting and delivering product of assorted food plant |
KR1020000059441A KR20020004789A (ko) | 2000-06-27 | 2000-10-10 | 배합 음식물 플랜트의 제품 집배 방법 및 장치 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-186828 | 1999-06-30 | ||
JP18682899 | 1999-06-30 | ||
JP2000192377A JP2001072206A (ja) | 1999-06-30 | 2000-06-27 | 配合食物プラントの製品集配方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001072206A true JP2001072206A (ja) | 2001-03-21 |
Family
ID=26504003
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000192377A Pending JP2001072206A (ja) | 1999-06-30 | 2000-06-27 | 配合食物プラントの製品集配方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001072206A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007044038A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-02-22 | Natl Fedelation Of Agricult Coop Assoc | 飼料製造装置及び飼料製造方法 |
JP2020075804A (ja) * | 2018-11-09 | 2020-05-21 | 株式会社ダイフク | コンテナ搬送システム |
-
2000
- 2000-06-27 JP JP2000192377A patent/JP2001072206A/ja active Pending
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