JP3672477B2 - 穀物処理設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、穀物を荷受け処理し、荷受け処理された穀物を計量処理し、計量処理された穀物を乾燥貯留処理するための穀物処理装置を備えた穀物処理設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記構成の穀物処理設備において、従来では、前記穀物処理装置における各機器の動作を制御する制御部は夫々、単独で各部の制御作動を実行するように構成されており、各部のうちのいずれかの箇所において何らかの動作異常が発生したような場合には、その異常が発生した箇所を制御する制御部が単独で、例えば異常報知ランプ等の報知手段により異常状態が発生したことを報知する構成となっており、しかも、このような動作異常が発生している状態で穀物処理を継続することは好ましくないので、設備全体の動作を停止させるような構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成においては、動作異常が発生した場合に、その動作異常が発生した個所において単に異常が発生していることを報知するだけの構成であることから、設備の使用者は、具体的にどのような動作異常であるかを判断することは難しく、このような場合には、設備の技術内容に精通しているメンテナンス作業員に連絡して、例えば電話連絡によりメンテナンス用の作業の指示を受けながら異常内容を調べたり、あるいは、メンテナンス作業員が直接、当該穀物処理設備にまで出向いて異常内容を調べるようにする必要があった。
【0004】
しかし、電話連絡で指示を受けてメンテナンス作業を行う場合、設備の使用者は、設備の技術内容に精通しているわけではないので、異常発生の原因を特定するまでには時間がかかるおそれがある。又、メンテナンス作業員が直接、出向いていく場合には、動作異常が発生してから、メンテナンス作業が開始されるまでに長い待ち時間が生じるおそれがあり、メンテナンス作業が終了して作業を再開するまでの間に長い無駄時間が生じて作業能率を低下させてしまう不利がある。
【0005】
しかも、上記従来構成においては、動作異常が発生した場合に単に異常が発生していることを報知するだけの構成であることから、メンテナンス作業員によるメンテナンス作業を行う場合において、動作異常の具体的な原因を特定することが難しく、メンテナンス作業そのものも長い時間を要するといった不利もあったる。
【0006】
本発明はかかる点に着目してなされたものであり、その目的は、上記したような穀物処理設備において、動作異常が発生した場合に、迅速に対応をとることにより、作業が中断する無駄時間を極力短くして作業能率の低下を防止することを可能にすることにある。
【0007】
請求項1に記載の特徴構成によれば、穀物を荷受部にて荷受け処理し、荷受け処理された穀物を計量処理し、計量処理された穀物を乾燥部にて乾燥貯留処理するための穀物処理装置を備えた穀物処理設備において、前記穀物処理装置が複数の制御対象部に区分けされて、その制御対象部夫々の動作を各別に管理する複数の制御部が分散配置され、前記複数の制御部夫々に対して情報を通信可能に構成された履歴情報管理用の情報管理手段が備えられ、前記各制御部の夫々が、自己が管理する制御対象部の管理経過情報を前記履歴情報管理用の情報管理手段に通信するように構成され、前記履歴情報管理用の情報管理手段が、前記各制御部から送信される前記管理経過情報を履歴情報として蓄積記憶するとともに、メンテナンス管理用の端末装置に対して通信手段を介して前記履歴情報を通信可能に構成され、前記履歴情報管理用の情報管理手段が、前記荷受部の各装置にてどの生産者の穀物がどのように処理されているかを示す情報を前記端末装置に対して通信可能に構成されている。
【0008】
つまり、分散配置された複数の制御部により各別に管理される複数の制御対象部夫々が動作することにより穀物処理が実行されることになるが、このような穀物処理が実行されるに伴って、複数の制御対象部における動作を管理する各制御部は、自己が管理する制御対象部の管理経過情報を履歴情報管理用の情報管理手段に通信し、前記情報管理手段は各制御部から通信される情報を履歴情報として蓄積記憶するのである。前記管理経過情報としては、時間経過に伴って逐次実行する動作の内容や、通信処理のエラーや、例えば各種センサ類やアクチュエータ類等の動作異常が発生したときに、どのようなタイミングでがどの個所で異常が発生したのかについての情報等がある。
そして、前記情報管理手段が、メンテナンス管理用の端末装置に対して通信手段を介して前記履歴情報を通信することができるので、例えばメンテナンス管理用の端末装置をメンテナンス作業員の手元に設置しておくと、動作異常が発生したような場合であっても当該設備が設置されている場所にまで出向いていかなくても、自分の手元に配置されるメンテナンス管理用の端末装置にて、前記各制御部における管理経過情報についての履歴情報を確認することにより、即座に動作異常の原因を容易に特定することが可能となる。
【0009】
従って、上記したような穀物処理設備において、動作異常が発生したような場合であっても、メンテナンス作業員は、設備の使用者に対して迅速に対応策を指示することができ、無駄時間の少ない状態で正常な状態に復帰させるようにすることが可能となり、動作異常に起因して作業が中断する無駄時間を極力短くして作業能率の低下を防止することが可能となった。
【0010】
請求項2に記載の特徴構成によれば、請求項1において、前記穀物の品質を測定する品質測定手段と、前記穀物に対する識別情報が入力される情報入力手段と、前記品質測定手段における品質測定情報と前記情報入力手段にて入力された前記識別情報とを対応つけた穀物管理情報を集中管理する穀物情報管理用の情報管理手段とが備えられ、前記品質測定手段、前記情報入力手段、及び、前記穀物情報管理用の情報管理手段の夫々が、前記複数の制御部夫々に対して情報を通信可能に構成され、前記穀物管理情報に基づいて仕分けした状態で穀物を乾燥貯留処理するように構成されている。
【0011】
品質測定手段により穀物の品質が測定されるとともに、情報入力手段にて前記穀物に対する識別情報が入力される。品質測定手段における品質測定情報としては、例えば穀物の一例である玄米の場合には食味、水分、穀物における不良粒の含まれる割合いわゆる歩留り等の計測情報があり、前記情報入力手段にて入力される前記識別情報としては、生産者の識別番号や荷受日、品種名等の情報がある。
そして、このような品質測定情報及び識別情報が、前記品質測定手段や前記情報入力手段に対して互いに通信可能に構成された穀物情報管理用の情報管理手段に通信され、前記品質測定情報と前記識別情報とを対応つけた穀物管理情報が前記情報管理手段によって集中管理されることになる。
しかも、複数の制御部夫々に対して情報を通信可能に構成され、前記穀物管理情報に基づいて仕分けした状態で穀物を乾燥貯留処理するように構成されているので、前記各制御部における夫々の処理に対して穀物管理情報に基づいて適切に仕分けした状態で穀物処理状態を管理することができる。又、穀物の生産者は上記したような集中管理される状態で穀物管理情報を入手することができ、自己の生産穀物に対する総合的な評価が容易に理解できるとともに、次年度の営農管理に役立たせることも可能となる。このようにして請求項1を実施するのに好適な手段が得られる。
【0012】
請求項3に記載の特徴構成によれば、請求項1又は2において、前記履歴情報管理用の情報管理手段と、前記穀物情報管理用の情報管理手段とが、夫々各別のデータ処理装置にて構成されている。
前記各情報管理手段を1台のデータ処理装置にて構成することも可能であるが、このように構成すると、例えば、設備構成や仕様が異なると、前記穀物情報管理用の情報管理手段としては同じ構成のものを用いることができる場合であっても履歴情報管理用の情報管理手段の処理内容が異なるから、全体として、異なる仕様のものを別途用意する必要があるが、前記履歴情報管理用の情報管理手段と前記穀物情報管理用の情報管理手段とを、夫々各別のデータ処理装置にて構成するようにすると、上記したように設備構成や仕様が異なる複数の設備に適用する場合であっても、前記穀物情報管理用の情報管理手段を共通仕様のものを利用することができ、設備の兼用化によるコストの低減が可能となる。このようにして請求項1又は2を実施するのに好適な手段が得られる。
【0013】
請求項4に記載の特徴構成によれば、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記履歴情報管理用の情報管理手段が、前記複数の制御部の設備内における配置構成についての情報を記憶するように構成され、その配置構成に対応させた状態で前記履歴情報を前記端末装置に通信するように構成されている。
【0014】
この種の穀物処理設備は大型の設備になるので、メンテナンス作業を行う場合、設備の中のどの場所で異常が発生しているかについて予め理解していると、実際のメンテナンス作業を行い易いものとなるが、前記情報管理手段が、メンテナンス管理用の端末装置に対して通信手段を介して履歴情報を通信する場合に、前記複数の制御部の設備内における配置構成に対応させた状態で履歴情報を端末装置に通信するように構成されているので、メンテナンス作業員は、当該設備のどのような箇所にて動作異常が発生しているかをすぐに判断することができ、より迅速にメンテナンス作業に対応できることになる。このようにして請求項1〜3のいずれかを実施するのに好適な手段が得られる。
【0015】
請求項5に記載の特徴構成によれば、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記品質測定手段が、前記荷受け処理が行われる前の穀物、又は、前記荷受け処理が行われている穀物から採取した試料に基づいて前記穀物の品質を測定する荷受け穀物測定装置と、前記計量処理が行われている穀物から採取した試料に基づいて、その試料を乾燥処理した後に、前記穀物の品質を測定する自主検定装置とで構成されている。
【0016】
前記荷受け穀物測定装置は、荷受け処理が行われる前の穀物、又は、荷受け処理が行われている穀物から採取した試料に基づいて穀物の品質、例えば、穀物の食味値や水分値等を測定することになる。このように荷受け処理の途中あるいは荷受け処理の前に採取した試料により測定するので、乾燥貯留処理が開始されるまでに品質を計測することにより、時間遅れ等の少ない状態で乾燥貯留処理を適切な状態で仕分けすることが可能となる。
【0017】
又、前記自主検定装置は、前記計量処理が行われている穀物から採取した試料を乾燥処理した後に穀物の品質、例えば、穀物における不良粒の含まれる割合いわゆる歩留り等を測定することになる。この計測結果は乾燥貯留処理における仕分け用の情報として利用されるとともに、穀物の生産者にフィードバックされて今後の営農管理に利用されることになる。
【0018】
従って、上記各装置により計測される情報により、より適切な状態で仕分けした状態で乾燥貯留処理を行うことが可能になるとともに、設備の使用状況等に応じていずれの品質測定情報を用いるかを使い分けることも可能であり、請求項1〜4のいずれかを実施するのに好適な手段が得られる。
【0019】
請求項6に記載の特徴構成によれば、請求項5において、前記荷受け穀物測定装置が、前記穀物の品質として、穀物の食味を測定するように構成されている。
食味は穀物の消費者や穀物の販売者にとっても重要な情報であり、販売コストに影響する等、穀物の生産者にも重要な情報となるので、このような食味の情報により仕分けて管理することで、食味の良いものはそのまま別管理する等の適切な処理ができる。又、食味の平均化を図るべく適正な比率でブレンドさせること等も容易に行える利点がある。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る穀物処理設備について図面に基づいて説明する。
図1,図2に示すように、前記穀物処理設備は、穀物を荷受け処理し、荷受け処理された穀物を計量処理し、計量処理された穀物を乾燥貯留処理するための穀物処理装置を備えて構成されている。すなわち、納入者が投入する穀物の荷受け処理が行われる荷受け部A、穀物の乾燥処理が行われる乾燥部B、乾燥後の穀物を貯蔵する貯蔵部C、穀物の籾摺調整部D及び穀物を出荷する出荷部E等を備えて構成されている。
【0021】
前記荷受け部Aは、穀物を受け入れる受入部としての荷受けホッパー1、荷受けホッパー1からの穀物を横送りする荷受けコンベア2、穀物を揚送する粗選機用昇降機としての第1揚送コンベア3、穀物を一旦貯留する流量調整タンク4、穀物から藁屑等の異物を除去するための粗選機5、粗選機5から排出される穀物を計量する荷受け用計量機6等を夫々2組づつ備えて構成されている。
前記乾燥部Bは、荷受け部Aから供給される穀物を貯留するために、前記荷受け部Aの2組づつの構成に対応して2組づつ備えられる一時貯留用の複数の貯留ビン8と、貯留ビン8から供給される穀物を乾燥処理を行う乾燥機k等が備えられる。乾燥機は、詳述はしないが、内部に貯留される穀粒を循環移送しながらバーナにて加温された温風を穀物貯留空間を通過させる状態で通風させて、乾燥処理を行うように構成されている。
前記貯蔵部Cには、乾燥後の穀物を貯蔵する複数のサイロ9が設けられ、籾摺調整部Dには、調整タンク10、精選機11、売渡し用計量機12、籾摺調整装置13、石抜機14等が設けられ、出荷用設備Eには、出荷用調整タンク15、出荷用計量機16,17、複数の出荷用タンク18等が設けられる。
【0022】
次に、この設備において穀物を搬送するための搬送経路について説明する。
前記荷受けホッパー1から受け入れられた未乾燥の穀物は、荷受けコンベア2によって横方向に搬送されたのち、第1揚送コンベア3によって上方箇所に揚送され、流量調整タンク4にて一時貯留されて、粗選機5によって混入した藁屑等の異物を除去されたのち、前記荷受け用計量機6によって計量されることになる。
前記流量調整タンク4の機能について説明を加えれば、前記荷受け用計量機6は、いわゆるバッチ式の計量機に構成されているため、荷受け用計量機6は計量中はその内部に穀物を一時貯留する状態となる。従って、計量のために受け入れた穀物を排出しなければ次の計量を行えないことになる。そこで、前記流量調整タンク4に二個の貯留部を備えて、一方の貯留部が計量動作を行っている間に他方の貯留部に穀物を貯留させるようにすることで、先に受け入れた穀物の計量が完了していなくても、次の荷受け処理を開始できるようにして、荷受け処理の効率化を図ることができるようにしているのである。但し、荷受け量が多い場合には、前記二個の貯留部に同一受け入れ先の穀物を分配する状態で貯留させる場合もある。
【0023】
前記荷受け用計量機6から排出される計量後の穀物は、中継用昇降機としての第2揚送コンベア7によって上方に揚送され、中継コンベア19と移動コンベア20を介していずれかの貯留ビン8に貯留されることになる。この貯留ビン8の下端部には、複数の貯留ビンに共用する状態で貯留空間に送風する送風機45が設けられ、貯留ビン8の上方から内部の空気を外部に排出するための吸引式の排気ファン46が設けられている。
【0024】
前記貯留ビン8に貯留された穀物は、各貯留ビン8の下端部の排出部に各別に設けられたシャッター21を選択的に開作動させてその下端部から排出され、横送り搬送コンベア22にて搬送され、第3揚送コンベア23によって上方に揚送されて、更に、搬送コンベア24にてサイロ又は乾燥部が配置される箇所の近くまで搬送され、切り換え弁25によって乾燥機kに送るか貯蔵工程に送るかを切り換えられるようになっている。
【0025】
前記乾燥機kに送る場合には、第4揚送コンベア26によって揚送された穀物を前記乾燥機kに投入し、貯蔵工程に送る場合には、第5揚送コンベア27によって揚送して、更に、貯留ビン8に搬送するか又はサイロ9に搬送するかを切り換え弁28によって切り換える。前記乾燥機kの下端部から排出される穀物は、切り換え弁29によって再度、乾燥機kに投入されるか又は第5揚送コンベア27の始端部に戻されるかを切り換えるようになっている。
【0026】
貯蔵工程に送る場合には、上部搬送コンベア30により選択的にいずれかのサイロ9に穀物が供給される。サイロ9の下端部から排出される穀物は、切り換え弁31によって乾燥用の第4揚送コンベア26に戻すための乾燥用搬送コンベア32に排出されるか、出荷工程に搬送するための出荷用搬送コンベア33に排出されるかが切り換えられるようになっている。
【0027】
前記切り換え弁31が出荷工程に搬送するように切り換えられて、サイロ9の下端部に各別に設けられたロータリバルブが操作されることにより、出荷用コンベア33から排出される穀物は、流量調整タンク10を経由して、精選機11又は売渡し用計量機12に搬送されるようになっている。但し、精選機11から排出される穀物を売渡し用計量機12に搬送することもできるようになっている。
売渡し用計量機12で計量された穀物は、第6揚送コンベア35で揚送された後、籾摺調整装置13に搬送されるようになっている。但し、第6揚送コンベア35の終端部に切り換え弁36が設けられ、第6揚送コンベア35で揚送された穀物をサイロ9の上部の横送り搬送コンベア37からサイロ9に戻すこともできるようになっている。
【0028】
籾摺調整装置13から排出される穀物は、石抜機14を経由して第7揚送コンベア38で上方に揚送され、切り換え弁39を介して、出荷用計量機16の調整タンク15、又は、別の出荷用計量機17に搬送されるようになっている。
前記出荷用計量機17から排出される穀物は、第8揚送コンベア40で上方に揚送され、横送り搬送コンベア41を経由して、複数個の出荷タンク18の夫々に所定量毎に区分けされた状態で収納されるようになっている。出荷タンク18から排出される穀物は、出荷搬送コンベア42から、運送用のトラックの荷台等に排出されて出荷されることになる。
【0029】
この穀物処理設備においては、荷受け処理が行われる前に、穀粒の食味その他の品質情報を計測して、その計測結果に基づいて仕分けして管理する状態でその後の穀物処理を実行するようにしている。つまり、穀粒処理の対象となる穀粒から採取されたサンプル粒に対して、水分含有率やタンパク質含有率、及び食味値等の穀物の品質を測定するための品質判定装置47が備えられている。
図3に示すように、建物Gの正面の道路は、納入穀物を積載した納入者の車が整列状態で待機する待機場所に形成され、建物Gには、各納入者の穀物の処理を受け付ける受付部Uが設けられ、その受付部Uに前記品質判定装置47が設けられている。
【0030】
構成については詳述しないが、前記品質判定装置47は、その装置正面に穀物から採取されたサンプル籾が投入される投入口や上記したような受付部Uに対応するデータ入力用の操作パネルPL1が設けられ、投入されたサンプル籾(生籾)を自動で搬送しながら、ワラ屑の除去等の粗選別処理を行いインペラー式の籾摺機にて脱ぷ処理した後に、食味計F1にてサンプル籾の食味を計測するように構成されている。尚、この品質判定装置47には、上記したような各部の動作を制御するとともに、計測して得られた食味の情報を後述するように他の制御部との間で通信処理する品質判定用制御部CU1を備えて構成されている。
前記食味計F1は、周知の計測技術である分光分析に基づいて食味を計測するものであって、サンプル籾に対して光を照射して、その照射される光の籾に対する透過光やあるいは反射光の分光分析に基づいて、穀粒に含まれる成分(アミロース、たんぱく含有率等)の割合を計測して、それらの計測結果に基づいて食味値を求めるように構成されている。この食味計F1は玄米水分も同時に計測することができるようになっている。従って、この食味計F1が,荷受け処理が行われる前の穀物から採取した試料に基づいて穀物の品質を測定する荷受け穀物測定装置に対応する。
【0031】
この穀物処理設備では、納入者が穀物を投入する場合には、先ず受付部Uにて受付処理を済ませた後、投入が許可されてから、穀物を荷受けホッパー1に投入することになる。尚、納入者(生産者)は、受付部Uにて、自己の識別情報、つまり、この設備を始めて使用する場合には、新規登録として、住所、氏名、電話番号等の所定の情報を入力する。既に、使用者登録が終了しているときには、生産者識別番号(生産者ID)、例えば、自宅の電話番号や測定日時等を入力する。又、対象穀物の生産ロット番号(圃場番号等)についての情報も入力することになる。そして、この受付処理のとき、持ち込んだ穀物の中からサンプル生籾を抽出して投入口に投入する。
又、受付処理を済ませて、荷受けホッパー1への投入が可能な状態になると、荷受けホッパー1の近くに備えられた荷受け選択盤PL2にて自己の氏名が表示されてそのことを認識することができるようになっている。そして、穀物を2つの荷受けホッパー1のうちのいずれか一方に投入して、荷受け番号や穀物の品種情報等を荷受け選択盤PL1にて入力することになる。
【0032】
又、前記荷受け用計量機6にて貯留されるときに、各投入ロット毎に所定量づつサンプル籾(生籾)を自動で抽出して、このサンプル籾を所定の含水率にまで乾燥処理するテストドライヤTDと、その乾燥されたサンプル籾に基づいて穀物の精粒の割合や外観異常粒の割合等を計測する自主検定装置F2とが備えられている。この自主検定装置F2は、図6に示すように、穀物全体の中で正常粒の存在する割合である精品歩留り、穀物全体の中で屑粒の存在する割合である屑粒歩留り、穀物全体の中で高品質の良質粒の存在する割合である良質粒率、穀物全体の中で未熟粒の存在する割合である未熟粒率、穀物全体の中で虫くいによる被害粒の存在する割合である被害粒率、穀物全体の中で死米の割合である死米率、穀物全体の中で変色している着色粒が存在する割合である着色粒率、穀物全体の中で胴割れ粒が存在する割合である胴割れ粒率、及び、格付け等を計測する構成となっている。
【0033】
図4に穀物処理設備全体における穀物の移動状態、及び、各種の計測情報の概略の流れを示しており、図6に計測情報の具体例を示している。
複数の納入者(農家)により当該設備に持ち込まれる穀物は、上記した食味等の情報や水分含有率が互いに異なる場合があるが、このような品質情報を穀物から採取したサンプル籾に基づいて計測して、その計測結果に基づいて総合的に穀物の品質を評価して仕分けして、乾燥工程等の以後の処理を各計測状態に対して適切となる互いに異なる条件で処理するようになっている。図にて乾燥工程以後の穀物の流れが複数に分岐しているのは、複数の乾燥機にて同時に並行して処理するという意味では無く、このような仕分けされた状態での穀物の流れを表している。
更には、荷受け計量器6、食味計F1、自主検定装置F2等における計測情報を納入者の識別番号等と対応させた状態で管理される穀物管理情報が情報データベースとして集中管理される構成となっている。
【0034】
図5に、穀物処理設備全体における具体的な制御構成を示している。
上記したような品質判定用制御部CU1の他に、前記荷受け部Aにおける荷受けホッパー1、荷受けコンベア2、第1揚送コンベア3及び流量調整タンク4の各部における運転動作を管理するする荷受け工程制御部CU2、荷受け用計量機6における計量動作を管理するとともに、テストドライヤTDの動作等を管理する計量機制御部CU3、荷受け用計量機6における計測データ及び自主検定装置F2における計測データを逐次読み込み管理するとともに外部に通信する計測用制御部CU4、乾燥機kにおけるバーナの動作を管理するバーナ制御部CU5、サイロにおける貯蔵の状態等を管理する貯蔵用制御部CU6、上記した搬送用コンベア以外の他の各種搬送コンベアに対する動作を管理する搬送制御部CU7の各制御部が、各装置に対応するように分散配置される状態で設けられている。
【0035】
前記品質判定用制御部CU1、荷受け工程制御部CU2、計量機制御部CU3、計測用制御部CU4、貯蔵用制御部CU6の夫々が高速の通信回線LN、例えば、イーサネット通信回線を介して互いに情報を通信可能にネットワーク接続されている。
上述したような複数の制御対象部における管理経過情報を履歴情報として蓄積記憶するとともに、その履歴情報を出力可能な履歴情報管理用の情報管理手段として機能するメンテナンス用管理部CT1、及び、前記穀物管理情報を集中管理するための情報データベースを構成するデータ用管理部CT2が上記通信回線LNに通信可能に接続されている。
尚、メンテナンス用管理部CT1とデータ用管理部CT2とは、一つのデータ処理装置(パーソナルコンピュータ)にて構成されている。
【0036】
尚、図中、PL3は、上記したような穀物管理情報に基づいて、予め設定された条件に従って穀粒をどの貯留ビンに貯留させるかを選択して指令するための選択パネルであり、設備を管理する者が入力することになる。そして、その指令情報は搬送制御部CU7に入力される。
ローダアダプタRAは、搬送制御部CU7における制御プログラムを後述するようなメンテナンス処理用の外部端末装置TGからの情報により書き換えるための処理装置である。そして、各部に設けられるモデムM(変復調器)は、外部電話回線50を経由して外部端末装置TGとの間で情報を通信するためのであり、どのモデムを使用するかは切替器51により切替られた状態で外部電話回線50に接続される構成となっている。
【0037】
前記搬送制御部CU7は、前記荷受け工程制御部CU2及び計量機制御部CU3に対して個別に通信線(T−RINK)にて通信可能に接続され、テストドライヤTDと計量機制御部CU3との間、テストドライヤTDと自主検定装置F2との間、自主検定装置F2と計測用制御部CU4との間、及び、前記モデムと対応する機器との間は、夫々、個別の通信線(RS−232C)にて通信可能に接続されている。
【0038】
前記外部端末装置TGは、モニター画面を備えた表示装置と指令情報を入力するための操作パネル等を備えて構成され、設備のメンテナンスを行うためのメンテナンス作業員が待機する場所に設置されている。そして、穀物処理設備が設置される場所とは遠く離れた場所であっても、電話回線を通して接続される状態になり、情報を通信できるように構成されている。
【0039】
次に、穀物の品質情報により仕分けた状態で処理する穀物処理の流れについて説明する。
納入者が受付にて穀物から採取したサンプル籾を投入して食味計F1による計測が開始される。その後、穀物を荷受けホッパー1に投入して、穀物の搬送が開始される。尚、食味計F1による計測動作は荷受け用計量機6による計量動作が開始されるまでに終了することになる。図6に示すように、食味計F1にて計測された玄米水分、タンパク含有率、食味値、及び食味ランクの評価値等の計測情報は、計測が終了するとすぐにデータ用管理部CT2に送信される。そして、前記食味、水分等の計測情報に基づいて仕分けした状態で、選択された貯留ビン8を選択するとともに、このとき荷受け用計量機6による計量が開始される。尚、このときサンプルが抽出されて図示しない単粒水分計により籾水分が計測される。計量が終了すると、その計量情報が計測用制御部CU4を介してデータ用管理部CT2に送信される。又、図6に示すように、このとき、荷受け選択盤PL2にて入力された荷受け番号、品種の情報、籾水分の情報、乾燥仕分け用の番号である乾燥機No.の情報も合わせて送信される。又、自主検定装置F2にて計測された計測結果も合わせてデータ用管理部CT2に送信される。
【0040】
その後、貯留ビン8から穀物を排出させて乾燥機kに向けて搬送して乾燥処理が行われることになるが、このとき、データ用管理部CT2における管理情報により食味計F1にて計測された水分情報に基づいて適切な条件にて乾燥処理を行うとともに、乾燥が終了すると、データ用管理部CT2における管理情報に基づいて管理される状態で、いずれかのサイロ9に貯蔵させ、且つ、適宜、出荷処理が行われることになる。尚、この出荷処理に際して、別途入力される出荷用指示情報に基づいて、各別に管理される異なる品質の穀物を設定混合比率(ブレンド比率)で混合させた状態で出荷させるべく、データ用管理部CT2における情報に基づいてブレンド指示を与えてサイロ9から穀物の排出状態を制御することもできるようになっている。
【0041】
そして、前記各制御部は、予め設定されている制御内容に従ってホッパーに投入される穀物を上記したような手順で処理を実行するように構成されており、しかも、その動作の内容(履歴情報)をリアルタイムでメンテナンス用管理部CT1に送信するように構成されている。詳述すると、各部において穀物が存在していない非動作状態においては、設定時間(例えば、10分間)が経過する毎にそのときの動作情報をメンテナンス用管理部CT1に送信する。メンテナンス用管理部CT1では、そのデータを蓄積記憶していく。尚、穀物が搬送されてきて処理動作を実行しているときには、前記各制御部は、新たな処理動作を実行する毎に、リアルタイムでその動作情報をメンテナンス用管理部CT1に送信することになる。
【0042】
従って、メンテナンス用管理部CT1には、設備における前記各制御部にて管理される複数の制御対象部における管理経過情報が逐次、時系列的に蓄積記憶されていくことになる。前記管理経過情報としては、時間経過に伴って逐次実行する動作の内容や、通信処理のエラーや、例えば各種センサ類やアクチュエータ類等の動作異常が発生したときに、どのようなタイミングでがどの個所で異常が発生したのかについての情報等がある。
【0043】
そして、設備を稼動している途中で、何らかの動作異常が発生した場合に、メンテナンス作業員に連絡をして、メンテナンス作業員が外部端末装置TGにて各部の動作履歴を確認することにより、異常の発生原因を調べることができるようになっている。
つまり、メンテナンス用管理部CT1は、前記複数の制御部の設備内における配置構成についての情報を記憶するように構成され、その配置構成に対応させた状態で前記履歴情報を外部端末装置TGに通信するように構成されている。
【0044】
具体的に説明すると、メンテナンス用管理部CT1に備えた操作部を用いて、メンテナンス用通信の開始を指令すると、各部における各種の履歴情報を端末装置側からの指示に従って送信することになる。
例えば、図7に示すように、荷受部の各装置ににてどの生産者の穀物がどのように処理されているかを示す荷受モニター画面や、又、動作異常が発生した場合に、図8に示すように、どの箇所でどのような動作異常が発生したかを表示する異常モニター画面、及び、図9に示すように、その配置構成に対応させた状態で各装置の履歴情報をあらわす配置対応画面等を表示するように構成されている。尚、図9の画面中に付される連続番号は各種センサ類や各部の動作ランプ等の位置の情報を一覧表と対応付けて表している。
前記メンテナンス用管理部CT1は、いずれかの箇所において動作異常が発生した場合には、自動的に外部端末装置TGに向けて異常発生情報を通信するように構成され、外部端末装置TGでは常時、その情報を受信可能な状態に設けられている。
【0045】
このようにして、電話回線を通して穀物処理設備から遠く離れた箇所より、メンテナンス作業員が動作異常の内容や各部の動作内容を即座に確認することができ、動作異常に対する迅速な対策を講じることが可能となる。尚、前記メンテナンス用管理部CT1とデータ用管理部CT2、及び、ローダアダプタRA以外に、バーナ制御部CU5、貯蔵用制御部CU6の夫々に対してもモデムMを介して外部端末装置TGとの間で通信可能に構成されているが、これは、異常が発生していなくても、バーナの制御状態、つまり、乾燥条件の管理情報や、穀物のサイロでの長期間にわたる貯蔵中における穀物の温度管理等の情報をメンテナンス作業員が適宜チェックしながら、常に適正な動作状態で穀物処理が行えるように指示することができるようにしているのである。
【0046】
前記食味計F1及び前記自主検定装置F2により前記穀物の品質を測定する品質測定手段が構成され、前記操作パネルPL1、荷受け選択盤PL2、及び、選択パネルPL3により、前記穀物に対する識別情報が入力される情報入力手段が構成される。
【0047】
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
【0048】
(1)上記実施形態では、荷受け穀物測定装置としての食味計が、荷受け処理が行われる前の穀物から採取した試料に基づいて穀物の品質を測定する場合を例示したが、このような構成に限らず、荷受け処理が行われている穀物から採取した試料に基づいて穀物の品質を測定するものでもよい。例えば、投入ホッパーへの投入とほぼ同時にサンプルを採取するような構成としてもよい。
【0049】
(2)上記実施形態では、前記品質測定手段として、前記食味計F1及び前記自主検定装置F2の夫々を備えて、食味、水分等に関するデータと、歩留りに関するデータとを夫々各別に計測するようにしたが、前記食味計F1と前記自主検定装置F2のうちいずれか1つを備える構成としてもよく、あるいは、1つの装置により全てのデータを計測するようにしたり、食味、水分、歩留り等をすべて計測するものに代えて、そのうちのいずれか1つあるいは2つ以上のものだけを計測する構成としてもよい。
【0050】
(3)上記実施形態では、情報入力手段として、前記操作パネルPL1、荷受け選択盤PL2、及び、選択パネルPL3の夫々が設けられる構成としたが、このような構成に代えて、例えば、受付処理を行う前記操作パネルPL1だけを備えて、荷受けホッパーの投入順序や穀粒をどの貯留ビンに貯留させるかについての管理情報を、予め、例えば、前記データ用管理部等に設定記憶させておいて、その情報に基づいて自動で選択仕分けして処理を行うように構成してもよい。
【0051】
(4)上記実施形態では、前記履歴情報管理用の情報管理手段としてのメンテナンス用管理部と、前記穀物情報管理用の情報管理手段としてのデータ管理部とが同一のデータ処理装置にて構成されるものを例示したが、このような構成に限らず、それらを各別のデータ処理装置、例えば、複数のパーソナルコンピュータにて構成してもよい。
【0052】
(5)上記実施形態では、穀物情報管理用の情報管理手段を備えて、前記穀物管理情報を集中管理するように構成するものを例示したが、本発明は、このような情報を集中管理する管理手段を備えずに穀物を投入された順序で逐次処理をする単純な構成の処理設備においても適用できる。
【0053】
(6)上記実施形態では、前記履歴情報管理用の情報管理手段が、前記複数の制御部の設備内における配置構成についての情報を記憶するように構成され、その配置構成に対応させた状態で前記履歴情報を前記端末装置に通信する構成としたが、このような配置構成についての情報を備えていない構成であってもよい。
【0054】
(7)上記実施形態では、通信手段として外部電話回線を利用して外部端末装置に情報を通信するようにしたが、このような構成に限らず、無線式の通信手段を介して通信してもよい。
又、メンテナンス管理用の端末装置としては、外部電話回線を介して接続される外部端末装置に限らず、当該設備に付帯する装置として備えられて、前記通信回線LNに接続される状態で設けられる構成としてもよい。
【0055】
(8)上記実施形態では、各部の動作を制御する複数の制御部として、上述の7個の制御部を例示したが、このような制御構成は、穀物処理設備の仕様が異なると適宜変更されることになり、本発明は上記実施形態のような制御構成に限定されるものではない。
【0056】
(9)上記実施形態では、バーナの火力により加温した温風を循環通風させて乾燥処理を行う火力式乾燥機を設けるようにしたが、このような構成に限らず、前記貯留ビンに常温通風乾燥による乾燥機能を持たせて、この貯留ビンにて例えば半乾状態(例えば水分率17%程度)まで乾燥させて、その後、サイロにて一時貯留させて、その後、サイロと貯留ビンとの間で循環搬送させて低温除湿乾燥させるようにしてもよい。
【0057】
(10)上記実施形態では、荷受け処理において、荷受け用計量機による計量が終了した後に貯留ビンにて一時貯留するようにしたが、このような構成に限らず、計量が終了した後に、前記判別情報に基づいて管理された状態で直接、乾燥工程に移行するように処理を実行するものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】穀物処理設備の荷受け工程、乾燥工程、貯蔵工程の概略構成図
【図2】穀物処理設備の籾摺調整工程、出荷工程の概略構成図
【図3】穀物処理設備の全体概略平面図
【図4】穀物処理設備における穀物と情報の流れを示す図
【図5】穀物処理設備における制御構成を示すブロック図
【図6】穀物管理情報の具体的な流れを示す図
【図7】モニター画面の表示例を示す図
【図8】モニター画面の表示例を示す図
【図9】モニター画面の表示例を示す図
【符号の説明】
50 通信手段
CU1〜CU7 制御部
CT1 履歴情報管理用の情報管理手段
CT2 穀物情報管理用の情報管理手段
F1,F2 品質測定手段
PL1,PL2,PL3 情報入力手段
TG 端末装置

Claims (6)

  1. 穀物を荷受部にて荷受け処理し、荷受け処理された穀物を計量処理し、計量処理された穀物を乾燥部にて乾燥貯留処理するための穀物処理装置を備えた穀物処理設備であって、
    前記穀物処理装置が複数の制御対象部に区分けされて、その制御対象部夫々の動作を各別に管理する複数の制御部が分散配置され、
    前記複数の制御部夫々に対して情報を通信可能に構成された履歴情報管理用の情報管理手段が備えられ、
    前記各制御部の夫々が、自己が管理する制御対象部の管理経過情報を前記履歴情報管理用の情報管理手段に通信するように構成され、
    前記履歴情報管理用の情報管理手段が、前記各制御部から送信される前記管理経過情報を動作の履歴情報として蓄積記憶するとともに、メンテナンス管理用の端末装置に対して通信手段を介して前記履歴情報を通信可能に構成され
    前記履歴情報管理用の情報管理手段が、前記荷受部の各装置にてどの生産者の穀物がどのように処理されているかを示す情報を前記端末装置に対して通信可能に構成されている穀物処理設備。
  2. 前記穀物の品質を測定する品質測定手段と、
    前記穀物に対する識別情報が入力される情報入力手段と、
    前記品質測定手段における品質測定情報と前記情報入力手段にて入力された前記識別情報とを対応付けた穀物管理情報を集中管理する穀物情報管理用の情報管理手段とが備えられ、
    前記品質測定手段、前記情報入力手段、及び、前記穀物情報管理用の情報管理手段の夫々が、前記複数の制御部夫々に対して情報を通信可能に構成され、前記穀物管理情報に基づいて仕分けした状態で穀物を乾燥貯留処理するように構成されている請求項1記載の穀物処理設備。
  3. 前記履歴情報管理用の情報管理手段と、前記穀物情報管理用の情報管理手段とが、夫々各別のデータ処理装置にて構成されている請求項2記載の穀物処理設備。
  4. 前記履歴情報管理用の情報管理手段が、
    前記複数の制御対象部の設備内における配置構成についての情報を記憶するように構成され、その配置構成に対応させた状態で前記履歴情報を前記端末装置に通信するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の穀物処理設備。
  5. 前記品質測定手段が、
    前記荷受け処理が行われる前の穀物、又は、前記荷受け処理が行われている穀物から採取した試料に基づいて前記穀物の品質を測定する荷受け穀物測定装置と、
    前記計量処理が行われている穀物から採取した試料に基づいて、その試料を乾燥処理した後に、前記穀物の品質を測定する自主検定装置とで構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の穀物処理設備。
  6. 前記荷受け穀物測定装置が、前記穀物の品質として、穀物の食味を測定するように構成されている請求項5記載の穀物処理設備。
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