JP3463319B2 - 共同乾燥調製施設における荷受処理装置 - Google Patents
共同乾燥調製施設における荷受処理装置Info
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- JP3463319B2 JP3463319B2 JP15875893A JP15875893A JP3463319B2 JP 3463319 B2 JP3463319 B2 JP 3463319B2 JP 15875893 A JP15875893 A JP 15875893A JP 15875893 A JP15875893 A JP 15875893A JP 3463319 B2 JP3463319 B2 JP 3463319B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共同乾燥調製施設にお
ける荷受処理装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】カント
リーエレベータと呼ばれる穀物の共同乾燥調製施設が普
及しつつある。ところで、この施設は大規模で広い地域
をカバーできるため遠距離から穀物を搬送してくる場合
もしばしばである。しかしながら一挙に本乾燥処理を実
行できないため、一時貯留のための貯留ビン数の増加を
免れない。これを解消し広い範囲からの荷受を容易とす
るために、サテライト施設を中央のカントリーエレベー
タの周辺に設置し農家からの荷受穀物を半乾燥に仕上
げ、時期をみて当該中央のカントリーエレベータに搬送
する形態がある。 【0003】上記サテライト施設からの半乾燥穀物はカ
ントリーエレベータに荷受されると、直接乾燥機に投入
されて本乾燥されるべきであるが、このカントリーエレ
ベータに直接荷受された穀物の処理等との関係で、直ち
に乾燥処理を行なえない場合がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の欠点を
解消しようとし次の技術的手段を講じた。すなわち、荷
受部1、貯留ビン2,2…、乾燥機3、サイロ4、籾摺
選別部6、搬出部等を備えた共同乾燥調製施設におい
て、荷受部1は、荷受ホッパ11a〜11dから荷受籾
を受けて夾雑物を選別除去する粗選機13、計量ホッパ
単位毎に粗選後の籾を計量する荷受計量機14等を備
え、一時的に籾を受け入れて予備乾燥する後続の上記貯
留ビン2,2…に向けて籾を移送するよう構成する主荷
受部15と、この主荷受部15の荷受ホッパとは別の荷
受ホッパ17に半乾燥籾を受けて粗選機13や荷受計量
機14を経ないで乾燥機3に張込移送する副荷受部16
とで構成し、該副荷受部16の移送途中に分岐路165
を設けこの分岐路165を前記荷受計量機14からの籾
を受けて貯留ビン2,2…に供給する移送路途中に接続
してなる荷受処理装置の構成とする。 【0005】従って、生籾の場合は、主荷受部15の荷
受ホッパ11a〜11dで受け、粗選機で粗選された後
計量機による計量を経て貯留ビン2,2…に入り、ここ
で半乾燥状態とされ、後続の乾燥機3に送られて所定水
分値に乾燥される。一方、サテライト施設において計
量,予備乾燥された半乾燥籾を副荷受部16の荷受ホッ
パ17で受け、粗選機13や荷受計量機14を経ないで
直接乾燥機3に移送され乾燥処理される。このとき乾燥
機3が空いていないときには、分岐路165側に切替え
て荷受計量機後の移送途中から貯留ビン2,2へ移送さ
れ予備乾燥が行われる。 【0006】 【発明の効果】上記のように、副荷受部17への受け入
れについて、サテライト施設からの荷受籾は荷受ホッパ
17から乾燥機3に移送するため、粗選,計量の工程を
なくして籾移送の効率が図れる。また主荷受部15から
の籾乾燥で乾燥機3による乾燥 処理に余裕のないときに
は、分岐路165から主荷受部15の荷受計量機14後
の移送路側に切替えて移送し貯留ビン2,2…にて予備
乾燥を行わせることができ、乾燥機3の設置台数を抑制
できる。 【0007】 【実施例】この発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図は共同穀物乾燥調製施設の概要を示し、荷受部
1、貯留ビン2,2…、乾燥機3、サイロ4、精選部
5、籾摺選別部6、玄米搬出部7、白米搬出部8等から
なる。 【0008】このうち、荷受部1では荷受ホッパ11a
〜11dからの荷受穀物、例えば生籾が荷受コンベア1
2を介して粗選機13、荷受計量機14を通過する構成
である。これらは次の副荷受部に対し主荷受部15とす
る。副荷受部16は上記荷受ホッパ11a〜11dに併
設された荷受ホッパ17からの荷受穀物、例えば半乾燥
籾が荷受コンベアを経由して乾燥機3,3、精選部5等
に移送される構成としている。 【0009】上記主荷受部15からの穀物を受ける貯留
ビン2,2…は、複数列に併設され、夫々には通風機構
を備えて生籾を半乾状態にできる構成である。乾燥機3
は、サイロ4,4…のうち、副サイロ41,41…ある
いは41’,41’…との間で穀物循環させながら所定
含水率に穀物乾燥しうる構成である。なお、所定含水率
に乾燥された穀物は主サイロ42,42…,42’,4
2’…に移される。また、乾燥機3は適宜間隔をおいて
2基設けられ、その間には各種昇降機群を立設してな
る。 【0010】乾燥終了した穀物を受ける精選部5は、風
選機51,脱ぷ米と籾とに分離選別する精選機52,及
び整籾重量を計量する売渡し用計量機53等からなる。
また、上記脱ぷ米の排出口には脱ぷ米昇降機54を接続
し、後記の脱ぷ粒タンク78に接続される。回転選別筒
は複数段に設けられ、粗選別−精選別を行なう形態とす
る場合は、芒付き粒を選別でき脱芒機55を経由して風
選機51入り口に還元できる構成としている。 【0011】尚、上記売渡し計量機53部通過の整籾
は、精選サイロ張込エレベータ56,2方向切替弁57
を介して前記サイロ4,4…の主サイロ42’,42’
…あるいは42,42…にて貯蔵しうる構成とし、ある
いは籾摺選別部6に供給される構成としている。この籾
摺選別部6には脱ぷ風選部61と揺動選別機62とを備
えている。尚同様の装置形態からなる後記麦調製装置9
は主として麦粒の調製用として用いられるものである
が、籾を受けて上記の脱ぷ・風選、及び籾・玄米選別を
も行い得る構成としている。 【0012】玄米搬出部7は、多連の回転選別篩いを有
して玄米を良玄米と屑粒とに分ける粒選別機71、良玄
米出口には石抜き機72が設けられ、玄米計量機73を
経由して良玄米タンク76に供給可能に設けられる。上
記粒選別機71の屑米排出部は屑米タンク74に供給さ
れる構成としている。75は台秤である。 【0013】精白搬出部8は、上記良玄米タンク76の
下方にあって定量毎に精米する精米機82、白米を受け
る白米タンク83等を有する。尚、石抜き機72から良
玄米タンク76との間には昇降機84、2方向切替弁8
5を設けて、当該切替弁85の切り替わりによって良玄
米をフレコン86側に排出すべく構成している。一方こ
の途中にはバラ出荷タンク87への供給も可能に構成し
ている。 【0014】前記麦調製装置9は、脱ぷ装置91,揺動
選別装置92、及び比重選別機93等を備え、未熟麦、
異種粒等を分離選別できる構成である。正麦は良玄米タ
ンク76の一に収容される。前記副荷受部16による穀
物荷受後の移送について説明すると、中継エレベータ1
61,移送用コンベア162を経由して二方向切替弁1
63により、乾燥機張込用エレベータ31又は精選機張
込用エレベータ58に供給される構成であり、これより
乾燥機3あるいは精選部4に切替供給できるものであ
る。一方上記中継エレベータ161から移送用コンベア
162に至る途中に切替弁164を配設し、分岐路16
5を前記荷受計量機14の下方にのぞむ計量機排出コン
ベア18に接続される。尚、この計量機排出コンベア1
8は貯留ビン用エレベータ21の一に接続するものであ
る。 【0015】前記主荷受部15及び副荷受部16の各ホ
ッパ11a〜11d及び17は、内部を乾燥機3,3、
籾摺選別部6等を装備する機械室に構成し、その両側壁
をサイロ4,4によって囲い構成した施設の、一側壁を
構成する当該サイロの外側に位置して併設される。これ
らホッパを含む荷受部15,16にはサイロ途中部から
庇状に設ける屋根や入口シャッタで囲われる。 【0016】上例の作用について説明する。先ず生籾の
荷受について説明する。農家からトラック等で運ばれた
籾は主荷受部15のホッパ11a〜11dのいずれか指
定のホッパに投入される。この生籾は粗選・計量を経て
貯留ビン2,2…に移される。ここでは外気通風によっ
て半乾燥状態とされ、各ビン2,2…内穀物は乾燥の順
番を待って待機し、該当ビン2から乾燥機3に移し乾燥
処理して空の副サイロ41に移され、この副サイロ41
と乾燥機3との間を穀物循環しながら所定含水率に乾燥
されるものである。尚31は乾燥機張込用エレベータ、
32,32は乾燥機排出用エレベータである。 【0017】上記の行程によって所定の含水率に乾燥さ
れた穀物、または一旦サイロ42に貯蔵された穀物が取
り出され精選処理を受ける。精選部5の風選機51に先
に入り塵埃類が除去されると、次に精選機52に入る。
ここでは脱ぷ米が分離され整籾排出・搬送ラインから外
れて排出される。整籾は売渡し計量機53にて計量後、
主サイロ42’,42’…あるいは42,42…のいず
れかに移して貯蔵されるが、この売渡し計量機53通過
直後乃至当該貯蔵後において、籾摺選別処理等を受けて
出荷されるものであり、籾摺選別部6にて脱ぷ・選別処
理された後、玄米は粒選別機71を通過して、良玄米と
屑米とに分離される。 【0018】良玄米は更に石抜き機72にて異物排出処
理が行なわれ、精白処理して白米出荷されるか、または
良玄米のままフレコン86出荷される。一方、サテライ
ト施設において半乾燥された穀物は、トラック等による
移送が行なわれ、副荷受部16のホッパ17に投入され
る。更に該ホッパ17から中継エレベータ161,移送
用コンベア162,二方向切替弁163を経て、例えば
乾燥機3に入る。乾燥機3内での処理は前記と同様であ
る。又、二方向切替弁163を他に切替えると穀物は精
選部5に至りこれも上記と同様の処理を受ける。これら
の処理はいずれも半乾状態が標準に行なわれた場合であ
って、2基あるうちの乾燥機3,3に空きのあるときは
直接、空きのないときは一旦サイロ4に収容した後時期
をみて張り込まれるようになっている。上記半乾状態が
標準に乾いていないときは、分岐路165,計量機排出
コンベア18等を経て貯留ビン2,2に投入され、ここ
では予備乾燥が行なわれる。 【0019】逆に所定水分値まで既に乾燥仕上げられて
いる穀物は、乾燥機張込用エレベータ31出口に配設す
る切替弁の指定位置によって、直接籾摺選別部6に供給
可能になっている。10は穀物水分測定装置で、前記中
継エレベータ161途中に設けられ、バケットから溢出
する穀物を受けて一粒毎に水分測定しうる構成として、
荷受穀物を自動的乃至所定水分測定信号を受けることに
より水分測定し、前記の二方向切替弁163や164を
自動切替してもよい。
ける荷受処理装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】カント
リーエレベータと呼ばれる穀物の共同乾燥調製施設が普
及しつつある。ところで、この施設は大規模で広い地域
をカバーできるため遠距離から穀物を搬送してくる場合
もしばしばである。しかしながら一挙に本乾燥処理を実
行できないため、一時貯留のための貯留ビン数の増加を
免れない。これを解消し広い範囲からの荷受を容易とす
るために、サテライト施設を中央のカントリーエレベー
タの周辺に設置し農家からの荷受穀物を半乾燥に仕上
げ、時期をみて当該中央のカントリーエレベータに搬送
する形態がある。 【0003】上記サテライト施設からの半乾燥穀物はカ
ントリーエレベータに荷受されると、直接乾燥機に投入
されて本乾燥されるべきであるが、このカントリーエレ
ベータに直接荷受された穀物の処理等との関係で、直ち
に乾燥処理を行なえない場合がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の欠点を
解消しようとし次の技術的手段を講じた。すなわち、荷
受部1、貯留ビン2,2…、乾燥機3、サイロ4、籾摺
選別部6、搬出部等を備えた共同乾燥調製施設におい
て、荷受部1は、荷受ホッパ11a〜11dから荷受籾
を受けて夾雑物を選別除去する粗選機13、計量ホッパ
単位毎に粗選後の籾を計量する荷受計量機14等を備
え、一時的に籾を受け入れて予備乾燥する後続の上記貯
留ビン2,2…に向けて籾を移送するよう構成する主荷
受部15と、この主荷受部15の荷受ホッパとは別の荷
受ホッパ17に半乾燥籾を受けて粗選機13や荷受計量
機14を経ないで乾燥機3に張込移送する副荷受部16
とで構成し、該副荷受部16の移送途中に分岐路165
を設けこの分岐路165を前記荷受計量機14からの籾
を受けて貯留ビン2,2…に供給する移送路途中に接続
してなる荷受処理装置の構成とする。 【0005】従って、生籾の場合は、主荷受部15の荷
受ホッパ11a〜11dで受け、粗選機で粗選された後
計量機による計量を経て貯留ビン2,2…に入り、ここ
で半乾燥状態とされ、後続の乾燥機3に送られて所定水
分値に乾燥される。一方、サテライト施設において計
量,予備乾燥された半乾燥籾を副荷受部16の荷受ホッ
パ17で受け、粗選機13や荷受計量機14を経ないで
直接乾燥機3に移送され乾燥処理される。このとき乾燥
機3が空いていないときには、分岐路165側に切替え
て荷受計量機後の移送途中から貯留ビン2,2へ移送さ
れ予備乾燥が行われる。 【0006】 【発明の効果】上記のように、副荷受部17への受け入
れについて、サテライト施設からの荷受籾は荷受ホッパ
17から乾燥機3に移送するため、粗選,計量の工程を
なくして籾移送の効率が図れる。また主荷受部15から
の籾乾燥で乾燥機3による乾燥 処理に余裕のないときに
は、分岐路165から主荷受部15の荷受計量機14後
の移送路側に切替えて移送し貯留ビン2,2…にて予備
乾燥を行わせることができ、乾燥機3の設置台数を抑制
できる。 【0007】 【実施例】この発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図は共同穀物乾燥調製施設の概要を示し、荷受部
1、貯留ビン2,2…、乾燥機3、サイロ4、精選部
5、籾摺選別部6、玄米搬出部7、白米搬出部8等から
なる。 【0008】このうち、荷受部1では荷受ホッパ11a
〜11dからの荷受穀物、例えば生籾が荷受コンベア1
2を介して粗選機13、荷受計量機14を通過する構成
である。これらは次の副荷受部に対し主荷受部15とす
る。副荷受部16は上記荷受ホッパ11a〜11dに併
設された荷受ホッパ17からの荷受穀物、例えば半乾燥
籾が荷受コンベアを経由して乾燥機3,3、精選部5等
に移送される構成としている。 【0009】上記主荷受部15からの穀物を受ける貯留
ビン2,2…は、複数列に併設され、夫々には通風機構
を備えて生籾を半乾状態にできる構成である。乾燥機3
は、サイロ4,4…のうち、副サイロ41,41…ある
いは41’,41’…との間で穀物循環させながら所定
含水率に穀物乾燥しうる構成である。なお、所定含水率
に乾燥された穀物は主サイロ42,42…,42’,4
2’…に移される。また、乾燥機3は適宜間隔をおいて
2基設けられ、その間には各種昇降機群を立設してな
る。 【0010】乾燥終了した穀物を受ける精選部5は、風
選機51,脱ぷ米と籾とに分離選別する精選機52,及
び整籾重量を計量する売渡し用計量機53等からなる。
また、上記脱ぷ米の排出口には脱ぷ米昇降機54を接続
し、後記の脱ぷ粒タンク78に接続される。回転選別筒
は複数段に設けられ、粗選別−精選別を行なう形態とす
る場合は、芒付き粒を選別でき脱芒機55を経由して風
選機51入り口に還元できる構成としている。 【0011】尚、上記売渡し計量機53部通過の整籾
は、精選サイロ張込エレベータ56,2方向切替弁57
を介して前記サイロ4,4…の主サイロ42’,42’
…あるいは42,42…にて貯蔵しうる構成とし、ある
いは籾摺選別部6に供給される構成としている。この籾
摺選別部6には脱ぷ風選部61と揺動選別機62とを備
えている。尚同様の装置形態からなる後記麦調製装置9
は主として麦粒の調製用として用いられるものである
が、籾を受けて上記の脱ぷ・風選、及び籾・玄米選別を
も行い得る構成としている。 【0012】玄米搬出部7は、多連の回転選別篩いを有
して玄米を良玄米と屑粒とに分ける粒選別機71、良玄
米出口には石抜き機72が設けられ、玄米計量機73を
経由して良玄米タンク76に供給可能に設けられる。上
記粒選別機71の屑米排出部は屑米タンク74に供給さ
れる構成としている。75は台秤である。 【0013】精白搬出部8は、上記良玄米タンク76の
下方にあって定量毎に精米する精米機82、白米を受け
る白米タンク83等を有する。尚、石抜き機72から良
玄米タンク76との間には昇降機84、2方向切替弁8
5を設けて、当該切替弁85の切り替わりによって良玄
米をフレコン86側に排出すべく構成している。一方こ
の途中にはバラ出荷タンク87への供給も可能に構成し
ている。 【0014】前記麦調製装置9は、脱ぷ装置91,揺動
選別装置92、及び比重選別機93等を備え、未熟麦、
異種粒等を分離選別できる構成である。正麦は良玄米タ
ンク76の一に収容される。前記副荷受部16による穀
物荷受後の移送について説明すると、中継エレベータ1
61,移送用コンベア162を経由して二方向切替弁1
63により、乾燥機張込用エレベータ31又は精選機張
込用エレベータ58に供給される構成であり、これより
乾燥機3あるいは精選部4に切替供給できるものであ
る。一方上記中継エレベータ161から移送用コンベア
162に至る途中に切替弁164を配設し、分岐路16
5を前記荷受計量機14の下方にのぞむ計量機排出コン
ベア18に接続される。尚、この計量機排出コンベア1
8は貯留ビン用エレベータ21の一に接続するものであ
る。 【0015】前記主荷受部15及び副荷受部16の各ホ
ッパ11a〜11d及び17は、内部を乾燥機3,3、
籾摺選別部6等を装備する機械室に構成し、その両側壁
をサイロ4,4によって囲い構成した施設の、一側壁を
構成する当該サイロの外側に位置して併設される。これ
らホッパを含む荷受部15,16にはサイロ途中部から
庇状に設ける屋根や入口シャッタで囲われる。 【0016】上例の作用について説明する。先ず生籾の
荷受について説明する。農家からトラック等で運ばれた
籾は主荷受部15のホッパ11a〜11dのいずれか指
定のホッパに投入される。この生籾は粗選・計量を経て
貯留ビン2,2…に移される。ここでは外気通風によっ
て半乾燥状態とされ、各ビン2,2…内穀物は乾燥の順
番を待って待機し、該当ビン2から乾燥機3に移し乾燥
処理して空の副サイロ41に移され、この副サイロ41
と乾燥機3との間を穀物循環しながら所定含水率に乾燥
されるものである。尚31は乾燥機張込用エレベータ、
32,32は乾燥機排出用エレベータである。 【0017】上記の行程によって所定の含水率に乾燥さ
れた穀物、または一旦サイロ42に貯蔵された穀物が取
り出され精選処理を受ける。精選部5の風選機51に先
に入り塵埃類が除去されると、次に精選機52に入る。
ここでは脱ぷ米が分離され整籾排出・搬送ラインから外
れて排出される。整籾は売渡し計量機53にて計量後、
主サイロ42’,42’…あるいは42,42…のいず
れかに移して貯蔵されるが、この売渡し計量機53通過
直後乃至当該貯蔵後において、籾摺選別処理等を受けて
出荷されるものであり、籾摺選別部6にて脱ぷ・選別処
理された後、玄米は粒選別機71を通過して、良玄米と
屑米とに分離される。 【0018】良玄米は更に石抜き機72にて異物排出処
理が行なわれ、精白処理して白米出荷されるか、または
良玄米のままフレコン86出荷される。一方、サテライ
ト施設において半乾燥された穀物は、トラック等による
移送が行なわれ、副荷受部16のホッパ17に投入され
る。更に該ホッパ17から中継エレベータ161,移送
用コンベア162,二方向切替弁163を経て、例えば
乾燥機3に入る。乾燥機3内での処理は前記と同様であ
る。又、二方向切替弁163を他に切替えると穀物は精
選部5に至りこれも上記と同様の処理を受ける。これら
の処理はいずれも半乾状態が標準に行なわれた場合であ
って、2基あるうちの乾燥機3,3に空きのあるときは
直接、空きのないときは一旦サイロ4に収容した後時期
をみて張り込まれるようになっている。上記半乾状態が
標準に乾いていないときは、分岐路165,計量機排出
コンベア18等を経て貯留ビン2,2に投入され、ここ
では予備乾燥が行なわれる。 【0019】逆に所定水分値まで既に乾燥仕上げられて
いる穀物は、乾燥機張込用エレベータ31出口に配設す
る切替弁の指定位置によって、直接籾摺選別部6に供給
可能になっている。10は穀物水分測定装置で、前記中
継エレベータ161途中に設けられ、バケットから溢出
する穀物を受けて一粒毎に水分測定しうる構成として、
荷受穀物を自動的乃至所定水分測定信号を受けることに
より水分測定し、前記の二方向切替弁163や164を
自動切替してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体フロー概要図である。
【図2】全体平面図である。
【図3】斜視図である。
【符号の説明】
1 荷受部
11a〜11d 荷受ホッパ
12 荷受コンベア 13 粗選機
14 荷受計量機 15 主荷受部
16 副荷受部
161 中継エレベータ 162 移送用コンベア
163 二方向切替弁 164 切替弁
165 分岐路
17 荷受ホッパ
2,2… 貯留ビン
3,3 乾燥機
31 乾燥機張込用エレベータ
32,32 乾燥機排出用エレベータ
4 サイロ
41,41,41’,41’… 副サイロ
42,42,42’,42’… 主サイロ
5 精選部
51 風選機51 52 精選機
53 売渡し用計量機 54 脱ぷ米昇降機
55 脱芒機 56 精選サイロ張込エレベ
ータ 57 2方向切替弁 6 籾摺選別部 61 脱ぷ風選部 62 揺動選別機 7 玄米搬出部 71 粒選別機 72 石抜き機 73 玄米計量機 74 屑米タンク 75 台秤 76 良玄米タンク 8 白米搬出部 82 精米機 83 白米タンク 84 昇降機 85 2方向切替弁 86 フレコン 87 バラ出荷タンク 9 麦調製部 91 脱ぷ装置 92 揺動選別装置 93 比重選別機 10 水分測定装置
ータ 57 2方向切替弁 6 籾摺選別部 61 脱ぷ風選部 62 揺動選別機 7 玄米搬出部 71 粒選別機 72 石抜き機 73 玄米計量機 74 屑米タンク 75 台秤 76 良玄米タンク 8 白米搬出部 82 精米機 83 白米タンク 84 昇降機 85 2方向切替弁 86 フレコン 87 バラ出荷タンク 9 麦調製部 91 脱ぷ装置 92 揺動選別装置 93 比重選別機 10 水分測定装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F26B 9/06
F26B 25/00
B02B 1/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 荷受部1、貯留ビン2,2…、乾燥機
3、サイロ4、籾摺選別部6、搬出部等を備えた共同乾
燥調製施設において、荷受部1は、荷受ホッパ11a〜
11dから荷受籾を受けて夾雑物を選別除去する粗選機
13、計量ホッパ単位毎に粗選後の籾を計量する荷受計
量機14等を備え、一時的に籾を受け入れて予備乾燥す
る後続の上記貯留ビン2,2…に向けて籾を移送するよ
う構成する主荷受部15と、この主荷受部15の荷受ホ
ッパとは別の荷受ホッパ17に半乾燥籾を受けて粗選機
13や荷受計量機14を経ないで乾燥機3に張込移送す
る副荷受部16とで構成し、該副荷受部16の移送途中
に分岐路165を設けこの分岐路165を前記荷受計量
機14からの籾を受けて貯留ビン2,2…に供給する移
送路途中に接続してなる荷受処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15875893A JP3463319B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 共同乾燥調製施設における荷受処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15875893A JP3463319B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 共同乾燥調製施設における荷受処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0719737A JPH0719737A (ja) | 1995-01-20 |
JP3463319B2 true JP3463319B2 (ja) | 2003-11-05 |
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ID=15678705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15875893A Expired - Fee Related JP3463319B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 共同乾燥調製施設における荷受処理装置 |
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JP (1) | JP3463319B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP15875893A patent/JP3463319B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0719737A (ja) | 1995-01-20 |
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