JP2001072145A - 断熱容器 - Google Patents

断熱容器

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JP2001072145A
JP2001072145A JP25272399A JP25272399A JP2001072145A JP 2001072145 A JP2001072145 A JP 2001072145A JP 25272399 A JP25272399 A JP 25272399A JP 25272399 A JP25272399 A JP 25272399A JP 2001072145 A JP2001072145 A JP 2001072145A
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leg
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thermal insulating
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JP25272399A
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Masakazu Hirayama
雅一 平山
Hirobumi Yagi
博文 矢木
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Fuji Seal Inc
Original Assignee
Fuji Seal Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、例えば熱湯が注がれた容器の上縁
部及び下縁部を把持しても熱くならないようにすること
を課題とする。 【解決手段】プラスチックシートからなる容器本体3
に、断熱用の筒状のラベル9が外嵌装着されている断熱
容器において、前記容器本体3の下端部には脚部5が形
成され、該脚部5の内周側には、容器本体3の上縁部と
前記脚部5を把持した際に、前記脚部5を把持する指が
底面に接触するのを防止する逃がし凹部15が設けら
れ、しかも、前記ラベル9の下端部9bは、脚部5を把
持する指が接触する位置まで延設されていることにあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾燥食品、特に、
熱湯を注いで食することができる乾燥した即席麺等の塊
状の食品を収容したり、熱いスープやコーヒー等又は冷
凍品や冷蔵品等の低温のものを収容したりするのに最適
な断熱容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、即席麺(乾燥麺)等の即席食品
や、電子レンジで加熱する食品や、ホットコーヒーある
いは非常に冷い飲料等の容器は、火傷の危険や持ち易さ
を考慮して、容器自体に断熱の工夫が施されている。
【0003】断熱性を有する容器としては、発泡樹脂や
発泡ポリスチレンシートを成形したものがあるが、容器
の強度や耐熱性等の問題があり、電子レンジ用での使用
は困難であった。耐熱性等のある容器として、射出成形
によって外面に多数のリブを設けたものもあるが、径の
大きな丼型の容器では成形型や成形効率によるコスト高
のため実用的でなかった。
【0004】そのため、例えば、図5に示す如く、プラ
スチックシートを真空成形または圧空成形等の熱シート
成形により容器本体30を成形し、発泡シート等を積層
した断熱用の筒状ラベル31を外嵌装着したものが一部
で使用されている。この例では、容器本体30の周壁3
0aには、プラスチックシートを屈曲させることにより
リブ(図示省略)が形成され、筒状ラベル31を介して
リブを把持することができるため、容器本体30の周壁
30a部分は断熱効果が高められている。また、筒状ラ
ベル31の下端部は、容器本体30の周壁30a部分に
位置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の容器は、熱
湯を容器本体30内に注いで、食品を食すべく周壁部分
を把持する場合には、上記の如く断熱工夫されているた
め熱くはないが、容器本体30が例えば、丼等のように
比較的浅く径の大きい形態の容器にあっては、図5に示
す如く親指35で容器本体30の上縁部30bを、人指
し指36で容器本体30の下縁部30cを把持する場合
がある。
【0006】かかる場合には、容器本体30の上縁部3
0bは、熱湯が直接接触していないことから、熱く感じ
ることはないが、前記下縁部30cには、前記ラベル3
1が位置しておらず、しかも、容器本体30の下面は略
平面であるため、飲食者は、人指し指36が下縁部30
cを含む下面に接触することとなり、熱く感じる。
【0007】尚、容器本体30の下端周縁部30cに
は、若干の上げ底により環状の脚部37が形成されたも
のがあるが、かかる脚部37は、突出量が小さい(脚部
は接地することを目的として設計されており、指で把持
する場合を考慮して設計されていない)ため、指先部分
が容易に底面に接触してしまい、熱さを防止できるもの
ではなかった。
【0008】そこで、本発明は上記問題を解決すべくな
されたもので、例えば熱湯が注がれた容器の上縁部及び
下縁部を把持しても熱くならないようにすることを課題
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべく断熱容器としてなされたものであり、本発明に
係る断熱容器としての特徴は、プラスチックシートから
なる容器本体3に、断熱用の筒状のラベル9が外嵌装着
されている断熱容器において、前記容器本体3の下端部
には脚部5が形成され、該脚部5の内周側には、容器本
体3の上縁部と前記脚部5を把持した際に、前記脚部5
を把持する指が底面に接触するのを防止する逃がし凹部
15が設けられ、しかも、前記ラベル9の下端部9b
は、脚部5を把持する指が接触する位置まで延設されて
いることにある。
【0010】そして、例えば、熱湯が注がれた容器本体
3の上縁部及び下縁部を把持した際に、下縁部を把持す
る指は、ラベル9の下端部9bに接触し、しかも、その
指先部分は、逃がし凹部15により、容器本体3側に接
触するのを防止できることから、下縁部を把持する指が
熱さを感じることはない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1〜図3は本発明の
第一実施の形態を示し、本実施形態の容器は、乾燥食品
の例としての即席カップ麺の塊(乾燥麺)を収容するも
のを例示する。
【0012】前記容器1は、耐熱性を有するカップ形
(有底筒状)の容器本体3を備え、その上端開口はシー
ト材より形成された嵌合蓋により閉塞されるか、また
は、アルミ箔と合成樹脂フィルムや紙等のラミネート材
等からなるシール蓋5により剥離自在に密封される。
【0013】前記容器本体3は、下方に行くにしたがっ
て直径が小さくなるように、ポリプロピレン(PP)、
ポリスチレン(PS)、高密度ポリエチレン(HDP
E)、ポリカーボネート(PC)またはポリエチレンテ
レフタレート(PET)等の単層又はこれらにエチレン
ビニルアルコール共重合体等のガスバリアー性樹脂を積
層した多層のプラスチックシート(厚さ0.3〜1. 5m
m程度)により成形されている。特に耐熱性が必要な場
合は、無機微粒子を含有したPPや結晶化したPETを
用いた単層や多層のシートにより形成される。
【0014】容器本体3の周壁3aの外周面には、プラ
スチックシートを湾曲して成形することにより、複数条
のリブ7が放射状に突設され、各リブ7は容器本体3の
上下方向に所定の長さを有するように連続して設けられ
ている。
【0015】前記容器本体3の下端部には、容器本体3
の全周にわたって環状の脚部(膨出部)5が形成されて
いる。該膨出部5の下端部(頂部)8は、図3に示す如
く円弧状を呈し、頂部8から容器本体3の中心側且つ上
方に向けて逃がし傾斜部10が延設されている。更に、
逃がし傾斜部10からテーパー部11が延設され、該テ
ーパー部11から平面状部13が延設されている。
【0016】尚、膨出部5の頂部8のR(曲率半径)
は、食品を食する際に、容器本体3の内側において箸が
膨出部5内に入り易いように、4〜10mmに設定され
ているのが好ましい。
【0017】ここで、前記逃がし傾斜部10、テーパー
部11及び平面状部13により、容器本体3の下面側に
は、上げ底状の逃がし凹部15が設けられている。尚、
頂部8の中心(L)から容器本体3の中心側を底面とし
た場合、頂部8の中心(L)から容器本体3の中心方向
への距離(a)と、頂部8から底面までの距離(b)と
の関係は、a=15mm、7mm≦b≦15mm(好ま
しくは10mm≦b≦12mm)である。
【0018】即ち、少なくともaの値が15mmの位置
において、bの値が7mm乃至15mmであれば良く、
逃がし凹部15は、aが0から15mmまでの間で次第
に深くなっているのが好ましい。逃がし凹部15が次第
に深くなるとは、傾斜部10及びテーパー部11の一部
に平坦面を有する場合、または、傾斜部10、テーパー
部11が略垂直に設けられたものであっても良い。
【0019】前記容器本体3の周壁3aの外周には、熱
収縮性を有するシュリンクフィルムからなる筒状のラベ
ル9が外嵌装着されている。ラベル9は、ポリエステル
やポリプロピレン等からなる厚さ20μm〜80μm程
度の非発泡の熱収縮フィルムによって形成された透明の
ラベル基材と、このラベル基材の内面に形成された、商
品名、商標、成分、各種デザイン等を表示する表示印刷
層と、この表示印刷層の略全面に、接着剤を介して積層
された厚さ0.2mm〜1.0mmのポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン等からなる軟質発泡シート
からなる断熱層とから構成されている。尚、軟質発泡シ
ートは、熱収縮性が無いものでもよく、例えば柔軟性に
優れ断熱性も良い発泡倍率が20〜40倍のポリエチレ
ン製シートが好ましい。
【0020】該ラベル9の上端部9aは、容器本体3の
上端部に設けられたフランジ部3bの近傍に位置する。
また、下端部9bは、容器本体3の頂部8の中心(L)
よりも内側に位置している。
【0021】次に、前記容器を使用する場合について説
明する。上記構成からなる容器本体3内に、例えば熱湯
を注いだ場合に、容器本体3の周壁3a及び底面は熱湯
と直接接触しているため熱くなる。食品を食する場合
に、飲食者は、親指を容器本体の上縁部(フランジ部3
b)にそえ、他の指(人指し指や中指等)17を前記膨
出部5にそえる。
【0022】このとき、親指は、熱湯で加熱されていな
いフランジ部3bを把持するため、熱さを感じることは
ない。一方、他の指17は、断熱用のラベル9の下端部
9bを介して頂部8近傍を把持することとなり、しか
も、他の指17のラベル9との接触部分よりも先端部
は、膨出部5が十分に突出していることから、底面に当
接するおそれがなく、容易に熱さを感じないようにでき
る。
【0023】図4は、本発明の第二実施の形態を示す。
本実施の形態の容器本体3の膨出部5の下面に平坦面部
5aを設けたものである。かかる膨出部5は、内周側の
角部5bから容器本体の中心方向への距離(a)と、平
坦面部5aの表面から底面までの距離(b)との関係
が、前記第一実施の形態と同様になっている。
【0024】また、ラベル9の下端部9bは、外周側の
角部5cを経て内周側の角部5bまで位置している。従
って、本実施の形態においても、図4に示す如く、他の
指17を前記膨出部5にそえることにより、指先に容器
本体3内の熱が伝わるのを防止できる。
【0025】本発明は、上記の実施の形態に限定される
ものではない。例えば、容器は熱湯で調理する乾燥麺を
収容するもの以外に、ホットコーヒーあるいは非常に冷
い飲料等用の容器であっても良い。更に、容器本体3の
形状も平面視円形に限らず、矩形状や楕円状の任意の形
状であっても良い。また、容器本体3のリブ7は無くて
も良い。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明は、容器本体の下端
部には脚部が形成され、該脚部の内周側には、容器本体
の上縁部と前記脚部を把持した際に、前記脚部を把持す
る指が底面に接触するのを防止する逃がし凹部が設けら
れ、しかも、前記ラベルの下端部は、脚部を把持する指
が接触する位置まで延設されているので、容器本体の上
縁部と下縁部を把持した場合であっても、熱くなるのを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態における容器の半断面
図。
【図2】同容器本体の平面図。
【図3】同容器本体の下部を示す要部断面図。
【図4】本発明の第二実施の形態を示す容器本体の下部
の要部断面図。
【図5】従来例を示す概略断面図。
【符号の説明】
3…容器本体、3a…周壁、5…脚部、9…ラベル、9
a…ラベルの上端部、9b…ラベルの下端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックシートからなる容器本体
    (3)に、断熱用の筒状のラベル(9)が外嵌装着され
    ている断熱容器において、前記容器本体(3)の下端部
    には脚部(5)が形成され、該脚部(5)の内周側に
    は、容器本体(3)の上縁部と前記脚部(5)を把持し
    た際に、前記脚部(5)を把持する指が底面に接触する
    のを防止する逃がし凹部(15)が設けられ、しかも、
    前記ラベル(9)の下端部(9b)は、脚部(5)を把
    持する指が接触する位置まで延設されていることを特徴
    とする断熱容器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006095730A1 (ja) * 2005-03-08 2006-09-14 Fuji Seal International, Inc. 断熱容器
JP2009007046A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Risu Pack Co Ltd インモールドラベル容器
JP2011031913A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Risu Pack Co Ltd 減容可能な樹脂成型品
US8932706B2 (en) 2005-10-27 2015-01-13 Multi-Color Corporation Laminate with a heat-activatable expandable layer

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