JP2001071870A - 車両の警報装置 - Google Patents

車両の警報装置

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JP2001071870A JP25158999A JP25158999A JP2001071870A JP 2001071870 A JP2001071870 A JP 2001071870A JP 25158999 A JP25158999 A JP 25158999A JP 25158999 A JP25158999 A JP 25158999A JP 2001071870 A JP2001071870 A JP 2001071870A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通電回路がショートされた場合にその通電回
路に設けた第2ヒューズだけが切断されて第2ヒューズ
よりも電源側の警報器の作動を保障し、車両の盗難を確
実に防止することを可能にし、しかも、通電回路を簡単
化し製作コストを低減可能な車両の警報装置を提供す
る。 【解決手段】 通電回路13に第1,第2警報器10,
11を並列に接続するとともに、その通電回路13に全
部の警報器10,11に共通の第1ヒューズ22と第2
警報器11にのみ共通の第2ヒューズ23を設け、第
1,第2ヒューズ22,23を直列に接続するととも
に、第1ヒューズ22の容量を第2ヒューズ23の容量
よりも大きく設定した。これにより、第2警報器11を
介して通電回路13をショートさせても、第2ヒューズ
23が切断されるだけであるので、盗犯者が、次にサイ
ドドア4〜7やトランクリッド8やボンネット9が正規
の動作以外の動作で開かれた場合等、盗難検出機構15
により、エンジンルーム3内に配設された第1警報器1
0が作動し警報音がなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は車両の警報装置に
関し、特に、複数の警報器を並列に接続した通電回路に
第1,第2ヒューズを直列に設け、通電回路がショート
された場合、第2ヒューズだけが切断されてそれよりも
電源側の警報器の作動を保障するようにした警報装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、自動車等の車両には、1又は複
数の警報器であるクラクションと、このクラクションに
電源から電力を供給する為の通電回路とを備え、ステア
リングホイールに設けられたホーンスイッチを操作する
と、電源から通電回路を介してクラクションに電力が供
給されてクラクションが作動し警報音が鳴るようにした
警報装置が装備されている。
【0003】一方、最近では、種々のセンサとそれらセ
ンサに電気的に接続されたコントロールユニットを備え
た盗難検出機構を設け、この盗難検出機構で盗難の危険
が検出されたときに、電源から通電回路を介して警報器
に電力を供給して警報器を作動させ、車両の盗難を防止
するようにした盗難防止用警報装置が種々実用に供され
ている。
【0004】この盗難防止用警報装置では、その警報器
としてクラクションやヘッドランプを適用することが可
能である。しかし、通電回路にはヒューズが設けられ、
また、通常、クラクションやヘッドランプ等の警報器は
車両の前端部分の外部へ臨む部位に配設されるため、車
両外部から警報器を介して通電回路をショートさせて、
ヒューズを切断して警報器を作動不能にすることが比較
的容易である。
【0005】そこで、図4の警報装置100 が実用に供さ
れている。この警報装置100 には、車両の前端部分に配
設される1対の第1クラクション101 、これら第1クラ
クション101 に電源110 から電力を供給する為の第1通
電回路102 、エンジンルーム内に配設される第2クラク
ション111 、この第2クラクション111 に電源110 から
電力を供給する為の第2通電回路112 、車両の盗難の危
険を検出して第1,第2クラクション101,111 を作動さ
せる盗難防止機構117 等が設けられている。
【0006】第1通電回路102 には、電源110 から第1
クラクション101 へ延びる通電路103 に、ヒューズ104
とリレースイッチ105 が設けられ、このリレースイッチ
105の同一端子に、ホーンスイッチ116 と盗難防止機構1
17 のコントロールユニット118 が接続されている。ま
た、第2通電回路112 には、電源110 から第2クラクシ
ョン111 へ延びる通電路113 に、ヒューズ114 とリレー
スイッチ115 が設けられ、このリレースイッチ105 にコ
ントロールユニット118 が接続されている。
【0007】ホーンスイッチ116 が操作されるとリレー
スイッチ105 がONされ、電源110から第1クラクショ
ン101 に電力が供給されて第1クラクション101 が作動
して警報音が鳴り、また、盗難防止機構117 により、車
両の盗難の危険が検出されるとコントロールユニット11
8 がリレースイッチ105,115 をONにし、第1,第2ク
ラクション101,111 が作動して警報音が鳴る。
【0008】そして、車両外部から第1クラクション10
1 を介して第1通電回路102 をショートさせて、ヒュー
ズ104 を切断し第1クラクション101 を作動不能にする
ことができるが、第2クラクション111 については作動
不能にすることができないため、車両の盗難危険時に
は、盗難防止機構117 によりリレースイッチ115 を介し
て第2クラクション111 を作動させ警報音を鳴らすこと
ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 従来の盗難防止用警
報装置において、通常、車両の前端部分に警報器が配設
されるため、前述のように、車両外部から警報器を介し
て通電回路をショートさせて、ヒューズを切断し警報器
を作動不能にすることができる。そして、警報器が作動
不能になると、盗難防止機構により車両の盗難の危険が
検出されても報知できないという問題がある。つまり、
車両の盗難を防止する機能が失われてしまう。
【0010】一方、図4の警報装置100 では、車両外部
から第1クラクションを作動不能にしても第2クラクシ
ョン111 を作動不能にすることがきないため、車両の盗
難危険時にそれを防止する機能は失われない。しかし、
2つの通電回路102,112 を設け、これら通電回路102,11
2 に2つのリレースイッチ105,115 を設けなければなら
ないため、通電回路が全体に複雑になり製作コストが高
価になる。
【0011】本発明の目的は、通電回路がショートされ
た場合にその通電回路に設けた第2ヒューズだけが切断
されて第2ヒューズよりも電源側の警報器の作動を保障
し、車両の盗難を確実に防止することを可能にし、しか
も、通電回路を簡単化し製作コストを低減可能な車両の
警報装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】 請求項1の車両の警報
装置は、複数の警報器と、これら警報器に電源から電力
を供給する為の共通の通電回路を備えた車両の警報装置
において、前記通電回路に複数の警報器を並列に接続す
るとともに、その通電回路に全部の警報器に共通の第1
ヒューズと複数の警報器のうちの一部の所定の警報器に
のみ共通の第2ヒューズを設け、前記第1,第2ヒュー
ズを直列に接続するとともに、第1ヒューズの容量を第
2ヒューズの容量よりも大きく設定したことを特徴とす
るものである。
【0013】この警報装置では、共通の通電回路に複数
の警報器が並列に接続され、電源からその通電回路を介
して複数の警報器に電力が供給されると、これら警報器
が作動して報知する。通電回路に、全部の警報器に共通
の第1ヒューズと、複数の警報器のうちの一部の所定の
警報器にのみ共通の第2ヒューズを設け、これら第1,
第2ヒューズを直列に接続したので、第2ヒューズだけ
が切断されると前記所定の警報器のみが作動不能にな
る。
【0014】そして、第1ヒューズの容量を第2ヒュー
ズの容量よりも大きく設定したので、通電回路が第2ヒ
ューズよりも反電源側(下流側)の部位でショートされ
た場合、第1ヒューズが切断される前に第2ヒューズが
切断される。つまり、第1ヒューズは切断されないた
め、第2ヒューズよりも電源側(上流側)の警報器(前
記所定の警報器以外の残りの警報器)の作動を保障する
ことができる。
【0015】従って、前記所定の警報器を、通電回路を
ショートさせて作動不能にされる虞があるが、車両外部
へ向かって報知するうえで有利な車両外部へ臨む部位に
配設し、前記残りの警報器を車両の前端部分以外の外部
へ臨まない部位(例えば、エンジンルーム内)に配設す
ることができ、これにより、通電回路がショートされた
場合でも、前記残りの警報器の作動を確実に保障できる
ようになる。
【0016】そして、少なくとも前記残りの警報器を盗
難検出手段の検出作動時に報知する警報器とすることに
より、車両の盗難を確実に防止できるようになる。しか
も、共通の通電回路により上記作用を実現でき、その通
電回路に設けるスイッチ類の数も低減できるため、通電
回路を簡単化し製作コストを低減できる。
【0017】請求項2の車両の警報装置は、請求項1の
発明において、前記複数の警報器は、ホーンスイッチの
操作時に作動し、且つ、盗難検出手段の検出作動時に作
動するように構成されたことを特徴とするものである。
従って、全部の警報器を最大限有効活用できるととも
に、通電回路が第2ヒューズよりも下流側の部位でショ
ートされた場合でも、盗難検出手段の検出作動時に、第
2ヒューズよりも上流側の残りの警報器を確実に作動さ
せることができる。
【0018】請求項3の車両の警報装置は、請求項2の
発明において、前記通電回路に全部の警報器に共通のリ
レースイッチを設け、このリレースイッチを介して複数
の警報器が作動するように構成したことを特徴とするも
のである。従って、ホーンスイッチの操作時及び盗難検
出手段の検出作動時に共通のリレースイッチを作動さ
せ、そのリレースイッチを介して複数の警報器に電力を
供給しそれら警報器を作動させることができる。つま
り、共通のリレースイッチを設けた通電回路を簡単化し
製作コストを低減できる。
【0019】請求項4の車両の警報装置は、請求項2又
は3の発明において、前記所定の警報器を車両の前端部
分に配設し、残りの警報器をエンジンルーム内に配設し
たことを特徴とするものである。つまり、前記所定の警
報器から車両外部へ向かって報知するうえで有利にな
り、また、前記所定の警報器を介して通電回路がショー
トされその警報器が作動不能になっても、エンジンルー
ム内に配設された前記残りの警報器の作動を確実に保障
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。本実施形態は、クラク
ションを鳴らして車両外部へ報知する警報装置に、本発
明を適用した場合の一例である。
【0021】図1、図2に示すように、警報装置1は、
車体2のエンジンルーム3内に配設されたクラクション
である第1警報器10、車体2の前端部分の外部へ臨む
部位に配設された左右1対のクラクションである第2警
報器11、エンジンルーム3内に配設された電源として
のバッテリ12、第1,第2警報器10,11にバッテ
リ12から電力を供給する為の共通の通電回路13、ス
テアリングホイール2aに設けられ第1,第2警報器1
0,11を作動させる為のホーンスイッチ14、ダッシ
ュボード2bの下側に配設されたコントロールユニット
30を含み盗難の危険を検出したときに第1,第2警報
器10,11を作動させる盗難検出機構15等で構成さ
れている。
【0022】図2、図3に示すように、通電回路13に
は、ジャンクションボックス21に収容されたリレース
イッチ20と、第1,第2警報器10,11に共通の第
1ヒューズ22と、所定の警報器に相当する第2警報器
11にのみ共通の第2ヒューズ23とが設けられてい
る。バッテリ12側から延びる通電路24が、リレース
イッチ20の入力側端子20a(コイル側とスイッチ側
の両端子)に接続され、その通電路24に第1ヒューズ
22が設けられている。
【0023】リレースイッチ20の出力側のスイッチ側
端子20bから延びる通電路25に、第1,第2警報器
10,11が並列に接続されるとともに、第1警報器1
0と第2警報器11の間に第2ヒューズ23が設けら
れ、これら第1,第2ヒューズ22,23が直列に接続
されている。リレースイッチ20の出力側のコイル側端
子20cに、一端部が接地された通電路26が接続さ
れ、その通電路26にホーンスイッチ14が設けられて
いる。また、このコイル側端子20cには、盗難検出機
構15のコントロールユニット30から延びる通電路2
7が接続されている。ここで、第1ヒューズ22の容量
(例えば、20A)が第2ヒューズ23の容量(例え
ば、15A)よりも大きく設定されている。
【0024】盗難検出機構15は、コントロールユニッ
ト30と、種々のスイッチ類40、41、42・・・と
で構成されている。コントロールユニット30は、CP
UとROMとRAM等を有するマイクロコンピュターか
らなる制御部31と、入出力インターフェース32と、
一部が接地されたスイッチ素子33(例えばトランジス
タ)を備えている。入出力インターフェース32にスイ
ッチ類40、41、42・・・が電気的に接続され、制
御部31により制御されるスイッチ素子33が前記通電
路27を介してリレースイッチ20の出力側のコイル側
素子20cに接続されている。尚、コントロールボック
ス30にはバッテリ12から電力が供給されるようにな
っている。
【0025】盗難検出機構15のスイッチ類40、4
1、42・・・について説明する。図1に示すように、
車体2には、警報装置1の主要構成要素である、第1警
報器10、1対の第2警報器11、バッテリ12、ジャ
ンクションボックス21、コントロールユニット30と
ともに、スイッチ類として、運転席前方にキーにより操
作されるイグニションスイッチ40と、このイグニショ
ンスイッチ40の操作部へのキーの挿入の有無を検出す
るキーレススイッチ41が設けられている。
【0026】フロントサイドドア4,5には、各ドア
4,5をロック/アンロックするドア機構4a,5aの
作動状態を検出するロックリンクスイッチ42,43
と、車体2の外側よりキーが挿入されるキーシリンダ4
b,5bに設けられキーの有無を検出するキーシリンダ
スイッチ44,45と、各ドア4,5の開閉を検出する
ドアスイッチ46,47が設けられている。尚、例え
ば、運転席側のフロントサイドドア5には、外部からド
アガラスが破損されたときに、車体2に作用する衝撃を
検出する加速度センサ等からなる衝撃センサユニット5
6が設けられている。
【0027】リヤサイドドア6,7には,各ドア6,7
をロック/アンロックするドア機構6a,7aの作動状
態を検出するロックリンクスイッチ48,49と、車体
2の外側よりキーが挿入されるキーシリンダ6b,7b
に設けられキーの有無を検出するキーシリンダスイッチ
40,41と、車内側に配設されて前記各ロック機構6
a,7aをアンロック側に作動させるインナハンドル6
c,7cの作動状態を検出するインナハンドルスイッチ
52,53と、各ドア6,7の開閉を検出するドアスイ
ッチ54,55が設けられている。尚、リヤサイドドア
6,7の車内側には、前記各ロック機構6a,7aをロ
ック或いはアンロック側に作動させるドアロックノブ6
d,7dが設けられている。
【0028】車体2の後部のトランクリッド8には、車
体2の外側からキーが挿入されるキーシリンダ8aに設
けられキーを有無を検出するキーシリンダスイッチ54
と、トランクリッド8の開閉を検出するトランクリッド
スイッチ55が設けられ、車体2の前部のボンネット9
には、ボンネット9の開閉を検出するボンネットスイッ
チ56が設けられている。尚、エンジンルーム3内に
は、エンジン起動用の電力を遮断可能なカットスイッチ
60が設けられ、車体2の前端部には、左右1対のヘッ
ドランプ61が装備されている。
【0029】この盗難検出機構15によれば、コントロ
ールボックス30及び上下センサ類40、41、42・
・・により、サイドドア4〜7やトランクリッド8やボ
ンネット9が正規の動作以外の動作で開かれた場合等、
車両盗難の危険を検出して、第1,第2警報器10,1
1を作動させるように構成してある。尚、盗難検出機構
15による詳細な盗難検出機能等については、本願出願
人が出願している特開平5−139250号等の公報と
同様であるので説明を省略する。
【0030】次に、上記警報装置1の作用・効果につい
て説明する。ホーンスイッチ14が操作されると、バッ
テリ12から通電路24を介してリレースイッチ20に
電力が供給され、リレースイッチ20がONになる。す
ると、バッテリ12から通電路24、リレースイッチ2
0、通電路25を介して、第1,第2警報器10,11
に電力が供給されて、第1,第2警報器10,11が作
動し警報音が鳴り、ホーンスイッチ14が操作されなく
なると、リレースイッチ20がOFFになり、第1,第
2警報器10,11からの警報音が鳴りやむ。
【0031】次に、盗難検出機構15により、サイドド
ア4〜7やトランクリッド8やボンネット9が正規の動
作以外の動作で開かれた場合等、車両盗難の危険が検出
されると、その制御部31がスイッチ素子33を制御し
て、このスイッチ素子31を介して通電路27を接地さ
せる。すると、リレースイッチ20に電力が供給され
て、リレースイッチ20がONになり、第1,第2警報
器10,11に電力が供給されて、第1,第2警報器1
0,11が作動し警報音が鳴る。
【0032】さて、盗犯者が、盗難検出機構15による
警報音が鳴らないようしてから車両の盗難を実行しよう
とした場合、通常、車両の前端部分に警報器が配設さ
れ、また、バッテリから警報器へ電力を供給する通電回
路にはヒューズが設けられているという知識から、車両
外部から警報器を介して通電回路をショートさせて、ヒ
ューズを切断し警報器を作動不能にしようとすることが
想定される。
【0033】しかし、前記警報装置1では、車両の前端
部分に配設された第2警報器11を介して通電回路13
をショートさせても、第2ヒューズ23が切断されるだ
けであるので、盗犯者が、次にサイドドア4〜7やトラ
ンクリッド8やボンネット9が正規の動作以外の動作で
開けた場合等、盗難検出機構15により、エンジンルー
ム3内に配設された第1警報器10が作動し警報音がな
る。車両外部から第2ヒューズ23よりも電源側の通電
回路13をショートさせ、第1警報器10を作動不能に
することは不可能である。
【0034】このうよに、この警報装置1によれば、複
数の第1、第2警報器10,11を並列に接続した共通
の通電回路13に、全部の警報器10,11に共通の第
1ヒューズ22と、第2警報器11にのみ共通の第2ヒ
ューズ23を設け、これら第1,第2ヒューズ22,2
3を直列に接続するとともに、第1ヒューズ22の容量
を第2ヒューズ23の容量よりも大きく設定したので、
通電回路13が第2ヒューズ23よりも反バッテリ12
側(下流側)の部位でショートされた場合でも、第2ヒ
ューズ23のみが切断され、第1ヒューズ22は切断さ
れないため、第2ヒューズ23よりもバッテリ12側
(上流側)の第1警報器10の作動を保障することがで
きる。
【0035】上述のように、盗犯者が、車両外部から第
2警報器11を介して通電回路13をショートさせて、
第2警報器11を作動不能にすることは可能であるが、
その際、第1ヒューズ22は切断されず、第1警報器1
0の作動が保障されているため、その後、サイドドア4
〜7やトランクリッド8やボンネット9が正規の動作以
外の動作で開かれた場合等、エンジンルーム3内に配設
された第1警報器10が作動し警報音がなるため、車両
の盗難を確実に防止できるようになる。
【0036】複数の第1,第2警報器10,11は、ホ
ーンスイッチ14の操作時に作動し、且つ、盗難検出機
構15の検出作動時に作動するように構成したので、全
部の警報器10,11を最大限有効活用できるととも
に、通電回路13が第2ヒューズ23よりも下流側の部
位でショートされた場合でも、盗難検出機構15の検出
作動時に、第2ヒューズ23よりも上流側の第1警報器
10を確実に作動させることができる。
【0037】共通の通電回路13により上記効果を実現
でき、しかも、通電回路13に全部の第1,第2警報器
10,11に共通のリレースイッチ20を設け、このリ
レースイッチ20を介して第1、第2警報器10,11
が作動するように構成したので、ホーンスイッチ14の
操作時及び盗難検出機構15の検出作動時に共通のリレ
ースイッチ20を作動させ、そのリレースイッチ20を
介して複数の警報器10,11に電力を供給しそれら警
報器10,11を作動させることができるとともに、共
通のリレースイッチ20を設けた通電回路13を簡単化
し製作コストを低減できる。
【0038】第2警報器11を車両の前端部分に配設
し、第1警報器10をエンジンルーム3内に配設したの
で、第2警報器11からの警報音を車両外部へ向かって
発するうえで有利になり、また、第2警報器11を介し
て通電回路13がショートされてその警報器11が作動
不能になっても、エンジンルーム3内に配設された第1
警報器10の作動を確実に保障できる。
【0039】次に、前記実施形態の変形例について説明
する。 1〕第1警報器10を複数個設けてもよいし、第2警報
器11を1個又は3個以上設けてもよい。 2〕第1,第2ヒューズ22,23の容量は限定される
訳でなく、第1ヒューズ22の容量を第2ヒューズ23
の容量よりも大きく設定することを前提に、第1,第2
警報器10,11の消費電力を加味して種々設定可能で
ある。
【0040】3〕第1警報器10の設置場所について
は、エンジンルーム3以外の部位に設置してもよい。但
し、車両外部からショートされない位置とする。 4〕盗難検出機構15により車両の盗難を検出したとき
に、クラクション以外にヘッドランプ61を作動させ点
灯させるようにしてもよい。
【0041】5〕第2警報器としてクラクションの代わ
りにヘッドランプを適用してもよい。この場合、ホーン
スイッチ14の代わりにヘッドランプスイッチとなる。
また、第1警報器としては、通常時、ヘッドランプ61
とともに点灯/消灯する、車体2の内部のパネルランプ
等を適用してもよい。 6〕尚、前記警報装置1の構造は一例を示すものに過ぎ
ず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形
を付加した形態で実施可能である。
【0042】
【発明の効果】 請求項1の車両の警報装置によれば、
複数の警報器を並列に接続した共通の通電回路に、全部
の警報器に共通の第1ヒューズと、複数の警報器のうち
の一部の所定の警報器にのみ共通の第2ヒューズを設
け、これら第1,第2ヒューズを直列に接続するととも
に、第1ヒューズの容量を第2ヒューズの容量よりも大
きく設定したので、通電回路が第2ヒューズよりも下流
側の部位でショートされた場合、第2ヒューズのみが切
断され、第1ヒューズは切断されないため、第2ヒュー
ズよりも上流側の警報器(前記所定の警報器以外の残り
の警報器)の作動を保障することができる。
【0043】従って、前記所定の警報器を、車両外部へ
向かって報知するうえで有利な車両外部へ臨む部位に配
設し、前記残りの警報器を車両の前端部分以外の外部へ
臨まない部位(例えば、エンジンルーム内)に配設する
ことができ、これにより、通電回路がショートされて前
記所定の警報器が作動不能にされても、前記残りの警報
器の作動を確実に保障できるようになる。そして、少な
くとも前記残りの警報器を盗難検出手段の検出作動時に
鳴る警報器とすることにより、車両の盗難を確実に防止
できるようになる。しかも、共通の通電回路により上記
作用を実現でき、その通電回路に設けるスイッチ類の数
も低減できるため、通電回路を簡単化し製作コストを低
減することが可能になる。
【0044】請求項2の車両の警報装置によれば、複数
の警報器は、ホーンスイッチの操作時に作動し、且つ、
盗難検出手段の検出作動時に作動するように構成したの
で、全部の警報器を最大限有効活用できるとともに、通
電回路が第2ヒューズよりも下流側の部位でショートさ
れた場合でも、盗難検出手段の検出作動時に、第2ヒュ
ーズよりも上流側の残りの警報器を確実に作動させるこ
とができる。
【0045】請求項3の車両の警報装置によれば、通電
回路に全部の警報器に共通のリレースイッチを設け、こ
のリレースイッチを介して複数の警報器が作動するよう
に構成したので、ホーンスイッチの操作時及び盗難検出
手段の検出作動時に共通のリレースイッチを作動させ、
そのリレースイッチを介して複数の警報器に電力を供給
しそれら警報器を作動させることができる。つまり、共
通のリレースイッチを設けた通電回路を簡単化し製作コ
ストを低減できる。
【0046】請求項4の車両の警報装置によれば、前記
所定の警報器を車両の前端部分に配設し、残りの警報器
をエンジンルーム内に配設したので、前記所定の警報器
から車両外部へ向かって報知するうえで有利になり、ま
た、前記所定の警報器を介して通電回路がショートされ
てその警報器が作動不能になっても、エンジンルーム内
に配設された前記残りの警報器の作動を確実に保障でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態に係る警報装置を含む自動
車の透視斜視図である。
【図2】自動車前部の警報装置の要部を含む透視平面図
である。
【図3】前記警報装置の電気回路図である。
【図4】従来技術に係る警報装置の電気回路図である。
【符号の説明】
1 警報装置 2 車体 3 エンジンルーム 10 第1警報器 11 第2警報器 12 バッテリ 13 通電回路 14 ホーンスイッチ 15 盗難検出機構 20 リレースイッチ 22 第1ヒューズ 23 第2ヒューズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の警報器と、これら警報器に電源か
    ら電力を供給する為の共通の通電回路を備えた車両の警
    報装置において、 前記通電回路に複数の警報器を並列に接続するととも
    に、その通電回路に全部の警報器に共通の第1ヒューズ
    と複数の警報器のうちの一部の所定の警報器にのみ共通
    の第2ヒューズを設け、 前記第1,第2ヒューズを直列に接続するとともに、第
    1ヒューズの容量を第2ヒューズの容量よりも大きく設
    定したことを特徴とする車両の警報装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の警報器は、ホーンスイッチの
    操作時に作動し、且つ、盗難検出手段の検出作動時に作
    動するように構成されたことを特徴とする請求項1に記
    載の車両の警報装置。
  3. 【請求項3】 前記通電回路に全部の警報器に共通のリ
    レースイッチを設け、このリレースイッチを介して複数
    の警報器が作動するように構成したことを特徴とする請
    求項2に記載の車両の警報装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の警報器を車両の前端部分に配
    設し、残りの警報器をエンジンルーム内に配設したこと
    を特徴とする請求項2又は3に記載の車両の警報装置。
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