JP2001071778A - 油圧式無段変速装置 - Google Patents

油圧式無段変速装置

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JP2001071778A
JP2001071778A JP24774099A JP24774099A JP2001071778A JP 2001071778 A JP2001071778 A JP 2001071778A JP 24774099 A JP24774099 A JP 24774099A JP 24774099 A JP24774099 A JP 24774099A JP 2001071778 A JP2001071778 A JP 2001071778A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の油圧式無段変速装置においては、油圧
サーボ機構の中立位置保持機構、回転制限機構、及びオ
ーバーストローク機構が油圧式無段変速装置の外部に装
着されていたので、これらの各機構の各構成部材に泥や
ごみ等の異物が付着して動作不良が発生したり、外部か
らの衝撃により各調節が狂ったりする場合があった。ま
た、各機構が大型化して装着スペースの確保が困難で、
コスト高となっていた。 【解決手段】 油圧式無段変速装置10の斜板角を制御
する油圧サーボ機構61において、中立位置保持機構1
1、可動斜板の最大回動角を規制する回転制限機構、及
び、油圧サーボ機構の操作レバー20に構成されるオー
バーストローク機構を、該油圧式無段変速装置10のハ
ウジング31に一体的に内装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ポンプと油圧
モータとにより構成される油圧式無段変速装置に関し、
特に斜板角を制御する油圧サーボ機構の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、油圧ポンプと油圧モータとに
より構成される油圧式無段変速装置においては、例えば
油圧ポンプを可変容量型に構成し、該油圧ポンプの容量
の調整は、油圧式無段変速装置に設けたサーボ機構を介
して該油圧ポンプの可動斜板の傾角を制御して行うよう
に構成したものがある。そして、該サーボ機構は油圧式
無段変速装置外部に装着した操作レバーにより操作さ
れ、該操作レバーとともに、可動斜板の中立位置を保持
する中立位置保持機構、可動斜板の最大回動角を規制す
る回転制限機構、及び、油圧サーボ機構の操作レバーに
構成されるオーバーストローク機構が油圧式無段変速装
置外部に装着されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記中立位置
保持機構、回転制限機構、及びオーバーストローク機構
は油圧式無段変速装置の外部に装着されていたので、こ
れらの各機構の各構成部材に泥やごみ等の異物が付着し
て動作不良が発生したり、外部からの衝撃により各調節
が狂ったりする場合があった。また、各機構が大型化し
て、装着スペースを確保することが困難になったり、コ
スト高になっていたりした。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、請求項1においては、油圧式
無段変速装置の斜板角を制御する油圧サーボ機構におい
て、中立位置保持機構、可動斜板の最大回動角を規制す
る回転制限機構、及び、油圧サーボ機構の操作レバーに
構成されるオーバーストローク機構を、該油圧式無段変
速装置に一体的に内装した。
【0005】また、請求項2においては、前記中立位置
保持機構は、油圧サーボ機構のスプールを駆動するスプ
ール駆動部と同一幅を有した固定物を中立位置に設け、
該固定物とスプール駆動部との両方を付勢部材により両
側から挟み込む構成とした。
【0006】また、請求項3においては、前記中立位置
保持機構における付勢部材は、バネにより付勢されるバ
ネ受けである。
【0007】また、請求項4においては、前記回転制限
機構は、前記中立位置保持機構を構成するロッドに段差
部を形成して構成される。
【0008】また、請求項5においては、前記中立位置
保持機構に、外部から中立位置の調節が可能なアジャス
ト部材を設けた。
【0009】また、請求項6においては、前記中立位置
保持機構が内装されるケーシングと前記バネ受けとの間
に形成されるバネ室にオリフィスを設けた。
【0010】また、請求項7においては、前記中立位置
保持機構をカートリッジとして一体的に構成し、該中立
位置保持機構をケーシングに着脱可能に装着し、該中立
位置保持機構を装着したケーシングを油圧式無段変速装
置へ一体的に装着した。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の油圧式無段変速装置を示す側面断
面図、図2は同じく正面図、図3は中立位置保持機構を
示す正面断面図、図4は同じく平面図、図5は同じく一
側面図、図6は同じく他側面図、図7は固定部を偏心ピ
ンにて形成した例を示す正面断面図、図8は同じく一側
面図、図9はバネ受けの取付孔を略だるま形状に形成し
た例を示す図、図10はバネ受けの取付孔を偏心孔に形
成した例を示す図、図11はバネ室とケーシングの連通
口とをオリフィスで連通した例を示す正面断面図、図1
2は中立位置保持機構の別実施例を示す正面断面図、図
13は同じく平面図、図14は同じく一側面図、図15
は同じく他側面図である。
【0012】まず、本発明の油圧式無段変速装置につい
て説明する。図1、図2に示すように、油圧式無段変速
装置(以降HSTと記載する)10においては、可変容
量式油圧ポンプ21および油圧モータ22がハウジング
31に内包されると共に、油路板32の同一面に配設さ
れている。可変容量式油圧ポンプ21は、駆動軸21
a、該駆動軸21aが挿嵌され駆動軸21aと共に回動
するシリンダブロック21b、該シリンダブロック21
bに摺動自在に挿嵌されたプランジャ21e、及び該プ
ランジャ21eに当接した可動斜板21cにより構成さ
れている。可動斜板21cはプランジャ21eの摺動量
を規制し、該可変容量式油圧ポンプ21の作動油の吐出
量を調節可能に構成されている。油路板32には図示せ
ぬ油路が設けられており、可変容量式油圧ポンプ21よ
り作動油が該油路を介して油圧モータ22に供給され
る。
【0013】油圧モータ22は可変容量式油圧ポンプ2
1と同様に、油路板32に挿嵌し、一端をハウジング3
1により回動自在に支持された出力軸22a、該出力軸
22aが挿嵌され駆動軸22aと共に回動するシリンダ
ブロック22b、該シリンダブロック22bに摺動自在
に挿嵌されたプランジャ22eおよび該プランジャ22
eに当接した固定斜板22cにより構成されている。該
シリンダブッロク22bは出力軸22aとともに回動す
る構成になっており、該シリンダブッロク22bにはプ
ランジャ22eが摺動自在に挿嵌されている。該プラン
ジャ22eはハウジング31に固設された固定斜板22
cに当接している。
【0014】上記の構成により、エンジン3の駆動力が
駆動軸21aに入力され、油圧ポンプ21が駆動され
る。そして、該油圧ポンプ21の駆動により吐出された
作動油が油路板32を介して油圧モータ22に供給され
て、該作動油の流出入により油圧モータ22が駆動さ
れ、油圧モータ22の駆動力が出力軸22aに伝達され
る構成となっている。
【0015】以上の如く構成されたHST式変速装置1
0は、油圧ポンプ21と油圧モータ22が上下に並設さ
れ、油圧ポンプ21の入力軸21aの前端部にはチャー
ジポンプCPが付設されている。また、油圧ポンプ21
の一側方には油圧サーボ機構61が配設されている。油
圧サーボ機構61は、油圧ポンプ21の上面に付設され
た自動斜板角度制御バルブ62と、ピストン71と、該
ピストン71の内部に配置されスプール72を有する手
動斜板角度制御バルブ63とから構成されるもので、H
ST式変速装置10のハウジング31内部に埋め込まれ
て一体的に構成されている。
【0016】次に、油圧サーボ機構61の構成について
説明する。油圧サーボ機構61は上述の如く自動斜板角
度制御バルブ62及び手動斜板角度制御バルブ63より
構成されるもので、図2に示すように、ハウジング31
内における、前記油圧ポンプ21の可動斜板21cの側
部にシリンダ室70を形成し、該シリンダ室70内にピ
ストン71を収納し、該ピストン71側面に可動斜板2
1cの側部より突設したピン軸23が嵌合され、該ピス
トン71の軸心位置には貫通孔を開口して、この貫通孔
内にスプール72が摺動自在に嵌装されている。
【0017】そして、前記ピストン71にはシリンダ室
70の上部と下部を連通する油路が形成され、該油路は
スプール72の摺動により連通又は遮断されてピストン
71の上下の油室に圧油を送油し、該ピストン71を上
下方向に摺動できるようにしている。また、前記スプー
ル72の下部外周には嵌合溝75が設けられ、該嵌合溝
75にピン41の一端部41aが嵌合されている。該ピ
ン41の他端部41bは、後述する中立保持機構及びオ
ーバーストローク機構を構成する捩じりバネ40により
挟持されており、該ピン41の一端部41aは前記ピス
トン71側面に開口した開口71aからハウジング31
内部に挿入されて嵌合溝75に嵌合している。さらに、
油圧サーボ機構61の操作レバー20を回動操作するこ
とにより、捩じりバネ40を介してピン41が上下回動
し、これに伴ってスプール72が上下移動するように構
成されており、このスプール72により手動斜板角度制
御バルブ63が構成されているのである。
【0018】また、自動斜板角制御バルブ62は電磁弁
により構成されており、HST10の駆動軸21aに接
続されるエンジンの負荷や足回りの負荷等をセンサ等の
検出手段により検出し、検出値に応じて自動斜板角度制
御バルブ62を切換えて、スプール72の位置を上下す
る方向に、該スプール72の上下の位置から圧油を供給
するのである。このようにして前記油圧ポンプ21の可
動斜板21cの側部に設けたピン軸23を上下に移動さ
せて、該可動斜板21cが最終的に変速のために回動す
るように構成している。
【0019】このように、自動斜板角度制御バルブ62
と手動斜板角度制御バルブ63とにより、ピストン71
とスプール72とを操作することで可動斜板21cを回
動し、走行用のHST式無段変速装置10を変速するよ
うにしている。また、油圧サーボ機構61の操作レバー
20の部分には前記可動斜板21cの中立位置を保持す
る中立位置保持機構11が構成されている。
【0020】次に、油圧サーボ機構61の操作レバー2
0の部分に構成される中立位置保持機構11等について
説明する。図3乃至図6に示すように、中立位置保持機
構11はケーシング33に内装されている。該ケーシン
グ33内に形成されるの空間33aにはデテントロッド
34が長手方向(図3における左右方向)へ摺動自在に
設けられ、該デテントロッド34は、その両端をケーシ
ング33の支持凹部33b及びケーシング33に螺装さ
れるキャップ39により支持されている。該デテントロ
ッド34のキャップ39側端部にはアジャストボルト3
8が一体的に形成され、該アジャストボルト38はキャ
ップ39に螺装されている。そして、デテントロッド3
4は、アジャストボルト38を回転させることで、長手
方向へ移動可能に構成されており、通常はロックナット
42により位置固定されている。
【0021】また、デテントロッド34の略中央部には
固定部34aが形成されており、前記ピン41の他端部
41bが該ケーシング33の空間33a内に、固定部3
4aと位置を合わせて挿入されている。そして、ピン4
1の他端部41bの径と、固定部34aの幅(デテント
ロッド34の軸心方向の長さ)とを略同一としている。
また、ケーシング33の空間33a内においては、デテ
ントロッド34の固定部34aの両側に、バネ受け35
・35がデテントロッド34の軸心方向へ摺動自在に設
けられている。
【0022】該バネ受け35・35は、ケーシング33
と該バネ受け35との間に介装されるバネ36、及びキ
ャップ39とバネ受け35との間に介装されるバネ36
により固定部34a方向へ付勢されている。そして、該
バネ受け35・35により、デテントロッド34の固定
部34a及び前記ピン41の他端部41bが、共に両側
から挟みこまれる構成となっている。
【0023】前記操作レバー20は、ケーシング33に
より回動軸25を中心に回動自在に支持されており、ピ
ン41を支持する支持アーム26が該回動軸25により
回動自在に軸支されている。回動軸25の外周部には前
記捩じりバネ40が回動自在に外嵌され、該捩じりバネ
40によりピン41の他端部41bが挟持されている。
また、回動軸25には該回動軸25と一体的に回動する
連動アーム27が固設されており、該連動アーム27は
捩じりバネ40により挟持されている。
【0024】そして、操作レバー20を回動操作する
と、回動軸25に固設される連動アーム27、及び該連
動アーム27を挟持する捩じりバネ40が一体的に回動
される。さらに、捩じりバネ40に挟持されるピン41
が、該捩じりバネ40と一体的に回動される。即ち、操
作レバー20を回動操作すると、ピン41が連動アーム
27及び捩じりバネ40を介して一体的に回動されて、
前記スプール72を移動操作するように構成されてい
る。
【0025】また、操作レバー20が回動操作されてい
ない状態においては、ピン41が、他端部41bが位置
固定されているデテントロッド34の固定部34aと共
にバネ受け35・35により挟み込まれているので、該
固定部34aの位置で、その回動位置を保持される。そ
して、本HST10においては、上述の如く、操作レバ
ー20に操作力がかかっていなくて、ピン41が固定部
34aの位置でバネ受け35・35により保持されてい
る状態で、油圧ポンプ21の可動斜板21cが中立位置
に位置するように調節されている。即ち、デテントロッ
ド34、バネ36・36、及びバネ受け35・35によ
りHST10の油圧ポンプ21の中立位置を保持する中
立位置保持機構11を構成しており、該中立位置保持機
構11により、ピン41及び油圧サーボ機構61を通じ
て、油圧ポンプ21の可動斜板21cを中立位置に保持
するようにしている。
【0026】このように、中立位置保持機構11を、油
圧サーボ機構61のスプール72を駆動するスプール駆
動部としてのピン41と同一幅を有した固定部34aを
デテントロッド34に形成し、該固定部34aとピン4
1との両方を、バネ36により付勢されるバネ受け35
・35にて両側から挟み込んで中立位置を保持する構成
としたので、該中立位置保持機構11を簡単な構成とす
るとともに小型化することができ、中立位置の調整も容
易に行うことが可能となる。また、固定部34a及びピ
ン41を、バネ36・36により付勢されるバネ受け3
5・35にて挟みこんで中立位置を保持するように構成
しているため、バネ36・36の付勢力を止め輪等の付
加部材により受けることが必要でなくなり、止め輪が外
れる等の心配がなくなって耐久性を向上させることがで
きる。さらに、中立位置保持の精度を向上させることが
可能となる。
【0027】次に、中立位置保持機構11における、中
立位置調整機構について説明する。デテントロッド34
はキャップ39に螺装されるアジャストボルト38を回
転させることにより軸心方向へ移動することができるた
め、固定部34aの位置でピン41が保持された状態に
おいて、可動斜板21cが中立位置からずれている場合
には、該アジャストボルト38を回転してデテントロッ
ド34の固定部34aの位置を調節し、固定部34aの
位置でピン41が保持された状態で、可動斜板21cが
中立位置に位置するように調整することが可能である。
【0028】このように、中立位置保持機構11は、中
立位置の微調整を行うアジャスト機構を具備している。
そして、このアジャスト機構は、外部に突出するアジャ
ストボルト38を回転操作することにより中立位置調整
を行うように構成しているので、中立位置保持機構11
を分解したりする必要もなく、外部から操作可能である
ので、調整作業を容易にすることができる。
【0029】尚、デテントロッド34は、その両端をケ
ーシング33の支持凹部33b及びキャップ39により
支持される両持ち構造として、該デテントロッド34の
支持強度の向上、及び中立位置保持機構11等の精度向
上を図っている。また、該デテントロッド34は、例え
ばキャップ39のみにより支持する片持ち構造に構成し
て、ケーシング33の支持凹部33bの加工を無くすと
ともに、ケーシング33の肉厚を薄く形成して、低コス
ト化を図ることも可能である。
【0030】また、ケーシング33内には、可動斜板の
最大回動角を規制する回転制限機構が構成されている。
即ち、デテントロッド34における固定部34aの両端
部側には、段差部34b・34bが形成されており、デ
テントロッド34の軸心方向に摺動するバネ受け35・
35が、該段差部34b・34bに係止するように構成
している。そして、操作レバー20の回動操作によりピ
ン41が回動されると、ピン41が回動される方向のバ
ネ受け35が、バネ36の付勢力に抗してピン41と共
にデテントロッド34の端部側方向へ摺動する。バネ受
け35が一定量摺動すると、前記段差部34bに係止し
て、該バネ受け35及びピン41はそれ以上端部側方向
へ移動できなくなる。
【0031】このように、デテントロッド34に形成し
た段差部34bによりピン41の回動量を制限し、これ
により可動斜板21cの最大回動角を規制するように構
成している。即ち、可動斜板の最大回動角を規制する回
転制限機構を、中立位置機構を構成するデテントロッド
34に段差部34b・34bを形成することで構成して
いるのである。該回転制限機構を、中立位置機構を構成
するデテントロッド34へ一体的に段差部34b・34
bを形成して構成することで、可動斜板21cの中立位
置からの最大回動角を精度良く正確に設定することがで
きるとともに、耐久性を向上して長期間高精度を保つこ
とが可能となる。
【0032】また、デテントロッド34の固定部34a
と段差部34b・34bとの間のストロークの調整は、
該デテントロッド34を加工する際の機械的な加工精度
により決定するようにしているので、デテントロッド3
4をケーシング33に組み込んだ後は回転制限機構の調
整を行う必要がなくなるので、例えば、出荷時における
調整工程を省くことができる。
【0033】このように構成された回転制限機構により
制限されるピン41の回動量以上に操作レバー20が回
動操作された場合は、該操作レバー20の部分に構成さ
れるオーバーストローク機構により操作レバー20の回
動操作を吸収するようにしている。前述の如く、ピン4
1は、操作レバー20の回動操作により連動アーム27
及び捩じりバネ40を介して一体的に回動されるが、ピ
ン41が一定量回動し、前記回転制限機構により回動を
制限されてそれ以上回動できなくなると、捩じりバネ4
0に挟持され操作レバー20と一体的に回動する連動ア
ーム27が、付勢力に抗して該捩じりバネ40を広げな
がら回動する。
【0034】即ち、捩じりバネ40等でオーバーストロ
ーク機構を構成して、ピン41が回転制限機構により回
動を制限された後は、連動アーム27のみが捩じりバネ
40を広げながら回動し、操作レバー20の回動操作力
がピン41に直接かからないように構成している。これ
により、操作レバー20が過剰に回動操作された場合で
も、ピン41や、バネ受け35及びデテントロッド34
に無理な力がかかって、これらの部材やサーボ機構61
が破損したり、中立位置保持機構11の調整が狂ったり
することを防止している。
【0035】また、本例においては固定部34aはデテ
ントロッド34に一体的に形成しているが、ケーシング
33に一体的に形成して低コスト化を図ることもでき、
また、該固定部34aを別体に形成してデテントロッド
34やケーシング33に取り付けることも可能である。
さらに、図7、図8に示すように、バネ受け35・35
により挟み込まれる固定部34aを、偏心ピン76のピ
ン部76bとして構成し、該ピン部76bを該偏心ピン
の端部をケーシング33の外部に突出し、該偏心ピンを
バネ受け35・35にて挟み込むように構成してもよ
い。この場合、ケーシング33に形成した長孔33dの
範囲内で、軸部76aを中心として偏心ピン76を外部
から回動操作することにより、ピン部76bの位置を調
節するように構成して中立位置の調整作業を容易化する
ことができる。
【0036】また、ピン41及び固定部34aを両側か
ら挟み込むバネ受け35・35は外周部を強固なブロッ
ク材にて構成されるケーシング33によりガイドされて
いるので、該ピン41を精度よく位置決めすることがで
きる。また、バネ受け35にはデテントロッド34が通
過する取付孔35aが形成されており、該取付孔35a
はデテントロッド34の固定部34aの外径よりも大き
な径に形成されている。この取付孔35aを形成するこ
とにより中立位置保持機構11の組立作業やメンテナン
ス作業を簡便にすることができる。そして、該取付孔3
5aは、例えば図10に示すようにデテントロッド34
の軸心に対して偏心する略円形状に形成したり、又は図
9に示すように略だるま形状に形成したりしており、中
立位置保持機構11の組立後においては止め輪等の付加
部材を用いることなくバネ受け35を固定部34aに係
止させることが可能となるので、部品点数の削減、及び
信頼性の向上を図ることができる。
【0037】以上の如く構成した中立位置保持機構11
等を内装するケーシング33は、HST10のハウジン
グ31に装着されており、ケーシング33の連通口33
cを通じて該ケーシング33内に形成される空間33a
とハウジング31内とが連通して、該空間33aにはH
ST10内の圧油が充填されている。即ち、ケーシング
33に内装される中立位置保持機構11と回転制限機
構、及びケーシング33のハウジング31への装着面側
に配置されるオーバーストローク機構は、ケーシング3
3をハウジング31に装着することで、該ハウジング3
1に内装されることとなる。
【0038】このように、中立位置保持機構11、回転
制限機構、及びオーバーストローク機構をHST10に
一体的に内装することにより、これらの各機構の各構成
部材に泥やごみ等の異物が付着することがなく、動作不
良が発生したり、外部からの衝撃により各調節が狂った
りすることを防止することができる。また、各機構を小
型に構成することができるとともに、コスト低減を図る
ことが可能となる。
【0039】また、ケーシング33の空間33a内にお
いては、バネ受け35よりもデテントロッド34の端部
側にバネ36が配設されるバネ室37が形成されてお
り、該バネ室37と前記連通口33cとは、バネ受け3
5に形成される取付孔35aを通じて連通されている。
ここで、本例においては、バネ室35と連通口33cと
の連通をバネ受けの取付孔35aによりおこなっている
が、図11に示すように、バネ受け35にオリフィス3
5cを形成して、このオリフィス35cによりバネ室3
5と連通口33cとを連通してもよい。
【0040】この場合、オリフィス35cの作用によ
り、バネ受け35がデテントロッド34の軸心方向へ摺
動する際に、該バネ受け35が急激に摺動しようとする
と、圧油の該取付孔35aの通過抵抗が大きくなって該
バネ受け35が摺動するのに大きな力が必要となり、該
バネ受け35が緩やかに摺動しようとすると、圧油の該
取付孔35aの通過抵抗が小さくなり、小さな力でバネ
受け35を摺動させることが可能となる。従って、該オ
リフィス35cはダンパー作用を有しており、操作レバ
ー20を緩やかに操作した場合は該操作レバー20を小
さな力で回動することが可能となって、可動斜板21c
の斜板角を操作することができる。また、操作レバー2
0を急激に操作した場合は、該操作レバー20を回動す
るためには非常に大きな力が必要となって可動斜板21
cの斜板角を操作することが困難となるため、操作レバ
ー20の急操作によるショックの発生を抑えることが可
能となる。
【0041】また、前記オリフィス35cをバネ受け3
5のケーシング33との摺動面に形成してバネ室37と
連通口33cとを連通したり、該バネ受け35の外周に
デテントロッド34の軸心方向へ溝を形成してバネ室3
7と連通口33cとを連通したりしてもよい。また、バ
ネ室37が形成されている部分のケーシング33にオリ
フィス孔を形成して、該バネ室37とHST10のハウ
ジング31とを連通するように構成してもよい。このよ
うに、オリフィス孔は簡易な構成で容易に設けることが
可能である。
【0042】また、中立位置保持機構11は次のように
構成することもできる。即ち、図7乃至図10に示す中
立位置保持機構11’の如くである。図7乃至図10に
おいては、カートリッジ99内に形成される空間97に
デテントロッド94が摺動自在に挿入されており、該デ
テントロッド94はカートリッジ99の支持凹部99a
に支持されている。
【0043】デテントロッド94は前記バネ受け95a
・95b及び止め輪104を貫通しており、該デテント
ロッド94の一端部94aはカートリッジ99内から延
出し、他端94bが前記支持99aに支持されている。
カートリッジ99の空間97における、デテントロッド
94の一端部94a側端部には止め輪104が嵌装され
るとともに、該空間97内の他端部94b側端部にはバ
ネ受け95bが、一端部94a側端部にはバネ受け95
aが、デテントロッド94の軸心方向へ摺動自在に内装
されている。
【0044】前記バネ受け95a・95b間にはバネ9
6が圧縮状態で介装されており、デテントロッド94に
軸心方向の力がかかっていない状態においては、バネ受
け95bは、バネ96の付勢力により空間97の支持凹
部99a側端部及びデテントロッド94の他端部側段差
部94eに圧接され、バネ受け95aはバネ96の付勢
力により止め輪104及び一端部側段差部94dに圧接
されている。
【0045】そして、デテントロッド94が一端部94
a側方向に摺動すると、他端部側段差部94eがバネ受
け95bに係止して、該バネ受け95bがバネ96の付
勢力に抗して、デテントロッド94と共に一端部94a
側方向へ摺動する。逆に、デテントロッド94が他端部
94b側方向に摺動すると、一端部側段差部94dがバ
ネ受け95aに係止して、該バネ受け95aがバネ96
の付勢力に抗して、デテントロッド94と共に他端部9
4b側方向へ摺動する。
【0046】このように、デテントロッド94、止め輪
104、バネ受け95a・95b、及びバネ96を一体
的に内装したカートリッジ99は、ケーシング93へ着
脱可能に装着されている。また、ケーシング93には操
作レバー20の回動軸25が回動自在に嵌装され、該回
動軸25には連動アーム87が操作レバー20と一体的
に回動するように固設されている。
【0047】さらに、回動軸25には捩じりバネ100
が回動自在に外嵌され、前記連動アーム87が該捩じり
バネ100により挟持されている。また、捩じりバネ1
00にはピン101が挟持されており、該ピン101の
他端部101bは、前記サーボ機構61のスプール72
に嵌合されて、該ピン101をデテントロッド94の軸
心方向へ移動させることにより該スプール72を移動操
作することができるように構成している。
【0048】また、ケーシング93内には捩じりバネ1
00により挟持されたピン101の一端部101aが挿
入されるとともに、該一端部101aは、ケーシング3
3内に装着されるカートリッジ99のデテントロッド9
4の一端部94aに挿入されている。そして、デテント
ロッド94に力がかかっていない状態では、該デテント
ロッド94の一端部94aはバネ96の付勢力により一
定位置に保持されており、この状態において、該一端部
94aに挿入されたピン101により操作される可動斜
板21cが中立位置に位置し、この中立位置で保持され
るように構成している。即ち、ケーシング33へ装着さ
れるカートリッジ99に内装されるデテントロッド9
4、止め輪104、バネ受け95a・95b、及びバネ
96により中立位置保持機構11’が構成されている。
【0049】このように構成される中立位置保持機構1
1’において、操作レバー20を回動操作すると、回動
軸25に固設される連動アーム87、及び該連動アーム
27を挟持する捩じりバネ100が一体的に回動され
る。さらに、捩じりバネ100に挟持されるピン101
が、該捩じりバネ100の回動動作に伴って、デテント
ロッド94の軸心方向へ移動される。即ち、操作レバー
20を回動操作すると、ピン101が一体的にデテント
ロッド94の軸心方向へ移動するように構成されてお
り、該ピン101が移動することで、該ピン101が挿
入されているデテントロッド94が一体的に移動するこ
ととなる。
【0050】デテントロッド94における一端部側段差
94dと他端部側段差94eとの間には中央段差部94
cが形成されており、例えば、デテントロッド94が他
端部94b側へ移動した場合には、該デテントロッド9
4が一定量移動すると、該中央段差部94cがバネ受け
95bに係止して、デテントロッド94がそれ以上移動
できないように構成している。逆に、デテントロッド9
4が一端部94a側へ移動した場合には、該デテントロ
ッド94が一定量移動すると、該中央段差部94cがバ
ネ受け95aに係止して、デテントロッド94がそれ以
上移動できないように構成している。
【0051】このように、デテントロッド94に形成し
た中央段差部94cにより、該デテントロッド94の移
動量、即ちピン101の移動量を制限し、これにより可
動斜板21cの最大回動角を規制するように構成してい
る。即ち、可動斜板の最大回動角を規制する回転制限機
構を、中立位置機構を構成するデテントロッド94に中
央段差部94cを形成することで構成しているのであ
る。そして、該中央段差部94cは、デテントロッド9
4に機械加工にて形成しているので、該中央段差部94
cの位置精度は、該中央段差部94cを加工する際の機
械的な加工精度により決定されるので、デテントロッド
94をケーシング93に組み込んだ後は回転制限機構の
調整を行う必要がなくなり、例えば、出荷時における調
整工程を省くことが可能となる。
【0052】また、回転制限機構により規制されるピン
101の移動量以上に操作レバー20が回動操作された
場合には、該操作レバー20の部分に構成されるオーバ
ーストローク機構により操作レバー20の回動操作を吸
収するようにしている。前述の如く、ピン101は、操
作レバー20の回動操作により連動アーム87及び捩じ
りバネ100を介して一体的に移動されるが、ピン10
1が一定量回動し、前記回転制限機構により回動を制限
されてそれ以上回動できなくなると、捩じりバネ100
に挟持され操作レバー20と一体的に回動する連動アー
ム87が、付勢力に抗して該捩じりバネ100を広げな
がら回動する。
【0053】即ち、捩じりバネ100等でオーバースト
ローク機構を構成して、ピン101が回転制限機構によ
り回動を制限された後は、連動アーム87のみが捩じり
バネ100を広げながら回動し、操作レバー20の回動
操作力がピン101に直接かからないように構成してい
る。
【0054】以上の如く構成された中立位置保持機構1
1’、回転制限機構、及びオーバーストローク機構は、
カートリッジ99が装着されるケーシング93を、HS
T10のハウジング31に装着することで、前述の中立
位置保持機構11等の場合と同様に、ハウジング31に
内装されることとなる。このように、中立位置保持機構
11’、回転制限機構、及びオーバーストローク機構を
HST10に一体的に内装することにより、これらの各
機構の各構成部材に泥やごみ等の異物が付着することが
なく、動作不良が発生したり、外部からの衝撃により各
調節が狂ったりすることを防止することができる。
【0055】また、中立位置保持機構11’はカートリ
ッジ99に一体的に構成されており、該カートリッジ9
9を、ハウジング31に取り付けられるケーシング93
に着脱可能に装着するようにしているので、該中立位置
保持機構11’の中立位置調整や、メンテナンスを容易
に行うことが可能となる。さらに、該機構を小型に構成
することができるとともに、コスト低減を図ることが可
能となる。
【0056】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、中立位置保持機構、可動斜板の最大回動角を規制す
る回転制限機構、及び、油圧サーボ機構の操作レバーに
構成されるオーバーストローク機構を、該油圧式無段変
速装置に一体的に内装したので、これら各機構の各構成
部材に泥やごみ等の異物が付着することがなく、動作不
良が発生したり、外部からの衝撃により各調節が狂った
りすることを防止することができる。また、各機構を小
型に構成することができるとともに、コスト低減を図る
ことが可能となる。
【0057】さらに、請求項2記載の如く、前記中立位
置保持機構は、油圧サーボ機構のスプールを駆動するス
プール駆動部と同一幅を有した固定物を中立位置に設
け、該固定物とスプール駆動部との両方を付勢部材によ
り両側から挟み込む構成としたので、中立位置保持機構
を簡単な構成とするとともに小型化することができ、中
立位置の調整も容易に行うことが可能となる。
【0058】さらに、請求項3記載の如く、前記中立位
置保持機構における付勢部材は、バネにより付勢される
バネ受けであるので、バネの付勢力を止め輪等の付加部
材により受けることが必要でなくなり、止め輪が外れる
等の心配がなくなって耐久性を向上させることができ
る。また、中立位置保持の精度を向上させることが可能
となる。
【0059】さらに、請求項4記載の如く、前記回転制
限機構は、前記中立位置保持機構を構成するロッドに段
差部を形成して構成されるので、可動斜板の中立位置か
らの最大回動角を精度良く正確に設定することができる
とともに、耐久性を向上して長期間高精度を保つことが
可能となる。また、該段差部の位置精度は該ロッドを加
工する際の機械的な加工精度により決定されるので、該
ロッドをケーシングに組み込んだ後は回転制限機構の調
整を行う必要がなくなり、例えば、出荷時における調整
工程を省くことが可能となる。
【0060】さらに、請求項5記載の如く、前記中立位
置保持機構に、外部から中立位置の調節が可能なアジャ
スト部材を設けたので、中立位置保持機構を分解したり
することなく、該アジャスト部材を操作するだけで中立
位置調整を行うことが可能となり、中立位置調整作業を
容易にすることができる。
【0061】さらに、請求項6記載の如く、前記中立位
置保持機構が内装されるケーシングと前記バネ受けとの
間に形成されるバネ室にオリフィスを設けたので、該オ
リフィスにより、操作レバーの操作時にダンパー作用を
得ることが可能となる。即ち、操作レバーを緩やかに操
作した場合は該操作レバーを小さな力で回動することが
可能となって、可動斜板の斜板角を操作することができ
る。また、操作レバーを急激に操作した場合は、該操作
レバーを回動するためには非常に大きな力が必要となっ
て可動斜板の斜板角を操作することが困難となるため、
操作レバーの急操作によるショックの発生を抑えること
が可能となる。
【0062】さらに、請求項7記載の如く、前記中立位
置保持機構をカートリッジとして一体的に構成し、該中
立位置保持機構をケーシングに着脱可能に装着し、該中
立位置保持機構を装着したケーシングを油圧式無段変速
装置へ一体的に装着したので、中立位置保持機構の中立
位置調整や、メンテナンスを容易に行うことが可能とな
る。さらに、該中立位置保持機構を小型に構成すること
ができるとともに、コスト低減を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧式無段変速装置を示す側面断面図
である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】中立位置保持機構を示す正面断面図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】同じく一側面図である。
【図6】同じく他側面図である。
【図7】固定部を偏心ピンにて形成した例を示す正面断
面図である。
【図8】同じく一側面図である。
【図9】バネ受けの取付孔を略だるま形状に形成した例
を示す図である。
【図10】バネ受けの取付孔を偏心孔に形成した例を示
す図である。
【図11】バネ室とケーシングの連通口とをオリフィス
で連通した例を示す正面断面図である。
【図12】中立位置保持機構の別実施例を示す正面断面
図である。
【図13】同じく平面図である。
【図14】同じく一側面図である。
【図15】同じく他側面図である。
【符号の説明】
10 油圧式無段変速装置(HST) 11 中立位置保持機構 20 操作レバー 21 油圧ポンプ 21c 可動斜板 22 油圧モータ 22c 固定斜板 31 (HSTの)ハウジング 33 (中立位置保持機構の)ケーシング 34 デテントロッド 34a 固定部 34b 段差部 35 バネ受け 35a 偏心孔 36 バネ 37 バネ室 38 アジャストボルト 40 捩じりバネ 41 ピン 61 油圧サーボ機構 72 スプール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧式無段変速装置の斜板角を制御する
    油圧サーボ機構において、中立位置保持機構、可動斜板
    の最大回動角を規制する回転制限機構、及び、油圧サー
    ボ機構の操作レバーに構成されるオーバーストローク機
    構を、該油圧式無段変速装置に一体的に内装したことを
    特徴とする油圧式無段変速装置。
  2. 【請求項2】 前記中立位置保持機構は、油圧サーボ機
    構のスプールを駆動するスプール駆動部と同一幅を有し
    た固定物を中立位置に設け、該固定物とスプール駆動部
    との両方を付勢部材により両側から挟み込む構成とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の油圧式無段変速装
    置。
  3. 【請求項3】 前記中立位置保持機構における付勢部材
    は、バネにより付勢されるバネ受けであることを特徴と
    する請求項2に記載の油圧式無段変速装置。
  4. 【請求項4】 前記回転制限機構は、前記中立位置保持
    機構を構成するロッドに段差部を形成して構成されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の油圧式無段変速装置。
  5. 【請求項5】 前記中立位置保持機構に、外部から中立
    位置の調節が可能なアジャスト部材を設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の油圧式無段変速装置。
  6. 【請求項6】 前記中立位置保持機構が内装されるケー
    シングと前記バネ受けとの間に形成されるバネ室にオリ
    フィスを設けたことを特徴とする請求項3に記載の油圧
    式無段変速装置。
  7. 【請求項7】 前記中立位置保持機構をカートリッジと
    して一体的に構成し、該中立位置保持機構をケーシング
    に着脱可能に装着し、該中立位置保持機構を装着したケ
    ーシングを油圧式無段変速装置へ一体的に装着したこと
    を特徴とする請求項1に記載の油圧式無段変速装置。
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JP2017036713A (ja) * 2015-08-12 2017-02-16 日立建機株式会社 可変容量型液圧回転機のレギュレータ

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