JP2868746B2 - 可変容量形油圧モータの油圧駆動装置 - Google Patents

可変容量形油圧モータの油圧駆動装置

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JP2868746B2
JP2868746B2 JP9145598A JP14559897A JP2868746B2 JP 2868746 B2 JP2868746 B2 JP 2868746B2 JP 9145598 A JP9145598 A JP 9145598A JP 14559897 A JP14559897 A JP 14559897A JP 2868746 B2 JP2868746 B2 JP 2868746B2
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彰 宮本
正貴 大西
康夫 小西
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Kawasaki Motors Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
    • F16H61/42Control of exclusively fluid gearing hydrostatic involving adjustment of a pump or motor with adjustable output or capacity
    • F16H61/423Motor capacity control by fluid pressure control means

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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーン用ウィン
チ等を駆動するための可変容量型油圧モータの油圧駆動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クレーン用ウィンチを駆動するための可
変容量型油圧モータの油圧駆動装置の一例として、たと
えば特公平3−57033号公報に開示されたものが存
在する。この公知の油圧駆動装置は、図3に示すとおり
の基本的構造を有している。図3において、たとえば、
可変容量形油圧モータ2の片方の入力ポートには油圧流
路4が接続され、その他方の入力ポートには油圧流路6
が接続されている。油圧流路4,6は、流路切換弁(図
示せず)を介して油圧ポンプ(図示せず)に接続されて
いる。油圧モータ2を所定方向(ウィンチを巻上げる方
向)に回動するときには、油圧ポンプからの圧油は油圧
流路6に送給されるが、油圧モータ2を所定方向とは反
対方向(ウィンチを巻下げる)に回動するときには、油
圧ポンプからの圧油は油圧流路4に送給される。可変容
量形油圧モータ2は、斜板の傾転角を制御する傾転角制
御手段8を備えている。傾転角制御手段8は、斜板に連
結されたピストン10を有し、ピストン10の一端部が
第1のピストン室12に位置し、その他端部が第2のピ
ストン室14に位置している。
【0003】傾転角制御手段8のピストン10は、2個
の切換弁16および18によって作動制御される。切換
弁16の入力側の一方のポートには油圧流路20が接続
され、油圧流路20はシャトル弁22に接続され、この
シャトル弁22の一方のポートが油圧流路6に、またそ
の他方のポートが油圧流路24に接続されている。油圧
流路24は、操作用油圧ポンプ(図示せず)に接続され
る。切換弁16の入力側の他方のポートは、油圧流路2
6を介して油圧流路28に接続され、この油圧流路28
は圧油溜30に接続される。この切換弁16の出力側の
一方のポートは油圧流路32を介して傾転角制御手段8
の第1のピストン室12に接続され、その他方のポート
が油圧流路34を介して第2のピストン室14に接続さ
れている。切換弁16の一方のパイロットポート16a
は油圧流路20に接続され、その他方のパイロットポー
ト16bは油圧流路4に接続されている。また、他方の
切換弁18の入力側の一方のポートは油圧流路36を介
して油圧流路24に接続され、その他方のポートは油圧
流路38を介して油圧流路26に接続されている。さら
に、切換弁18の出力側の一方のポートは油圧流路40
および減圧弁42を介して切換弁16のパイロットポー
トに接続されている。
【0004】油圧モータ2の出力軸は、減速機44に駆
動連結され、この減速機44の出力側が、ウィンチのド
ラム46に駆動連結されている。操作レバー(図示せ
ず)を操作してウィンチを巻上げるときには、操作レバ
ーの操作によって切換弁18が図3に示す第1の位置か
ら第2の位置に切換えられ、油圧流路24の圧油がこの
切換弁18を介して減圧弁42に導かれる。この減圧弁
42で減圧された圧力が切換弁16に作用すると、切換
弁16が図3に示す第1の位置から第2の位置に位置付
けられ、油圧流路6を流れる圧油は切換弁16を介して
傾転角制御手段8の第1のピストン室12に送給され、
油圧モータ2の傾転角が小さくなり、油圧モータ2は比
較的低負荷でかつ比較的高速度で回転される。油圧モー
タ2の回転中に油圧流路6の圧油の圧力が上昇すると、
油圧流路6からの圧油が切換弁16の第1のパイロット
ポート16aに作用し、切換弁16は上記第1の位置に
位置付けられ、油圧流路6を流れる圧油は切換弁16を
介して傾転角制御手段8の第2のピストン室14に送給
される。したがって、油圧モータ2の傾転角が大きくな
り、油圧モータ2は、比較的高負荷でかつ比較的低速度
で回転される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の油圧駆
動装置においては、油圧モータ2に送給される圧油の圧
力の変化に応じて油圧モータ2の傾転角制御手段8の傾
転角が制御されるが、この傾転角を制御するのに2個の
切換弁を必要とする。それ故に、油圧駆動装置、特に切
換弁に関連する構造が複雑になるとともに、部品点数が
多くなる欠点が存在する。
【0006】本発明は、比較的簡単な構成でもって、油
圧モータに送給される圧油の圧力変化に応じて傾転角制
御手段の傾転角を制御することができる可変容量形油圧
モータの油圧駆動装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧油を供給す
る油圧供給源と、傾転角制御手段を有し、前記油圧供給
源からの圧油によって回転される可変容量形油圧モータ
と、前記傾転角制御手段に送給される圧油を切換える切
換制御弁とを具備し、前記傾転角制御手段は、前記可変
容量形油圧モータの斜板に連結された受圧ピストンを有
し、該受圧ピストンの一端部に設けられた第1の受圧面
は、その他端部に設けられた第2の受圧面よりも面積が
小さく設定され、前記可変容量形油圧モータを所定方向
に回転駆動するときには、前記油圧供給源からの圧油
は、前記可変容量形油圧モータの入力ポートに供給さ
れ、さらに前記傾転角制御手段の受圧ピストンの第1の
受圧面に作用すると共に、前記切換制御弁を介して選択
的に前記受圧ピストンの第2の受圧面に作用する可変容
量形油圧モータの油圧駆動装置において、前記切換制御
弁は、弁ハウジングと、該弁ハウジングに第1の位置と
第2の位置との間を移動自在に配設されたピストンおよ
びスプールと、該ピストンおよびスプールを前記第1の
位置に向けて偏倚する偏倚手段とを備え、前記ピストン
は第1のピストン受面および第2のピストン受面を有し
ており、前記可変容量形油圧モータが所定方向に回転駆
動されるときには、前記油圧供給源からの圧油は前記ピ
ストンの第1のピストン受面に作用しており、前記第1
のピストン受面に作用する圧油の圧力が上昇して前記第
1のピストン受面に作用する受圧力が前記偏倚手段の偏
倚力より大きくなると、前記ピストンおよびスプールが
前記第1の位置から前記第2の位置に切換えられ、これ
によって前記油圧供給源からの圧油が前記ピストンの第
2のピストン受面に作用するとともに、前記傾転角制御
手段の受圧ピストンの第2の受圧面に作用していた圧油
が前記切換制御弁を介して圧油溜に戻され、かくして前
記傾転角制御手段の傾転角が大きくなって前記可変容量
形油圧モータは比較的高負荷でかつ比較的低速度で回転
され、一方前記ピストンの第1のピストン受面に作用す
る圧油の圧力が低下して前記第1のピストン受面および
第2のピストン受面に作用する受圧力が前記偏倚手段の
偏倚力よりも小さくなると、前記ピストンおよびスプー
ルが前記第2の位置から前記第1の位置に切換えられ、
これによって前記ピストンの第2のピストン受面に作用
していた圧油が前記圧油溜に戻されるとともに、前記油
圧供給源からの圧油が前記切換制御弁を介して前記傾転
角制御手段の受圧ピストンの第2の受圧面に作用し、か
くして前記傾転角制御手段の傾転角が小さくなって前記
可変容量形油圧モータは比較的低負荷でかつ比較的高速
度で回転されることを特徴とする可変容量形油圧モータ
の油圧駆動装置である。
【0008】本発明に従えば、切換制御弁は、第1の位
置と第2の位置の間を移動自在であるピストンおよびス
プールと、これらを第1の位置に向けて偏倚する偏倚手
段を備え、ピストンは第1のピストン受面および第2の
ピストン受面を有している。そして、油圧モータに送給
される圧油の圧力が上昇するときには、このピストンの
第1のピストン受面に作用する受圧力が偏倚手段の偏倚
力よりも大きくなったときにピストンおよびスプールが
第2の位置に位置付けられ、これによって傾転角制御手
段の受圧ピストンの第2の受圧面に作用していた圧油は
圧油溜に戻される。一方、油圧モータに送給される圧油
の圧力が下降するときには、ピストンの第1および第2
のピストン受面に作用する受圧力が偏倚手段の偏倚力よ
りも小さくなると、ピストンおよびスプールが第1の位
置に位置付けられ、これによって油圧供給源からの圧油
が傾転角制御手段の受圧ピストンの第2の受圧面に作用
する。したがって、ピストンおよびスプールを有する切
換制御弁によって、圧油にヒステリシス特性を持たせて
傾転角制御手段の傾転角を所定のとおり制御することが
できる。
【0009】また本発明は、前記切換制御弁の弁ハウジ
ングには、前記傾転角制御手段の第1の受圧面に連通す
る第1のポートおよび第2のポートと、前記傾転角制御
手段の第2の受圧面に連通する第3のポートが設けら
れ、前記ピストンの第1のピストン受面には前記第1の
ポートからの圧油が作用し、前記ピストンの第2のピス
トン受面には前記弁ハウジングに設けられた連通路から
の圧油が作用し、前記ピストンおよびスプールが前記第
1の位置にあるときには、前記スプールの作用によっ
て、前記第2のポートと前記第3のポートが連通される
とともに、前記連通路が圧油溜に連通され、一方前記ピ
ストンおよびスプールが前記第2の位置にあるときに
は、前記スプールの作用によって、前記第3のポートが
圧油溜に連通されるとともに、前記第2のポートと前記
連通路とが連通されることを特徴とする。
【0010】本発明に従えば、弁ハウジングには第1〜
第3のポートと、第2のピストン受面に連通する連通路
が設けられているので、ピストンおよびスプールを第1
の位置と第2の位置の間を移動させることによって、傾
転角制御手段の傾転角を所定のとおり制御することがで
きる。
【0011】さらに本発明は、前記切換制御弁の弁ハウ
ジングには、移動部材が前記スプールに近接および離隔
する方向に移動自在に装着され、前記偏倚手段は前記移
動部材と前記スプールとの間に介在され、前記移動部材
の位置を調整するための位置調整手段がさらに設けら
れ、該位置調整手段により前記移動部材の位置を調整す
ることによって、前記偏倚手段の偏倚力が調整されるこ
とを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、位置調整手段を操作する
ことによって移動部材をスプールに近接および離隔する
方向に移動させることができる。偏倚手段は、移動部材
とスプールとの間に介在されているので、この移動部材
の位置を調整することによって偏倚手段による偏倚力を
調整することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に従う油圧駆動装
置の一実施形態における切換制御弁とそれに適用される
油圧回路を示す簡略図である。図1において、ウィンチ
のドラムを回転駆動するのに好都合に適用することがで
きる図示の油圧駆動装置は、可変容量形油圧モータ10
2を備えている。油圧モータ102の片方のポートは油
圧流路104に接続され、その他方のポートは油圧流路
106に接続されている。油圧流路104,106は、
図示していないが、流路切換弁を介して油圧ポンプ(油
圧供給源を構成する)および圧油タンク(圧油溜を構成
する)に接続される。油圧モータ102を所定方向(た
とえば巻上げ方向)に回動する場合には、流路切換弁を
介して、油圧ポンプ(図示せず)と油圧流路104とが
接続されるとともに、圧油タンク(図示せず)と油圧流
路106とが接続される。一方、油圧モータ102を所
定方向とは反対方向(巻下げる方向)に回動する場合に
は、流路切換弁を介して、油圧ポンプと油圧流路106
とが接続されるとともに、圧油タンクと油圧流路104
とが接続される。
【0014】油圧モータ102は、傾転角を制御するた
めの傾転角制御手段108を備えている。傾転角制御手
段108は、滑動自在に装着された受圧ピストン110
を有し、この受圧ピストン110が油圧モータ102の
斜板に連結されている。受圧ピストン110の一端部は
第1のピストン室112内に位置し、その他端部は第2
のピストン室114内に位置している。受圧ピストン1
10の一端面は第1の受圧面を構成し、第1のピストン
室112内の圧油がこの第1の受圧面に作用する。ま
た、受圧ピストン110の他端面は第2の受圧面を構成
し、第2のピストン室114内の圧油が第2の受圧面に
作用する。受圧ピストン110の第1の受圧面の受圧面
積(圧油が作用する面積)は第2の受圧面の受圧面積よ
りも小さくなっている。また、第1のピストン室112
は油圧流路117を介して油圧流路104に接続され、
第2のピストン室114は油圧流路119を介して油圧
流路106に接続されている。このような傾転角制御手
段108においては、第2の受圧面に作用する圧油によ
る受圧力が第1の受圧面に作用する圧油による受圧力よ
りも大きくなると、受圧ピストン110は矢印116で
示す方向(第1のピストン室112に向かう方向)に移
動され、傾転角制御手段108の傾転角が小さくなる。
したがって、油圧モータ102の押除け容積が小さくな
り、油圧モータ102は比較的低負荷でかつ比較的高速
度で回転される。これに対して、第2の受圧面に作用す
る圧油による受圧力が第1の受圧面に作用する圧油によ
る受圧力よりも小さくなると、受圧ピストン110は矢
印118で示す方向(第2のピストン室114に向かう
方向)に移動され、傾転角制御手段108の傾転角が大
きくなる。したがって、油圧モータ102の押除け容積
が大きくなり、油圧モータは比較的高負荷でかつ比較的
低速度で回転される。
【0015】傾転角制御手段108の第1および第2の
ピストン室112,114に作用する圧油は、切換制御
弁120によって切換えられる。図示の切換制御弁12
0は弁ハウジング122を有し、この弁ハウジング12
2は、相互に結合される第1のハウジング124と第2
のハウジング126から構成されている。第1のハウジ
ング124には、その一端部(図1において右端部)か
ら他端部に向けて直線状に延びる円筒状の径の大きい空
間128が設けられ、この空間128の底部側(図1に
おいて左端部側)には、スリーブ130が装着され、ス
リーブ130の内側にスプール132が軸線方向(図1
において左右方向)に移動自在に装着されている。本実
施形態では、第1のハウジング124には、空間128
に貫通する貫通孔が形成され、この貫通孔に突出係合部
材136が移動自在に装着されているとともに、その開
口部に取付ねじ140が螺合されている。突出係合部材
136と取付ねじ140との間にはコイルばね142が
介在されており、コイルばね142は突出係合部材13
6を貫通孔に沿って内方に偏倚せしめる。空間128に
挿入されたスリーブ130の一端外周面には環状凹部1
44が設けられており、空間128内に突出する突出係
合部材136の一部が環状凹部144に係合することに
よって、スリーブ130は空間128の内周面に固定さ
れる。
【0016】第1のハウジング124には2個のポート
146,148が設けられているとともに、第2のハウ
ジング126には1個のポート152が設けられてい
る。第2のハウジング126のポート152は第1のポ
ートを構成し、この第1のポート152は油圧流路15
4を介して油圧流路104に接続されている。第1のハ
ウジング124のポート148は第2のポートを構成
し、この第2のポート148は、油圧流路156を介し
て油圧流路154に接続されている。また、ポート14
8の図1において左側のポート146は第3のポートを
構成し、第3のポート146が油圧流路158を介して
傾転角制御手段108の第2のピストン室114に接続
されている。
【0017】第2および第3のポート146,148
は、第1のハウジング124を貫通して空間128まで
延びている。第2のポート146に対応してスリーブ1
30の外周面に環状凹部が設けられ、この環状凹部にポ
ート孔153,155が設けられている。第3のポート
148に対応してスリーブ130の外周面には環状凹部
が設けられ、この環状凹部にポート孔157が設けられ
ている。また、スリーブ130の図1において右端部近
傍には、その外周面に環状凹部が設けられ、この環状凹
部にポート孔159,160が設けられている。ポート
孔153,155,157,159,160は、実施の
形態では、180度の間隔を置いてそれぞれ2個設けら
れているが、1個または3個以上設けることもできる。
【0018】スリーブ130の内側に配設されたスプー
ル132は、細長い円筒状のスプール本体162と、こ
のスプール本体162の外周面に設けられた第1〜第3
の大径部164,166,168を備えている。スプー
ル本体162の外径はスリーブ130の内径よりも幾分
小さく、両者の間に規定される環状空間を通しての圧油
の流れが許容されるが、第1〜第3の大径部164,1
66,168の外径はスリーブ130の内径と実質上等
しく、これらとスリーブ130との間には圧油が流れる
ための空間は実質上存在しない。第1および第2の大径
部164,166は、スプール132の挿入側端部にお
いて空間170を仕切り、第2および第3の大径部16
6,168は、スプール132の中間部において空間1
72を仕切り、第3の大径部168はスプール132の
他端部から空間128の開口部に向けて延びる空間17
4を仕切る。このスプール本体162には、その軸線方
向に延びる連通孔178が設けられており、連通孔17
8の一端開口180は上記空間170に開口し、その他
端開口182は上記空間174に開口し、連通孔178
は空間170と空間174を連通する。上記空間174
は油圧流路177を介して圧油溜175に連通されてい
る。
【0019】スプール132は、図1で示す第1の位置
と図2で示す第2の位置との間を移動自在である。第2
の大径部166は、ポート孔153,155に対応して
設けられ、スプール132が上記第1の位置にあるとき
には、ポート孔153は第2の大径部166によって閉
塞され、ポート孔155は空間172に開口するが、ス
プール132が上記第2の位置にあるときには、ポート
孔153は空間170に開口し、ポート孔155は第2
の大径部166によって閉塞される。また、第3の大径
部168はポート孔159,160に対応して設けら
れ、スプール132が第1の位置にあるときには、ポー
ト孔159は第3の大径部168によって閉塞され、ポ
ート孔160は上記空間174に開口するが、スプール
132が上記第2の位置にあるときには、ポート孔15
9は上記空間172に開口し、ポート孔160は第3の
大径部168によって閉塞される。なお、ポート孔15
7は、スプール132の位置に関係なく上記空間172
に開口する。
【0020】第1のハウジング124の他端部から第2
のハウジング126に渡って直線状に第1のポート15
2まで延びる細長い空間が設けられ、この空間にピスト
ン186が移動自在に設けられている。本実施形態で
は、ピストン186は、細長い棒状の第1のピストン部
188と、第1のピストン部188よりも幾分外径が大
きい第2のピストン部190と、第1のピストン部18
8とほぼ同じ外径の第3のピストン部192から構成さ
れ、図1において左から右に向けてこの順序で配設され
ている。第1〜第3のピストン部188,190,19
2は、切換制御弁120の組付けの容易性等を考慮して
それぞれ別個に形成されているが、これらの一部または
全部を一体に形成することもでき、またこのピストン1
86とスプール132をも一体に形成することもでき
る。
【0021】第1のピストン部188の一端部は第1の
ポート152内に突出している。この第1のピストン部
188の一端面は、ピストン186の第1のピストン受
面として機能し、第1のポート152に送給される圧油
が作用する。第2のピストン部190の一端面は第1の
ピストン部188の他端部に当接し、第1のピストン部
188と一体的に移動する。この第2のピストン部19
0の一端面(第1のピストン部188と当接する面)
は、第1のピストン部188の他端部よりも外径が大き
く、ピストン186が図2に示すとおりに移動したとき
ピストン186の第2のピストン受面として機能する。
本実施の形態では、第1のハウジング124および第2
のハウジング126に渡って連通路を規定する連通孔1
96が設けられ、連通孔196の一端が第2のピストン
部190が収容された空間の一端部(第1のピストン部
188が収容された空間と第2のピストン部190が収
容された空間との接続部近傍)に開口し、その他端がポ
ート孔159,160が連通するスリーブ130の外周
面の環状凹部に開口している。したがって、この第2の
ピストン受面には第2のポート150に送給される圧油
が作用する。また、第3のピストン部192の一端部は
第2のピストン部190の他端部に当接するとともに、
その他端部はスプール132の端部に当接し、この第3
のピストン部192はスプール132および第2のピス
トン部190と一体的に移動する。このように構成され
ているので、第1〜第3のピストン部188,190,
192は、スプール132とともに図1の第1の位置と
図3の第2の位置の間を移動自在である。
【0022】この実施形態では、第1のハウジング12
4の第3のピストン部192を支持する部分に環状空間
198が設けられ、この環状空間198が油圧流路20
0を介して油圧流路106に接続されている。この環状
空間198に関連して、第3のピストン部192には大
径部192aが設けられ、この大径部192aの一面
(図1において右側の面)が上記環状空間198に面し
ている。したがって、第3のピストン部192の大径部
192aはピストン186の第3のピストン受面として
機能し、油圧流路106を通して送給される圧油が作用
する。なお、圧油の漏れを防止するために、第1のハウ
ジング124と第2のハウジング126との間には、O
リング200が装着された補助部材202と、Oリング
204が介在されている。
【0023】第1のハウジング124の空間128の開
口部には、受部材206が配設されている。受部材20
6は半径方向外方に突出する受フランジ208が設けら
れ、この受フランジ208の内面(図1において左面)
に設けられた突部210がスプール132の端面の凹部
に係合している。受部材206の軸線方向外側(図1に
おいて右側)には移動部材212が受部材206に近接
および離隔する方向に移動自在に配設されている。移動
部材212の一端部には大径部214が設けられ、この
大径部214の外周面には、圧油の漏れを防止するため
のOリング216が設けられている。移動部材212の
内面には、受部材206に向けて突出する当接突部21
6が設けられている。この当接突部216に対向して、
受部材206は当接部218が設けられ、受部材206
の当接部218と移動部材212の当接突部216との
間には、スプール132の後述する移動を許容するため
の間隙が存在する。
【0024】受部材206の受フランジ208と移動部
材212の大径部214との間には、偏倚手段を構成す
るコイルばね220が当接突部216および当接部21
8を被嵌して装着されている。コイルばね220は、受
部材206に作用してスプール132およびピストン1
86を第1の位置に向けて弾性的に偏倚し、スプール1
32の挿入端が第1のハウジング124の空間128の
底面に当接することによって、スプール132が上記第
1の位置に保持され、このスプール132の挿入端面に
当接することによってピストン186も上記第1の位置
に保持される。後述するとおりにして、ピストン186
およびスプール132が図1において右方に移動する
と、受部材206の当接部218が移動部材212の当
接突部216に当接し、これによってピストン186お
よびスプール132が上記第2の位置に位置付けられ
る。
【0025】第1のハウジング124の空間128の開
口には、移動部材212の配置位置を調整するための位
置調整手段222が設けられている。位置調整手段22
2は、固定ボルト(図示せず)等によって第1のハウジ
ング124に固定されるプレート部材224を有し、こ
のプレート部材224に調整ねじ226が螺合されてい
る。調整ねじ226の先端部はプレート部材224を通
して内方に突出し、この突出部が移動部材212に作用
している。したがって、調整ねじ226を所定方向(は
たは所定方向とは反対方向)に回動すると、移動部材2
12は受部材206に近接する方向(または離離する方
向)に移動し、これによって受部材206と移動部材2
12との間隙が変わり、スプール132を第1の位置に
向けて偏倚する偏倚力が大きくなる(または小さくな
る)。なお、調整ねじ226には、その緩みを防止する
ためのロック用ナット228が螺着されている。
【0026】上述した切換制御弁122を有する油圧駆
動装置の作用効果を説明すると、次のとおりである。図
1および図2を参照して、油圧モータ102を所定方向
(たとえば巻上げ方向)に回動する場合には、流路切換
弁(図示せず)を介して、油圧ポンプ(図示せず)から
の圧油が油圧流路104に供給されるとともに、油圧流
路106が圧油溜(図示せず)に接続される。このよう
に接続されると、油圧ポンプからの圧油は、油圧流路1
17を介して傾転角制御手段108の第1のピストン室
112に送給されるとともに、油圧流路154を介して
切換制御弁122の第1のポート152に送給される。
このとき、ピストン186の第1のピストン受面に作用
する受圧力は、コイルばね220による偏倚力よりも小
さく、したがってコイルばね220の偏倚作用によって
ピストン186およびスプール132は、図1に示す第
1の位置に保持される。この第1の位置に保持されてい
る状態においては、ポート孔157、空間172および
ポート孔155を介して第2のポート148と第3のポ
ート146とが連通され、油圧ポンプからの圧油は、油
圧流路156、第2のポート148、第3のポート14
6および油圧流路200を介して傾転角制御手段108
の第2のピストン室114に送給される。また、連通孔
178を介して空間170と空間174とが連通される
とともに、連通孔196およびポート孔160を介して
ピストン186の第2のピストン受面を収容する空間と
空間174とが連通され、これら空間の圧油が油圧流路
177を介して圧油溜175に戻される。かくのとおり
に圧油が送給されると、、受圧ピストン110の第2の
受圧面に作用する力は第1の受圧面に作用する力よりも
大きくなり、受圧ピストン110は矢印116(図1)
で示す方向に移動される。その結果、傾転角制御手段1
08の傾転角が小さくなり、油圧モータ102は比較的
低負荷でかつ比較的高速度で回転される。
【0027】油圧モータ102に作用する負荷が増大し
て油圧流路104の圧油の圧力が増大する(すなわち第
1の所定値を越える)と、ピストン186の第1のピス
トン受面に作用する受圧力がコイルばね220の偏倚力
より大きくなる。このように圧油の圧力が上昇すると、
スプール132およびピストン186が上記第1の位置
からコイルばね220の偏倚作用に抗して図1において
右方に第2の位置に向けて移動される。スプール132
およびピストン186が第2の位置に向けて移動される
と、図2に示すとおり、ポート孔157、空間172、
ポート孔159および連通孔196を介して第2のポー
ト148とピストン186の第2のピストン受面を収容
する空間とが連通され、油圧流路156からの圧油が連
通孔196を通して上記空間に送給され、ピストン18
6の第1のピストン受面および第2のピストン受面に作
用する受圧力によってピストン186およびスプール1
32がさらに移動されて図2に示す第2の位置に保持さ
れる。スプール132が第2の位置に位置付けられる
と、ポート孔153、空間170、連通孔178を介し
て第3のポート146と空間174とが連通され、傾転
角制御手段108の第2のピストン室114の圧油は、
油圧流路158、第3のポート146空間174および
油圧流路177を介して圧油溜175に戻される。圧油
がこのように流れるので、傾転角制御手段108の第2
の受圧面に作用する力が第1の受圧面に作用する力より
も小さくなり、受圧ピストン110は矢印118(図
1)で示す方向に移動される。その結果、傾転角制御手
段108の傾転角が大きくなり、油圧モータ102は比
較的高負荷でかつ比較的低速度で回転される。
【0028】一方、油圧モータ102が所定方向に回転
している場合において、油圧流路104の圧油の圧力が
下降する(上記第1の所定値よりも小さい第2の所定値
まで下降する)と、ピストン186の第1のピストン受
面および第2のピストン受面に作用している受圧力がコ
イルばね220の偏倚力よりも小さくなり、ピストン1
86およびスプール132は、上記第1の位置から上記
第2の位置に移動される。このように移動すると、上述
したように、ピストン186の第2のピストン受面に作
用していた圧油が連通路196、空間174および油圧
流路177を介して圧油溜175に戻される。また、第
2のポート148と第3のポート146とが、ポート孔
157、空間172およびポート孔155を介して連通
され、油圧流路156からの圧油が傾転角制御手段10
8の第2のピストン室114に送給される。したがっ
て、受圧ピストン110の第2の受圧面に作用する力が
第1の受圧面に作用する力よりも大きくなり、受圧ピス
トン110が移動して傾転角制御手段108の傾転角が
小さくなり、油圧モータ102は比較的低負荷でかつ比
較的高速度で回転される。
【0029】以上のとおりであるので、ピストン186
およびスプール132を備えた切換制御弁120を用い
ることによって、可変容量形油圧モータ102の傾転角
制御手段108の傾転角を所要のとおり制御して油圧モ
ータ102の負荷と回転速度を制御することができる。
また、ピストン186は、所定方向回転時に常時圧油が
作用する第1のピストン受面と、所定方向回転時に選択
的に圧油が作用する第2のピストン受面を有しているの
で、油圧モータ102に送給される圧油をいわゆるヒス
テリシス特性を持たせて制御することができる。
【0030】なお、油圧モータ102が上記所定方向と
は反対方向(たとえば巻下げ方向)に回動させる場合に
は、流路切換弁(図示せず)を介して、油圧ポンプ(図
示せず)からの圧油が油圧流路106に供給されるとと
もに、油圧流路104が圧油溜(図示せず)に接続され
る。このように接続されると、油圧流路106からの圧
油が油圧流路200を介して空間198に送給され、ピ
ストン186が図1において左方に移動され、第2のピ
ストン部198がそれを収容する空間の端面に当接する
ことによって上記第1の位置に保持される。また、スプ
ール132はコイルばね220の作用によって図1にお
いて左方に移動されて上記第1の位置に保持される。し
たがって、この場合には、傾転角制御手段108の傾転
角が小さくなり、油圧モータ102は比較的低負荷でか
つ比較的高速度で所定方向とは反対方向に回転される。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、切換制御弁は、第1の
位置と第2の位置の間を移動自在であるピストンおよび
スプールと、これらを第1の位置に向けて偏倚する偏倚
手段を備え、ピストンは第1のピストン受面および第2
のピストン受面を有している。そして、油圧モータに送
給される圧油の圧力が上昇するときには、このピストン
の第1のピストン受面に作用する受圧力が偏倚手段の偏
倚力よりも大きくなったときにピストンおよびスプール
が第2の位置に位置付けられ、これによって傾転角制御
手段の受圧ピストンの第2の受圧面に作用していた圧油
は圧油溜に戻される。一方、油圧モータに送給される圧
油の圧力が下降するときには、ピストンの第1および第
2のピストン受面に作用する受圧力が偏倚手段の偏倚力
よりも小さくなると、ピストンおよびスプールが第1の
位置に位置付けられ、これによって油圧供給源からの圧
油が傾転角制御手段の受圧ピストンの第2の受圧面に作
用する。したがって、ピストンおよびスプールを有する
切換制御弁によって、圧油にヒステリシス特性を持たせ
て傾転角制御手段の傾転角を所定のとおり制御すること
ができる。
【0032】また本発明によれば、弁ハウジングには第
1〜第3のポートと、第2のピストン受面に連通する連
通路が設けられているので、ピストンおよびスプールを
第1の位置と第2の位置の間を移動させることによっ
て、傾転角制御手段の傾転角を所定のとおり制御するこ
とができる。
【0033】さらに本発明によれば、位置調整手段を操
作することにより移動部材をスプールに近接および離隔
する方向に移動させることができる。偏倚手段は、移動
部材とスプールとの間に介在されているので、この移動
部材の位置を調整することによって偏倚手段による偏倚
力を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う可変容量形油圧モータの油圧駆動
装置の一実施形態における切換制御弁とそれに適用され
る油圧回路を示す簡略図である。
【図2】図1の切換制御弁とそれを適用した油圧回路
を、切換制御弁のピストンおよびスプールが第2の位置
にあるときの状態で示す簡略図である。
【図3】従来の油圧駆動回路の要部を示す油圧回路図で
ある。
【符号の説明】
2,102 可変容量形油圧モータ 8,108 傾転角制御手段 10,110 受圧ピストン 12,112 第1のピストン室 14,114 第2のピストン室 120 切換制御弁 122 弁ハウジング 130 スリーブ 132 スプール 146 第2のポート 148 第3のポート 152 第1のポート 186 ピストン 196 連通孔 212 移動部材 220 コイルばね 222 位置調整手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66D 1/44 F15B 11/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧油を供給する油圧供給源と、傾転角制
    御手段を有し、前記油圧供給源からの圧油によって回転
    される可変容量形油圧モータと、前記傾転角制御手段に
    送給される圧油を切換える切換制御弁とを具備し、前記
    傾転角制御手段は、前記可変容量形油圧モータの斜板に
    連結された受圧ピストンを有し、該受圧ピストンの一端
    部に設けられた第1の受圧面は、その他端部に設けられ
    た第2の受圧面よりも面積が小さく設定され、 前記可変容量形油圧モータを所定方向に回転駆動すると
    きには、前記油圧供給源からの圧油は、前記可変容量形
    油圧モータの入力ポートに供給され、さらに前記傾転角
    制御手段の受圧ピストンの第1の受圧面に作用すると共
    に、前記切換制御弁を介して選択的に前記受圧ピストン
    の第2の受圧面に作用する可変容量形油圧モータの油圧
    駆動装置において、 前記切換制御弁は、弁ハウジングと、該弁ハウジングに
    第1の位置と第2の位置との間を移動自在に配設された
    ピストンおよびスプールと、該ピストンおよびスプール
    を前記第1の位置に向けて偏倚する偏倚手段とを備え、
    前記ピストンは第1のピストン受面および第2のピスト
    ン受面を有しており、 前記可変容量形油圧モータが所定方向に回転駆動される
    ときには、前記油圧供給源からの圧油は前記ピストンの
    第1のピストン受面に作用しており、前記第1のピスト
    ン受面に作用する圧油の圧力が上昇して前記第1のピス
    トン受面に作用する受圧力が前記偏倚手段の偏倚力より
    大きくなると、前記ピストンおよびスプールが前記第1
    の位置から前記第2の位置に切換えられ、これによって
    前記油圧供給源からの圧油が前記ピストンの第2のピス
    トン受面に作用するとともに、前記傾転角制御手段の受
    圧ピストンの第2の受圧面に作用していた圧油が前記切
    換制御弁を介して圧油溜に戻され、かくして前記傾転角
    制御手段の傾転角が大きくなって前記可変容量形油圧モ
    ータは比較的高負荷でかつ比較的低速度で回転され、一
    方前記ピストンの第1のピストン受面に作用する圧油の
    圧力が低下して前記第1のピストン受面および第2のピ
    ストン受面に作用する受圧力が前記偏倚手段の偏倚力よ
    りも小さくなると、前記ピストンおよびスプールが前記
    第2の位置から前記第1の位置に切換えられ、これによ
    って前記ピストンの第2のピストン受面に作用していた
    圧油が前記圧油溜に戻されるとともに、前記油圧供給源
    からの圧油が前記切換制御弁を介して前記傾転角制御手
    段の受圧ピストンの第2の受圧面に作用し、かくして前
    記傾転角制御手段の傾転角が小さくなって前記可変容量
    形油圧モータは比較的低負荷でかつ比較的高速度で回転
    されることを特徴とする可変量形油圧モータの油圧駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 前記切換制御弁の弁ハウジングには、前
    記傾転角制御手段の第1の受圧面に連通する第1のポー
    トおよび第2のポートと、前記傾転角制御手段の第2の
    受圧面に連通する第3のポートが設けられ、前記ピスト
    ンの第1のピストン受面には前記第1のポートからの圧
    油が作用し、前記ピストンの第2のピストン受面には前
    記弁ハウジングに設けられた連通路からの圧油が作用
    し、 前記ピストンおよびスプールが前記第1の位置にあると
    きには、前記スプールの作用によって、前記第2のポー
    トと前記第3のポートが連通されるとともに、前記連通
    路が圧油溜に連通され、一方前記ピストンおよびスプー
    ルが前記第2の位置にあるときには、前記スプールの作
    用によって、前記第3のポートが圧油溜に連通されると
    ともに、前記第2のポートと前記連通路とが連通される
    ことを特徴とする請求項1記載の可変容量型油圧モータ
    の油圧駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記切換制御弁の弁ハウジングには、移
    動部材が前記スプールに近接および離隔する方向に移動
    自在に装着され、前記偏倚手段は前記移動部材と前記ス
    プールとの間に介在され、前記移動部材の位置を調整す
    るための位置調整手段がさらに設けられ、該位置調整手
    段により前記移動部材の位置を調整することによって、
    前記偏倚手段の偏倚力が調整されることを特徴とする請
    求項1または2記載の可変容量形油圧モータの油圧駆動
    装置。
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