JP2001071345A - インモールドコーティング方法 - Google Patents

インモールドコーティング方法

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JP2001071345A
JP2001071345A JP25060799A JP25060799A JP2001071345A JP 2001071345 A JP2001071345 A JP 2001071345A JP 25060799 A JP25060799 A JP 25060799A JP 25060799 A JP25060799 A JP 25060799A JP 2001071345 A JP2001071345 A JP 2001071345A
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Japan
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mold
paint
coating method
temperature
cyclic olefin
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JP25060799A
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English (en)
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Tatsuhiko Ogawara
龍彦 小河原
Kazumi Kamei
一三 亀井
Yasunori Ueda
康則 植田
Takeshi Aiba
剛 相羽
Atsushi Okaniwa
篤 岡庭
Norio Iguchi
紀夫 井口
Kenko Yamada
建孔 山田
Kenji Yonemochi
建司 米持
Kenji Ota
賢治 大田
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YAMAKYU TOKUSHU GLASS KOGYO KK
Dai Nippon Toryo KK
Teijin Metton KK
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YAMAKYU TOKUSHU GLASS KOGYO KK
Dai Nippon Toryo KK
Teijin Metton KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1679Making multilayered or multicoloured articles applying surface layers onto injection-moulded substrates inside the mould cavity, e.g. in-mould coating [IMC]

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】架橋重合体成形品のインモールドコーティング
方法の提供。 【解決手段】キャビティ金型とコア金型の間に温度差が
ある型内で、触媒成分と活性化成分の存在下に、環状オ
レフィンをメタセシス重合し、架橋し、成形し、型内に
ある架橋重合体成形品に、高温側金型側に設けた塗料注
入口から、塗料を注入し、塗装する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バンパーやエアデ
フレクターなどの自動車用途、ホイルローダーやパワー
ショベルなどの建設・産業機械用途、ゴルフカーやゲー
ム機などのレジャー用途、医療機器や椅子などの産業用
途に多用されている架橋重合体成形品の塗装方法に関す
るものである。さらに詳しくは、該成形品をインモール
ドコーティング方法により塗装する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】架橋重合体成形品は、従来、型内で単量
体を重合し、架橋し、成形した後、成形品を型から取り
出し、塗料を吹き付け、高温度の炉内で焼付け硬化させ
て塗装されていた。この方法による時は、成形品を型か
ら取り出し、塗装工程に移る間のハンドリングによっ
て、成形品に傷が付いたり、汚れが付いたりする問題が
あった。このため、傷の修正には、サンドペーパー掛け
する工程、汚れの修正には、有機溶剤や石鹸水で拭いた
り、洗ったりする工程を付加する必要があった。
【0003】このような手間暇を要するだけでなく、塗
装設備に多額の投資をする必要がある。また、該成形品
の洗浄用に使用する多量の有機溶剤、塗料の成分である
多量の有機溶剤を、回収・再生するための設備、環境安
全面からの厳しい設備管理等の問題が派生する。さら
に、安定して美麗な塗装を得るためには、熟練した塗装
技術者を必要とした。このように、従来の塗装方法に
は、種々の問題があり、より簡単、迅速、確実、さらに
は環境に優しい塗装方法の出現が望まれていた。
【0004】これらの問題を改善する方法として、特公
昭55−9291号公報などにおいて、インモールドコ
ーティング方法が提案されている。しかし、この方法
を、架橋重合体成形品に適用した場合は、成形品の表裏
両面に、著しい収縮、いわゆるひけが生じ、これに塗装
しても、ひけの影響が出るため、商品価値がないものに
なる欠点がある。
【0005】ひけを防止するために、キャビティ金型と
コア金型の間に温度差を付け、高温側金型の温度を、架
橋重合体の成形適温に維持して成形することが知られて
いる。この場合、成形品は高温側金型に密着し、低温側
金型と成形品との間に隙間が生じる。そして、低温側の
成形品表面にひけが集中し、高温側の成形品表面にはひ
けが生ぜず、高温側金型の表面状態を反映した表面状態
になる。すなわち、金型が鏡面であれば、それに接する
成形品も鏡面になり、金型が梨子地であれば、成形品も
梨子地になる。
【0006】ところで、前記インモールドコーティング
方法においては、成形品のおもて面(意匠面、鏡面、梨
子地など)が高温側の金型に、高圧で密着しているた
め、おもて面に塗料を圧入することは、不可能と信じら
れていた。またその高圧に勝る高圧で塗料を圧入して
も、成形品に対する塗料の密着が十分でなく、塗装の効
果が十分でなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明
は、架橋重合体成形品のインモールドコーティング方法
によって、塗料が成形品に十分密着し、塗装された架橋
重合体成形品を得る方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく、鋭意検討した結果、架橋重合体として環状
オレフィンをメタセシス重合して得たものを使用する
と、一般的な架橋重合体と異なり、インモールドコーテ
ィング方法によっても、塗料が成形品に十分密着し、塗
装された架橋重合体成形品を得られることを見いだし、
本発明に到達したのである。
【0009】本発明は、環状オレフィン、触媒成分およ
び触媒活性化成分を含有する混合物を、キャビティ金型
温度とコア金型温度との間に温度差がある金型に、樹脂
注入口から注入し、メタセシス重合による反応射出成形
を行い、ついで、高温側金型側に設けた塗料注入口か
ら、塗料を注入し、該成形品の塗装と硬化反応を行なう
ことを特徴とする架橋重合体成形品のインモールドコー
ティング方法である。
【0010】好ましい本発明は、環状オレフィンが、ジ
シクロペンタジエン類またはジシクロペンタジエン類を
主成分とするメタセシス重合性混合物であるインモール
ドコーティング方法である。
【0011】好ましい本発明は、キャビティ金型とコア
金型との間の温度差が5〜100℃であるインモールド
コーティング方法である。
【0012】好ましい本発明は、金型の型締め圧力が、
成形品の投影面積当たり、0〜100kgf/cm2
あるインモールドコーティング方法である。
【0013】好ましい本発明は、成形品の表面が、塗料
の注入圧力、流動圧力に耐え得るまで、環状オレフィン
重合体の架橋が進行した段階で、塗料を注入するインモ
ールドコーティング方法である。
【0014】好ましい本発明は、塗料の注入圧力が50
〜450kgf/cm2 であるインモールドコーティン
グ方法である。
【0015】好ましい本発明は、塗料が不飽和ポリエス
テル樹脂、エポキシアクリレートオリゴマー、ポリエス
テルアクリレートオリゴマーまたはウレタンアクリレー
トオリゴマーと、エチレン性不飽和モノマーからなるビ
ヒクル成分および重合開始剤を含有するものであるイン
モールドコーティング方法である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の反応射出成形(RIM)
は、メタセシス重合触媒成分を含むメタセシス重合性環
状オレフィン(溶液Aという)と、メタセシス重合活性
化成分を含むメタセシス重合性環状オレフィン(溶液B
という)を、ミキシングヘッドで、混合し、混合物を、
型に樹脂注入口から注入し、型内で、メタセシス重合と
架橋と成形を一挙に行なう方法である。
【0017】本発明の反応射出成形は、重合性単量体と
重合触媒成分と重合活性化成分を、ミキシングヘッド
で、混合し、混合物を、樹脂注入口から注入し、型内
で、メタセシス重合と架橋と成形を一挙に行なう一般的
な方法で行なわれる。本発明に使用される型も、キャビ
ティ金型とコア金型とからなる一般的なものである。型
締め圧力は成形品の投影面積当たり、0〜100kgf
/cm2 である。型に混合液を注入する際、型内に窒素
ガスを吹き込んでおくと、表面状態が良い成形品が得ら
れ、塗料の密着性が向上する。
【0018】成形時の型は、架橋反応を促進するために
加熱される。キャビティ金型温度とコア金型温度の間の
温度差がない場合は、成形品が収縮し、成形品と金型面
の間に隙間ができ、成形品の上下両面にひけが現れ、商
品性が劣る。一方、温度差がある場合は、成形品と低温
側金型との間に隙間が生じるが、成形品が高温側金型面
に密着する。そして、ひけが低温側に集中し、高温側に
はひけが発現しないので、商品性がある。
【0019】金型温度は25〜110℃であり、金型間
の温度差は5〜100℃であるのが一般的であるが、成
形品の意匠面になる側の金型温度は、40〜110℃で
あるのが好ましい。一方成形品のうら面(意匠面の反対
側)になる側の金型温度は25〜85℃であるのが好ま
しい。そして金型間の温度差は5〜85℃であるのが好
ましい。なお通常、キャビティ金型が高温側金型にな
り、意匠面を形成する役割を担う。
【0020】型の材質は、スチール、鋳造あるいは鍛造
のアルミニウム、亜鉛合金などの鋳造や溶射、ニッケル
や銅などの電鋳および樹脂などが挙げられる。型の構造
は、成形時に型内に発生する圧力が数kg/cm2 程度
の場合は、簡単で差支えない。
【0021】成形時間は、環状オレフィン、触媒成分、
活性化成分、それらの組成比、金型温度と温度差などに
よって、変化するので、一様ではないが、一般的には5
秒〜6分、好ましくは10秒〜5分である。5秒未満で
あると、架橋が十分進行していないので、成形品が柔ら
かく、逆に6分を越えると、架橋は十分進行している
が、成形時間が長くなり過ぎ、生産性に劣る。
【0022】成形品の架橋が十分進行した段階、すなわ
ち、成形品の表面が、塗料の注入圧力、流動圧力に耐え
得るまでになった段階で、インジェクターにより、高温
側金型または高温側金型と低温側金型が接する境界付近
に設けた塗料注入口から、塗料を型内に注入する。境界
付近に塗料注入口を設けた場合も、本発明においては、
高温側金型に設けたこととする。本発明においては、成
形品が高温側金型面に密着しているが、注入圧力を50
〜450kgf/cm2 、好ましくは70〜350kg
f/cm2 にすることにより、成形品表面と高温側金型
面との間に浸透する。50kgf/cm2 未満の場合
は、高温側金型面と成形品表面との間に塗料が十分浸
透、流動せず、逆に450kgf/cm2 を越えると、
塗料は十分浸透、流動するが、塗料注入設備費が過大に
なり、金型の構造も高圧に耐え得るように強化する必要
が出てきて、経済性に劣る。
【0023】塗料を注入後、塗料を成形品に十分密着さ
せ、硬化させるために、金型を成形時の状態に保持して
も、型締め圧力を増圧してもよい。塗料の硬化時間は2
0秒〜6分であり、好ましくは60秒〜4分である。2
0秒より短いと、塗料の硬化が不十分で、良好な塗膜が
得られない。逆に6分を越えると、硬化は十分である
が、生産性が劣る。
【0024】本発明のメタセシス重合性環状オレフィン
は、メタセシス重合性シクロアルケン基を分子中に1〜
2個有するものであり、ノルボルネン骨格を分子中に少
なくとも1個有する化合物である。具体的には、ジシク
ロペンタジエン、トリシクロペンタジエン、シクロペン
タジエン−メチルシクロペンタジエン共二量体、5−エ
チリデンノルボルネン、ノルボルネン、ノルボルナジエ
ン、5−シクロヘキセニルノルボルネン、1,4,5,
8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−
オクタヒドロナフタレン、1,4−メタノ−1,4,4
a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、
6−エチリデン−1,4,5,8−ジメタノ−1,4,
4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレ
ン、6−エチリデン−1,4−メタノ−1,4,4a,
5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、1,
4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,
8,8a−ヘキサヒドロナフタレン、エチレンビス(5
−ノルボルネン)などが挙げられる。これらを2種以上
混合して使用することもできる。
【0025】好ましいのは、ジシクロペンタジエンまた
はジシクロペンタジエンを50モル%以上、好ましくは
70モル%以上含有する混合物である。また、酸素、窒
素などの異種元素を含有する極性基を有するメタセシス
重合性環状オレフィンを混合することもできる。
【0026】本発明に使用されるメタセシス重合触媒成
分は、タングステン、レニウム、タンタル、モリブデン
などの金属塩であり、タングステンやモリブデンの金属
塩が好ましい。塩としてはハライドなどが好ましい。よ
り具体的には、タングステンヘキサハライド、タングス
テンオキシハライド、モリブデンペンタハライドが好ま
しい。また有機アンモニウムタングステン酸塩、有機ア
ンモニウムモリブデン酸塩なども使用できる。
【0027】タングステンの金属塩などの化合物の場
合、メタセシス重合性環状オレフィンに接触させると、
直ちに重合を開始するので、タングステンの化合物は、
予めベンゼン、トルエン、クロロベンゼンなどの不活性
溶媒に懸濁し、少量のアルコールおよび/またはフェノ
ール類を添加して、可溶化して使用される。また、タン
グステンの化合物1モルに対し、約1〜5モルのルイス
塩基またはキレート化剤を添加すると、不要な重合を防
止できる。かかる添加剤としては、アセチルアセトン、
アセト酢酸アルキルエステル、テトラヒドロフラン、ベ
ンゾニトリルなどが例示される。共重合モノマーとし
て、極性基含有モノマーを用いる場合には、それ自体が
ルイス塩基であることがあり、添加剤としての作用を兼
ね備えていることもある。本発明においては、前記重合
触媒成分を、前記環状オレフィンに溶解して溶液Aとし
て、溶液Bと混合される。
【0028】本発明に使用されるメタセシス重合活性化
成分は、周期律表第I族〜第III 族の金属の有機金属化
合物である。具体的には、テロラアルキル錫、アルキル
アルミニウム化合物、アルキルアルミニウムハライドな
どが挙げられる。好ましくは、塩化ジエチルアルミニウ
ム、ジ塩化エチルアルミニウム、トリオクチルアルミニ
ウム、ジオクチルアルミニウムアイオダイド、テトラブ
チル錫などが例示される。これらの活性化成分は、前記
環状オレフィンに溶解して溶液Bとして、溶液Aと混合
される。
【0029】溶液Aと溶液Bを混合し、型に注入すれ
ば、重合が開始されるが、型に注入する途中で重合が開
始するのを防ぐために、活性調節剤を添加するのが好ま
しい。かかる調節剤としては、ルイス塩基が好適であ
り、エーテル、エステル、ニトリルなどが使用される。
具体的には、安息香酸エチル、ブチルエーテル、ジグラ
イムなどが例示される。共重合モノマーとして、極性基
含有モノマーを用いる場合には、それ自体がルイス塩基
であることがあり、調節剤としての作用を兼ね備えてい
ることもある。調節剤は、活性化成分を含む溶液Bに添
加されるのが好ましい。
【0030】重合触媒成分として、タングステン化合物
を用いる場合は、環状オレフィン1モルに対して、1,
000分の1〜15,000分の1モル、好ましくは
1,500分の1〜2,500分の1モルである。また
活性化成分として、アルミニウム化合物を用いる場合
は、環状オレフィン1モルに対して、100分の1〜1
0,000分の1モル、好ましくは200分の1〜1,
000分の1モルである。
【0031】本発明の架橋重合体成形品には、特性の改
良または維持のために、成形品の特性を損なわない範囲
で、各種添加剤を配合することができる。かかる添加剤
としては、エラストマー、充填剤、補強剤、酸化防止
剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防
止剤、難燃化剤、発泡剤、軟化剤、粘着付与剤、可塑
剤、離型剤、防臭剤、香料、顔料、増量剤などが挙げら
れる。これらは単独使用のみならず併用することができ
る。
【0032】添加剤としてのエラストマーは、溶液の粘
度調節および成形品の耐衝撃性の向上に有効である。ス
チレン−ブタジエン−スチレントリブロックゴム、スチ
レン−イソプレン−スチレントリブロックゴム、ポリブ
タジエン、ポリイソプレン、ブチルゴム、エチレン−プ
ロピレン−ジエンゴム、ニトリルゴムなどが例示され
る。
【0033】各種添加剤は、予め溶液Aと/または溶液
Bに添加する方法、または溶液Aと/または溶液B以外
の第三の溶液として調製し、重合直前に溶液Aと/また
は溶液Bに添加する方法、あるいは、予め型内に充填し
ておく方法などの方法により添加される。例えば、ガラ
ス繊維などの補強材は、予め型内にセットして、そこに
溶液を注入する方法が好都合である。
【0034】本発明で使用される塗料は、(a)不飽和
ポリエステル樹脂、エポキシアクリレートオリゴマー、
ポリエステルアクリレートオリゴマーまたはウレタンア
クリレートオリゴマーと(b)それらと共重合可能なエ
チレン性不飽和モノマーからなるビヒクル成分および
(c)重合開始剤を含有する。
【0035】不飽和ポリエステル樹脂、エポキシアクリ
レートオリゴマー、ポリエステルアクリレートオリゴマ
ーまたはウレタンアクリレートオリゴマーは、いずれも
分子内に不飽和二重結合を有しており、エチレン性不飽
和モノマーからなるビヒクル成分と、重合開始剤である
有機過酸化物の熱分解で発生する活性ラジカルにより、
重合(硬化反応)を開始するが、この活性ラジカルが、
メタセシス重合性環状オレフィンの架橋重合体(成形
品)に残存する不飽和結合と反応する結果、成形品と塗
料が化学結合し、もって、塗料の強固な密着性が発現す
るものと推察される。不飽和二重結合を分子内に有しな
いポリオール樹脂とポリイソシアネート硬化剤のような
二液型塗料では、メタセシス重合性環状オレフィンの架
橋重合体(成形体)との密着が不充分である。
【0036】不飽和ポリエステル樹脂は、マレイン酸、
フマール酸などの不飽和二塩基酸と、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、トリメチロールプロパンな
どの多価アルコールとを縮合反応して製造したものであ
る。
【0037】エポキシアクリレートオリゴマーは、エポ
キシ化合物とアクリル酸、メタクリル酸などの不飽和カ
ルボン酸とをエポキシ基1当量当たり、カルボキシル基
当量が0.5〜1.5当量となるような割合で、開環付
加反応して製造したものである。
【0038】ポリエステルアクリレートオリゴマーは、
例えば、水酸基を末端に有するポリエステルポリオール
と不飽和カルボン酸との反応により製造したものであ
る。
【0039】ウレタンアクリレートオリゴマーは、ジイ
ソシアネートとジオールおよびヒドロキシル基含有(メ
タ)アクリレートを、一括混合して反応させて製造する
方法やその他の公知の方法で製造される。ヒドロキシル
基含有(メタ)アクリレートとしては、例えば、一般式
CH2 =CRCO2 −(Cn 2n)−OH{ただし、R
は−Hまたは−CH3 であり、nは2〜8の整数であ
る。}で示される化合物であるのが好ましい。
【0040】ジイソシアネートとしては、トルエンジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ポリメチ
レンポリフェニルジイソシアネート、1,2−ジイソシ
アナトエタン、ヘキサメチレンジイソシアネート、1,
3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサンなどが
例示される。これらは単独使用または併用することがで
きる。
【0041】ジオールとしては、エチレングリコール、
プロピレングルコール、ジエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングルコールなどのア
ルキレングルコール、ジカルボン酸またはその無水物の
ジエステル反応生成物であるジエステルジオールが例示
される。
【0042】特に好ましい塗料は、エポキシアクリレー
トオリゴマーまたはウレタンアクリレートオリゴマーを
主成分とする塗料である。
【0043】塗料のビヒクル成分であるエチレン性不飽
和モノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレン、
クロルスチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、
メチル(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオー
ルジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、シリコンアクリレート、シリコンジアクリレート
などが例示される。エチレン性不飽和モノマーの配合量
は、前記の不飽和ポリエステル樹脂またはオリゴマー1
00重量部に対し20〜200重量部、好ましくは40
〜160重量部である。この範囲であると、適度な硬化
特性と粘性を有する塗料を得ることができる。
【0044】ビヒクル成分を重合するための重合開始剤
は、有機過酸化物が好ましい。ビス(4−t−ブチルシ
クロヘキシル)パーオキシジカーボネート、ラウロイル
パーオキサイド、t−アミルパーオキシ−2−エチルヘ
キサノエート、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチル
パーオキシ−2−エチルヘキサノエートなどが例示され
る。有機過酸化物の配合量は、ビヒクル成分100重量
部に対し、0.1〜15重量部である。
【0045】本発明で使用される塗料は、前記成分の他
に、必要に応じ、離型剤、硬化促進剤、重合禁止剤、紫
外線吸収剤、光安定剤、着色顔料、体質顔料、導電性顔
料、改質樹脂、表面調整剤などを配合することができ
る。
【0046】これらの塗料は、プライマーを使用するこ
となく、成形品表面に十分に密着することができる。こ
れは、メタセシス重合性環状オレフィンの架橋重合体に
極微量残存する不飽和結合に、塗料成分の熱分解で生成
した活性ラジカルが反応するためと推測される。
【0047】本発明の塗装された成形品の高温側表面
(意匠面)は、型の表面状態を完全に転写しており、型
表面が鏡面であれば、成形品表面も鏡面である。塗料の
密着性も極めて強固であり、JIS K 5400(塗
料一般試験方法)の8.5.2に記載された碁盤目テー
プ法による付着性試験の評価において、8点以上を満足
する。
【0048】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明を具体的に説明
する。なお、本発明は実施例に限定されるものではな
い。 (実施例1〜6) (型と塗料注入装置)自動車のバンパー成形用アルミニ
ウム金型で、コア金型とキャビティ金型からなり、キャ
ビティ金型に、塗料注入用のインジェクター取付け部を
1個設け、該取付け部に最高注入圧力が500kgf/
cm2 のインジェクターのノズルをはめ込んだ金型。バ
ンパーの寸法は、長さ1900mm、幅150mm。
【0049】(メタセシス重合性環状オレフィン) 溶液A:重合触媒成分を含有するジシクロペンタジエン
を主成分とする溶液(TO2−A:帝人メトン(株)
製)。 溶液B:活性化成分を含有するジシクロペンタジエンを
主成分とする溶液(TO2−B:帝人メトン(株)
製)。
【0050】(塗料) 塗料A:ウレタンアクリレートオリゴマーを主成分とす
る塗料(“プラグラス#5000”:大日本塗料(株)
製)。 塗料B:エポキシアクリレートオリゴマーを主成分とす
る塗料(“プラグラス#300”:大日本塗料(株)
製)。
【0051】(成形と塗装)前記キャビティ金型を90
℃、コア金型を45℃に加熱し、成形品の投影面積当た
り5kgf/cm2 の圧力で型締めし、型内にRIM成
形機を利用して、ミキシングヘッド中で、等量の溶液A
と溶液Bを衝突混合させ、得られた混合液を、型に注入
した。混合液を充填後、型を前記金型温度で、表1に示
す時間(X秒間)保持した。その後、塗料Aを表1に示
す圧力(Pkg/cm2 )で、型内に圧入した。塗料圧
入後、型を前記金型温度に、表1に示す時間(Y分間)
だけ保持した。その後、型を開き、塗装されたバンパー
を取り出した。塗装されたバンパーの意匠面の外観を目
視観察した結果と、JIS K 5400(塗料一般試
験方法)8.5.2に記載された碁盤目テープ法による
付着性試験方法により評価した結果を表1に示した。
【0052】
【0053】(実施例7)実施例5において、塗料Aを
塗料Bに変える以外は、実施例5を繰り返した。結果は
実施例5と同じであった。
【0054】(実施例8)実施例1において、キャビテ
ィ金型温度を90℃から100℃に変え、コア金型温度
を45℃から55℃に変える以外は、実施例1と同様
に、溶液の型への注入を行い、40秒間保持して、RI
M成形を行なった。その後、型締め圧力0kgf/cm
2 で、塗料を50kgf/cm2 の圧力で注入し、塗料
注入後、直ちにプレス圧を成形品の投影面積当たり10
kgf/cm2 として30秒間保持し、型から塗装され
たバンパーを取り出した。実施例1と同様な結果が得ら
れた。
【0055】(比較例1)実施例5において、コア金型
の温度を90℃、キャビティ金型の温度を90℃とし、
金型間に温度差をつけずに、反応射出成形する以外は、
実施例5を繰り返した。金型間に温度差がないため、バ
ンパーのおもて面(意匠面)、うら面の両面に引けが数
多く発生し、表面状態が劣悪であり、塗料がバンパーの
おもて面(意匠面)の全面に、行き渡らない結果になっ
た。そして、塗膜の付着性も不十分であった。
【0056】(比較例2)実施例5において、塗料注入
口をキャビティ金型(金型温度90℃)からコア金型
(金型温度45℃)に変える以外は、実施例5を繰り返
した。低温側の金型側から塗料を注入して塗装を行なっ
た場合は、バンパーのおもて面(意匠面)の全面に、塗
料が行き渡らない結果になった。そして、塗料の硬化が
不十分であり、塗膜の付着性も不十分であった。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、インモールドコーティ
ングによる塗装が可能であり、その塗膜の密着性も十分
良好である。またその塗装前処理の簡略化、塗装設備の
簡素化、有機溶剤回収・再生設備の簡略化が可能にな
り、生産性が向上する他、環境に優しく、設備費、運転
費用が削減できる。よって、本発明の塗装方法は、バン
パーやエアデフレクターなどの自動車用途、ホイルロー
ダーやパワーショベルなどの建設・産業機械用途、ゴル
フカーやゲーム機などのレジャー用途、医療機器や椅子
などの産業用途に適用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小河原 龍彦 東京都千代田区神田須田町2丁目11番地1 山久特殊硝子工業株式会社内 (72)発明者 亀井 一三 神奈川県大和市大和南2丁目14番地13 山 久特殊硝子工業株式会社大和工場内 (72)発明者 植田 康則 神奈川県大和市大和南2丁目14番地13 山 久特殊硝子工業株式会社大和工場内 (72)発明者 相羽 剛 新潟県中頚城郡板倉町稲増378番地1 山 久特殊硝子工業株式会社新潟工場内 (72)発明者 岡庭 篤 新潟県中頚城郡板倉町稲増378番地1 山 久特殊硝子工業株式会社新潟工場内 (72)発明者 井口 紀夫 東京都千代田区内幸町2丁目1番1号 帝 人メトン株式会社内 (72)発明者 山田 建孔 東京都千代田区内幸町2丁目1番1号 帝 人メトン株式会社内 (72)発明者 米持 建司 愛知県小牧市三ツ渕字西ノ門878番地 大 日本塗料株式会社小牧工場内 (72)発明者 大田 賢治 愛知県小牧市三ツ渕字西ノ門878番地 大 日本塗料株式会社小牧工場内 Fターム(参考) 4F206 AA12L AA41 AA42 AA43 AB04 AB12 AG03 AR024 AR06 JA01 JB19 JF01 JF02 JF06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状オレフィン、触媒成分および触媒活性
    化成分を含有する混合物を、キャビティ金型温度とコア
    金型温度との間に温度差がある金型に、樹脂注入口から
    注入し、メタセシス重合による反応射出成形を行い、つ
    いで、高温側金型側に設けた塗料注入口から、塗料を注
    入し、該成形品の塗装と塗料の硬化を行なうことを特徴
    とする架橋重合体成形品のインモールドコーティング方
    法。
  2. 【請求項2】環状オレフィンが、ジシクロペンタジエン
    類またはジシクロペンタジエン類を主成分とするメタセ
    シス重合性混合物であることを特徴とする請求項1に記
    載のインモールドコーティング方法。
  3. 【請求項3】キャビティ金型とコア金型との間の温度差
    が5〜100℃であることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のインモールドコーティング方法。
  4. 【請求項4】金型の型締め圧力が、成形品の投影面積当
    たり、0〜100kgf/cm2 であることを特徴とす
    る請求項1〜請求項3のいずれかに記載のインモールド
    コーティング方法。
  5. 【請求項5】成形品の表面が、塗料の注入圧力、流動圧
    力に耐え得るまで、環状オレフィン重合体の架橋が進行
    した段階で、塗料を注入することを特徴とする請求項1
    〜請求項4のいずれかに記載のインモールドコーティン
    グ方法。
  6. 【請求項6】塗料の注入圧力が50〜450kgf/c
    2 であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいず
    れかに記載のインモールドコーティング方法。
  7. 【請求項7】塗料が不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ
    アクリレートオリゴマー、ポリエステルアクリレートオ
    リゴマーまたはウレタンアクリレートオリゴマーと、エ
    チレン性不飽和モノマーからなるビヒクル成分および重
    合開始剤を含有することを特徴とする請求項1〜請求項
    6のいずれかに記載のインモールドコーティング方法。
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