JPH03183514A - 反応射出成形方法 - Google Patents

反応射出成形方法

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JPH03183514A
JPH03183514A JP32297789A JP32297789A JPH03183514A JP H03183514 A JPH03183514 A JP H03183514A JP 32297789 A JP32297789 A JP 32297789A JP 32297789 A JP32297789 A JP 32297789A JP H03183514 A JPH03183514 A JP H03183514A
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pva
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Tomoo Sugawara
智雄 菅原
Kinichi Okumura
奥村 欽一
Mototoshi Yamato
大和 元亨
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Nippon Zeon Co Ltd
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    • B29K2023/04Polymers of ethylene
    • B29K2023/08Copolymers of ethylene
    • B29K2023/083EVA, i.e. ethylene vinyl acetate copolymer

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ノルボルネン系モノマーの反応射出成形(R
I M)方法に関し、より詳しくは、該モノマーの反応
性を阻害することなく良好な離型性を付与された金型を
用いることにより、成形作業性が良く、かつ、表面特性
の優れた成形品を得ることのできる反応射出成形方法に
関する0本発明の方法は、安価な非金属製の金型にも適
用できる。
〔従来の技術〕
ジシクロペンタジェン(DCP)やメチルテトラシクロ
ドデセン(MTD)等のノルボルネン系モノマーを成形
材料として、RIM法により成形品を製造する方法は、
近年、自動車、電気・電子、土木、家具、レジャー用品
などの広範な分野において注目を浴びてきている。
これらの成形品には、需要者の多様な要求を満たすため
に、多品種少量生産品が多い。ひとへの金型で成形され
る成形品の数は、従来の大量生産品に比べて大幅に少な
くなってきている。そのために、多種多様な金型が必要
とされ、1つの金型に投入される費用を極力少なくする
ことが要請されている。そこで、高価な金属製の金型に
代えて、木型、砂型、石コウ型、コンクリート型、不飽
和ポリエステルやエポキシ樹脂またはそれらの樹脂と金
属粉との混合物から作られる樹脂型などがしばしば使用
されている。
しかしながら、このような非金属製の金型の中で、ノル
ボルネン系モノマーをメタセンス触媒により反応させて
成形しようとすると、金型表面に接した反応液が充分に
反応せず、金型表面にベタツキ物(粘着性の生成物)が
残り、さらには成形品表面が湿った感じになったり、ひ
どい場合には、成形物表面に粘稠なベタツキ物が付着し
、平滑で光沢のある表面性に優れた成形品を得ることが
困難である1、 また、得られた成形品は、残存する未反応上ツマ−によ
り臭気が発生したり、あるいは成形品を塗装する場合、
塗料の成形品表面への密着不良が生じる。
さらに、金型の表面にベタツキ物が残ると、続けて、次
の成形作業に移ることができず、ベタツキ物を取り除く
εいうやっかいな作業が必要ヒなり、成形作業能率が大
幅に低下する。
このようにノルボルネン系モノマーを成形材料としてR
IM法により成形品を製造する方法において、金型面に
ベタツキを発生せず、作業性が良好で、成形サイクルを
高め、さらに、成形品の表面性に優れ、塗装や接着など
の二次加工に悪影響しない、安価な金型を用いた成形法
の開発が求められている。
本発明者らは、これらの解決策として、特殊なフッ素系
離型剤を用いることが有用であることを見出し、先に、
特許出願を行なった(特願昭63−17820号)、シ
かし、フッ素系離型剤は、金属製金型では良好な結果を
もたらすが、非金属系金型では必ずしも十分でないこヒ
が判明した。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、ノルボルネン系モノマーを金型内に注
入して成形する反応射出成形方法において、金型面にベ
タツキ物を発生せず、離型性や作業性が良好で、成形サ
イクルを高め、しかも表面の光沢や平滑性に優れ、塗装
や接着などの二次加工に悪影響しない成形品を安価な金
型を用いて提供できる成形方法を提供することにある。
本発明者らは、上記従来の金型の有する欠点な解決すべ
く鋭意研究した結果、ノルボルネン系モノマーを主成分
とする成形材料を金型内に注入して成形する反応射出成
形法において、ポリビニルアルコール(PVA)を有効
成分とする層を金型表面(内面)上に形成してから成形
することにより、ベタツキ物の発生を皆無にし、離型性
や成形法が良好で、しかも表面性に優かた成形物の得ら
れることを見出し、その知見に基づいて本発明を完成す
るに至った。
[課題を解決するための手段] かくして、本発明によれば、ノルボルネン系モノマーと
メタセンス触媒を含有する反応原液を金型内に注入して
反応射出成形を行なう方法において、予め金型の表面に
ポリビニルアルコールを塗布することを特徴とする反応
射出成形方法が提供される。
以下、本発明について詳述する。
(ポリビニルアルコール) 本発明で使用するPVAは、酢酸ビニル袴ビニルエステ
ルの重合体やベンジルビニルエーテル等ビニルエーテル
類の重合体を加水分解することによって製造されるポリ
マーである。
本発明に使用するPVAは、ポリマー鎖中にできるだけ
多数の水酸基をもったものが好ましい。
この水酸基の含有率ヒして、一般にけん化度が使われる
が、本発明では、けん化度90モル%以上、好ましくは
95%以上のものが好ましい。
けん化度が低いヒ、金型表面上に塗布してから、ノルボ
ルネン系モノマーの重合を行なう際に、重合阻害が生じ
易(、ベタツキ物が発生する。
一般に、メタセンス触媒によるノルボルネン系モノマー
重合において、水酸基が存在すると重合阻害を生じるこ
とが確認されているので、けん化度が高(、水酸基含有
量の多いPVAを用いると、反応不良によるベタツキ物
が発生しないことは、全く予想外のことであった。ケン
化度の高いPVAが重合阻害をしないのは、PVAがノ
ルボルネン系モノマーに対する溶解性がないため、かか
る簗合阻害を引き起こさないと推定される。
PVAの重合度は、金型表面に膜を形成しつるものであ
れば特に限定されず、平均重合度200以上、好ましく
は300〜10,000のものが挙げられる。
PVAは、単独で用いてもよいが、金属粉や無機充填材
ヒ併用すると、ノルボルネン系モノマーの重合の際にお
けるベタツキ防止効果はさらに大きくなる。特に、金属
粉と併用することが好ましい。
金属粉としては、例えば、アルミニウム、ステンレス、
銅、亜鉛、スズ、銀、鉄、ニッケル、チタンなど挙げら
れる。それらの中でも、アルミニウムが特に好ましい。
無機充填材としては、炭酸カルシウム、酸化チタン、シ
リカ、アルミナ、シリカ・アルミナ、水酸化アルミニウ
ム、タルク、カーボンブラック、ミルドガラス、雲母な
どが挙げられる。
金属粉や無機充填材の形状は、粉、フレーク、糸状なと
いずれでもよい。
PVAと金属粉や無機充填材の使用割合は、PVA10
0重量部に対して、1へ一200璽量部、好ましくは3
〜100重量部である。
金属粉や無機充填材を共存させるMPVAによる作用効
果が向上する理由は、必ずしも明らかではないが1.ノ
ルボルネン系モノマーとの親和性低下による屓合阻害の
防止や反応熱を効率よく伝熱することなど考えられる。
また、尿素、メラミン、フェノール樹脂等の初期縮合物
をPVAと併用してもよい。これらの初期縮合物は、P
VA100重量部に対して1〜20瑣量部の割合で添加
し、添加後、硬化させる。
本発明において、PVAは、水または水とアルコールの
混合溶剤に溶解し、溶液として使用する。溶液中のPV
Aの濃度は、0.1〜25重量%、好ましくは1〜20
重置%である。
PVAを金属粉や無機充填材ヒ併用する場合には、PV
Aの溶液に金属粉や無機充填材を分散させればよい。分
散に際しては、少量のカヂオン系、アニオン系、ノニオ
ン系などの界面活性剤を添加して、分散安定化を行なう
これらの界面活性剤は、その使用量が多いと離型性を低
下させたり、成形材料の硬化不良、変色などの問題を引
き起こすので、できるだけ少ない方が好ましい。そこで
、界面活性剤の使用量は、通常、水100重量部に対し
て1.0重量部以下、好ましくは0.5重量部以下とす
る。
(金型の表面処理) 金型表面(内面)にPVAを塗布するには、例えば、金
型をPVA溶液に浸漬する方法、金型にPVA溶液を吹
付ける方法、ローラーまたは刷毛で塗る方法、あるいは
、布に浸みこませて塗りつける方法などがある。
塗布後、水等の溶剤をできるだけ完全に除去することが
重要である。そうでないとノルボルネン系モノマーの重
合反応が阻害される恐れがある。
金型表面上に塗布されたPVAの作用効果を向上させる
ために、塗膜を熱処理することが有効である。熱処理は
、140−200℃で数分間加熱して行なわれる。PV
Aと熱硬化性樹脂とを併用する場合には、加熱処理が必
須であるや金型表面に塗布したPVAの一部をホルマリ
ンその他のアルデヒドでアセタール化してもよい。
金型表面のPVC塗膜の厚みは、乾燥状態で、1〜20
0um、好ましくは5〜80μmである。
PVA溶液を塗布する前の金型表面は、充分に下地処理
しておくこεが必要である。下地処理としては、サンド
ブラストやディスクサングー、サンドペーパーなどで研
磨し、脱脂し、PVA塗膜が密着し易い状態にする。
PVA溶液を塗布する前に、金型表面に塗料を塗布して
、予め塗膜を形成した後、PVA膜を形成することもで
きる。
(金型) 本発明のRIM法に使用する金型の材質は、金属、また
は非金属側れでも使用できるが、経済性からみて木型、
砂型、石コウ型、コンクリート型、シリコンや不飽和ポ
リエステル、エポキシ樹脂、RIM法によるポリノルボ
ルネン樹脂などの樹脂型、またはそれらと金属粉とを混
合して作られる型が好ましい。
これらの非金属製の金型の表面は、非金属性で、ノルボ
ルネン系モノマーの重合を阻害し易いものであり、しか
も他に有効な対策が存在しないことから、これらの金型
表面にPVA塗膜を形成することは特に効果的である。
金型の形状は、単純な構造ものから複雑なものまで扱え
る。例えば、リブやボスなどの空気の捕捉され易い部分
にPVA溶液を塗布すると、金型表面および成形物表面
にベタツキなく、容易に成形することができる。
(ノルボルネン系モノマー) 本発明において使用するノルボルネン系モノマーは、ノ
ルボルネン環を有するものであればよいが、熱変形温度
の高い重合体を得ようとする場合には、二環体以上の多
環ノルボルネン系モノマーを用いることが好ましい。
また、本発明においては、生成する重合体を熱硬化型と
することが好ましく、そのためには架橋性モノマーを使
用することが好ましい。
ノルボルネン系モノマーとしては、例えば、2−ノルボ
ルネン、5−メチル−2−ノルボルネン、5−エチル−
2−ノルボルネン、5−ブチル−2−ノルボルネン、5
−ヘキシル−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−
ノルボルネン、5−ビニル−2−ノルボルネン、5−フ
ェニルノルボルネンなどの二環体、ジシクロペンタジェ
ンやジヒドロジシクロペンタジェンなどのどとき二環体
、テトラシクロドデセン、メチルテトラシクロドデセン
、エチルテトラシクロドデセン、ジメヂルテトラシクロ
ドデセン、エチリデンテトラシクロドデセン、フェニル
テトラシクロドデセンなどのどとき四環体、トリシクロ
ペンタジェンなどのどとき五環体、テトラシクロペンタ
ジェンなどのどとき七環体などが例示される。また、極
性基を有するノルボルネン系モノマーも用いることがで
きる。かかるモノマーとしては、5−メトキシカルボニ
ルノルボルネン、5−シアノノルボルネン、5−クロロ
ノルボルネンなどが例示される。
これらのモノマーは、1種以上を組合わせて用いてもよ
い。
なかでも、入手の容易さ、反応性、耐熱性等の見地から
、二環体ないし五環体が賞用される。
一方、架橋性モノマーは、反応性の二重結合を2個以上
有する多環ノルボルネン系モノマーであり、その具体例
としてジシクロペンタジェン、トリシクロペンタジェン
、テトラシクロペンタジェンなどが例示される。したが
って、ノルボルネン系モノマーと架橋性モノマーが同一
物である場合には格別他の架橋性モノマーを用いる必要
はない。
これらのノルボルネン系モノマーは、単独で使用しても
よいし、また、2種以上を混合して用いることもできる
二環体以上のノルボルネン系モノマーは、ジシクロペン
タジェン類を熱処理することによっても得ることができ
る。熱処理の条件としては、ジシクロペンタジェン類を
不活性ガス雰囲気下、120〜250℃温度で、0.5
〜20時間加熱する方式が挙げられる。この熱処理によ
り、トリシクロペンタジェンと未反応ジシクロペンタジ
ェンを含むモノマー混合物が得られる。
なお、上記ノルボルネン系モノマーの1種以上と共に開
環重合し得るシクロブテン、シクロペンテン、シクロペ
ンタジェン、シクロオクテン、シクロドデセンなどの単
環シクロオレフィンなどを、本発明の目的を損なわない
範囲で併用することができる。
(メタセンス触媒) 本発明で用いる触媒は、ノルボルネン系モノマーの開環
重合用触媒として公知のメタセンス触媒系であればいず
れでもよく(例えば、特開昭58−127728号、同
58−129013号、同59−51’911号、同6
0−79035号、同60−186511号、同61−
126115号など)、特に制限はない。
メタセンス触媒の具体例としては、タングステン、モリ
ブデン、タンタルなどのハロゲン化物、オキシハロゲン
化物、酸化物、有機アンモニウム塩などが挙げられ、ま
た、活性剤(共触媒)の具体例としては、アルキルアル
ミニウムハライド、アルコキシアルキルアルミニウムハ
ライド、アリールオキシアルキルアルミニウムハライド
、有機スズ化合物などが挙げられる。
アルキルアルミニウムハライドの場合は、触媒を含む溶
液を混合すると即座に重合を開始するという問題がある
ので、その場合には活性剤とエーテル類、エステル類、
ケトン類、ニトリル類、アルコール類などの調節剤を併
用することにより重合の開始を遅らせることができる(
例えば、特開昭58−129013号公報、同61−1
20814号公報)。ガラス繊維などの充填剤を用いる
場合には、充填剤への含浸を均一に行なわせるためには
、ポットライフが長いものの方が有利であり、その見地
から30℃でのポットライフが5分以上、特に10分以
上のものが好ましい。
また、触媒、活性剤に加えてクロロホルム、四塩化炭素
、ヘキサクロロシクロペンタジェンなどのごときハロゲ
ン化炭化水素(例えば特開昭60−79035号)や四
塩化ケイ素、四塩化ゲルマニウム、四塩化鉛などのハロ
ゲン化金属を併用してもよい。
メタセンス触媒は、モノマーの1モル対し、通常、約o
、oi〜5oミリモル、好ましくは0゜1〜10ミリモ
ルの範囲で用いられる。活性剤(共触媒)は、触媒成分
に対して、通常、0. 1〜200 (モル比)、好ま
しくは2〜10(モル比)の範囲で用いられる。
メタセンス触媒および活性剤は、いずれもモノマーに溶
解して用いる方が好ましいが、生成物の性質を本質的に
損なわない範囲であれば少量の溶剤に懸濁または溶解さ
せて用いてもよい。
(重合条件) 本発明においては、金型内でノルボルネン系モノマーを
メタセンス触媒により塊状で開環重合する方法が用いら
れる。実質的に塊状重合であればよく、少量の不活性溶
剤が存在していてもがまゎない。
好ましい塊状開環重合体の製造法では、ノルボルネン系
モノマーを二液に分けて別の容器に入れ、一方にはメタ
センス触媒を、他方には活性剤を添加し、二種類の安定
な反応溶液を調製する。
この二種類の反応溶液を混合し、次いで所定形状の金型
中に注入し、そこで塊状による開環重合を行なう。金型
は、単なる型枠であってもよい。
本発明においては従来からRIM成形装置として公知の
衝突混合装置を、二種類の反応原液を混合するために使
用することができる。この場合、二種類の反応原液を収
めた容器は別々の流れの供給源となる。二種類の流れを
RIM機のミキシング・ヘッドで瞬間的に混合させ、次
いで、高温の成形金型中に注入し、そこで即座に塊状重
合させて成形品を得る。
このように、衝突混合装置を使用できるが、本発明はそ
のような混合手段に限定されるわけではない。室温にお
けるポットライフが長い場合には、ミキサー中で二種類
の反応溶液の混合が完了してから、予備加熱した金型中
へ数回にわたって射出あるいは注入してもよく、例えば
、特開昭59−51911号公報公報、米国特許第4,
426.502号公報明細書)、また、連続的に注入し
てもよい。
この方式の場合には、衝突混合装置に比較して装置を小
型化することができ、また、低圧で操作可能という利点
を有するうえ、ガラス繊維などの充填剤の充填量が多い
場合に、注入スピードをゆっくりすることにより、系内
に均一に反応原液を含浸させることが可能となる。
また、本発明では二種類の反応原液を使用する方法に限
定されない。当業者であれば容易に理解しつるように、
例えば第三番目の容器にモノマーと所望の添加剤を入れ
て第三の流れとして使用するなど各種の変形が可能であ
る。
金型温度は、通常、30℃以上、好ましくは40〜20
0℃、さらに好ましくは50〜120℃である。型締圧
力は通常0.1〜100kg/Cボの範囲内である。
重合時間は適宜選択すればよいが、通常は約20分より
短かく、好ましくは5分以内であるが、それより長くて
もよい。
なお、反応原液は通常窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気
下で貯蔵され、また操作されるが、成形金型は必ずしも
不活性ガスでシールしなくてもよい。
(任意成分) 酸化防止剤、充填剤、顔料、着色剤、発泡剤、難燃剤、
摺動付与剤、エラストマー、ジシクロペンタジェン系熱
重合樹脂の水添物など種々の添加剤を配合することによ
り、得られるポリマーの特性を改質することができる。
酸化防止剤としては、フェノール系、リン系、アミン系
など各種のプラスチック・ゴム用酸化防止剤がある。
充填剤にはミルドガラス、ガラス長繊維、ガラスマット
、カーボンブラック、タルク、炭酸カルシウム、雲母な
どの無機質充填剤がある。
エラストマーとしては、天然ゴム、ポリブタジェン、ポ
リイソプレン、スチレン−ブタジェン共重合体(SBR
)、スチレン−ブタジェン−スチレンブロック共重合体
(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック
共重合体(SIS)、エチレンーブロビレンージェンタ
ーボリマ−(EPDM) 、エチレン酢酸ビニル共重合
体(EVA)およびこれらの水素化物などがある。
添加剤は予め反応溶液のいずれか一方または双方に混合
しておくか、あるいは金型のキャビティーに入れておく
〔実施例) 以下、本発明を実施例および比較例を挙げて詳述するが
、いうまでもなく本発明は、これら実施例のみに限定さ
れるものではない。なお、部および%は、断わりのない
限り重量基準である。
[実施例1] ジシクロペンタジェン(DCP)100部に、スチレン
−イソプレン−スチレンブロック共重合体(S I S
 :日本ゼオン社製、商品名フィンタック3421)6
.5部を入れて混合した液を2つの容器に入れ、一方に
は、DCPに対しジエチルアルミニウムクロリド(DE
AC)を41ミリモル濃度、n−プロピルアルコールを
41ミリモル濃度、四塩化ケイ素を21ミリモル濃度と
なるようにそれぞれ添加した(A液)。
他方には、DCPに対し、トリ(トリデシル)アンモニ
ウムモリブデートを10ミリモル濃度となるように添加
し、さらにDCP 100部当たりフェノール系酸化防
止剤(エヂルコーポレーション社製、商品名エタノツク
スフ02)4部を添加した( i3液)。
別々の容器に貯蔵されたそれぞれ35℃のA液およびB
液を定量ポンプにより、両液が1対1の容積割合になる
ように、ミキシング・ヘッドに送液して混合後、所定の
金型内に注入する。
金型は、表面が不飽和ポリエステル樹脂(昭和高分子■
製すポキシ、GM820)で、裏側を同樹脂とガラス繊
維で強化した樹脂型で、200m m X 200m 
m X 3m mの平t6fのキャビティーを有するも
のである。
金型表面には、第1表に示した品質のポリビニルアルコ
ール(クラレ社製ポバール)を塗布した。塗布は、具体
的には、PVAl0%水溶液を室温の金型表面上にスプ
レーし、次いで、90℃で1時間乾燥して、約20μm
の塗膜層を形成した。
金型温度は50℃とし、型を閉じてから成形材料(A液
とB液の混合物)を約20秒間で注入して、120秒間
硬化反応を行なった後、型を開いた。
成形終了後、得られた平板状の成形物は、金型より取り
出されるが、この時の金型および、成形品の表面状態を
評価した。その結果を第1表に示す。
比較のために、PVAを使用しない場合についても同様
に成形し、その結果を示す。
表面状態の評価方法は、次のとおりである。
〈金型表面〉 成Ff21奢の合理裏面のj資熊を口締に上り詐富し。
次の4段階で評価した。
0:清浄面、 ○:わずかにベタツキ物あり、 △:ベタツキ物あり、 ×:多量のベタツキ物あり。
〈成形品表面〉 成形品表面のベタツキ物や硬化状態を次の4段階で評価
した。
0:ベタツキなく、良好な硬化、 ○:ペタツキはないが、少し軟らかい感じの硬化状態、 △:ペタツキあり、柔らかい感じの硬化状態、×:ベタ
ツキがはなはだしい。
(以下余白) [実施例2] 実施例1の実験番号1−2において、PVAの10%水
溶液に微少のフレーク状のアルミニウム粉末(0,1m
m以下の大きさ、厚みは0.01mm以下)をPVA7
0部に対して30部の割合で加え、さらにポリエチレン
グリコールアルキルエーテル(第一工業製薬■製、ノイ
ゲンET−143)を0,05%水溶液となるように加
えて、よく分散させた後、金型表面上にスプレーして、
塗膜層を形成したこと以外は、同様にして実験を行なっ
た。
成形終了後の成形状態の評価は、金型表面が清浄面(O
)、で、かつ、成形品表面がベタツキなく、良好な硬化
(0)であった。
F実施例3] 実施例1の実験番号1−2において、金型表面にPVA
の塗膜を形成後、熱風にて150℃で約4分間、塗膜を
加熱した後、成形実験に使用したこと以外は、同様にし
て実験を行なった。
成形終了後の成形状態の評価は、金型表面が清浄面(0
)、で、かつ、成形品表面がベタツキなく、良好な硬化
(0)であった。
[実施例4] 実施例1の実験番号1−2において、金型の材質を、よ
く研磨されたベニヤ板に代えたこと以外は、同様にして
実験を行なった。
成形終了後の成形状態の評価は、金型表面が清浄面(0
)、で、かつ、成形品表面がベタツキはないが、少し軟
らかい感じの硬化状態(○)であった。
なお、PVAを塗布しないベニヤ板を用いた場合の成形
状態の評価は、金型表面が多量のベタツキ物あり(×)
で、かつ、成形品表面がベタツキがはなはだしい(×)
であった。
[実施例5] 実施例1の実験番号1−2において、金型の材質を、銅
の粉末を50%含有したエポキシ樹脂(チバガイギー■
アラルダイト)に代えたこと以外は、同様にして実験を
行なった。
成形終了後の成形状態の評価は、金型表面が清洋画(0
)、で、かつ、成形品表面がベタツキはないが、少し軟
らかい感じの硬化状態(0)であった。
なお、PVAを塗布しない銅粉末入りエポキシ樹脂を用
いた場合の成形状態は、金型表面が多量のベタツキ物あ
り(×)で、かつ、成形品表面がベタツキがはなはだし
い(×)であった。
[実施例6] 実施例1の実験番号1−2において、金型の材質を、鋳
物用の砂をベントナイトで固めた砂型に代え、また、P
VAの塗膜厚を20〜1007t mとなるようにした
こと以外は、同様にして実験を行なった。
成形終了後の成形状態の評価は、金型表面が清浄面(0
)、で、かつ、成形品表面がベタツキはないが、少し軟
らかい感じの硬化状態(○)であった。
なお、PVAを塗布しない砂型を用いた場合の成形状態
は、金型表面が多量のベタツキ物あり(×)で、かつ、
成形品表面がベタツキがはなはだしい(×)であった。
[実施例7] 実施例2において、1回目の成形後、実施例2と同じ反
応原液を用いて、同様の条件で、PVAを再度塗布する
ことなく、10回繰り返し成形を行なった。10回とも
成形終了後の成形状態の評価は、金型表面が清浄面(0
)、で、かつ、成形品表面がベタツキなく、良好な硬化
(0)であった。
[発明の効果] 本発明によれば、ノルボルネン系モノマーを用いるRI
M法において、予めPVAを塗布した金型な使用するこ
とにより、金型表面のベタツキ物の発生をなくし、金型
のクリーニング作業を不要とし、良好な成形作業性をも
たらす反応射出成形方法が提供される。
本発明の方法によれば、得られた成形品表面の硬化状態
が良好となり、平滑性に優れた成形品を提供することが
できる。また、成形品表面の未反応モノマーがなくなる
ことから、塗装の際の塗料密着性が良好となる。
さらに、本発明によれば、工業的に安価な金型が有効に
利用でき、経済的なメリットは甚大である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ノルボルネン系モノマーとメタセンス触媒を含有
    する反応原液を金型内に注入して反応射出成形を行なう
    方法において、予め金型の表面にポリビニルアルコール
    を塗布することを特徴とする反応射出成形方法。
  2. (2)ポリビニルアルコールのケン化度が90モル%以
    上である請求項1記載の反応射出成形方法。
  3. (3)金型が、非金属性表面を有するものである請求項
    1または2記載の反応射出成形方法。
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