JP2001071298A - トリミング装置および樹脂製シート成形ライン - Google Patents

トリミング装置および樹脂製シート成形ライン

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JP2001071298A
JP2001071298A JP24711999A JP24711999A JP2001071298A JP 2001071298 A JP2001071298 A JP 2001071298A JP 24711999 A JP24711999 A JP 24711999A JP 24711999 A JP24711999 A JP 24711999A JP 2001071298 A JP2001071298 A JP 2001071298A
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flange portion
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punched hole
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昭雄 吉越
Toshihiro Takai
俊広 高井
Kenichi Mizoguchi
憲一 溝口
Mitsusuke Takifuji
満亮 滝藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フランジ部の切除部分を位置決めするための
構成が設けられていないため、成型品を打ち抜く際の抜
きずれが生じ、打ち抜かれた成型品に残されるフランジ
部の幅が略均一にならない。 【解決手段】 フランジ部S2の外周側に形成されたテ
ーパ面と凹部15a2の縁部に形成されたテーパ面とを
重ね合わせつつ、フランジ部S2を凹部15a2に収容
させるとともに、フランジ部S2を押し切り刃15a5
に向けて押し付け、打ち抜き型15bの外周面を押し切
り刃15a5に対して摺動させつつ、打ち抜き型15b
を打ち抜き穴15a4に挿通させてフランジ部S2を所
定位置で切除するため、打ち抜かれた成型品に残される
フランジ部の幅を略均一にさせ、成型品の形状を略均一
とすることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トリミング装置お
よび樹脂製シート成形ラインに関し、特に、カップ状と
した成型部の開口端に形成されるフランジ部を所定位置
で切除することで、同成型品を樹脂製シートから打ち抜
くトリミング装置および樹脂製シート成形ラインに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のトリミング装置には、カップ状と
した成型品の開口端に形成されるフランジ部を下側から
支持する支持面と、この支持面における同成形品との対
向位置に設けられ、内周縁部に押し切り刃を有する打ち
抜き穴とを備える支持台座と、同フランジ部の上側に配
置され、上記打ち抜き穴の内周形状と略一致する外周形
状を有するとともに、内側に成型品と干渉しないように
カップ形状の凹部を形成した打ち抜き型と、この打ち抜
き型を上下動させるエアシリンダとが備えられている。
かかる構成により、上記支持面に成型品のフランジ部を
載置し、上記エアシリンダによって上記打ち抜き型を上
下動させると、この打ち抜き型は、凹部に成型品を収容
させつつ、同フランジ部を打ち抜き穴の内周縁部に向け
て押し付け、外周面を同打ち抜き穴に挿通させる。する
と、フランジ部が所定位置で切除されるため、上記成型
品は、打ち抜き穴に向けて打ち抜かれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のトリミ
ング装置においては、上記成型品のフランジ部を上記打
ち抜き穴に対向させつつ上記支持面に載置し、同フラン
ジ部の切除を行っているが、このフランジ部の切除部分
を位置決めするための構成が設けられていないため、成
型品を打ち抜く際の抜きずれが生じる。従って、打ち抜
かれた成型品に残されるフランジ部の幅が均一になら
ず、フランジ部の載置状況に応じて成型品の形状が変化
してしまう。本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、打ち抜かれた成型品の形状を略均一にすること
の可能なトリミング装置および樹脂製シート成形ライン
の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、開口端にフランジ部を有
するカップ状の成型部が一面側へ突出し、このフランジ
部の切除部分にて他面側へ位置決め用の凸部が形成され
た成型品を樹脂製シートから打ち抜くトリミング装置で
あって、上記フランジ部を他面側から支持する平坦面と
ともに同フランジ部の切除部分に上記凸部が入り込むこ
との可能な凹部を有する支持面と、この支持面における
同成形品との対向位置に設けられた打ち抜き穴とを備え
る支持台座と、上記フランジ部の一面側に配置され、上
記打ち抜き穴の内周形状と略一致する外周形状を有する
とともに、内側に成型品と干渉しないように凹部を形成
し、同打ち抜き穴に挿通または退避させることの可能な
可動部材と、上記打ち抜き穴の内周縁部と上記可動部材
の外周面との間の摺動面に形成され、この可動部材を同
打ち抜き穴に挿通させるとき、上記フランジ部を切断し
て上記成型品を上記樹脂製シートから打ち抜くカッタ構
造とを備える構成としてある。上記のように構成した請
求項1にかかる発明においては、上記支持台座は、一面
側へ突出するカップ状の成型部における開口端に形成さ
れたフランジ部を上記平坦面にて他面側から支持すると
ともに、このフランジ部の切除部分にて他面側へ形成さ
れた位置決め用の凸部を上記支持面に形成された凹部に
入り込ませる。
【0005】ここで、上記フランジ部の一面側に配置さ
れた可動部材が上記支持台座の側へ移動すると、この可
動部材は、内側に形成された凹部に上記成型品を干渉し
ないように収容させつつ、同支持面にて同成型品との対
向位置に設けられた打ち抜き穴の内周縁部に同フランジ
部の切除部分を押しつけ、外周面を同打ち抜き穴の内周
縁部に対して摺動させながら同打ち抜き穴に挿入され
る。このとき、上記打ち抜き穴の内周縁部と上記可動部
材の外周面との間の摺動面に形成され、カッタ構造は、
上記フランジ部を切断するため、上記成型品が上記樹脂
製シートから打ち抜かれる。
【0006】ここにいう成型品は、開口端にフランジ部
を有するカップ状の成型部が一面側へ突出し、このフラ
ンジ部の切除部分にて他面側へ位置決め用の凸部が形成
されたものであれば良く、略有底円筒形状のものであっ
ても良いし、略矩形筺形状のものなどであっても良い
が、同フランジ部と凸部とを有する成形品であれば良い
との観点から、かかる形状のものに限定されるものでは
ない。なお、上記凸部は、上記成型品の開口端に配され
たフランジ部からさらに突出させることで同フランジ部
と区別されるものであっても良いし、このフランジ部の
一部として形成されるものであっても良い。上記支持台
座は、上記フランジ部を他面側から支持する平坦面とと
もに同フランジ部の切除部分に上記凸部が入り込むこと
の可能な凹部を有する支持面と、この支持面における同
成形品との対向位置に設けられた打ち抜き穴とを備える
ものであれば良く、同凹部は、同打ち抜き穴の内周縁部
から連続的に形成されていても良いし、同打ち抜き穴の
内周縁部とは離れた位置に形成されていても良い。
【0007】また、この凹部は、複数箇所に互いを離間
させつつ形成されていても良いし、所定範囲に連続的に
形成されていても良く、さらには、所定の位置に一箇所
だけ形成されるものであっても良い。上記凹部の構成例
として、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に記載
のトリミング装置において、上記凹部は、上記打ち抜き
穴の略全周にわたって形成される構成としてある。上記
のように構成した請求項2にかかる発明においては、上
記成型品に形成された凸部は、上記打ち抜き穴の略全周
にわたって形成された凹部に入り込んで、上記フランジ
部の切除部分を位置決めする。ここにいう略全周とは、
上記打ち抜き穴を取り囲むように全周にわたって連続的
に形成されていても良いし、複数部分に区分して形成さ
れていても良いことを示している。
【0008】上記凸部が上記凹部に入り込んで上記切除
部分を位置決めするための構成の一例として、請求項3
にかかる発明は、上記請求項1または請求項2のいずれ
かに記載のトリミング装置において、上記凹部の縁部に
は、テーパー面を形成し、上記成型品の凸部を当該凹部
における最下部の正規位置へと誘導可能とした構成とし
てある。上記のように構成した請求項3にかかる発明に
おいては、上記成型品の凸部を上記凹部に入れ込むと、
この凹部の縁部に形成されたテーパー面ににより、同凸
部が同凹部における最下部の正規位置へと誘導されるた
め、上記フランジ部の切除部分が位置決めされる。この
ように、上記凹部の外周側にテーパ面を形成しておく
と、上記支持台座における構成を簡単化することができ
る点で好適であるが、上記凹部は、上記凸部を入れ込ん
で上記フランジ部の切除部分を位置決めすることができ
れば良いとの観点から、かかる形状に限定されず、例え
ば、同凹部を溝状に形成して同凸部を収容させられるよ
うにしても良い。
【0009】上記可動部材は、上記フランジ部の一面側
に配置され、上記打ち抜き穴の内周形状と略一致する外
周形状を有するとともに、内側に成型品と干渉しないよ
うに凹部を形成し、同打ち抜き穴に挿通または退避させ
ることの可能なものであれば良く、当該可動部材を駆動
機構により移動させて同打ち抜き穴に対して進退させる
ものであっても良いし、この打ち抜き穴の形成された支
持台座の側を移動させるものであっても良い。上記カッ
タ構造は、上記打ち抜き穴の内周縁部と上記可動部材の
外周面との間の摺動面に形成され、この可動部材を同打
ち抜き穴に挿通させるとき、上記フランジ部を切断して
上記成型品を上記樹脂製シートから打ち抜くものであれ
ば良く、同打ち抜き穴あるいは可動部材と一体的に形成
されたものであっても良いし、これらの部材とは別個に
形成されたものであっても良い。前者の場合、上記カッ
タ構造として、例えば、上記打ち抜き穴の内周縁部に配
された押し切り刃であっても良いし、上記可動部材に配
された押し切り刃であっても良い。
【0010】ところで、当該トリミング装置は、単体で
も有用であるが、樹脂製シートを成形する際の工程の一
部として利用することも可能である。この場合における
構成の一例として、請求項4にかかる発明は、開口端に
フランジ部を有するカップ状の成型部が一面側へ突出
し、このフランジ部の切除部分にて他面側へ位置決め用
の凸部が形成された成型品を樹脂製シートに形成する型
成形装置と、上記フランジ部を他面側から支持する平坦
面とともに同フランジ部の切除部分に上記凸部が入り込
むことの可能な凹部を有する支持面と、この支持面にお
ける同成形品との対向位置に設けられた打ち抜き穴とを
備える支持台座と、上記フランジ部の一面側に配置さ
れ、上記打ち抜き穴の内周形状と略一致する外周形状を
有するとともに、内側に成型品と干渉しないように凹部
を形成し、同打ち抜き穴に挿通または退避させることの
可能な可動部材と、上記打ち抜き穴の内周縁部と上記可
動部材の外周面との間の摺動面に形成され、この可動部
材を同打ち抜き穴に挿通させるとき、上記フランジ部を
切断して上記成型品を上記樹脂製シートから打ち抜くカ
ッタ構造とを備えるトリミング装置とを具備した構成と
してある。
【0011】上記のように構成した請求項4にかかる発
明においては、上記型成形装置は、開口端にフランジ部
を有するカップ状の成型部が一面側へ突出し、このフラ
ンジ部の切除部分に位置決め用の凸部を他面側へ形成し
た成型品を樹脂製シートに形成する。すると、この型成
形を終えた樹脂製シートは、上記トリミング装置に搬送
され、上記請求項1の場合と同様に、上記成型品が打ち
抜かれる。すなわち、上記支持台座は、一面側へ突出す
るカップ状の成型部における開口端に形成されたフラン
ジ部を上記平坦面にて他面側から支持するとともに、こ
のフランジ部の切除部分にて他面側へ形成された位置決
め用の凸部を上記支持面に形成された凹部に入り込ませ
る。
【0012】ここで、上記フランジ部の一面側に配置さ
れた可動部材が上記支持台座の側へ移動すると、この可
動部材は、内側に形成された凹部に上記成型品を干渉し
ないように収容させつつ、同支持面にて同成型品との対
向位置に設けられた打ち抜き穴の内周縁部に同フランジ
部の切除部分を押しつけ、外周面を同打ち抜き穴の内周
縁部に対して摺動させながら同打ち抜き穴に挿入され
る。このとき、上記打ち抜き穴の内周縁部と上記可動部
材の外周面との間の摺動面に形成されカッタ構造は、上
記フランジ部を所定の切除部分で切断するため、上記成
型品が上記樹脂製シートから打ち抜かれる。
【0013】上記型成形装置は、一面側へカップ状とし
た開口端にフランジ部を有するとともに、このフランジ
部の切除部分に位置決め用の凸部を他面側へ形成した成
型品を樹脂製シートに形成するものであれば良く、同成
型品を形成するだけのものであっても良いし、この成型
品とともに他の構造も形成するものであっても良い。後
者の場合における構成の一例として、請求項3にかかる
発明は、上記請求項2に記載の樹脂製シート成形ライン
において、上記型成形装置は、所定間隔で上記樹脂製シ
ートに複数の成型品を形成し、各成型品の間に伸縮可能
な略蛇腹構造を形成する構成としてある。
【0014】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、上記型成形装置は、所定間隔で上記樹脂
製シートに複数の成型品を形成するとともに、各成型品
の間に互いに略平行な溝を配することで、所定方向へ伸
縮可能な略蛇腹構造を形成する。すると、上記フランジ
部に形成された凸部が上記支持台座に形成された凹部か
らずれてしまった場合、上記略蛇腹構造によって各成形
品の間隔を変化させつつ、同凸部の位置を調整し、同凹
部との対向位置に位置決めさせる。
【0015】ここにいう略蛇腹構造とは、互いに略平行
な溝を上記樹脂製シートの一面側に形成したものであっ
ても良いし、互いに略平行な溝を同樹脂製シートの両面
側に形成したものであっても良い。また、上記溝は、波
状にテーパ面を繰り返し形成したものであっても良い
し、シート表面に対して略垂直に切り欠きを繰り返し形
成したものなどであっても良い。
【0016】この略蛇腹構造は、所定方向へ伸縮するこ
とで各成形品の間隔を変動させることの可能なものであ
れば良く、構成の一例として、請求項4にかかる発明
は、上記請求項3に記載の樹脂製シート成形ラインにお
いて、上記略蛇腹構造は、上記樹脂製シートの搬送方向
と略直交する方向へ各成型品の間を伸縮可能に形成され
る構成としてある。上記のように構成した請求項4にか
かる発明においては、上記型成形装置は、上記樹脂製シ
ートの搬送方向と略平行となる方向へ互いに略平行な溝
を形成し、同搬送方向と略直交する方向へ各成型品の間
を伸縮させることの可能な略蛇腹構造を形成する。する
と、上記トリミング装置にて、上記フランジ部に形成さ
れた凸部が上記支持台座に形成された凹部から上記樹脂
製シートの幅方向へずれてしまった場合、上記略蛇腹構
造によって各成形品の間隔を変化させつつ、同凸部の位
置を調整し、同凹部との対向位置に位置決めさせる。
【0017】また、上記略蛇腹構造の別の構成例とし
て、請求項5にかかる発明は、上記請求項3に記載の樹
脂製シート成形ラインにおいて、上記略蛇腹構造は、上
記樹脂製シートの搬送方向へ各成型品の間を伸縮可能に
形成される構成としてある。上記のように構成した請求
項5にかかる発明においては、上記型成形装置は、上記
樹脂製シートの搬送方向に対して略直交する方向へ互い
に略平行な溝を形成し、同搬送方向へ各成型品の間を伸
縮させることの可能な略蛇腹構造を形成する。すると、
上記トリミング装置にて、上記フランジ部に形成された
凸部が上記支持台座に形成された凹部から上記樹脂製シ
ートの搬送方向へずれてしまった場合、上記略蛇腹構造
によって各成形品の間隔を変化させつつ、同凸部の位置
を調整し、同凹部との対向位置に位置決めさせる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、成型品を
樹脂製シートから打ち抜く際の抜きずれを防止すること
で、打ち抜かれた成型品に残されるフランジ部の幅を略
均一にさせ、成型品の形状を略均一とすることの可能な
トリミング装置を提供することができる。また、請求項
2にかかる発明によれば、広い範囲に形成される凹部を
使うことで、フランジ部の切除部分を確実に位置決めす
ることができる。
【0019】また、請求項3にかかる発明によれば、凹
部の縁部にテーパ面を形成するだけで、成型品の側に形
成された凸部を入れ込んでフランジ部の切除部分を位置
決めさせることができるため、支持台座における構成を
簡単化することができる。また、請求項4にかかる発明
によれば、成型品を樹脂製シートから打ち抜く際の抜き
ずれを防止することで、打ち抜かれた成型品に残される
フランジ部の幅を略均一にさせ、成型品の形状を略均一
とすることの可能な樹脂製シート成形ラインを提供する
ことができる。
【0020】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
上記フランジ部に形成された凸部が上記支持台座に形成
された凹部からずれてしまった場合であっても、上記略
蛇腹構造によって各成形品の間隔を変化させつつ、同凸
部の位置を調整して同凹部との対向位置に位置決めさせ
ることができ、また、この略蛇腹構造を構成する各溝に
よって樹脂製シートの表面積が増大するため、型成形時
における冷却効率を向上させることも可能となる。さら
に、請求項6にかかる発明によれば、上記フランジ部に
形成された凸部が上記支持台座に形成された凹部から上
記樹脂製シートの幅方向へずれてしまった場合であって
も、上記略蛇腹構造によって各成形品の間隔を変化させ
つつ、同凸部の位置を調整し、同凹部との対向位置に位
置決めさせることができる。さらに、請求項7にかかる
発明によれば、上記フランジ部に形成された凸部が上記
支持台座に形成された凹部から上記樹脂製シートの搬送
方向へずれてしまった場合であっても、上記略蛇腹構造
によって各成形品の間隔を変化させつつ、同凸部の位置
を調整し、同凹部との対向位置に位置決めさせることが
可能となり、また、同樹脂製シートを搬送する途中で容
易に弛ませることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は本発明にかかる樹脂製シー
ト成形装置を適用した樹脂製シート成形ラインの構成を
概略図により示している。
【0022】樹脂製シート成形ライン10には、工程順
に、シート供給装置11、シート搬送機構12、加熱装
置13、型成形装置14およびトリミング装置15が備
えられている。かかる構成により、シート搬送機構12
がシート供給装置11から成形前の樹脂製シートSを順
次繰り出して加熱装置13に供給すると、この加熱装置
13は、樹脂製シートSを加熱する。この加熱された樹
脂製シートSは、シート搬送機構12によって型成形装
置14に搬送されるため、型成形装置14は、樹脂製シ
ートSをプレスしてカップ形状の成形品S1を所定間隔
で形成しつつ冷却させていく。すると、型成形を終えた
樹脂製シートSは、シート搬送機構12によりトリミン
グ装置15に繰り出されるため、このトリミング装置1
5は、樹脂製シートSから成形品S1を打ち抜いて図示
しない製品回収エリアへ排出する。
【0023】シート供給装置11は、樹脂製シートSを
巻き取ったシートロール11aの軸心を回転可能に支持
しており、シート搬送機構12により樹脂製シートSを
引き出すと、シートロール11aを回転させ、樹脂製シ
ートSを順次繰り出す。シート搬送機構12は、樹脂製
シートSの両端位置に上下一対配置された送りチェーン
クランプ12a,12bと、各送りチェーンクランプ1
2a,12bを回転駆動させる図示しない駆動機構とを
備えており、各送りチェーンクランプ12a,12bを
駆動機構により左側から右側へ向けて移動させると、樹
脂製シートSは、両端部位にて上下一対の送りチェーン
クランプ12a,12bに挟持され、加熱装置13に向
けて繰り出される。加熱装置13は、樹脂製シートSの
繰り出される経路(シート経路)の上側と下側とにそれ
ぞれ配置された一対のヒータブロック13a,13bを
備えており、各ヒータブロック13a,13bは、シー
ト搬送機構12により繰り出された樹脂製シートSを順
次加熱していく。
【0024】なお、本実施形態では、上下一対のヒータ
ブロック13a,13bを配置しているが、かかる構成
は一例にすぎないため、ヒータブロックを上側だけに配
置したり、下側だけに配置することも可能である。型成
形装置14は、同図における加熱装置13の右方に配さ
れており、シート経路の上側に配置されて上下動する型
14aと、シート経路の下側に配置されて上下動するプ
ラグ14bとを備えている。
【0025】図2は、型14aとプラグ14bとを加熱
装置13の側から見た際の断面図である。同図に示すよ
うに、型14aには、成形品S1の外周形状を有する雌
型面14a1が形成されており、プラグ14bには、成
形品S1の内周形状を有する雄型面14b1が形成され
ている。また、これらの型14aとプラグ14bには、
それぞれに図示しないエアシリンダが取り付けられてい
る。なお、このエアシリンダは、駆動機構の一構成例に
すぎず、電動モータを備えたクランク機構や油圧シリン
ダなどを適用することも可能である。
【0026】かかる構成により、エアシリンダが型14
aとプラグ14bとを所定のタイミングでそれぞれに上
下動させると、図3に示すように、シート経路に誘導さ
れた樹脂製シートSは、型14aとプラグ14bとによ
ってプレスされ、図4に示すように、成型品S1が形成
される。すると、この型成形装置14にて型成形された
樹脂製シートSは、図5に示すような形状となり、シー
ト搬送機構12によってトリミング装置15に搬送され
る。
【0027】ここで、型14aとプラグ14bとには、
図2に示すように、成形品S1の型面14a1,14b
1とともに、成型品S1におけるフランジ部S2の外周
側を上方へ盛り上げるための型面14a2,14b2が
それぞれに形成されている。この意味で、成型品S1の
開口端に設けられて周囲よりも一段低く形成されるフラ
ンジ部S2は、本発明にいう凸部を構成している。ま
た、型面14a2の上面には、樹脂製シートSの幅方向
へ山型・谷型が連続的に形成されており、型14aとプ
ラグ14bとが樹脂製シートSをプレスする際、盛り上
がり部分に図5および図6に示すような溝S3を形成す
る。
【0028】従って、型成形装置14から搬送される樹
脂製シートSは、同図に示すように、成形品S1が所定
間隔で形成され、各成形品S1のフランジ部S2は、図
7に示すように、下方へ凸設されてフランジ部S2の外
周側にテーパ面が形成される。また、各成形品S1およ
びフランジ部S2の外周側には、同図に示すように、樹
脂製シートSの搬送方向へ溝S3が形成されるため、樹
脂製シートSは、全体に略蛇腹構造を有することとな
り、幅方向へ伸縮可能となる。なお、この溝S3が形成
されることで、樹脂製シートSの表面積が増大すること
から、型成形装置14における樹脂製シートSの冷却効
率を向上させることも可能となる。
【0029】トリミング装置15には、図8に示すよう
に、支持台座15aと打ち抜き型15bとが備えられて
おり、型成形装置14から搬送された樹脂製シートSに
形成される成型品S1のフランジ部S2を所定位置で切
除することで、成形品S1を樹脂製シートSから打ち抜
いている。支持台座15aには、図9に示すように、フ
ランジ部S2を下面側から支持する平坦面15a1と、
フランジ部S2を収容する凹部15a2とを備える支持
面15a3が形成されており、また、支持面15a3に
おける成形品S1との対向位置には、打ち抜き穴15a
4が形成されている。一方、打ち抜き型15bは、フラ
ンジ部S2の上面側に配置され、打ち抜き穴15a4の
内周形状と略一致する外周形状を有し、内側には、成型
品S1と干渉しないように凹部15b1が形成されてい
る。
【0030】この打ち抜き型15bには、図示しないエ
アシリンダが取り付けられており、所定のタイミングで
エアシリンダを作動させることで、支持台座15aの打
ち抜き穴15a4に対して挿通または退避するようにな
っている。なお、このエアシリンダは、型成形装置14
における駆動機構と同様に、電動モータや油圧シリンダ
で代用することも可能である。ここで、フランジ部S2
の上面側にてエアシリンダで上下動可能に配置され、打
ち抜き穴15a4の内周形状と略一致する外周形状を有
し、内側には、成型品S1と干渉しないように凹部15
b1が形成される打ち抜き型15bは、この意味で、本
発明にいう可動部材を構成している。
【0031】また、打ち抜き穴15a4の内周縁部に
は、押し切り刃15a5が配されており、打ち抜き型1
5bを下方へ移動させる際、図10に示すように、成型
品S1のフランジ部S2を押し切り刃15a5に向けて
押し付けて、打ち抜き型15bの外周面を押し切り刃1
5a5に摺動させつつ、打ち抜き型15bを打ち抜き穴
15a4に挿通させることで、図11に示すように、フ
ランジ部S2を所定位置で切除して成型品S1を樹脂製
シートSから打ち抜く。この意味で、打ち抜き穴15a
4の内周縁部に配された押し切り刃15a5は、本発明
にいうカッタ構造を構成している。ここで、成型品S1
のフランジ部S2には、成型品S1の開口端における各
部位から外周側へ一定の距離だけ離れた位置にテーパ面
が形成されていることから、フランジ部S2が支持台座
15aの凹部15a2に収容され、押し切り刃15a5
により切除されると、図12に示すように、打ち抜かれ
た成形品S1には、径方向へ均等な幅を有するフランジ
部S2が残される。
【0032】このとき、フランジ部S2が支持台座15
aの凹部15a2に上手く収容されていれば、フランジ
部S2が所定位置で切除されるため、径方向へ均等な幅
を有するフランジ部S2が成形品S1に残されるが、型
成形装置14からトリミング装置15へ樹脂製シートS
が順次搬送されてくることから、必ずしもフランジ部S
2が凹部15a2に収容され、フランジ部S2の外周側
に形成されるテーパ面と凹部15a2と平坦面15a1
との間に形成されるテーパ面とが重ね合わされるとは限
らない。しかし、樹脂製シートSには、型成形装置14
で形成された溝S3により構成される略蛇腹構造が備え
られているため、樹脂製シートSの幅方向に伸縮し、各
成形品S1の間の間隔を変化させることができる。
【0033】このため、例えば、図13に示すように、
フランジ部S2が凹部15a2からずれてしまった場合
であっても、樹脂製シートSが略蛇腹構造を利用して伸
縮することで成形品S1の位置を調整し、図10に示す
ように、フランジ部S2を凹部15a2に収容させるこ
とが可能となる。以上のように、トリミング装置15が
常に径方向へ均等な幅のフランジ部S2を有する成形品
S1を打ち抜くことで、当該樹脂製シート成形ライン1
0では、均一な形状を有する製品を供給することが可能
となる。
【0034】本実施形態では、樹脂製シートSを幅方向
へ伸縮させられるように、型成形装置14にて溝S3を
形成し、樹脂製シートSに略蛇腹構造を配しているが、
かかる構成は一例にすぎず、図14に示すように、樹脂
製シートSの幅方向に溝を形成することで、搬送方向に
伸縮可能な略蛇腹構造を樹脂製シートSに配することも
可能である。この場合、支持台座15aの凹部15a2
に対してフランジ部S2が樹脂製シートSの搬送方向へ
ずれた際、成型品S1を同搬送方向へ位置調整すること
で、上述した場合と同様に、フランジ部S2の外周側に
形成されたテーパ面と凹部15a2の縁部に形成された
テーパ面とを重ね合わせつつ、フランジ部S2を凹部1
5a2に収容させることができる。
【0035】また、上記略蛇腹構造により、樹脂製シー
トSが型成形装置14とトリミング装置15との間を搬
送される間、図16に示すように、この樹脂製シートS
を容易に下方へ弛ませることができる点でも好適であ
る。さらに、型成形装置14では、略蛇腹構造を構成す
る溝を形成する際、樹脂製シートSの搬送方向と幅方向
とへそれぞれに溝を形成することで、樹脂製シートSの
搬送方向にも、また、この樹脂製シートSの幅方向にも
伸縮可能とすることが同様に可能である。上記説明で
は、略有底円筒形状の成型品S1を型成形してトリミン
グしているが、かかる成型品の形状は一例にすぎず、例
えば、図15に示すように、略矩形筺形状の成型品を型
成形してトリミングする場合も同様に適用することがで
きる。
【0036】次に、本実施形態にかかる樹脂製シート成
形ライン10における作業手順を工程順に説明する。各
送りチェーンクランプ12a,12bを駆動機構により
左側から右側へ向けて移動させると、樹脂製シートS
は、両端部位にて上下一対の送りチェーンクランプ12
a,12bに挟持され、シート供給装置11から繰り出
されて加熱装置13に向けて搬送される。すると、加熱
装置13は、順次搬送されてくる樹脂製シートSを各ヒ
ータブロック13a,13bにより加熱する。
【0037】この加熱された樹脂製シートSは、シート
経路に沿って型成形装置14に搬送されるため、型成形
装置14では、エアシリンダにより、型14aとプラグ
14bとを所定のタイミングでそれぞれに上下動させ、
成型品S1を形成する。このとき、型14aとプラグ1
4bは、型面14a2,14b2により、成型品S1に
おけるフランジ部S2の外周側を上方へ盛り上げ、型面
14a2の上面形状により、幅方向へ伸縮可能な略蛇腹
構造を樹脂製シートSに形成する。そして、型成形され
た樹脂製シートSは、次にトリミング装置15へ搬送さ
れる。
【0038】トリミング装置15では、エアシリンダに
よって打ち抜き型15bを下方へ移動させ、成型品S1
のフランジ部S2を押し切り刃15a5に向けて押し付
け、打ち抜き型15bの外周面を押し切り刃15a5に
対して摺動させつつ、打ち抜き型15bを打ち抜き穴1
5a4に挿通させる。このとき、成形品S1は、略蛇腹
構造により幅方向へ位置を調整することができるため、
フランジ部S2の外周側に形成されたテーパ面と凹部1
5a2の縁部に形成されたテーパ面とを重ね合わせつ
つ、フランジ部S2を凹部15a2に収容させる。
【0039】すると、フランジ部S2を所定位置で切除
することで、径方向へ均等な幅を有するフランジ部S2
を備えた成型品S1が樹脂製シートSから打ち抜かれ
る。このように、フランジ部S2の外周側に形成された
テーパ面と凹部15a2の縁部に形成されたテーパ面と
を重ね合わせつつ、フランジ部S2を凹部15a2に収
容させるとともに、フランジ部S2を押し切り刃15a
5に向けて押し付け、打ち抜き型15bの外周面を押し
切り刃15a5に対して摺動させつつ、打ち抜き型15
bを打ち抜き穴15a4に挿通させてフランジ部S2を
所定位置で切除するため、打ち抜かれた成型品に残され
るフランジ部の幅を略均一にさせ、成型品の形状を略均
一とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる樹脂製シート成形ラインの
構成を示す概略図である。
【図2】型成形する前の型とプラグとを示す断面図であ
る。
【図3】型成形する際の型とプラグとを示す断面図であ
る。
【図4】型成形した後の型とプラグとを示す断面図であ
る。
【図5】成形品が形成された樹脂製シートの構成を示す
斜視図である。
【図6】搬送方向から見た樹脂製シートの構成を示す断
面図である。
【図7】成形品の周辺構成を示す拡大図である。
【図8】打ち抜き型によって成形品を打ち抜く前の状況
を示す斜視図である。
【図9】成形品を打ち抜く前の状況を示す断面図であ
る。
【図10】成形品を打ち抜く際の状況を示す断面図であ
る。
【図11】成形品を打ち抜いた後の状況を示す断面図で
ある。
【図12】樹脂製シートから打ち抜かれた後の成型品の
構成を示す斜視図である。
【図13】支持台座に載置された樹脂製シートが所定位
置からずれた際の状況を示す断面図である。
【図14】樹脂製シートの幅方向に伸縮可能な略蛇腹構
造を形成した場合の構成を示す斜視図である。
【図15】略矩形形状の成形品を形成した場合の樹脂製
シートを示す斜視図である。
【図16】搬送中に弛みを生じた樹脂製シートを示す側
面図である。
【符号の説明】
10…樹脂製シート成形ライン 11…シート供給装置 11a…シートロール 12…シート搬送機構 12a,12b…チェーンクランプ 13…加熱装置 13a,13b…ヒータブロック 14…型成形装置 14a…型 14a1,14a2…型面 14b…プラグ 14b1,14b2…型面 15…トリミング装置 15a…支持台座 15a1…平坦面 15a2…凹部 15a3…支持面 15a4…打ち抜き穴 15a5…押し切り刃 15b…打ち抜き型 15b1…凹部 S…樹脂製シート S1…成形品 S2…フランジ部 S3…溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月3日(1999.9.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝口 憲一 愛知県愛知郡東郷町大字諸輪字北山158番 地の247 株式会社浅野研究所内 (72)発明者 滝藤 満亮 愛知県愛知郡東郷町大字諸輪字北山158番 地の247 株式会社浅野研究所内 Fターム(参考) 3C060 AA04 BA03 BB19 BG18 BH02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口端にフランジ部を有するカップ状の
    成型部が一面側へ突出し、このフランジ部の切除部分に
    て他面側へ位置決め用の凸部が形成された成型品を樹脂
    製シートから打ち抜くトリミング装置であって、 上記フランジ部を他面側から支持する平坦面とともに同
    フランジ部の切除部分に上記凸部が入り込むことの可能
    な凹部を有する支持面と、この支持面における同成形品
    との対向位置に設けられた打ち抜き穴とを備える支持台
    座と、 上記フランジ部の一面側に配置され、上記打ち抜き穴の
    内周形状と略一致する外周形状を有するとともに、内側
    に成型品と干渉しないように凹部を形成し、同打ち抜き
    穴に挿通または退避させることの可能な可動部材と、 上記打ち抜き穴の内周縁部と上記可動部材の外周面との
    間の摺動面に形成され、この可動部材を同打ち抜き穴に
    挿通させるとき、上記フランジ部を切断して上記成型品
    を上記樹脂製シートから打ち抜くカッタ構造とを備える
    ことを特徴とするトリミング装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のトリミング装置に
    おいて、 上記凹部は、上記打ち抜き穴の略全周にわたって形成さ
    れることを特徴とするトリミング装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載のトリミング装置において、 上記凹部の縁部には、テーパー面を形成し、上記成型品
    の凸部を当該凹部における最下部の正規位置へと誘導可
    能としたことを特徴とするトリミング装置。
  4. 【請求項4】 開口端にフランジ部を有するカップ状の
    成型部が一面側へ突出し、このフランジ部の切除部分に
    て他面側へ位置決め用の凸部が形成された成型品を樹脂
    製シートに形成する型成形装置と、 上記フランジ部を他面側から支持する平坦面とともに同
    フランジ部の切除部分に上記凸部が入り込むことの可能
    な凹部を有する支持面と、この支持面における同成形品
    との対向位置に設けられた打ち抜き穴とを備える支持台
    座と、上記フランジ部の一面側に配置され、上記打ち抜
    き穴の内周形状と略一致する外周形状を有するととも
    に、内側に成型品と干渉しないように凹部を形成し、同
    打ち抜き穴に挿通または退避させることの可能な可動部
    材と、上記打ち抜き穴の内周縁部と上記可動部材の外周
    面との間の摺動面に形成され、この可動部材を同打ち抜
    き穴に挿通させるとき、上記フランジ部を切断して上記
    成型品を上記樹脂製シートから打ち抜くカッタ構造とを
    備えるトリミング装置とを備えることを特徴とする樹脂
    製シート成形ライン。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載の樹脂製シート成形
    ラインにおいて、 上記型成形装置は、所定間隔で上記樹脂製シートに複数
    の成型品を形成し、各成型品の間に伸縮可能な略蛇腹構
    造を形成することを特徴とする樹脂製シート成形ライ
    ン。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載の樹脂製シート成形
    ラインにおいて、 上記略蛇腹構造は、上記樹脂製シートの搬送方向と略直
    交する方向へ各成型品の間を伸縮可能に形成されること
    を特徴とする樹脂製シート成形ライン。
  7. 【請求項7】 上記請求項5に記載の樹脂製シート成形
    ラインにおいて、 上記略蛇腹構造は、上記樹脂製シートの搬送方向へ各成
    型品の間を伸縮可能に形成されることを特徴とする樹脂
    製シート成形ライン。
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