JP3503525B2 - 金属板状材と合成樹脂材の一体化した製品の製造方法 - Google Patents

金属板状材と合成樹脂材の一体化した製品の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、平板状金属フープ
材を使用して、金属板状材と合成樹脂材とを一体化した
製品を量産する製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の平板状金属ループ材を使用して、
金属板状材と合成樹脂材とを一体化した製品を量産する
方法は、その幅方向を水平方向にし長手方向に搬送され
る平板状金属フープ材に、2枚以上の金属板状材をその
幅方向を鉛直方向に、長手方向を送り方向に向けてプレ
ス加工し、その後上下方向に移動する合成樹脂成形型
で、この2枚以上の金属板状材と合成樹脂材とを一体に
インサート成形し、金属フープ材から金属板状材と合成
樹脂材とを一体化した製品を切断分離することにより、
この一体化した製品を製造していた。 【0003】しかしながら、上記従来の方法では、切断
する金属板状材の幅方向が鉛直方向を向いているため、
この一体化した製品を切断分離する切断分離のプレス型
の移動方向を水平方向にする必要があった。また仮に切
断分離のプレス型の移動方向を上下方向にする場合に
は、2枚以上の金属板状材と合成樹脂材を一体にインサ
ート成形する工程で、この金属板状材の幅方向を水平方
向にして合成樹脂成形型の移動方向を水平方向にする必
要がある。いずれにしても、金属板状材が2枚以上にな
りその金属板状材の幅方向が平行になった製品では、合
成樹脂成形型の移動方向を水平方向にするかもしくは切
断分離のプレス型の移動方向を水平方向にする必要があ
り、どちらも型構造が複雑になるという問題があった。 【0004】また、平板状金属ループ材をプレス加工し
て金属板状材を形成し、この金属ループ材からこれを切
断分離した後に、この金属板状材を金型に挿入して、合
成樹脂材と一体にインサート成形する方法も、従来行わ
れていたが、この場合は、部品を金属ループ材から製品
の製造工程の途中で切断分離してしまうために、その部
品の供給・送りが複雑になると共に、その位置決めが精
度良く行うことができないという欠点があった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
課題に鑑み、非常に簡単な型構造でフープ材から2枚以
上の金属板状材と合成樹脂材との一体化した製品を位置
決め精度良く高速で量産できる製造方法を提供すること
にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するための手段として、特許請求の範囲の請求項1
に記載された2枚以上の金属板状材と合成樹脂材とが一
体化した製品の製造方法を提供する。この製造方法は、
金属板状材と合成樹脂材とを一体にインサート成形する
工程と、この一体化した製品を金属フープ材から切断分
離する工程との間に、金属板状材の幅方向が水平方向に
向くように90°折り曲げる工程を設けることを特徴と
するものであり、これにより、製品の製造工程の全行程
に亘って、全製造装置、即ちプレス加工する装置、合成
樹脂の成形装置及び折り曲げ加工と切断分離加工する装
置、とを上下方向に移動する型式にすることができ、そ
の構造が簡単になる。また製品がその最終段階まで金属
フープ材から切断分離することなく、製造行程が実施さ
れるので部品の供給・送りが容易で、その位置決めも精
度良く行える。 【0007】 【発明の実施の形態】以下に図面に基づいて、本発明の
実施の形態について説明する。図7は本発明の製造方法
により製造される製品の形状を示す正面図、平面図およ
び側面図であり、金属板状材と合成樹脂材とが一体化し
た構造となっている。11a,bは金属板状材であり、
一端側に2つの脚部11c,11dがそれぞれ形成され
ている。11a,bは、その板面が同一方向を向くよう
にほぼ平行となるよう配置されており、金属板状材11
a,bの板面と板面がほぼ垂直となるように合成樹脂部
12が一体成形されている。以下、本発明である、この
ような製品の製造方法について述べる。図1は、本発明
の実施の形態の製造方法をブロック図で説明したもので
あり、図2は、それぞれの製造工程における製造装置の
動作方向を説明したものである。 【0008】1は、コイル状に巻かれた平板状金属フー
プ材であり、その幅方向を水平にして供給され、プレス
加工装置2により所定の形状にプレス加工される。(プ
レス工程)このようにプレス加工された、脚部11c,
11dは連結部1aを介して金属フープ材1につながっ
た状態となっている。なお、プレス加工装置2のプレス
型は上下方向に移動する。プレス加工された金属板状材
11a,bはその板面が互いにほぼ平行となるように、
金属フープ材1の幅方向に対して略鉛直方向に、かつ長
手方向が金属フープ材1の送り方向を向くように曲げ加
工される。(第1曲げ加工)次いで、この金属板状材1
1に別の部品を組付け、溶接等の加工を行った後に、合
成樹脂のインサート工程において、合成樹脂の成形装置
3により、2枚の金属板状材11を合成樹脂で一体にイ
ンサート成形を行う。この成形装置3の成形型も上下方
向に動作するものである。 【0009】その後90°曲げ工程及び切断分離工程に
おいて、製品10の90°折り曲げ加工と切断分離加工
するプレス機4により、合成樹脂成形後の製品10の金
属板状材11の幅方向が水平を向く、即ち切断分離する
パンチ13の加工方向とプレス機4の可動方向とが一致
するように、製品10を90°折り曲げ加工し、連結部
1aを切断することにより金属フープ材1と製品10と
を切断分離加工して製品10を取り出す。この場合でも
プレス機4の可動方向は上下動である。 【0010】図3は、プレス加工工程における金属フー
プ材1と金属板状材11(加工途中の製品)との状態を
平面図、正面図及び側面図で示したものである。2枚の
金属板状材11は、金属フープ材1に対してその幅方向
が直交する方向に向いており、その一部で金属フープ材
1とつながっている。図4は、合成樹脂のインサート工
程における金属フープ材1及び2枚の金属板状材11と
合成樹脂材12とが一体化した製品10との状態を平面
図、正面図及び側面図で示したものである。この場合、
樹脂成形型の移動方向は、金属板状材11の幅方向と同
じ方向、即ち金属フープ材1の水平方向に対してそれに
直交する上下方向に可動する。 【0011】図5は、90°曲げ工程及び切断分離工程
における金属フープ材1と前記一体化した製品10との
状態を平面図、正面図及び側面図で示したものである。
この場合、90°曲げ工程により2枚の金属板状材11
の幅方向は、金属ループ材1の幅方向と同様に水平にな
り、これに対して切断分離するパンチ13の加工方向と
プレス機4の可動方向は、上下方向となっている。 【0012】図6は、プレス機4による金属フープ材1
からの前記一体化した製品10を切断分離する手順を示
しているものであり、(a)の材料送りにおいてパンチ
132とダイ14との間に当該金属フープ材1を挿入す
る。次に(b)の型締め、材料押えに示すように、板押
え15とダイ14とで金属フープ材1を押さえるまでプ
レス型を降下させ、次いで(c)の切断分離で、更にプ
レス型を降下させ、パンチ13により金属フープ材1か
ら製品10と金属フープ材1とをつなぐとともに2枚の
金属板状材11どうしをつなぐ部分を切断して、金属フ
ープ材1から最終製品10を分離する。 【0013】なお、上記した実施の形態では、前記プレ
ス加工する装置2において金属板状材11の幅方向を鉛
直方向にプレス加工することで説明しているが、金属板
状材の長手方向を鉛直方向にし、幅方向を送り方向にプ
レス加工しても良いものである。 【0014】上記で説明したように、本発明は、合成樹
脂成形工程と金属フープ材1から製品を切断分離する工
程の間に、2枚以上の金属板状材11の幅方向が水平方
向に向くように90°折り曲げる工程を設けることで、
合成樹脂成形工程において上下動作で金属板状材11の
間に成形型を挿入できるようになり、かつ製品の切断分
離工程において切断する金属板状材11の幅方向が水平
方向となることにより、上下動作する成形型及びプレス
型により加工できるようになり、また、90°折り曲げ
工程と製品の切断分離工程とが一つの型で実施できるよ
うになり、型構造が簡単になる。 【0015】また、本発明においては、平板状金属フー
プ材1から製品を切断分離して最終製品として取り出す
まで、ピッチの決まった所定間隔で製品を連続してつな
がったままで加工することができ、位置決め精度良く高
速で量産加工できるものである。また、連結部1aは金
属板状材11を金属フープ材1とつなぐとともに、金属
板状材どうしをつなぐ形状となっている。そのため、合
成樹脂部の成形時金属板状材どうしの間隔を保持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態である、金属板状材と合成
樹脂材とが一体化した製品の製造工程を説明するブロッ
ク図である。 【図2】図1の製造工程におけるそれぞれの製造装置の
動作方向を説明した図である。 【図3】図1のプレス加工工程における金属フープ材と
金属板状材との状態を平面図、正面図及び側面図で示し
た図である。 【図4】図1の合成樹脂インサート工程における金属フ
ープ材と、金属板状材及び合成樹脂材との一体化した製
品との状態を、平面図、正面図及び側面図で示した図で
ある。 【図5】図1の90°曲げ工程及び切断分離工程におけ
る金属フープ材と一体化した製品との状態を平面図、正
面図及び側面図で示した図である。 【図6】本発明の金属フープ材から製品を切断分離する
一連の手順を示した動作状態図である。 【図7】本発明の製造方法により製造された最終製品を
平面図、正面図及び側面図で示した図である。 【符号の説明】 1…平板状金属フープ材 2…プレス加工装置 3…合成樹脂の成形装置 4…プレス機 10…製品 11…金属板状材 12…合成樹脂材 13…パンチ 14…ダイ 15…板押え
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−157914(JP,A) 特開 平5−50459(JP,A) 特開 平7−117072(JP,A) 特開 平7−136800(JP,A) 特開 平7−256694(JP,A) 特開 平8−103920(JP,A) 特開 平8−252875(JP,A) 特開 平8−281811(JP,A) 特開 平9−117933(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B29D 31/00 - 31/518 H01L 21/56

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 少なくとも2枚以上の金属板状材と合成
    樹脂材が一体化した製品を平板状金属フープ材で連続し
    て製造する方法において、この方法が、 その幅方向を水平方向にし長手方向に搬送される前記フ
    ープ材に、2枚以上の前記金属板状材をその幅方向を鉛
    直方向に、長手方向を送り方向に向けてプレス加工する
    工程と、 上下方向に移動する合成樹脂成形型で、2枚以上の前記
    金属板状材と前記合成樹脂材とを一体にインサート成形
    する工程と、 2枚以上の前記金属板状材を幅方向が水平方向を向くよ
    うに、90°折り曲げる工程と、 前記フープ材から2枚以上の前記金属板状材と前記合成
    樹脂材が一体化した製品を切断分離する工程と、をこの
    順序で行うことを特徴とする、2枚以上の金属板状材と
    合成樹脂材とが一体化した製品の製造方法。
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