JP2000289059A - インサート成形方法及びインサート成形金型 - Google Patents

インサート成形方法及びインサート成形金型

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JP2000289059A
JP2000289059A JP11101388A JP10138899A JP2000289059A JP 2000289059 A JP2000289059 A JP 2000289059A JP 11101388 A JP11101388 A JP 11101388A JP 10138899 A JP10138899 A JP 10138899A JP 2000289059 A JP2000289059 A JP 2000289059A
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JP
Japan
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mold
lead frame
insert molding
plate
cut
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Withdrawn
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JP11101388A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Iwashita
司 岩下
Katsuaki Ouchi
勝明 大内
Kenichi Egami
健一 江上
Kiyoshi Nihei
潔 仁平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Hitachi Densen Kako KK
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Hitachi Densen Kako KK
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インサート成形されるリードフレームのタイバ
部分のカットをインサート成形と同時に、しかも同一の
金型上で成形及びカットでき、製造上において初期設備
投資を抑えたインサート成形方法及びインサート成形金
型の提供。 【解決手段】複数の金型部品からなる成形金型にリード
フレームをセットし、リードフレームの要部に樹脂を射
出してインサート成形するとともに、リードフレームの
タイバ部分を成形金型に有したカット手段にて切断す
る。リードフレームを固定側型板と可動側型板との間に
挟み込み、固定側型板のスプリングの付勢力でリードフ
レームを押さえ込み、また型刃を有するプレートを固定
側型板にスプリングを介して支持し、固定側型板がリー
ドフレームを押さえた後に型締めの力で型刃を可動側型
板側に可動させ、可動側型板に有するカット型ダイとの
協働によりリードフレームのタイバ部分をカットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出成型技術の分野
に属し、特にリードフレームにおけるインサート成形方
法及びインサート成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、リードフレームインサート成形
品の一例を外観により示したもので、このリードフレー
ムインサート成形品は、樹脂成形部1と、リードフレー
ム2〜6により構成されている。図4にリードフレーム
の外観を示す。
【0003】このようなリードフレームインサート成形
品は、リードフレーム2〜6を成形金型にセットし、樹
脂を射出して成形されるものであるが、リードフレーム
2〜6がバラバラの状態であると、リードフレームにメ
ッキ処理を行う際、及びリードフレームを成形金型にセ
ットする際、手間と時間がかかり効率の悪い製作工程と
なってしまう。
【0004】そこで、リードフレーム2と3、及び4〜
6を、図5のようにタイバ7にてつないで一体のものと
なし、リードフレームのセット時間の短縮を図っている
のが一般的である。
【0005】また、成形時間を短縮する手段として、一
回の成形で複数の成形を同時に行う多数個取り成形を行
うため、図6のように複数部品のリードフレームをタイ
バでつなぐことも行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5、6に示すような
リードフレームのタイバ7の部分は、作業工程上効率を
良くするために設けたもので、製品としては不要の部分
である。従い、最終工程では当該タイバ部分をカットし
なければならない。
【0007】従来、上記のようなタイバ部分のカット
は、リードフレームインサート成形の後にカット金型を
別途用意し、このカット金型にてタイバ部分のカットを
行い製品形状としている。しかし、このようにリードフ
レームのタイバ部分のカットを行うために、カット専用
の金型、プレス装置等を準備することは初期設備投資が
大きく、製造コストのアップを招くのである。
【0008】そこで、本発明の目的は、インサート成形
されるリードフレームのタイバ部分のカットをインサー
ト成形と同時に、しかも同一の金型上で成形及びカット
でき、製造上において初期設備投資を抑えたインサート
成形方法及びインサート成形金型を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明により提供するイ
ンサート成形方法は、複数の金型部品からなる成形金型
にリードフレームをセットし、前記リードフレームの要
部に樹脂を射出してインサート成形するとともに、前記
リードフレームのタイバ部分を前記成形金型に有したカ
ット手段にて切断する方法からなる。
【0010】前記の方法において、リードフレームを固
定側型板と可動側型板との間に挟み込み、前記固定側型
板のスプリングの付勢力でリードフレームを押さえ込ん
だ状態で、リードフレームのタイバ部分をカットする方
法を提供する。
【0011】また、型刃を有するプレートを固定側型板
にスプリングを介して支持し、固定側型板がリードフレ
ームを押さえた後に型締めの力で型刃を可動側型板側に
可動させ、可動側型板に有するカット型ダイとの協働に
よりリードフレームのタイバ部分をカットする方法を提
供する。
【0012】本発明により提供するインサート成形金型
は、タイバ部分でつないだ複数連のリードフレームをセ
ットしてインサート成形に供する金型であって、前記タ
イバ部分をカットする手段を具備してなるものである。
【0013】前記金型において、金型が上型部と下型部
からなり、上型部にはリードフレームを押さえ付けるパ
ーティング面を有した固定側型板と、この固定側型板に
スプリングを介して支持されたカット型刃プレート、及
びこのプレートに取り付けられ前記固定側型板をそのパ
ーティング面側に突き出し可能に貫通するカット型刃を
有し、一方の下型部にはリードフレームを受けるパーテ
ィング面を有した可動側型板と、この可動側型板のパー
ティング面に臨んで設けられたカット型ダイを有した金
型を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るインサート
成形金型の実施例を示し、図2に、当該インサート成形
金型を用いたインサート成形;タイバ部分カット方法の
実施例を示す。
【0015】しかして、インサート成形金型は上型部2
2と下型部23とでなり、上型部22には、固定側取付
板11と、これにスプリングを介して連係された固定側
型板13と、これら固定側取付板11と固定側型板13
との間にあって、固定側型板13にスプリング19を介
して取り付けられたカット型刃プレート12と、このカ
ット型刃プレート12に固定された状態で固定側型板1
3に貫通するカット型刃20を備え、カット型刃20は
固定側型板13のパーティング面24から突き出し可能
にした、いわゆるポンチの機能を果たす。
【0016】一方の下型部23には、可動側型板14
と、この可動側型板14にスペーサブロック16を介し
て取り付けられた可動側型取付板17、及びイジェクタ
プレート15を備え、可動側型板14にはそのパーティ
ング面24に臨んでカット型ダイ21が組み込まれてい
る。
【0017】さて、上記のような構造の上型部22と下
型部23は、固定側型板13と可動側型板14のパーテ
ィング面24相互が対峙するように組み立てられ、イン
サート成形に供するリードフレームを当該パーティング
面24間に挟み込み固定した状態で、インサート成形及
びタイバ部分のカットを行う。
【0018】次に、この図1のインサート成形金型を用
いたインサート成形;タイバ部分のカット方法について
図2を参照しつつ説明すると、先ずインサート成形に供
するリードフレーム25を、図2(イ)のように可動側
型板14のパーティング面24(図1参照)上にセット
する。この後上型部22を下げるが、先ず図2(ロ)の
ように固定側型板13が押し下げられ、そのパーティン
グ面24でリードフレーム25を上からスプリング18
のバネ圧を伴って押さえ付け、リードフレーム25が動
かないように固定する。この時点ではカット型刃プレー
ト12はスプリング19のバネ力で持ち上げられた状態
であり、カット型刃20は金型のパーティング面24ま
で達していない。
【0019】上型部22を完全に押し下げられるように
型締めする、即ち成形機の圧力により固定側取付板11
がカット型刃プレート12及び固定側型板13を可動側
型板14に押し付けられる。この時点で、固定側型板1
3と可動側型板14は完全に閉じた状態になり、リード
フレームへの樹脂の射出成型つまりインサート成形がな
され、それと同時にカット型刃20が、図2(ハ)のよ
うにパーティング面から突き出し、可動側型板14のカ
ット型ダイ21との協働により、リードフレームのタイ
バ部分が符号26のようにカットされる。上記のように
して、インサート成形及びタイバ部分のカットが行われ
ることで得られたリードフレームインサート成形品は、
図2(ニ)の符号27のように製品として取り出され
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したような本発明によれば、イ
ンサート成形されるリードフレームのタイバ部分のカッ
トをインサート成形と同時に、しかも同一の金型上で成
形及びカットでき、製造上において初期設備投資を抑え
た、インサート成形方法及びインサート成形金型を提供
するという所期の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインサート成形金型の実施例を示
す正面図。
【図2】本発明に係るインサート成形方法の実施例を示
し、(イ)はリードフレームをセットした状態の断面説
明図、(ロ)はリードフレームを押さえた状態の断面説
明図、(ハ)はインサート成形及びリードフレームのタ
イバ部分のカットした状態の断面説明図、(ニ)はイン
サート成形されたリードフレームを製品として取り出す
状態の断面説明図。
【図3】リードフレームインサート成形品の一実施形態
を示す斜視図。
【図4】図3の成形品に用いられるリードフレームを示
す斜視図。
【図5】図4に示したリードフレームをタイバでつない
だ状態を示す斜視図。
【図6】図4に示したリードフレームを複数個分つない
だ状態を示す斜視図。
【符号の説明】
11 固定側取付板 12 カット型刃プレート 13 固定側型板 14 可動側型板 15 イジェクタプレート 16 スペーサブロック 17 可動側取付板 18 スプリング(固定側型板用) 19 スプリング(カット型刃プレート用) 20 カット型刃 21 カット型ダイ 22 上型部 23 下型部 24 パーティング面 26 カットされたタイバ 27 リードフレームインサート成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大内 勝明 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 江上 健一 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日立 電線加工株式会社内 (72)発明者 仁平 潔 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日立 電線加工株式会社内 Fターム(参考) 4F202 CA11 CB01 CB12 CK35 CK75 CK84 CK89 CL42 CQ01 CQ05 4F206 JA07 JB12 JF05 JF23 JM05 JN25 JQ81 JW23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の金型部品からなる成形金型にリード
    フレームをセットし、前記リードフレームの要部に樹脂
    を射出してインサート成形するとともに、前記リードフ
    レームのタイバ部分を前記成形金型に有したカット手段
    にて切断する、インサート成形方法。
  2. 【請求項2】リードフレームを固定側型板と可動側型板
    との間に挟み込み、前記固定側型板のスプリングの付勢
    力でリードフレームを押さえ込んだ状態で、リードフレ
    ームのタイバ部分をカットする、請求項1記載のインサ
    ート成形方法。
  3. 【請求項3】型刃を有するプレートを固定側型板にスプ
    リングを介して支持し、固定側型板がリードフレームを
    押さえた後に、型締めの力で型刃を可動側型板側に可動
    させ、可動側型板に有するカット型ダイとの協働により
    リードフレームのタイバ部分をカットする、請求項2記
    載のインサート成形方法。
  4. 【請求項4】タイバ部分でつないだ複数連のリードフレ
    ームをセットしてインサート成形に供する金型であっ
    て、前記タイバ部分をカットする手段を具備してなる、
    インサート成形金型。
  5. 【請求項5】前記金型は、上型部と下型部からなり、上
    型部には、リードフレームを押さえ付けるパーティング
    面を有した固定側型板と、この固定側型板にスプリング
    を介して支持されたカット型刃プレート及びこのプレー
    トに取り付けられ前記固定側型板をそのパーティング面
    側に突き出し可能に貫通するカット型刃を有し、一方の
    下型部にはリードフレームを受けるパーティング面を有
    した可動側型板と、この可動側型板のパーティング面に
    臨んで設けられたカット型ダイを有した、請求項4記載
    のインサート成形金型。
JP11101388A 1999-04-08 1999-04-08 インサート成形方法及びインサート成形金型 Withdrawn JP2000289059A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006126438A1 (ja) 2005-05-24 2006-11-30 Murata Manufacturing Co., Ltd. インサートモールド品の製造方法および製造装置
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Effective date: 20060704