JP2001071193A - 液体塗布装置及び加工装置 - Google Patents

液体塗布装置及び加工装置

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JP2001071193A
JP2001071193A JP25155699A JP25155699A JP2001071193A JP 2001071193 A JP2001071193 A JP 2001071193A JP 25155699 A JP25155699 A JP 25155699A JP 25155699 A JP25155699 A JP 25155699A JP 2001071193 A JP2001071193 A JP 2001071193A
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oil
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JP25155699A
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Yasuo Miura
康雄 三浦
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Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業環境を悪化させることなく例えば液体で
ある油を被塗布部材に適量塗布し絞り加工が円滑に行な
える液体塗布装置及び加工装置を提供する。 【解決手段】 金型54,56の絞り部の直前に油塗布
装置16を配置する。そのため、搬送時における振動に
よる加工素材10から落下する潤滑油18の量が従来よ
りも少なくなり、潤滑油18が無駄にならず有効利用で
きると共に、清掃などの手間が軽減される。また、上記
落下する潤滑油18の量が減るので、絞り部における絞
り加工処理時での潤滑油18が充足した状態に保持され
る。従って、従来のような焼付きが絞り部における下金
型54表面に生じないので、金型54,56をその本来
の寿命まで有効に使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被塗布部材例えば
絞り加工が行われる加工素材に液体である油を塗布する
液体塗布装置及び加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】加工素材から円筒状の底付き容器などを
絞り加工で成形する場合、例えばプレス装置では帯状で
かつ薄板の加工素材を一対のローラで挟持させ下金型と
上金型で構成される金型へ順次送る構成となっている。
金型には、加工素材に絞り加工を施す絞り部が形成され
ている。
【0003】また、ローラには潤滑剤(油)を加工素材
に塗布する塗布装置が配置されており、この塗布装置に
より潤滑剤がローラに搬送される加工素材に塗布され
る。ローラは、金型の上流側に所定距離をもって配置さ
れている。
【0004】潤滑剤は、絞り加工の際に生ずる金型表面
の焼付きによるザラザラなどを防止し金型の寿命を長く
すると共に、製品の表面に生ずる摩擦によるキズを防止
するものである。そのため、加工素材を絞り加工する前
に、加工素材と金型の絞り部との表面の摩擦を小さして
絞り加工を容易にする潤滑剤を加工素材に塗布する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加工素材に
塗布される潤滑剤は、塗布装置からローラで金型の絞り
部まで搬送される途中、搬送時の振動によって加工素材
から落下し、絞り部での潤滑剤の量が少なくなる。
【0006】即ち、加工素材の搬送時の振動で潤滑剤が
落下するので、潤滑剤が無駄になると共に、潤滑剤が落
下した部分を清掃などする手間を要するという不都合が
あった。また、潤滑剤は加工素材の搬送時の振動によっ
て減少するので、絞り部における絞り加工処理時での潤
滑剤が不足し、上述した焼付きが金型の絞り部に生じ金
型の寿命を短くしていたという不都合があった。
【0007】なお、絞り部の直前に潤滑剤を加工素材に
吹きかける噴霧式の塗布装置を配置することが考えられ
るが、潤滑剤を噴霧させると空気中に潤滑剤が漂い作業
環境が悪化するなどの弊害が生じるおそれがある。
【0008】そこで、本発明は、上記事情を考慮し、作
業環境を悪化させることなく例えば液体である油を被塗
布部材に適量塗布し絞り加工が円滑に行なえる液体塗布
装置及び加工装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、被塗布部材
に液体を塗布する液体塗布装置であって、前記液体が貯
められる貯蔵部と、前記貯蔵部に移動可能に配置され、
前記貯蔵部内の前記液体が圧されることにより前記貯蔵
部内の前記液体を外部へ送る送出部が形成される移動手
段と、前記被塗布部材を前記移動手段側へ押圧すること
により、前記被塗布部材を前記移動手段に当接させ前記
送出部からの前記液体を前記被塗布部材へ塗布させる押
圧手段と、を有することを特徴とする。
【0010】本発明において、押圧手段で被塗布部材を
移動手段側へ押圧すると、押圧手段が被塗布部材を介し
て移動手段を押圧する。そのため、貯蔵部内の液体が圧
され、貯蔵部内の液体が送出部から外部へ送られる。従
って、送出部から外部へ出た液体が被塗布部材へ塗布す
る。
【0011】本発明によれば、上記液体塗布装置を被塗
布部材に絞り加工する加工装置に適用する場合でかつ絞
り加工を施す絞り部の直前に配置する場合には、搬送時
における振動による被塗布部材から落下する液体の量が
従来よりも少なくなるので、液体が無駄にならず有効利
用できると共に、清掃などの手間が軽減される。
【0012】また、同様に、本発明によれば、上記落下
する液体の量が減るので、絞り部における絞り加工処理
時での液体が充足した状態に保持される。従って、本発
明によれば、従来のような焼付きが金型表面に生じない
ので、金型をその本来の寿命まで有効に使用できる。
【0013】さらに、本発明によれば、被塗布部材を押
圧する動作で被塗布部材に液体を塗布するように構成し
たので、液体を被塗布部材に吹きかける噴霧式の塗布装
置を配置する場合に比べ、作業環境を良好のまま保持で
きる。なお、本発明によれば、上金型の昇降に連動して
液体が被塗布部材に塗布されるように構成したので、液
塗布動作に無駄がなく、的確かつ円滑に液塗布作業が行
なわれる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図6に基づいて、
本発明の一実施形態である液体塗布装置を備える加工装
置の構成について説明する。本実施形態の油塗布装置
は、絞り加工を行なうプレス装置に適用したものであ
る。なお、図1はプレス装置に関する構成を概略した側
面図、図2は油塗布装置及び絞り部の要部を示す斜視
図、図3は図2に示す油塗布過程及び絞り過程を示す側
面図、図4は図2に示す油塗布装置の要部を示す端面図
である。
【0015】図1に示すように、加工装置であるプレス
装置50は、帯状でかつ薄板の延性の富んだ加工素材1
0を搬送手段としての一対のローラ48で下金型54と
上金型56で構成される金型へ順次送りながら絞り加工
処理を施すものである。
【0016】即ち、プレス装置50は、支持台52と,
この支持台52上に固定される下金型54と,この下金
型54に対向しかつ上側に配置される上金型56とを備
える。上金型56は、支持手段58に昇降可能に支持さ
れている。
【0017】(絞り部の具体的構成)下金型54には図
2及び図3に示すような絞り部の一部を構成する凹状の
ダイ12(12A,12B,12C)が複数配置されて
いると共に、上金型56には図3に示すような絞り部の
一部を構成する凸状のポンチ14(14A,14B,1
4C)がダイ12に対向して複数配置されている。即
ち、絞り部は、ダイ12A,12B,12Cと,ポンチ
14A,14B,14Cとの一対の組み合わせたもので
構成される。
【0018】ダイ12A,12B,12C及びポンチ1
4A,14B,14Cは、それぞれ対応するように加工
素材10の流れ方向(図3では左右方向)に沿って順次
配置されていると共に、ダイ12の凹形状及びポンチ1
4の凸形状は図3に示すように絞り率が順次強くなるよ
うに設定されている。
【0019】即ち、ダイ12Aの凹形状及びポンチ14
Aの凸形状は加工素材10が薄皿形状となるような形状
をなし、またダイ12Cの凹形状及びポンチ14Cの凸形
状は加工素材10が筒形状となるような形状をなし、さ
らにダイ12Bの凹形状及びポンチ14Bの凸形状は加
工素材10が薄皿形状と筒形状との中間をなすような形
状をなしている。
【0020】そして、加工素材10は、ローラ48によ
ってプレス装置50の下金型54上に順次搬送されると
共に、下金型56が下降することによって絞り加工が施
される(図3参照)。即ち、加工素材10は、ポンチ1
4でダイ12内に絞り込まれポンチ14(ダイ12も含
む)の外形に沿った形状に成形される。
【0021】なお、加工素材10が図3に示す筒形状
(型部分11)に成形された後は、この型部分11と加
工素材10とを加工素材10の下流側に配置された切断
手段で切断することによって図示しない部品(例えば、
容器など)が成形される。
【0022】また、プレス装置50の上流側及び下流側
には、ローラ48で搬送される加工素材10を昇降させ
る昇降手段が配置されており、後述する油塗布装置16
及び各絞り部での上金型56の昇降に対応するように設
定されている。
【0023】なお、加工素材10上面に対して潤滑油1
8を塗布する場合としては、例えば上側のローラ48に
油塗布装置を設けるようにしても良い。この場合には、
潤滑油18が加工素材10上面に載った状態で搬送され
るので、潤滑油18は加工素材10から容易に落下しな
い。
【0024】(油塗布装置の具体的構成)下金型54に
は、この絞り部(ダイ及びポンチ)12,14の上流側
即ち絞り工程の前工程として処理する箇所に液体塗布装
置である油塗布装置16が配置されている。この油塗布
装置16は、図4に示すように、下金型54に形成され
所定量の液体である潤滑油18を貯める貯蔵部20と,
この貯蔵部20に昇降可能に配置される移動手段である
スライド体22と,貯蔵部20内に配置され潤滑油18
を吸収する吸収手段であるスポンジ24と,貯蔵部20
内に配置されスライド体22を常に上方へ付勢する付勢
手段であるコイル状のバネ26とを備える。
【0025】即ち、貯蔵部20には、上下方向に沿う二
段構成の円筒形状をなす筒部20A,20Bが形成されて
いる。そして、上側の筒部20Aは下側の筒部20Bの直
径よりも小さくなっており、筒部20Aと筒部20Bとの
段差部20Cは、スライド体22が貯蔵部20から抜け
出るのを防止するストッパとして機能する。
【0026】また、貯蔵部20を形成する下金型54側
壁には円筒状の通路54Aが形成されており、通路54
Aはホース28の基端が接続されている。また、ホース
28の先端には図示しないタンクが接続されており、そ
のためタンクと貯蔵部20とはホース28(通路54A
を含む)を介して連通される。即ち、タンク内の潤滑油
18は、ホース28を介して貯蔵部20へ供給される。
【0027】なお、本発明の供給手段は、タンク,ホー
ス28,及び通路54Aで構成される。また、供給手段
には、貯蔵部20内の潤滑油18を常に一定量とする図
示しない調整手段(例えばスライド体22の送出部22
Dに対する液量を検出するセンサなど)が配置されてい
る。そのため、スライド体22の図4及び図6に示す初
期位置の状態における貯蔵部20内の潤滑油18は、送
出部22Dからスライド体22の外部へと流れ出すこと
がない。
【0028】スライド体22は、上下方向に沿う二段構
成の円筒形状をなす筒部22A,22B及び上面中央に形
成される突部22Cで一体形成されている。即ち、筒部
22Aの上部は、突部22Cを除いた部分が切欠されて
いる状態となり、この切欠が本発明の塗布部23(図5
参照)となる。
【0029】筒部22A及び22Bは、それらの外形が貯
蔵部20の筒部20A,20Bに略対応するよう構成され
ている。即ち、スライド体22の上側に形成される筒部
22Aの直径は貯蔵部20の筒部20Aに略対応し、スラ
イド体22の下側に形成される筒部22Bの直径は貯蔵
部20の筒部20Bに略対応する。
【0030】一方、筒部22Aの軸方向の長さは、筒部
20Aよりも若干長くなるように設定されている。ま
た、筒部22Bの軸方向の長さは、筒部20Bよりも短
くなるように設定されている。これは、貯蔵部20内に
スポンジ24を配置させるスペースを設けるためであ
る。
【0031】なお、スライド体22は、その筒部22B
が段差部20Cに当接することにより貯蔵部20から抜
け出るのが防止される。また、貯蔵部20の筒部20B
内周面とスライド体22の筒部22B外周面とは、潤滑
油18が外部へ漏れないよう気密性をもつように設定さ
れている。
【0032】スライド体22には、貯蔵部20内の潤滑
油18を外部へ送る丸孔状の送出部22Dが複数(本例
では4個)形成されている。即ち、スライド体22に
は、その軸心を中心に90度の角間隔をもって送出部2
2Dが配置されている(図2参照)と共に、送出部22
Dがスポンジ24に対応するよう所定距離をもって配置
されている(図4参照)。
【0033】そのため、スライド体22が上方から押圧
されることにより、スポンジ24が押圧されスポンジ2
4に吸収されている潤滑油16が貯蔵部20内から送出
部22Dを経て外部へ送り出される(図5参照)。
【0034】図5に示すように、突部22Cは、スライ
ド体22が押圧される場合に、スライド体22の筒部2
2A上面に送出部22Dからの潤滑油16を加工素材1
0へ塗布する塗布部23を形成するものである。即ち、
スライド体22が加工素材10を介して上金型56で押
圧される場合に、加工素材10が突部22Cと当接し筒
部22A上面と加工素材10との間に油溜り部としての
空間が形成される。
【0035】そして、本実施形態では、この油溜り部が
塗布部23となる。ここで、塗布部23をスライド体2
2の筒部22A上面に対応させたのは、図3に示すダイ
12A及びポンチ14Aによる絞り加工での絞り率が最
も大きくなる絞り部分即ち最も潤滑油16が必要とする
箇所に対応させたものである。なお、本発明の塗布部
は、本実施形態とは逆に筒部22A上面の外周部分のみ
を突設させ残りを切欠ようにしても良く、任意に変更で
きる。
【0036】また、上金型54には、その油塗布装置1
6のスライド体22に対向する部位にスライド体22を
押圧する押圧手段である押圧面56Aが形成されてい
る。押圧面56Aは、加工素材10をスライド体22側
へ押圧することによって加工素材10をスライド体22
の突部22C上面に当接させ、送出部22Dからの潤滑
油16を加工素材10へ塗布させるものである。
【0037】図4に示すように、スポンジ24には孔2
4Aが形成され、この孔24A内にバネ26が挿入され
る。即ち、バネ26は、スライド体22の軸心部分に当
接し、スライド体22をバランスよく常に上方へ押し上
げる。なお、バネ26には、その上部及び下部に貯蔵部
20内の位置決めをする図示しないストッパが配置され
ている。
【0038】引続き、本実施形態の作用について説明す
る。図1に示すように、帯状の加工素材10は、ローラ
48によってプレス装置50の下金型54上まで搬送さ
れると共に、図2に示す油塗布装置16及び複数の絞り
部12,14の処理箇所で停止する。
【0039】即ち、図3及び図4に示すように、加工素
材10は、油塗布装置16に対応する位置で停止する。
そして、図5に示すように、上金型56は、下降し、そ
の押圧面56Aが加工素材10を介してスライド体22
を下方へ押圧する。
【0040】バネ26の付勢力に抗してスライド体22
が下降すると、スポンジ24に吸収されている潤滑油1
8が送出部22Dからスライド体22の外側へ押し出さ
れると共に、加工素材10とスライド体22の筒部22
A上面との間に塗布部23が形成されこの塗布部23に
潤滑油18が溜められる。
【0041】塗布部23内の潤滑油18は、加工素材1
0下面に塗布される。即ち、加工素材10のスライド体
22に対応する部位には、その筒部22A上面に対応す
る環状の範囲に亘って潤滑油18が塗布される。
【0042】この塗布後、図6に示すように、上金型5
6は、上昇し、その押圧面56Aが加工素材10から離
間する。そのため、スライド体22は、バネ26の付勢
力(スポンジ24の付勢力も含む)によって上方へ付勢
され、筒部22Bが貯蔵部20の段差部20Cに当接す
る初期位置に復帰する。
【0043】そして、図3に示すように、加工素材10
は、潤滑油18が環状に塗布された状態でダイ12A及
びポンチ14Aに対応する絞り部まで搬送され、上金型
56が下降し絞り加工が施される。即ち、加工素材10
には、薄皿形状の型部分11が成形される。
【0044】引続き、加工素材10の型部分11は、ダ
イ12B,12C及びポンチ14B,14Cの各絞り部
まで搬送され、各絞り部での絞り加工が施される。即
ち、ダイ12C及びポンチ14Cでの絞り加工が終了し
た型部分11は、筒形状に成形される。なお、筒形状の
型部分11は、図示しない切断手段によって切断され、
容器(図示省略)に成形される。
【0045】本実施形態によれば、金型54,56の絞
り部12,14直前に油塗布装置16を配置したので、
搬送時における振動による加工素材10から落下する潤
滑油18の量が従来よりも少なくなり、潤滑油18が無
駄にならず有効利用できると共に、清掃などの手間が軽
減される。
【0046】また、同様に、本実施形態によれば、上記
落下する潤滑油18の量が減るので、絞り部12,14
における絞り加工処理時での潤滑油18が充足した状態
に保持される。従って、本発明によれば、従来のような
焼付きが下金型54表面に生じないので、金型54,5
6をその本来の寿命まで有効に使用できる。
【0047】さらに、本実施形態によれば、上金型56
の押圧面56Aが加工素材10を介してスライド体22
を押圧し加工素材10に潤滑油18を塗布するように構
成したので、潤滑油18を加工素材10に吹きかける噴
霧式の塗布装置を配置する場合に比べ、作業環境を良好
のまま保持できる。なお、本実施形態によれば、上金型
56の昇降に連動して潤滑油18が加工素材10に塗布
されるように構成したので、液塗布動作に無駄がなく、
的確かつ円滑に液塗布作業が行なわれる。
【0048】なお、本発明の絞り部の形状などは、上記
実施形態のものに限定されるものでなく、任意に変更で
きる。また、上記実施形態では液体を潤滑油とした例で
あるが、本発明では洗浄水など適宜変更できる。さら
に、本発明の加工装置に関する構成は、上記実施形態の
ものに限定されるものでなく、任意に変更できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本発明の液体塗布装置を被塗布部材に絞り加工する加工
装置に適用する場合でかつ絞り加工を施す絞り部の直前
に配置する場合には、搬送時における振動による被塗布
部材から落下する液体の量が従来よりも少なくなるの
で、液体が無駄にならず有効利用できると共に、清掃な
どの手間が軽減される。
【0050】また、同様に、本発明によれば、上記落下
する液体の量が減るので、絞り部における絞り加工処理
時での液体が充足した状態に保持される。従って、本発
明によれば、従来のような焼付きが金型表面に生じない
ので、金型をその本来の寿命まで有効に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプレス装置に関する
構成を概略した側面図である。
【図2】本実施形態に係る油塗布装置及び絞り部の要部
を示す斜視図である。
【図3】図2に示す油塗布過程及び絞り過程の状態を示
す側面図である。
【図4】図2に示す油塗布装置の要部を示す端面図であ
る。
【図5】図4に示す上金型が下降した状態の端面図であ
る。
【図6】図5に示す上金型が上昇し加工素材に潤滑油が
塗布された状態の端面図である。
【符号の説明】
10 加工素材(被加工部材) 11 加工素材の型部分 12 ダイ(絞り部) 14 ポンチ(絞り部) 16 油塗布装置(液体塗布装置) 18 潤滑油(液体) 20 貯蔵部 22 スライド体(移動手段) 22A 送出部 23 塗布部 24 スポンジ(吸収手段) 26 バネ(付勢手段) 28 ホース(供給手段) 50 プレス装置(加工装置) 54 下金型 56 上金型 56A 上金型の押圧面(押圧手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗布部材に液体を塗布する液体塗布装
    置であって、 前記液体が貯められる貯蔵部と、 前記貯蔵部に移動可能に配置され、前記貯蔵部内の前記
    液体が圧されることにより前記貯蔵部内の前記液体を外
    部へ送る送出部が形成される移動手段と、 前記被塗布部材を前記移動手段側へ押圧することによ
    り、前記被塗布部材を前記移動手段に当接させ前記送出
    部からの前記液体を前記被塗布部材へ塗布させる押圧手
    段と、 を有することを特徴とする液体塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記貯蔵部内に配置され、前記液体を吸
    収する吸収手段を設け、 前記吸収手段が前記移動手段により押圧される場合に、
    前記吸収手段に吸収されている前記液体が前記送出部へ
    送出されることを特徴とする請求項1に記載の液体塗布
    装置。
  3. 【請求項3】 前記貯蔵部内に配置され、前記移動手段
    を常に前記押圧手段側へ付勢する付勢手段を設けること
    を特徴とする請求項1または2に記載の液体塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記貯蔵部に連通し、前記液体を前記貯
    蔵部へ供給する供給手段を設けることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれか1項に記載の液体塗布装置。
  5. 【請求項5】 前記移動手段の前記被塗布部材に対向す
    る部位に前記送出部からの前記液体を前記被塗布部材へ
    塗布する切欠状の塗布部を設け、 前記押圧手段が前記被塗布部材を介して前記移動手段を
    押圧する状態で、前記塗布部内の前記液体を前記被塗布
    部材へ塗布することを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか1項に記載の液体塗布装置。
  6. 【請求項6】 下金型と上金型との間に順次送られる加
    工素材に前記下金型及び前記上金型で絞り加工を施す絞
    り部が前記下金型及び前記上金型に配置される加工装置
    であって、 前記下金型の前記絞り部上流側に配置され、前記加工素
    材に塗布する油が貯められる貯蔵部と、 前記貯蔵部に移動可能に配置され、前記貯蔵部内の前記
    油が圧されることにより前記貯蔵部内の前記油を外部へ
    送る送出部が形成される移動手段と、 前記上金型に配置され、前記加工素材を前記移動手段側
    へ押圧することにより前記加工素材を前記移動手段に当
    接させ前記送出部からの前記油を前記加工素材へ塗布さ
    せる押圧手段と、 を有することを特徴とする加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007196283A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Johnan Seisakusho Co Ltd プレス加工用金属板への湿潤液付与方法及び湿潤液付与装置
CN104492981A (zh) * 2014-12-23 2015-04-08 无锡微研有限公司 料带局部擦油结构
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