JPH0910873A - 立体形状を有する缶の成型システム、缶胴成型装置及びその製造方法 - Google Patents

立体形状を有する缶の成型システム、缶胴成型装置及びその製造方法

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JPH0910873A
JPH0910873A JP7158054A JP15805495A JPH0910873A JP H0910873 A JPH0910873 A JP H0910873A JP 7158054 A JP7158054 A JP 7158054A JP 15805495 A JP15805495 A JP 15805495A JP H0910873 A JPH0910873 A JP H0910873A
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 今までにない自由な形状を有する缶を製造す
る。 【構成】 第1ステージ1は、缶を搬送する入口搬送路
2aと、出口搬送路2bと、入口搬送路2aと出口搬送
路2bとを接続する缶受渡部5とからなる。第2ステー
ジ10は、立体デザインが内面に施された外型12a及
び12bが装着された型締め装置11からなる。搬送手
段は、ハンド20とリフター40とからなり、この搬送
手段で前記入口搬送路2aを搬送されて来た缶80を第
2ステージ10へ運ぶと共に缶胴成型終了後に缶80を
第2ステージ10から出口搬送路2bに運び、型締め装
置11によって外型12a及び12b内に型締めされた
缶胴内に缶胴成型装置50を挿入して缶80を内部から
外型に向かって押圧し、外型12a及び12b内面に施
された立体デザインに沿って缶80を変形加工する構成
からなる缶胴成型システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体形状を有する缶の
成型システム、缶胴成型装置及びその製造方法に関し、
特に、自由な形状の缶を製造することができる立体形状
を有する缶の成型システム、缶胴成型装置及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、缶胴に所定の立体形状を成型する
装置として、様々なものが提案されている。その一つに
特願昭47−69241号がある。この装置は、一般に
割りづめ式と呼ばれる装置であって、図11に示すよう
なものである。
【0003】図11(a)は、装置の断面図、図11
(b)は、図11(a)のA−A’断面を示している。
この装置は、軸90を中心にして、その周囲に角錐部材
91を配置して断面多角形となるように構成されてい
る。軸90は、上部が太く、下方に向かって細くなるテ
ーパー状に形成されており、角錐部材91もそれぞれ、
軸90の形状に対応して上部が肉薄で下方に向かって肉
厚となる形状を有している。
【0004】缶胴に立体形状を形成するには、あらかじ
め円筒状に形成された缶素材を前記角錐部材周囲に嵌着
し、軸90を下方に押し下げて、各角錐部材91を放射
状にエキスパンドさせる。この軸90の動作により、缶
素材の周囲は、各角錐部材91によって放射状に押し広
げられ、缶胴に立体形状が形成される。
【0005】また、弾性部材を用いて、缶胴に立体形状
を成型する装置も提案されており、その例として、特願
昭49−101181号や特願昭49−91503号等
がある。
【0006】特願昭49−101181号に記載された
装置を図12(a)及び(b)に示す。この装置は、空
気抜孔92を中心に備える押圧部材93と、この押圧部
材93が挿入される中空部94とを有すると共に上部に
くびれ部を有する弾性部材95とから構成されている。
【0007】この装置により缶胴に立体形状を形成する
には、缶を、所定の凹凸が設けられた外型に缶を嵌め、
缶内部に前記装置を挿入する。この状態で押圧部材93
を下方に押し下げて弾性部材95を押圧すると、弾性部
材95が缶内部で変形し、缶の周囲を型の凹部に押し出
すことによって缶に立体形状が形成される。なお、弾性
部材95の中空部94に残存する空気は、押圧部材95
に設けられた空気抜孔92より外部に排出される。
【0008】更に、特願昭49−91503号に記載さ
れた装置を図13に示す。この装置においては、ダイ9
6、96の内壁周に輪状凹条97を設け、プレス機98
のラム99にポンチ100を設ける。次に、ポンチ10
0の外周に筒状の弾性部材101を貼着し、ラム99を
下降させてポンチ100をダイ96、96内に没入させ
た際に、ダイ96の輪状凹条97に対応する位置に当た
る弾性部材101の内部に輪状の空洞102を設ける。
更に、ラム99とダイ96間に油圧発生シリンダ103
を介在させてラム99の下降に伴って油圧発生シリンダ
103内の油圧が上昇するように形成すると共に油圧発
生シリンダー103の圧力油を空洞102に連通させ
る。
【0009】以上の構成において、ラム99を下降させ
ることによって圧力油を空洞102に供給して弾性部材
101の外壁周に輪状突条104を膨出させ、缶80の
一部をダイ96、96の輪状凹条97内に嵌入させて、
缶の胴部に立体形状を成型する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た装置には、以下のような問題点がある。
【0011】(1)特願昭47−69241号の装置に
より缶胴に立体形状を成型する場合は、缶胴部に割りづ
めの跡が残り、更に、缶内部に傷が付くという問題点が
ある。また、この装置においては、例えば立体模様等、
様々な形状のエンボスを缶に成型することは不可能であ
る。
【0012】(2)特願昭49−101181号の装置
によれば、肉厚の弾性部材を押圧部材で押圧して弾性変
形させ、缶をダイの凹部に膨張させて缶胴に立体形状を
成型するため、微細な模様を明確に表現することができ
ないという問題点がある。
【0013】(3)特願昭49−91503号の装置も
同様に、肉厚の弾性部材を用いているため、微細な模様
を明確に形成することができないという問題点があり、
かつ、缶に立体形状を形成するためのダイの凹部に対応
した部分に圧力油を導入するための空洞を設ける必要が
あり、形成できる立体形状の形状の自由度が制限される
という問題点がある。
【0014】したがって、本発明の目的は、今までにな
い自由な形状を有する缶を製造することができる立体形
状を有する缶の成型システム、缶胴成型装置及びその製
造方法を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、微細な形状のエンボ
スをも明確に缶胴に成型することができる立体形状を有
する缶の成型システム、缶胴成型装置及びその製造方法
を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、また、あらゆる形状
の缶を1つの装置で製造することができる立体形状を有
する缶の成型システム、缶胴成型装置及びその製造方法
を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、また、簡単な構成
で、安全性及び作業性が向上した立体形状を有する缶の
成型システム、缶胴成型装置及びその製造方法を有する
缶の製造方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の発明者は、缶を
傷付けずに滑らかな形状の缶を得るということ、更に、
微細な形状を明瞭に出すにはいかなる手段を用いるべき
かという視点に立ち、様々な研究・実験を行ってきた。
その結果、缶を所定の形状が施された型にはめ、缶内部
に弾性部材を用いた装置を挿入し、この弾性部材を何ら
かの圧力で膨らませる装置であって、弾性部材はできる
だけ薄くし、かつ、缶を変形(膨張)できる圧力に対し
ても装置から弾性部材が外れないように保持できる手段
を設けることにより、前記目的が達成できることを見い
出した。
【0019】すなわち、前記目的を達成するため、第1
の発明においては、立体デザインが内面に施された外型
に缶を嵌めた後、缶胴内に挿入して缶を内部から外型に
向かって押圧し、外型の内面に沿って缶を変形加工する
装置において、装置本体に第1流体通路を設け、かつ、
この装置本体の上下に凹部を設けると共に凹部の内壁全
周にわたって楔状部を設け、装置本体の外周を薄膜弾性
部材で覆い、かつ、薄膜弾性部材を凹部に折り込み、凹
部に封止部材を挿入して楔状部と共に薄膜弾性部材を装
置本体に封止し、第1流体通路に接続する第2流体通路
を封止部材の少なくとも一方に設ける構成からなること
を特徴とする缶胴成型装置を提供する。
【0020】前記缶胴成型装置において、第1流体通路
は、凹部間の中心位置から放射線状に複数延在して設け
られ、第2流体通路は、中心位置において複数の第1流
体通路に接続され、流体通路にポンプを接続して圧力が
かけられた流体を装置本体に供給して薄膜弾性部材を膨
張させる構成とすることができる。
【0021】また、第2の発明においては、第1ステー
ジが、缶を搬送する入口搬送路と、出口搬送路と、前記
入口搬送路と出口搬送路とを接続する缶受渡部とからな
り、第2ステージが、立体デザインが内面に施された外
型が装着された型締め手段からなり、搬送手段で入口搬
送路を搬送されて来た缶を第2ステージへ運ぶと共に缶
胴成型終了後に缶を第2ステージから出口搬送路に運
び、型締め手段によって外型内に型締めされた缶胴内に
缶胴成型手段を挿入して缶を内部から外型に向かって押
圧し、外型内面に施された立体デザインに沿って缶を変
形加工する構成からなることを特徴とする立体形状を有
する缶の成型システムを提供する。
【0022】前記缶胴成型システムにおいて、第2ステ
ージは、型締め手段を支持する支持手段を備え、型締め
手段は、立体デザインが施され、2分割された外型と、
2分割された外型にそれぞれ接続され、型締めを行うト
グルプレス機構と、トグルプレス機構に接続されて外型
の型締めを行うシリンダとから構成されることができ
る。
【0023】前記缶胴成型システムにおいては、シリン
ダを、2分割された外型に接続されたトグルプレス機構
にそれぞれ対応して設けると共に、2分割された各外型
に接続されたトグルプレス機構同士を接続して、外型に
対する肘張りプレス動作を連動して行わせる連動用連結
部材を備える構成とすることができる。
【0024】また、前記缶胴成型システムにおいては、
前記第2ステージを前記第1ステージ上に設けることが
できる。
【0025】更に、前記缶胴成型システムにおいて、搬
送手段は、搬送されて来た缶を入口搬送路上で一時停止
させるストッパーと、ストッパーによる一時停止が解除
された缶を受け取り、缶を入口搬送路から缶受渡部へ搬
送すると共に、缶胴成型終了後、缶を缶受渡部から出口
搬送路へ搬送するハンドと、缶受渡部に運ばれた缶を第
2ステージに設けられた型締め手段へ搬送すると共に、
缶胴成型終了後、缶を缶受渡部へ搬送する、缶受渡部に
設けられたリフターとから構成されることができる。
【0026】前記搬送手段は、ハンドにより運ばれた缶
を、リフター上に位置決めするガイドを備え、このガイ
ドは、ガイドシリンダに前進後退可能に取り付けられ
て、ハンドが缶を搬送しリフター上に到達する直前に前
進して缶をリフター上に位置決めし、その後直ちに後退
するよう構成され、ハンドをハンドシリンダに取り付け
て前進後退可能に構成し、更にハンドシリンダをスライ
ドシリンダに取り付けて入口搬送路と缶受渡部との間を
往復可能に構成し、ハンドをハンドシリンダの動作で前
進させて入口搬送路上で缶を受け取り、前進した状態の
ままスライドシリンダの動作で缶受渡部まで移動してリ
フター上に缶を載置した後、ハンドシリンダの動作で後
退し、後退した状態で缶の受け取り位置へ戻るよう構成
されることができる。
【0027】前記缶胴成型システムにおいて、前記ハン
ドを断面V字状に形成して缶を保持可能にし、更にV字
状に延在する部分の一方に、缶を缶受渡部から出口搬送
路へ押し出すための突出部を設ける構成とすることがで
きる。
【0028】前記缶胴成型システムにおいて、前記リフ
ターは、第1載置台と、第1載置台上に連結部材を介し
て上下に動作可能に設けられると共に、上面に缶を載せ
て固定する固定手段を有する第2載置台と、第1及び第
2載置台を缶受渡部から型締め手段に運ぶシリンダとか
ら構成されることができる。
【0029】前記缶胴成型手段は、その本体に第1流体
通路を備え、かつ、本体の上下に凹部を備えると共に凹
部の内壁全周にわたって楔状部を備え、本体の外周を薄
膜弾性部材で覆い、かつ、薄膜弾性部材を前記凹部に折
り込み、凹部に封止部材を挿入して楔状部と共に薄膜弾
性部材を本体に封止し、第1流体通路に接続する第2流
体通路を封止部材の少なくとも一方に設ける構成とされ
ることができる。
【0030】前記缶胴成型手段において、第1流体通路
は、凹部間の中心位置から放射線状に複数延在して設け
られ、第2流体通路は、中心位置において複数の第1流
体通路に接続され、流体通路にポンプを接続して圧力が
かけられた流体を本体に供給して、薄膜弾性部材を膨張
させる構成とされることができる。
【0031】第3の発明においては、また、前記第1の
発明の缶胴成型装置により缶胴に立体形状を成型するこ
とを特徴とする立体形状を有する缶の製造方法を提供す
る。
【0032】第4の発明においては、更に、前記第2の
発明の缶胴成型システムにより缶胴に立体形状を成型す
ることを特徴とする立体形状を有する缶の製造方法を提
供する。
【0033】
【作用】第1の発明の缶胴成型装置は、内周に缶の形状
となる形状が施された外型に缶をはめた後、この缶内部
に挿入して用いられる。そして、この状態から、所定の
圧力をかけた流体を流体通路を介して薄膜弾性部材の内
側に供給して缶を内部から外型に向かって押圧すること
によって、缶は外型の形状に沿って変形し、その結果、
缶に立体形状を形成することができる。すなわち、本発
明においては、外型のデザイン次第で様々な形状の缶を
製造することができる。
【0034】前記装置においては、薄膜弾性部材を膨張
させる際に、流体圧を用いることとしたため、薄膜弾性
部材の内側に対して直角にかつ均等に圧力を分布させる
ことができ、かつ、その圧力をいかなる方向にも、いか
なる隅部にも及ぼすことができる。したがって、外型の
形状に対応して薄膜弾性部材を忠実に変化させることが
できるため、缶に微細な形状を明瞭に施すことができ
る。なお、薄膜弾性部材は、装置本体の楔状部と封止部
材とによって、確実に装置本体の周囲に封止されるた
め、流体圧によって外れることはない。
【0035】また、缶内部に本発明に係る装置を挿入
し、液体を加圧して送り込み、缶胴を内側から押し広げ
るため、缶胴表面は至って滑らかな形状が得られる。
【0036】更に、流体通路を放射状に延在させること
にしたため、流体通路断面積が大きくとれ、薄膜弾性部
材全体を瞬時に膨張させることができる。
【0037】また、第2の発明においては、搬送路が設
けられた第1ステージと、型締め手段が設けられた第2
ステージと、缶を第1ステージから第2ステージへ、第
2ステージから第1ステージへ搬送する搬送手段と、缶
胴に立体形状を成型する缶胴成型手段とからなるため、
缶をスムーズに搬送することができ、缶胴に連続的に様
々な立体形状を施すことができる。
【0038】更に、第3及び第4の発明においては、前
記第1及び第2の発明を用いて缶胴に立体形状を成型す
ることにしたため、様々な形状の缶を連続的に製造する
ことができる。
【0039】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面を参照しつつ
詳細に説明する。
【0040】図1は、本実施例の缶胴成型システムの側
面図である。この缶胴成型システムは、缶を搬送するた
めの第1ステージ1と、第1ステージ上に設けられ、成
型する缶80を型締めする型締め装置11を有する第2
ステージ10とからなる。
【0041】図2(a)及び(b)は、第1ステージ1
の平面図を示し、図3(a)、(b)は、第2ステージ
10の平面図を示している。以下に詳細に説明するが、
前記缶胴成型システムは、更に、第1ステージ1から缶
80を缶受渡部5まで搬送するハンド20と、缶受渡部
5まで搬送された缶80をハンド20と共にリフター通
過孔6上に位置決めするガイド30と、リフター通過孔
6から上昇して缶80を型締め装置11まで搬送するリ
フター40とから構成されている。
【0042】図2(a)及び(b)に基づいて、更に缶
胴成型システムを説明する。第1ステージ1は、ハンド
20まで缶80を搬送する入口コンベア2aと、缶胴成
型が終了した缶80を次の工程へ搬送する出口コンベア
2bと、リフター通過孔6を備え、入口コンベア2aと
出口コンベア2bとを接続する缶受渡部6と、入口及び
出口コンベア2a及び2bを駆動するモータ29に接続
された駆動ベルト4と、駆動ベルト4によって駆動さ
れ、入口及び出口コンベア2a及び2bを駆動するロー
ラ3とから構成されている。
【0043】缶80は、入口コンベア2aから後述する
第2ステージ10に搬送され、缶胴が成型された後、出
口コンベア2bに送られ、次の行程に進む。
【0044】ハンド20は、ハンドシリンダ21に接続
され、ハンドシリンダ21は、更にスライドシリンダ2
2に接続されている。すなわち、ハンド20は、ハンド
シリンダ21によって前進後退可能で、かつ、スライド
シリンダ22によって入口コンベア2aと、リフター4
0上間を往復可能に構成されている。なお、ハンド20
とハンドシリンダ21は、ハンド20を出口コンベア2
b方向に向け、斜めの状態でスライドシリンダ22に取
り付けられる。
【0045】また、ハンド20は、基部23と、基部2
3から入口コンベア2aに対して平行に延在するように
設けられた右延在部24と、基部23から出口コンベア
2b方向へ斜めに延在して設けられた左延在部25とか
ら構成される断面V字状の形状を有しており、更に、左
延在部25先端部には、出口コンベア2b方向に突出す
る突出部26を備えている。
【0046】ハンド20の手前には、ストッパー28が
設けられており、入口コンベア2a上を送られてきた缶
80を一時停止させ、ハンド20に受け渡すタイミング
を調節している。
【0047】図1に戻り、リフター40は、第1缶載置
台41と、第1缶載置台41上に連結棒45(図6参
照)を介して上下に動作可能で缶80が直接載置される
第2缶載置台42と、第1及び第2缶載置台41及び4
2を上下させて缶80を第2ステージ10に搬送するた
めのリフターシリンダ43とから構成されている。な
お、第1及び第2缶載置台41及び42の詳細な動作
は、缶の成型の説明時に行う。
【0048】再び図2に戻り、第1ステージ1上には、
リフター40を中心にハンド20と対向する位置に、ガ
イドシリンダ31に接続され、前進・後退可能なガイド
30が設けられている。このガイドは、ハンド20によ
り缶80がリフター40上に搬送された際に前進して、
ハンド20と共にリフター40に缶を載せるための位置
決めを行う。ガイド30は、前記位置決めを行うと直ち
に、ガイドシリンダ31の動作により後退する。
【0049】この図2に示される第1ステージ1と、ハ
ンド20及びストッパー28の動作は、以下の通りであ
る。
【0050】まず、入口コンベア2a上を送られてきた
缶80を、ストッパー28を時計方向に回転させて一時
停止させる。ハンド20は、スライドシリンダ22上を
スライドして入口コンベア2a上に到達した後、ハンド
シリンダ21により前進し、図2(a)において実線で
示された状態となる。そして、ストッパー28が反時計
方向に回転して缶80の1個をハンド20へ送り出し、
再度時計方向に回転して次の缶80を一時停止させる。
缶80を受け取ったハンド20は、缶受渡部5に設けら
れたリフター通過孔6上、すなわち、リフター40上へ
スライドシリンダ22の動作によりスライドする。
【0051】ここで、ハンド20が断面V字状に形成さ
れているのは、缶80を掴み易くし、かつ、搬送中に缶
80がハンド20から飛び出さないようにするためであ
る。そして、缶80がリフター40上に搬送される直前
に、ガイド30が前進して、ハンド20と共に缶80を
リフター40上、すなわち、リフター通過孔6上に位置
決めする。その後、ガイド30は直ちにガイドシリンダ
31の動作により後退すると共に、ハンド20もハンド
シリンダ21の動作により後退する。このとき、缶80
は、ハンド20とガイド30が後退すると同時に、リフ
ター40によって第2ステージ10に搬送される。ハン
ド20は、更に、スライドシリンダ22の動作により入
口コンベア2aまでスライドして戻る。なお、ハンド2
0は、V字状に形成されているため、わずかに後退させ
るのみでハンド20の内側と缶80との間に隙間がで
き、リフター40によって缶80が持ち上げられたと
き、缶80の巻締め部がハンド20に引っかかるという
ことはない。すなわち、ハンド20の形状をV字状にし
たため、ハンド20を前進又は後退させるハンドシリン
ダ21のストロークを最小にすることができる。更に、
ハンド20の左延在部25は、リフターロッド44をひ
っかけない寸法になっている。そのため、ハンド20自
体をハンドシリンダ21の動作により後退させれば、リ
フター40が、ハンド20の高さ越えて第2ステージ1
0に向けて上昇しても、ハンド20の左延存部25がリ
フター40及びリフターロッド44に引っかかることな
く(図1参照)、ハンド20を入口コンベア2aに戻す
ことができる。
【0052】缶80は、後述するように、第2ステージ
10で缶胴が成型されて所定の立体形状が形成される。
その後、缶80は、再びリフター40により、缶受渡部
5まで戻される。そして、ハンド20は、前述したよう
に次の缶80を受け取り、リフター通過孔6上に新たな
缶80を搬送する。この時、ハンド20の左延在部25
先端部には、出口コンベア2b方向に突出した突出部2
6が設けられているため、ハンド20がリフター通過孔
6上に到達すると同時にリフター通過孔6上に存在する
成型後の缶80をその突出部26で出口コンベア2b方
向へ押し出す。これにより、成型後の缶80を出口コン
ベア2bに搬送するための他の手段を設けることなく、
ハンド20のみで缶80を入口コンベア2aからリフタ
ー40上に運び、そして、出口コンベア2b上に運ぶこ
とを最小の動作で行うことができる。
【0053】次に、第2ステージ10の構成及び動作を
説明する。図3は第2ステージ10の平面図を示し、図
3(a)は、外型を開いた状態、図3(b)は、外型を
型締めした状態を示している。
【0054】第2ステージ10は、支持部材18(図1
参照)によって上下に位置調節可能に設けられた型締め
装置11からなる。型締め装置11は、ロッド13上を
進退移動するように取り付けられ、缶胴に成型する立体
形状が内面に施された外型12a及び12bと、この外
型12a及び12bの外形形状に適合する外型アダプタ
19a及び19bと、外型アダプタ19a及び19bを
保持する外型ホルダー15a及び15bと、2分割され
た外型ホルダー15a及び15bにそれぞれ設けられ、
外型ホルダー15a及び15bを進退移動させると共に
型締めを確実に行うための第1及び第2トグルプレス機
構14a及び14bと、第1及び第2トグルプレス機構
14a及び14bを介して外型12a及び12bに対し
て肘張りプレス動作を行わせる第1及び第2型締めシリ
ンダ16a及び16bと、第1及び第2トグルプレス機
構14a及び14b同士を接続し、それぞれの肘張りプ
レス動作を同時に行わせるための連動用連結部材17と
から構成される。なお、外型12a及び12bの中央、
すなわち、缶80を型締めする部分には、後述する缶胴
形成装置50が配置されている(図3において図示せ
ず。)。ここで、外型12a及び12bを外型アダプタ
19a及び19bにはめ、外型アダプタ19a及び19
bを外型ホルダー15a及び15bにはめることにした
のは、外型12a及び12bの外形形状がいかなる形状
であっても、取り付け可能にするためである。
【0055】この第2ステージ10の動作を、図3と図
4を参照しつつ説明する。なお、図4は、第2ステージ
10における動作の説明図であり、前述のように、外型
12a及び12bの中央に缶胴成型装置50が配置され
た様子が示されている。
【0056】まず、リフター40上に載置された缶80
は、リフターシリンダ43により第2ステージ10の外
型12a及び12bの中央に向かって持ち上げられ(図
4(a)、(図1参照))、外型12a及び12bの中
央に配置された缶胴成型装置50が缶胴内部に相対的に
挿入される(図4(b))。そして、型締めが始められ
る。
【0057】図3(a)に示されるように、第1型締め
シリンダ16aは、トグルプレス機構14a中のトグル
クランクを伸ばし、外型12aを中央に向かって前進さ
せる。第2型締めシリンダ16bは、曲げられた状態に
あるトグルプレス機構14b中のトグルクランクを伸ば
し、外型12bを中央に向かって前進させる。この動作
により、図3(b)及び図4(c)に示されるように、
缶80を型締めすることができる。なお、第1及び第2
トグルプレス機構14a及び14bが連動用連結部材1
7によって連結されているため、型締めシリンダが2つ
設けられていようとも、各トグルクランクの曲げ伸ばし
動作は連動して同時に行われる。すなわち、型締めシリ
ンダを2つ設けたことにより、型締め力が増すと共に型
締め動作をスムーズに行うことができ、かつ、2つのシ
リンダの動作タイミングが例えずれたとしても、そのず
れは連動用連結部材17によって補償される。更に、型
締め動作は同時に行われるため、それぞれの反動が相殺
され、型締め動作中の振動を防止できる。
【0058】また、トグルクランクは、一度型締めシリ
ンダ16a及び16bによって伸ばされた状態にされる
と、缶胴成型時に外型12a及び12bを押し広げよう
とする力によっては決して折れ曲がることなく、確実に
型締めすることができる。一方、型締めを解除する際に
は、トグルクランクの屈曲部分を型締め方向と直交する
方向に引き又は押すのみであるため、簡単にかつ速く型
を開くことができる。
【0059】図3(b)及び図4(c)に示される型締
め状態で、缶胴成型装置50により缶に立体形状が形成
される。なお、缶胴成型装置50による缶胴成型動作
は、後に詳細に説明する。その後、型締めが解除され、
リフター40の動作により缶80がリフター通過孔6ま
で降ろされ(図4(d))、前述したハンド20の動作
により、出口コンベア2bに押し出される(図1及び図
2(a))。
【0060】図5は、缶胴成型装置50を示し、図5
(a)及び(b)は側面断面図、図5(c)は平面図を
示している。この装置は、本体となる、左右一対の凹部
52を有する断面H字状の円筒状部材51と、この円筒
状部材51の周囲に設けられ、内側から水圧がかけられ
て膨張し、缶胴を外型12a及び12bに押圧する薄膜
弾性部材53と、円筒状部材51と共に弾性部材53が
外れないようにかつ気密性を保つことができるように封
止する第1及び第2円柱部材54及び55とから構成さ
れている。
【0061】円筒状部材51は、凹部52を仕切る仕切
壁56内部に外部に通じる第1流体通路57が形成され
ると共に、前記凹部52の開口部の内側全周にわたって
楔状部58が形成されている。この楔状部58は、凹部
52の開口部から底部に向かって肉厚となるように形成
されており、薄膜弾性部材53が第1及び第2円柱部材
54及び55によって押しつけられ、前記肉厚部の角部
59が薄膜弾性部材53に食い込むことと、楔状部58
と第1及び第2円柱部材54及び55とに対する摩擦に
よって薄膜弾性部材53が水圧によって外れることを防
止する。なお、楔状部58は、前述の構成に限られず、
少なくとも凹部52の内面に、凹部52の開口部に向か
って内径が大きくなるような突条であれば良い。
【0062】薄膜弾性部材53は、例えば、厚さ2mm
程度のゴムからなり、円筒状部材51に被せられかつ両
端が円筒状部材51の前記凹部52に折り込まれる。そ
の結果、円筒状部材51の楔状部58と第1及び第2円
柱部材54及び55によって円筒状部材51に封止され
る。
【0063】第1円柱部材54は、円筒状部材51の凹
部52の内部形状に適合した形状を有している。この第
1円柱部材54の中央には、円筒状部材51の凹部52
を仕切る仕切壁56に設けられた第1流体通路57に通
じる第2流体通路60が形成されている。この第2流体
通路60には、ポンプ70に接続され、所定の圧力がか
けられた水が供給される。そして、この第1円柱部材5
4を円筒状部材51の一方の凹部52に挿入することに
よって、第2流体通路60と第1流体通路57とが接続
され、かつ、円筒状部材51の楔状部58と共に薄膜弾
性部材53を円筒状部材51の周囲に封止することがで
きる。
【0064】第2円柱部材55は、前記第1円柱部材5
4と同様の形状を有しており、円筒状部材51の他方の
凹部52に挿入されて、同じく円筒状部材51の楔状部
58と共に薄膜弾性部材53を封止する。
【0065】なお、第1及び第2円柱部材54、55
は、円筒状部材51から外部に露出した面からねじ63
が挿入され、円筒状部材51の凹部52を仕切る仕切壁
56にて固定される。そして、薄膜弾性部材53の特性
が劣化したような場合は、第1及び第2円柱部材54、
55を外すことにより、容易に薄膜弾性部材53を交換
することができる。
【0066】また、薄膜弾性部材53は、前述した円筒
状部材51の楔状部58と第1及び第2円柱部材54及
び55とによって円筒状部材51の周囲に他の手段を設
けることなく封止されて缶胴成型のための水圧にも耐え
得るようになっている。本装置は、通常30から50k
g/cmの水圧を用いるが、本実施例の構成によれ
ば、80から90kg/cmの水圧にも耐えることが
でき、薄膜弾性部材53が円筒状部材51から外れるこ
とはない。なお、薄膜弾性部材53を封止する強度を更
に増すために、薄膜弾性部材53を円筒状部材51の凹
部52の内周に接着することを併用しても良い。
【0067】更に、この缶胴成型装置50に接続される
ポンプ70は、エアーシリンダ部71と、ウォーターポ
ンプ部72とからなり、エアーシリンダ部71で、ウォ
ーターポンプ部72に満たされた水を押圧し、所定の圧
力の水を第1及び第2流体通路57、60に供給して、
薄膜弾性部材53を膨張させる。
【0068】次に、この缶胴成型装置50を用いて缶に
立体形状を形成する方法を説明する。
【0069】まず、外型12a及び12bの内面に、缶
胴に形成する立体形状を形成し、デザイン部64を形成
する。このデザイン部64は、どのような形状であって
も良く、例えば、缶をひょうたん型にしたければ、その
形状を施せば良い。また、果物や縄編みの形状のエンボ
ス加工を缶胴に施したければ、その形状を外型12a及
び12bの内面に施せば良い。
【0070】準備された外型12a及び12bを前述し
た型締め装置11に取り付け、前述の工程に従って、缶
80を外型12a及び12bにはめると共にリフター4
0の上昇によって缶胴成型装置50を相対的に缶胴内部
に挿入する(図5(a)、図4(a)から(c)参
照)。その後、ポンプ70から第2流体通路60に、例
えば、30から50kg/cmまで加圧された水が供
給され、その水は、第1流体通路57を通って薄膜弾性
部材53の内側に達する。薄膜弾性部材53は、その水
圧によって膨張し、缶80を内側から外型12a及び1
2bに形成されたデザイン部64に向かって押圧し、缶
80を膨張させる。(図5(b)参照)。
【0071】水圧によれば、薄膜弾性部材53の内側に
対して直角にかつ均等に圧力を分布させることができ、
かつ、その圧力は、いかなる方向にも、いかなる隅部に
及ぶ。また、本実施例の弾性部材53の厚さは、2mm
と薄いため、水圧によりデザイン部64の形状に対応し
ていかなる形状にでも変化させることができる。
【0072】したがって、缶80は、薄膜弾性部材53
によって、内周全面が均一に押圧されるため、デザイン
部64に向かって膨張し、表面に所定のデザインが施さ
れた立体形状が形成される。図5には、説明の便宜上、
単純な形状のデザイン部64が示されているが、複雑な
デザインが外型12a及び12bの内面に形成されてい
たとしても、前述したあらゆる方向に均一に圧力をかけ
ることができるという水圧の特徴と、あらゆる形状に対
応して変化することができる薄膜弾性部材53を利用す
る本実施例の缶胴成型装置50を用いれば、容易にエン
ボス加工まで缶80に施すことが可能である。
【0073】なお、本実施例のように缶胴を成型して立
体形状を施す場合、缶が横方向に膨張するため、缶80
の高さが短くなる。この様子を図6(a)から(f)に
示す。
【0074】缶80の高さが短くなると、リフター40
の高さ調節を行わなければ、缶80から第2載置台42
が外れ、缶を缶受渡部5まで降ろすことができなくな
る。しかし、成型する缶80は、その板厚、材質、立体
デザイン等により縮む長さが異なるため、缶胴成型中に
リフター40の高さ調節を行うことは困難である。そこ
で、本実施例においては、缶80を、第1載置台41
と、連結棒45を介して第1載置台41に設けられた第
2載置台42に載置することとした(図6(a))。第
2載置台42には、磁石が設けられており、缶80の底
部に吸着している。なお、この吸着のためには、磁石に
限らず、吸盤や、バキュームエアで吸引する手段を用い
ても良い。
【0075】缶80は、リフター40により外型12a
及び12b内に搬送されて成型される(図6(b))。
この第1及び第2載置台41及び42によれば、図6
(c)に示されるように成型時に缶80が横方向に膨張
してその高さが短くなった場合であっても、連結棒45
に沿って、第2載置台42が缶80と共に上方に移動す
ることができ、缶80を載置し続けることができる。成
型後、缶80を缶受渡部5に降ろすとき、外型12a及
び12bが開くと同時に、成型後の缶80が載置された
第2載置台42が第1載置台41上に再び載置され、リ
フターシリンダ43の動作で缶80を缶受渡部5に降ろ
すことができる(図6(d))。そして、缶80の底部
が缶受渡部5に着くと、リフター40は、缶80の径よ
り小さいリフター40のみが通過できるリフター通過孔
6を通って下に降りるので、缶80の底部は、リフター
通過孔の周囲に引っかかり(図6(e))、缶80の底
部から第2載置台42が外れ、缶80のみが缶受渡部5
上に残る(図6(f))。このとき、第2載置台42
は、缶80について缶受渡部5に残ろうとするが、第2
載置台42に連結された連結棒45の他端に設けられた
拡径部46が第1載置台41の下面に引っかかり、第2
載置台42を引き下げて缶80から離すことができる
(図6(e)、(f))。その後、缶80は、ハンド2
0に設けられた突出部26によって出口コンベア2bに
押し出される(図2(b)参照)。
【0076】以上、本実施例のシステムの構成及び動作
を説明したが、その動作をまとめると図7から図9のタ
イミングチャートのようになる。すなわち、本実施例の
システムを構成する各部材の動作タイミングは、プログ
ラムされた制御手段により行われている。図7〜図9の
タイミングチャートには、缶80を入口コンベア2a上
で一時停止させるストッパー28、缶80をリフター4
0に移動させるハンド20、ハンド20をスライドさせ
るスライドシリンダ22、缶80をリフター40上に位
置決めするガイド30、缶80を第2ステージ10に搬
送するリフター40、缶80に立体形状を施すために用
いる外型12a、12b及び缶胴成型装置50に圧力が
かけられた水を供給するポンプ70の動作タイミングが
示されている。
【0077】なお、本実施例のシステムにおいては、缶
80を1個でも、複数の缶を間欠的に又は連続的に供給
した場合であっても、缶80に立体形状を形成すること
ができる。
【0078】すなわち、缶80が1個の場合は、そのこ
とを制御手段が検知し、単発排出モードを選択する。こ
の場合は、前述したように、缶80を入口コンベア2a
上に停止させ、ハンド20でリフター40に載せ、外型
12a及び12bで型締めすると共に缶胴成型装置50
で缶80に立体形状を施し、更にリフター40で缶受渡
部5まで缶80を運ぶ。そして、ハンド20は、新たな
缶80が供給されない場合、再度リフター40上に移動
し、成型後の缶80を出口コンベア2b上に押し出す。
以上が単発排出モードの動作の概略であり、このタイミ
ングは、図7に示されている。
【0079】また、缶80が間欠的に送られて来た場合
は、単発モードで処理することができる。そのタイミン
グは、図8に示されている。
【0080】缶80が連続的に入口コンベア2a上を供
給されて来た場合、制御手段がそのことを検知して連続
モードを選択する。この動作のタイミングについては、
図9に示されている。
【0081】図10(a)から(d)に、本実施例の缶
胴成型システム及び缶胴成型装置によって成型された立
体形状を有する缶80を示す。これらの形状は、前述の
ように外型12a及び12bの内面にデザイン部64を
形成することにより、容易に形成することができる。し
たがって、リンゴジュースの缶には、図8(d)に示さ
れるようなリンゴをかたどったエンボスを有する缶を使
用することができる等、多様な缶の形状を得ることがで
き、缶の形状により内容物の種類まで表現することも可
能となる。すなわち、本実施例のシステムによれば、外
型の形状によって自由な形状の缶を製造することができ
る。
【0082】なお、本実施例において、薄膜弾性部材5
3に水圧のみを加えることによって缶80に立体形状を
成型する構成としたが、缶80に軸加重を加えることに
より、約5kg/cm2程度水圧を減少することができ
ると共に凹凸の激しい立体形状デザインが成型できるこ
とも確認されている。また、缶80を挟んで一方は外型
12a及び12bで他方は弾性部材53であるため、板
厚が異なった缶胴を使っても何ら成型に影響はない。し
たがって、円筒状の缶に限らず、板状のもの等、様々な
材料に立体形状を成型する場合にも本実施例のシステム
を応用することが可能である。更に、缶80に立体形状
を形成することにより、材料の使用量が同等でも缶の内
容量がアップし、製造コストを下げることができ、更に
は、缶の滑り止めとすることもできる。また、缶胴成型
に水圧を用いることとしたが、空気圧、油圧であっても
良い。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、今
までにない自由な形状を有する缶を製造することがで
き、更には、微細な形状のエンボスをも明確に缶胴に成
型することができる。また、あらゆる形状の缶を1つの
装置で製造することができ、簡単な構成で、安全性及び
作業性を向上させることができる。
【0084】更に、今までの缶の概念を打ち破る新たな
形状を有する缶を市場に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における缶胴成型システムの側
面図である。
【図2】(a)及び(b)は、本発明の実施例における
缶胴成型システムを構成する第1ステージの平面図であ
る。
【図3】本発明の実施例における缶胴成型システムを構
成する第2ステージの平面図であり、(a)は外型を開
いた状態、(b)は型締めした状態を示している。
【図4】(a)から(d)は、図3に示される第2ステ
ージにおける型締めの様子を示す説明図である。
【図5】本発明の実施例における缶胴成型システムを構
成する缶胴成型装置の断面図及び平面図であり、(a)
はその装置を缶胴内部に挿入した状態の断面図、(b)
はその装置により缶胴を成型している状態の断面図、
(c)は、その装置の平面図である。
【図6】(a)から(f)は、本発明の実施例における
缶胴成型システムを構成するリフターの動作説明図であ
る。
【図7】本発明の実施例における缶胴成型システムを構
成する各部材の動作タイミングを示すタイミングチャー
トである。
【図8】本発明の実施例における缶胴成型システムを構
成する各部材の動作タイミングを示すタイミングチャー
トである。
【図9】本発明の実施例における缶胴成型システムを構
成する各部材の動作タイミングを示すタイミングチャー
トである。
【図10】(a)から(d)は、本発明の実施例におけ
る缶胴成型システムによって製造された缶を示す斜視図
である。
【図11】(a)は従来の缶胴成型装置の構成を示す一
部断面図で、(b)は平面図である。
【図12】(a)及び(b)は、従来の缶胴成型装置の
構成を示す断面図である。
【図13】従来の缶胴成型装置の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 第1ステージ 2a 入口コンベア 2b 出口コンベア 3 ローラー 4 駆動ベルト 5 缶受渡部 6 リフター通過孔 10 第2ステージ 11 型締め装置 12a、12b 外型 13 ロッド 14a、14b 第1及び第2トグルプレス機構 15a、15b 外型ホルダー 16a、16b 第1及び第2型締めシリンダ 17 連動用連結部材 18 支持部材 19a、19b 外型アダプタ 20 ハンド 21 ハンドシリンダ 22 スライドシリンダ 23 基部 24 右延在部 25 左延在部 26 突出部 28 ストッパー 29 モータ 30 ガイド 31 ガイドシリンダ 40 リフター 41 第1缶載置台 42 第2缶載置台 43 リフターシリンダ 44 リフターロッド 45 連結棒 46 拡径部 50 缶胴成型装置 51 円筒状部材 52 凹部 53 薄膜弾性部材 54 第1円柱部材 55 第2円柱部材 56 仕切壁 57 第1流体通路 58 楔状部 59 角部 60 第2流体通路 63 ネジ 64 デザイン部 70 ポンプ 71 エアーシリンダ部 72 ウォータポンプ部 80 缶 90 軸 91 角錐部材 92 空気抜孔 93 押圧部材 94 中空部 95 弾性部材 96 ダイ 97 輪状凹条 98 プレス機 99 ラム 100 ポンチ 101 弾性部材 102 空洞 103 油圧発生シリンダ 104 輪状突条

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体デザインが内面に施された外型に缶
    を嵌めた後、缶胴内に挿入して前記缶を内部から外型に
    向かって押圧し、前記外型の内面に沿って前記缶を変形
    加工する装置において、 装置本体に第1流体通路を設け、かつ、この装置本体の
    上下に凹部を設けると共に前記凹部の内壁全周にわたっ
    て楔状部を設け、 前記装置本体の外周を薄膜弾性部材で覆い、かつ、前記
    薄膜弾性部材を前記凹部に折り込み、 前記凹部に封止部材を挿入して前記楔状部と共に前記薄
    膜弾性部材を前記装置本体に封止し、前記第1流体通路
    に接続する第2流体通路を前記封止部材の少なくとも一
    方に設ける構成からなることを特徴とする缶胴成型装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1流体通路は、前記凹部間の中心
    位置から放射線状に複数延在して設けられ、 前記第2流体通路は、前記中心位置において前記複数の
    第1流体通路に接続され、 前記流体通路にポンプを接続して圧力がかけられた流体
    を前記装置本体に供給して前記薄膜弾性部材を膨張させ
    る構成からなる請求項1記載の缶胴成型装置。
  3. 【請求項3】 第1ステージは、缶を搬送する入口搬送
    路と、出口搬送路と、前記入口搬送路と出口搬送路とを
    接続する缶受渡部とからなり、 第2ステージは、立体デザインが内面に施された外型が
    装着された型締め手段からなり、 搬送手段で前記入口搬送路を搬送されて来た缶を前記第
    2ステージへ運ぶと共に缶胴成型終了後に前記缶を前記
    第2ステージから前記出口搬送路に運び、 前記型締め手段によって前記外型内に型締めされた缶胴
    内に缶胴成型手段を挿入して前記缶を内部から外型に向
    かって押圧し、前記外型内面に施された立体デザインに
    沿って前記缶を変形加工する構成からなることを特徴と
    する立体形状を有する缶の成型システム。
  4. 【請求項4】 前記第2ステージは、前記型締め手段を
    支持する支持手段を備え、 前記型締め手段は、立体デザインが施され、2分割され
    た外型と、前記2分割された外型にそれぞれ接続され、
    型締めを行うトグルプレス機構と、前記トグルプレス機
    構に接続されて前記外型の型締めを行うシリンダとから
    なる請求項3記載の立体形状を有する缶の成型システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記シリンダを、前記2分割された外型
    に接続された前記トグルプレス機構にそれぞれ対応して
    設けると共に、前記2分割された各外型に接続された前
    記トグルプレス機構同士を接続して、前記外型に対する
    肘張りプレス動作を連動して行わせる連動用連結部材を
    備える請求項4記載の立体形状を有する缶の成型システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記第2ステージを前記第1ステージ上
    に設けてなる請求項3記載の立体形状を有する缶の成型
    システム。
  7. 【請求項7】 前記搬送手段は、搬送されて来た前記缶
    を入口搬送路上で一時停止させるストッパーと、 前記ストッパーによる一時停止が解除された前記缶を受
    け取り、前記缶を前記入口搬送路から前記缶受渡部へ搬
    送すると共に、前記缶胴成型終了後、前記缶を前記缶受
    渡部から前記出口搬送路へ搬送するハンドと、 前記缶受渡部に運ばれた前記缶を前記第2ステージに設
    けられた型締め手段へ搬送すると共に、前記缶胴成型終
    了後、前記缶を前記缶受渡部へ搬送する、前記缶受渡部
    に設けられたリフターとからなる請求項3記載の立体形
    状を有する缶の成型システム。
  8. 【請求項8】 前記搬送手段は更に、前記ハンドにより
    運ばれた缶を、前記リフター上に位置決めするガイドを
    備え、このガイドは、ガイドシリンダに前進後退可能に
    取り付けられて、前記ハンドが前記缶を搬送し前記リフ
    ター上に到達する直前に前進して前記缶を前記リフター
    上に位置決めし、その後直ちに後退するよう構成され、 前記ハンドをハンドシリンダに取り付けて前進後退可能
    に構成し、更に前記ハンドシリンダをスライドシリンダ
    に取り付けて前記入口搬送路と前記缶受渡部との間を往
    復可能に構成し、前記ハンドを前記ハンドシリンダの動
    作で前進させて前記入口搬送路上で前記缶を受け取り、
    前進した状態のまま前記スライドシリンダの動作で前記
    缶受渡部まで移動して前記リフター上に缶を載置した
    後、前記ハンドシリンダの動作で後退し、後退した状態
    で前記缶の受け取り位置へ戻るよう構成される請求項7
    記載の立体形状を有する缶の成型システム。
  9. 【請求項9】 前記ハンドを断面V字状に形成して前記
    缶を保持可能にし、 更に前記V字状に延在する部分の一方に、前記缶を前記
    缶受渡部から前記出口搬送路へ押し出すための突出部を
    設ける構成からなる請求項7記載の立体形状を有する缶
    の成型システム。
  10. 【請求項10】 前記リフターは、第1載置台と、 前記第1載置台上に連結部材を介して上下に動作可能に
    設けられると共に、上面に前記缶を載せて固定する固定
    手段を有する第2載置台と、 前記第1及び第2載置台を前記缶受渡部から前記型締め
    手段に運ぶシリンダとからなる請求項7記載の立体形状
    を有する缶の成型システム。
  11. 【請求項11】 前記缶胴成型手段は、その本体に第1
    流体通路を備え、かつ、前記本体の上下に凹部を備える
    と共に前記凹部の内壁全周にわたって楔状部を備え、 前記本体の外周を薄膜弾性部材で覆い、かつ、前記薄膜
    弾性部材を前記凹部に折り込み、 前記凹部に封止部材を挿入して前記楔状部と共に前記薄
    膜弾性部材を前記本体に封止し、前記第1流体通路に接
    続する第2流体通路を前記封止部材の少なくとも一方に
    設ける構成からなる請求項3記載の立体形状を有する缶
    の成型システム。
  12. 【請求項12】 前記第1流体通路は、前記凹部間の中
    心位置から放射線状に複数延在して設けられ、 前記第2流体通路は、前記中心位置において前記複数の
    第1流体通路に接続され、 前記流体通路にポンプを接続して圧力がかけられた流体
    を前記本体に供給して、前記薄膜弾性部材を膨張させる
    構成からなる請求項11記載の立体形状を有する缶の成
    型システム。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の缶胴成型装置により缶
    胴に立体形状を成型することを特徴とする立体形状を有
    する缶の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項3記載の缶胴成型システムによ
    り缶胴に立体形状を成型することを特徴とする立体形状
    を有する缶の製造方法。
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