JP2001070580A - 遊技機用基板ケース取付装置 - Google Patents

遊技機用基板ケース取付装置

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JP2001070580A
JP2001070580A JP24659799A JP24659799A JP2001070580A JP 2001070580 A JP2001070580 A JP 2001070580A JP 24659799 A JP24659799 A JP 24659799A JP 24659799 A JP24659799 A JP 24659799A JP 2001070580 A JP2001070580 A JP 2001070580A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キーによるロックに頼ることなく、不正行為
の痕跡が明瞭に残ることにより不正行為を効果的に防止
できる遊技機用基板ケース取付装置を提供する。 【解決手段】 基板3が収容された基板ケース2を遊技
機に取り付ける遊技機用基板ケース取付装置において、
遊技機側に設けられたカシメフック11a〜11hと、
基板ケース2に形成され、カシメフック11a〜11h
が差し込まれるカシメフック取付孔23と、を備え、カ
シメフック11a〜11hとカシメフック取付孔23と
が互いに係合することにより基板ケース2が引き抜き不
可能な状態で遊技機に対して取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ROM等が実装さ
れた基板を収容するとともに、パチンコやパチスロ等の
遊技機に取り付けられ、より詳細には、収容される基板
に対する不正なROM交換等の不正行為を防止するため
の遊技機用基板ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、パチンコやパチスロ等の遊技
機の基板に対し、不正ROM交換等の不正行為が行われ
ている。このような不正行為を防止するため、基板が収
納された基板ケース自体を遊技機の筐体から取り外せな
いようにする方法が有効である。特開平11−1695
36号公報には、基板ケース自体を遊技機の筐体から取
り外しにくくしたものが開示されている。ここでは、基
板ケース取付台を筐体に設けるとともに、基板ケースを
係止部材(金属の棒状体)によって基板ケース取付台に
取り付けるようにしている。そして、係止部材はキーに
よりロックされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−169536号公報に記載されたものでは、キー
をロックすることにより基板ケースの取り外しを禁止す
るようにしているため、逆にキーを入手しさえすれば、
極めて容易に基板ケースを不正に取り外すことができて
しまう。
【0004】本発明は、キーによるロックに頼ることな
く、不正行為の痕跡が明瞭に残ることにより不正行為を
効果的に防止できる遊技機用基板ケース取付装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基板(3)が収容された基板ケース(2)を遊技機
に取り付ける遊技機用基板ケース取付装置において、遊
技機側に設けられた突起(11a〜11h)と、基板ケ
ース(2)に形成され、突起(11a〜11h)が差し
込まれる差込部(23)と、を備え、突起(11a〜1
1h)と差込部(23)とが互いに係合することにより
基板ケース(2)が引き抜き不可能な状態で遊技機に対
して取り付けられることを特徴とする。
【0006】この発明によれば、突起(11a〜11
h)と差込部(23)とが互いに係合することにより基
板ケース(2)が引き抜き不可能な状態となるので、不
正に基板ケース(2)を取り外したときの痕跡が残る。
したがって、不正行為を効果的に防止できる。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の遊技機用基板ケース取付装置において、突起(11a
〜11h)を備える固定台(1)が遊技機に取り付けら
れ、固定台(1)が交換可能とされていることを特徴と
する。
【0008】この発明によれば、突起(11a〜11
h)を備える固定台(1)が交換可能とされているの
で、正規の理由等により基板ケースが取り外されて固定
台(1)の突起(11a〜11h)がすべて破壊された
場合に、固定台(1)を交換することができるので、基
板ケースの取り外し回数が制限されない。
【0009】請求項3に記載の発明は、基板(3)が収
容された基板ケース(2)を遊技機に取り付ける遊技機
用基板ケース取付装置において、遊技機側に設けられた
複数の突起(11a〜11h)と、基板ケース(2)に
形成され、複数の突起(11a〜11h)がそれぞれ差
し込み可能とされた差込部(23)と、を備え、複数の
突起(11a〜11h)のそれぞれと差込部(23)と
が互いに係合することにより基板ケース(2)が引き抜
き不可能な状態で遊技機に対して取り付けられ、基板ケ
ース(2)を取り外すことにより差込部(23)と係合
していた突起(11a〜11h)が破壊されることを特
徴とする。
【0010】この発明によれば、突起(11a〜11
h)と差込部(23)とが互いに係合することにより基
板ケース(2)が引き抜き不可能な状態となるので、不
正に基板ケース(2)を取り外したときの痕跡が残る。
したがって、不正行為を効果的に防止できる。また、基
板ケースを付け替えるたびに基板ケース(2)の位置が
変更されるため、基板ケースの取り外し回数を容易に認
識することができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の遊技機用基板ケース取付装置において、複数の突起
(11a〜11h)を備える固定台(1)が遊技機に取
り付けられ、固定台(1)が交換可能とされていること
を特徴とする。
【0012】この発明によれば、複数の突起(11a〜
11h)を備える固定台(1)が交換可能とされている
ので、正規の理由等により基板ケースが取り外されて固
定台(1)の突起(11a〜11h)がすべて破壊され
た場合に、固定台(1)を交換することができるので、
基板ケースの取り外し回数が制限されない。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項3または
4に記載の遊技機用基板ケース取付装置において、複数
の突起(11a〜11h)は直線状に配列され、基板ケ
ース(2)には、差込部(23)および突起(11a〜
11h)を逃がすための逃し孔(24)が複数の突起
(11a〜11h)の配列間隔に対応した間隔で直線状
に配置されていることを特徴とする。
【0014】請求項6に記載の発明は、基板(3)が収
容された基板ケース(102)を遊技機に取り付ける遊
技機用基板ケース取付装置において、遊技機側に設けら
れた複数の突起(11a〜11h)と、基板ケース
(2)に形成され、個々の突起(11a〜11h)に対
応する複数の差込部(124a〜124h)と、を備
え、所定の差込部(124a〜124h)に取り付けら
れたアダプター(125)を介して所定の差込部(12
4a〜124h)とこれに対応する所定の突起(11a
〜11h)とが互いに係合することにより基板ケース
(2)が引き抜き不可能な状態で遊技機に対して取り付
けられ、基板ケース(2)を取り外すことにより差込部
(124a〜124h)と係合していた突起(11a〜
11h)が破壊されることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、突起(11a〜11
h)と差込部(124a〜124h)とがアダプター
(125)を介して互いに係合することにより基板ケー
ス(2)が引き抜き不可能な状態となるので、不正に基
板ケース(2)を取り外したときの痕跡が残る。したが
って、不正行為を効果的に防止できる。また、所定の差
込部(124a〜124h)に取り付けられたアダプタ
ー(125)を介して所定の差込部(124a〜124
h)とこれに対応する所定の突起(11a〜11h)と
が互いに係合するので、差込部(124a〜124h)
および突起(11a〜11h)の位置関係を調整するこ
とにより、基板ケースの取り付け位置を任意に設定する
ことができる。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の遊技機用基板ケース取付装置において、所定の差込部
(124a〜124h)以外の差込部(124a〜12
4h)は所定の突起(11a〜11h)以外の突起(1
1a〜11h)を逃がす逃がし孔として機能することを
特徴とする。
【0017】請求項8に記載の発明は、基板が収容され
た基板ケースを遊技機に取り付ける遊技機用基板ケース
取付装置において、遊技機側に設けられた複数の突起
と、基板ケースに形成された差込部と、を備え、それぞ
れの突起に対応して用意されたアダプターを介して差込
部とこのアダプターに対応する突起とが互いに係合する
ことにより基板ケースが引き抜き不可能な状態で遊技機
に対して取り付けられ、基板ケースを取り外すことによ
り差込部と係合していた前記突起が破壊されることを特
徴とする。
【0018】なお、本発明の理解を容易にするために添
付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それによ
り本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0019】
【発明の実施の形態】−第1の実施形態− 以下、図1〜図9を参照して、本発明による遊技機用基
板ケースの一実施形態について説明する。本実施形態の
遊技機用基板ケースは、例えば、スロットマシン等の遊
技機に取り付けられる。
【0020】以下、図6〜図9を用いて、本発明の遊戯
用基板ケースが取り付けられるスロットマシンを説明す
る。
【0021】図中、100はスロットマシンを示し、ス
ロットマシン100は、スロットマシン本体100a
と、この本体100aに開閉可能に取り付けられた前面
扉100bとを備える。
【0022】本体100a内には、その中段に、3個の
リール104,105,106が収容され、本体100
a内の上部背面には固定台1が固定され、さらに固定台
1に基板ケース2が取り付けられる。固定台1および基
板ケース2については後述する。また、本体100a内
の下部には、ホッパー120が収容されている。
【0023】前面扉100bには、ストップスイッチ1
07,108,109が設けられ、ストップスイッチ1
07,108,109は、リール104,105,10
6のそれぞれに対応しており、上記ストップスイッチの
操作により上記リールの回転を停止させる。さらに、前
面扉100bには、リール104,105,106の回
転を開始させるスタートレバー102、および上記リー
ルの絵柄(図柄)を表示するための透明なアクリル板等
から形成される絵柄表示窓110,111,112が、
それぞれ設けられる。
【0024】遊技者がスタートレバー102を操作する
と、これにより3個のリール104,105,106の
回転が開始され、回転中のリール104,105,10
6を停止させるときには、遊技者が対応するストップス
イッチ107,108,109をそれぞれ押すことによ
り個々のリールが停止される。
【0025】遊技者は、ストップスイッチ107,10
8,109を押すタイミングをはかるなどして、特定の
絵柄の組合わせパターンが、あらかじめ定められた基準
線上に出現するようにリールを停止できたときに、所定
数のメダルが払出口117から払い出される。
【0026】さらに、前面扉100bの絵柄表示窓11
0,111,112とストップスイッチ107,10
8,109との間に、メダル数量表示部113,11
4,115が形成されている。メダル数量表示部11
3,114,115の裏側には7セグメントによる数字
表示装置(不図示)がそれぞれ配設される。この数字表
示装置によって、3つの数字表示窓に、それぞれクレジ
ット枚数および払出枚数が表示される。また、前面扉1
00b上部には、左右対象にスピーカ118,119が
設けられ、ゲームの進行に応じて効果音等が発生され
る。
【0027】図1は遊技機に取り付けられる固定台1
(図9参照)を示す斜視図である。固定台1のプレート
10には、全部で8つの樹脂製のカシメフック11a〜
11hが突設される。固定台1はプレート10に形成さ
れた2つのねじ孔12に貫通されるねじ13により、遊
技機に取り付けられる。ねじ13としてワンウェイねじ
を用いたり、あるいはねじ13の位置をねじ頭が後述す
る基板ケース2により覆い隠されるように設定すること
により、固定台1と基板ケース2とを遊技機から一体的
に取り外すことが不可能となる。プレート10にはさら
に、基板ケース2に当接されるスペーサ14が突設され
ている。
【0028】図2(a)は固定台1に対して取り付けら
れる基板ケース2を示す側面図であり、図2(b)は基
板ケース2の正面図である。基板ケース2は固定台1に
対向して取り付けられるベース21と、ベース21に取
り付けられるカバー22とを備える。図2(a)に示す
ように、ベース21およびカバー22の間に形成される
空間には、例えばROMが実装された基板3が収容され
る。基板3は、基板3を貫通するねじ31およびねじ3
1が貫通されるスペーサ32を介してベース21とカバ
ー22との間に挟み込まれるようにして取り付けられ
る。
【0029】図2(b)に示すように、ベース21には
固定台1のカシメフック11a〜11hが係合される一
対のカシメフック取付孔23と、カシメフック取付孔2
3に挿入されていないその他のカシメフック11a〜1
1hを逃がすための全部で6個の逃がし孔24とが形成
されている。カシメフック取付孔23および逃がし孔2
4の配列ピッチはカシメフック11a〜11hの配列ピ
ッチに対応している。
【0030】図3は固定台1に対する基板ケース2の取
付方法を示す図であり、図2(b)における下方側から
見たカシメフック11a〜11hの周辺を示している。
図3(a)は基板ケース2を固定台1に最初に取り付け
た状態を示しており、基板ケース2のカシメフック取付
孔23にはカシメフック11aおよびカシメフック11
eが挿入されている。本実施形態では、基板ケース2を
固定台1に向けて押し込むだけで、カシメフック11a
およびカシメフック11eの爪15が変形してカシメフ
ック11a〜11hよりも幅(図3(a)における
「A」に相当)の狭いカシメフック取付孔23内に入り
込む。爪15が基板ケース2内に完全に入り込むと、復
元力により元の状態に開いた爪15が基板ケース2と係
合するため、基板ケース2を固定台1から取り外すこと
ができなくなる。
【0031】一方、カシメフック11a〜11hよりも
幅(図3(a)における「B」に相当)の広い逃がし孔
24には、その他のカシメフックの爪15が基板ケース
2に接触することなく挿入される。
【0032】正規の理由により基板ケース2を取り外す
場合には、基板ケース2を手前に引くことによりカシメ
状態にあるカシメフック11aおよびカシメフック11
eを破壊する。これにより、基板ケース2を固定板1か
ら取り外すことができる。
【0033】再度、基板ケース2を固定板1に取り付け
る場合には、カシメフック取付孔23をカシメフック1
1bおよびカシメフック11fに対向させるようにし
て、基板ケース2を固定板1に向けて押し込む。これに
より、図3(b)に示すように基板ケース2はカシメフ
ック11a〜11hの1ピッチ分だけずれた位置におい
て、固定板1に対し取り付けられる。カシメフック11
bおよび11f以外のカシメフックは、逃がし孔24に
挿入される。
【0034】このように、基板ケース2を付け替えるご
とに基板ケース2の位置が順次ずれてゆき、カシメフッ
ク11a〜11hが2個ずつ破壊される。基板ケース2
の取り付け可能回数は、カシメフック11a〜11hの
個数に対応した回数、すなわち本実施形態では4回とな
る。
【0035】本実施形態では基板ケース2を全く破損さ
せずに正規の理由による取り外しができ、且基板ケース
2を取り外すたびに基板ケース2の位置がずれるため、
取り外したことを容易に認識することができる。また、
基板ケース2の取り付け、取り外しをワンタッチで行う
ことができるので、作業性がよい。
【0036】なお、カシメフック取付孔23に差し込ま
れたカシメフックは基板ケース内に収容されるので、カ
シメフックの爪15を押して、不正に基板ケース2が固
定台1から取り外されるおそれもなくなる。
【0037】所定回(本実施形態では4回)基板ケース
を取り外し、全てのカシメフックが破壊された場合、新
規の固定台に交換することにより、何度でも基板ケース
を取り外すことができる。また、このとき、例えば固定
台の色を交換回数に応じて設定したり、固定台に交換回
数を示す数字を付すなどしておけば、基板ケースを取り
外した回数を容易にカウントすることができる。
【0038】−第2の実施形態− 以下、図4および図5を参照して、本発明による遊技機
用基板ケース取付装置の第2の実施形態について説明す
る。
【0039】第2の実施形態の遊技機用基板ケース取付
装置は、図1に示す固定台1(図6および図9参照)を
備える。第1の実施形態と同様、固定台1はプレート1
0に形成された2つのねじ孔12に貫通されるねじ13
により、遊技機に取り付けられる。
【0040】図4(a)は固定台1に対して取り付けら
れる基板ケース102を示す側面図であり、図4(b)
は基板ケース102の正面図である。基板ケース102
は固定台1に対向して取り付けられるベース121と、
ベース121に取り付けられるカバー122とを備え
る。図4(a)に示すように、ベース121およびカバ
ー122の間に形成される空間には、例えばROMが実
装された基板3が収容される。基板3は、基板3を貫通
するねじ131およびねじ131が貫通されるスペーサ
132を介してベース121とカバー122との間に挟
み込まれるようにして取り付けられる。
【0041】図4(b)に示すように、ベース121に
はカシメフック11a〜11hを逃がすための8個の逃
がし孔124a〜124hが形成されている。逃がし孔
124a〜124hの配列ピッチはカシメフック11a
〜11hの配列ピッチに対応している。
【0042】また、所定の逃がし孔124a〜124h
には、カラー125が嵌合あるいは接着等により取り付
けられる。カラー125には、第1の実施形態のカシメ
フック取付孔23に相当する取付孔125aが形成され
ている。
【0043】図5は固定台1に対する基板ケース102
の取付方法を示す図であり、図4における下方側から見
たカシメフック11a〜11hの周辺を示している。図
5に示すように、カラー125が逃がし孔124aおよ
び124eに嵌め込まれ、カラー125の取付孔125
aにカシメフック11aおよび11eが挿入されること
により、基板ケース102が支持される。
【0044】第2の実施形態においても、第1の実施形
態と同様、基板ケース102を固定台1に向けて押し込
むだけで、カシメフック11aおよびカシメフック11
eの爪15が変形してカシメフック11a〜11hより
も幅の狭い取付孔125aに内に入り込む。爪15が基
板ケース102内に完全に入り込むと、復元力により元
の状態に開いた爪15が基板ケース102と係合するた
め、基板ケース102を固定台1から取り外すことがで
きなくなる。
【0045】一方、カシメフック11a〜11hよりも
幅の広い逃がし孔124には、その他のカシメフックの
爪15が基板ケース102に接触することなく挿入され
る。
【0046】正規の理由により基板ケース102を取り
外す場合には、基板ケース102を手前に引くことによ
りカシメ状態にあるカシメフック11aおよびカシメフ
ック11eを破壊する。これにより、基板ケース102
を固定板1から取り外すことができる。
【0047】再度、基板ケース102を固定板1に取り
付ける場合には、カラー125を逃がし孔124bおよ
び124fに嵌め込み、基板ケース102を固定板1に
向けて押し込む。これにより、カラー125の取付孔1
25aにカシメフック11bおよび11fが係合する。
このように、順次カラー125の嵌め込み位置をずらし
ていくことで、基板ケース102を所定回数(第2の実
施形態では4回)着脱できる。
【0048】第2の実施形態では、対応するカシメフッ
クに合せた位置にカラー125を嵌め込むようにしてい
るので、基板ケース102の着脱を繰り返しても、基板
ケース102の取付位置を不変にできる。
【0049】したがって、基板ケースを収納するスペー
スに基板ケースをずらすだけの余裕がない場合に好適で
ある。
【0050】所定回(本実施形態では4回)基板ケース
を取り外し、全てのカシメフックが破壊された場合、新
規の固定台に交換することにより、何度でも基板ケース
を取り外すことができる。また、このとき、例えば固定
台の色を交換回数に応じて設定したり、固定台に交換回
数を示す数字を付すなどしておけば、基板ケースを取り
外した回数を容易にカウントすることができる。
【0051】上記第1および第2の実施形態では、基板
ケースの側に孔を形成し、固定台1の側にカシメフック
を設けるようにしているが、この関係を逆転させてもよ
い。
【0052】上記第2の実施の形態では、すべてのカシ
メフックの形状を同一のものとしているが、複数種類の
カシメフックを設けるようにし、カラー125に相当す
る部材として各カシメフックに適合する複数種類のアダ
プターを用意してもよい。
【0053】また、アダプターの取付部を共通の1箇所
とし、複数種類のアダプターを用意することにより、そ
のアダプターを適宜選択することによりカシメフック間
の位置のずれを吸収し、基盤ケースを同一位置に位置付
けるようにしてもよい。
【0054】上記実施形態および特許請求の範囲の記載
において、「カシメフック11a〜11h」が「突起」
に、「カシメフック取付孔23」が「差込部」に、「逃
し孔124a〜124h」が「差込部」に、「カラー1
25」が「アダプター」に、それぞれ対応する。
【0055】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、突起と
差込部とが互いに係合することにより基板ケースが引き
抜き不可能な状態となるので、不正に基板ケースを取り
外したときの痕跡が残る。したがって、不正行為を効果
的に防止できる。
【0056】請求項3に記載の発明によれば、突起と差
込部とが互いに係合することにより基板ケースが引き抜
き不可能な状態となるので、不正に基板ケースを取り外
したときの痕跡が残る。したがって、不正行為を効果的
に防止できる。また、基板ケースを付け替えるたびに基
板ケースの位置が変更されるため、基板ケースの取り外
し回数を容易に認識することができる。
【0057】請求項6に記載の発明によれば、突起と差
込部とがアダプターを介して互いに係合することにより
基板ケースが引き抜き不可能な状態となるので、不正に
基板ケースを取り外したときの痕跡が残る。したがっ
て、不正行為を効果的に防止できる。また、所定の差込
部に取り付けられたアダプターを介して所定の差込部と
これに対応する所定の突起とが互いに係合するので、差
込部および突起の位置関係を調整することにより、基板
ケースの取り付け位置を任意に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の遊技機用基板ケース取付装置
の固定台を示す斜視図。
【図2】第1の実施形態の遊戯機用基板ケース取付装置
により取り付けられる基板ケースを示す図であり、
(a)は側面図、(b)はB−B線方向から見た正面
図。
【図3】基板ケースを固定台に取り付けた状態を示す図
であり、(a)は基板ケースを固定台に最初に取り付け
た状態を示す図、(b)は基板ケースを固定台に2回目
に取り付けた状態を示す図。
【図4】第2の実施形態の遊戯機用基板ケース取付装置
により取り付けられる基板ケースを示す図であり、
(a)は側面図、(b)はB−B線方向から見た正面
図。
【図5】基板ケースを固定台に最初に取り付けた状態を
示す図。
【図6】スロットマシンの前面扉を開いた様子を示す正
面図。
【図7】前面扉を閉じた状態のスロットマシンを示す斜
視図。
【図8】前面扉を閉じた状態のスロットマシンを示す正
面図。
【図9】図5のIX−IX線断面図。
【符号の説明】
1 固定台 2 基板ケース 3 基板 11a〜11h カシメフック(突起) 23 カシメフック取付孔(差込部) 24 逃し孔 102 基板ケース 124a〜124h 逃し孔(差込部) 125 カラー(アダプター)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板が収容された基板ケースを遊技機に
    取り付ける遊技機用基板ケース取付装置において、 前記遊技機側に設けられた突起と、 前記基板ケースに形成され、前記突起が差し込まれる差
    込部と、を備え、 前記突起と前記差込部とが互いに係合することにより前
    記基板ケースが引き抜き不可能な状態で前記遊技機に対
    して取り付けられることを特徴とする遊技機用基板ケー
    ス取付装置。
  2. 【請求項2】 前記突起を備える固定台が前記遊技機に
    取り付けられ、 前記固定台が交換可能とされていることを特徴とする請
    求項1に記載の遊技機用基板ケース取付装置。
  3. 【請求項3】 基板が収容された基板ケースを遊技機に
    取り付ける遊技機用基板ケース取付装置において、 前記遊技機側に設けられた複数の突起と、 前記基板ケースに形成され、前記複数の突起がそれぞれ
    差し込み可能とされた差込部と、を備え、 前記複数の突起のそれぞれと前記差込部とが互いに係合
    することにより前記基板ケースが引き抜き不可能な状態
    で前記遊技機に対して取り付けられ、 前記基板ケースを取り外すことにより前記差込部と係合
    していた前記突起が破壊されることを特徴とする遊技機
    用基板ケース取付装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の突起を備える固定台が前記遊
    技機に取り付けられ、 前記固定台が交換可能とされていることを特徴とする請
    求項3に記載の遊技機用基板ケース取付装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の突起は直線状に配列され、 前記基板ケースには、前記差込部および前記突起を逃が
    すための逃し孔が前記複数の突起の配列間隔に対応した
    間隔で直線状に配置されていることを特徴とする請求項
    3または4に記載の遊技機用基板ケース取付装置。
  6. 【請求項6】 基板が収容された基板ケースを遊技機に
    取り付ける遊技機用基板ケース取付装置において、 前記遊技機側に設けられた複数の突起と、 前記基板ケースに形成され、前記個々の突起に対応する
    複数の差込部と、を備え、 所定の差込部に取り付けられたアダプターを介して前記
    所定の差込部とこれに対応する所定の突起とが互いに係
    合することにより前記基板ケースが引き抜き不可能な状
    態で前記遊技機に対して取り付けられ、 前記基板ケースを取り外すことにより前記差込部と係合
    していた前記突起が破壊されることを特徴とする遊技機
    用基板ケース取付装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の差込部以外の差込部は前記所
    定の突起以外の突起を逃がす逃がし孔として機能するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の遊技機用基板ケース取
    付装置。
  8. 【請求項8】 基板が収容された基板ケースを遊技機に
    取り付ける遊技機用基板ケース取付装置において、 前記遊技機側に設けられた複数の突起と、 前記基板ケースに形成された差込部と、を備え、 それぞれの前記突起に対応して用意されたアダプターを
    介して前記差込部とこのアダプターに対応する前記突起
    とが互いに係合することにより前記基板ケースが引き抜
    き不可能な状態で前記遊技機に対して取り付けられ、 前記基板ケースを取り外すことにより前記差込部と係合
    していた前記突起が破壊されることを特徴とする遊技機
    用基板ケース取付装置。
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