JP2010051648A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】正規のハーネス等を不正なハーネス等に交換する不正行為を未然に防止することができると共に、そのような不正行為が行われた場合であっても、不正行為が行われたことを容易に発見することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機は、電気的部品に対して電気的な接続を行うための接続線64と、接続線64の端部に設けられた第2コネクタ60と、接続線64を保持するための保持具70とを備え、第2コネクタ60を、接続線64の端部に設けられた第1部材61と、第1部材61に装着可能に形成されると共に、電気的部品に設けられた第1コネクタ50に着脱可能に形成された第2部材62とから形成し、保持具70に挿通孔71を設け、この挿通孔71を、第1部材61を通過させることは可能であるが、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60を通過させることは不可能に形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技機に関し、さらに詳しくは、電気的部品に対して電気的な接続を行うための接続線を備え、電気的部品に接続された接続線を容易に交換することができないように形成した遊技機に関する。
従来、この種の遊技機、例えば、スロットマシンには、電気的部品として、複数の図柄が表示された回転リールを有するリールユニット、遊技用の遊技メダルを貯留すると共に遊技メダルを払い出すためのホッパーユニット、前記リールユニットやホッパーユニット等の各種装置に電力を供給するための電源ユニット、及び、前記リールユニットやホッパーユニット等の動作を制御するための基板等が備えられている。そして、前記リールユニットやホッパーユニット等の各種装置と、基板とは、ハーネス等によって電気的に接続されている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、ハーネス等の両端にはそれぞれ、第2コネクタが設けられている。そして、ハーネス等に設けられた第2コネクタの一方を、前記リールユニットやホッパーユニット等の各種装置に設けられた第1コネクタに差し込み、他方を前記基板に設けられた第1コネクタに差し込むことにより、前記各種装置と前記基板との間で電気的な接続が行われるものとなっている。
特開2004−141559
しかしながら、上述のようなスロットマシンにおいては、第2コネクタは第1コネクタに抜き差し可能となっており、ハーネス等を容易に取り外すことが可能であった。
このため、ハーネス等あるいは基板を不正に交換、または改造すること等により大量の遊技メダルを不正に獲得する不正行為(いわゆるゴト行為)が頻発していた。特に、不正な基板等を取り付けた不正なハーネスや、不正なコネクタを予め用意し、正規のハーネス等を、不正なハーネスや、不正なコネクタに交換することにより、不正なハーネス等に取り付けられた不正な基板等から遊技機が備える基板に対して所定の信号を送信することで強制的にボーナスを当選させること等が可能な不正行為(いわゆるぶらさがりゴト)に対する対策が急務となっていた。
また、このような不正行為は、遊技場の営業時間中に、スロットマシンの前扉を不正に開き、非常に短時間のうちに交換することで行なわれる。さらに、交換された不正なハーネス等の外観が正規のハーネス等の外観と非常に似ているため、不正行為が行われたことを発見することが困難であった。
そこで、各請求項に記載された発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは次の点にある。すなわち、正規のハーネス等を不正なハーネス等に交換する不正行為を未然に防止することができると共に、そのような不正行為が行われた場合であっても、不正行為が行われたことを容易に発見することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
請求項に記載された発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、請求項1記載の発明は、電気的部品と、電気的部品に設けられた第1コネクタ50と、電気的部品に対して電気的な接続を行うための接続線64と、接続線64の端部に設けられた第2コネクタ60と、遊技機における接続線64が配設される位置に固定されると共に、接続線64を保持するための保持具70と、を備え、第2コネクタ60は、接続線64の端部に設けられた第1部材61と、第1部材61に装着可能に形成されると共に、電気的部品に設けられた第1コネクタ50に着脱可能に形成された第2部材62と、を備え、第1部材61に第2部材62が装着され、かつ第1コネクタ50に第2部材62が装着されると、電気的部品と接続線64とが電気的に接続されるように形成され、保持具70は、接続線64を挿通可能に形成された挿通孔71を有し、この挿通孔71に接続線64を挿通させることで接続線64を保持するように形成され、挿通孔71は、第1部材61を通過させることは可能であるが、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60を通過させることは不可能に形成され、第1部材61に第2部材62を一度装着すると、第1部材61及び第2部材62の少なくとも一方を破壊しなければ、第1部材61から第2部材62を分離することが不可能に形成されていることを特徴とする。
ここで、「遊技機」としては、遊技メダルを用いて遊技が行われるスロットマシンS、遊技球を用いて遊技が行われるパチンコ機、又は、遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技が行われるパロット(登録商標)遊技機等が挙げられる。
また、「電気的部品」は、遊技機が備える電気的部品である。例えば、スロットマシンSにおいては、複数の図柄を変動表示及び停止表示するための図柄表示手段としてのリールユニット、スロットマシンSの遊技を行うための遊技メダルを遊技者に払い出すためのホッパーユニット4、遊技に関する制御を行うための制御装置、及びリールユニットやホッパーユニット4等に電力を供給するための電源ユニット3等である。
ここで、「制御装置」は、遊技に関する制御を行うためのものであり、例えば、複数枚の基板から構成することができる。具体的には、スロットマシンSにおいて制御装置は、図柄表示手段、ホッパーユニット4等の作動及びスロットマシンSの遊技を制御するためのメイン基板26と、スロットマシンSの演出を制御するためのサブ基板27とから構成することができる。また、例えば、制御装置は、スロットマシンSが備える筺体1の内部に設けることができる。
また、「基板」は、CPU、ROM、RAM等の電子部品を搭載しているものである。
また、「筺体」は、その内部に、リールユニット、ホッパーユニット4、制御装置等を収納するものである。例えば、筺体1は、底部に配置される底板12と、底板12の両側に配置される一対の側板13と、底板12に対向し、かつ頂部に配置される天板14と、底板12、側板13、及び天板14から形成される枠体の奥側を塞ぐ背板15とから構成することができる。また、枠体の正面側は、開口部となっている。そして、その開口部には、開口部を塞ぐ前扉2を設けることができる。
ここで、「奥側」とは、スロットマシンSの背面側を意味する。
また、「第1コネクタ」は、電気的部品に設けられるものである。例えば、スロットマシンSにおいては、メイン基板26に設けられるメイン基板コネクタ54、サブ基板27に設けられるサブ基板コネクタ55等である。
また、「接続線」は、電気的部品に対して電気的な接続を行うためのものである。例えば、信号通信のための制御用ハーネス65、電源供給のための電源ケーブル等である。
また、「第2コネクタ」は、接続線64の端部に設けられるものである。また、第2コネクタ60は、第1部材61と、第2部材62とを備えている。
また、「第1部材」は、接続線64の端部に設けられるものである。
また、「第2部材」は、第1部材61に装着可能に形成されるものである。また、第2部材62は、電気的部品に設けられた第1コネクタ50に着脱可能に形成されるものである。すなわち、第2コネクタ60は、第1コネクタ50に着脱可能に形成されるものである。
また、「保持具」は、遊技機における接続線64が配設される位置に固定されると共に、接続線64を保持するためのものである。例えば、保持具70を環状に形成し、その内空間に接続線64を挿通させることで、保持具70は接続線64を保持可能となる。
ここで、「遊技機における接続線が配設される位置に固定される」とは、遊技機が備える複数の電気的部品のうちのいずれの部品に対して電気的な接続を行うかにより、接続線64が配設される位置が異なるため、その接続線64が配設される位置に応じて、遊技機の所定の箇所に保持具70を固定するということである。例えば、スロットマシンSにおいて、メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続を行うとする。この場合において、接続線64としての制御用ハーネス65は、筺体1の背板15の前面上部付近に設けられたメイン基板26と、前扉2の裏面上部付近に設けられたサブ基板27とに架け渡されることとなる。すなわち、この制御用ハーネス65を保持するために、保持具70を、スロットマシンSの筺体1を構成する左側板13bの内側の面上部付近に固定することができる。
また、遊技機における接続線64が配設される位置に保持具70を固定する固定方法については、遊技機における接続線64が配設される位置に固定された保持具70を容易に取り外すことができないようにすることができるのであれば、特に限定されるものではない。
また、第1部材61に第2部材62が装着され、かつ第1コネクタ50に第2部材62が装着されると、電気的部品と接続線64とが電気的に接続されるように形成されている。
ここで、電気的部品と接続線64との電気的な接続、すなわち、電気的部品に設けられた第1コネクタ50と接続線64の端部に設けられた第2コネクタ60との電気的な接続は、接続端子66、及び、接続端子66を差し込み可能、かつ、接続端子66と接触することにより電気的に接続される差込穴52を介して行われるものである。例えば、接続端子66を第2部材62に設け、差込穴52としての差込側差込穴67を第1部材61に設ける。具体的には、第2部材62を、略四角箱状に形成すると共に、その一端面に開口し、かつ内部に第1部材61を収納可能に形成した収納部72を設け、前記一端面に対向する面に前記一端面方向に向けて凹ませた差込凹部79を設ける。そして、接続端子66の一端を収納部72内に、接続端子66の他端を差込凹部79内に突出するように形成する。また、第1コネクタ50に差込穴52としての受側差込穴53を設ける。この場合において、第1部材61に第2部材62を装着すると、第1部材61の差込側差込穴67に第2部材62の接続端子66の一端が差し込まれることとなる。そして、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60を第1コネクタ50に装着すると、第1コネクタ50の受側差込穴53に第2部材62の接続端子66の他端が差し込まれることとなる。これにより、接続端子66、受側差込穴53、及び差込側差込穴67を介して、第1部材61、第2部材62、及び第1コネクタ50が電気的に接続されることとなる。すなわち、電気的部品と接続線64とが電気的に接続されることとなる。
また、例えば、接続端子66を第1部材61に設け、第1部材61の接続端子66が挿通し、かつ挿通した後突出可能に形成された貫通孔を第2部材62に設ける。また、第1コネクタ50に差込穴52を設ける。この場合において、第1部材61に第2部材62を装着すると、第1部材61の接続端子66が、第2部材62の貫通孔を挿通した後貫通孔から突出することとなる。そして、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60を第1コネクタ50に装着すると、第1コネクタ50の差込穴52に、第2部材62の貫通孔から突出している、第1部材61の接続端子66が、差し込まれることとなる。これにより、接続端子66及び差込穴52を介して、第1部材61と第1コネクタ50とが電気的に接続されることとなる。すなわち、電気的部品と接続線64とが電気的に接続されることとなる。
なお、第1コネクタ50及び第2コネクタ60は、いずれのコネクタが接続端子66または差込穴52を有しているか、すなわち、いずれのコネクタが雄型または雌型のコネクタであるかは、特に限定されるものではない。例えば、第1コネクタ50及び第2コネクタ60を以下のように形成することもできる。具体的には、第1コネクタ50に接続端子66を設け、第1コネクタ50の接続端子66が挿通し、かつ挿通した後突出可能に形成された貫通孔を第2部材62に設ける。また、第1部材61に差込穴52を設ける。そして、第1部材61に第2部材62を装着すると、第1部材61の差込穴52と第2部材62の貫通孔とが一体に連なった状態となる。そして、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60を第1コネクタ50に装着すると、第1コネクタ50の接続端子66が、第2部材62の貫通孔を挿通し、第1部材61の差込穴52に差し込まれることとなる。これにより、接続端子66及び差込穴52を介して、第1部材61と第1コネクタ50とが電気的に接続されることとなる。すなわち、電気的部品と接続線64とが電気的に接続されることとなる。
また、保持具70は、接続線64を挿通可能に形成された挿通孔71を有し、この挿通孔71に接続線64を挿通させることで接続線64を保持するように形成されている。例えば、スロットマシンSにおいて、メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続を行うとする。この場合において、制御用ハーネス65を挿通可能に形成された挿通孔71を保持具70に設ける。そして、この挿通孔71に制御用ハーネス65を挿通させることで、保持具70は、メイン基板26とサブ基板27とをつなぐ制御用ハーネス65を保持可能となる。
また、「挿通孔」は、第1部材61を通過させることは可能であるが、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60を通過させることは不可能に形成されるものである。例えば、挿通孔71とは、保持具70を環状とすることで形成される内空間のことである。
また、例えば、保持具70がU字型に形成され、U字型の両端部を遊技機の所定の箇所に固定する場合には、挿通孔71とは、保持具70が固定された固定面と保持具70とにより形成される内空間のことである。
また、「第1部材を通過させることは可能」とは、第1部材61の大きさが挿通孔71より小さいため、第1部材61が挿通孔71を通過可能となるということである。
また、「第1部材に第2部材が装着された状態の第2コネクタを通過させることは不可能」とは、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60の大きさが挿通孔71より大きいため、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60が挿通孔71を通過不可能となるということである。
また、第1部材61及び第2部材62は、第1部材61に第2部材62を一度装着すると、第1部材61及び第2部材62の少なくとも一方を破壊しなければ、第1部材61から第2部材62を分離することが不可能に形成されている。例えば、第1部材61を矢印型に形成し、その先端の矢じり状の部分を弾性変形可能に形成する。また、第2部材62の内部に、矢じり状の部分が弾性変形していない状態の第1部材61を収納可能に形成された収納部72を設ける。また、収納部72には、第1部材61を収納部72に収納するための収納口78が形成され、この収納口78を、矢じり状の部分が弾性変形しなければ、第1部材61が通過できないように形成する。そして、第1部材61に第2部材62を装着すると、第1部材61は、矢じり状の部分が弾性変形しながら、第2部材62の収納部72に収納される。そして、第1部材61の矢じり状の部分が第2部材62の収納部72に収納されると、第1部材61の矢じり状の部分が元の形状に戻ることとなる。
第1部材61の矢じり状の部分が元の形状に戻ると、弾性変形していない状態の第1部材61の矢じり状の部分は、第2部材62に設けられた収納部72の収納口78を通過できないため、第2部材62に設けられた収納部72の収納口78から第1部材61の矢じり状の部分を取り出すことができなくなる(いわゆるはめ殺し)。これにより、第1部材61及び第2部材62は、第1部材61に第2部材62を一度装着すると、第1部材61及び第2部材62の少なくとも一方を破壊しなければ、第1部材61から第2部材62を分離することが不可能に形成することができる。
なお、第1部材61に第2部材62を装着する手段としては、接着材等の接着手段等によっても良く、第1部材61に第2部材62を一度装着すると、第1部材61及び第2部材62の少なくとも一方を破壊しなければ、第1部材61から第2部材62を分離することが不可能に形成することができるのであれば、特にこれらに限定されるものではない。
なお、ここで、上述のような構成を有する本発明においては、電気的部品と接続線64との接続は、以下のように行われることとなる。例えば、メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続を行う場合には、制御用ハーネス65の一端部に設けられた第1部材61が保持具70の挿通孔71を通過した後に、前記一端部に設けられた第1部材61に第2部材62を装着する。一方、制御用ハーネス65の他端部に設けられた第1部材61については第2部材62をいつ装着しても良い。そして、前記一端部に設けられた、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60をメイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に装着し、前記他端部に設けられた、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60をサブ基板27に設けられたサブ基板コネクタ55に装着する。これにより、メイン基板26と制御用ハーネス65と、及びサブ基板27と制御用ハーネス65とが接続されることとなる。すなわち、メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続が行われることとなる。
また、第1コネクタ50、第1部材61、及び第2部材62の接続については、第1部材61に第2部材62を装着した後に、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60を第1コネクタ50に装着しても良く、又、第1コネクタ50に第2部材62を装着した後に、第2部材62に第1部材61を装着しても良い。
(作用)
本発明によれば、接続線64の端部に設けられた第2コネクタ60を電気的部品に設けられた第1コネクタ50に装着すると、接続端子66及び差込穴52を介して、電気的部品と接続線64とが電気的に接続されることとなる。
また、上述の如く、電気的部品と接続線64との接続を解除し、接続線64を交換するためには、接続線64、第2コネクタ60、及び保持具70のいずれかを破壊しなければ、交換することができない。
したがって、電気的部品と接続線64との接続を解除し、接続線64を不正なハーネス等に交換する不正行為を行おうとしても、そのような不正行為を、遊技場の営業時間中に非常に短時間に行うことが困難となる。すなわち、そのような不正行為を未然に防止することができることとなる。
また、そのような不正行為が行われた場合であっても、例えば、交換された不正なハーネス等が保持具70により保持されていなければ、遊技場の店員がその状態を見ることにより、不正行為が行われたことを容易に発見することができることとなる。また、例えば、保持具70が破壊された場合には、その痕跡が残ることで、不正行為が行われたことを容易に発見することができることとなる。
また、さらに、電気的部品に対する電気的な接続を上述のように行うことで、電気的部品と接続線64との接続を解除し、接続線64を保持具70に保持させた状態のまま残し、不正なハーネス等により電気的部品に対して電気的な接続を行うような不正行為が行われることも考えられる。しかし、このような場合であっても、接続線64が保持具70に保持された状態のまま残ることで、遊技場の店員がその状態を見ることにより、不正行為が行われたことを容易に発見することができることとなる。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、請求項2記載の発明は、電気的部品と、電気的部品に設けられた第1コネクタ50と、電気的部品に対して電気的な接続を行うための接続線64と、接続線64の端部に設けられた第2コネクタ60と、遊技機における接続線64が配設される位置に固定されると共に、接続線64を保持するための保持具70と、を備え、第2コネクタ60は、接続線64の端部に設けられると共に、電気的部品に設けられた第1コネクタ50に着脱可能に形成されたコネクタベース80と、コネクタベース80に装着可能に形成された通過阻止部材100と、を備え、第2コネクタ60のコネクタベース80が第1コネクタ50に装着されると、電気的部品と接続線64とが電気的に接続されるように形成され、保持具70は、接続線64を挿通可能に形成された挿通孔71を有し、この挿通孔71に接続線64を挿通させることで接続線64を保持するように形成され、挿通孔71は、コネクタベース80を通過させることは可能であるが、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態の第2コネクタ60を通過させることは不可能に形成され、コネクタベース80に通過阻止部材100を一度装着すると、コネクタベース80及び通過阻止部材100の少なくとも一方を破壊しなければ、コネクタベース80から通過阻止部材100を分離することが不可能に形成されていることを特徴とする。
ここで、「遊技機」、「電気的部品」、「第1コネクタ」、「接続線」については、上述の通りである。
また、「第2コネクタ」は、接続線64の端部に設けられるものである。また、第2コネクタ60は、コネクタベース80と、通過阻止部材100とを備えている。
また、「コネクタベース」は、接続線64の端部に設けられるものである。また、コネクタベース80は、電気的部品に設けられた第1コネクタ50に着脱可能に形成されるものである。すなわち、第2コネクタ60は、第1コネクタ50に着脱可能に形成されるものである。
また、「通過阻止部材」は、コネクタベース80に装着可能に形成されるものである。
また、「保持具」は、遊技機における接続線64が配設される位置に固定されると共に、接続線64を保持するためのものである。例えば、保持具70を環状に形成し、その内空間に接続線64を挿通させることで、保持具70は接続線64を保持可能となる。
ここで、「遊技機における接続線が配設される位置に固定される」とは、上述の通りである。
また、遊技機における接続線64が配設される位置に保持具70を固定する固定方法についても、上述の通りである。
また、第2コネクタ60のコネクタベース80が第1コネクタ50に装着されると、電気的部品と接続線64とが電気的に接続されるように形成されている。
ここで、電気的部品と接続線64との電気的な接続、すなわち、電気的部品に設けられた第1コネクタ50と接続線64の端部に設けられた第2コネクタ60との電気的な接続は、接続端子66、及び、接続端子66を差し込み可能、かつ、接続端子66と接触することにより電気的に接続される差込穴52を介して行われるものである。具体的には、例えば、第2コネクタ60のコネクタベース80に接続端子66を設け、第1コネクタ50に差込穴52を設ける。そして、第2コネクタ60のコネクタベース80を第1コネクタ50に装着すると、コネクタベース80の接続端子66が第1コネクタ50の差込穴52に差し込まれることとなる。これにより、接続端子66、及び差込穴52を介して、第1コネクタ50と第2コネクタ60とが電気的に接続されることとなる。すなわち、電気的部品と接続線64とが電気的に接続されることとなる。
なお、第1コネクタ50及び第2コネクタ60は、いずれのコネクタが接続端子66または差込穴52を有しているか、すなわち、いずれのコネクタが雄型または雌型のコネクタであるかは、特に限定されるものではない。例えば、第1コネクタ50及び第2コネクタ60を以下のように形成することもできる。具体的には、接続端子66を第1コネクタ50に設け、第2コネクタ60のコネクタベース80に差込穴52を設ける。そして、第2コネクタ60のコネクタベース80を第1コネクタ50に装着すると、第1コネクタ50の接続端子66がコネクタベース80の差込穴52に差し込まれることとなる。これにより、接続端子66、及び差込穴52を介して、第1コネクタ50と第2コネクタ60とが電気的に接続されることとなる。すなわち、電気的部品と接続線64とが電気的に接続されることとなる。
また、保持具70は、接続線64を挿通可能に形成された挿通孔71を有し、この挿通孔71に接続線64を挿通させることで接続線64を保持するように形成されている。例えば、スロットマシンSにおいて、メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続を行うとする。この場合において、制御用ハーネス65を挿通可能に形成された挿通孔71を保持具70に設ける。そして、この挿通孔71に制御用ハーネス65を挿通させることで、保持具70は、メイン基板26とサブ基板27とをつなぐ制御用ハーネス65を保持可能となる。
また、「挿通孔」は、コネクタベース80を通過させることは可能であるが、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態の第2コネクタ60を通過させることは不可能に形成されるものである。例えば、挿通孔71とは、保持具70を環状とすることで形成される内空間のことである。
また、例えば、保持具70がU字型に形成され、U字型の両端部を遊技機の所定の箇所に固定する場合には、挿通孔71とは、保持具70が固定された固定面と保持具70とにより形成される内空間のことである。
また、「コネクタベースを通過させることは可能」とは、コネクタベース80の大きさが挿通孔71より小さいため、コネクタベース80が挿通孔71を通過可能となるということである。
また、「コネクタベースに通過阻止部材が装着された状態の第2コネクタを通過させることは不可能」とは、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態の第2コネクタ60の大きさが挿通孔71より大きいため、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態の第2コネクタ60が挿通孔71を通過不可能となるということである。
また、コネクタベース80及び通過阻止部材100は、コネクタベース80に通過阻止部材100を一度装着すると、コネクタベース80及び通過阻止部材100の少なくとも一方を破壊しなければ、コネクタベース80から通過阻止部材100を分離することが不可能に形成されている。
例えば、通過阻止部材100を矢印型に形成し、その先端の矢じり状の部分を弾性変形可能に形成する。また、コネクタベース80の内部に、弾性変形していない状態の通過阻止部材100の矢じり状の部分を収納可能に形成された収納部72を設ける。また、収納部72には、通過阻止部材100を収納するための収納口78が形成され、この収納口78を、矢じり状の部分が弾性変形しなければ、通過阻止部材100が通過できないように形成する。そして、コネクタベース80に通過阻止部材100を装着すると、通過阻止部材100は、矢じり状の部分が弾性変形しながら、コネクタベース80の収納部72に収納される。そして、通過阻止部材100の矢じり状の部分がコネクタベース80の収納部72に収納されると、通過阻止部材100の矢じり状の部分が元の形状に戻ることとなる。
通過阻止部材100の矢じり状の部分が元の形状に戻ると、弾性変形していない状態の通過阻止部材100の矢じり状の部分は、コネクタベース80に設けられた収納部72の収納口78を通過できないため、コネクタベース80に設けられた収納部72の収納口78から通過阻止部材100の矢じり状の部分を取り出すことができなくなる(いわゆるはめ殺し)。これにより、コネクタベース80及び通過阻止部材100は、コネクタベース80に通過阻止部材100を一度装着すると、コネクタベース80及び通過阻止部材100の少なくとも一方を破壊しなければ、コネクタベース80から通過阻止部材100を分離することが不可能に形成することができる。
なお、コネクタベース80の収納部72に通過阻止部材100の矢じり状の部分が収納されると、通過阻止部材100の矢じり状の部分以外の部分は、コネクタベース80から外方に突出するように形成されている。
また、コネクタベース80に通過阻止部材100を装着する手段としては、接着材等の接着手段等によっても良く、コネクタベース80に通過阻止部材100を一度装着すると、コネクタベース80及び通過阻止部材100の少なくとも一方を破壊しなければ、コネクタベース80から通過阻止部材100を分離することが不可能に形成することができるのであれば、特にこれらに限定されるものではない。
なお、ここで、上述のような構成を有する本発明においては、電気的部品と接続線64との接続は、以下のように行われることとなる。例えば、メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続を行う場合には、制御用ハーネス65の一端部に設けられたコネクタベース80が保持具70の挿通孔71を通過した後に、前記一端部に設けられたコネクタベース80に通過阻止部材100を装着する。一方、制御用ハーネス65の他端部に設けられたコネクタベース80については通過阻止部材100をいつ装着しても良い。そして、前記一端部に設けられた、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態の第2コネクタ60をメイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に装着し、前記他端部に設けられた、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態の第2コネクタ60をサブ基板27に設けられたサブ基板コネクタ55に装着する。これにより、メイン基板26と制御用ハーネス65と、及びサブ基板27と制御用ハーネス65とが接続されることとなる。すなわち、メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続が行われることとなる。
また、第1コネクタ50、コネクタベース80、及び通過阻止部材100の接続については、コネクタベース80に通過阻止部材100を装着した後に、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態の第2コネクタ60を第1コネクタ50に装着しても良く、又、第1コネクタ50にコネクタベース80を装着した後に、コネクタベース80に通過阻止部材100を装着しても良い。
(作用)
本発明によれば、接続線64の端部に設けられた第2コネクタ60を電気的部品に設けられた第1コネクタ50に装着すると、接続端子66及び差込穴52を介して、電気的部品と接続線64とが電気的に接続されることとなる。
また、上述の如く、電気的部品と接続線64との接続を解除し、接続線64を交換するためには、接続線64、第2コネクタ60、及び保持具70のいずれかを破壊しなければ、交換することができない。
したがって、電気的部品と接続線64との接続を解除し、接続線64を不正なハーネス等に交換する不正行為を行おうとしても、そのような不正行為を、遊技場の営業時間中に非常に短時間に行うことが困難となる。すなわち、そのような不正行為を未然に防止することができることとなる。
また、そのような不正行為が行われた場合であっても、例えば、交換された不正なハーネス等が保持具70により保持されていなければ、遊技場の店員がその状態を見ることにより、不正行為が行われたことを容易に発見することができることとなる。また、例えば、保持具70が破壊された場合には、その痕跡が残ることで、不正行為が行われたことを容易に発見することができることとなる。
また、さらに、電気的部品に対する電気的な接続を上述のように行うことで、電気的部品と接続線64との接続を解除し、接続線64を保持具70に保持させた状態のまま残し、不正なハーネス等により電気的部品に対して電気的な接続を行うような不正行為が行われることも考えられる。しかし、このような場合であっても、接続線64が保持具70に保持された状態のまま残ることで、遊技場の店員がその状態を見ることにより、不正行為が行われたことを容易に発見することができることとなる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、各請求項に記載された発明によれば、電気的部品と接続線との接続を解除し、接続線を不正なハーネス等に交換する不正行為を未然に防止することができると共に、そのような不正行為が行われた場合であっても、不正行為が行われたことを容易に発見することが可能な遊技機を提供することができる。
(第1の実施の形態)
(図面の説明)
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(1)第1の実施の形態
(図面の説明)
図1から図5までは、本発明の第1の実施の形態を示すものである。
図1は、メイン基板26とサブ基板27とをつなぐ制御用ハーネス65が取り付けられている状態を示す斜視図である。図2は、スロットマシンSを示す斜視図である。図3は、制御用ハーネス65に設けられた第2コネクタ60をメイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に差し込む途中の状態を示す断面図であって、第2コネクタ60の第1部材61に第2部材62を装着する途中の状態を示す断面図である。図4は、制御用ハーネス65に設けられた第2コネクタ60をメイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に差し込んだ状態を示す断面図であって、第2コネクタ60の第1部材61に第2部材62を装着した状態を示す断面図である。図5は、接続線64、第2コネクタ60、及び保持具70の概念図である。
なお、本実施の形態において、「左方向」及び「左側」とは、メイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に第2コネクタ60を装着した場合における、第2コネクタ60から左側板13bへ向う方向及び第2コネクタ60から見た左側板13b側を意味する。また、「右方向」及び「右側」とは、メイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に第2コネクタ60を装着した場合における、第2コネクタ60から右側板13aへ向う方向及び第2コネクタ60から見た右側板13a側を意味する。また、「左右方向」及び「上下方向」とは、スロットマシンSと対向して遊技を行う遊技者から見た場合の左右方向及び上下方向のことを意味する。
また、「奥方向」及び「奥側」とは、メイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に第2コネクタ60を装着した場合における、第2コネクタ60から背板15へ向う方向及び第2コネクタ60から見た背板15側を意味する。また、「手前方向」及び「手前側」とは、メイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に第2コネクタ60を装着した場合における、第2コネクタ60から筺体1の開口部へ向う方向及び第2コネクタ60から見た筺体1の開口部側を意味する。
また、「上方」及び「上側」とは、メイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に第2コネクタ60を装着した場合における、第2コネクタ60から天板14へ向う方向及び第2コネクタ60から見た天板14側を意味する。また、「下側」とは、メイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に第2コネクタ60を装着した場合における、第2コネクタ60から見た底板12側を意味する。
(スロットマシンS)
本実施の形態に係る遊技機は、図1に示すように、スロットマシンSである。
スロットマシンSは、正面に向かって開口する開口部を有する四角箱状の筐体1と、筐体1の開口部を開閉自在に塞ぐ前扉2とを備えている。
(筺体1)
筺体1は、図1に示すように、底部に配置される底板12と、底板12の両側に配置される右側板13a及び左側板13bと、底板12に対向し、かつ頂部に配置される天板14と、底板12、右側板13 a、左側板13b、及び天板14から形成される枠体の奥側を塞ぐ背板15とから構成れる箱体である。そして、筺体1内部の、高さ方向略中央部には、二つの側板13の間に水平方向に中板11が設けられている。
そして、筐体1内部における底板12の左部には、電気的部品としての電源ユニット3が設けられている。電源ユニット3には、特に図示しないが、電源装置が内装されているとともに、遊技における各種当選役の抽選確率を変更するための設定変更部が設けられている。設定変更部には、特に図示していないが、設定変更用のキーを挿入するための鍵穴や、設定を切り替える設定変更ボタン等の設定変更操作部が備えられている。
また、筐体1内部における底板12の略中央部には、スロットマシンSの遊技を行うための遊技メダルを遊技者に払い出すための電気的部品としてのホッパーユニット4が設けられている。ホッパーユニット4は、上方に向けて開口しており、かつ、遊技メダルを貯留可能に形成されている。また、筐体1内部における底板12の右部には、上方に開口した箱状に形成されたオーバーフロータンク5が、ホッパーユニット4に近接して、設けられている。
また、特に図示しないが、右側板13aの、中板11より下方には、電気的部品としての集中端子板を取り付けることもできる。集中端子板とは、総メダル投入枚数、総メダル払い出し枚数、総回転数、大当たり抽選回数などの遊技に関するデータを、ホールコンピュータ等との間で送受信するための装置である。この集中端子板は、ホールコンピュータとのネットワーク接続ができるのであれば、例えば、筐体1の右側板13aまたは左側板13bに備えても良く、中板11の下面に備えても良い。
また、図1に示すように、筐体1内部における中板11の上部には、電気的部品としてのリールユニットが設けられている。このリールユニットは、枠体と、この枠体に固定あるいは支持される複数の駆動モータを有し、各駆動モータの回転軸には、各々、表面に複数の図柄が表示された回転リール20が固定されている。また、リールユニットの上方であって、筺体1の背板15の前面には、メイン基板ユニット22が設けられている。メイン基板ユニット22は、リールユニット等の作動及びスロットマシンSの遊技を制御するための電気的部品としてのメイン基板26と、このメイン基板26を収納するための基板ケース24とから構成されている。そして、メイン基板ユニット22は、特に図示しないが、不正防止のために、スロットマシンSに一度取り付けられると不要に取り外せないように、密封されているものである。なお、メイン基板26については、後程詳述する。
(前扉2)
前扉2は、図1に示すように、筺体1の左側板13bに回転自在に支持され、かつ、筺体1の右側板13aでロック可能に形成されている板状の扉である。また、図2に示すように、前扉2の中央部から上部には、正面側に向かって臨む略四角窓状の表示窓38が形成されている。そして、表示窓38の略中央には、回転リール20の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓28が形成されており、図柄表示窓28の周囲には、電気的部品としての飾り部30が設けられている。そして、図柄表示窓28の下方には、種々の表示を行うための電気的部品としての表示部29が設けられている。そして、図柄表示窓28の上方中央であって、飾り部30の下方には、図柄模様や文字列等を表示するための液晶表示装置からなる電気的部品としての表示装置が設けられている。
ここで、飾り部30は、ランプ等により形成され、入賞の報知その他の演出時にランプが点滅するようにしても良い。また、表示部29は、7セグメントLED等により数字を表示するものや、特に図示しないが、画像を表示するための液晶画面あるいはCRT等としても良い。
また、前扉2の中央部には、遊技操作を行うためのカウンター状の操作部31が設けられている。また、前扉2の下部には、払い出された遊技メダルを溜めておくためのメダル受け皿33が形成されており、操作部31とメダル受け皿33との間には、遊技内容その他の表示をするための表示パネルが取り付けられている。また、表示パネルの下部には、ホッパーユニット4からメダル受け皿33へ、遊技メダルを払い出すためのメダル払い出し口35が設けられている。
ここで、操作部31の上面には、図2に示すように、右端にメダル投入口32、左端付近に電気的部品としてのベットスイッチが設けられている。また、操作部31の正面には、左部に電気的部品としてのスタートスイッチ、略中央部に電気的部品としてのストップスイッチ、右部に鍵穴34が設けられている。なお、ベットスイッチとは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのものであり、スタートスイッチ及びストップスイッチは、回転リール20の回転を開始及び停止させるためのものである。また、鍵穴34は、前扉2を解錠するためのものであり、この穴に所定の鍵を差し込んで回すと、前扉2のロックが解除されるものである。
また、前扉2の裏面には、図1に示すように、裏面上部の左右に種々の音声を出力するための電気的部品としてのスピーカ37が設けられている。また、左右に設けられたスピーカ37の間には、サブ基板ユニット23が設けられている。サブ基板ユニット23は、スロットマシンSの演出を制御するための電気的部品としてのサブ基板27と、このサブ基板27を収納するための基板ケース24とから構成されている。そして、サブ基板ユニット23は、特に図示しないが、不正防止のために、スロットマシンSに一度取り付けられると不要に取り外せないように、密封されているものである。なお、サブ基板27については、後程詳述する。
また、前扉2の裏面には、メダル投入口32から投入された遊技メダルを誘導しながら遊技メダルの正偽を判断するための電気的部品としてのメダルセレクタ36が設けられている。
(メイン基板26)
メイン基板26は、上述の如く、リールユニットの上方であって、筺体1の背板15の前面に設けられた箱状の基板ケース24内に収納されている。また、メイン基板26は、リールユニット、ホッパーユニット4等の作動及びスロットマシンSの遊技を制御するためのものであり、ROM、RAM及びCPU等の電子部品を搭載しているものである。
また、メイン基板26には、図1に示すように、サブ基板27へ制御信号を送信すべく、接続線64としての制御用ハーネス65を接続するための第1コネクタ50としてのメイン基板コネクタ54が設けられている。
また、メイン基板26には、特に図示しないが、前記コネクタ以外にも複数の第1コネクタ50が設けられている。具体的には、例えば、ホッパーユニット4、リールユニット等へ制御信号を送信すべく、制御用ハーネス65を接続するためのメイン基板コネクタ54が設けられている。また、例えば、電源ユニット3から電力の供給を受けるべく、接続線64としての電源ケーブルを接続するためのメイン基板コネクタ54が設けられている。
ここで、メイン基板26を収納する基板ケース24には、メイン基板26を基板ケース24に収納した際に、メイン基板コネクタ54が基板ケース24の外方に突出するための貫通孔が形成されている。したがって、メイン基板26を基板ケース24に収納すると、メイン基板コネクタ54は、基板ケース24の貫通孔を挿通して、基板ケース24の外方に突出するものとなっている。すなわち、基板ケース24を開放することなく、メイン基板コネクタ54に制御用ハーネス65や電源ケーブル等を接続することが可能となっている。なお、第1コネクタ50については、後程詳述する。
(サブ基板27)
サブ基板27は、上述の如く、前扉2の裏面上部に設けられた箱状の基板ケース24内に収納されている。また、サブ基板27は、スロットマシンSの演出を制御するためのものであり、ROM、RAM及びCPU等の電子部品を搭載しているものである。
また、サブ基板27には、図1に示すように、メイン基板26から送信される制御信号を受信すべく、接続線64としての制御用ハーネス65を接続するための第1コネクタ50としてのサブ基板コネクタ55が設けられている。
また、サブ基板27には、特に図示しないが、前記コネクタ以外にも複数の第1コネクタ50が設けられている。具体的には、例えば、スピーカ37、液晶表示装置からなる表示装置等へ制御信号を送信すべく、制御用ハーネス65を接続するためのサブ基板コネクタ55が設けられている。また、例えば、電源ユニット3から電力の供給を受けるべく、接続線64としての電源ケーブルを接続するためのサブ基板コネクタ55が設けられている。
ここで、サブ基板27を収納する基板ケース24には、サブ基板27を基板ケース24に収納した際に、サブ基板コネクタ55が基板ケース24の外方に突出するための貫通孔が形成されている。したがって、サブ基板27を基板ケース24に収納すると、サブ基板コネクタ55は、基板ケース24の貫通孔を挿通して、基板ケース24の外方に突出するものとなっている。すなわち、基板ケース24を開放することなく、サブ基板コネクタ55に制御用ハーネス65や電源ケーブル等を接続することが可能となっている。
なお、メイン基板26とサブ基板27との間での制御信号のやりとりについては、メイン基板26における内部データの信頼性を担保すべく、一方通行となるように設定されている。すなわち、メイン基板26からサブ基板27に向かってのみ制御信号が送信され、サブ基板27からメイン基板26に向かっていかなる信号も送信されないように設定されている。
(第1コネクタ50)
第1コネクタ50は、電気的部品に設けられるものである。例えば、メイン基板26に設けられるメイン基板コネクタ54、サブ基板27に設けられるサブ基板コネクタ55等である。
(メイン基板コネクタ54)
上述の如く、メイン基板コネクタ54は、メイン基板26に設けられるものである。
また、図1、図3、及び図4に示すように、メイン基板コネクタ54は、四角箱状に形成され、正面側が開口となっている。具体的には、メイン基板コネクタ54は、メイン基板26の前面に配置された底板と、底板の上側に配置され、かつメイン基板26の前面に立設させた上板と、底板の下側に配置され、かつメイン基板26の前面に立設させた下板と、底板の左右両側に配置され、メイン基板26の前面に立設させた側板とから形成され、正面側が開口となっている。そして、前記底板には、後述する第2コネクタ60に設けられた接続端子66を差し込み可能、かつ、接続端子66と接触することにより電気的に接続される差込穴52としての受側差込穴53が形成されている。
また、図3及び図4に示すように、受側差込穴53は、複数の穴から形成されていると共に、前記底板における手前から奥方向に向けて形成されている。また、受側差込穴53の手前側の端部は開口しており、第2コネクタ60に設けられた接続端子66が差し込まれるよう形成されている。
そして、メイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に接続線64の端部に設けられた第2コネクタ60を差し込むと、第2コネクタ60の接続端子66がメイン基板コネクタ54の受側差込穴53に差し込まれ、接続端子66の外周面が受側差込穴53の内面に接触することにより、メイン基板26と接続線64とが電気的に接続されることとなる。
なお、制御用ハーネス65や電源ケーブルにおける、メイン基板26に接続される側と反対側の端部は、サブ基板27、ホッパーユニット4、リールユニット、及び電源ユニット3等と接続されている。そして、メイン基板コネクタ54と第2コネクタ60とが電気的に接続状態となることにより、制御用ハーネス65を通じて、メイン基板26からサブ基板27等へ制御信号の送信が可能となり、又、電源ケーブルを通じて、電源ユニット3からメイン基板26への電力の供給が可能となる。
(サブ基板コネクタ55)
上述の如く、サブ基板コネクタ55は、サブ基板27に設けられるものである。
ここで、サブ基板コネクタ55の形状については、前扉2が閉じている状態で説明する。
図1に示すように、サブ基板コネクタ55は、四角箱状に形成され、背面側が開口となっている。具体的には、サブ基板コネクタ55は、サブ基板27の背面に配置された底板と、底板の上側に配置され、かつサブ基板27の背面に立設させた上板と、底板の下側に配置され、かつサブ基板27の背面に立設させた下板と、底板の左右両側に配置され、サブ基板27の背面に立設させた側板とから形成され、背面側が開口となっている。そして、前記底板には、差込穴52としての受側差込穴53が形成されている。
また、受側差込穴53は、複数の穴から形成されていると共に、前記底板における奥から手前方向に向けて形成されている。また、受側差込穴53の背面側の端部は開口しており、第2コネクタ60に設けられた接続端子66が差し込まれるよう形成されている。
そして、サブ基板27に設けられたサブ基板コネクタ55に接続線64の端部に設けられた第2コネクタ60を差し込むと、第2コネクタ60の接続端子66が受側差込穴53に差し込まれ、接続端子66の外周面が受側差込穴53の内面に接触することにより、サブ基板27と接続線64とが電気的に接続されることとなる。
なお、制御用ハーネス65や電源ケーブルにおける、サブ基板27に接続される側と反対側の端部は、メイン基板26、スピーカ37、液晶表示装置からなる表示装置、及び電源ユニット3等と接続されている。そして、サブ基板コネクタ55と第2コネクタ60とが電気的に接続状態となることにより、制御用ハーネス65を通じて、メイン基板26から送信される制御信号の受信が可能となり、サブ基板27からスピーカ37等へ制御信号の送信が可能となり、又、電源ケーブルを通じて、電源ユニット3からサブ基板27への電力の供給が可能となる。
(接続線64)
接続線64は、電気的部品に対して電気的な接続を行うためのものである。例えば、メイン基板26からサブ基板27、ホッパーユニット4、及びリールユニット等へ制御信号を送信するための制御用ハーネス65、並びに、電源ユニット3からメイン基板26、サブ基板27、及びホッパーユニット4等へ電力を供給するための電源ケーブル等である。
そして、制御用ハーネス65の一端がメイン基板26に接続されると共に、制御用ハーネス65の他端がサブ基板27等に接続されることにより、サブ基板27等の各電気的部品とメイン基板26との間で電気的な接続が行われることとなる。
また、前記電源ケーブルの一端が電源ユニット3に接続されると共に、前記電源ケーブルの他端がメイン基板26等に接続されることにより、メイン基板26等の各電気的部品と電源ユニット3との間で電気的な接続が行われることとなる。
また、接続線64の端部には、第2コネクタ60が設けられる。例えば、制御用ハーネス65における、メイン基板26やサブ基板27に接続される側の端部には、メイン基板26やサブ基板27に設けられた第1コネクタ50に装着することが可能な第2コネクタ60が設けられる。
また、例えば、前記電源ケーブルにおける、メイン基板26やサブ基板27に接続される側の端部には、メイン基板26やサブ基板27に設けられた第1コネクタ50に装着することが可能な第2コネクタ60が設けられる。
(第2コネクタ60)
第2コネクタ60は、上述の如く、接続線64の端部に設けられるものである。また、第2コネクタ60は、第1部材61と、第2部材62とを備えている。
また、本実施の形態において、第2コネクタ60は、例えば、メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続を行うための制御用ハーネス65の両端部に設けられるものである。
ここで、第2コネクタ60については、メイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に第2コネクタ60を装着する場合を例に挙げて説明する。
また、ここで、上述の如く、「左方向」及び「左側」とは、メイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に第2コネクタ60を装着した場合における、第2コネクタ60から左側板13bへ向う方向及び第2コネクタ60から見た左側板13b側を意味する。また、「右方向」及び「右側」とは、メイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に第2コネクタ60を装着した場合における、第2コネクタ60から右側板13aへ向う方向及び第2コネクタ60から見た右側板13a側を意味する。また、「左右方向」及び「上下方向」とは、スロットマシンSと対向して遊技を行う遊技者から見た場合の左右方向及び上下方向のことを意味する。
また、「奥方向」及び「奥側」とは、メイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に第2コネクタ60を装着した場合における、第2コネクタ60から背板15へ向う方向及び第2コネクタ60から見た背板15側を意味する。また、「手前方向」及び「手前側」とは、メイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に第2コネクタ60を装着した場合における、第2コネクタ60から筺体1の開口部へ向う方向及び第2コネクタ60から見た筺体1の開口部側を意味する。
また、「上方」及び「上側」とは、メイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に第2コネクタ60を装着した場合における、第2コネクタ60から天板14へ向う方向及び第2コネクタ60から見た天板14側を意味する。また、「下側」とは、メイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に第2コネクタ60を装着した場合における、第2コネクタ60から見た底板12側を意味する。
(第1部材61)
第1部材61は、接続線64の端部に設けられるものである。
具体的には、第1部材61は、奥側に位置する奥面81、奥面81の上側に位置し、かつ奥面81から手前方向に向けて延びる上面、奥面81の下側に位置し、かつ奥面81から手前方向に向けて延びる下面と、奥面81の左側に位置し、かつ奥面81から手前方向に向けて延びる左側面82、奥面81の右側に位置し、かつ奥面81から手前方向に向けて延びる右側面83、並びに奥面81に対向し、かつ左側面82及び右側面83の手前側に位置する手前面84により構成される略四角箱状の本体部と、本体部の左右方向の側面(左側面82及び右側面83)に設けられた棒状の係合凸部68と、本体部における係合凸部68が設けられる位置に凹設された収容溝69と、本体部の内部であって、手前から奥方向に向けて形成された差込穴52としての差込側差込穴67とからなる。
図3及び図4に示すように、係合凸部68は、本体部の左側面82に設けられると共に、弾性変形可能に形成された第1係合凸部68aと、本体部の右側面83に設けられると共に、弾性変形可能に形成された第2係合凸部68bとからなる。第1係合凸部68aは、本体部の左側面82の奥端から手前方向に向かって延設された棒状の第1接続部74と、第1接続部74の手前端に一体に形成された棒状の第1突起部75とからなる。
第1突起部75は、奥から手前方向に向かうにつれて、本体部の左側面82から左方向に向けて拡開するように形成されており、その手前端は自由端となっている。なお、第1接続部74の左右方向の厚さは、第1突起部75の左右方向の厚さより薄く形成されている。
また、第2係合凸部68bは、本体部の右側面83の奥端から手前方向に向かって延設された棒状の第2接続部76と、第2接続部76の手前端に一体に形成された棒状の第2突起部77とならなる。
第2突起部77は、奥から手前方向に向かうにつれて、本体部の右側面83から右方向に向けて拡開するように形成されており、その手前端は自由端となっている。なお、第2接続部76の左右方向の厚さは、第2突起部77の左右方向の厚さより薄く形成されている。
また、第1接続部74の左右方向の厚さが、第1突起部75の左右方向の厚さより薄く形成されていること、及び、第2接続部76の左右方向の厚さが、第2突起部77の左右方向の厚さより薄く形成されていることにより、第1部材61が後述する第2部材62の収納部72に収納された際に、第1部材61を第2部材62から無理に引き抜こうとすると、係合凸部68が折れて、第1部材61が壊れることとなる。
収容溝69は、本体部における第1係合凸部68aが設けられる位置に凹設された第1収容溝69aと、本体部における第2係合凸部68bが設けられる位置に凹設された第2収容溝69bとからなる。第1収容溝69aは、本体部の左側面82を、その奥端付近から第1係合凸部68aの第1突起部75の手前端より手前側の位置までの間に渡って凹まして形成されたものである。
具体的には、本体部の左側面82における、その奥端付近から第1係合凸部68aの第1突起部75の手前端より手前側の位置までの間の部分は、第1収容溝69aが形成されることにより、上方から見た際の形状がコ字状となっている。
また、第2収容溝69bは、本体部の右側面83を、その奥端付近から第2係合凸部68bの第2突起部77の手前端より手前側の位置までの間に渡って凹まして形成されたものである。
具体的には、本体部の右側面83における、その奥端付近から第2係合凸部68bの第2突起部77の手前端より手前側の位置までの間の部分は、第2収容溝69bが形成されることにより、上方から見た際の形状が右向きコ字状となっている。
差込側差込穴67は、本体部の内部に形成され、手前から奥方向に向けて貫通する貫通孔となっている。また、差込側差込穴67は複数の穴から形成されており、差込側差込穴67の手前端付近は、制御用ハーネス65と接続している。また、差込側差込穴67の奥端は開口しており、後述する第2部材62に設けられた接続端子66が差し込まれるものとなっている。(第1部材61の係合凸部68の弾性変形)
係合凸部68は、弾性変形可能なプラスチック等の樹脂から形成されている。
また、上述の如く、係合凸部68は、第1係合凸部68aと、第2係合凸部68bとから形成されている。そして、図3に示すように、第1係合凸部68aは、左から右方向へ押圧すると、第1係合凸部68aの第1接続部74が撓み、右方向に向けて弾性変形するように形成されている。そして、第1係合凸部68aが右方向に向けて弾性変形すると、第1係合凸部68aの第1突起部75が収容溝69の第1収容溝69aに収容されることとなる。また、第2係合凸部68bは、右から左方向へ押圧すると、第2係合凸部68bの第2接続部76が撓み、左方向に向けて弾性変形するように形成されている。そして、第2係合凸部68bが左方向に向けて弾性変形すると、第2係合凸部68bの第2突起部77が収容溝69の第2収容溝69bに収容されることとなる。
なお、係合凸部68が弾性変形していない状態において、第1係合凸部68aの第1突起部75の自由端から第2係合凸部68bの第2突起部77の自由端までの距離は、後述する第2部材62の収納部72の収納奥部を形成する面である、第1係合面73aの右端から第2部材62の収納部72の収納奥部を形成する面である、第2係合面73bの左端までの距離よりも長くなるように形成されている。
(第2部材62)
第2部材62は、第1部材61に装着可能に形成されるものである。また、第2部材62は、電気的部品に設けられた第1コネクタ50に着脱可能に形成されるものである。すなわち、第2コネクタ60は、第1コネクタ50に着脱可能に形成されるものである。
具体的には、第2部材62は、略四角箱状に形成されたベース体と、ベース体の手前側の面に開口し、かつベース体内部に第1部材61を収納可能に形成された収納部72と、ベース体の奥側の面に形成された差込凹部79と、収納部72から差込凹部79まで至る棒状の端子であって、奥側の端部が差込凹部79に突出し、かつ手前側の端部が収納部72に突出している接続端子66とからなる。
図3、図4、及び図5に示すように、収納部72は、ベース体における手前側の面の中央部に開口し、かつ第1部材61が通過可能に形成された収納口78と、第1部材61が通過可能に形成され、かつ収納口78から奥方向に向けて一体に形成された収納路と、収納路の奥側に位置し、かつ収納路に一体に形成された収納奥部とからなる。
収納口78は、手前方向から見た際の形状が四角形状となっている。
また、収納路は、収納口78の縁からベース体内部の奥方向に向けて延びる上下左右方向の四面により囲まれることで構成される空間である。
また、収納奥部は、第1部材61における、本体部の奥面81から係合凸部68の自由端までの部分を、係合凸部68が弾性変形しない状態で収納可能に形成されている。
ここで、収納路を形成する左右方向の面の奥端には、それぞれ左右方向に延びる係合面73が設けられている。具体的には、係合面73は、収納路を形成する左方向の面の奥端から左方向に延びる第1係合面73aと、収納路を形成する右方向の面の奥端から右方向に延びる第2係合面73bとからなる。なお、この係合面73は、収納奥部を形成する面の一部となっている。
また、図4に示すように、差込凹部79が形成されたベース体の奥側の面は、メイン基板コネクタ54に第2部材62が差し込まれた際に、メイン基板コネクタ54の底板に当接するものとなっている。
また、図4に示すように、ベース体に設けられた接続端子66の手前側の端部は、第1部材61に第2部材62が装着された際に、第1部材61の差込側差込穴67に差し込まれるものとなっている。
(第1部材61及び第2部材62の接続)
図3及び図4に示すように、第1部材61に第2部材62を装着する際には、第2部材62の収納路を構成する左右方向の面に第1部材61の係合凸部68が押圧されることにより、第1部材61は、係合凸部68が弾性変形しながら第2部材62の収納部72に収納される。また、第1部材61に第2部材62を装着すると、第1部材61の差込側差込穴67に第2部材62の接続端子66が差し込まれることとなる。そして、第1部材61の先端が第2部材62の収納奥部の内奥端に到達すると、第1部材61の係合凸部68に加えられていた力が解放され、第1部材61の係合凸部68が元の形状に戻ることとなる。
そして、第1部材61の係合凸部68が元の形状に戻る際には、第1部材61に形成された第1係合凸部68aの第1突起部75の自由端が第2部材62に形成された収納部72の第1係合面73aに当接し、第1部材61に形成された第2係合凸部68bの第2突起部77の自由端が第2部材62に形成された収納部72の第2係合面73bに当接することとなる。
第1部材61の係合凸部68が第2部材62に形成された収納部72の係合面73に当接すると、第1部材61に形成された第1係合凸部68aの第1突起部75の手前端から第2係合凸部68bの第2突起部77の手前端までの距離が、第2部材62の収納部72の収納奥部を形成する面である、第1係合面73aの右端から第2部材62の収納部72の収納奥部を形成する面である、第2係合面73bの左端までの距離よりも長くなっているため、第1部材61から第2部材62を分離しようとしても、第1部材61の係合凸部68が第2部材62に形成された収納部72の係合面73に引っ掛かることにより、第1部材61から第2部材62を分離することが不可能となる。
すなわち、第1部材61に第2部材62を一度装着すると、第1部材61及び第2部材62の少なくとも一方を破壊しなければ、第1部材61から第2部材62を分離することが不可能となっている。
(メイン基板コネクタ54及び第2コネクタ60の電気的な接続)
上述の如く、第1部材61に第2部材62を装着すると、図4に示すように、第2部材62に設けられた接続端子66の手前側の端部が第1部材61の差込側差込穴67に差し込まれ、接続端子66の手前側の端部付近の外周面が差込側差込穴67の内面に接触することとなる。また、図4に示すように、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60をメイン基板コネクタ54に差し込むと、第2部材62の接続端子66の奥側の端部がメイン基板コネクタ54の受側差込穴53に差し込まれ、接続端子66の奥側の端部付近の外周面が受側差込穴53の内面に接触することとなる。これにより、メイン基板コネクタ54、第2部材62、及び第1部材61は電気的に接続されることとなる。すなわち、メイン基板コネクタ54と第2コネクタ60とが電気的に接続されることとなる。
(保持具70)
保持具70は、遊技機における接続線64が配設される位置に固定されると共に、接続線64を保持するためのものである。また、保持具70は、接続線64を挿通可能に形成された挿通孔71を有し、この挿通孔71に接続線64を挿通させることで接続線64を保持するように形成されている。
ここで、保持具70については、メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続を行うための制御用ハーネス65を保持する場合を例に挙げて説明する。
具体的には、図1、図3、及び図5に示すように、保持具70は、四角環状に形成されており、その内空間が、制御用ハーネス65を挿通可能に形成された挿通孔71となっている。
また、図1に示すように、保持具70は、筺体1を構成する左側板13bの内側の面上部付近に固定されると共に、挿通孔71が上下方向となるように固定されている。
(挿通孔71)
挿通孔71は、第1部材61を通過させることは可能であるが、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60を通過させることは不可能に形成されるものである。
また、図1に示すように、挿通孔71は、上方から見た際の形状が、四角形状となっている。具体的には、図3及び図4に示すように、挿通孔71の左右方向の距離は、係合凸部68が弾性変形していない状態における、第1部材61に形成された第1係合凸部68aの第1突起部75の自由端から第2係合凸部68bの第2突起部77の自由端までの距離より長くなるように形成されている。
また、挿通孔71における左右方向に直交する方向(奥行き方向)の距離は、第1部材61の上下方向(厚さ方向)の距離より長くなるように形成されている。
また、挿通孔71の対角線方向の距離は、第2部材62におけるベース体の左右方向(幅方向)の距離より短く、かつ、第2部材62におけるベース体の左右方向(幅方向)に直交する方向(奥行き方向)の距離より短くなるように形成されている。
換言すれば、挿通孔71における、左右方向の距離、及び左右方向と直交する方向(奥行き方向)の距離は、第2部材62におけるベース体の左右方向(幅方向)の距離より短く、かつ、第2部材62におけるベース体の左右方向に直交する方向(奥行き方向)の距離より短くなるように形成されている。
したがって、第2部材62は、どのような向きでも挿通孔71を通過不可能となっている。すなわち、挿通孔71は、第1部材61を通過させることは可能であるが、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60を通過させることは不可能となっている。
なお、保持具70、及び挿通孔71の形状については、これに限定されるものではない。
(メイン基板26とサブ基板27とをつなぐ制御用ハーネス65の取り付け方法)
メイン基板26とサブ基板27とをつなぐ制御用ハーネス65の取り付け方法について説明する。
メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続を行うための制御用ハーネス65の両端には、それぞれ第1部材61が設けられている。そして、制御用ハーネス65の一端部に設けられた第1部材61が保持具70の挿通孔71を通過した後に、前記一端部に設けられた第1部材61に第2部材62を装着する。一方、制御用ハーネス65の他端部に設けられた第1部材61については第2部材62をいつ装着しても良い。そして、前記一端部に設けられた、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60をメイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に差し込み、前記他端部に設けられた、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60をサブ基板27に設けられたサブ基板コネクタ55に差し込む。これにより、メイン基板26と制御用ハーネス65と、及びサブ基板27と制御用ハーネス65とが電気的に接続されることとなる。すなわち、メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続が行われることとなる。
なお、第1コネクタ50、第1部材61、及び第2部材62の接続については、第1部材61に第2部材62を装着した後に、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60を第1コネクタ50に差し込んでも良く、又、第1コネクタ50に第2部材62を差し込んだ後に、第2部材62に第1部材61を装着しても良い。
(メイン基板26とサブ基板27とをつなぐ制御用ハーネス65の取り外し)
上述の如く、保持具70の挿通孔71は、第1部材61を通過させることは可能であるが、第1部材61に第2部材62が装着された状態の第2コネクタ60を通過させることは不可能に形成されている。また、第1部材61及び第2部材62は、第1部材61に第2部材62を一度装着すると、第1部材61及び第2部材62の少なくとも一方を破壊しなければ、第1部材61から第2部材62を分離することが不可能に形成されている。したがって、制御用ハーネス65の一端部に設けられた第2コネクタ60をメイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54から抜き、制御用ハーネス65の他端部に設けられた第2コネクタ60をサブ基板27に設けられたサブ基板コネクタ55から抜き、保持具70から制御用ハーネス65を取り外すためには、制御用ハーネス65、第2コネクタ60、及び保持具70のいずれかを破壊しなければならない。
(作用・効果)
以上に説明したように、本発明の第1の実施の形態では、制御用ハーネス65の一端部に設けられた第2コネクタ60をメイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に差し込み、制御用ハーネス65の他端部に設けられた第2コネクタ60をサブ基板27に設けられたサブ基板コネクタ55に差し込むことにより、メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続が行われることとなる。
また、上述の如く、メイン基板26と制御用ハーネス65との接続、及びサブ基板27と制御用ハーネス65との接続を解除し、制御用ハーネス65を交換するためには、制御用ハーネス65、第2コネクタ60、及び保持具70のいずれかを破壊しなければ、交換することができない。
したがって、メイン基板26と制御用ハーネス65との接続、及びサブ基板27と制御用ハーネス65との接続を解除し、制御用ハーネス65を不正なハーネス等に交換する不正行為を行おうとしても、そのような不正行為を、遊技場の営業時間中に非常に短時間に行うことが困難となる。すなわち、そのような不正行為を未然に防止することができることとなる。
また、そのような不正行為が行われた場合であっても、例えば、交換された不正なハーネス等が保持具70により保持されていなければ、遊技場の店員がその状態を見ることにより、不正行為が行われたことを容易に発見することができることとなる。また、例えば、保持具70が破壊された場合には、その痕跡が残ることで、不正行為が行われたことを容易に発見することができることとなる。
また、メイン基板26とサブ基板27との間の電気的な接続を上述のように行うことで、メイン基板26と制御用ハーネス65との接続、及びサブ基板27と制御用ハーネス65との接続を解除し、制御用ハーネス65を保持具70に保持させた状態のまま残し、不正なハーネス等によりメイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続を行うような不正行為が行われることも考えられる。しかし、このような場合であっても、制御用ハーネス65が保持具70に保持された状態のまま残ることで、遊技場の店員がその状態を見ることにより、不正行為が行われたことを容易に発見することができることとなる。
また、さらに、メイン基板26とサブ基板27との間の電気的な接続を上述のように行うことで、前記不正行為を未然に防止することができ、かつ、前記不正行為が行われた場合であっても不正行為が行われたことを容易に発見することができると共に、メイン基板26やサブ基板27の修理・点検を行うことが可能となる。
(2)第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態は、接続線64の端部に設けられた第2コネクタ60の形状、及び保持具70の形状が、第1の実施の形態と相違し、他については第1の実施の形態と同一であるため、この相違点を中心に説明する。
(図面の説明)
図6は、本発明の第2の実施の形態を示すものである。
図6は、制御用ハーネス65に設けられた第2コネクタ60をメイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に差し込む途中の状態を示す断面図であって、第2コネクタ60のコネクタベース80に通過阻止部材100を装着する途中の状態を示す断面図である。
なお、本実施の形態において、「左方向」等の方向の定義については、第1の実施の形態と同様である。
(第2コネクタ60)
第2コネクタ60は、接続線64の端部に設けられるものである。また、第2コネクタ60は、コネクタベース80と、通過阻止部材100とを備えている。
また、本実施の形態において、第2コネクタ60は、例えば、メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続を行うための制御用ハーネス65の両端部に設けられるものである。
ここで、第2コネクタ60については、メイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に第2コネクタ60を装着する場合を例に挙げて説明する。
(通過阻止部材100)
通過阻止部材100は、コネクタベース80に装着可能に形成されるものである。
また、通過阻止部材100は、図6に示すように、後述するコネクタベース80のベース体の右側の面からコネクタベース80の内部に装着されるものである。
具体的には、通過阻止部材100は、奥側に位置する奥面91、奥面91の上側に位置し、かつ奥面91から手前方向に向けて延びる上面、奥面91の下側に位置し、かつ奥面91から手前方向に向けて延びる下面と、奥面91の左側に位置し、かつ奥面91から手前方向に向けて延びる左側面92、奥面91の右側に位置し、かつ奥面91から手前方向に向けて延びる右側面93、並びに奥面91に対向し、かつ左側面92及び右側面93の手前側に位置する手前面94により構成される略四角箱状の本体部と、本体部の奥面91及び手前面94のそれぞれの左端に設けられた突起状の支持部と、支持部に一体に形成された棒状の係合凸部68とからなる。
図6に示すように、支持部は、本体部の奥面91の左端から奥方向に向かって本体部に一体に形成された突起状の第1支持部と、本体部の手前面94の左端から手前方向に向かって本体部に一体に形成された突起状の第2支持部とからなる。
係合凸部68は、第1支持部に一体に形成されると共に、弾性変形可能に形成された第1係合凸部68aと、第2支持部に一体に形成されると共に、弾性変形可能に形成された第2係合凸部68bとからなる。第1係合凸部68aは、第1支持部の奥端から右方向に向けて一体に形成された棒状の第1接続部74と、第1接続部74の右端に一体に形成された棒状の第1突起部75とからなる。
第1突起部75は、左から右方向に向かうにつれて、本体部の奥面91から奥方向に向けて拡開するように形成されており、その右端は自由端となっている。なお、第1接続部74における手前から奥へ向かう方向の厚さは、第1突起部75における手前から奥へ向かう方向の厚さより薄く形成されている。
また、第2係合凸部68bは、第2支持部の手前端から右方向に向けて一体に形成された棒状の第2接続部76と、第2接続部76の右端に一体に形成された棒状の第2突起部77とからなる。
第2突起部77は、左から右方向に向かうにつれて、本体部の手前面94から手前方向に向けて拡開するように形成されており、その右端は自由端となっている。なお、第2接続部76における手前から奥へ向かう方向の厚さは、第2突起部77における手前から奥へ向かう方向の厚さより薄く形成されている。
また、第1接続部74における手前から奥へ向かう方向の厚さは、第1突起部75における手前から奥へ向かう方向の厚さより薄く形成されていること、及び、第2接続部76における手前から奥へ向かう方向の厚さは、第2突起部77における手前から奥へ向かう方向の厚さより薄く形成されていることにより、通過阻止部材100が後述するコネクタベース80の収納部72に収納された際に、通過阻止部材100をコネクタベース80から無理に引き抜こうとすると、係合凸部68が折れて、通過阻止部材100が壊れることとなる。
(通過阻止部材100の係合凸部68の弾性変形)
係合凸部68は、弾性変形可能なプラスチック等の樹脂から形成されている。
また、上述の如く、係合凸部68は、第1係合凸部68aと、第2係合凸部68bとから形成されている。そして、第1係合凸部68aは、奥から手前方向へ押圧すると、第1係合凸部68aの第1接続部74が撓み、手前方向に向けて弾性変形するように形成されている。また、第2係合凸部68bは、手前から奥方向へ押圧すると、第2係合凸部68bの第2接続部76が撓み、奥方向に向けて弾性変形するように形成されている。
なお、係合凸部68が弾性変形していない状態において、第1係合凸部68aの第1突起部75の自由端から第2係合凸部68bの第2突起部77の自由端までの距離は、後述するコネクタベース80の収納部72の収納奥部を形成する面である、第1係合面73aの手前端からコネクタベース80の収納部72の収納奥部を形成する面である、第2係合面73bの奥端までの距離よりも長くなるように形成されている。
(コネクタベース80)
コネクタベース80は、接続線64の端部に設けられるものである。また、コネクタベース80は、電気的部品に設けられた第1コネクタ50に着脱可能に形成されるものである。すなわち、第2コネクタ60は、第1コネクタ50に着脱可能に形成されるものである。
具体的には、コネクタベース80は、略四角箱状に形成されたベース体と、ベース体の右側の面に開口し、かつベース体内部に通過阻止部材100の一部分を収納可能に形成された収納部72と、ベース体の奥側の面に形成された差込凹部79と、ベース体の手前側の面に開口し、かつ差込凹部79に向けてベース体内部に制御用ハーネス65を挿通可能に形成された挿通路と、挿通路の奥端付近に設けられた棒状の端子であって、奥側の端部付近が差込凹部79に突出し、かつ手前側の端部付近が挿通路を挿通している制御用ハーネス65に接続されている接続端子66とからなる。
図6に示すように、収納部72は、ベース体における右側の面の手前側付近に形成され、かつ通過阻止部材100が通過可能に形成された収納口78と、通過阻止部材100が通過可能に形成され、かつ収納口78から左方向に向けて一体に形成された収納路と、収納路の左側に位置し、かつ収納路に一体に形成された収納奥部とからなる。
収納口78は、右方向から見た際の形状が四角形状となっている。
また、収納路は、収納口78の縁からベース体内部の左方向に向けて延びる、奥方向、手前方向、及び上下方向の四面により囲まれることで構成される空間である。
また、収納奥部は、通過阻止部材100における、本体部の左側面92から係合凸部68の自由端までの部分を、係合凸部68が弾性変形しない状態で収納可能に形成されている。
ここで、収納路を形成する奥方向及び手前方向の面の左端には、それぞれ奥方向及び手前方向に延びる係合面73が設けられている。具体的には、係合面73は、収納路を構成する奥方向の面の左端から奥方向に延びる第1係合面73aと、収納路を構成する手前方向の面の左端から手前方向に延びる第2係合面73bとからなる。なお、この係合面73は、収納奥部を形成する面の一部となっている。
また、差込凹部79が形成されたベース体の奥側の面は、メイン基板コネクタ54にコネクタベース80が差し込まれた際に、メイン基板コネクタ54の底板に当接するものとなっている。
(コネクタベース80及び通過阻止部材100の接続)
図6に示すように、コネクタベース80に通過阻止部材100を装着する際には、コネクタベース80の収納路を構成する奥方向及び手前方向の面に通過阻止部材100の係合凸部68が押圧されることにより、通過阻止部材100は、係合凸部68が弾性変形しながらコネクタベース80の収納部72に収納される。そして、通過阻止部材100の先端がコネクタベース80の収納奥部の内左端に到達すると、通過阻止部材100の係合凸部68に加えられていた力が開放され、通過阻止部材100の係合凸部68が元の形状に戻ることとなる。
このとき、通過阻止部材100の本体部の右端付近は、コネクタベース80における収納部72の収納口78から右方向に向けて突出するものとなっている。
そして、通過阻止部材100の係合凸部68が元の形状に戻る際には、通過阻止部材100に形成された第1係合凸部68aの第1突起部75の自由端がコネクタベース80に形成された収納部72の第1係合面73aに当接し、通過阻止部材100に形成された第2係合凸部68bの第2突起部77の自由端がコネクタベース80に形成された収納部72の第2係合面73bに当接することとなる。
通過阻止部材100の係合凸部68がコネクタベース80に形成された収納部72の係合面73に当接すると、通過阻止部材100に形成された第1係合凸部68aの第1突起部75の右端から第2係合凸部68bの第2突起部77の右端までの距離が、コネクタベース80の収納部72の収納奥部を形成する面である、第1係合面73aの手前端からコネクタベース80の収納部72の収納奥部を形成する面である、第2係合面73bの奥端までの距離よりも長くなっているため、コネクタベース80から通過阻止部材100を分離しようとしても、通過阻止部材100の係合凸部68がコネクタベース80に形成された収納部72の係合面73に引っ掛かることにより、コネクタベース80から通過阻止部材100を分離することが不可能となる。
すなわち、コネクタベース80に通過阻止部材100を一度装着すると、コネクタベース80及び通過阻止部材100の少なくとも一方を破壊しなければ、コネクタベース80から通過阻止部材100を分離することが不可能となっている。
(メイン基板コネクタ54及び第2コネクタ60の電気的な接続)
上述の如く、メイン基板コネクタ54に第2コネクタ60のコネクタベース80を差し込むと、コネクタベース80の接続端子66の奥側の端部がメイン基板コネクタ54の受側差込穴53に差し込まれ、接続端子66の奥側の端部付近の外周面が受側差込穴53の内面に接触することとなる。これにより、メイン基板コネクタ54、及びコネクタベース80は電気的に接続されることとなる。すなわち、メイン基板コネクタ54と第2コネクタ60とが電気的に接続されることとなる。
(保持具70)
保持具70は、遊技機における接続線64が配設される位置に固定されると共に、接続線64を保持するためのものである。また、保持具70は、接続線64を挿通可能に形成された挿通孔71を有し、この挿通孔71に接続線64を挿通させることで接続線64を保持するように形成されている。
ここで、保持具70については、メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続を行うための制御用ハーネス65を保持する場合を例に挙げて説明する。
具体的には、保持具70は、第1の実施の形態と同様に、四角環状に形成されており、その内空間が、制御用ハーネス65を挿通可能に形成された挿通孔71となっている。
また、第1の実施の形態と同様に、保持具70は、筺体1を構成する左側板13bの内側の面上部付近に固定されると共に、挿通孔71が上下方向となるように固定されている。
(挿通孔71)
挿通孔71は、コネクタベース80を通過させることは可能であるが、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態の第2コネクタ60を通過させることは不可能に形成されるものである。
また、挿通孔71は、第1の実施の形態と同様に、上方から見て、四角形状となっている。具体的には、図6に示すように、挿通孔71の左右方向の距離は、コネクタベース80におけるベース体の左右方向(幅方向)の距離より長くなるように形成されている。
また、挿通孔71における左右方向に直交する方向(奥行き方向)の距離は、コネクタベース80の上下方向(厚さ方向)の距離より長くなるように形成されている。
また、挿通孔71の対角線方向の距離は、コネクタベース80におけるベース体の左右方向(幅方向)に直交する方向(奥行き方向)の距離より短く、かつ、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態における、コネクタベース80のベース体の左端から通過阻止部材100の本体部の右端までの距離より短くなるように形成されている。
換言すれば、挿通孔71における、左右方向の距離、及び左右方向と直交する方向(奥行き方向)の距離は、コネクタベース80におけるベース体の左右方向(幅方向)に直交する方向(奥行き方向)の距離より短く、かつ、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態における、コネクタベース80のベース体の左端から通過阻止部材100の本体部の右端までの距離より短くなるように形成されている。
したがって、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態の第2コネクタ60は、どのような向きでも挿通孔71を通過不可能となっている。すなわち、挿通孔71は、コネクタベース80を通過させることは可能であるが、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態の第2コネクタ60を通過させることは不可能となっている。
なお、保持具70、及び挿通孔71の形状については、これに限定されるものではない。
(メイン基板26とサブ基板27とをつなぐ制御用ハーネス65の取り付け方法)
メイン基板26とサブ基板27とをつなぐ制御用ハーネス65の取り付け方法について説明する。
メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続を行うための制御用ハーネス65の両端には、それぞれコネクタベース80が設けられている。そして、制御用ハーネス65の一端部に設けられたコネクタベース80が保持具70の挿通孔71を通過した後に、前記一端部に設けられたコネクタベース80に通過阻止部材100を装着する。一方、制御用ハーネス65の他端部に設けられたコネクタベース80については通過阻止部材100をいつ装着しても良い。そして、前記一端部に設けられた、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態の第2コネクタ60をメイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54に装着し、前記他端部に設けられた、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態の第2コネクタ60をサブ基板27に設けられたサブ基板コネクタ55に装着する。これにより、メイン基板26と制御用ハーネス65と、及びサブ基板27と制御用ハーネス65とが電気的に接続されることとなる。すなわち、メイン基板26とサブ基板27との間で電気的な接続が行われることとなる。
なお、第1コネクタ50、コネクタベース80、及び通過阻止部材100の接続については、コネクタベース80に通過阻止部材100を装着した後に、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態の第2コネクタ60を第1コネクタ50に差し込んでも良く、又、第1コネクタ50にコネクタベース80を差し込んだ後に、コネクタベース80に通過阻止部材100を装着しても良い。
(メイン基板26とサブ基板27とをつなぐ制御用ハーネス65の取り外し)
上述の如く、保持具70の挿通孔71は、コネクタベース80を通過させることは可能であるが、コネクタベース80に通過阻止部材100が装着された状態の第2コネクタ60を通過させることは不可能に形成されている。また、コネクタベース80及び通過阻止部材100は、コネクタベース80に通過阻止部材100を一度装着すると、コネクタベース80及び通過阻止部材100の少なくとも一方を破壊しなければ、コネクタベース80から通過阻止部材100を分離することが不可能に形成されている。したがって、制御用ハーネス65の両端部に設けられた第2コネクタ60を、それぞれメイン基板26に設けられたメイン基板コネクタ54、及びサブ基板27に設けられたサブ基板コネクタ55から抜き、保持具70から制御用ハーネス65を取り外すためには、制御用ハーネス65、第2コネクタ60、及び保持具70のいずれかを破壊しなければならない。
以上に説明したように、上述のような構成とすることでも、本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
(他の実施の形態)
本発明は、基板等の電気的部品と、電気的部品に対して電気的な接続を行うための接続線としての制御用ハーネスや電源ケーブル等を備えていれば、スロットマシンに限定されるものではなく、スロットマシン以外の遊技機にも応用することができる。
例えば、遊技球を用いて遊技が行われるパチンコ機、又は、遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技が行われるパロット(登録商標)遊技機等にも適用することができる。
本発明の第1の実施の形態であって、メイン基板とサブ基板とをつなぐ制御用ハーネスが取り付けられている状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンを示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、制御用ハーネスに設けられた第2コネクタをメイン基板に設けられたメイン基板コネクタに差し込む途中の状態を示す断面図であると共に、第2コネクタの第1部材に第2部材を装着する途中の状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、制御用ハーネスに設けられた第2コネクタをメイン基板に設けられたメイン基板コネクタに差し込んだ状態を示す断面図であると共に、第2コネクタの第1部材に第2部材を装着した状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、接続線、第2コネクタ、及び保持具の概念図である。 本発明の第2の実施の形態であって、制御用ハーネスに設けられた第2コネクタをメイン基板に設けられたメイン基板コネクタに差し込む途中の状態であると共に、第2コネクタのコネクタベースに通過阻止部材を装着する途中の状態を示す断面図である。
符号の説明
S スロットマシン 1 筺体
2 前扉 3 電源ユニット
4 ホッパーユニット 5 オーバーフロータンク
11 中板 12 底板
13 側板 13a 右側板
13b 左側板 14 天板
15 背板 20 回転リール
22 メイン基板ユニット 23 サブ基板ユニット
24 基板ケース 26 メイン基板
27 サブ基板 28 図柄表示窓
29 表示部 30 飾り部
31 操作部 32 メダル投入口
33 メダル受け皿 34 鍵穴
35 メダル払い出し口 36 メダルセレクタ
37 スピーカ 38 表示窓
50 第1コネクタ 52 差込穴
53 受側差込穴 54 メイン基板コネクタ
55 サブ基板コネクタ 60 第2コネクタ
61 第1部材 62 第2部材
64 接続線 65 制御用ハーネス
66 接続端子 67 差込側差込穴
68 係合凸部 68a 第1係合凸部
68b 第2係合凸部 69 収容溝
69a 第1収容溝 69b 第2収容溝
70 保持具 71 挿通孔
72 収納部 73 係合面
73a 第1係合面 73b 第2係合面
74 第1接続部 75 第1突起部
76 第2接続部 77 第2突起部
78 収納口 79 差込凹部
80 コネクタベース 81 奥面
82 左側面 83 右側面
84 手前面 91 奥面
92 左側面 93 右側面
94 手前面 100 通過阻止部材

Claims (2)

  1. 電気的部品と、
    電気的部品に設けられた第1コネクタと、
    電気的部品に対して電気的な接続を行うための接続線と、
    接続線の端部に設けられた第2コネクタと、
    遊技機における接続線が配設される位置に固定されると共に、接続線を保持するための保持具と、を備え、
    第2コネクタは、
    接続線の端部に設けられた第1部材と、
    第1部材に装着可能に形成されると共に、電気的部品に設けられた第1コネクタに着脱可能に形成された第2部材と、を備え、
    第1部材に第2部材が装着され、かつ第1コネクタに第2部材が装着されると、電気的部品と接続線とが電気的に接続されるように形成され、
    保持具は、接続線を挿通可能に形成された挿通孔を有し、この挿通孔に接続線を挿通させることで接続線を保持するように形成され、
    挿通孔は、第1部材を通過させることは可能であるが、第1部材に第2部材が装着された状態の第2コネクタを通過させることは不可能に形成され、
    第1部材に第2部材を一度装着すると、第1部材及び第2部材の少なくとも一方を破壊しなければ、第1部材から第2部材を分離することが不可能に形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 電気的部品と、
    電気的部品に設けられた第1コネクタと、
    電気的部品に対して電気的な接続を行うための接続線と、
    接続線の端部に設けられた第2コネクタと、
    遊技機における接続線が配設される位置に固定されると共に、接続線を保持するための保持具と、を備え、
    第2コネクタは、
    接続線の端部に設けられると共に、電気的部品に設けられた第1コネクタに着脱可能に形成されたコネクタベースと、
    コネクタベースに装着可能に形成された通過阻止部材と、を備え、
    第2コネクタのコネクタベースが第1コネクタに装着されると、電気的部品と接続線とが電気的に接続されるように形成され、
    保持具は、接続線を挿通可能に形成された挿通孔を有し、この挿通孔に接続線を挿通させることで接続線を保持するように形成され、
    挿通孔は、コネクタベースを通過させることは可能であるが、コネクタベースに通過阻止部材が装着された状態の第2コネクタを通過させることは不可能に形成され、
    コネクタベースに通過阻止部材を一度装着すると、コネクタベース及び通過阻止部材の少なくとも一方を破壊しなければ、コネクタベースから通過阻止部材を分離することが不可能に形成されていることを特徴とする遊技機。
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