JP2001070180A - 金属製筒状体の接合方法および該方法で製造した金属製容器 - Google Patents

金属製筒状体の接合方法および該方法で製造した金属製容器

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JP2001070180A
JP2001070180A JP25153699A JP25153699A JP2001070180A JP 2001070180 A JP2001070180 A JP 2001070180A JP 25153699 A JP25153699 A JP 25153699A JP 25153699 A JP25153699 A JP 25153699A JP 2001070180 A JP2001070180 A JP 2001070180A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造時の歩留まりの向上、および、生産性の
向上を図る。 【解決手段】 肉厚が0.5mm以下の第1筒状体(胴
体16)の接続端(下端開口18)に、外側に屈曲して
その突出長さが1mm以下のフランジ19を設ける一
方、前記第1筒状体の接続端と略同一直径で、肉厚が
0.5mm以下の第2筒状体(底体20)の接続端(上
端開口22)に、外側に屈曲してその突出長さが1mm
以下のフランジ23を設け、これら筒状体のフランジ1
9,23を突き合わせて重ねた状態で溶接することによ
り、両フランジ19,23を溶融させて両筒状体を互い
に接合する。前記第1および第2筒状体のうち、少なく
ともいずれか一方の筒状体のフランジ19,23は、ス
ピニング加工によって外側に屈曲させて形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空二重容器(魔
法瓶)の内瓶および外瓶や、電気ポットの内容器等を製
造、および、金属製パイプの接合の際等に適用する肉厚
が薄い金属製筒状体の接合方法および該方法で製造した
金属製容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の金属製容器は、上下端が
開口した筒状体である胴体の下端開口に、上端が開口す
るとともに下端が閉鎖した筒状体である底体の上端開口
を突き合わせ、これらを溶接することによって互いに接
合したものである。前記底体には、円弧状に湾曲する底
部の縁から前記胴体の下端開口と外径が略一致するよう
に立上部が設けられている。これにより、使用者が胴体
の上端開口である口部から内部を覗いても、接合部が見
えないようにして外観が悪くなることを防止している。
【0003】前記胴体と底体の接合方法としては、例え
ば、図10に示すように、まず、胴体1の下端開口2と
底体3の上端開口4の直径が略一致するように絞り加工
し、胴体1と底体3をそれぞれ形成する。そして、胴体
1を倒立させて開口2を上向きに配置し、その上部に底
体3の開口4を配置してこれらを位置決めした状態で、
溶接によって胴体1の縁と底体3の縁を溶融させて固着
するようにしたものがある。
【0004】また、図11に示すように、胴体1の下端
開口2に略3mmから5mmの突出長さのフランジ5を
設けるとともに、底体3の上端開口4に同様に略3mm
から5mmの突出長さのフランジ6を設ける。そして、
胴体1を倒立させて開口2を上向きに配置した状態で、
胴体1のフランジ5に底体3のフランジ6を突き合わせ
て重ねた状態で、溶接によって両フランジ部5,6の突
端部分を溶融させて固着するようにしたものがある。
【0005】さらに、図12に示すように、胴体1の下
端開口2に若干の突出長さのフランジ7を設けるととも
に、該フランジ7の外端縁に下方に突出する周壁8を設
ける一方、底体3の上端開口4に前記周壁8内に嵌まり
込む若干の突出長さのフランジ9を設ける。そして、胴
体1を倒立させて開口2および周壁8を上向きに配置し
た状態で、底体3のフランジ9を周壁8内に配置して重
ね合わせるとともに位置決めし、溶接によってフランジ
7,9および周壁8を溶融させて固着するようにしたも
の(特許第2757300号)がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示す金属製容器では、胴体1と底体3を互いに溶融さ
せて接合した部分が他の部分と比べて薄くなるため、強
度が弱くなるという問題がある。また、近年では、小型
化および軽量化が要望され、前記胴体1と底体3の肉厚
が0.5mm以下になるように形成されるため、胴体1
の開口2の縁と底体3の開口4の縁とを一致させる作業
は、非常に困難である。さらに、これらの問題により、
溶接不良が発生する可能性が高い。そのため、製造ライ
ンにおける機械精度、および、ワーク性能が重要にな
る。
【0007】図11に示す金属製容器では、胴体1と底
体3に設けたフランジ5,6の突端部分を溶融させて固
着するため、内側の継ぎ合わせ部分に隙間が生じるとい
う問題がある。そのため、この金属製容器の内部に水分
を収容すると、前記隙間に水分が浸入し、隙間腐食が発
生するという問題がある。
【0008】図12に示す金属製容器では、溶接時に、
胴体1の周壁8を溶融させた後、両フランジ7,9を溶
融させ、これらの溶融金属を胴体1と底体3の隙間に溶
け込ませて互いに固着しなければならないため、溶接作
業時間が長くなる。また、胴体1は、フランジ7を設け
た後、該フランジ7の端縁に周壁8を設ける必要があ
り、形状が複雑であるうえ、周壁8を形成する際にフラ
ンジ7が変形し、底体3のフランジ9と面接触状態を維
持できない場合があるため、歩留まりが悪い。そして、
このようにフランジ7が変形すると、胴体1のフランジ
7と底体3のフランジ9との間に隙間が生じ、前記と同
様に、隙間腐食が発生する可能性がある。
【0009】そこで、本発明では、製造時の歩留まりの
向上、および、生産性の向上を図ることができる金属製
筒状体の接合方法および該方法で製造した金属製容器を
提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の金属製筒状体の接合方法は、肉厚が0.5
mm以下の第1筒状体の接続端に、屈曲した1mm以下
のフランジを設ける一方、前記第1筒状体の接続端と略
同一直径で、肉厚が0.5mm以下の第2筒状体の接続
端に、屈曲した1mm以下のフランジを設け、これら筒
状体のフランジを突き合わせて重ねた状態で溶接するこ
とにより、両フランジを溶融させて両筒状体を互いに接
合するものである。
【0011】前記金属製筒状体の接合方法によれば、第
1筒状体の接続端および第2筒状体の接続端に1mm以
下のフランジを設けているため、これら筒状体の接続端
を突き合わせる作業が容易である。そして、これらの接
続端を重ねた状態で溶接すると、両フランジの突出長さ
が短いことが相俟って、屈曲部分まで溶融しながら、溶
融金属が第1筒状体および第2筒状体の内面に溶け込
み、これらの間に隙間がない状態に接合できる。また、
この接合状態では、フランジ部分の金属材により、接合
部の肉厚が厚くなるため、強度不足を解消することがで
きる。
【0012】前記接合方法では、前記第1筒状体の肉厚
が0.3mm以下になるように形成するとともに、前記
第2筒状体の肉厚が0.4mm以下になるように形成す
ることが好ましい。
【0013】また、前記第1および第2筒状体のうち、
表面積の小さい筒状体のフランジの外径は、他方の筒状
体のフランジの外径より約0.4mm大きくなるように
形成し、表面積が小さい筒状体が、熱によって変形する
ことを防止し、形成時の歩留まりの向上、および、溶接
時の歩留まりの向上を図ることが好ましい。
【0014】さらに、前記第1および第2筒状体のう
ち、少なくともいずれか一方の筒状体のフランジは、ス
ピニング加工によって外側に屈曲させ、突出長さが約
0.5mmのフランジを形成することが好ましい。
【0015】さらにまた、前記第1および第2筒状体の
うち、少なくともいずれか一方の筒状体のフランジは、
金属板を絞り加工によって筒状体を形成した後に該金属
板の固定フランジ部を切断して形成することが好まし
い。
【0016】そして、前記フランジの溶接時に、溶接ト
ーチの照射角度をフランジの突出方向を基準として両側
に約15度の範囲内に設置し、アークの影になる部分を
なくして、溶接作業の安定性の向上を図ることが好まし
い。
【0017】かつ、前記第1および第2筒状体のフラン
ジを突き合わせる際に、いずれか一方の筒状体をエアー
チャックによって位置決めし、安定した位置決め、およ
び、熱伝導による歪みの防止を図ることが好ましい。
【0018】また、前記第1および第2筒状体のフラン
ジを突き合わせた状態で、少なくともいずれか一方の筒
状体の外部にクローム銅からなる押さえ治具を接触させ
て配置し、放熱性の向上を図ることが好ましい。
【0019】さらに、前記第1および第2筒状体のフラ
ンジを突き合わせた状態で、これら筒状体に約40kg/c
m2から80kg/cm2の圧力を突き合わせ方向に加えるよう
にし、第1および第2筒状体の密着性の向上を図ること
が好ましい。
【0020】また、本発明では、前記接合方法によって
製造する金属製容器として、上下端が開口し、肉厚が
0.5mm以下の筒状体からなり、その下端開口に屈曲
した1mm以下のフランジを設けた胴体と、上端が開口
するとともに下端が閉鎖し、肉厚が0.5mm以下の筒
状体からなり、その上端開口を前記胴体の下端開口と略
同一直径で形成するとともに、該上端開口に屈曲した1
mm以下のフランジを設けた底体とからなり、前記胴体
のフランジと底体のフランジを突き合わせて重ねた状態
で溶接することによって、両フランジを溶融させて胴体
と底体とを互いに接合したものを提供するものである。
【0021】この金属製容器によれば、胴体と底体の開
口を重ねた状態で溶接すると、両フランジの突出長さが
短いことにより、胴体および底体の内面まで溶け込み、
これらの間に隙間がない状態で接合できるため、また、
この接合状態では、フランジ部分の金属材により接合部
の肉厚が厚くなり、強度不足を解消できるため、真空二
重容器の内瓶として使用するのに好適である。
【0022】前記金属製容器では、前記胴体は肉厚が
0.3mm以下であるとともに、前記底体は肉厚が0.
4mm以下であるようにし、底体の強度、および、該底
体と胴体との接合部の強度の向上を図ることが好まし
い。このようにすれば、この金属製容器を真空二重容器
の内瓶として適用した場合に、内瓶と外瓶との間の空間
を排気する際に、排気力で負荷が加わり易い底体、およ
び、該底体と胴体との接合部が変形することを防止でき
る。また、例えば、使用者が内瓶内に氷を入れた際の衝
撃で内瓶が変形することを確実に防止することができ
る。
【0023】また、前記底体のフランジの外径は、胴体
のフランジの外径より約0.4mm大きくなるように形
成し、熱が加わることによる底体の歪みを防止し、底体
を形成する際の歩留まりの向上、および、溶接時の歩留
まりの向上を図ることが好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1は本発明の金属製筒状体の接合
方法によって製造した金属製容器15を示す。この金属
製容器15は、上下端が開口した胴体16の下端開口1
8と、上端が開口した底体20の上端開口22とを接合
した周知のものである。この金属製容器15は、前記胴
体16と底体20との接合部24の肉厚が、胴体16お
よび底体20の基材の肉厚より厚くなっている。
【0025】接合前の胴体16は、肉厚が0.3mm以
下になるように金属板(例えば、SUS304)を加工
した上下端開口の筒状体からなる。この胴体16には、
図2に示すように、上部を絞り込んで口部17が設けら
れるとともに、接続端である下端開口18に全周にかけ
て屈曲したフランジ19が設けられている。このフラン
ジ19は、図3に示すように、外面からの突出長さL1
が1mm以下になるように形成することが好ましく、本
実施形態では約0.5mmになるように設けられてい
る。
【0026】接合前の底体20は、図2および図3に示
すように、前記胴体16より若干厚肉である0.4mm
以下になるように金属板(例えば、胴体16と同一のS
US304)を加工した上端開口で下端閉鎖の筒状体か
らなる。この底体20は、閉鎖部分が円弧状に湾曲する
底部21とされ、この底部21の縁から上方に延びるよ
うに、胴体16の下端開口18と略同一直径の開口22
が設けられている。また、この底体20には、接続端で
ある前記上端開口22に全周にかけて屈曲したフランジ
23が設けられている。このフランジ23は、前記胴体
16と同様に、外面からの突出長さL2が1mm以下に
なるように形成することが好ましく、本実施形態では約
0.5mmになるように設けられている。
【0027】本実施形態では、図4に示すように、前記
胴体16と底体20を形成する金属板の若干の肉厚の違
いも相俟って、全体の表面積(全体形状)が小さい底体
20のフランジ23の外径が、胴体16のフランジ19
の外径より、約0.4mm大きくなるように形成してい
る。
【0028】次に、前記胴体16と底体20とからなる
前記金属製筒状体である金属製容器15の接合方法につ
いて説明する。
【0029】胴体16は、まず、従来と同様に、肉厚
0.3mmのステンレス鋼板を円筒状に丸めてその端部
を溶接し、または、引抜き加工等により得た鋼管に対
し、拡管および縮管等の絞り加工を施して形成する。
【0030】そして、図5に示すように、リング状金型
31と、第1加工ロール32および第2加工ロール33
からなるスピニング加工機30を適用し、外向きに90
度に屈曲したフランジ19を形成する。ここで、前記リ
ング状金型31は、前記胴体16を内部に倒立させて配
置するもので、その上端面が胴体16の上端から0.5
mmの部位に位置するようになっている。また、前記第
1加工ロール32は、胴体16の内側に配置されるもの
で、その加工面が胴体16の基材と約30度の傾斜角度
で位置し、上下方向に移動可能とされている。さらに、
第2加工ロール33は、その加工面が胴体16の基材か
ら約90度の角度(リング状金型の上面と平行)で位置
し、上下方向に移動可能とされている。
【0031】前記スピニング加工機30では、まず、図
6(A)に示すように、第1加工ロール32を下降させ
て胴体16の下端開口18の縁に当接させる。そして、
第1加工ロール32に対して下向きに所定の圧力を加え
ながら、軸心を中心として胴体16を回転させることに
より、約30度の屈曲角でフランジ19’を形成する。
その後、図6(B)に示すように、第1加工ロール32
を上昇させるとともに第2加工ロール33を下降させ、
該第2加工ロール33を前記フランジ19’に当接させ
る。そして、前記と同様に、第2加工ロール33に対し
て下向きに所定の圧力を加えながら、軸心を中心として
胴体16を回転させることにより、約90の屈曲角でフ
ランジ19を形成する。
【0032】また、底体20は、図4および図7に示す
ように、まず、ステンレス鋼板に深絞り加工を施して底
部21が円弧状に湾曲する有底の筒状体を形成する。つ
いで、図7中、斜線で示すフランジ23の不要部分23
aをプレス等の周知の方法でせん断除去する。この際、
本実施形態では、この底体20のフランジ23の外径
が、胴体16のフランジ19の外径より、約0.4mm
大きくなるように形成し、該底体20を形成する際の歩
留まりの向上を図っている。
【0033】このように、本実施形態では、胴体16の
フランジ19をスピニング加工によって形成し、底体2
0のフランジ23をプレス等の周知の方式で不要部分2
3aを切断して形成するため、これらフランジ19,2
3の加工精度は高く、常に面接触できる状態を維持する
ことができ、歩留まりの向上を図ることができる。
【0034】次に、図8に示すように、前記胴体16
を、下端開口18が上向きに開口するように、位置決め
機構であるエアーチャック34によって位置決めする。
ここで、このエアーチャック34は、径方向に移動可能
とした圧接部材35と、図示しないエア供給装置によっ
て上下に移動可能としたスライドリング36とからな
る。そして、このスライドリング36を上昇させること
により、その傾斜面36aを圧接部材35の上端に設け
た傾斜面35aに当接させて径方向内側に押圧すること
により、圧接部材35を中央に押し寄せ、胴体16の外
周を圧接保持する周知のものである。前記圧接部材35
は、クローム銅からなるものを使用し、後述する溶接時
の放熱性の向上を図っている。また、このように、エア
ーチャック34を適用することにより、形成した多数の
胴体16は、外径が若干異なっていても、それぞれ軸心
を一致させて位置決めすることができる。
【0035】ついで、底体20を、上端開口22が下向
きに開口するように配置し、フランジ23が胴体16の
フランジ19と一致するように突き合わせ、互いに重ね
る。この際、両フランジ19,23は、外面からの突出
量が約0.5mmとなるようにしているため、それぞれ
の基材の肉厚を含めると、約0.8mm以上の接触面を
有する。そのため、これらの突き合わせ作業は容易であ
る。
【0036】また、この状態で、底体20の上部からク
ローム銅からなる押さえ治具37を配置し、該押さえ治
具37によって底体20を胴体16に対して約40kg/c
m2から80kg/cm2の圧力で突き合わせる。胴体16に対
する底体20の密着性を向上させる。
【0037】その後、溶接トーチ38の照射角度θを調
節可能とした周知の溶接ロボットにより、突き合わせた
フランジ19,23をアーク溶接する。この際、前記照
射角度は、フランジの突出方向を基準として上下に約1
5度、全角で約30度の範囲内となるように設置する。
これにより、アークの影になる部分が無くなるため、溶
接作業の安定性の向上を図ることができる。また、この
溶接時に、突き合わせた胴体16および底体20に加わ
る熱は、熱伝導性がよいクローム銅からなるエアーチャ
ック34および押さえ治具37によって放熱されるた
め、胴体16および底体20が熱変形することはない。
【0038】前記溶接時には、図9(A)に示すよう
に、まず、胴体16および底体20のフランジ19,2
3が溶融し、これらの境界面から胴体16および底体2
0の内面に溶け込む。そして、両フランジ19,23が
完全に溶融して接続端である下端開口18と上端開口2
2との間に溶け込み、図9(B)に示すように、その溶
融金属材が凝固すると、金属製容器15の製造が完了す
る。この際、底体20は、湾曲した底部21の縁から立
ち上がった部分が溶接による熱で若干歪むが、その外径
は変わらない。
【0039】前記接合方法によって製造した金属製容器
15は、図1に示すように、胴体16のフランジ19と
底体20のフランジ23が完全に溶融し、これらの内面
まで溶け込むため、胴体16と底体20の間には隙間が
ない厚肉の接合部24が形成される。
【0040】その結果、接合部24の強度不足の問題を
確実に解消できる。そのため、前記金属製容器15を真
空二重容器の内瓶として適用した場合、該内瓶と別途製
造した図示しない外瓶との空間を真空排気する際に、そ
の排気力で胴体16、底体20、および、これらの接合
部24が変形することを確実に防止できる。また、胴体
16と底体20との間には隙間がないため、収容した水
分が隙間に浸入することによる隙間腐食の問題を確実に
防止できる。
【0041】さらに、前述のように、底体20は、胴体
16と比較して若干厚肉としても、確実に接合できるた
め、例えば、使用者が内瓶内に氷を入れた際の衝撃で内
瓶が変形することを確実に防止することができる。その
うえ、口部17から内部を覗いても胴体16と底体20
の接合部24が見えることはないため、外観が悪くなる
ことはなく、商品価値の向上を図ることができる。
【0042】また、本実施形態では、図12に示す従来
例と比較して、若干の突出量で形成したフランジ7の縁
に周壁8が設けられていないため、前記溶接時におい
て、基材から突出した部分を完全に溶融させるのに必要
な時間を短縮でき、生産性の向上を図ることができる。
即ち、接合部24の補強を行うために必要な最小限の溶
接代で、確実に接合することができる。
【0043】なお、本発明の金属製筒状体の接合方法
は、前記構成に限定されるものではない。特に、フラン
ジ19,23を形成した胴体16および底体20を突き
合わせる際において、胴体16の位置決め手段、底体2
0の位置決め手段、これらの放熱手段、溶接手段は、周
知のあらゆる方式のものに変更可能である。
【0044】また、前記実施形態では、胴体16のフラ
ンジ19をスピニング加工によって形成する一方、底体
20のフランジは、深絞り加工した後にフランジ23の
不要部分23aをプレス等の周知の方法でせん断除去し
たが、胴体16と底体20の両方のフランジ19,23
を、それぞれスピニング加工によって形成することも可
能である。さらに、胴体16と底体20の両方を、深絞
り加工によって形成した後、フランジ19,23の不要
部分を切断除去して形成することも可能である。そのう
え、胴体16を深絞り加工した後にフランジ19の不要
部分を切断し、底体20のフランジ23をスピニング加
工によって形成してもよい。
【0045】また、前記実施形態では、前記接合方法に
よって製造する金属製筒状体としては、真空二重容器の
内瓶に好適に使用できる金属製容器15を用いたが、該
真空二重容器における外瓶、および、単一の金属製容器
15に適用してもよい。さらに、金属製容器15に限ら
れず、金属製パイプの継ぎ合わせに適用することができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の金属製筒状体の接合方法では、突き合わせ作業が困難
な肉厚が0.5mm以下の第1筒状体の接続端および第
2筒状体の接続端に1mm以下のフランジを設けている
ため、これらの突き合わせ作業が容易になり、製造ライ
ンにおける機械精度、および、ワーク性能等の制約が大
きく緩和される。また、突き合わせた筒状体を溶接する
と、両フランジの突出長さが短いことが相俟って、溶融
金属材が第1筒状体および第2筒状体の内面に溶け込
み、これらの間に隙間がない状態に接合できるため、溶
接不良の発生を大幅に無くすことができ、歩留まりの向
上を図ることができる。さらに、前記接合状態では、フ
ランジ部分の金属材により、接合部の肉厚が厚くなるた
め、強度不足を解消することができる。
【0047】また、前記第1および第2筒状体のうち、
表面積の小さい筒状体のフランジの外径が、他方の筒状
体のフランジの外径より約0.4mm大きくなるように
形成しているため、表面積が小さい筒状体を形成する
際、および、溶接時に熱によって変形することを防止で
きる。そのため、歩留まりの向上を図ることができる。
【0048】さらに、前記接合方法を金属製容器を製造
する場合に適用すると、接合後の胴体と底体との間には
隙間が生じることはないため、隙間腐食が発生すること
を確実に防止できる。また、この金属製容器を真空二重
容器の内瓶として適用した場合には、前記接合部を厚肉
として強度の向上を図ることができるため、該内瓶と外
瓶との間の空間を排気する際に、排気力で負荷が加わり
易い前記接合部が変形することを防止できる。
【0049】また、前記胴体は肉厚が0.3mm以下で
あるとともに、前記底体は肉厚が0.4mm以下である
ようにしているため、底体の強度、および、該底体と胴
体との接合部の強度の向上を図ることができ、例えば、
使用者が内瓶内に氷を入れた際の衝撃で内瓶が変形する
ことを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の金属製筒状体の接合方法で製造した
金属製容器を示す断面図である。
【図2】 接合前の金属製容器の分解斜視図である。
【図3】 図2の要部断面図である。
【図4】 各フランジを突き合わせた状態の拡大断面図
である。
【図5】 胴体のフランジを形成するスピニング加工機
を示す概略断面図である。
【図6】 (A),(B)は図5の加工機によってフラ
ンジを形成する工程を示す概略断面図である。
【図7】 底体の一加工工程を示す斜視図である。
【図8】 形成した胴体と底体を突き合わせた状態を示
す断面図である。
【図9】 (A),(B)は、胴体と底体を溶接する工
程を示す断面図である。
【図10】 従来の接合方法を示す断面図である。
【図11】 従来の他の接合方法を示す断面図である。
【図12】 従来の他の接合方法を示す断面図である。
【符号の説明】
15…金属製容器(金属製筒状体)、16…胴体(第1
筒状体)、17…口部、18…下端開口(接続端)、1
9…フランジ、20…底体(第2筒状体)、21…底
部、22…上端開口(接続端)、23…フランジ、24
…接合部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月26日(2000.5.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の金属製筒状体の接合方法は、肉厚が0.5
mm以下の第1筒状体の接続端に、外側に屈曲してその
突出長さが1mm以下のフランジを設ける一方、前記第
1筒状体の接続端と略同一直径で、肉厚が0.5mm以
下の第2筒状体の接続端に、外側に屈曲してその突出長
さが1mm以下のフランジを設け、これら筒状体のフラ
ンジを突き合わせて重ねた状態で溶接することにより、
両フランジを溶融させて両筒状体を互いに接合するもの
である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、本発明は、前記接合方法によって製
造する金属製容器として、上下端が開口し、肉厚が0.
5mm以下の筒状体からなり、その下端開口に外側に屈
曲してその突出長さが1mm以下のフランジを設けた胴
体と、上端が開口するとともに下端が閉鎖し、肉厚が
0.5mm以下の筒状体からなり、その上端開口を前記
胴体の下端開口と略同一直径で形成するとともに、該上
端開口に外側に屈曲してその突出長さが1mm以下のフ
ランジを設けた底体とからなり、前記胴体のフランジと
底体のフランジを突き合わせて重ねた状態で溶接するこ
とによって、両フランジを溶融させて胴体と底体とを互
いに接合したものを提供するものである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肉厚が0.5mm以下の第1筒状体の接
    続端に、屈曲した1mm以下のフランジを設ける一方、 前記第1筒状体の接続端と略同一直径で、肉厚が0.5
    mm以下の第2筒状体の接続端に、屈曲した1mm以下
    のフランジを設け、 これら筒状体のフランジを突き合わせて重ねた状態で溶
    接することにより、両フランジを溶融させて両筒状体を
    互いに接合することを特徴とする金属製筒状体の接合方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1筒状体の肉厚が0.3mm以下
    になるように形成するとともに、前記第2筒状体の肉厚
    が0.4mm以下になるように形成することを特徴とす
    る請求項1に記載の金属製筒状体の接合方法。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2筒状体のうち、表面
    積の小さい筒状体のフランジの外径は、他方の筒状体の
    フランジの外径より約0.4mm大きくなるように形成
    することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    金属製筒状体の接合方法。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2筒状体のうち、少な
    くともいずれか一方の筒状体のフランジは、スピニング
    加工によって外側に屈曲させて形成することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の金属製
    筒状体の接合方法。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2筒状体のうち、少な
    くともいずれか一方の筒状体のフランジは、金属板を絞
    り加工によって筒状体を形成した後に該金属板の固定フ
    ランジ部を切断して形成することを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれか1項に記載の金属製筒状体の接
    合方法。
  6. 【請求項6】 上下端が開口し、肉厚が0.5mm以下
    の筒状体からなり、その下端開口に屈曲した1mm以下
    のフランジを設けた胴体と、 上端が開口するとともに下端が閉鎖し、肉厚が0.5m
    m以下の筒状体からなり、その上端開口を前記胴体の下
    端開口と略同一直径で形成するとともに、該上端開口に
    屈曲した1mm以下のフランジを設けた底体とからな
    り、 前記胴体のフランジと底体のフランジを突き合わせて重
    ねた状態で溶接することによって、両フランジを溶融さ
    せて胴体と底体とを互いに接合したことを特徴とする金
    属製容器。
  7. 【請求項7】 前記胴体は肉厚が0.3mm以下である
    とともに、前記底体は肉厚が0.4mm以下であること
    を特徴とする請求項6に記載の金属製容器。
  8. 【請求項8】 前記底体のフランジの外径は、胴体のフ
    ランジの外径より約0.4mm大きくなるように形成し
    たことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の金
    属製容器。
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