JP2001067892A - 半導体記憶装置と半導体装置 - Google Patents

半導体記憶装置と半導体装置

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JP2001067892A
JP2001067892A JP24237199A JP24237199A JP2001067892A JP 2001067892 A JP2001067892 A JP 2001067892A JP 24237199 A JP24237199 A JP 24237199A JP 24237199 A JP24237199 A JP 24237199A JP 2001067892 A JP2001067892 A JP 2001067892A
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memory
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Shinji Horiguchi
真志 堀口
Riichi Tachibana
利一 立花
Yozo Saiki
陽造 齋木
Toshinori Taruishi
敏伯 垂石
Yoshinobu Nakagome
儀延 中込
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模の縮小しつつ、救済効率を高くした
冗長回路を備えた半導体記憶装置と半導体装置を提供す
る。 【解決手段】 プリフェッチ方式の半導体メモリの場合
は、偶数アドレス用のアドレス比較回路と奇数アドレス
用のアドレス比較回路とで、1個のヒューズセットを共
有する。多バンクの半導体メモリの場合は、各バンク用
のアドレス比較回路間で1個のヒューズセットを共有す
る。これにより、ヒューズ用の面積を低減することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は半導体記憶装置と半
導体装置に関し、例えばダイナミック型RAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)のように複数のメモリブロック
を有するものの冗長回路に利用して有効な技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】冗長技術(欠陥救済技術)は半導体メモ
リの歩留り向上・製造コスト低減の有力な手段として広
く用いられている。すなわち、チップ上に少数の冗長ワ
ード線、冗長ビット線を設けておき、これを不良ワード
線、不良ビット線の代替として用いるという方法であ
る。不良ワード線、不良ビット線のアドレスを記憶する
ために、チップ上にプログラム可能素子(普通ヒューズ
が用いられる)を設けておき、これに検査によって見つ
かった不良アドレスを登録する。メモリアクセス時に
は、要求アドレスと登録されている不良アドレスとを比
較し、一致すれば予備ワード線あるいは予備ビット線
を、一致しなければ正規のワード線あるいは正規のビッ
ト線を選択する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の問題点
は、プリフェッチ方式のメモリ、あるいは多バンクのメ
モリの場合、回路規模、ひいてはチップ面積が増大する
ことである。プリフェッチ方式とは、複数のビットを同
時にメモリアレイから読み出し、これをパラレル・シリ
アル変換して出力する方法である。このプリフェッチ方
式は、データ転送レートを高めることができるので、D
DR−SDRAM(ダブルデータレート・シンクロナス
DRAM)などで用いられている。
【0004】このプリフェッチ方式を用いる場合、たと
えば2ビットプリフェッチの場合ならば、偶数アドレス
用のメモリアレイと奇数アドレス用のメモリアレイとを
用意しておき、両メモリアレイから同時に読み出す。そ
のため、冗長回路も偶数アドレス用の回路と奇数アドレ
ス用の回路の2組用意していたため、チップ面積が増大
するという問題があった。多バンクメモリの場合も同様
である。バンク毎に冗長回路を設けていたため、たとえ
ば16バンクの場合は冗長回路は16組必要であり、上
記のように回路規模ひいてはチップ面積が増大させるも
のになる。
【0005】この発明の目的は、回路規模の縮小しつ
つ、救済効率を高くした冗長回路を備えた半導体記憶装
置と半導体装置を提供することにある。この発明の前記
ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記
述および添付図面から明らかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。冗長回路をそれぞれが有する複数のメ
モリブロックに対して、不良アドレス記憶素子と入力さ
れたアドレス信号とを比較するアドレス比較回路を設
け、上記複数のメモリブロックのアドレス比較回路に共
通に不良アドレス記憶用素子を設ける。
【0007】
【発明の実施の形態】図1には、この発明に係る半導体
記憶装置の一実施例の概略ブロック図が示されている。
この実施例は、ビット線の冗長回路に適用したプリフェ
ッチ方式のメモリ(前記DDR−SDRAM)に向けら
れている。図中、YABはカラムアドレスバッファ、Y
Fはヒューズセット、INCはアドレス加算器、CTe
およびCToはアドレスカウンタ、YACeおよびYA
Coはアドレス比較回路、YPDeおよびYPDoはプ
リデコーダ、YDeおよびYDoはデコーダである。M
eおよびMoはメモリアレイであり、それぞれ正規のカ
ラム選択線と冗長カラム選択線を有する。なお、末尾
に”e”のついた記号は偶数アドレス用、”o”のつい
た記号は奇数アドレス用であることを示している。ここ
で偶数、奇数とは、カラムアドレスの最下位ビットがそ
れぞれ”0”、”1”であることを意味する。特に制限
されないが、本願明細書では、”0”はロウレベルに対
応し、”1”はハイレベルに対応している。
【0008】この実施例では、上記偶数用と奇数用のメ
モリアレイMeとMoに対応して設けられるアドレス比
較回路YACeとYACoに対して、ヒューズセットY
Fが共有されていることである。すなわち、偶数アドレ
ス用と奇数アドレス用とでアドレス比較回路YACeと
YACoが別々に設けられるが、ヒューズセットYFは
共用とするものである。そのため、ヒューズセットYF
も別々に用意する従来方式に比べてヒューズ用の面積を
低減することができる。逆に、ヒューズ数が同じなら
ば、従来方式に比べて冗長カラム選択線RYSeとRY
Soを多数置くことができ救済効率を向上させることが
できる。
【0009】ヒューズセットYFには、上記2つのメモ
リアレイMeとMoに設けられる正規回路に発生した不
良アドレスが登録されている。カラムアドレスバッファ
YABから入力されたアドレス信号は、偶数アドレス用
の選択動作のために場合によってはアドレス加算器IN
Cにより+1の加算が行われてアドレスカウンタCTe
の初期値として入力される。上記カラムアドレスバッフ
ァYABを通して入力されたアドレス信号は、奇数アド
レス用の選択動作のためにそのままアドレスカウンタC
Toの初期値として取り込まれる。
【0010】上記アドレスカウンタCTeとCToで形
成されたメモリアクセスを行うためのアドレス信号は、
アドレス比較回路YACeとYACoに入力され、上記
ヒューズセットYFに登録されている不良アドレス信号
と比較される。この比較出力が一致したなら、プリデコ
ーダYPDeとYPDoのデコード動作が停止されて正
規のカラム選択線の選択動作が行われず、これに代わっ
て冗長カラム選択回路RYSeとRYSoが動作状態に
されて冗長選択線RYSe、RYSoの選択動作が行わ
れる。
【0011】図2には、本発明をビット線の冗長回路に
適用したDDR−SDRAMの1メモリバンク分のブロ
ック図が示されている。同図において、図1と同じ回路
記号の回路ブロックは、同一または相当部分を示すもの
である。図3には、ロウ冗長回路のブロック図が示さ
れ、図4にはカラム冗長回路のブロック図が示されてい
る。これらの各回路ブロックは、公知の半導体集積回路
の製造技術によって、単結晶シリコンのような1個の半
導体基板上において形成される。
【0012】XABはロウアドレスバッファ、XLTは
アドレスラッチである。アドレスラッチXLTは各バン
ク毎に設けられているので、上記ロウアドレスバッファ
XABの出力は他のバンクのアドレスラッチにも供給さ
れている。RR0〜RR31はロウ冗長回路であり、図
3に示すようにヒューズセットFX0とアドレス比較回
路XAC0とから成る。XPDは冗長判定回路/プリデ
コーダであり、アドレス信号とロウ冗長回路RR0〜R
R31の出力から、冗長ワード線あるいは正規のワード
線を選択するのに必要な信号を生成する。なお、この回
路の出力のうちマット選択信号MS0〜MS15は後述
のようにカラム冗長回路CR0〜CR3でも用いられ
る。
【0013】カラムアドレスのうち、下位のカラムアド
レス信号BY1とBY2は偶数アドレス用と奇数アドレ
ス用で異なる場合がある(後述のように偶数アドレス用
はアドレス加算器で+1のように加算される場合があ
る)ので、個別のアドレスカウンタCTe、CToが設
けられている。上位のカラムアドレス信号BY3〜BY
8は常に偶数アドレス用と奇数アドレス用とで同じであ
り、またカウントアップする必要がないので、共通のラ
ッチYLTに記憶される。このように一部の回路を偶数
アドレスと奇数アドレスとで共用することにより、回路
規模を低減することができる。
【0014】CR0〜CR3はカラム冗長回路である。
カラム冗長回路は、図4にCR0の構成が示されている
ように、ヒューズセットFY0、アドレス比較回路YA
C0e、YAC0o、YAC0u、ANDゲート回路A
ND0e、AND0oから成る。アドレス比較回路のう
ち、YAC0eは偶数アドレス用のカラムアドレス信号
BY1、BY2を、YAC0oは奇数アドレス用のカラ
ムアドレス信号BY1、BY2を、YAC0uは共通に
された上位カラムアドレス信号BY3〜BY8を比較す
る。
【0015】偶数アドレス用の出力信号YR0eは、上
記ANDゲート回路AND0eによりアドレス比較回路
YAC0eとYAC0uの出力の論理積(AND)をと
ることにより生成され、奇数アドレス用の出力信号YR
0oは、上記ANDゲート回路AND0oによりアドレ
ス比較回路YAC0oとYAC0uの出力のANDをと
ることにより生成される。図1の実施例では簡単のた
め、偶数アドレス用の比較回路と奇数アドレス用の比較
回路とは別々としたが、このように一部の比較回路YA
C0uを共用することにより、回路規模を低減すること
ができる。
【0016】メモリアレイMe、Moはそれぞれ偶数ア
ドレス用、奇数アドレス用のメモリアレイである。メイ
ンワード線MW0〜MW8191、冗長メインワード線
RMW0〜RMW15は両メモリアレイMeはMoに共
通である。偶数用メモリアレイMeには偶数番号の正規
のカラム選択線YS0、YS2、……、YS510と冗
長カラム選択線RYSe0〜RYSe3が、奇数用メモ
リアレイMoには奇数番号の正規のカラム選択線YS
1、YS3、……、YS511と冗長カラム選択線RY
So0〜RYSo3が配置されている。
【0017】MIOeとMIOoはメモリアレイからデ
ータを読み出したりデータを書き込んだりするためのメ
イン入出力線(主入出力線)であり、メインアンプMA
e、MAoおよび書き込みバッファWBe、WBoに接
続されている。読み出し時にはメイン入出力線MIO
e、MIOo上の信号がメインアンプMAeとMAoで
それぞれ増幅され、パラレル・シリアル変換回路P/S
を通ってデータ出力バッファDoutからシリアルに出
力される。書き込み時にはデータ入力バッファDinに
シリアルに入力されたデータが、シリアル・パラレル変
換回路S/P、書き込みバッファWBe、WBoを通っ
て同時に書き込まれる。これにより、2ビットプリフェ
ッチを実現している。
【0018】図5には、メモリアレイの一実施例のレイ
アウト図が示されている。メモリアレイMeは実際には
多数のメモリマットMMに分割されている。この例では
縦方向に16分割、横方向に4分割される。他方のメモ
リアレイMoも上記と同様な構成にされる。メモリマッ
トMM間にはセンスアンプSA、サブワード線ドライバ
SWD、センスアンプ駆動回路SADなどが配置されて
いる。上記2つのメモリアレイMeとMoの境界部にお
いて、1列分のサブワードドライバSWDとセンスアン
プ駆動回路SADが上記メモリアレイMeとMoとに共
有されている。4個のセンスアンプSAにわたってロー
カル入出力線LIOが配置されている。
【0019】メイン入出力線MIOeは、図2では簡単
のため1対しか記載していないが、実際には図5に示す
ように4対設けられている。したがってメモリアレイM
eからは4ビットのデータが同時に読み出される。これ
により、入出力端子DQ(図2では簡単のため1個しか
記載していない)を4個設けることができる(いわゆる
×4のメモリ)。IOSWはローカル入出力線LIOと
メイン入出力線MIOを接続するためのスイッチであ
る。なお、ローカル入出力線LIOとメイン入出力線M
IOとを設ける手法(階層化入出力線)については、例
えば、アイ・エス・エス・シー ダイジェスト オブ
テクニカルペーパーズ(ISSCC Digest ofTechnical Pap
ers)pp. 246-247, Feb. 1995に記載されている。
【0020】冗長主ワード線RMW1〜15および冗長
カラム選択線RYSe0〜RYSe3は、図2では1箇
所にまとめて記載してあるが、実際には図5のように分
散して配置されている。冗長主ワード線RMW0〜RM
W15はメモリマット1個につき1本、冗長カラム選択
線RYSe0〜RYSe3もメモリマット1個につき1
本である。
【0021】図6には、アドレス加算器INCの一実施
例の構成図が示されている。図6(a)にはその回路ブ
ロックが示されている。カラムアドレス信号CY0、C
Y1、CY2はカラムアドレスバッファYABの出力の
うちの下位3ビットのアドレス信号である。BL2、B
L4はバースト長を示す信号である。DDR−SDRA
Mではバースト長は2、4、8のいずれかであり、2の
ときはBL2が”1”、4のときはBL4が”1”、8
のときはいずれも”0”になる。BTIはバーストタイ
プを示す信号であり、シーケンシャルモードのとき”
0”、インタリーブモードのとき”1”になる。
【0022】図6(b)には、上記アドレス加算器IN
Cの動作を説明するための真理値の一覧が示されてい
る。バーストタイプBTIが”1”のインタリーブのと
き、またはカラムアドレス信号CY0=”0”(先頭ア
ドレスが偶数)のときは入力アドレス信号CY1、CY
2がそのまま出力され、カラムアドレス信号CY1e、
CY2eとなる。バーストタイプBTIが”0”のシー
ケンシャルでカラムアドレス信号CY0=”0”(先頭
アドレスが奇数)のときはCY1、CY2に1が加算さ
れて出力CY1e、CY2eとなる。なお、奇数アドレ
ス用のアドレス加算器はなく、カラムアドレスバッファ
YABの出力がそのままアドレスカウンタCToの入力
となる。
【0023】図7には、カラム冗長回路CR0に設けら
れるヒューズセットFY0の一実施例の回路図が示され
ている。ヒューズセットFY01〜FY08はそれぞれ
カラムアドレス信号BY1〜BY8に対応する回路であ
り、FY0Eは冗長回路をエネーブルするための回路で
ある。カラム選択線単位でなくメモリマット単位(すな
わちカラム選択線の1/16)での置き換えを可能にす
るために、マット選択信号MS0〜MS15(選択され
たマットの信号のみが”1”、他は”0”)が入力され
ており、各メモリマット毎にヒューズF0〜F15が設
けられている。
【0024】不良アドレスをプログラムするときは、ま
ずヒューズセットFY0E中のメモリマットに対応する
ヒューズを切断し、ヒューズセットFY01〜FY08
中のメモリマットに対応するヒューズをアドレスに従っ
て切断する(”1”なら切断し”0”なら切断しな
い)。これにより、出力YRE0が”0”になり、CR
A01〜CRA08はヒューズが切断されていれば”
0”、切断されていなければ”1”になる。
【0025】このようにメモリマットMS0〜MS15
の単位でプログラム可能にすることにより、よりきめ細
かな置き換えが可能になり、修復可能な欠陥数が多くな
る。同図に示された16×9からなるヒューズセット1
組で、最大16個(1個/メモリマット)の欠陥を修復
することができる。さらにこのヒューズセットが4組あ
るので、最大64個までの欠陥を修復することができ
る。
【0026】図8には、カラム冗長回路CR0の中のア
ドレス比較回路YAC0e、YAC0o、YAC0uの
一実施例の回路図が示されている。前記図4と同じ記号
の回路ブロックは、同一または相当部分を示すものであ
る。ビット単位の比較回路BCを10個用いている。そ
のうち2個は偶数アドレス用(ヒューズセットの出力C
RA01、CRA02とアドレスカウンタCTeの出力
BY1e、BY2eとを比較する)、他の2個は奇数ア
ドレス用(CRA01、CRA02とCToの出力BY
1o、BY2oとを比較する)、残りの6個は共用(ヒ
ューズセットの出力CRA03〜CRA08とアドレス
ラッチYLTの出力BY3〜BY8とを比較する)であ
る。
【0027】上記比較回路BCの出力YR01e、YR
02e、YR01o、YR02o、YR03〜YR08
は、両アドレスが一致したとき”0”、不一致のとき”
1”になる。したがって、出力信号YR0eは偶数アド
レス用と共用の比較がすべて一致したときに”1”にな
り、YR0oは奇数アドレス用と共用の比較がすべて一
致したときに”1”になる。注意すべきことは、YR0
eとYR0oは必ずしも一致しないことである。
【0028】すなわち、ヒューズセットFY01とFY
02の出力CRA01、CRA02は共通であるが、ア
ドレスカウンタCTeとCToの出力BY1e、BY2
eとBY1o、BY2oとは必ずしも同じではないから
である。これはアドレスカウンタの初期値として、奇数
アドレス用のアドレスカウンタCToはカラムアドレス
バッファYABの出力をそのまま用いているが、偶数ア
ドレス用のアドレスカウンタCTeはアドレス加算器I
NCを通した信号を用いているからである(図2、図6
参照)。
【0029】図9には、プリデコーダYPDeの一実施
例の回路図が示されている。奇数用のプリデコーダYP
Doも構成は同じである。PD3_8、PD2_4はそ
れぞれ、3ビットデコーダ、2ビットデコーダであり、
入力信号の組み合わせによって出力信号のいずれか1つ
が”1”、他は”0”になる。YSEBはカラム選択線
の選択タイミングを決める信号であり、所定のタイミン
グで”1”から”0”になる。したがって、カラム冗長
回路CR0〜CR3のアドレス比較出力YR0e〜YR
3eがすべて”0”のとき(プログラムされているアド
レスに一致しなかった場合)は、YA0e〜YA7eの
いずれか1つが所定のタイミングで”0”から”1”に
なり、これにより正規のカラム選択線が1本選択され
る。
【0030】上記カラム冗長回路CR0〜CR3のアド
レス比較出力YR0e〜YR3eのいずれかが”1”の
場合(プログラムされているアドレスと一致した場合)
は、YA0e〜YA7eはすべて”0”のままである。
したがって正規のカラム選択線は選ばれない。なお、カ
ラムアドレス信号BY4〜BY6のプリデコーダおよび
BY7、BY8のプリデコーダは上記偶数用のプリデコ
ーダYPDeと奇数用のプリデコーダYPDoで共通な
ので、共用してもよい。
【0031】図10ないし図13には、この発明に係る
DDR−SDRAMの動作の一例を説明するための動作
波形図が示されている。上記図10ないし図13に示さ
れたいずれの動作波形図においても、時刻t0において
アクティブコマンドが、t2において読出しコマンドが
入力された場合である。バースト長は8、バーストタイ
プはシーケンシャル、CASレイテンシは2と設定され
ているとするものである。
【0032】図10は読出しの先頭アドレスが”0”で
あり、カラム冗長回路CR0〜CR3のいずれにも不良
アドレスがプログラムされていない場合である。偶数ア
ドレス用アドレスカウンタCTeは、時刻t2において
先頭アドレス、すなわち”00”がセットされ、1クロ
ックサイクルごとに”01”、”10”、”11”と変
化する。奇数アドレス用アドレスカウンタCToも全く
同じである。この場合はカラム冗長回路のアドレス比較
出力YR0e〜YR3e、YR0o〜YR3oは常に”
0”である。
【0033】したがって、最初に正規のカラム選択線Y
S0とYS1が選択され、次にカラム選択線YS2とY
S3が、次にカラム選択線YS4とYS5が、最後にカ
ラム選択線YS6とYS7が選択される。上記カラム選
択線YS0によって読み出されたデータQ0は時刻t4
(読出しコマンドから2サイクル後のクロックCLKの
立ち上がり時)において、カラム選択線YS1によって
読み出されたデータQ1はその半サイクル後(CLKの
立ち下がり時)に、それぞれ出力される。データQ2以
下も同様である。
【0034】図11はカラム冗長回路CR0〜CR3の
いずれかに不良アドレスとして”4”(2進法で"00000
0100")がプログラムされている場合である。これをプロ
グラムするには、前記図7において、上記16分割され
たメモリマットのうち該当する1つのメモリマットに対
応したFY02とFY0Eのヒューズを切断すればよ
い。この場合は読出しの3サイクル目(t4)におい
て、冗長回路のアドレス比較出力YR0eとYR0oが
同時に”1”になる。したがって、正規のカラム選択線
YS4、YS5のかわりに、冗長ワード線RYS0e、
RYS0oが選択される。前記図10、図11から明ら
かなように、先頭アドレスが偶数(ここでは”0”)の
場合は、偶数アドレス用の回路と奇数アドレス用の回路
とは全く同じ動作をする。
【0035】図12は先頭アドレスが”1”でカラム冗
長回路CR0〜CR3に不良アドレスがプログラムされ
ていない場合である。奇数アドレス用のカウンタCTo
の出力は図10、図11と同じく、”00”、”0
1”、”10”、”11”と変化する。しかし、偶数ア
ドレス用のカウンタCTeには、最初にアドレス加算器
によって1加算された値”01”がセットされているの
で、”01”、”10”、”11””00”と変化す
る。したがって、最初に正規のカラム選択線YS1とY
S2が選択され、次にカラム選択線YS3とYS4が、
次にカラム選択線YS5とYS6が、最後にカラム選択
線YS7とYS0が選択される。上記カラム選択線YS
1によって読み出されたデータQ1は時刻t4におい
て、カラム選択線YS2によって読み出されたデータQ
2はその半サイクル後に、それぞれ出力される。データ
Q3以下も同様であり、最後にデータQ0が出力され
る。
【0036】図13は先頭アドレスが”1”でカラム冗
長回路に不良アドレスとして”4”がプログラムされて
いる場合である。カラム冗長回路のアドレス比較出力は
カウンタの出力が”10”になったときに”1”になる
から、偶数アドレス用のYR0eは2サイクル目で、奇
数アドレス用のYR0oは3サイクル目で”1”にな
る。したがって、2サイクル目には正規のカラム選択線
YS3と冗長カラム選択線RYS0e(YS4の代替)
が同時に選択され、3サイクル目には冗長カラム選択線
RYS0o(YS5の代替)と正規のカラム選択線YS
6が同時に選択される。このように、先頭アドレスが奇
数(ここでは”1”)の場合は、偶数アドレス用の回路
と奇数アドレス用の回路とは一般には異なる動作をす
る。この例のように、一方が正規のカラム選択線、他方
が冗長カラム選択線が選ばれることがありうる。
【0037】前記図11、図13の動作波形図から明ら
かなように、カラム選択線YS4(不良)が冗長選択線
RYS0eで置き換えられると同時に、カラム選択線Y
S5(不良でない)も冗長選択線RYS0oで置き換え
られる。これは図7のヒューズセットにカラムアドレス
の最下位BY0に対応して、後述するような識別用のヒ
ューズが用意されていないからである。
【0038】上記の実施例のような冗長回路を用いた場
合の歩留り向上効果を次のような仮定の下に計算する
と、次の通りとなる。 (1)4Mワード×16ビット×4バンクの256Mビ
ットDDR−SDRAM (2)カラム冗長用のヒューズセットは図4のとおり4
セット/バンク。ただし、図7の説明で述べたように各
メモリマット毎に不良アドレスをプログラムできるの
で、最大64個/バンクの欠陥を修復できる。 (3)欠陥はチップ上にランダムに発生する。欠陥のう
ち20%はビット線不良、80%はビット不良。 (4)ただし、ロウ冗長用のヒューズセットは図3のと
おり32セット/バンクとし、致命不良、冗長線の不良
は無視する。
【0039】比較のためにカラム冗長回路に関して、従
来方式のようにカラム冗長用のヒューズセットは偶数ア
ドレス用2セット/バンク、奇数アドレス用2セット/
バンクについても合わせて計算した。
【0040】上記計算結果は図14の救済可能率と欠陥
数の関係図に示されている。この発明に係る冗長回路で
は、各メモリマットにおいて同じ不良が発生するという
稀なケースを含めると、理想的には384個(32×4
+64×4)までの欠陥を修復できるはずであるが、従
来方式では欠陥が150個あると修復できる確率が80
%、220個あると50%にまで低下してしまう。これ
に対して本発明に係る冗長回路では、欠陥が300個あ
っても修復できる確率を80%まで向上させることがで
きるものとなる。
【0041】本発明に係る冗長回路の方が修復できる確
率が高くなるのは次のような理由による。ヒューズセッ
ト数を同じ4セットとした場合、従来方式ではこれを偶
数アドレス用2セット、奇数アドレス用2セットに分配
しなければならないが、本発明では4セットを偶数/奇
数アドレスで共用できる。そのため、最大4個の欠陥を
修復できることでは同じであるが、従来方式では偶数ア
ドレスに2個、奇数アドレスに2個ある場合のみ修復で
きるのに対し、本発明では片方に3個、他方に1個の場
合や片方に4個、他方は欠陥なしの場合でも修復でき
る。したがって、欠陥がランダムに分布している場合、
修復できる確率は本発明の方が高くなる。
【0042】図15には、この発明に係る冗長回路に設
けられるヒューズセットの他の一実施例の回路図が示さ
れている。この実施例では、前記図7の実施例との相違
点は、カラムアドレスの最下位ビットBY0に対応する
ヒューズFY00が追加されていることである。このヒ
ューズFY00の機能は、次のアドレス比較回路の説明
から容易に理解されよう。
【0043】図16には、上記図15に示したヒューズ
セットを用いた場合のアドレス比較回路の一実施例の回
路図が示されている。偶数アドレス用出力のANDゲー
トAND0eに上記追加されたヒューズセットFY00
で形成された識別信号RA00が入力される。奇数アド
レス用出力のANDゲートAND0oに上記追加された
ヒューズセットFY00で形成された識別信号RA00
をインバータ回路IV11で反転した信号が入力され
る。
【0044】したがって、偶数用のアドレス比較出力Y
R0eは上記識別信号CRA00が”1”(”0”がプ
ログラムされている)のときに限り”1”になる。奇数
アドレス用のアドレス比較出力YR0oは逆に、上記識
別信号CARA00が”0”(”1”がプログラムされ
ている)のときに限り”1”になる。そのため、以下に
述べるように、前記図7に示したヒューズセット及びア
ドレス比較回路を用いた場合に比べてさらに歩留り改善
効果を大きくすることができる。このような識別用のヒ
ューズは、図20に示したロウ冗長回路にも同様に適用
することができる。
【0045】図17と図18には、この発明に係るDD
R−SDRAMの動作の他の一例を説明するための動作
波形図が示されている。同図は、上記図15及び図16
に示したヒューズセットとアドレス比較回路を用いた場
合のDDR−SDRAMの動作を説明するための動作波
形図である。前記図10〜図13に示した波形図と同様
に、時刻t0においてアクティブコマンドが、t2にお
いて読出しコマンドが入力された場合である。不良アド
レスがプログラムされていない場合は図10、図12と
同じなので省略する。
【0046】図17は先頭アドレスが”0”でカラム冗
長回路に不良アドレスとして”4”がプログラムされて
いる場合である。前記図11との相違点は、3サイクル
目にアドレス比較出力YR0o”1" にならないことで
ある。そのためこのサイクルでは、不良ビット線が存在
する偶数アドレス用は冗長カラム選択線RYS0eが選
ばれるが、奇数アドレス用は正規のカラム選択線YS5
が選ばれる。
【0047】図18は先頭アドレスが”1”でカラム冗
長回路に不良アドレスとして”4”がプログラムされて
いる場合である。図13との相違点は、上記のような識
別信号CRA00を用いることによって、3サイクル目
にアドレス比較出力YR0oが”1”にならないことで
ある。そのためこのサイクルでは、奇数アドレス用、偶
数アドレス用ともに正規のカラム選択線YS5、YS6
が選ばれる。
【0048】言い換えれば、前記図7と図8の実施例回
路を用いた場合には、カラム選択線YS4(不良)が冗
長カラム選択線RYS0eで置き換えられると同時に、
カラム選択線YS5(不良でない)も冗長カラム選択線
RYS0oで置き換えられていたが、本実施例では不良
が存在しないカラム選択線YS5は置き換えられない。
そのため、正規のカラム選択線YS5を置き換えた冗長
カラム選択線に欠陥がある確率が減少し、修復できる確
率を向上させることができる。つまり、不良が存在しな
いカラム選択線YS5をわざわざ不良が存在するかも知
れない冗長カラム選択線RYS0oに置き換えるという
危険を無くすことができる。
【0049】以上の実施例はいずれも、2ビットプリフ
ェッチ方式のメモリに適用した例であったが、本発明は
4ビットあるいは8ビットプリフェッチ方式のメモリに
も適用できる。たとえば4ビットプリフェッチ方式の場
合、従来方式ではアドレスを4で割った余りが0、1、
2、3のどれかによって4つのグループに分け、その各
々についてヒューズセットとアドレス比較回路とを設け
なければならなかった。しかし本発明では、1個のヒュ
ーズセットを4グループで共用できる。そのため面積低
減効果は2ビットプリフェッチの場合よりもさらに大き
くなる。
【0050】図19には、この発明に係る半導体記憶装
置の他の一実施例の概略ブロック図が示されている。こ
の実施例は、本発明をワード線の冗長回路に適用した多
バンク(図にはメモリバンク0とメモリバンク1のみが
代表として示されている)メモリに向けられている。同
図において、XABはロウアドレスバッファ、XFはヒ
ューズセット、LT_0およびLT_1はアドレスカウ
ンタ、XAC_0およびXAC_1はアドレス比較回
路、XPD_0およびXPD_1はプリデコーダ、XD
_0およびXD_1はデコーダである。M_0およびM
_1はメモリアレイであり、それぞれ正規のワード線と
冗長ワード線を有する。なお、末尾に”_0”のついた
記号はメモリバンク0用、”_1”のついた記号はメモ
リバンク1用であることを示している。
【0051】この実施例では、ヒューズセットXFが2
個のバンク0と1に設けられるアドレス比較回路で共有
されていることである。すなわち、バンク0用とバンク
1用とでアドレス比較回路XAC 0とXAC 1のよ
うには別々に設けられるが、ヒューズXFは共用であ
る。そのため、ヒューズXFをメモリバンクに対応して
別々に用意する従来方式に比べてヒューズ用の面積を低
減することができる。逆に、ヒューズ数が同じならば、
従来方式に比べて冗長ワード線を多数置くことができ、
救済効率が向上する。
【0052】上記ヒューズセットXFには、上記2つの
メモリバンク0と1に対応してメモリアレイM 0とM
1の正規ワード線に発生した不良アドレスが登録され
ている。ロウアドレスバッファXABから入力されたア
ドレス信号は、アドレス選択回路C 0とC 1に設け
られるアドレスラッチLT 0とLT 1に取り込まれ
る。上記アドレスラッチLT 0又はLT 1に取り込
まれたアドレス信号は、それぞれ対応するアドレス比較
回路XAC 0とXAC 1に入力され、上記ヒューズ
セットXFに登録されている不良アドレス信号と比較さ
れる。
【0053】メモリセルの読み出し又は書き込みが行わ
れるようアクティブにされたメモリバンクにおいて、上
記ロウアドレスバッファXABから入力されたアドレス
信号と、上記ヒューズセットXFに登録された不良アド
レス信号とのアドレス比較出力が一致したなら、それに
対応したプリデコーダXPD 0又はXPD 1のデコ
ード動作が停止されて正規のワード線の選択動作が行わ
れず、これに代わって冗長ワード線RW 0、RW
の選択動作が行われる。なお、ヒューズセットXFに
は、前記図15に示したような識別信号用のヒューズを
設けて、不良ワード線が存在するメモリバンクのみが冗
長ワード線に置き換えられるようにするものであっても
よい。
【0054】図20には、本発明をワード線の冗長回路
に適用したSDRAMの2メモリバンク分のブロック図
が示されている。同図において、図19と同じ回路記号
の回路ブロックは、同一または相当部分を示すものであ
る。図21には、ロウ冗長回路のブロック図が示されて
いる。これらの各回路ブロックは、公知の半導体集積回
路の製造技術によって、単結晶シリコンのような1個の
半導体基板上において形成される。
【0055】RR0〜RR31はロウ冗長回路であり、
その各々は、図21に示したロウ冗長回路RR0の構成
を示すように、1個のヒューズセットFX0と2個のア
ドレス比較回路XAC0 0とXAC0 1とから成
る。アドレス比較回路のうち、XAC0_0はバンク0
のロウアドレス(アドレスラッチXLT_0の出力)と
ヒューズセットFX0の出力を、XAC0_1はバンク
1のロウアドレス(XLT_1の出力)とFX0の出力
を比較する。メモリバンク0のロウアドレスとメモリバ
ンク1のロウアドレスとは一般に異なるから、その出力
XR0B_0とXR0B_1も一般には異なる。
【0056】図20の冗長判定/プリデコーダXPDの
詳細は、図22に示した冗長判定部の回路図と、図23
と図24に示したプリデコーダ部の回路図を参照して次
に説明する。図21のロウ冗長回路PR0〜PR31の
出力信号RR0B〜RR31Bは、アドレス比較の結果
が一致したときは”0”、一致しないときは”1”にな
る。
【0057】図22において、信号XEはワード線選択
のタイミングを決める信号であり、所定のタイミング
で”0”から”1”になる。XRM0〜XRM15は冗
長メインワード線選択信号であり、XRM0は上記ロウ
冗長回路RR0〜RR31のうち出力信号XR0Bまた
はXR1Bが”0”のときに、XRM1はXR2Bまた
はXR3Bが”0”のときに、……、XRM15はXR
30BまたはXR31Bが20”のときに所定のタイミ
ングで”0”から”1”になり、これにより冗長メイン
ワード線が選択される。
【0058】上記ロウ冗長回路PR0〜PR31の出力
信号と冗長メインワード線RMW0〜RMW15との対
応が2:1なのは、メインワード線には8本のサブワー
ド線が接続されていてそのうちの4本を単位として置き
換えを実行するからである。選択信号XRS0、XRS
1はその8本のうちどちらの4本かを決定する信号であ
る。アドレス比較出力XR0B〜XR31Bのうち偶数
番号の信号が”0”ならば選択信号XRS0が、奇数番
号の信号が”0”ならば選択信号XRS1が、所定のタ
イミングで”0”から”1”になる。
【0059】信号XREはXR0B〜XR31Bのいず
れか1つが”0”のとき(プログラムされているアドレ
スと一致した場合)に”1”になる。信号XDEは逆に
XR0B〜XR31Bがすべて”1”のとき(プログラ
ムされているアドレスと一致しなかった場合)に”1”
になる。
【0060】図23において、プリデコーダXPD1は
マット選択信号MS0〜MS15を発生する信号であ
る。たとえばメモリマットMS0について言えば、上記
信号XREが”0”のときはロウアドレス信号BX9T
〜BX12T(ロウアドレス信号BXiTは入力アドレ
スが”1”のとき”1”、”0”のとき”0”になる。
BXiBは逆に入力アドレスが”1”のとき”0”、”
0”のとき”1”になる)がすべて”0”のときに”
1”になる。これに対して、上記信号XREが”1”の
ときはロウアドレス信号BX9T〜BX12Tにかかわ
らず冗長メインワード線選択信号XRM0が”1”のと
き”1”になる。すなわち、プログラムされているアド
レスと一致しなかった場合はロウアドレスの上位4ビッ
トによって選択されるメモリマットが決定され、プログ
ラムされているアドレスと一致した場合は冗長メインワ
ード線のあるメモリマットが選択される。
【0061】マット選択信号MS0〜MS15は前述の
ように、図2で示したようなカラム冗長回路CR0〜C
R3で用いられる。これにより、ワード線の置き換えに
よって選択されるマットが変更になった場合、カラム冗
長回路CR0〜CR3は、置き換え元(不良ワード線の
あるマット)ではなく、図7に示したヒューズセットの
ように置き換え先(不良ワード線を置き換えた冗長ワー
ド線のあるマット)のヒューズに従うようになる。
【0062】図24において、XPD2はロウアドレス
信号BX6〜BX8を、XPD3はBX3〜BX5をプ
リデコードする回路である。プリデコーダXPD2には
信号XDEが入力されているので、プログラムされてい
るアドレスと一致した場合は出力AX60〜AX67は
すべて”0”になり、正規のメインワード線は選択され
なくなる。
【0063】プリデコーダXPD4はサブワード線選択
信号AX00〜AX07を発生する。すなわちメインワ
ード線に接続されている8本のサブワード線のうちどれ
を選択するを決定する。信号XREが”0”のとき(プ
ログラムされているアドレスと一致しなかった場合)は
ロウアドレス信号BX0〜BX2によって選択すべきサ
ブワード線が決定される。信号XREが”1”のとき
(プログラムされているアドレスと一致した場合)は前
述の信号XRS0、XRS1とBX0、BX1に従って
選択すべきサブワード線が決定される。
【0064】図25と図26には、この発明に係る冗長
回路を備えたSDRAMを不良ワード線の救済動作を説
明するための動作波形図が示されている。図25は通常
動作時、図26はリフレッシュ時の動作の波形図が示さ
れている。図25及び図26のいずれもロウ冗長回路R
R31に、不良ワード線のアドレスとして”0”がプロ
グラムされているものとする。
【0065】図25において、時刻t0においてバンク
0のアドレス”0”のアクティブコマンドが、t2にお
いてバンク1のアドレス”7”のアクティブコマンドが
入力された場合である。最初のアクティブコマンドで
は、入力アドレスとプログラムされているアドレスとが
一致するから、XR31B_0が”0”に、XRM15
_0が”1”に、XRE_0が”1”に、XRS1_0
が”1”になる。さらにマット選択信号MS15_0と
サブワード線選択信号AX04_0が”1”になる。こ
れによりマット15の冗長メインワード線RMW15_
0が選択される。次のアクティブコマンドでは、入力ア
ドレスとプログラムされているアドレスとが一致しない
から、XRE_1は”0”のままで、XDE_1が”
1”になり、マット選択信号MS0_1とサブワード線
選択信号AX07が”1”になる。これによりマット0
の正規のメインワード線が選択される。
【0066】図26は時刻t0においてリフレッシュコ
マンドが入力された場合である。リフレッシュの場合は
全バンク同時に動作する。この場合は選択アドレスはチ
ップ上のリフレッシュカウンタによって決定される。リ
フレッシュカウンタには”0”が入っていたものとす
る。するとプログラムされているアドレスと一致するか
ら、バンク0もバンク1もXR31Bが”0”に、XR
M15が”1”に、XREが”1”に、XRS1が”
1”に、MS15とAX04が”1”になる。これによ
り、バンク0もバンク1もマット15の冗長メインワー
ド線RMW15が選択される。
【0067】上記の実施例の効果を次のような仮定の下
に計算した。 (1)16バンクの256ビットSDRAM。 (2)ロウ冗長用のヒューズセットはチップ全体で12
8セット。 (3)欠陥はチップ上にランダムに発生する。欠陥とし
てはワード線不良のみを考慮する。 (4)致命不良、冗長線の不良は無視する。
【0068】上記計算結果は図27の救済可能率と欠陥
数の関係図に示されている。この発明に係るロウ冗長回
路の救済率を明確にするため、従来方式(ヒューズセッ
トは8セット/バンク)のもの比較のために示されてい
る。2バンクずつでヒューズを共用した場合(16セッ
ト/2バンク)、4バンクずつでヒューズを共用した場
合(32セット/4バンク)の比較を示す。
【0069】この実施例でも、前記図14と同様に本発
明の適用による効果が顕著に見られる。なお、より多数
のバンクでヒューズを共用すればさらに効果は上がる
が、その反面冗長線数が増加するので、実用的には図に
示したように2〜4バンクで共用するのがよい。以上説
明したように、本発明によれば、ヒューズ用の面積を低
減することができる。逆に、ヒューズ数が同じならば、
従来方式に比べて冗長線を多数置くことができ、救済効
率が向上する。
【0070】図28には、この発明が適用されるSDR
AMの一実施例の概略レイアウト図が示されている。同
図の各回路ブロックは、公知の半導体集積回路の製造技
術によって、単結晶シリコンのような1個の半導体基板
上において形成される。同図の各回路は、上記半導体基
板上での幾何学的な配置にほぼ合わせて描かれている。
この実施例では、メモリアレイは、前記同様に全体とし
て4個に分けられて、それぞれがメモリバンク(Ban
k)0〜3を構成するようにされる。
【0071】上記メモリバンク0〜3は、半導体チップ
の長手方向に沿った上下に2個、左右に2個ずつに分割
されたメモリアレイに対応される。上記チップの長手方
向に沿った中央部分にアドレス入力回路、データ入出力
回路及びボンディングパッド列からなる周辺回路が設け
られる。この周辺回路は、ランダム・ロジック回路から
なる上記各回路のレイアウトを合理的にするために、ラ
ンダム・ロジック回路とボンディングパッドが並んで配
置される。
【0072】この実施例では、上記のように周辺回路と
ボンディングパッド列とが並んで配置される。この構成
では、ボンディングパッド列は、半導体チップの長手方
向に沿った中心線から偏った位置に配置される。この結
果、半導体チップの長手方向に沿った中央部分には、比
較的大きな纏まったエリアを確保することができ、回路
素子のレイアウト設計を行うにおいて好都合となる。つ
まり、この実施例と同じく周辺回路とボンディングパッ
ド列とを並んで配置させる構成でも、ボンディングパッ
ドを中心にして、周辺回路を左右に振り分けて配置する
ようにした場合に比べて高集積化や高速化に適したもの
となる。
【0073】この実施例のダイナミック型RAMは、前
記のようなシンクロナスDRAMに向けられており、上
記周辺回路は以下の各回路ブロックが含まれる。同図に
おける半導体チップの長手方向に沿った上半分の中央部
においては、次のような各回路ブロックが設けられる。
VPP−Gは、昇圧電圧発生回路であり、メモリセルが
接続されたワード線の選択回路や、後述するシェアード
スイッチMOSFETの選択回路の動作電圧に用いられ
て選択レベルを決定する。VPP−Cは、上記昇圧回路
の動作を制御する制御回路である。
【0074】HVDDQ−Gは、電源電圧VDDを1/
2に分圧した電圧を形成するものであり、差動回路で構
成された入力バッファの参照電圧とされ、VDD振幅の
入力信号のハイレベル/ロウレベルの判定を行うのに用
いられる。IOBとCL−Cは、入出力回路とクロック
コントロール回路であり、CL−Cは、出力バッファの
CASレイテンシに対応した動作制御に用いられる。こ
のIOBとCL−Cは、同様な回路が全体で5個設けら
れる。
【0075】Y−PREDとRWBは、Yプリデコーダ
とリード/ライトバッファである。リード/ライトバッ
ファは、メインアンプの動作制御及びラントアンプの動
作を行う。VPERI−GとVDL−Gは、降圧電圧発
生回路であり、周辺回路の降圧した動作電圧VPREI
とセンスアンプの動作電圧VDLを形成する。これらの
降圧電圧発生回路は、同様な回路が他に2個設けられ
る。VPP−Sは、VPP電圧が所望の電圧であるか否
かを検出するVPPセンサである。そして、半導体チッ
プのほぼ中央部分には、外部端子から供給されるクロッ
ク信号に対応した内部クロック信号を形成するDLL(
Delay Locked Loop )が設けられる。
【0076】同図における半導体チップの長手方向に沿
った下半分の中央部においては、次の各回路ブロックが
設けられる。XAD−Lは、Xアドレスラッチ回路であ
り、Y−CLKは、Yクロック回路であり、Y系の動作
に対応したクロック信号を発生する。MDEC/CLK
BとCOMDは、モードデコーダ/クロックバッファと
コマンド回路である。ADMRは、アドレスモードレジ
スタであり、同様な回路が他に1個設けられる。Y−C
NTとY−CNCは、Yカンウタとその制御回路であ
り、REFCはリフレッシュ制御回路であり、BOPは
ボンディングオプション回路であり、PUP−Gは、電
源投入検出回路である。
【0077】この実施例では、特に制限されないが、半
導体チップの短手方向の中央部に、別の周辺回路BSL
OWERが設けられる。この回路BSLOWERは、特
に制限されないが、前記のようにメモリアレイ(メモリ
バンク)の不良ワード線を予備のワード線に置き換えた
り、あるいは不良ビット線を予備のビット線に置き換え
るためのヒューズセットやアドレス比較回路等を含む欠
陥救済回路が設けられる。
【0078】図29には、この発明が適用されるダイナ
ミック型RAMのセンスアンプ部を中心にして、アドレ
ス入力からデータ出力までの簡略化された一実施例の回
路図が示されている。同図においては、2つのメモリマ
ット15(前記図5のMM)に上下から挟まれるように
されたセンスアンプ(前記図5のSA)16と交差エリ
ア(前記図5のSAD,IOSW)18に設けられる回
路が例示的に示され、他はブロック図として示されてい
る。
【0079】ダイナミック型メモリセルは、上記1つの
メモリマット15に設けられたサブワード線SWLと、
相補ビット線BL,BLBのうちの一方のビット線BL
との間に設けられた1つが代表として例示的に示されて
いる。ダイナミック型メモリセルは、アドレス選択MO
SFETQmと記憶キャパシタCsから構成される。ア
ドレス選択MOSFETQmのゲートは、サブワード線
SWLに接続される。このMOSFETQmのドレイン
はビット線BLに接続される。上記MOSFETQmの
ソースに記憶キャパシタCsが接続される。
【0080】上記記憶キャパシタCsの他方の電極は共
通化されてプレート電圧VPLTが与えられる。上記M
OSFETQmの基板(チャンネル)には負のバックバ
イアス電圧VBBが印加される。特に制限されないが、
上記バックバイアス電圧VBBは、−1Vのような電圧
に設定される。上記サブワード線SWLの選択レベル
は、上記ビット線のハイレベルに対して上記アドレス選
択MOSFETQmのしきい値電圧分だけ高くされた高
電圧VPPとされる。
【0081】センスアンプ16を内部降圧電圧VDLで
動作させるようにした場合、センスアンプ16により増
幅されてビット線に与えられるハイレベルは、上記内部
電圧VDLレベルにされる。したがって、上記ワード線
の選択レベルに対応した高電圧VPPはVDL+Vth+
αにされる。センスアンプ16の上側に設けられたメモ
リマットの一対の相補ビット線BLとBLBは、同図に
示すように平行に配置される。かかる相補ビット線BL
とBLBは、シェアードスイッチMOSFETQ1とQ
2によりセンスアンプの単位回路の入出力ノードと接続
される。
【0082】センスアンプ16の単位回路は、ゲートと
ドレインとが交差接続されてラッチ形態にされたNチャ
ンネル型の増幅MOSFETQ5,Q6及びPチャンネ
ル型の増幅MOSFETMOSFETQ7,Q8からな
るCMOSラッチ回路で構成される。Nチャンネル型M
OSFETQ5とQ6のソースは、共通ソース線CSN
に接続される。Pチャンネル型MOSFETQ7とQ8
のソースは、共通ソース線CSPに接続される。上記共
通ソース線CSNとCSPには、それぞれパワースイッ
チMOSFETが接続される。
【0083】特に制限されないが、Nチャンネル型の増
幅MOSFETQ5とQ6のソースが接続された共通ソ
ース線CSNには、特に制限されないが、上記交差エリ
ア(SAD)18に設けられたNチャンネル型のパワー
スイッチMOSFETQ14により接地電位に対応した
動作電圧が与えられる。同様に上記Pチャンネル型の増
幅MOSFETQ7とQ8のソースが接続された共通ソ
ース線CSPには、上記内部電圧VDLを供給するNチ
ャンネル型のパワーMOSFETQ15が設けられる。
上記のパワースイッチMOSFETは、各単位回路に分
散してセンスアンプ領域16に設けるようにしてもよ
い。
【0084】上記Nチャンネル型のパワーMOSFET
Q14とQ15のゲートに供給されるセンスアンプ用活
性化信号SANとSAPは、センスアンプの活性時にハ
イレベルにされる同相の信号とされる。信号SAPのハ
イレベルは昇圧電圧VPPレベルの信号とされる。昇圧
電圧VPPは、VDLが1.8Vのとき、約3.6Vに
されるので、上記Nチャンネル型MOSFETQ15を
十分にオン状態にして共通ソース線CSPを内部電圧V
DLレベルにすることができる。
【0085】上記センスアンプ16の単位回路の入出力
ノードには、相補ビット線を短絡させるイコライズMO
SFETQ11と、相補ビット線にハーフプリチャージ
電圧VBLRを供給するスイッチMOSFETQ9とQ
10からなるプリチャージ(イコライズ)回路が設けら
れる。これらのMOSFETQ9〜Q11のゲートは、
共通にプリチャージ信号PCBが供給される。このプリ
チャージ信号PCBを形成するドライバ回路は、図示し
ないが、上記交差エリア18にインバータ回路を設け
て、その立ち上がりや立ち下がりを高速にする。つま
り、メモリアクセスの開始時にワード線選択タイミング
に先行して、各交差エリア18に分散して設けられたイ
ンバータ回路を通して上記プリチャージ回路を構成する
MOSFETQ9〜Q11を高速に切り替えるようにす
るものである。
【0086】上記交差エリア(IOSW)18には、I
OSWスイッチを構成するスイッチMOSFETQ1
9,Q20が置かれる。さらに、同図に示した回路以外
にも、必要に応じてセンスアンプ16のコモンソース線
CSPとCSNのハーフプリチャージ回路、ローカル入
出力線LIOのハーフプリチャージ回路、メイン入出力
線のVDLプリチャージ回路、シェアード選択信号線S
HRとSHLの分散ドライバ回路等が設けられる。
【0087】センスアンプ16の単位回路は、シェアー
ドスイッチMOSFETQ3とQ4を介して図下側のメ
モリマット15の同様な相補ビット線BL,BLBに接
続される。例えば、上側のメモリマットのサブワード線
SWLが選択されたときには、センスアンプの上側シェ
アードスイッチMOSFETQ1とQ2はオン状態に、
下側シェアードスイッチMOSFETQ3とQ4とがオ
フ状態にされる。スイッチMOSFETQ12とQ13
は、カラム選択回路を構成するものであり、上記選択信
号YSが選択レベル(ハイレベル)にされるとオン状態
となり、上記センスアンプの単位回路の入出力ノードと
ローカル入出力線LIO1とLIO1B(LIO2とL
IO2B)とを接続させる。
【0088】上記センスアンプ16及び交差エリア18
には、前記のように2対のローカル入出力線、例えばL
IO1とLIOIB及びLIO2とLIO2Bが設けら
れるので、上記1つの選択信号YSによりメモリマット
15の2対の相補ビット線が上記2対のローカル入出力
線LIO1とLIOIB及びLIO2とLIO2Bに接
続される。メモリマット15を挟んで図示しない他方の
センスアンプ16にも上記同様に2対のローカル入出力
線が設けられており、前記のようにメモリマットの中の
4対の相補ビット線が4対のローカル入出力線に接続さ
れる。
【0089】上記のように上側シェアードスイッチMO
SFETQ1とQ2がオン状態のときには、センスアン
プの入出力ノードに上記上側の相補ビット線BL,BL
Bに接続されて、選択されたサブワード線SWLに接続
されたメモリセルからの微小信号を増幅し、上記カラム
選択回路(Q12とQ13)を通してローカル入出力線
LIO1,LIO1Bに伝える。上記ローカル入出力線
LIO1,LIO1Bは、上記センスアンプ列に沿っ
て、同図では横方向に延長される。上記ローカル入出力
線LIO1,LIO1Bは、交差エリア18に設けられ
たNチャンネル型MOSFETQ19とQ20からなる
選択回路(IOSW)を介してメインアンプ61の入力
端子が接続されるメイン入出力線MIO,MIOBに接
続される。
【0090】上記IOスイッチ回路を構成する選択回路
IOSWは、X系のアドレス信号を解読して形成された
マット選択信号MSよりスイッチ制御されれる。なお、
選択回路IOSWは、上記Nチャンネル型MOSFET
Q19とQ20のそれぞれにPチャンネル型MOSFE
Tを並列に接続したCMOSスイッチ構成としてもよ
い。シンクロナスDRAMのバーストモードでは、上記
カラム選択信号YSがカウンタ動作により切り換えら
れ、前記例示的に示されている上記ローカル入出力線L
IO1,LIO1B及びLIO2,LIO2Bとメモリ
マットの二対ずつの相補ビット線BL,BLBとの接続
が順次に切り換えられる。
【0091】アドレス信号Aiは、アドレスバッファ5
1に供給される。このアドレスバッファは、時分割的に
動作してXアドレス信号とYアドレス信号を取り込む。
Xアドレス信号は、プリデコーダ52に供給され、メイ
ンローデコーダ11とメインワードドライバ12を介し
てメインワード線MWLの選択信号が形成される。上記
アドレスバッファ51は、外部端子から供給されるアド
レス信号Aiを受けるものであり、外部端子から供給さ
れる電源電圧VDDQにより動作させられる。
【0092】上記プリデコーダは、それを降圧した降圧
電圧VPERI(VDD)により動作させられ、上記メ
インワードドライバ12は、昇圧電圧VPPにより動作
させられる。このメインワードドライバ12として、上
記プリデコード信号を受けるレベル変換機能付論理回路
が用いられる。カラムデコーダ(ドライバ)53は、上
記アドレスバフッァ51の時分割的な動作によって供給
されるYアドレス信号を受けて、上記選択信号YSを形
成する。
【0093】上記メインアンプ61は、前記降圧電圧V
PERI(VDD)により動作させられ、外部端子から
供給される電源電圧VDDQで動作させられる出力バッ
ファ62を通して外部端子Dout から出力される。外部
端子Dinから入力される書き込み信号は、入力バッファ
63を通して取り込まれ、同図においてメインアンプ6
1に含まれるライトアンプ(ライトドライバ)を通して
上記メイン入出力線MIOとMIOBに書き込み信号を
供給する。上記出力バッファ62の入力部には、レベル
変換回路とその出力信号を上記クロック信号に対応した
タイミング信号に同期させて出力させるための論理部が
設けられる。
【0094】特に制限されないが、上記外部端子から供
給される電源電圧VDDQは、第1の形態では3.3V
にされ、内部回路に供給される降圧電圧VPERI(V
DD)は2.5Vに設定され、上記センスアンプの動作
電圧VDLは1.8Vとされる。そして、ワード線の選
択信号(昇圧電圧)は、3.6Vにされる。ビット線の
プリチャージ電圧VBLRは、VDL/2に対応した
0.9Vにされ、プレート電圧VPLTも0.9Vにさ
れる。そして、基板電圧VBBは−1.0Vにされる。
上記外部端子から供給される電源電圧VDDQは、第2
の形態として2.5Vのような低電圧にされてもよい。
このように低い電源電圧VDDQのときには、降圧電圧
VPERI(VDD)と、降圧電圧VDLを1.8V程
度と同じくしてもよい。
【0095】あるいは、外部端子から供給される電源電
圧VDDQは3.3Vにされ、内部回路に供給される降
圧電圧VPERI(VDD)とセンスアンプの動作電圧
VDLとを同じく2.0V又は1.8Vのようにしても
よい。このように外部電源電圧VDDQに対して内部電
圧は、種々の実施形態を採ることができる。
【0096】上記の実施例から得られる作用効果は、次
の通りである。 (1) 冗長回路をそれぞれが有する複数のメモリブロ
ックに対応して不良アドレス記憶素子に登録された不良
アドレス信号と入力されたアドレス信号とを比較するア
ドレス比較回路を設け、これら複数のメモリブロックの
上記アドレス比較回路に対して上記不良アドレス記憶素
子を共通に設けることにより、不良アドレス記憶用素子
を上記メモリブロック毎に別々に用意するものに比べて
不良アドレス記憶素子の面積を低減することができ、あ
るいは不良アドレス記憶素子の数が同じならば、冗長回
路を多数置くことができ救済効率を向上させることがで
きるという効果が得られる。
【0097】(2) 上記に加えて、上記複数のメモリ
ブロックとして、それぞれ異なるアドレスを与えること
ができる複数のアドレス供給部を持たせることにより、
多様なメモリアクセスを行うようにすることができると
いう効果が得られる。
【0098】(3) 上記に加えて、上記複数のメモリ
ブロックとして、奇数アドレスが割り当てられた第1メ
モリブロックと偶数アドレスが割り当てられた第2メモ
リブロックから構成し、上記第1と第2のメモリブロッ
クを同時に選択して複数ビットからなるメモリセルを選
択し、上記選択されたメモリセルに対応する複数ビット
のデータを、読み出し動作のときには上記第1メモリブ
ロックと第2メモリブロックにおいてパラレル/シリア
ル変換し、かつ、交互に共通の出力回路を通して出力さ
せ、書き込み動作のときには上記共通の入力回路を通し
て入力されたデータを交互に振り分けてシリアル/パラ
レル変換し、かつ、第1と第2のメモリブロックの選択
されたメモリセルにパラレルに書き込ませることによ
り、高速なメモリアクセスを実現できるという効果が得
られる。
【0099】(4) 上記に加えて、上記第1と第2の
メモリブロックとして、複数からなるダイナミック型メ
モリセルのアドレス選択端子がそれぞれに接続されてな
る複数のワード線と、複数からなるダイナミック型メモ
リセルがそれぞれに接続されてなる複数対の相補ビット
線対と、動作タイミング信号に対応して動作電圧が与え
られ、上記相補ビット線対の信号をそれぞれ増幅する複
数からなるラッチ回路からなるセンスアンプと、上記ワ
ード線と相補ビット線を選択し、センスアンプを動作さ
せるアドレス選択回路を備え、上記共通の入力及び出力
回路を通して交互に入力又は出力されるデータは、外部
端子から供給されたクロック信号の立ち上がりと立ち下
がりに対応して入力又は出力させることにより、高速な
データの入出力を行うようにすることができるという効
果が得られる。
【0100】(5) 上記に加えて、上記不良アドレス
記憶素子に記憶された不良アドレスは、上記複数のメモ
リブロックの上記アドレス比較回路に対して共通に供給
されて、それぞれ対応する冗長回路に置き換えられるよ
うにすることにより、不良アドレス記憶素子の簡素化を
図ることができるという効果が得られる。
【0101】(6) 上記に加えて、上記不良アドレス
記憶素子に記憶れた不良アドレスは、上記複数のメモリ
ブロックの上記アドレス比較回路に対して共通に供給さ
れるとともに、上記各メモリブロックに設けられたアド
レス比較回路に上記不良アドレスを有効とするか無効と
するかの情報ビットを記憶する記憶素子を割り当てるこ
とにより、不良アドレスが存在するメモリブロックのみ
が冗長回路に切り換えられるので、救済効率をいっそう
高くすることができるという効果が得られる。
【0102】(7) 上記に加えて、上記冗長回路とし
てビット線不良を救済するものとすることにより、プリ
フェッチ方式の半導体記憶装置での回路の簡素化と救済
効率の改善を図ることができるという効果が得られる。
【0103】(8) 上記に加えて、複数のメモリブロ
ックとして、同時に並行したメモリアクセスが可能とさ
れるメモリバンクとすることにより、多バンク構成の半
導体記憶装置での回路の簡素化と救済効率の改善を図る
ことができるという効果が得られる。
【0104】(9) 上記に加えて、上記不良アドレス
記憶素子に記憶された不良アドレスは、上記複数のメモ
リバンクの上記アドレス比較回路に対して共通に供給
し、それぞれ対応する冗長回路に置き換えることによ
り、不良アドレス記憶素子の簡素化を図ることができる
という効果が得られる。
【0105】(10) 上記に加えて、上記不良アドレ
ス記憶素子に記憶れた不良アドレスは、上記複数のメモ
リバンクの上記アドレス比較回路に対して共通に供給
し、上記各メモリバンクに設けられたアドレス比較回路
に、上記不良アドレスを有効とするか無効とするかの情
報ビットを記憶する記憶素子を割り当てることにより、
不良アドレスが存在するメモリバンクのみが冗長回路に
置き換えられるために救済効率を高くすることができる
という効果が得られる。
【0106】(11) 上記に加えて、上記冗長回路を
ワード線不良を救済するものを含むようにすることによ
り、ワード線不良及びビット不良の効率的な救済を図る
ことができるという効果が得られる。
【0107】(12) 上記に加えて、上記複数のメモ
リバンクのそれぞれを奇数アドレスが割り当てられた第
1メモリブロックと、偶数アドレスが割り当てられた第
2メモリブロックとし、上記第1と第2のメモリブロッ
クにそれぞれビット線不良を救済する冗長回路を設け、
上記複数のメモリバンクは、上記第1と第2のメモリブ
ロックを同時に選択して複数ビットからなるメモリセル
を選択し、共通の入力回路及び出力回路でのメモリバン
ク間のデータの衝突が無いことを条件として、上記選択
されたメモリセルに対応する複数ビットのデータを、読
み出し動作のときには上記第1メモリブロックと第2メ
モリブロックにおいてパラレル/シリアル変換し、か
つ、交互に共通の出力回路を通して出力し、書き込み動
作のときには上記共通の入力回路を通して入力されたデ
ータが交互に振り分けてシリアル/パラレル変換し、か
つ、第1と第2のメモリブロックの選択されたメモリセ
ルにパラレルに書き込むようにすることにより、高速な
メモリアクセスを行うようにすることができるという効
果が得られる。
【0108】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、多数
のバンクを有する半導体メモリならば、シンクロナスD
RAM以外にも適用可能である。また、実施例では不良
アドレスを記憶するための素子としてヒューズを使用し
ているが、ヒューズに限らずプログラム可能な素子(た
とえばEPROMなどの不揮発メモリやアンチヒュー
ズ)ならば本発明に同様に適用できることは明らかであ
る。本願におけるメモリブロックやメモリバンクは、上
記の動作説明から理解されるように実質的に独立してメ
モリセルの選択動作が行われるメモリセル群とそのアド
レス供給部からなるものをいう。
【0109】この発明は、前記のようなダイナミック型
RAMの他に、スタティック型RAMあるいはフラッシ
ュメモリ等のような不揮発性記憶装置のように冗長回路
を備えた半導体記憶装置とそのようなメモリ回路を含む
半導体装置に広く利用できるものである。
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。冗長回路をそれぞれが有する複数のメ
モリブロックに対応して不良アドレス記憶素子に登録さ
れた不良アドレス信号と入力されたアドレス信号とを比
較するアドレス比較回路を設け、これら複数のメモリブ
ロックの上記アドレス比較回路に対して上記不良アドレ
ス記憶素子を共通に設けることにより、不良アドレス記
憶用素子を上記メモリブロック毎に別々に用意するもの
に比べて不良アドレス記憶素子の面積を低減することが
でき、あるいは不良アドレス記憶素子の数が同じなら
ば、冗長回路を多数置くことができ救済効率を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体記憶装置の一実施例を示
す概略ブロック図である。
【図2】この発明に係るビット線の冗長回路を持つDD
R−SDRAMの1メモリバンク分の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図3】図2のロウ冗長回路の一実施例を示すブロック
図である。
【図4】図2のカラム冗長回路の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図5】図2のメモリアレイの一実施例を示すレイアウ
ト図である。
【図6】図2のアドレス加算器INCの一実施例を示す
説明図である。
【図7】図2のカラム冗長回路CR0に設けられるヒュ
ーズセットFY0の一実施例を示す回路図である。
【図8】図4のカラム冗長回路CR0の中のアドレス比
較回路YAC0e、YAC0o、YAC0uの一実施例
を示す回路図である。
【図9】図2のプリデコーダYPDeの一実施例を示す
回路図である。
【図10】この発明に係るDDR−SDRAMの動作の
一例を説明するための動作波形図である。
【図11】この発明に係るDDR−SDRAMの動作の
一例を説明するための動作波形図である。
【図12】この発明に係るDDR−SDRAMの動作の
一例を説明するための動作波形図である。
【図13】この発明に係るDDR−SDRAMの動作の
一例を説明するための動作波形図である。
【図14】この発明を説明するための救済可能率と欠陥
数との関係図である。
【図15】この発明に係る冗長回路に設けられるヒュー
ズセットの他の一実施例を示す回路図である。
【図16】図15のヒューズセットを用いた場合のアド
レス比較回路の一実施例を示す回路図である。
【図17】この発明に係るDR−SDRAMの動作の他
の一例を説明するための動作波形図である。
【図18】この発明に係るDR−SDRAMの動作の他
の一例を説明するための動作波形図である。
【図19】この発明に係る半導体記憶装置の他の一実施
例を示す概略ブロック図である。
【図20】本発明をワード線の冗長回路に適用したDD
R−SDRAMの2メモリバンク分の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図21】図20の冗長判定部の一実施例を示す一部回
路図である。
【図22】図20の冗長判定部の一実施例を示す残り一
部回路図である。
【図23】図20のプリデコーダ部の一実施例を示す一
部回路図である。
【図24】図20のプリデコーダ部の一実施例を示す残
り一部回路図である。
【図25】この発明に係る冗長回路を備えたSDRAM
を不良ワード線の救済動作を説明するための動作波形図
である。
【図26】この発明に係る冗長回路を備えたSDRAM
を不良ワード線の救済動作を説明するための動作波形図
である。
【図27】この発明を説明するための救済可能率と欠陥
数との関係図である。
【図28】この発明が適用されるSDRAMの一実施例
を示す概略レイアウト図である。
【図29】この発明が適用されるダイナミック型RAM
の一実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
YAB…カラムアドレスバッファ、YE…ヒューズセッ
ト、INC…アドレス加算器、CT…(カラム)アドレ
スカウンタ、YAC…(カラム)アドレス比較回路、Y
PD…(カラム)プリデコーダ、YD…(カラム)デコ
ーダ、M…メモリアレイ CR0〜CR3…カラム冗長回路、RR0〜RR31…
ロウ冗長回路、XPD…(ロウ)冗長判定/プリデコー
ダ、XAB…ロウアドレスバッファ、XLT…(ロウ)
アドレスラッチ、YLT…(カラム)アドレスラッチ、
MA…メインアンプ、WB…ライトバッファ、S/P…
シリアル−パラレル変換回路、P/S…パラレル−シリ
アル変換回路、Din…データ入力バッファ、Dout
…データ出力バッファ、SAD…センスアンプ駆動回
路、SA…センスアンプ、IOSW…IOスイッチ、M
M…メモリマット、SWD…サブワードドライバ、Q1
〜Q20…MOSFET、11,12…デコーダ,メイ
ンワードドライバ、15…サブアレイ、16…センスア
ンプ、17…サブワードドライバ、18…クロスエリ
ア、51…アドレスバッファ、52…プリデコーダ、5
3…デコーダ、61…メインアンプ、62…出力バッフ
ァ、63…入力バッファ、
フロントページの続き (72)発明者 立花 利一 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 齋木 陽造 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 垂石 敏伯 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 中込 儀延 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5B024 AA07 BA15 BA18 BA29 CA07 CA16 CA17 5L106 AA01 AA15 CC04 CC17 CC22 GG01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冗長回路をそれぞれが有する複数のメモ
    リブロックと、 上記複数のメモリブロックのそれぞれに対応して設けら
    れ、不良アドレス記憶素子に登録された不良アドレス信
    号と入力されたアドレス信号とを比較するアドレス比較
    回路と、 上記複数のメモリブロックのアドレス比較回路に共通に
    設けられた上記不良アドレス記憶素子とを有することを
    特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記複数のメモリブロックは、それぞれ異なるアドレス
    を与えることができる複数のアドレス供給部を有するこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記複数のメモリブロックは、奇数アドレスが割り当て
    られた第1メモリブロックと、偶数アドレスが割り当て
    られた第2メモリブロックからなり、 上記第1と第2のメモリブロックを同時に選択して複数
    ビットからなるメモリセルを選択し、 上記選択されたメモリセルに対応する複数ビットのデー
    タは、読み出し動作のときには上記第1メモリブロック
    と第2メモリブロックにおいてパラレル/シリアル変換
    され、かつ、交互に共通の出力回路を通して出力され、
    書き込み動作のときには上記共通の入力回路を通して入
    力されたデータが交互に振り分けられてシリアル/パラ
    レル変換されて、かつ、第1と第2のメモリブロックの
    選択されたメモリセルにパラレルに書き込まれることを
    特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記第1と第2のメモリブロックは、 複数からなるダイナミック型メモリセルのアドレス選択
    端子がそれぞれに接続されてなる複数のワード線と、 複数からなるダイナミック型メモリセルがそれぞれに接
    続されてなる複数対の相補ビット線対と、 動作タイミング信号に対応して動作電圧が与えられ、上
    記相補ビット線対の信号をそれぞれ増幅する複数からな
    るラッチ回路からなるセンスアンプと、 上記ワード線と相補ビット線を選択し、センスアンプを
    動作させるアドレス選択回路を備え、 上記共通の入力及び出力回路を通して交互に入力又は出
    力されるデータは、外部端子から供給されたクロック信
    号の立ち上がりと立ち下がりに対応して入力又は出力さ
    れるものであることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 上記不良アドレス記憶素子に記憶された不良アドレス
    は、上記複数のメモリブロックの上記アドレス比較回路
    に対して共通に供給されて、それぞれ対応する冗長回路
    に置き換えられることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 上記不良アドレス記憶素子に記憶れた不良アドレスは、
    上記複数のメモリブロックの上記アドレス比較回路に対
    して共通に供給され、 上記各メモリブロックに設けられたアドレス比較回路に
    は、上記不良アドレスを有効とするか無効とするかの情
    報ビットを記憶する記憶素子が割り当てられてなること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項3ないし6のいずれかにおいて、 上記冗長回路は、ビット線不良を救済するものであるこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項2において、 複数のメモリブロックは、同時に並行したメモリアクセ
    スが可能とされるメモリバンクを構成するものであるこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 上記不良アドレス記憶素子に記憶された不良アドレス
    は、上記複数のメモリバンクの上記アドレス比較回路に
    対して共通に供給されて、それぞれ対応する冗長回路に
    置き換えられることを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 上記不良アドレス記憶素子に記憶れた不良アドレスは、
    上記複数のメモリバンクの上記アドレス比較回路に対し
    て共通に供給され、 上記各メモリバンクに設けられたアドレス比較回路に
    は、上記不良アドレスを有効とするか無効とするかの情
    報ビットを記憶する記憶素子が割り当てられてなること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10において、 上記冗長回路は、ワード線不良を救済するものを含むこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 上記複数のメモリバンクのそれぞれは、奇数アドレスが
    割り当てられた第1メモリブロックと、偶数アドレスが
    割り当てられた第2メモリブロックを備え、 上記第1と第2のメモリブロックは、それぞれがビット
    線不良を救済する冗長回路を備え、 上記複数のメモリバンクは、上記第1と第2のメモリブ
    ロックを同時に選択して複数ビットからなるメモリセル
    を選択し、 共通の入力回路及び出力回路でのメモリバンク間のデー
    タの衝突が無いことを条件として、上記選択されたメモ
    リセルに対応する複数ビットのデータを、読み出し動作
    のときには上記第1メモリブロックと第2メモリブロッ
    クにおいてパラレル/シリアル変換され、かつ、交互に
    共通の出力回路を通して出力し、書き込み動作のときに
    は上記共通の入力回路を通して入力されたデータが交互
    に振り分けられてシリアル/パラレル変換されて、か
    つ、第1と第2のメモリブロックの選択されたメモリセ
    ルにパラレルに書き込まれることを特徴とする半導体記
    憶装置。
  13. 【請求項13】 複数の第1線と、上記複数の第1線に
    結合された複数の第1メモリセルと、第1冗長線と、上
    記第1冗長線に結合された複数の第1冗長メモリセルと
    を含む第1メモリブロックと、 複数の第2線と、上記複数の第2線に結合された複数の
    第2メモリセルと、第2冗長線と、上記第2冗長線に結
    合された複数の第2冗長メモリセルとを含む第2メモリ
    ブロックと、 第1アドレス信号と第2アドレス信号とを受け、上記記
    第1アドレス信号と上記第2アドレス信号とが不一致の
    場合、上記第2アドレス信号に従つて上記複数の第1線
    のうちの1つを選択し、上記第1アドレス信号と上記第
    2アドレス信号とが一致した場合、上記第1冗長線を選
    択する第1回路と、 上記第1アドレス信号と第3アドレス信号とを受け、上
    記第1アドレス信号と上記第3アドレス信号とが不一致
    の場合、上記第3アドレス信号に従つて上記複数の第2
    線のうちの1つを選択し、上記第1アドレス信号と上記
    第3アドレス信号とが一致した場合、上記第2冗長線を
    選択する第2回路と、 上記第1及び第2回路に与えられる上記第1アドレス信
    号を保持する共通の記憶回路とを含むことを特徴とする
    半導体装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 上記複数の第1線及び上記複数の第2線は、ビット線で
    あり、 上記記憶回路は、不良アドレス信号記憶回路であり、 上記第1アドレス信号は、不良アドレス信号であり、 上記不良アドレス信号と上記第2アドレス信号とが不一
    致の場合、上記第1冗長線は非選択とされ、上記不良ア
    ドレス信号と上記第2アドレス信号とが一致した場合、
    上記複数の第1線は非選択とされ、 上記不良アドレス信号と上記第3アドレス信号とが不―
    致の場合、上記第2冗長線は非選択とされ、上記不良ア
    ドレス信号と上記第3アドレス信号とが―致した場合、
    上記複数の第2線は非選択とされることを特徴とする半
    導体装置。
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