JP2001067867A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2001067867A
JP2001067867A JP24505399A JP24505399A JP2001067867A JP 2001067867 A JP2001067867 A JP 2001067867A JP 24505399 A JP24505399 A JP 24505399A JP 24505399 A JP24505399 A JP 24505399A JP 2001067867 A JP2001067867 A JP 2001067867A
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清広 古谷
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武史 濱本
Katsukichi Mitsui
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のバンクで共有され消費電流に応じた反
応速度をもち、かつ待機時の消費電流を低減させた電圧
降下回路を備えた半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 コントロール回路&モードレジスタ8
は、各コマンドに応じた信号をVDC制御回路32に出
力する。VDC制御回路32は、コマンドに応じてVD
C36が内蔵するコンパレータの貫通電流Icの量を変
化させる信号PWRUPを出力する。VDC制御回路3
2は、コマンドの入力を参照して所定の遅延時間のパル
ス幅の信号を内部で発生する。したがって、各バンクの
活性化をモニタする必要がなく遅延回路および配線の数
を最小限に抑えて好ましい電源電流の制御を行ない、消
費電流を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関し、より特定的には、バンク間で共有される電源電
圧発生回路を含む半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体チップに供給される外部電源電位
ext.Vddは、たとえば使用されるシステムにおけ
る低消費電力化に対する要求に応じて次第に低電圧化さ
れてきている。しかし、低電圧化されてきているとはい
え、実際には、そのまま半導体チップ内部でのトランジ
スタの動作電源電位とすることは信頼性確保の観点など
から問題がある。そこで、外部電源電位ext.Vdd
より低い内部電源電位Vddをチップ内部で発生させて
トランジスタの動作電源電位として使用することが一般
的である。
【0003】図18は、従来の半導体チップの例である
シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(S
DRAM)501の構成を示すブロック図である。
【0004】図18を参照して、SDRAM501は、
合計256メガビットの記憶容量を有し、独立して動作
が可能な4つのバンクを含む。SDRAMでは、外部か
ら供給されるクロック信号CLKに同期してリード/ラ
イト動作が行なわれる。所望の動作を行なわせるには、
制御信号/RAS、/CAS、/WEの組合せで決まる
コマンドを与える。また、チップの選択を指示する制御
信号/CSや、内部にクロック信号CLKを取込むか否
かを指示する制御信号CKEなども外部から適宜与えら
れる。
【0005】SDRAM501は、さらに、外部から外
部電源電位ext.Vddを受けて電圧降下させ内部電
源電位Vddを出力する電源電位発生回路510を含
む。電源電位発生回路510は、各メモリアレイバンク
に応じて設けられている行デコーダ&ワードドライバ1
0#0〜10#3からロウ系のバンク活性化信号を受け
て信号PWRUPを出力するVDC制御回路532と、
参照電位Vrefを発生するVref発生回路534
と、参照電位Vrefを受け信号PWRUPに応じた応
答速度で外部電源電位ext.Vddを参照電位Vre
fと同電位に降下させ電源電位Vddを出力するVDC
(電圧降下回路)536とを含む。
【0006】図19は、SDRAMのライト動作時の外
部信号波形を示す動作波形図である。
【0007】図19を参照して、この波形は、RAS−
CAS遅延時間tRCDおよびロウプリチャージ時間t
RPが3サイクルで、バースト長BLが4の場合の動作
を示している。
【0008】時刻t1において、クロック信号CLKの
立上がりエッジにおいて、バンク0のロウ系を活性化さ
せるコマンドACT[0]が入力される。コマンドはバ
ンクアドレスを伴って入力され、コマンドの後の[]内
の数字はバンクアドレスを示す。
【0009】同時に、1本のワード線WLを選択するた
めのロウアドレスXが信号A0〜A12の組合せとして
与えられ、バンク0を指定するバンクアドレスが信号B
A0〜BA1の組合せとして与えられる。
【0010】次に、3サイクル後の時刻t4におけるク
ロック信号CLKの立上がりエッジにおいて、既に活性
化しているワード線WLに対してライト動作を行なうた
めのコマンドWRITE[0]が入力される。同時に、
コラムアドレスYが信号A0〜A9の組合せとして与え
られ、バンクアドレスも与えられる。コマンドWRIT
Eは、制御信号/CS,/RAS,/CAS,/WEの
組合せで決定される。時刻t4からt7までの4サイク
ルの間に、書込データD0〜D3が外部から信号DQ0
〜DQ15の組合せによって与えられ、メモリセルに書
込まれる。
【0011】そして、時刻t8において、活性化してい
たバンク0のワード線WLをリセットするコマンドPR
E[0]が入力される。コマンドPREは、制御信号/
CS、/RAS、/CAS、/WEの組合せによって与
えられる。なお、最後のデータD3が書込まれてから、
コマンドPRE[0]が入力されるまでには、メモリセ
ルに確実にデータが書込まれることを保証するために、
時間tWRの間をおくことが必要である。以上のように
して、特定のバンクに対してデータを書込むことができ
る。
【0012】同一バンクに続けてアクセスする場合に
は、次のコマンドACT[0]を入力するまでにロウプ
リチャージ時間tRP以上の時間をおくことが必要であ
る。
【0013】SDRAMの代表的な動作仕様は、“PC
100”と呼ばれるもので、以下では、PC100に準
拠したSDRAMを例に話を進めていく。
【0014】図19に示すような動作が行なわれる場合
には、SDRAMの内部電源電位Vddにおける消費電
流は時間的に変化する。
【0015】図20は、消費電流の時間的変化を示す概
略波形図である。図20を参照して、1度のロウサイク
ルすなわち、コマンドACT、WRITE、PREが実
施されるサイクル内において、各コマンド入力を起点と
して電源電位Vddにおいて消費される消費電流が急激
に増加する。SDRAMは、高速にリード/ライト動作
を行なうため、そのときの、消費電流のピーク値および
平均値は非常に大きい。一方、時刻t2〜t3および時
刻t4〜t5における期間すなわち、所定の動作が終了
して次のコマンドが入力されるまでの期間Trs1,T
rs2では、消費電流は少ない。一般に、Trs1,T
rs2で示した期間をアクティブスタンバイ期間と呼
ぶ。全くロウ系が活性化されていない、いわゆるスタン
バイ期間とこのアクティブスタンバイ期間とでは、SD
RAMは異なる待機状態にある。ロウ系が活性化してい
る分アクティブスタンバイ時の消費電流Iasは、スタ
ンバイ時の消費電流Issより大きい。このような電源
電位Vddにおける消費電流の変動に対処するため、電
源電位Vddを発生するVDC(ボルテージダウンコン
バータ:電圧降下回路)の制御には工夫が必要となる。
【0016】図18におけるVDC536は、後に実施
の形態で説明するようにコンパレータとドライバからな
る。コンパレータの動作速度は、コンパレータに流れる
貫通電流Icに応じて増加するが、スタンバイ期間ある
いはアクティブスタンバイ期間においてはこの貫通電流
は少ない方が望ましい。そこで、電源で消費される電流
に応じてVDC制御回路532が出力する信号PWRU
Pを変化させこの貫通電流の値を切換える。
【0017】図21は、図18におけるVDC制御回路
532の構成を説明するための図である。
【0018】図18、図21を参照して、バンクアドレ
スデコーダ92、コマンドデコーダ94、選択回路96
は図18におけるコントロール回路&モードレジスタ8
に含まれる回路である。バンクアドレスデコーダ92
は、アドレスバッファ2から内部バンクアドレス信号i
nt.BA0、int.BA1を受けてデコードし、バ
ンク指定信号BAD0〜BAD3を出力する。int.
というのは、外部から与えられた信号が内部クロック信
号CLKIのH期間でラッチされた信号であることを示
す。
【0019】コマンドデコーダ94は、制御信号入力バ
ッファ6から制御信号int.RAS、int.CA
S、int.WEを受けてデコードしACTコマンドが
入力されたことを示す信号ACTFおよびPREコマン
ドが入力されたことを示す信号PCGFを出力する。信
号ACTF、PREFの発生には、バンク情報は絡んで
いない。バンク指定信号BAD0〜BAD3、信号AC
TF、PREFは選択回路96に入る。選択回路96
は、バンクのロウ系を活性化する信号ACTF0〜AC
TF3およびバンクのロウ系を不活性化する信号PCG
F0〜PCGF3を発生する。これらの信号は、指定さ
れたバンクにおいて1サイクルだけHレベルになる信号
である。
【0020】これらの信号は各バンクに対応して設けら
れているラッチ100#0〜100#3にそれぞれ入力
される。ラッチは、各バンクの近くに配置されている領
域98に設けられている行デコーダ&ワードドライバ1
0#0〜10#3にそれぞれ含まれている。
【0021】領域98は、図では簡単のため、一つにま
とめて示しているが、領域98内の回路は、選択回路9
6等が設けられる周辺領域とは離れた位置、つまり、各
バンク付近に配置されることを示すために表示している
ものであり、集合して配置されていることを示すもので
はない。
【0022】VDC制御回路532は、ラッチ100#
0〜100#3がそれぞれ保持している信号であって、
バンクが活性化されていることを示す信号ZRASE0
〜ZRASE3を受ける4入力のNAND回路542
と、NAND回路542の出力を遅延させて出力する遅
延回路544と、NAND回路542の出力と遅延回路
544の出力とを受けるNOR回路546と、NOR回
路546の出力を受けて反転し信号PWRUPを出力す
るインバータ548とを含む。
【0023】図22は、図21における選択回路96の
構成を示す回路図である。図22を参照して、選択回路
96は、バンク0に対応して設けられるゲート回路55
2と、バンク1に対応して設けられるゲート回路554
と、バンク2に対応して設けられるゲート回路556
と、バンク3に対応して設けられるゲート回路558と
を含む。
【0024】ゲート回路552は、バンク指定信号BA
D0と信号ACTFとを受けるNAND回路562と、
NAND回路562の出力を受けて反転し信号ACTF
0を出力するインバータ564と、バンク指定信号BA
D0と内部アドレス信号int.A10とを受けるOR
回路566と、OR回路566の出力とPREFとを受
けるNAND回路568と、NAND回路568の出力
を受けて反転し信号PCGF0を出力するインバータ5
70と含む。
【0025】ゲート回路554は、ゲート回路552の
構成においてバンク指定信号BAD0に代えてBAD1
を受け信号ACTF0、PCGF0に代えて信号ACT
F1、PCGF1を出力する。ゲート回路556は、ゲ
ート回路552の回路構成において、バンク指定信号B
AD0に代えてBAD2を受け信号ACTF0、PCG
F0に代えて信号ACTF2、PCGF2を出力する。
ゲート回路558は、ゲート回路552の回路構成にお
いてバンク指定信号BAD0に代えてバンク指定信号B
AD3を受け、信号ACTF0、PCGF0に代えて信
号ACTF3、PCGF3を出力する。したがって、特
にこれらの説明は繰返さない。
【0026】SDRAMの仕様上、PREコマンドでア
ドレス信号A10がHレベルの場合には、全バンクのロ
ウ系をリセットすることになっているため、選択回路9
6においては、信号int.A10がHレベルになる
と、各バンクのロウ系をリセットする信号PCGF0〜
PCGF3は同時にすべてHレベルとなる。
【0027】再び、図21を参照して、バンク情報を持
った信号ACTF0〜ACTF3、PCGF0〜PCG
F3は、対応するバンクへ送られ、そこでラッチ回路1
00#0〜100#3に入る。各ラッチ回路は、信号A
CTF0〜ACTF3がHレベルになると、ロウ系が活
性化していることを示す信号ZRASE0〜ZRASE
3をLレベルとする。信号ZRASE0〜ZRASE3
はロウ系が活性化しているときにLレベルとなる信号で
ある。ラッチ回路100#0〜100#3は信号PCG
F0〜PCGF3がHレベルとなると、リセットされ
る。すなわちこのときには信号ZRASE0〜ZRAS
E3はHレベルとなる。
【0028】図18におけるVDC536は、どれか1
つのバンクでロウ系が活性化されているときに内部のコ
ンパレータの貫通電流Icを増加させて消費電流増に対
応するのであるから、それを指示する信号PWRUP
は、信号ZRASE0〜ZRASE3のいずれか1つが
Lレベルであるときに活性化されればよい。図21に示
すように、信号PWRUPの発生は4つのバンクの活性
化を示す信号のNANDをとることで実現が可能であ
る。なお、信号PWRUPのHレベルからLレベルへの
立下がりを後ろに遅らせる遅延段が入っている理由は、
ロウ系リセットにおける消費電流の増加を補償するため
である。つまり、PREコマンドが入ると図21のラッ
チ100#0〜100#3はリセットされ、バンクの活
性化を示す信号ZRASE0〜ZRASE3はHレベル
に戻ってしまうため、図20に示した時刻t5〜t6に
おけるロウ系リセット時に消費される電源電流を補償す
るためである。
【0029】図23は、信号PWRUPを説明するため
の波形図である。図23を参照して、コマンドACT
[0]が時刻t1において入力されると、バンク0の信
号ZRASE0がLレベルになるため、応じて信号PW
RUPはHレベルとなる。そして、コマンドPRE
[0]が入力されるまでの時刻t5までの間は、信号P
WRUPはHレベルを保つ。時刻t5において、コマン
ドPRE[0]が入力されると、応じてラッチ100#
0はリセットされ、信号ZRASE0はHレベルにな
る。すると、遅延回路544が有する遅延時間Td11
後である時刻t6において信号PWRUPがLレベルに
立下がる。
【0030】図24は、より消費電流の増減に忠実にコ
ンパレータの貫通電流Icを制御するための信号PWR
UPの波形を検討するための波形図である。
【0031】図24を参照して、電源電流はコマンドが
入力されるとその後一定時間電流消費のピークがあり、
その後アクティブスタンバイ状態やスタンバイ状態にな
る。したがって、コマンドACT[0]が入力されたと
きには、時刻t1〜t2に相当する遅延時間Td21の
間Hレベルとなり、コマンドWRITE[0]が入力さ
れたときには時刻t3〜t4に相当する遅延時間Td2
2の間Hレベルを保ち、コマンドPRE[0]が入力さ
れたときには時刻t5〜t6に相当する遅延時間Td2
3の間Hレベルを保つような回路を備えればよい。
【0032】話を簡単にするため、ACTコマンドを起
点とする一定期間信号PWRUPをHレベルとする部分
のみを検討する。注意すべき点は、多バンク構成では、
複数のバンクが次々と活性化することが許されており、
活性化したバンクのロウ系活性化動作期間中は必ず信号
PWRUPはHレベルでなければならない点である。
【0033】図25は、ACTコマンドに対応する信号
PWRUPの活性化を制御する回路590の構成を示す
回路図である。
【0034】図25を参照して、回路590は、図21
における信号ZRASE0の活性化に応じて一定幅のパ
ルス信号REP0を出力するパルス発生回路592と、
信号ZRASE1の活性化に応じてパルス信号REP1
を出力するパルス発生回路594と、信号ZRASE2
の活性化に応じてパルス信号REP2を出力するパルス
発生回路596と、信号ZRASE3の活性化に応じて
パルス信号REP3を出力するパルス発生回路598
と、パルス信号REP0〜REP3を受ける4入力のN
OR回路600と、NOR回路600の出力を受けて反
転するインバータ602とを含む。インバータ602の
出力信号は信号PWRUPである。
【0035】パルス発生回路592は、信号ZRASE
0を受けて遅延時間Td21だけ遅延させる遅延回路6
04と、遅延回路604の出力を受けて反転するインバ
ータ606と、信号ZRASE0とインバータ606の
出力を受けてパルス信号REP0を出力するNOR回路
608を含む。
【0036】パルス発生回路594〜598は、それぞ
れ入力に信号ZRASE1〜ZRASE3を受け、信号
REP1〜REP3を出力する。これらはパルス発生回
路592と同様な構成を有するため説明は繰返さない。
【0037】図26は、図25に示した回路にコマンド
ACT[0]〜ACT[3]が連続して入力された場合
の波形を示す動作波形図である。
【0038】時刻t1において、コマンドACT[0]
が入力されると、バンク0の活性化を示す信号ZRAS
E0がLレベルに活性化される。応じてパルス発生回路
によってパルス信号REP0が遅延時間Td21の間だ
けHレベルとなる。この遅延時間Td21は図24に示
したACTコマンドによる電流増加期間に対応する時間
に設定される。同様に、時刻t2、t3、t4において
それぞれコマンドACT[1]、ACT[2]、ACT
[3]が入力されそれぞれ遅延時間Td21の間パルス
信号REP1〜REP3が活性化される。このような回
路構成にすることで、信号PWRUPは連続した波形に
なる。つまり、電圧降下回路(VDC)は、複数のバン
クが連続して活性化した場合の消費電流の増加に対応で
きる。
【0039】以上の例は、非常に単純化した貫通電流I
cの制御であるが、さらに複数の制御信号を用いてより
細かく貫通電流Icを制御することも可能である。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】複数のバンクに対して
時間的に離散してコマンドが与えられたときに、それぞ
れのバンク内で発生する消費電流の変化には時間的なず
れが生じている。多バンク構成において、バンク間で共
有される電圧降下回路VDCの制御で重要な点は、この
時間的なずれに対応して電圧降下回路が十分な応答速度
と能力で対応できることである。
【0041】図21、図25で示した回路例では、バン
ク情報を含んだ信号、あるいはそれをもとに発生した派
生信号を束ねて、信号PWRUPがHレベルに活性化さ
れる期間を決めている。しかし、バンク数が増加する
と、信号PWRUPを生成するための信号数が非常に多
くなる。
【0042】図21に示した回路構成では、信号ZRA
SE0〜ZRASE3は、各バンクに近い部分で発生さ
れているため、信号PWRUPを発生させるためには、
これらの信号を一旦集めなければならない。
【0043】先に説明したが、選択回路96は、周辺回
路が配置されるバンク間のすきまの領域に通常は配置さ
れる。VDC制御回路532は、電圧降下回路の近辺に
配置され、選択回路96と同様にバンク間のすきまの領
域に配置される。各バンク近辺に配置されるラッチ10
0#0〜100#3はVDC制御回路532と離れた位
置にある。つまり、長い配線をラッチ100#0〜10
0#3からVDC制御回路532まで設ける必要があ
る。
【0044】これらの配線は、長い距離をバンク間の狭
いすきまの配線領域に通さなければならないので、チッ
プ面積の増加につながる。各バンクに設けられるラッチ
と同じラッチをVDC制御回路に持つことも考えられる
が、バンク数が増加した場合には回路規模が大きくなり
不利である。
【0045】さらに、図25に示した回路構成では、信
号ZRASE0〜ZRASE3それぞれに遅延段を持た
なければならず、回路が複雑になってしまう。ひいては
レイアウト面積の増加につながる。このように、バンク
情報を含んだ信号を用いてバンク間で共有される電圧降
下回路VDCを制御しようと試みると、バンク数が増加
するにつれて回路および配線の無駄が多くなる。
【0046】この発明の目的は、多バンク構成におい
て、バンク間で共有される電圧降下回路VDCの制御に
関して、バンク数によらないシンプルな構成で、かつ外
部から指示される動作(コマンド)に依存した電源電流
の消費の変動に対応できるよう電圧降下回路の応答速度
を変化させ、電圧降下回路の消費電流を最適化し、全体
として消費電流を抑えた半導体記憶装置を提供すること
である。
【0047】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
装置は、与えられる信号に応じたコマンドを出力するコ
マンド受信回路と、与えられる信号に応じた行アドレ
ス、列アドレスおよびバンクアドレスを出力するアドレ
ス受信回路と、コマンド出力回路の出力およびアドレス
受信回路の出力に応じて動作を行なう第1の内部回路と
を備え、第1の内部回路は、各々が行列状に配置される
メモリセルを有し、コマンドおよびバンクアドレスに応
じて活性化される複数のバンクと、各バンクに対応して
設けられ、コマンドおよび行アドレスに応じてメモリセ
ルの行の選択に関連する動作をする行系回路と、各バン
クに対応して設けられ、コマンドおよび列アドレスに応
じてメモリセルの列の選択に関連する動作をする列系回
路とを含み、コマンドに応じて動作を行なう第2の内部
回路をさらに備え、第2の内部回路は、第1の内部回路
に動作電源電位を供給する電源回路を含み、電源回路
は、動作電源電位の目標値である参照電位を発生する参
照電位発生回路と、コマンドに対応する活性化時間およ
び応答速度を選択し、活性化時間の間応答速度に対応す
る応答制御信号を活性化する応答速度制御回路と、応答
制御信号に応じた応答速度で動作し、外部電源電位を受
けて、参照電位まで電圧降下させて動作電源電位を出力
する電圧降下回路とを含む。
【0048】請求項2に記載の半導体記憶装置は、請求
項1に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、電圧降下
回路は、参照電位と動作電源電位とを比較する比較回路
を有し、比較回路は、比較回路を駆動する駆動電流を応
答制御信号に応じて決定する電流制限部を有し、比較回
路の出力に応じて外部電源電位を受けて電圧降下回路の
出力を駆動する駆動回路をさらに有し、応答速度は、駆
動電流に基づき決定される。
【0049】請求項3に記載の半導体記憶装置は、請求
項2に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、コマンド
は、第1のコマンド群を含み、電流制限部は、応答制御
信号の非活性化状態における応答速度に対応する第1の
電流を流す第1の電流制限回路と、第1の電流制限回路
と並列的に設けられ、応答制御信号の活性化に応じて第
1のコマンド群に対応する第2の電流を流す第2の電流
制限回路とを含む。
【0050】請求項4に記載の半導体記憶装置は、請求
項3に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、コマンド
は、第2のコマンド群をさらに含み、第1の電流制限回
路と並列的に設けられ、応答制御信号の活性化に応じて
第2のコマンド群に対応する第3の電流を流す第3の電
流制限回路をさらに含む。
【0051】請求項5に記載の半導体記憶装置は、請求
項2に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、応答速度
制御回路は、コマンドが入力されたことを検出する検出
回路と、検出回路の出力を活性化時間に対応する時間遅
延させ、活性化終了信号を出力する第1の遅延回路と、
検出回路の出力に応じて出力が活性化され活性化終了信
号に応じて出力が非活性化される状態保持回路とを有す
る。
【0052】請求項6に記載の半導体記憶装置は、請求
項5に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、コマンド
は、行系回路の制御を指示する行系コマンドを含み、検
出回路は、行系コマンドが入力されたことを検出する行
コマンド検出回路を含み、第1の遅延回路は、行コマン
ド検出回路の出力に応答して電荷を蓄積するキャパシタ
と、電荷を活性化時間に対応する時間で放電するための
抵抗素子とをさらに有する。
【0053】請求項7に記載の半導体記憶装置は、請求
項6に記載の半導体記憶装置、行系コマンドは、行系回
路の動作の開始を指示する行動作開始指示コマンドと、
行系回路の動作の終了を指示する行動作終了指示コマン
ドとを含む。
【0054】請求項8に記載の半導体記憶装置は、請求
項6に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、応答速度
制御回路は、検出回路の出力に応じて導通しキャパシタ
の一方端に第1の電位を与える第1のスイッチ回路と、
検出回路の出力を受けて遅延させて出力する第2の遅延
回路と、キャパシタの一方端を抵抗素子を介して第2の
電位に結合する経路上に設けられ、第2の遅延回路の出
力に応じて導通する第2のスイッチ回路とをさらに有
し、第1の遅延回路は、キャパシタの一方端の電位に応
じて活性化終了信号を出力する。
【0055】請求項9に記載の半導体記憶装置は、請求
項5に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、コマンド
は、列系回路の制御を指示する列系コマンドを含み、検
出回路は、列系コマンドが入力されたことを検出する列
コマンド検出回路を含み、第1の遅延回路は、列コマン
ド検出回路の出力に応じてクロック信号に同期した計数
動作を行ない、バースト長に相当する時間後出力に活性
化終了信号を出力するバースト長カウント回路を有す
る。
【0056】請求項10に記載の半導体記憶装置は、請
求項9に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、応答速
度制御回路は、状態保持回路の出力を受けて、列系コマ
ンドに対応する回路動作が終了するまで活性化期間を延
長して、応答制御信号を出力する列活性化パルス発生回
路をさらに有する。
【0057】請求項11に記載の半導体記憶装置は、請
求項9に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、列系コ
マンドは、列系回路によって選択されたメモリセルから
データを読出す読出コマンドと、列系回路によって選択
されたメモリセルにデータを書込む書込コマンドとを含
む。
【0058】請求項12に記載の半導体記憶装置は、請
求項5に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、コマン
ドは、行系回路の制御を指示する行系コマンドと、列系
回路の制御を指示する列系コマンドとを含み、検出回路
は、行系コマンドが入力されたことを検出する行コマン
ド検出回路と、列系コマンドが入力されたことを検出す
る列コマンド検出回路とを含み、第1の遅延回路は、行
系コマンドの入力に応じて行応答制御信号を出力する行
応答制御回路と、列系コマンドの入力に応じて列応答制
御信号を出力する列応答制御回路とを有する。
【0059】請求項13に記載の半導体記憶装置は、請
求項12に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、応答
速度制御回路は、行応答制御信号と列応答制御信号のう
ち少なくともいずれか一方が活性化したことに応じて応
答制御信号を活性化する出力回路をさらに有する。
【0060】請求項14に記載の半導体記憶装置は、請
求項12に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、応答
制御信号は、行応答制御信号と、列応答制御信号とを含
み、電圧降下回路は、行応答制御信号と列応答制御信号
のいずれかに応じて応答速度が増す、動作電源電位と参
照電位とを比較する比較回路と、比較回路の出力に応じ
て外部電源電位を受けて電圧降下回路の出力を駆動する
駆動回路とをさらに有する。
【0061】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中
同一符号は同一または相当部分を示す。
【0062】また、以降4バンク構成のSDRAMにお
ける電圧降下回路を例に話を進めるが、もちろんバンク
数は4以外であっても適用が可能である。
【0063】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1の半導体記憶装置1の構成を示す概略ブロック図
である。
【0064】図1を参照して、半導体記憶装置1は、各
々が行列状に配列される複数のメモリセルを有するメモ
リアレイバンク14#0〜14#3と、外部から与えら
れるアドレス信号A0〜A12およびバンクアドレス信
号BA0〜BA1をクロック信号CLKIに同期して取
込み、内部行アドレス、内部列アドレスおよび内部バン
クアドレスを出力するアドレスバッファ2と、外部から
クロック信号CLKおよびクロックイネーブル信号CK
Eを受けて半導体記憶装置内部で用いられるクロック信
号CLKI、CLKQを出力するクロックバッファ4
と、外部から与えられる制御信号/CS、/RAS、/
CAS、/WEおよびマスク信号DQMU/Lをクロッ
ク信号CLKIに同期して取込む制御信号入力バッファ
6とを含む。
【0065】半導体記憶装置1は、さらに、アドレスバ
ッファ2から内部アドレス信号int.A0〜int.
A12および内部バンクアドレス信号int.BA0〜
int.BA1を受け、かつ、制御信号入力バッファ6
からクロック信号に同期化された制御信号int.RA
S、int.CAS、int.WEを受けてクロック信
号CLKIに同期して各ブロックに制御信号を出力する
コントロール回路と、コントロール回路で認識された動
作モードを保持するモードレジスタとを含む。図1にお
いては、コントロール回路とモードレジスタとを1つの
ブロック8で示す。コントロール回路は、内部バンクア
ドレス信号int.BA0、int.BA1をデコード
するバンクアドレスデコーダと制御信号int.RA
S、int.CAS、int.WEを受けてデコードす
るコマンドデコーダとを含んでいる。
【0066】半導体記憶装置1は、さらに、メモリアレ
イバンク14#0〜14#3にそれぞれ対応して設けら
れ、アドレスバッファ2から与えられた行アドレス信号
Xをデコードする行デコーダとこの行デコーダの出力信
号に従ってメモリアレイバンク14#0〜14#3の内
部のアドレス指定された行(ワード線)を選択状態へ駆
動するためのワードドライバとを含む。図1では、行デ
コーダとワードドライバをまとめてブロック10#0〜
10#3として示す。
【0067】半導体記憶装置1は、さらに、アドレスバ
ッファ2から与えられた内部列アドレス信号Yをデコー
ドして列選択信号を発生する列デコーダ12#0〜12
#3と、メモリアレイバンク14#0〜14#3の選択
行に接続されるメモリセルのデータの検知および増幅を
行なうセンスアンプ16#0〜16#3とをさらに含
む。
【0068】半導体記憶装置1は、さらに、外部から書
込データを受けて内部書込データを生成する入力バッフ
ァ22と、入力バッファ22からの内部書込データを増
幅して選択メモリセルへ伝達するライトドライバと、選
択メモリセルから読出されたデータを増幅するプリアン
プと、このプリアンプからのデータをさらにバッファ処
理して外部に出力する出力バッファ20とを含む。
【0069】プリアンプおよびライトドライバはメモリ
アレイバンク14#0〜14#3に対応してそれぞれ設
けられている。図1では、プリアンプとライトドライバ
は1つのブロックとしてブロック18#0〜18#3と
して示される。なお、入力バッファ22および出力バッ
ファ20はクロックバッファ4からクロック信号CLK
Qを受けてこれに同期して端子DQ0〜DQ15を介し
て外部とデータを授受する。
【0070】半導体記憶装置1は、さらに、ブロック8
から制御信号φを受けて応じて活性化され外部から与え
られる電源電位ext.Vddを降下させて内部の各ブ
ロックに電源電位Vddを供給する電源電圧発生回路1
0を含む。
【0071】電源電圧発生回路10は、内部電源電位V
ddの基準となる参照電位Vrefを発生するVref
発生回路34と、制御信号φに応じて制御信号PWRU
Pを出力するVDC制御回路32と、外部電源電位ex
t.Vddを参照電位Vrefまで降下させて電源電位
Vddを出力する電圧降下回路(VDC)36とを含
む。
【0072】図2は、図1におけるVref発生回路3
4の構成を示す回路図である。図2を参照して、Vre
f発生回路34は、定電流源回路42と、定電流源回路
42の制御の下に参照電位Vrefを出力する電圧出力
回路44とを含む。
【0073】定電流源回路42は、外部電源電位を受け
てノイズ除去しノードN1に伝達するロウパスフィルタ
46と、ノードN1にソースが接続されゲートおよびド
レインがノードN2に接続されるPチャネルMOSトラ
ンジスタ52と、ノードN2と接地ノードとの間に接続
されゲートがノードN3に接続されるNチャネルMOS
トランジスタ54と、ノードN1とノードN3との間に
直列に接続される抵抗56およびPチャネルMOSトラ
ンジスタ58と、ドレインおよびゲートがノードN3に
接続されソースが接地ノードに接続されるNチャネルM
OSトランジスタ60とを含む。PチャネルMOSトラ
ンジスタ58のゲートはノードN2に接続されている。
【0074】ロウパスフィルタ46は、外部電源電位e
xt.Vddが与えられるノードとノードN1との間に
接続される抵抗48と、ノードN1と接地ノードとの間
に接続されるキャパシタ50とを含む。
【0075】電圧出力回路44は、外部電源電位ex
t.Vddが与えられるノードとノードN4との間に接
続されゲートがノードN2に接続されるPチャネルMO
Sトランジスタ62と、ノードN4とノードN5との間
に直列に接続されともにゲートがノードN5に接続され
るPチャネルMOSトランジスタ64、66と、ソース
がノードN5に接続されゲートおよびドレインが接地ノ
ードに接続されるPチャネルMOSトランジスタ68と
を含む。
【0076】ノードN4からは参照電位Vrefが出力
される。図3は、図1における電圧降下回路(VDC)
36の構成を示す回路図である。
【0077】図3を参照して、電圧降下回路36は、電
源電位Vddと参照電位Vrefを比較して比較結果信
号DOを出力するコンパレータ72と、比較結果信号D
Oに応じて外部電源電位ext.Vddをもとに電源電
位Vddを駆動するドライバ74とを含む。
【0078】コンパレータ72は、外部電源電位ex
t.Vddが与えられるノードとノードN7との間に接
続されゲートがノードN8に接続されるPチャネルMO
Sトランジスタ76と、ノードN7とノードN6との間
に接続されゲートが参照電位Vrefと結合されるNチ
ャネルMOSトランジスタ78と、外部電源電位ex
t.Vddが与えられるノードとノードN8との間に接
続されゲートがノードN8と接続されるPチャネルMO
Sトランジスタ80と、ノードN8とノードN6との間
に接続されゲートが電源電位Vddと結合されるNチャ
ネルMOSトランジスタ82と、ノードN6と接地ノー
ドとの間に接続されゲートが外部電源電位ext.Vd
dに結合されるNチャネルMOSトランジスタ84と、
ノードN6と接地ノードとの間に接続されゲートに信号
PWRUPを受けるNチャネルMOSトランジスタ86
とを含む。
【0079】ノードN7からはコンパレータの出力信号
である比較結果信号DOが出力される。
【0080】ドライバ74は、外部電源電位ext.V
ddが与えられるノードとノードN9との間に接続され
ゲートに比較結果信号DOを受けるPチャネルMOSト
ランジスタ75を含む。ノードN9からは半導体記憶装
置の各ブロックに対して電源電位Vddが出力される。
【0081】次に、図2および図3を参照して電源発生
回路の動作について説明する。まず定電流源回路42に
ついて説明する。PチャネルMOSトランジスタ52、
58のチャネル幅をそれぞれW1、W2とする。これら
のトランジスタのチャネル長は同じとする。W1<W2
と設定する。そしてこれらをサブスレッショルド領域で
使用すると、抵抗56の両端にはPチャネルMOSトラ
ンジスタ52、58におけるそれぞれのゲートソース間
電位Vgsの差である電位差dVが発生する。電位差d
Vは次式のように表現される。
【0082】 dV=k×T/q×ln(W2/W1) …(1) ここで、kはボルツマン係数、Tは絶対温度、qは電子
の電荷量を意味する。抵抗56の両端に電位差dVが与
えられているので抵抗56に流れる電流Irは、Ir=
dV/Rと表わすことができる。Rは抵抗56の抵抗値
である。Rの温度依存性が無視できるとすると、電流I
rは絶対温度Tに比例する。つまり正の温度特性を有す
る。
【0083】電圧出力回路44におけるPチャネルMO
Sトランジスタ62は定電流源回路とカレントミラーを
構成し電流Irが正確に移される。PチャネルMOSト
ランジスタ64、66はチャネル抵抗成分を主とする抵
抗成分を有し、PチャネルMOSトランジスタ68は主
としてしきい値によって決定される抵抗成分を有する。
これらをそれぞれチャネル抵抗成分、しきい値成分と呼
ぶことにする。チャネル抵抗成分は電流Irが持つ正の
温度特性を継承する。一方のしきい値成分は、十分大き
なサイズのPチャネルMOSトランジスタを用いること
でしきい値電圧が持つ負の温度特性を示す。これらが釣
り合うように設定することで、参照電位Vrefの温度
特性をなくすことが可能である。あるいは、どちらか一
方の成分の寄与を支配的にすることで、参照電位Vre
fが正もしくは負の温度特性を示すように設定すること
もできる。
【0084】Vref発生回路34で発生された参照電
位Vrefは電圧降下回路36に送られる。コンパレー
タ72は電源電位Vddを観測し電源電位Vddが参照
電位Vrefと等しくなるようにドライバ74を駆動す
る。
【0085】コンパレータ72の反応をよくするために
はNチャネルMOSトランジスタ78、82が飽和領域
で動作する必要があり、これらのトランジスタのコモン
ソースであるノードN6の電位Vcを接地電位よりある
程度高いレベルに設定しなければならない。そのため
に、ノードN6と接地ノードとの間にNチャネルMOS
トランジスタ84、86を挿入して電位Vcを適切なレ
ベルに設定する。同時にこれらのNチャネルMOSトラ
ンジスタ84、86はコンパレータの貫通電流Icを制
限する働きも持っている。
【0086】電源電位VddがSDRAMの周辺回路に
供給される場合、コマンド入力に伴う内部入力の動作時
の消費電流の増加が非常に大きい。この消費に電圧降下
回路が反応よく対応するためにはコンパレータの貫通電
流Icを大きくすればよい。しかし、消費電流が小さい
待機時には大きな貫通電流Icは必要なく、待機時の消
費電流削減の観点からは貫通電流Icは小さくなるよう
に設定すべきである。
【0087】図3に示した電圧降下回路は最も単純な貫
通電流Icの制御が行なえるような構成になっている。
貫通電流IcはNチャネルMOSトランジスタ84、8
6で決定される。NチャネルMOSトランジスタ84、
86のβの比はNチャネルMOSトランジスタ86の方
が大きいとする。
【0088】消費電流が小さい場合には、信号PWRU
PをLレベルとし、NチャネルMOSトランジスタ86
を非導通状態とする。すると、貫通電流IcはNチャネ
ルMOSトランジスタ84のみで決まる。たとえば、待
機時の消費電流を図20に示した電流Issとすれば、
NチャネルMOSトランジスタ84のサイズを非常に絞
ることが可能である。
【0089】消費電流が大きくなる期間は、PWRUP
をHレベルに活性化する。すると、NチャネルMOSト
ランジスタ84、86の両方が導通状態となるため、貫
通電流Icは十分大きくなり、急激な消費電流の変化に
追従することができる。たとえば、ACTコマンドが入
力されてからPREコマンドが入るまでの期間、信号P
WRUPを活性化すれば、図19で説明した動作時にお
ける消費電流の増加に対しても十分対応することができ
る。
【0090】あるいは、より細かな貫通電流の制御を行
なうために、ACT、WRITE、PREコマンドを受
けてから内部で決める一定時間だけ信号PWRUPを活
性化するようなパルス列を発生させることも考えられ
る。
【0091】多バンク構成においてバンク間で共有され
る電圧降下回路の制御を考えると、どのバンクがアクセ
スされ動作する場合にも電圧降下回路はそれに対応でき
なければならない。一般にコマンドはバンクアドレスを
伴い、チップ内部ではバンクアドレスによってデコード
された制御信号が生成される。4バンク構成ならば制御
信号は各バンク毎に4つ作られる。
【0092】図4は、信号PWRUPを発生する回路構
成を説明するための回路図である。図4を参照して、内
部バンクアドレス信号int.BA0、int.BA1
を受けてバンク指定信号BAT〜BAD3を出力するバ
ンクアドレスデコーダ92と、内部制御信号int.R
AS、int.CAS、int.WEを受けてデコード
し信号ACTF、PREFを出力するコマンドデコーダ
と、バンク指定信号BAD0〜BAD3および内部アド
レス信号int.A10に従って対応するバンクに信号
ACTF、PREFを出力する選択回路96とは、図1
におけるブロック8の内部のコントロール回路に含まれ
る回路である。
【0093】選択回路96はバンク0に対応する信号A
CTF0、PTCG0をバンク0に対応して設けられる
ラッチ100#0に出力する。ラッチ100#0は、信
号ACTF0が入力されるとこのバンクの活性化を示す
信号ZRASE0をLレベルに活性化する。そして、信
号PCG0が入力されるとラッチ100#0は信号ZR
ASE0をHレベルに非活性化する。バンク1〜3に対
しても対応するラッチ100#1〜100#3が設けら
れ同様な動作が行なわれる。
【0094】実施の形態1においては、複数の電圧降下
回路があり、内部動作毎に最適な能力の電圧降下回路が
活性化されるような電源電圧発生回路の構成を有してい
るとする。
【0095】VDC制御回路102は、図1に示したV
DC制御回路32においてロウ系の活性化動作に伴う電
源電流消費をまかなう電圧降下回路の制御を行なう回路
である。
【0096】VDC制御回路102は、信号ACTFを
受けて反転するインバータ104と、インバータ104
の出力を遅延する遅延回路106と、インバータ104
の出力と遅延回路106の出力を受けるNAND回路1
08と、NAND回路108の出力を第1の入力に受け
るNOR回路110とを含む。
【0097】VDC制御回路102は、さらにRC遅延
回路116と、インバータ104の出力に応じて活性化
されRC遅延回路116をチャージするPチャネルMO
Sトランジスタ112と、NOR回路110の出力に応
じて活性化しRC遅延回路をディスチャージするNチャ
ネルMOSトランジスタ114と、インバータ104の
出力に応じてセットされRC遅延回路116の出力に応
じてリセットされるラッチ回路118と、ラッチ回路1
18の出力を受けて反転するインバータ120と、イン
バータ120の出力を受けて反転し信号PWRUPを出
力するインバータ122とを含む。インバータ120の
出力は、NOR回路110の第2の入力に与えられる。
【0098】RC遅延回路116は、PチャネルMOS
トランジスタ112のドレインとNチャネルMOSトラ
ンジスタ114のドレインとの間に接続される抵抗12
4と、PチャネルMOSトランジスタ112のドレイン
と接地ノードとの間に接続されるキャパシタ126とを
含む。
【0099】ラッチ回路118は、インバータ104の
出力を第1の入力に受けるNAND回路128と、NA
ND回路128の出力とPチャネルMOSトランジスタ
112のドレインの電位とを受けるNAND回路130
とを含む。NAND回路128の第2の入力にはNAN
D回路130の出力が与えられる。そして、NAND回
路128の出力はラッチ回路118の出力信号としてイ
ンバータ120の入力ノードに与えられる。
【0100】図4に示したACTコマンドに対応するV
CD制御回路102が参照する信号はACTFのみであ
る。図21で示したVCD制御回路532は各バンクに
伝達された後の活性化信号ZRASE0〜ZRASE3
を参照していたが図4に示すVDC制御回路102はバ
ンクアドレスは参照しない点が異なる。つまり、バンク
に拘らず、とにかくACTコマンドが外部から与えられ
ると動作をする。
【0101】次にVDC制御回路102の動作を簡単に
説明する。まず信号ACTFがHレベルとなると、Pチ
ャネルMOSトランジスタ112はゲートがLレベルと
なるため導通する。そして、RC遅延回路116の内部
のキャパシタ126に電荷がチャージされる。そしてラ
ッチ回路118はセットされて信号PWRUPはHレベ
ルに活性化される。信号ACTFはクロック信号CLK
IがHレベルとなる期間だけ発生されるパルスであり、
ACTコマンドが入力された次のサイクルにおいてはL
レベルとなる。しかし、このパルスによってラッチ11
8がセットされているためラッチ結果は保持される。
【0102】次に、ACTFがLレベルとなってから少
し時間が経過すると、NチャネルMOSトランジスタ1
14が導通状態となる。すると、抵抗124を介してキ
ャパシタ126に貯えられていた電荷が接地ノードに向
かって放電される。放電が進むと、NAND回路130
の入力がLレベルとなりラッチ118がリセットされ
る。応じて信号PWRUPはLレベルに非活性化され
る。
【0103】以上説明したように、RC遅延回路116
が含む抵抗の抵抗値およびキャパシタの容量値とNAN
D回路130のしきい値で決定される幅のパルス信号を
ACTコマンドを起点にして発生することができる。R
C遅延回路の遅延時間を調整可能にすることでコンパレ
ータの貫通電流Icを増加させる時間の長さを増減させ
ることもできる。
【0104】図5は、ACT[0]コマンドが入力され
たときにおける信号PWRUPの波形を示した図であ
る。
【0105】図5を参照して、ACT[0]コマンドが
入力されると、図4に示したRC遅延回路116によっ
て決定される遅延時間Td1の間だけ信号PWRUPは
活性化する。
【0106】このような回路構成にすれば、図26で示
したような短い間隔で連続してACTコマンドが入力さ
れるケースにおいても、図4におけるラッチ回路118
がACTコマンドが入力される度にセットされ、RC遅
延回路の内部におけるキャパシタが再充電されるので、
信号PWRUPはHレベルに保持され活性化状態を維持
する。つまり、信号PWRUPがLレベルに非活性化さ
れるタイミングは、最後に入力されたACTコマンドか
ら遅延時間Td1後の時刻である。
【0107】したがって、図25に示した回路構成と全
く同様の動作が可能であるだけではなく、必要な遅延回
路は1つだけであるので、面積的にも有利である。ま
た、各バンクから電圧降下回路近傍に配置されるVDC
制御回路にまで複数の配線を設ける必要がないため、チ
ップにおける配線領域の面積を小さくすることができ
る。
【0108】以上説明したように、実施の形態1に示し
た半導体記憶装置では、バンクアドレスに拘らずACT
コマンドが入ったことだけを参照して制御パルスを発生
する。この制御パルスは内部で決まる遅延時間分のパル
ス幅を有しており、ACTコマンドが連続して入力され
た場合にも適切に貫通電流Icを制御することが可能で
ある。また、遅延段を複数持たなくてもよいため、回路
面積も縮小することができる。
【0109】また、ロウ系回路を非活性化する動作時に
おける消費電流の増加を補償する電圧降下回路の制御信
号の発生も同様な構成の回路をさらに設けることで可能
である。
【0110】さらに、セルフリフレッシュ時に内部カウ
ンタで決まる周期でロウ系回路の動作が行なわれる場合
には、内部カウンタの出力を信号ACTFに代えてVD
C制御回路102に与える構成にすれば、セルフリフレ
ッシュ時のロウ系回路の活性動作時の電源電流の増加に
電圧降下回路の応答速度を対応させることが可能とな
る。
【0111】[実施の形態2]実施の形態1は、ロウ系
回路の活性化時の消費電流の増加を補償する電圧降下回
路の制御信号を発生する構成に関するものであった。実
施の形態2においては、ロウ系回路の活性化コマンド入
力直後の消費電流のピークに加えて、非活性化コマンド
入力直後の消費電流のピークも同じ電圧降下回路で補償
する場合を考える。
【0112】図6は、実施の形態2の半導体記憶装置で
用いられるVDC制御回路140の構成を示す回路図で
ある。
【0113】図6を参照して、VDC制御回路140
は、図4に示したVDC制御回路102の構成におい
て、インバータ104に代えて、信号PREFおよび信
号ACTFを受けるNOR回路142を含む点が実施の
形態1のVDC制御回路102と異なる。他の構成は図
4に示した構成と同様であるので、説明は繰返さない。
【0114】つまり、VDC制御回路140は、ACT
コマンドおよびPREコマンドに起因する消費電流の増
加に対応するための制御信号PWRUPを発生する回路
である。電圧降下回路から見たときには、消費電流の増
加が発生するという点では両コマンドとも同じである。
【0115】したがって、原理的には実施の形態1と同
様な方法が使用できる。つまり、信号ACTFまたは信
号PREFのいずれかが活性化されたときにラッチ11
8をセットしキャパシタ126を充電すればよい。
【0116】図7は、VDC制御回路140の出力する
波形を示した波形図である。図7を参照して、時刻t1
において、コマンドACT[0]が入力されると、RC
遅延回路116によって定まる遅延時間Td1の間だけ
信号PWRUPが活性化される。また、時刻t5におい
て、コマンドPRE[0]が入力されると、応じて遅延
時間Td1の間だけ信号PWRUPは活性化されその後
に時刻t6で非活性化される。このような制御方法は、
ACTコマンドおよびPREコマンドのときに発生する
消費電流のピークをIPRが同じ程度でありかつ電流ピ
ークが発生する時刻t1〜t2の間および時刻t5〜t
6の間の期間がほぼ等しい場合には特に有効である。
【0117】以上のような構成とすることで、バンクア
ドレスに拘らずACTコマンドあるいはPREコマンド
が入ったことだけを参照して貫通電流Icを適切に制御
することが可能であり、バンク毎に対応する遅延回路を
設ける必要がなく、回路面積も縮小することができる。
【0118】[実施の形態3]周辺回路の動作電源電位
を発生する電圧降下回路にとって負荷が最も大きい期間
は、読出/書込動作(コラム系回路の動作)を指示する
READコマンドあるいはWRITEコマンドが入力さ
れてからの一定期間である。これらのコマンドが入力さ
れると電源電流の消費が急に増大するため、貫通電流I
cも大きくすべきである。
【0119】しかし、このときの貫通電流Icの値は、
アクティブスタンバイ時の消費電源電流の仕様から考え
ても、許容される値ではない。したがって、貫通電流I
cを増加させる期間は、コラム系回路が動作している期
間に限定すべきである。実施の形態3においては、コラ
ム系の回路動作に応じた貫通電流Icを増大させる制御
信号PWRUPを発生させる構成について述べる。
【0120】図8は、実施の形態3におけるVDC制御
回路150の構成を示すブロック図である。
【0121】図8を参照して、VDC制御回路150
は、制御信号int.RAS,int.CASを受けて
信号COLFを出力するコマンドデコーダ152と、バ
ースト長等の設定を保持しているモードレジスタ設定回
路154と、モードレジスタ設定回路154からバース
ト長に対応する信号ZMBLxを受けて制御信号in
t.RAS、int.CASが入力されたことを起点と
してバースト長に対応する期間をクロック信号CLKI
を基準として内部でカウントするバースト長カウンタ1
56と、信号COLFとバースト長カウンタ156が出
力する信号ZBREFとを受けて信号CP00を出力す
るコマンドデコーダ158と、クロック信号CLKIに
同期して信号CP00から信号PWRUPを発生しかつ
バースト長カウンタ156に対して信号ENCLKを出
力するコラム活性化回路160とを含む。
【0122】図9は、図8におけるコマンドデコーダ1
52の構成を示す回路図である。図9を参照して、コマ
ンドデコーダ152は、制御信号int.RASを受け
て反転するインバータ172と、制御信号int.CA
Sとインバータ172の出力とを受けるNAND回路1
74と、NAND回路174の出力を受けて反転し信号
COLFを出力するインバータ176とを含む。
【0123】図10は、図8におけるコマンドデコーダ
158の構成を示す回路図である。図10を参照して、
コマンドデコーダ158は、電源ノードとノードN11
との間に直列に接続されそれぞれゲートに信号COL
F、ZBLEFを受けるPチャネルMOSトランジスタ
178、180と、ノードN11と接地ノードとの間に
接続されゲートに信号COLFを受けるNチャネルMO
Sトランジスタ182と、ノードN11に与えられた信
号のレベルを保持するラッチ回路184と、ノードN1
1のレベルを入力に受けて反転し信号CP00を出力す
るインバータ186とを含む。ラッチ回路184は、ノ
ードN11に入力が接続されるインバータ188と、イ
ンバータ188の出力を受けて反転しノードN11に反
転出力を与えるインバータ190とを含む。
【0124】図11は、図8におけるバースト長カウン
タ156の構成を示す回路図である。
【0125】図11を参照して、バースト長カウンタ1
56は、制御信号int.RAS、int.CASおよ
び信号ENCLKに応じてクロック信号CLKIを受け
てクロック信号C1、C2、C4を発生するクロック発
生部202と、クロック信号C1、C2、C4に応じて
それぞれカウント動作を行なうカウント部204、20
6、208と、カウント部204、206、208から
それぞれ出力される信号BL1、BL2、BL4のいず
れかを選択して信号ZBLを出力する選択回路210
と、信号ENCLK、ZBLに応じて信号ZBLEFを
出力するパルス生成部212とを含む。
【0126】クロック発生部202は、制御信号in
t.RASを受けて反転するインバータ222と、制御
信号int.CASとインバータ222の出力とを受け
て信号ZRSTを出力するNAND回路224と、クロ
ック信号CLKIと信号ENCLKを受けて信号ZCK
を出力するNAND回路228と、信号ZCKを受けて
反転し信号CKを出力するインバータ230と、信号Z
RST、ZCKを受けてクロック信号C1を出力するN
AND回路226とを含む。
【0127】クロック発生部202は、さらに、信号B
L1を受けて反転するインバータ232と、信号ZCK
とインバータ232の出力とを受けてクロック信号C2
を出力するNOR回路234と、信号BL1、BL2を
受けるNAND回路236と、信号ZCKとNAND回
路236の出力を受けてクロック信号C4を出力するN
OR回路238とを含む。
【0128】カウント部204は、信号ENCLKを受
けて反転するインバータ240と、インバータ240の
出力を第1の入力に受けるNOR回路242と、NOR
回路242の出力を受けて反転しNOR回路242の第
2の入力に与えるインバータ254と、クロック信号C
1がLレベルのときに活性化してNOR回路242の出
力を反転して出力するクロックドインバータ244と、
クロックドインバータ244の出力と信号ZRSTとを
受けるNAND回路246と、NAND回路246の信
号を受けてクロック信号C1がHレベルのときに活性化
されて反転信号を出力するクロックドインバータ248
と、NAND回路246の出力を受けて反転するインバ
ータ250と、インバータ250の出力を受けクロック
信号C1がHレベルのときに活性化され反転出力をNO
R回路242の第2の入力に与えるクロックドインバー
タ252とを含む。
【0129】クロックドインバータ244の出力とクロ
ックドインバータ248の出力は同じノードに与えら
れ、そのノードからは信号BL1が出力される。
【0130】カウント部206は、信号ZRSTが第1
の入力に与えられるNAND回路262と、NAND回
路262の出力を受けてクロック信号C2がHレベルの
ときに活性化され出力をNAND回路262の第2の入
力に与えるクロックドインバータ274と、NAND回
路262の出力を受けクロック信号C2がLレベルのと
きに活性化され反転信号を出力するクロックドインバー
タ264と、信号ZRSTとクロックドインバータ26
4の出力とを受けるNAND回路266と、NAND回
路266の出力を受けて反転するインバータ270と、
インバータ270の出力を受けクロック信号C2がLレ
ベルのときに活性化されて反転信号を出力するクロック
ドインバータ272と、NAND回路266の出力を受
けクロック信号C2がHレベルのときに活性化され反転
信号を出力するクロックドインバータ268とを含む。
【0131】クロックドインバータ272の出力とクロ
ックドインバータ274の出力とはともにNAND回路
262の第2の入力に与えられる。クロックドインバー
タ264の出力とクロックドインバータ268の出力と
はともに同じノードに接続されており、このノードから
は信号BL2が出力される。
【0132】カウント部208は、信号ZRSTが第1
の入力に与えられるNAND回路282と、NAND回
路282の出力を受けてクロック信号C4がHレベルの
ときに活性化され出力をNAND回路282の第2の入
力に与えるクロックドインバータ294と、NAND回
路282の出力を受けクロック信号C4がLレベルのと
きに活性化され反転信号を出力するクロックドインバー
タ284と、信号ZRSTとクロックドインバータ28
4の出力とを受けるNAND回路286と、NAND回
路286の出力を受けて反転するインバータ290と、
インバータ290の出力を受けクロック信号C4がLレ
ベルのときに活性化されて反転信号を出力するクロック
ドインバータ292と、NAND回路286の出力を受
けクロック信号C4がHレベルのときに活性化され反転
信号を出力するクロックドインバータ288とを含む。
【0133】クロックドインバータ292の出力とクロ
ックドインバータ294の出力とはともにNAND回路
282の第2の入力に与えられる。クロックドインバー
タ284の出力とクロックドインバータ288の出力と
はともに同じノードに接続されており、このノードから
は信号BL4が出力される。
【0134】選択回路210は、バースト長が1である
ときにLレベルにされる信号ZMBL1によって活性化
され信号BL1を反転して信号ZBLを出力するクロッ
クドインバータ302と、バースト長が2であるときに
Lレベルにされる信号ZMBL2によって活性化され信
号BL2を受けて反転し信号ZBLを出力するクロック
ドインバータ304と、バースト長が4であるときにL
レベルにされる信号ZMBL4によって活性化され信号
BL4を受けて反転し信号ZBLを出力するクロックド
インバータ306とを含む。
【0135】パルス生成部212は、信号ENCLKを
受けて反転するインバータ312と、信号CKがHレベ
ルのときに活性化されて信号ZBLを受けて反転するク
ロックドインバータ314と、インバータ312とクロ
ックドインバータ314の出力を受けるNOR回路31
6と、NOR回路316の出力を受けて反転しクロック
ドインバータ314の出力ノードに与えるインバータ3
18と、NOR回路316の出力と信号ZBLとを受け
るゲート回路320とを含む。ゲート回路320は、N
OR回路316の出力と信号ZBLの反転信号とのNA
ND論理を出力する。
【0136】パルス生成部212はさらに、ゲート回路
320の出力を受け信号CKがLレベルのときに活性化
され反転信号を出力するクロックドインバータ322
と、信号ENCLKとクロックドインバータ322の出
力とを受けるNAND回路324と、NAND回路32
4の出力を受け信号CKがHレベルのときに活性化され
反転出力をクロックドインバータ322の出力ノードに
与えるクロックドインバータ326と、NAND回路3
24の出力を受けて反転するインバータ328と、イン
バータ328の出力および信号CKを受けて信号ZBL
EFを出力するNAND回路330とを含む。
【0137】図12は、図9〜図11に示したコマンド
デコーダ152、158およびバースト長カウンタ15
6の動作を説明するための動作波形図である。
【0138】図12を参照して、時刻t1において制御
信号int.CASおよび制御信号int.RASの変
化によって半導体記憶装置にコマンドが入力される。図
9に示したコマンドデコーダ152では、これらの信号
に応じてリードコマンドまたはライトコマンドが入力さ
れたときに信号COLFが活性化される。
【0139】応じて図10に示したコマンドデコーダ1
58で基準となる信号CP00が活性化される。信号C
P00の活性化に応じて後に説明するカラム活性化回路
160からクロックを有効にする信号ENCLKが一定
期間出力される。信号ENCLKが活性化されている間
に、図11におけるクロック発生部202によって、ク
ロック信号CLKIに基づいて信号CK、ZCKおよび
クロック信号C1、C2、C4が発生される。時刻t1
〜t2の間は、クロック発生部202において出力され
る信号ZRSTによって、カウント部204、206、
208はリセットされている。
【0140】時刻t2においてリセットが解除される
と、カウント部204はクロック信号C1の立下がりに
応じてカウント動作を開始し、カウント部206はクロ
ック信号C2の立下がりに応じてカウント動作を開始す
る。同じくカウント部208はクロック信号C4の立下
がりに応じてカウントを開始する。
【0141】モードレジスタ回路から送られてくるバー
スト長を指示する信号ZMBL1,ZMBL2,ZMB
L4に基づいてカウント部204、206、208の出
力信号である信号BL1、BL2、BL4の中からいず
れかの信号が選択される。
【0142】図12に示した波形例においては、バース
ト長が4であることを指示する信号ZMBL4がLレベ
ルになっており、活性化されている。信号ZMBL1、
ZMBL2はHレベルになっており非活性化されてい
る。
【0143】したがって、信号ZBLには信号BL4が
出力されそして、時刻t5からt6の間パルス生成部2
12によって信号ZBLEFはLレベルに初期化され応
じて図10に示したコマンドデコーダ158は初期化さ
れ信号CP00はLレベルになる。
【0144】READコマンドやWRITEコマンドは
入力時にはバンクアドレスを伴って入力されるが、以上
示した構成においては、バンクアドレスは参照しない。
また、READコマンドまたはWRITEコマンドが入
力されたことは、制御信号int.RASおよびin
t.CASの組合せで判断できるので、コマンドデコー
ダ152はこれらに従って制御信号COLFを活性化す
る。READコマンドかWRITEコマンドかの区別は
int.WEを用いて行なうのであるが、コラム系の電
源制御はこれらのコマンドに共通して行なわれるため制
御信号int.WEは使用しない。
【0145】図13は、図8におけるコラム系活性化回
路160の構成を示す回路図である。
【0146】図13を参照して、コラム活性化回路16
0は、コマンドデコーダ158から出力される信号CP
00を受けて反転し信号CP0を出力するインバータ3
48と、クロック信号CLKIを受けて反転するインバ
ータ342、344、346と、インバータ342の出
力に応じて信号CP0をラッチするラッチ350と、ク
ロック信号CLKIに応じてラッチ350の出力信号C
P1をラッチするラッチ352と、インバータ344の
出力に応じてラッチ352の出力信号CP2をラッチす
るラッチ354と、クロック信号CLKIに応じてラッ
チ354の出力信号CP3をラッチするラッチ358
と、インバータ346の出力信号に応じてラッチ358
の出力信号CP4をラッチするラッチ360とを含む。
【0147】コラム活性化回路160は、さらに、信号
CP0、CP1、CP2を受けるNAND回路362
と、信号CP3、CP4とラッチ360の出力信号CP
5とを受けるNAND回路364と、NAND回路36
2の出力を受けて反転するインバータ366と、インバ
ータ366の出力を受けて反転し信号ENCLKを出力
するインバータ368と、NAND回路362、364
の出力を受けるNOR回路370と、NOR回路370
の出力を受けて反転し信号PWRUPを出力するインバ
ータ372とを含む。
【0148】図14は、図13におけるラッチ350の
構成を示す回路図である。図14を参照して、ラッチ3
50は、入力信号DINを受けてクロック信号CKLに
応じて活性化されるクロックドインバータ372と、ク
ロックドインバータ372の出力を受けて反転し信号D
OUTを出力するインバータ374と、インバータ37
4の出力を受けて反転しインバータ374の入力にフィ
ードバックするインバータ376とを含む。
【0149】ここで、入力信号DINは、図13におけ
る信号CP0に対応する。信号DOUTは図13におけ
る信号CP1に対応する。またクロック信号CKLは図
13におけるインバータ342の出力に対応する。図1
3におけるラッチ352〜360はラッチ350と同様
な構成を有するため説明は繰返さない。
【0150】図15は、コラム活性信号発生回路160
の動作を説明するための動作波形図である。
【0151】図13、図15を参照して、時刻t1にお
いて、WRITEコマンドまたはREADコマンドが入
力されると、図9に示したコマンドデコーダ152、図
10に示したコマンドデコーダ158の働きにより信号
CP00が活性化され応じて信号PWRUPは活性化さ
れる。ラッチ350〜360によってこの立上がりエッ
ジは0.5クロックずつ遅延される。
【0152】図12で示した信号ZBLEFの立下がり
に応じて信号CP00は時刻t2において非活性化され
る。信号CP00の立下がりエッジもラッチ350〜3
60によって遅延されこれらの遅延により信号PWRU
Pの立下がりエッジは2.5クロックサイクルだけ信号
CP00の立下がりエッジよりも遅れて立下がる。
【0153】READコマンドあるいはWRITEコマ
ンドに起因する内部の動作はバースト長だけでなく、ラ
イト動作時ならPREコマンドを受付るまでに最後のデ
ータをきちんとセルに書込むための時間、すなわち、ラ
イトリカバリ時間tWRが必要である。また、リード動
作時ならば、実際にデータがDQピンから読出されるま
での遅延時間、すなわち、CASレイテンシ(CL)が
必要となる。
【0154】つまり、コマンドに対応して内部回路が動
作している時間はバースト長より長い。コマンドに応じ
てバースト長よりも信号PWRUPを長時間活性化して
おかなければならない。ライトリカバリ時間tWRやC
ASレイテンシは同期型半導体記憶装置の規格において
時間が規定されているので、コラム系活性期間は、バー
スト長から規定されたサイクルだけ延ばした期間とな
る。
【0155】つまり、コラム活性信号発生回路160
は、信号CP00がHレベルからLレベルに立下がるタ
イミングを2.5クロックだけ後ろにずらしている。電
源電流の消費が大きい期間はコラム系活性期間と一致す
るので、この回路出力を信号PWRUPとして電圧降下
回路VDCの貫通電流Icを制御することに使用するこ
とができる。
【0156】また、コラム活性信号発生回路160から
は、バーストカウンタを活性化させる信号ENCLKも
出力される。これは、信号CP00がHレベルからLレ
ベルに立下がるタイミングを1.5クロックだけ後ろに
ずらしたものである。
【0157】以上のようにして、コラム系動作が行なわ
れる期間貫通電流Icを増加させることを指示する信号
PWRUPを発生することができる。実施の形態3で示
した回路構成は、バンクアドレスが全く絡まない回路構
成である。
【0158】また、コラム活性信号発生回路以外の回路
は、もともとコラム系の動作自体で必要とされる回路で
あるので、これらを制御信号PWRUPを発生するため
に共用することができる。
【0159】したがって、バンクアドレスに依存せず、
少ない追加回路でコラム系動作時の電源電流増加に対し
て最適な貫通電流Icの制御を行なうことができる。
【0160】[実施の形態4]ロウ系およびコラム系動
作による電源電流の変化を1つの電圧降下回路VDCで
まかなう場合には実施の形態1〜実施の形態3で示した
制御信号PWRUPの発生する構成を組合せて用いるこ
とができる。
【0161】図16は、実施の形態4において用いられ
るVDC制御回路380の構成を示す回路図である。
【0162】図16を参照して、VDC制御回路380
は、図6に示したVDC制御回路140と、図8に示し
たVDC制御回路150とを含む。VDC制御回路14
0の出力信号を信号PWRUP1として使用し、VDC
制御回路150の出力信号をPWRUP2として使用す
る。VDC制御回路140と150の構成は図6、図8
において説明しているので説明は繰返さない。
【0163】VDC制御回路380は、さらに、信号P
WRUP1と信号PWRUP2とを受けるNOR回路3
82と、NOR回路382の出力を受けて反転し信号P
WRUPを出力するインバータ384とを含む。
【0164】このような構成にすることによってACT
コマンドまたはPREコマンドによりロウ系回路が活性
化されたとき、および、WRITEコマンドまたはRE
ADコマンドによりコラム系回路が活性化されたときに
信号PWRUPがHレベルとなり貫通電流Icが増加す
る。つまり、図24で説明した信号PWRUPと同様な
波形を作ることが可能である。
【0165】以上により、バンクアドレスによらず、簡
単な回路構成で複雑な電源電流消費の変化に対応できる
電圧降下回路の制御が可能となる。
【0166】[実施の形態5]実施の形態4では、ロウ
系回路が活性化することによる電源電流消費に対応する
期間を決める信号PWRUP1と、コラム系回路が活性
化することによる電源電流消費増に対応する期間を決め
るPWRUP2を組合せて信号PWRUPを発生させて
いた。これは、図3に示したVDC36を使用する場合
に好適に用いることができる方法である。しかし、貫通
電流Icを制御するトランジスタの数を増やし、1つの
コンパレータで負荷に応じて細かく貫通電流Icを切換
えて電源電流消費の変化に対応することも考えられる。
【0167】図17は、実施の形態5でVDC36に代
えて用いられるVDC390の構成を示す回路図であ
る。
【0168】図17を参照して、電圧降下回路390
は、電源電位Vddと参照電位Vrefを比較して比較
結果信号DOを出力するコンパレータ392と、比較結
果信号DOに応じて外部電源電位ext.Vddをもと
に電源電位Vddを駆動するドライバ394とを含む。
【0169】コンパレータ392は、外部電源電位ex
t.Vddが与えられるノードとノードN27との間に
接続されゲートがノードN28に接続されるPチャネル
MOSトランジスタ396と、ノードN27とノードN
26との間に接続されゲートが参照電位Vrefと結合
されるNチャネルMOSトランジスタ398と、外部電
源電位ext.Vddが与えられるノードとノードN2
8との間に接続されゲートがノードN28と接続される
PチャネルMOSトランジスタ400と、ノードN28
とノードN26との間に接続されゲートが電源電位Vd
dと結合されるNチャネルMOSトランジスタ402
と、ノードN26と接地ノードとの間に接続されゲート
が外部電源電位ext.Vddに結合されるNチャネル
MOSトランジスタ404と、ノードN26と接地ノー
ドとの間に接続されゲートに信号PWRUP1を受ける
NチャネルMOSトランジスタ406と、ノードN26
と接地ノードとの間に接続されゲートに信号PWRUP
2を受けるNチャネルMOSトランジスタ408とを含
む。
【0170】ノードN27からはコンパレータの出力信
号である比較結果信号DOが出力される。
【0171】ドライバ394は、外部電源電位ext.
Vddが与えられるノードとノードN29との間に接続
されゲートに比較結果信号DOを受けるPチャネルMO
Sトランジスタ410を含む。ノードN29からは半導
体記憶装置の各ブロックに対して電源電位Vddが出力
される。
【0172】貫通電流Icは、常時導通状態にあるNチ
ャネルMOSトランジスタ404と、ロウ系回路が活性
化したことを表わす信号PWRUP1をゲートに受ける
NチャネルMOSトランジスタ406と、コラム系回路
が活性化したことを表わす信号PWRUP2をゲートに
受けるNチャネルMOSトランジスタ408によって制
御される。NチャネルMOSトランジスタ406はロウ
系回路が活性化動作に伴う消費電流増に対応してそのサ
イズが決定される。NチャネルMOSトランジスタ40
8はコラム系回路が活性化動作に伴う消費電流増に対応
してそのサイズが決定される。
【0173】このような構成とすることで、ロウ系回路
が活性化したときとコラム系回路が活性化したときで電
源電流の消費量が異なる場合でも、それぞれの状態に適
切な貫通電流Icを設定することができる。
【0174】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0175】
【発明の効果】請求項1、2に記載の半導体記憶装置
は、バンク数によらないシンプルな構成を有し、かつ、
各バンクの活性化状態をモニタするための配線が不要な
制御回路で、バンク間で共有される電圧降下回路の応答
速度の制御を行ない電圧降下回路自身の消費電流を抑え
ることができるので、チップ面積を抑えつつ低消費電流
化を図ることができる。
【0176】請求項3、4に記載の半導体記憶装置は、
請求項2に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加え
て、電圧降下回路の比較器の駆動電流を必要に応じて切
りかえるので消費電流を低減することができる。
【0177】請求項5に記載の半導体記憶装置は、請求
項2に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加えて、内
部でコマンドに対応する幅の制御パルスを発生すること
ができる。
【0178】請求項6〜8に記載の半導体記憶装置は、
請求項5に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加え
て、行系のコマンド入力時の消費電流増に対応するため
の制御信号を発生することができる。
【0179】請求項9〜11に記載の半導体記憶装置
は、請求項5に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加
えて、列系のコマンド入力時の消費電流増に対応するた
めの制御信号を発生することができる。
【0180】請求項12、13に記載の半導体記憶装置
は、請求項5に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加
えて、行系のコマンド入力時の消費電流増に対応するた
めの制御信号を発生すること、および、列系のコマンド
入力時の消費電流増に対応するための制御信号を発生す
ることができる。
【0181】請求項14に記載の半導体記憶装置は、請
求項12に記載の半導体記憶装置が奏する効果に加え
て、行系のコマンド入力時の消費電流の増加分と列系の
コマンド入力時の消費電流増の増加分とが異なる場合で
も、電圧降下回路の応答速度を細かく制御し電圧降下回
路で消費される電流の最適化をすることで、いっそう消
費電流を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の半導体記憶装置1の
構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1におけるVref発生回路34の構成を
示す回路図である。
【図3】 図1における電圧降下回路(VDC)36の
構成を示す回路図である。
【図4】 信号PWRUPを発生する回路構成を説明す
るための回路図である。
【図5】 ACT[0]コマンドが入力されたときにお
ける信号PWRUPの波形を示した図である。
【図6】 実施の形態2の半導体記憶装置で用いられる
VDC制御回路140の構成を示す回路図である。
【図7】 VDC制御回路140の出力する波形を示し
た波形図である。
【図8】 実施の形態3におけるVDC制御回路150
の構成を示すブロック図である。
【図9】 図8におけるコマンドデコーダ152の構成
を示す回路図である。
【図10】 図8におけるコマンドデコーダ158の構
成を示す回路図である。
【図11】 図8におけるバースト長カウンタ156の
構成を示す回路図である。
【図12】 図9〜図11に示したコマンドデコーダ1
52、158およびバースト長カウンタ156の動作を
説明するための動作波形図である。
【図13】 図8におけるコラム系活性化回路160の
構成を示す回路図である。
【図14】 図13におけるラッチ350の構成を示す
回路図である。
【図15】 コラム活性信号発生回路160の動作を説
明するための動作波形図である。
【図16】 実施の形態4において用いられるVDC制
御回路380の構成を示す回路図である。
【図17】 実施の形態5でVDC36に代えて用いら
れるVDC390の構成を示す回路図である。
【図18】 従来の半導体チップの例であるシンクロナ
スダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)
501の構成を示すブロック図である。
【図19】 SDRAMのライト動作時の外部信号波形
を示す動作波形図である。
【図20】 消費電流の時間的変化を示す概略波形図で
ある。
【図21】 図18におけるVDC制御回路532の構
成を説明するための図である。
【図22】 図21における選択回路96の構成を示す
回路図である。
【図23】 信号PWRUPを説明するための波形図で
ある。
【図24】 より消費電流の増減に忠実にコンパレータ
の貫通電流Icを制御するための信号PWRUPの波形
を検討するための波形図である。
【図25】 ACTコマンドに対応する信号PWRUP
の活性化を制御する回路590の構成を示す回路図であ
る。
【図26】 図25に示した回路にコマンドACT
[0]〜ACT[3]が連続して入力された場合の波形
を示す動作波形図である。
【符号の説明】
1 半導体記憶装置、8 コントロール回路&モードレ
ジスタ、10 電源電圧発生回路、10#0〜10#3
行デコーダ&ワードドライバ、12#0〜12#3
列デコーダ、14#0〜14#3 メモリアレイバン
ク、16#0〜16#3 センスアンプ、18#0〜1
8#3 プリアンプ&ライトドライバ、32 VDC制
御回路、34 Vref発生回路、36,390 VD
C、72コンパレータ、74 ドライバ、94,15
2,158 コマンドデコーダ、102,140,15
0,380 VDC制御回路、116 RC遅延回路、
118 ラッチ回路、124 抵抗、126 キャパシ
タ、156 バースト長カウンタ、160 コラム活性
化回路、84,86,404,406,408 Nチャ
ネルMOSトランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱本 武史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 光井 克吉 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B024 AA01 AA07 BA21 BA23 BA27 BA29 CA11 CA16

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられる信号に応じたコマンドを出力
    するコマンド受信回路と、 与えられる信号に応じた行アドレス、列アドレスおよび
    バンクアドレスを出力するアドレス受信回路と、 前記コマンド出力回路の出力および前記アドレス受信回
    路の出力に応じて動作を行なう第1の内部回路とを備
    え、 前記第1の内部回路は、 各々が行列状に配置されるメモリセルを有し、前記コマ
    ンドおよび前記バンクアドレスに応じて活性化される複
    数のバンクと、 各前記バンクに対応して設けられ、前記コマンドおよび
    前記行アドレスに応じて前記メモリセルの行の選択に関
    連する動作をする行系回路と、 各前記バンクに対応して設けられ、前記コマンドおよび
    前記列アドレスに応じて前記メモリセルの列の選択に関
    連する動作をする列系回路とを含み、 前記コマンドに応じて動作を行なう第2の内部回路をさ
    らに備え、 前記第2の内部回路は、 前記第1の内部回路に動作電源電位を供給する電源回路
    を含み、 前記電源回路は、 前記動作電源電位の目標値である参照電位を発生する参
    照電位発生回路と、 前記コマンドに対応する活性化時間および応答速度を選
    択し、前記活性化時間の間前記応答速度に対応する応答
    制御信号を活性化する応答速度制御回路と、 前記応答制御信号に応じた応答速度で動作し、外部電源
    電位を受けて、前記参照電位まで電圧降下させて前記動
    作電源電位を出力する電圧降下回路とを含む、半導体記
    憶装置。
  2. 【請求項2】 前記電圧降下回路は、 前記参照電位と前記動作電源電位とを比較する比較回路
    を有し、 前記比較回路は、 前記比較回路を駆動する駆動電流を前記応答制御信号に
    応じて決定する電流制限部を有し、 前記比較回路の出力に応じて前記外部電源電位を受けて
    前記電圧降下回路の出力を駆動する駆動回路をさらに有
    し、 前記応答速度は、前記駆動電流に基づき決定される、請
    求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記コマンドは、 第1のコマンド群を含み、 前記電流制限部は、 前記応答制御信号の非活性化状態における応答速度に対
    応する第1の電流を流す第1の電流制限回路と、 前記第1の電流制限回路と並列的に設けられ、前記応答
    制御信号の活性化に応じて前記第1のコマンド群に対応
    する第2の電流を流す第2の電流制限回路とを含む、請
    求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記コマンドは、 第2のコマンド群をさらに含み、 前記第1の電流制限回路と並列的に設けられ、前記応答
    制御信号の活性化に応じて前記第2のコマンド群に対応
    する第3の電流を流す第3の電流制限回路をさらに含
    む、請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記応答速度制御回路は、 前記コマンドが入力されたことを検出する検出回路と、 前記検出回路の出力を前記活性化時間に対応する時間遅
    延させ、活性化終了信号を出力する第1の遅延回路と、 検出回路の出力に応じて出力が活性化され前記活性化終
    了信号に応じて出力が非活性化される状態保持回路とを
    有する、請求項2に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記コマンドは、 前記行系回路の制御を指示する行系コマンドを含み、 前記検出回路は、 前記行系コマンドが入力されたことを検出する行コマン
    ド検出回路を含み、 前記第1の遅延回路は、 前記行コマンド検出回路の出力に応答して電荷を蓄積す
    るキャパシタと、 前記電荷を前記活性化時間に対応する時間で放電するた
    めの抵抗素子とをさらに有する、請求項5に記載の半導
    体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記行系コマンドは、 前記行系回路の動作の開始を指示する行動作開始指示コ
    マンドと、 前記行系回路の動作の終了を指示する行動作終了指示コ
    マンドとを含む、請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記応答速度制御回路は、 前記検出回路の出力に応じて導通し前記キャパシタの一
    方端に第1の電位を与える第1のスイッチ回路と、 前記検出回路の出力を受けて遅延させて出力する第2の
    遅延回路と、 前記キャパシタの前記一方端を前記抵抗素子を介して第
    2の電位に結合する経路上に設けられ、前記第2の遅延
    回路の出力に応じて導通する第2のスイッチ回路とをさ
    らに有し、 前記第1の遅延回路は、前記キャパシタの前記一方端の
    電位に応じて前記活性化終了信号を出力する、請求項6
    に記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記コマンドは、 前記列系回路の制御を指示する列系コマンドを含み、 前記検出回路は、 前記列系コマンドが入力されたことを検出する列コマン
    ド検出回路を含み、 前記第1の遅延回路は、 前記列コマンド検出回路の出力に応じてクロック信号に
    同期した計数動作を行ない、バースト長に相当する時間
    後出力に前記活性化終了信号を出力するバースト長カウ
    ント回路を有する、請求項5に記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記応答速度制御回路は、 前記状態保持回路の出力を受けて、前記列系コマンドに
    対応する回路動作が終了するまで前記活性化期間を延長
    して、前記応答制御信号を出力する列活性化パルス発生
    回路をさらに有する、請求項9に記載の半導体記憶装
    置。
  11. 【請求項11】 前記列系コマンドは、 前記列系回路によって選択された前記メモリセルからデ
    ータを読出す読出コマンドと、 前記列系回路によって選択された前記メモリセルにデー
    タを書込む書込コマンドとを含む、請求項9に記載の半
    導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記コマンドは、 前記行系回路の制御を指示する行系コマンドと、 前記列系回路の制御を指示する列系コマンドとを含み、 前記検出回路は、 前記行系コマンドが入力されたことを検出する行コマン
    ド検出回路と、 前記列系コマンドが入力されたことを検出する列コマン
    ド検出回路とを含み、 前記第1の遅延回路は、 前記行系コマンドの入力に応じて行応答制御信号を出力
    する行応答制御回路と、 前記列系コマンドの入力に応じて列応答制御信号を出力
    する列応答制御回路とを有する、請求項5に記載の半導
    体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記応答速度制御回路は、 前記行応答制御信号と前記列応答制御信号のうち少なく
    ともいずれか一方が活性化したことに応じて前記応答制
    御信号を活性化する出力回路をさらに有する、請求項1
    2に記載の半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記応答制御信号は、 前記行応答制御信号と、 前記列応答制御信号とを含み、 前記電圧降下回路は、 前記行応答制御信号と列応答制御信号のいずれかに応じ
    て応答速度が増す、前記動作電源電位と前記参照電位と
    を比較する比較回路と、 前記比較回路の出力に応じて前記外部電源電位を受けて
    前記電圧降下回路の出力を駆動する駆動回路とをさらに
    有する、請求項12に記載の半導体記憶装置。
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