JP2001065673A - 変速機 - Google Patents

変速機

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JP2001065673A
JP2001065673A JP24538599A JP24538599A JP2001065673A JP 2001065673 A JP2001065673 A JP 2001065673A JP 24538599 A JP24538599 A JP 24538599A JP 24538599 A JP24538599 A JP 24538599A JP 2001065673 A JP2001065673 A JP 2001065673A
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JP
Japan
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opening
lubricating oil
machine
machine room
transmission
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JP24538599A
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Yasuhisa Suzuki
康久 鈴木
Hisashi Muto
久 武藤
Yoshiki Otsuki
善己 大月
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Aisin AI Co Ltd
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Aisin AI Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/042Guidance of lubricant
    • F16H57/0421Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0493Gearings with spur or bevel gears

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速機ケース内が複数の機械室に区画された
変速機の各機械室潤滑油量の振分けが外因に影響されず
常に均等となるようにする。 【解決手段】 変速機ケース1は前後に複数の機械室
2、3に仕切枠10で区画されている。仕切枠10の油
レベルより下位置部分には、機械室2、3間を連通する
油路20が設けられている。本発明は、油路20を、機
械室3に臨む開口25と、機械室3に臨む開口25と大
きさの異なる開口26と、該開口25と開口26とを連
通するL字状のクランク孔27とで構成する。クランク
孔27よって外因による潤滑油の一方向の移動(室2か
ら室3への)が制限され、その反対方向の移動も抑える
効果を生じて、潤滑油の油面の沈静化を図り、各室ギヤ
類の潤滑、冷却が効率的に行われることを期待できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変速機ケース内が
複数の機械室に区画された変速機に関し、詳細には各機
械室の潤滑油の油面位置が加速、坂道走行等の外因によ
っても安定するようにした変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用変速機には、図11に示すよう
に、変速機ケース1が二以上(図では二つ)の機械室
2、3をもつものがある。
【0003】図11に示す変速機は、車両の前側より前
方部4、中間部5および後方部6からなる分割されたケ
ース部材が連設されて一体の変速機ケース1を構成して
いるものである。前方部4は仕切枠9をもち、中間部5
は仕切枠10をもつ。これら仕切枠9、10によって変
速機ケース1内が機械室2、3に区画されている。すな
わち、機械室2は、仕切枠9、10によって区画され、
機械室3は仕切枠10と後方部6によって区画されてい
る。
【0004】仕切枠9、10には、相対回転可能に一体
化された入力シャフト11および出力シャフト12から
なるメインシャフト13が軸受状態で支承されるととも
に、メインシャフト13と平行に配設されたカウンタシ
ャフト14が軸受状態で支承されている。
【0005】メインシャフト13およびカウンタシャフ
ト14には、それぞれシンクロメッシュ機構15をもつ
ギヤ列16、17が装着されている。各シンクロメッシ
ュ機構15には、シフトレバー7によってシフトセレク
ト操作されるシフト/セレクトシャフト18と図示しな
いシフトフォークシャフトを介して選択的に係合される
シフトフォーク19が組付けられている。
【0006】なお、前方部4には、クラッチ(図示略)
が配設され、後方部6にはシフトレバー7を支持したリ
テーナ部8が取付られている。
【0007】上記変速機は、シフトレバー7の操作によ
って所定のシンクロメッシュ機構15が操作されること
により、入力シャフト11の回転が直接に出力シャフト
12に伝達される状態や、入力シャフト11の回転がカ
ウンタシャフト14を介して出力シャフト12に伝達さ
れる状態に切替えられ、その時の噛合いギヤの歯数比に
応じた変速比が選定される。
【0008】上記変速機においては、ギヤ等の潤滑およ
び冷却を行う潤滑油がカウンタシャフト14の高さ位置
を満たすように充填されている。そして、潤滑油は、仕
切枠10の下側に形成された機械室2、3間を連通する
油路20を介して通流されるようになっている。油路2
0は、図1の円内に示すように、機械室2に臨む開口2
1が加速により生じる流れ方向Sに対面しており、機械
室3に臨む開口22が減速により生じる流れの方向(反
S方向)に対面している。
【0009】上記油路20に与えられる機能は、各機械
室2、3の潤滑油の量を均等にするものである。油路2
0を設けない場合は、機械室2、3間で潤滑油の往来が
なく油量が偏ることがあり、ギヤ列等の効率的な潤滑や
冷却が損われることが考えられる。また、潤滑油の補給
も各機械室2、3について行わなければならない。
【0010】このため、従来の油路20は、機械室2、
3間を潤滑油が自由に移動できる大きさに設定され、潤
滑油レベルが常にカウンタシャフト14の高さ位置にキ
ープされるようにしていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
変速機のように、各機械室2、3の潤滑油が油路20を
介して自由に移動できると、速度変化時や走行姿勢が登
坂路などにより傾斜したとき、機械室2と機械室3とで
潤滑油の偏りが短時間で大きくなり、その速度変化や走
行姿勢の状態が長く続く場合は、潤滑油が減少した側で
のギヤ列等の潤滑や冷却が効率よく行われなくなる。
【0012】本発明は、潤滑油の強制的な通流のための
特別な手段を採用することなく、簡単な構成で速度変化
時や走行姿勢の傾斜時の各機械室の油面の均等化を図り
得るようにした変速機を提供することを解決すべき課題
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明の発明者等は種々検討を重ね、各機械室間を連通す
る油路に潤滑油の通流の一方向の流れを制限する機能を
もたせることにより、加速等による一方向についての潤
滑油の移動が遅れ、各機械室の油量の均等化を図れると
考えた。
【0014】すなわち、本発明の変速機は、変速機ケー
ス内に該変速機ケース内を前後二以上の機械室に仕切る
仕切枠が配設され、該仕切枠を貫通しギヤ列をもつシャ
フトが軸受状態で支承され、かつ、導入された潤滑油の
油面より下位置となる該仕切枠の部分に、隣接する該各
機械室間を連通する油路が形成された変速機において、
該油路は、一方の該機械室に臨む第1開口と、他方の該
機械室に臨む第2開口と、該第1開口および該第2開口
とを連通し一方向の流れを制限するる抵抗通路とから構
成されることを特徴とする。
【0015】また、別の同一の発明として、前記油路
は、前記仕切枠に貫設された貫通孔と、該貫通孔を通流
する潤滑油の流れ方向に対面して各前記機械室間のいず
れか一方の前記機械室側に設けられた壁片と、該壁片と
該貫通孔の仕切枠周縁部とで区画される開口とから形成
してもよい。
【0016】
【作用】本発明の変速機においては、速度変化時あるい
は登坂路走行時等の外因により潤滑油が一方の機械室と
他方の機械室とを移動しようとしても、該油路が一方向
の潤滑油の流れに対し抵抗通路となっているため、その
方向に対する潤滑油の移動が制限される。このため、外
因が生じたとき、一方の機械室の潤滑油が他方の機械室
に移動する時間を遅らせることができる。そして、一方
向の潤滑油の移動を制限しておけば、各機械室における
潤滑油の偏りは少ないため、速度変化や登坂路の傾斜が
反対になったとき、反対方向の流れ量をある程度確保し
ておけば、各機械室での潤滑油の均等化が図れ、各機械
室のギヤ類の潤滑、冷却が損われることが比較的少なく
なる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の変速機において、抵抗通
路は、第1開口から流入した潤滑油の流れに対面する壁
部および第2開口から流入した潤滑油の流れに対面した
壁部をもつL字状のクランクや第1開口と第2開口の径
を大小異なるものにした構造を採用することができる。
【0018】第1開口と第2開口孔とはその位置がずれ
ているものでもよい。ずれの方向は変速機の上下方向で
も左右(横方向)方向でもよく、どちらが上になっても
あるいはどちらが左になってもよい。
【0019】また、油路を構成する第1開口と第2開口
は径が大小異なることが効果をより高める上で好まし
い。
【0020】本発明の変速機において、壁片は、端ギヤ
との距離が近い機械室に設けられ、該端ギヤの回転によ
り生じる潤滑油の流れ方向と平行に延びるほうがよい。
【0021】これにより、壁片と貫通孔の仕切枠周縁部
とで区画される周状開口が端ギヤによる潤滑油の流れに
対向し、貫通孔からの潤滑油に対し端ギヤによる流れが
抵抗となって、潤滑油の移動を一層遅らせることができ
る。
【0022】また、壁片と貫通孔の仕切枠周縁部とで区
画される前記周状開口は、壁片に形成され端ギヤの回転
により生じる潤滑油の流れ方向に対面した堰部をもつこ
とが好ましい。
【0023】上記実施形態の変速機においては、端ギヤ
の回転によって生じる潤滑油が堰部に当り、周状開口付
近の圧力を高くできる。この周状開口付近の圧力は、貫
通孔を通じた潤滑油の流れの抵抗となる。よって、ギヤ
が遠い側の機械室の潤滑油がギヤが近い機械室に移動す
るのを一層制限して、結果的に、各機械室のギヤ類の潤
滑、冷却を一層効率よく行うことができる。
【0024】
【実施例】以下更に、本発明の変速機を図面を参照して
具体的に説明する。
【0025】第1実施例 図1は図11の仕切枠10の部分を拡大して示すもので
あり、図11と共通の部材には同一の符号を付してあ
る。図1に示す変速機ケース1も、図11と同様に、車
両の前側より図外の前方部4(図11)、中間部5およ
び後方部6からなる分割されたハウジング部材が連設さ
れて構成されており、シンクロメッシュ機構15および
ギヤ列16をもつ出力シャフト12とシンクロメッシュ
機構15およびギヤ列17をもつカウンタシャフト14
とは、前方部4の仕切枠9(図11)と中間部5の仕切
枠10とによって軸受状態で支承されている。
【0026】本実施例の油路20は、円内に示すよう
に、潤滑油の油面(潤滑油レベル)より下位置の仕切枠
10に形成されている。
【0027】すなわち、第1実施例の油路20は、図3
に拡大して示すように、仕切枠10に突設された油路形
成用の突部24に、機械室2に臨む第1開口25と、機
械室3に臨む第2開口26と、第1開口25と第2開口
26とをL字状に連通するクランク孔27とから構成さ
れている。クランク孔27の第1開口25側は、加速等
により生じる潤滑油の流れ方向Sと平行に延びており、
第2開口26側も方向Sと平行に延びている。
【0028】ここで、第1開口25と第2開口26は、
高さ位置が異なり、下側の第1開口25に対して第2開
口26が上側になっている。また、第1開口25の径
は、第2開口26の径より大きくされ、第1開口25よ
りクランク孔27に流入した潤滑油がクランク孔27の
壁部28に当って上位置の第2開口26に流出しにくく
している。これに対し、第2開口26側より流入した潤
滑油に対面する壁部21aは、第1開口25側への流れ
を制限するものではない。
【0029】上記構成よりなる変速機において、車両が
加速すると、前側の機械室2から後側の機械室3に潤滑
油が移動しようとして矢視S(図3)に示すように、機
械室2から油路20に流入する潤滑油の流れが生じる。
【0030】この潤滑油の流れは、第1開口25に流入
しても壁部28の内面で遮られ、円滑な流れが妨げられ
る。従って、加速中に前側の機械室2から後側の機械室
3に移動する潤滑油量が制限される。すなわち、前側の
機械室2の潤滑油が後側の機械室3に移動するのを遅ら
せることができる。
【0031】一方、車両を減速させたり、バックさせた
り、下り坂のときは、前側の機械室2に潤滑油が移動し
ようとする。しかし、加速時や登坂時に各機械室2、3
の潤滑油の偏りを少なくしているので、この減速時に第
2開口26側から第1開口25側に流れる潤滑油の量を
少なくできる効果を生じる。すなわち、一方向の流れを
制限することで、各機械室2、3に振分けられた潤滑油
量の変動を小さくできる効果を生じる。従って、第2開
口26側から第1開口25側に流れる潤滑油の流量は通
常の量でよい。これによって、加速時や登り坂等での機
械室2、3における潤滑油の振分け割合に大きな差が生
じず、前側の機械室2のギヤ列16、シンクロメッシュ
機構15の潤滑、冷却が損われることが比較的少なくで
きる。
【0032】このように第1実施例の変速機は、前側の
機械室2からの潤滑油の流れに対面した壁部28をもつ
クランク孔27に車両の外因による機械室2、3間での
潤滑油の振分けの偏りを少なくできることにより、潤滑
油面を常に鎮静状態とし変速機の機構部品の潤滑、冷却
を効率的に行うものである。
【0033】第2実施例 図4および図5に示す第2実施例の油路20は、機械室
2から機械室3への潤滑油の流れ方向Sと平行に仕切枠
10に貫設された貫通孔29と、該貫通孔29を区画す
る仕切枠周縁の下方部分から貫通孔29の方向(流れ方
向S)に沿って機械室3側へ延びた下片部30と、該下
片部30から上方へ延びた壁片31と、該下片部30お
よび壁片31と貫通孔29の仕切枠周縁部とで区画され
機械室3へ臨む周状開口32とから構成されている。
【0034】上記構成の油路20においては、機械室2
側に臨む貫通孔29の開口が第1開口を構成し、周状開
口32が第2開口を構成する抵抗通路を形成することに
なる。従って、加速により矢視S方向の流れが生じた
時、この流れは壁片31で妨げられ、第1実施例同様、
円滑な流れが制限される。しかもこの場合は、周状開口
32が端ギヤ23によって形成される攪拌流の方向Pに
対面しているので、機械室2から機械室3に流れ込む油
量が制限され、第1実施例より一層油量の均一化の効果
を高めることができる。端ギヤ23による潤滑油の攪拌
流は、仕切枠10から中間部5を軸方向に見た図2に示
すように、端ギヤ23の回転方向Rに沿って生じるもの
である(矢視P参照)。
【0035】また、減速等の機械室3から機械室2へ反
S方向に潤滑油の流れが生じるときは、機械室3の潤滑
油が周状開口32より貫通孔29を通じて通常の流量で
機械室2に流入する。
【0036】第3実施例 図6に示す第3実施例は、第1実施例を改良したもので
ある。構成は、仕切枠10に突設された油路形成用の突
部24に、機械室2に臨む第1開口25と、機械室3に
臨む第2開口26′と、第1開口25と第2開口26′
とを連通するクランク孔27とから構成されている。そ
して、第1開口25側のクランク通路27の終端壁部分
が壁部28を構成している。
【0037】この第3実施例が第1実施例と異なる点
は、第2通孔26′側のクランク通路27の方向にあ
る。すなわち、第1開口25側のクランク孔27は加速
等による潤滑油の流れ方向Sと平行に延びるものである
が、第2通孔26′側のクランク通路27は、壁部28
の延長部28′と仕切枠10とによって、端ギヤ23の
攪拌流Pの方向を向くように斜めに形成されている。
【0038】上記構成の第3実施例では、加速等による
機械室2から機械室3への潤滑油の移動が壁部28で制
限されるとともに、第2通孔26′側のクランク通路2
7が斜めに形成されていることにより、一層、機械室2
から機械室3への潤滑油の移動を制限している。また、
第2実施例と同様に、端ギヤ23の攪拌流が第2開口2
6′に流れ込み、機械室2から機械室3への潤滑油の移
動を制限している。
【0039】なお、減速時等には、通常の流量がクラン
ク孔27を通じて機械室3から機械室2へ流れる。
【0040】第4実施例 図7に示す第4実施例は、図4に示す第2実施例の周状
開口32に対しフランジ状で端ギヤ23の攪拌流Pに対
し壁となる堰部33を壁片31に設けたものである。
【0041】上記第4実施例においては、端ギヤ23に
よる攪拌流が堰部33に当り、機械室3に臨む周状開口
32付近の圧力を増大させる。この周状開口32付近の
圧力の増大により、加速等において機械室2から機械室
3に移動しようとする潤滑油を第2実施例の場合より一
層制限する効果を期待できる。
【0042】第5実施例 図8に示す第5実施例は、油路20を、仕切枠10に形
成した斜めコーン状の貫通孔34だけで構成したもので
ある。この貫通孔34は、機械室2に臨む開口35が下
位置大口径で機械室3に臨む開口36が上位置小口径で
あり、開口36で絞りを構成し、下位置の開口34から
上位置の開口36に延びる下側の周壁部37が本発明の
壁部28を構成している。
【0043】上記実施例によっても第1実施例、第3実
施例と同様の効果を奏する。
【0044】第6実施例 図9および図10に示す第6実施例は、径が小さい第1
開口25を下位置とし、径が大きい第2開口26を上位
置とした油路20を仕切枠10に形成し、さらに堰部1
0′を仕切枠10上に設けたものである。
【0045】上記構成では、開口25で機械室2から機
械室3への潤滑油の移動量を絞り込むとともに、堰部1
0′により端ギヤ23による攪拌流Pを取込むことで開
口26側の圧力を高めることができ、加速による潤滑油
の移動を低減する効果が一層良好になる。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、変速
機ケースが複数の機械室に区画された変速機において、
外因による一方の機械室から他方の機械室への潤滑油の
移動を制限することにより、各機械室での油量の偏りを
抑え、ギヤ列やシンクロメッシュ機構の効率的な潤滑や
冷却が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の油路の位置を説明する変速機の断面
図である。
【図2】 第1のA−A線から前方側を見たもので、端
ギヤにより生じる潤滑油の流れを示す説明図である。
【図3】 本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図4】 本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図5】 上記第2実施例の斜視図である。
【図6】 本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図7】 本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図8】 本発明の第5実施例を示す断面図である。
【図9】 本発明の第6実施例を示す断面図である。
【図10】 図9のB視斜視図である。
【図11】 本発明が適用される変速機の全体を示すケ
ース断面図である。
【符号の説明】
1…変速機ケース 2、3…機械
室 4…前方部 5…中間部 6…後方部 9、10仕切
枠 13…メインシャフト 15…シンク
ロメッシュ機構 16…ギヤ列 20…油路 23…端ギヤ 24…油路形
成用の突部 25…第1開口 26、26′
…第2開口 27…クランク孔 28…壁部 29…貫通孔 31…壁片 32…開口 33…堰部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大月 善己 愛知県西尾市小島町城山1番地 アイシ ン・エーアイ株式会社内 Fターム(参考) 3J063 AA01 AB02 AB55 AC04 BA11 BA15 CA01 CB01 CD13 CD17 CD46 XD03 XD47 XD72 XD75 XE38 XE43

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機ケース内に該変速機ケース内を軸
    方向前後に二以上の機械室に仕切る仕切枠が配設される
    とともに、該仕切枠を貫通し所定の噛合い状態のギヤ列
    をもつシャフト類が軸受状態で支承され、かつ、導入さ
    れた潤滑油の油面より下位置となる該仕切枠の部分に、
    隣接する一方および他方の各該機械室間を連通する油路
    が形成された変速機において、 前記油路は、一方の前記機械室に臨む第1開口と、他方
    の前記機械室に臨む第2開口と、該第1開口および該第
    2開口とを連通し一方向の流れを制限する抵抗通路とか
    ら構成されることを特徴とする変速機。
  2. 【請求項2】 前記抵抗通路はL字状のクランクである
    請求項1記載の変速機。
  3. 【請求項3】 前記油路の前記第1開口と前記第2開口
    は互いに位置がずれている請求項1記載の変速機。
  4. 【請求項4】 前記油路の前記第1開口と前記第2開口
    は径が大小異なる請求項1記載の変速機。
  5. 【請求項5】 前記油路は、前記仕切枠に貫設された貫
    通孔と、該貫通孔を通流する潤滑油の流れ方向に対面し
    て各前記機械室間のいずれか一方の前記機械室側に設け
    られた壁片と、該壁片と該貫通孔の仕切枠周縁部とで区
    画される周状開口とから前記抵抗通路を構成する請求項
    1記載の変速機。
  6. 【請求項6】 前記壁片は、前記仕切枠に対して前記シ
    ャフト類上のギヤ列のうち端ギヤが近い機械室側に設け
    られる請求項5記載の変速機。
  7. 【請求項7】 前記周状開口は、前記壁片に形成され前
    記端ギヤの回転により生じる潤滑油の流れ方向に対面し
    た堰部をもつ請求項6記載の変速機。
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Cited By (2)

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