JPH08218842A - エンジンのブリーザ構造 - Google Patents
エンジンのブリーザ構造Info
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- JPH08218842A JPH08218842A JP2035995A JP2035995A JPH08218842A JP H08218842 A JPH08218842 A JP H08218842A JP 2035995 A JP2035995 A JP 2035995A JP 2035995 A JP2035995 A JP 2035995A JP H08218842 A JPH08218842 A JP H08218842A
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- breather
- crankcase
- gear shift
- shift drum
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/027—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
ことなくブリーザ室内にオイルの飛沫が飛び込むのを防
止可能にし、ブリーザ室内におけるオイル分離作用を向
上させる。 【構成】本発明に係るエンジンのブリーザ構造は、ギヤ
シフトドラム14の回動により変速操作される変速装置11
がクランクケース2内に設けられ、このクランクケース
2の上部にブリーザ室24が設けられたエンジンにおい
て、上記ギヤシフトドラム14を上記ブリーザ室24の直下
に配置し、ブリーザ室24内とクランクケース2内とを連
通させる内部ブリーザ孔27をギヤシフトドラム14の直上
部に設けた。
Description
変動を緩和してピストンの動きを円滑にするエンジンの
ブリーザ構造に関する。
ジンの場合には、クランクケースにブリーザ構造が設け
られている。図3は、例えば実開昭61-197207 号公報に
記載された従来のブリーザ構造の一例を示すものであ
る。
内の上部に画成されたブリーザ室102 と、このブリーザ
室102 の内部空間をクランクケース101 の内外に連通さ
せる内部ブリーザ孔103 および外部ブリーザ孔104 とを
備えて構成される。なお、クランクケース101 内にはク
ランク軸105 、カウンタ軸106 、ドライブ軸107 等の軸
部材が軸支され、クランクケース101 の底部には潤滑用
のオイル108 が貯溜されている。
ンの往復運動によりクランクケース101 の内圧が変動す
る。この内圧変動は、クランクケース101 内の空気が前
記ブリーザ室102 を経て外部ブリーザ孔104 から出入り
することにより緩和され、これによってピストンの動き
が円滑に保たれる。
108 が前記各軸部材105,106,107 の高速回転により激し
く攪拌されて霧状になり、この霧状のオイル108 がクラ
ンクケース101 内に充満する。このため、前記内圧変動
によりクランクケース101 内の空気が外部ブリーザ孔10
4 から外部に放出される際、霧状のオイル108 も同時に
放出される懸念がある。
4 から外部に放出されるのを防止するため、ブリーザ室
102 の内部は複数の仕切板109 によって迷路状に構成さ
れ、内部ブリーザ孔103 から入った空気中に含まれるオ
イル分がブリーザ室102 内で分離されるようになってい
る。
孔103 の直下には邪魔板110 が設置されている。この邪
魔板110 により、内部ブリーザ孔103 の下方に配置され
ているカウンタ軸106 およびドライブ軸107 から遠心方
向に飛散するオイル108 の飛沫が内部ブリーザ孔103 か
らブリーザ室102 内に飛び込むことが防止され、ブリー
ザ室102 内におけるオイル分離作用が向上する。
うな邪魔板110 を設置するにはクランクケース101 内に
専用の取付ボスを形成し、この取付ボスに邪魔板110 を
ビス止めする必要がある。このため、クランクケース10
1 の形状複雑化、部品点数の増大、エンジン組立性の低
下といった問題を招く。
めになされたもので、内部ブリーザ孔の近傍に専用の遮
蔽体を設けなくても、ブリーザ室内にオイルの飛沫が飛
び込むことを防止でき、ブリーザ室内におけるオイル分
離作用を向上させることのできるエンジンのブリーザ構
造を提供することを目的とする。
め、本発明に係るエンジンのブリーザ構造は、ギヤシフ
トドラムの回動により変速操作される変速装置がクラン
クケース内に設けられ、このクランクケースの上部にブ
リーザ室が設けられたエンジンにおいて、上記ギヤシフ
トドラムを上記ブリーザ室の直下に配置し、ブリーザ室
内とクランクケース内とを連通させる内部ブリーザ孔を
上記ギヤシフトドラムの直上部に設けたことを特徴とす
る。
ヤシフトドラムの直上部に内部ブリーザ孔を設ければ、
ギヤシフトドラム自体が内部ブリーザ孔の遮蔽体となる
ため、クランクケース内におけるオイルの飛沫が直接内
部ブリーザ孔に飛び込むことが防止され、ブリーザ室内
におけるオイルの分離作用が向上する。
ことがないため、ギヤシフトドラムに付着したオイルが
遠心方向に飛散して内部ブリーザ孔に飛び込むこともな
く、ギヤシフトドラムは内部ブリーザ孔の遮蔽体として
有効に作用する。したがって、従来のように内部ブリー
ザ孔の近傍に専用の遮蔽体を設ける必要がなくなる。
しながら説明する。図1は、本発明に係るブリーザ構造
が適用されたエンジンの縦断面図である。このエンジン
1は、例えば自動二輪車用の4サイクルエンジンであ
り、図に向かって左側が前方、右側が後方となってい
る。
2の前部上側にはシリンダブロック3が設置されてお
り、このシリンダブロック3内に形成された円筒状のシ
リンダボア4内に図示しないピストンが摺動自在に挿入
される。
割面5(分かり易くするためハッチングで示してある)
を境に左右に分割される構成であり、その内部には車幅
方向に延びるクランク軸6、カウンタ軸7、ドライブ軸
8、バランサ軸9といった軸部材が回転自在に軸支され
ている。これらの軸部材6〜9は、それぞれ図中に矢印
で示す方向に回転する。
8の上方には変速装置11が設置されている。この変速装
置11は、カウンタ軸7およびドライブ軸8に軸装された
ギヤ列12,13 と、両軸部材7,8の上方に軸支されたギ
ヤシフトドラム14と、このギヤシフトドラム14の直下に
架設された2本のフォーク軸15,16 と、これら2本のフ
ォーク軸15,16 の軸方向にスライド自在に設けられた2
〜3個のシフトフォーク17,18 …とを備えて構成されて
いる。
トドラム14は円筒カム状に形成されており、その外周面
に刻設されたカム溝20に上記シフトフォーク17,18 のシ
フトピン21,22 が係合され、シフトフォーク17,18 の先
端部はギヤ列12,13 の特定のギヤを回転自在に把持して
いる。
フォーク17,18 が所定の順番でフォーク軸15,16 の軸方
向にスライドし、ギヤ列12,13 のギヤを軸方向に移動さ
せて噛み合わせを変更させ、これによって変速操作が行
われるようになっている。なお、ギヤシフトドラム14は
自動二輪車の乗員の操作により任意に回動操作される。
のオイルが液面Oの位置まで注入される。このオイル
は、クランク軸6の回転とともに、クランク軸6に一体
形成されている図示しないクランクウェブに叩かれて激
しく攪拌され、霧状に飛散してクランクケース2内の空
気に混合される。このため、クランクケース2内に霧状
のオイルが充満し、この霧状のオイルによって各軸部材
6〜9および変速装置11等が潤滑される。
ーザ室24が設けられている。このブリーザ室24は、クラ
ンクケース2内に一体形成された底板25により、クラン
クケース2の内部空間に対して別室に画成され、さらに
仕切板26により迷路状に形成されている。なお、上記底
板25および仕切板26は、例えばクランクケース2の後方
に向かって階段状に高くなるように形成されているた
め、ブリーザ室24の形状は側面視で尻上りになってい
る。
上記ブリーザ室24の最後部付近の直下に配置されてお
り、このギヤシフトドラム14の上部がブリーザ室24の底
板25で覆われる形になっている。そして、ギヤシフトド
ラム14の直上部に位置するように、底板25に内部ブリー
ザ孔27が穿設されている。この内部ブリーザ孔27は、ブ
リーザ室24内とクランクケース2内とを連通させる孔で
ある。
ブリーザ孔28が設けられている。この外部ブリーザ孔28
は、ブリーザ室24内を外部に連通させる孔であり、例え
ばユニオン状に形成されてブリーザパイプ29が接続され
ている。上記ブリーザパイプ29の他端は大気に開放され
るかエアクリーナに接続される。
の上方にはリブ31が形成されている。このリブ31は、車
幅方向に沿って設けられており、前斜め下方に延びるよ
うに角度づけられている。
ダボア4内でピストンが往復するのでクランクケース2
の内圧が変動する。この内圧変動はクランクケース2内
の空気が外部ブリーザ孔28から放出されたり、外部の空
気が外部ブリーザ孔28からクランクケース2内に吸入さ
れることにより緩和される。
れる際、放出される空気は図2中に太い矢印で示すよう
に、ブリーザ室24の底板25とギヤシフトドラム14との間
の隙間から内部ブリーザ孔27に入り、ブリーザ室24を通
って外部ブリーザ孔28から外部に放出される。この空気
中に霧状となって多量に含まれているオイル分は、ブリ
ーザ室24の迷路構造を通る際に空気から分離されて落
ち、空気だけが外部ブリーザ孔28から外部に放出され
る。このため、クランクケース2内のオイルが外部ブリ
ーザ孔28から外部に放出されにくい。
軸8およびギヤ列13が高速で前転するため、その影響で
クランクケース2内の後部壁面2aをオイルが破線の矢
印で示すように這い上る現象が起きるが、このオイルの
進行は前記リブ31に食い止められ、下方を向いているリ
ブ31の先端からオイルが落下する。このため、後部壁面
2aを這い上るオイルが内部ブリーザ孔27からブリーザ
室24に侵入することはない。
は、ブリーザ室24の直下に配置したギヤシフトドラム14
の直上部に内部ブリーザ孔27を設けたため、ギヤシフト
ドラム14自体が内部ブリーザ孔27の遮蔽体となってい
る。このため、クランクケース2内におけるオイルの飛
沫がギヤシフトドラム14に遮られて直接内部ブリーザ孔
27に飛び込みにくくなり、ブリーザ室24内におけるオイ
ルの分離作用が飛躍的に向上する。
動するだけで高速回転はしないため、ギヤシフトドラム
14に付着したオイルが遠心方向に飛散して内部ブリーザ
孔27に飛び込むこともない。このため、ギヤシフトドラ
ム14は内部ブリーザ孔27の遮蔽体として有効に作用す
る。
27の近傍に邪魔板のような専用の遮蔽体を設ける必要が
なくなり、専用の遮蔽体を設けることによるクランクケ
ース2の形状複雑化、部品点数の増大、エンジン組立性
の低下といった問題を全て解決することができる。
により変速操作される変速装置がクランクケース内に設
置されたエンジンであれば、自動二輪車のエンジンのみ
に限らず、どのエンジンにも適用することができる。
ジンのブリーザ構造は、ギヤシフトドラムの回動により
変速操作される変速装置がクランクケース内に設けら
れ、このクランクケースの上部にブリーザ室が設けられ
たエンジンにおいて、上記ギヤシフトドラムを上記ブリ
ーザ室の直下に配置し、ブリーザ室内とクランクケース
内とを連通させる内部ブリーザ孔を上記ギヤシフトドラ
ムの直上部に設けたことを特徴とするものである。
フトドラム自体が遮蔽体となり、クランクケース内にお
けるオイルの飛沫が直接内部ブリーザ孔に飛び込むこと
が防止され、ブリーザ室内におけるオイルの分離作用が
向上する。
ことがないため、ギヤシフトドラムに付着したオイルが
遠心方向に飛散して内部ブリーザ孔に飛び込むこともな
く、ギヤシフトドラムは内部ブリーザ孔の遮蔽体として
有効に作用する。したがって、従来のように内部ブリー
ザ孔の近傍に専用の遮蔽体を設ける必要がなくなり、遮
蔽体を設けることによるクランクケースの形状複雑化、
部品点数の増大、エンジン組立性の低下といった問題を
全て解決することができる。
ンの縦断面図。
付近の拡大図。
Claims (1)
- 【請求項1】 ギヤシフトドラムの回動により変速操作
される変速装置がクランクケース内に設けられ、このク
ランクケースの上部にブリーザ室が設けられたエンジン
において、上記ギヤシフトドラムを上記ブリーザ室の直
下に配置し、ブリーザ室内とクランクケース内とを連通
させる内部ブリーザ孔を上記ギヤシフトドラムの直上部
に設けたことを特徴とするエンジンのブリーザ構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP02035995A JP3156536B2 (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | エンジンのブリーザ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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US7717100B2 (en) | 2005-09-13 | 2010-05-18 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Breather structure of engine |
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-
1995
- 1995-02-08 JP JP02035995A patent/JP3156536B2/ja not_active Expired - Fee Related
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DE102019118204B4 (de) | 2018-07-06 | 2022-02-10 | Honda Motor Co., Ltd. | Verbrennungsmotor mit einem eine Kurbelkammer und einen Entlüftungsraum abgrenzenden Motorhauptkörper |
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JP3156536B2 (ja) | 2001-04-16 |
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JPS6221966B2 (ja) |
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