JP2001065653A - 摩擦ローラ式変速装置 - Google Patents

摩擦ローラ式変速装置

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JP2001065653A
JP2001065653A JP24285099A JP24285099A JP2001065653A JP 2001065653 A JP2001065653 A JP 2001065653A JP 24285099 A JP24285099 A JP 24285099A JP 24285099 A JP24285099 A JP 24285099A JP 2001065653 A JP2001065653 A JP 2001065653A
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rollers
planetary
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diameter
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Hayao Naito
甲矢雄 内藤
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のこの種の変速装置に比して、同等の性
能を有してトルク容量を増大させることのできる摩擦ロ
ーラ式変速装置を提供する。 【解決手段】 太陽ローラ1と外輪2との間に形成され
る環状空間3内に、2個の大径遊星ローラ4a,4bと
2個の小径遊星ローラ4c,4dを配置し、そのうち少
なくとも1個の小径遊星ローラ4dを含む2個の遊星ロ
ーラをウェッジローラとして、環状空間3内で当該空間
3の周方向に移動可能に支持することにより、遊星ロー
ラ数を多くしてトルク容量を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽ローラとこれ
に対して偏心して配置された外輪との間に形成される径
方向寸法(幅寸法)が一様でない環状空間内に、複数の
遊星ローラを回動自在に配置して、太陽ローラおよび外
輪に対する各遊星ローラの摩擦によって、回転運動を減
速もしくは増速して伝達する摩擦ローラ式変速装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】摩擦ローラ式変速装置においては、一般
に、太陽ローラと外輪とを偏心させて配置するととも
に、その太陽ローラの外周面と外輪の内周面の間に、3
個の遊星ローラを配置し、そのうちの1個もしくは2個
をウェッジローラ、他をガイドローラとして、これらの
遊星ローラと太陽ローラ並びに外輪との摩擦による接線
力によって、太陽ローラおよび外輪のうちの一方の回転
運動を他方に減速もしくは増速しつつ伝達する。
【0003】1個のウェッジローラを備えた摩擦ローラ
式変速装置においては、図4に軸直交断面図を例示する
ように、入力軸または出力軸である第1の回転軸の軸端
部に対して同軸に太陽ローラ41を固定し、その第1の
回転軸に対して偏心して設けられた出力軸または入力軸
である第2の回転軸の軸端部に、太陽ローラ41を囲む
ように外輪42を固定することにより、太陽ローラ41
と外輪42との間に径方向寸法(幅寸法)が周方向に一
様でない環状空間43を形成するとともに、その環状空
間内43に、太陽ローラ41の外周面および外輪42の
内周面の双方に転がり接触するように3個の遊星ローラ
44a,44b,44cを回動自在に配置する。各遊星
ローラ44a,44b,44cのうち、1個の遊星ロー
ラ44aは環状空間43の径方向寸法が大きい側に配置
されて大径のローラとされ、残りの2個の遊星ローラ4
4bおよび44cは環状空間内の径方向寸法が小さい側
に配置されて小径のローラとされる。
【0004】そして、各遊星ローラ44a〜44cのう
ちの1個の遊星ローラ44cを、自己の軸心の回りに回
動自在で、かつ、その軸心を環状空間内43で周方向に
移動自在に配置することによって、その遊星ローラ44
cをウェッジローラとするとともに、他の遊星ローラ4
4a,44bはそれぞれの軸心の回りに回動自在で、か
つ、その軸心を環状空間43内で移動不能に配置したガ
イドローラとする。このような構成により、例えば第1
の回転軸を入力軸とした場合、太陽ローラ41の図中矢
印Aで示す向きへの回転時に各遊星ローラ44a〜44
cがそれぞれ矢印Bで示す向きに回転し、その際、ウェ
ッジローラとしての遊星ローラ44cに矢印Cで示す向
きへの力が作用し、この遊星ローラ44cが環状空間4
3内で狭い空間側に移動する。これにより、遊星ローラ
44cが太陽ローラ41と外輪42の間に食い込んで楔
作用を発揮し、その楔作用により太陽ローラ41または
外輪42が組付け隙間ないしは弾性変形により径方向に
若干変位することで、他の遊星ローラ44a,44bと
太陽ローラ41並びに外輪42との間の接触圧も高くな
り、太陽ローラ41と各遊星ローラ44a〜44c間、
および各遊星ローラ44a〜44cと外輪42間の摩擦
力によって、太陽ローラ41の回転を外輪42に対して
減速しつつ伝達する。なお、このときの減速比は(太陽
ローラ41の外径/外輪42の内径)となる。また、外
輪42が固定される第2の回転軸を入力軸とする場合に
は、上記と同等の動作によって、外輪42の回転を太陽
ローラ41に対して増速しつつ伝達し、この際の増速比
は(外輪42の内径/太陽ローラ41の外径)となる。
【0005】以上のような1個のウェッジローラを備え
た摩擦ローラ式変速装置では、各ローラないしは外輪の
回転の向きが図4に示した向きの場合にのみ、ウェッジ
ローラ44cが楔作用を発揮して回転を伝達するが、逆
向きの回転に際しては回転の伝達機能を有さず、太陽ロ
ーラ41と外輪42とは相対的に空転する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な摩擦ローラ式変速装置においては、伝達可能な最大の
トルク、つまりトルク容量は、太陽ローラと各遊星ロー
ラ間、および外輪と各遊星ローラ間における摩擦に起因
する接線力によって決まり、その各接線力を増大させる
ためには、トラクション係数を増大させたり、あるいは
法線力を増大させる等の対策が考えられるが、いずれも
自ずと限度がある。本発明の目的は、従来に比してトル
ク容量を増大させることのできる摩擦ローラ式変速装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解7するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の摩擦ローラ式変速装置は、第1の回転軸と
同軸に固定された太陽ローラと、その第1の回転軸と平
行で、かつ、当該第1の回転軸に対して偏心して設けら
れた第2の回転軸に固定された外輪と、上記太陽ローラ
と外輪との間に形成される環状空間内に回動自在に配置
され、太陽ローラ外周面と外輪内周面の双方に転がり接
触する複数の遊星ローラを備えるとともに、その遊星ロ
ーラのうち少なくとも1つの遊星ローラを、上記環状空
間内で当該空間の周方向に移動可能に支持されてなるウ
ェッジローラとし、他の遊星ローラをガイドローラとし
た摩擦ローラ式変速装置において、上記遊星ローラを、
大径および小径のローラ各2個ずつの合計4個の遊星ロ
ーラによって構成するとともに、そのうちの小径のロー
ラの少なくとも1個を含む2個の遊星ローラがウェッジ
ローラとして上記環状空間内で当該空間の周方向に移動
自在に支持されていることによって特徴づけられる。
【0008】本発明は、太陽ローラと外輪との間の環状
空間内に配置される遊星ローラを、従来に比して増やす
ことにより、その増やした分だけ従来に比してトルク容
量を増大させようとするものである。
【0009】すなわち、本発明においては、太陽ローラ
と外輪との偏心により径方向寸法が周方向に一様でない
環状空間内に、その環状空間の径方向寸法が大きい側に
配置される大径の2個の遊星ローラと、同じく径方向寸
法が小さい側に配置される小径の2個の遊星ローラの合
計4個の遊星ローラを配置する。そして、その4個の遊
星ローラのうち、少なくとも1個の小径の遊星ローラを
含む2個の遊星ローラを環状空間内で周方向に移動自在
としてウェッジローラとする。
【0010】ここで、以上0構成において、回転伝達方
向が一方向のみでいい場合には、その方向への回転時に
環状空間内で狭い空間側に移動する向きの力が作用する
1個の小径の遊星ローラと1個の大径の遊星ローラをウ
ェッジローラとすることにより、3個の遊星ローラを備
えて、そのうちの1個の遊星ローラをウェッジローラと
する従来の摩擦ローラ式変速装置と、また、回転伝達方
向を両方向とする場合には、2個の小径の遊星ローラを
ウェッジローラとすることにより、同じく3個の遊星ロ
ーラを備えて、そのうちの2個の遊星ローラををウェッ
ジローラとする従来の摩擦ローラ変速装置と、それぞれ
同等の機能を有しながら、そのトルク容量を単純計算で
4/3倍とすることができる。
【0011】
【発明の実1の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
好適な実施の形態について説明する。図1は本発明の実
施の形態の軸直交断面図であり、図2はそのI−I断面
図である。
【0012】太陽ローラ12第1の回転軸S1の軸端部
に固定されてされており、この太陽ローラ1を囲むよう
に配置された外輪2は、第1の回転軸S1に対して平行
で、かつ、図1において上下方向にΔだけ偏心した第2
の回転軸S2の軸端部に固定され、これにより、太陽ロ
ーラ1の外周面と外輪2の内周面との間には、偏心量Δ
に起因して径方向寸法(幅寸法)が周方向に一様でな
い、つまり図1において上方側の径方向寸法が下方側の
径方向寸法よりも大きい環状空間3が形成されている。
【0013】外輪2の第23回転軸S2に対する固定機
構は、特に限定されるものではないが、この例において
は、外輪2の形状を、一端部に円盤部21を一体形成し
たカップ状とし、その円盤部21を第2の回転軸S2の
軸端に固着している。また、外輪2の外側はハウジング
本体6aとハウジング蓋体6bとからなるハウジング6
によって覆われており、第2の回転軸S2はその一端部
がハウジング6内部の外輪2に固着され、かつ、ハウジ
ング本体6aに対して軸受7を介して回動自在に支持さ
れた状態で、その他端部がハウジング6外に突出してい
る。また、太陽ローラ1はハウジング蓋体6bに対して
軸受8を介して回動自在に支持された状態で、その一端
部がハウジング6の外方に突出して第1の回転軸S1の
軸端部に固着されている。
【0014】太陽ローラ1と外輪2の間に形成される環
状空間3内には、4個の遊星ローラ4a,4b,4cお
よび4dがそれぞれ回動自在に配置されている。各遊星
ローラ4a,4b,4cおよび4dは、太陽ローラ1お
よび外輪2の各中心を通り、かつ、第1の回転軸S1と
第2の回転軸S2との偏心方向、つまり上下方向に伸び
る線Vを中心として、その左右両側に略対称に配置され
ており、環状空間3内でその径方向寸法が大きい上側に
配置されている2個の遊星ローラ4a,4bは、環状空
間3でその径方向寸法が小さい下側に配置されている2
個の遊星ローラ4c,4dよりも直径が大となってお
り、これにより、全ての遊星ローラ4a,4b,4cお
よび4dの外周面が、それぞれ太陽ローラ1の外周面と
外輪2の内周面の双方に転がり接触するようになってい
る。なお、上側2個の大径の遊星ローラ4a,4bにつ
いては、以下、大径遊星ローラ4a,4bと称し、下側
2個の小径の遊星ローラについては、以下、小径遊星ロ
ーラ4c,4dと称する。
【0015】各遊星ローラ5a,4b,4cおよび4d
は、それぞれ支軸5a,5b,5cおよび5dにニード
ルローラベアリング等の軸受9を介して回動自在に支承
されており、その各支軸5a,5b,5cおよび5d
は、その一端がハウジング蓋体6bに支持され、他端が
ハウジング6内でハウジング蓋体6bに対して固着され
た支持板10に支持されている。ハウジング蓋体6b
は、各遊星ローラ4a,4b,4cおよび4dに干渉し
ない部位において外輪2の円盤部21側に柱状に突出す
る突起部61が形成されており、支持板10はその突起
部61に対してネジ等によって固着されている。
【0016】さて、以上の各遊星ローラ4a,4b,4
cおよび4dのうち、この例においては1個の大径ロー
ラ4bと1個の小径ローラ4dを回転自在に支承する支
軸5bおよび5dは、ハウジング蓋体6bおよび支持板
10に対してルーズに支持されている。すなわち、ハウ
ジング蓋体6bおよび支持板10に支軸5bおよび5d
を支承すべく形成された孔が、支軸5bおよび5dの直
径よりも所定寸法だけ大きくなっており、これにより、
大径遊星ローラ4bと小径遊星ローラ4dは、環状空間
3の周方向に移動可能となって、これらがウェッジロー
ラを構成し、他の大径遊星ローラ4aと小径遊星ローラ
4cはその支軸5a,5cが環状空間3内で移動不能の
ガイドローラを構成している。また、ウェッジローラを
構成する大径遊星ローラ4bおよび小径遊星ローラ4d
を支承する支軸5bおよび5dは、後述する回転伝達動
作を確実なものとするために、それぞれ圧縮コイルばね
等の付勢手段11によって、環状空間3内で狭い空間
側、つまり図1において矢印Cで示す向きに付勢されて
いる。
【0017】以上の本発明7実施の形態は、例えば第1
の回転軸S1を入力軸とし、第2の回転軸S2を出力軸
として、第1の回転軸S1の回転を減速しつつ第2の回
転軸S2に伝達するのであるが、その伝達が可能な回転
方向は、図1において矢印Aで示す向きのみであり、そ
の逆向きの回転に対しては、第1と第2の回転軸S1と
S2は相互に空転する。
【0018】すなわち、第8の回転軸S1の回転によっ
て太陽ローラ1が矢印Aで示す向きに回転すると、その
太陽ローラ1に対して転がり接触している4個の遊星ロ
ーラ4a〜4dが矢印Bで示す向きに回転し、ウェッジ
ローラとしての大径遊星ローラ4bおよび小径遊星ロー
ラ4dには矢印Cで示す向きへの力が作用する。これに
より、大径遊星ローラ4bおよび小径遊星ローラ4dは
太陽ローラ1と外輪2との間に食い込み、楔作用を発揮
してこれら両者に対する接触圧が高くなる。同時に、そ
の楔作用により太陽ローラ1もしくは外輪2が組付け隙
間または弾性変形により径方向に変位し、ガイドローラ
である他の大径遊星ローラ4aおよび小径遊星ローラ4
cについても、太陽ローラ1および外輪2に対する接触
圧が高くなり、太陽ローラ1と各遊星ローラ4a〜4
d、各遊星ローラ4a〜4dと外輪2との摩擦による接
線力により、第1の回転軸S1の回転が減速されつつ第
2の回転軸2に伝達される。そして、このときに伝達可
能な最大トルク、つまり摩擦ローラ式変速装置としての
トルク容量は、トルクの伝達に寄与する遊星ローラ数が
従来の3個から4個に増えた分だけ増大する。
【0019】次に、本発明を正・逆いずれの回転をも伝
達可能な摩擦ローラ式変速装置に適用した実施の形態に
ついて述べる。図3はその軸直交断面図である。この例
における特徴は、環状空間3内で下側に配置されている
2個の小径遊星ローラ4cおよび4dをウェッジローラ
とするとともに、上側に配置されている2個の大径遊星
ローラ4aおよび4bをガイドローラとした点にあり、
他の構成については先の例と同等である。
【0020】すなわち、ウエッジローラとしての小径遊
星ローラ4c,4dを支承する支軸5c,5dは、ハウ
ジング蓋体6bおよび支持板10に対して先の例と同様
にルーズに支持されているとともに、これらの支軸5
c,5dは、回転伝達動作を確実なものとするために、
付勢手段11によって環状空間3内で狭い空間側、つま
り、支軸5cについては図3に矢印F′で示す向きに、
支軸5dについては同じく矢印Fで示す向きに付勢され
ている。また、ガイドローラとしての大径遊星ローラ4
a,4bを支承する支軸5a,5bについては、ハウジ
ング蓋体6bおよび支持板10に対して移動不能に支持
されている。
【0021】以上の実施の形態において、例えば第1の
回転軸S1を入力軸として、第2の回転軸S2を出力軸
としたとき、第1の回転軸S1およびその軸端に固着さ
れた太陽ローラ1が図3において矢印Dで示す向きに回
転したとき、各遊星ローラ4a〜4dは図中矢印Eで示
す向きに回転するとともに、一方のウェッジローラとし
ての小径遊星ローラ4dに矢印Fで示す向きの力が作用
して同方向に移動し、太陽ローラ1と外輪2との間に食
い込んで楔作用を発揮し、先の例と同様に、太陽ローラ
1と各遊星ローラ4a〜4d、各遊星ローラ4a〜4d
と外輪2との間の摩擦による接線力によって、太陽ロー
ラ1のD方向への回転が減速されつつ外輪2に伝達され
る。
【0022】一方、太陽ロ2ラ1が矢印D′の向きに回
転したときには、各遊星ローラ4a〜4dは矢印E′で
示す向きに回転するとともに、他方のウェッジローラと
しての小径遊星ローラ4cに矢印F′で示す向きの力が
加わって同方向に移動し、太陽ローラ1と外輪2との間
に食い込んで楔作用を発揮し、同様にして太陽ローラ1
のD′方向への回転が減速されつつ外輪2に伝達され
る。
【0023】なお、以上の3実施の形態においては、太
陽ローラ1が固着される第1の回転軸S1を入力軸と
し、外輪2が固着される第2の回転軸S2を出力軸とし
て、第1の回転軸S1の回転を減速しつつ第2の回転軸
S2に伝達する例について述べたが、第2の回転軸S2
を入力軸とし、第1の回転軸S1を出力軸として用いて
もよく、この場合、第2の回転軸S2の回転が増速され
つつ第1の回転軸S1に伝達される。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、太陽ロ
ーラと外輪との間に形成される環状空間内に、2個の大
径遊星ローラと2個の小径遊星ローラを配置し、そのう
ち少なくとも1個の小径遊星ローラを含む2個の遊星ロ
ーラをウェッジローラとして環状空間の周方向に移動可
能とし、他をガイドローラとして環状空間内で移動不能
とする構成の採用により、従来のこの種の変速装置と同
等の機能を持たせながらも、太陽ローラと外輪間で伝達
可能な最大トルク、つまり変速装置としてのトルク容量
を、従来に比して増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の軸直交断面図である。
【図2】同じく本発明の実施の形態の軸平行断面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施の形態の軸直交断面図であ
る。
【図4】1個のウェッジローラを備えた従来の摩擦ロー
ラ式変速装置の構成例を示す軸直交断面図である。
【符号の説明】
1 太陽ローラ 2 外輪 21 円盤部 3 環状空間 4a,4b 大径遊星ローラ 4c,4d 小径遊星ローラ 5a,5b,5c,5d 支軸 6 ハウジング 6a ハウジング本体 6b ハウジング蓋体 7,8,9 軸受 10 支持板 11 付勢手段 S1 第1の回転軸 S2 第2の回転軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回転軸と同軸に固定された太陽ロ
    ーラと、その第1の回転軸と平行で、かつ、当該第1の
    回転軸に対して偏心して設けられた第2の回転軸に固定
    された外輪と、上記太陽ローラと外輪との間に形成され
    る環状空間内に回動自在に配置され、太陽ローラ外周面
    と外輪内周面の双方に転がり接触する複数の遊星ローラ
    を備えるとともに、その遊星ローラのうち少なくとも1
    つの遊星ローラを、上記環状空間内で当該空間の周方向
    に移動可能に支持されてなるウェッジローラとし、他の
    遊星ローラをガイドローラとした摩擦ローラ式変速装置
    において、 上記遊星ローラを、大径および小径のロー
    ラ各2個ずつの合計4個の遊星ローラによって構成する
    とともに、そのうちの小径のローラの少なくとも1個を
    含む2個の遊星ローラがウェッジローラとして上記環状
    空間内で当該空間の周方向に移動自在に支持されている
    ことを特徴とする摩擦ローラ式変速装置。
JP24285099A 1999-08-30 1999-08-30 摩擦ローラ式変速装置 Pending JP2001065653A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1426658A3 (en) * 2002-12-04 2005-06-01 Hideo Okoshi Rolling friction transmission apparatus of wedge roller type
WO2009017308A1 (en) * 2007-07-31 2009-02-05 Byung-Jun Song Apparatus for feeding foil of printing machine with tension

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EP1426658A3 (en) * 2002-12-04 2005-06-01 Hideo Okoshi Rolling friction transmission apparatus of wedge roller type
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