JP2001065650A - 自動二輪車の変速装置 - Google Patents

自動二輪車の変速装置

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JP2001065650A
JP2001065650A JP24363799A JP24363799A JP2001065650A JP 2001065650 A JP2001065650 A JP 2001065650A JP 24363799 A JP24363799 A JP 24363799A JP 24363799 A JP24363799 A JP 24363799A JP 2001065650 A JP2001065650 A JP 2001065650A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Vベルト式自動変速機を搭載しても車幅の狭
い状態でスリムな外観の自動二輪車を実現できる自動二
輪車の変速装置を提供する。 【解決手段】 エンジンケース10にクランク軸12と
Vベルト式自動変速機14を軸支して収容した自動二輪
車用エンジンユニットの変速装置において、エンジンケ
ース10は、左,右のケース部分10L,10Rを分割
面8で合わせてボルトで締着固定した車体左右方向に分
割可能なものであり、エンジンケース10内には、クラ
ンク軸12とVベルト式自動変速機14のドライブプー
リー軸16およびドリブンプーリー軸18と後輪20へ
動力を出力する出力軸22とをそれぞれ平行に配設した
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子制御クラッチ
からなる発進クラッチとVベルト式自動変速機(無段変
速装置)を備えて自動二輪車をコンパクトに構成可能に
する自動二輪車の変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、Vベルト式自動変速機を備えた自
動二輪車は、スクータ型車両等の50〜125cc程度
の小排気量車が多く、この小排気量のエンジンではエン
ジン出力が比較的小さいのでクラッチ機構も小型のもの
で済んでいた。一方、昨今では、出力の大きい中排気量
から大排気量エンジンを搭載した自動二輪車でも、ギヤ
チェンジの操作を省略して簡便な運転操作を実現できる
無段変速機付きのエンジンユニット搭載の要請が高まり
つつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、変速機
としてVベルト式自動変速機を用いたとしても、クラッ
チを変速装置の出力側に設けたものではエンジン出力の
増大に伴ってクラッチが大型化するので、クラッチ設置
スペースを取り、どうしてもエンジンユニットの大型化
ひいては車体の大型化が避けられない。また、Vベルト
式自動変速機の入力側にクラッチを設けたとしても、同
様にクラッチの大型化は避けられず同様の問題が生じ
る。
【0004】また、従来のVベルト式自動変速機のクラ
ッチには遠心シュー式が多く採用されており、エンジン
ブレーキを効かせるためには専用のワンウェイクラッチ
を設ける必要があり、構造の複雑化を招いていた。
【0005】一方、クラッチには、電子制御式の湿式多
板クラッチユニットを四輪駆動車のプロペラ軸上で二輪
駆動(2WD)or四輪駆動(4WD)の切替えをする
ために設けられた例があるが(特開平10−32956
1号)、Vベルト式自動変速機と組み合わせた技術は提
案されていない。仮に、前記クラッチユニットとVベル
ト式自動変速機を単純に組み合わせたとしても、それだ
けでは設置場所を取りコンパクト化しようとしてもエン
ジンと干渉する等して幅を取り、スペース効率良く配設
する技術はいまだ提案されていないのが実情である。し
たがって、Vベルト式自動変速機を搭載するのに車幅の
狭い状態でスリムな外観の自動二輪車とすることが困難
であるという問題点があった。
【0006】なお、特開平1−69854号公報ではク
ランク軸の外端部に遠心式クラッチを装着し、この遠心
式クラッチとVベルト式自動変速機のドライブプーリー
軸との間にチェーンとスプロケットによる一次減速手段
が配設され、Vベルト式変速機のドリブンプーリー軸と
後輪への出力軸との間に減速ギヤーと手動クラッチを配
設した変速装置が提案されている。しかしながら、この
技術では、潤滑油を入れるべき湿式の一次減速手段と減
速ギアーとが別々の部屋に収容され、しかも、それらの
湿式の部屋の間に潤滑油を使用しない乾式のVベルト自
動変速機を挟む配置になっており、エンジンケースの幅
が大きくなる問題点がある。また、前記の高速段で走行
時に急停車した後には、停止時点で遠心式クラッチは係
合が外れ、Vベルト式自動変速機はプーリー径が高速段
のままの場合があり、このままでは、再発進時にプーリ
ー径が高速段のままで発進することになり、再発進が困
難になる恐れがある。
【0007】本発明は、前記の問題点に鑑みてなされた
ものであって、Vベルト式自動変速機を搭載しても車幅
の狭い状態でスリムな外観の自動二輪車を実現できる自
動二輪車の変速装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次の構成を有する。本発明は、エンジンケ
ース内にVベルト式自動変速機を収容した自動二輪車の
変速装置において、エンジンケースに、クランク軸とV
ベルト式自動変速機のドライブプーリー軸およびドリブ
ンプーリー軸と後輪へ動力を出力する出力軸とをそれぞ
れ平行に配設すると共に、クランク軸の回転を前記Vベ
ルト式自動変速機のドライブプーリー軸に入力する第1
の減速機と、前記Vベルト式自動変速機のドリブンプー
リー軸から出力軸に出力する第2の減速機をクランク軸
長手方向の同じ側に配置し、エンジンケースには、Vベ
ルト自動変速機を収容する乾式の部屋と、潤滑の必要な
前記第1および第2の減速機を収容する湿式の部屋とを
車体幅方向左右に並べて形成したことを特徴とする自動
二輪車の変速装置である。
【0009】なお、本発明においては、出力軸に多板式
の発進クラッチを設けることができる。また、該発進ク
ラッチおよびVベルト式自動変速機をエンジンの左右方
向中央に設けることができる。
【0010】また、本発明において、Vベルト式自動変
速機を多板式の発進クラッチとして、電磁式パイロット
クラッチ機構の摩擦係合力をカム機構によりメインクラ
ッチ機構の押圧力に変換してメインクラッチ機構を制御
する電子制御式の発進クラッチとすることができる。ま
た、本発明において、Vベルト式自動変速機のドライブ
プーリー軸、ドリブンプーリー軸、および出力軸を側面
視でほぼ三角形の位置関係に配置し、一方、ドライブプ
ーリーの可動シーブ(可動側ドライブフェイス)を作動
させる変速機モータの減速歯車列を前記三角形の一辺に
沿って配設することができる。また、本発明において、
エンジンが前後のシリンダがV字型に配置されたもので
あり、前記三角形の一辺を側面視で後側の後傾シリンダ
と同様の後傾斜に形成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は実施形態1に係る自動
二輪車にエンジンユニットを搭載した状態を示す要部側
面視図、図2は図1のII−II線に沿う後輪駆動用のプロ
ペラシャフトの縦断説明図、図3は図1中のIII−IIIに
沿う断面視図、図4はVベルト式自動変速機のプーリー
などの構成説明図、図5は電子制御の電磁式の発進クラ
ッチの説明図である。
【0012】図1〜図4に示すように、実施形態1は、
エンジンケース10にクランク軸12とVベルト式自動
変速機14を軸支して収容した自動二輪車用エンジンユ
ニットの変速装置において、エンジンケース10は、
左,右のケース部分10L,10Rを分割面8で合わせ
てボルトで締着固定した車体左右方向に分割可能なもの
であり、エンジンケース10内には、クランク軸12と
Vベルト式自動変速機14のドライブプーリー軸16お
よびドリブンプーリー軸18と後輪20へ動力を出力す
る出力軸22とをそれぞれ平行に配設したものである。
【0013】また、前記出力軸22には多板式の発進ク
ラッチ58を設け、該発進クラッチ58およびVベルト
式自動変速機14をエンジン(ユニット)30の左右幅
方向中央に設けている。また、前記発進クラッチ58
は、電磁式パイロットクラッチ機構58aの摩擦係合力
をカム機構58bによりメインクラッチ機構58cの押
圧力に変換して、該メインクラッチ機構58cを制御す
る電子制御式のクラッチを用いている(図5参照)。ま
た、クランク軸12とVベルト式自動変速機14のドラ
イブプーリー軸16およびドリブンプーリー軸18は、
側面視でタンクレール24bにほぼ平行に沿う、やや斜
め後方下がりの同一線上にほぼ配列され、前記出力軸2
2は、ドライブプーリー軸16およびドリブンプーリー
軸18の上方に位置している。また、Vベルト式自動変
速機14のドライブプーリー軸16、ドリブンプーリー
軸18、および出力軸22を側面視でほぼ三角形の位置
関係に配置している。一方、ドライブプーリーの可動側
フェイス(可動シーブともいう)16bを作動させる変
速機モータ66の減速歯車列68を前記三角形の一辺に
沿ってエンジンケース10上部に配設する。また、エン
ジン30は前後のシリンダ30F,30RがV字型に配
置されたものであるが、前記三角形の一辺を側面視で後
側の後傾の後シリンダ30Rと同様の後傾斜に形成す
る。
【0014】前記自動二輪車のフレーム24は、ヘッド
パイプ24aから後ろ斜め下方に延設した上部のタンク
レール24bと、ヘッドパイプ24aから下方に延び途
中から水平に後方に延びるダウンチューブ24cと、タ
ンクレール24bおよびダウンチューブ24cの後部同
士を繋ぎかつピボット軸26とクッションユニット28
が設けられたメインフレーム24dとを有している。メ
インフレーム24dには、タンクレール24bのダウン
チューブ24cの後部側同士を縦方向に繋ぐ部分とシー
トを上部に載置するリヤー部分から主になった側面視で
「ロ」の字形状を呈している。
【0015】エンジンケース10前部の上部には、それ
ぞれ前後に傾いてV字形状を呈する前気筒・後気筒のV
型シリンダのエンジン30が設けられており、ひとつの
クランク軸12に前シリンダ30F,後シリンダ30R
のピストン30a,30aのコンロッド30b,30b
がそれぞれ連結される。エンジンケース10内に配設さ
れた状態でクランク軸12の長さ方向中心位置は、平面
視でほぼエンジンケース10の合せ面8と一致する位置
となっている。また、このエンジンケース10には、エ
ンジン30のクランク軸12の回転を前記Vベルト式自
動変速機14のドライブプーリー軸16に入力する第1
の減速機32と、前記Vベルト式自動変速機14のドリ
ブンプーリー軸18から出力軸22に出力する第2の減
速機34をクランク軸12長手方向の同じ側(実施形態
では車幅方向右側)に配置している。そして、エンジン
ケース10内には、Vベルト式自動変速機14を収容す
る乾式の部屋36と、潤滑の必要な前記第1の減速機3
2および第2の減速機34の収容される湿式の部屋38
とが隔壁部40で仕切られて、車体幅方向左右に並べて
形成されたものである。
【0016】より詳細には前記エンジンケース10にお
いては、クランク軸12はそれを収容するクランク室1
0aの左右壁で支持されており、右側の壁が前記隔壁部
40の前側部になる。クランク室109の右側壁になる
隔壁部40の前側部からは、クランク軸12の右端部が
突出して、突出した右端部にプライマリードライブスプ
ロケットギヤー42が配設される。それと共に、Vベル
ト式自動変速機14のドライブプーリー軸16の右端部
が隔壁部40の前後方向中程から軸延長されており、そ
の延長部にプライマリードリブンスプロケットギヤー4
4が配設されている。これらのドライブスプロケットギ
ヤー42とドリブンスプロケットギヤー44にチェーン
46が掛け渡されていて、チェーン46によりエンジン
30駆動力がVベルト式自動変速機14に伝達される構
成であって、ドライブスプロケットギヤー42よりもド
リブンスプロケットギヤー44の歯数が多くなることに
より、第1の減速機32を構成する。この第1の減速機
32は、チェーンに限られず、アイドルギヤーでもよ
い。また、Vベルト式自動変速機14のドリブンプーリ
ー軸18の右端部は、前記隔壁部40の後側部から突出
しており、突出した右端部には、セカンダリードライブ
ギヤー48aが軸設され、このドライブギヤー48aに
図示しないアイドルギヤーを介してセカンダリードリブ
ンギヤー48bに駆動力が伝達する構造の第2の減速機
34が隔壁部40の右側面部に隣接して配設される。
【0017】前記のドライブスプロケットギヤー42と
ドリブンスプロケットギヤー44とそれらに巻き掛けら
れたチェーン46からなる第1の減速機32とともに、
ドライブギヤー48aとアイドルギヤー48bとセカン
ダリードリブンギヤー48c(出力軸22の一次側に軸
着されている)とからなる第2の減速機34を覆うよう
に、エンジンケース10の右側面部にカバー体50が着
脱可能に締着固定され(合せ面50a)、このカバー体
50と前記の隔壁部40とで閉鎖した湿式の部屋38を
構成する。この湿式の部屋38と乾式の部屋36との間
の仕切り(隔壁40)には、ドライブプーリー軸16と
ドリブンプーリー軸18の突出する箇所にオイルシール
と軸受け16cと18cをそれぞれ設けて、潤滑油が乾
式の部屋36内に入らないようにしている。
【0018】なお、クランク軸12の右側端部において
ドライブスプロケットギヤー42と後記するマグネトー
54aの内側箇所には、カムチェーンスプロケットギヤ
ー52が配設され、このギヤー52にチェーンが巻き掛
かり、このチェーンがシリンダ30F,30Rの右側部
のチェーン室30c内に配設される。このチェーン室3
0cは、湿式の部屋38に開口しており、湿式の部屋3
8内のミスト状の潤滑油がチェーン室30c内に流通す
る。また、前記クランク軸12の左側端部には、マグネ
トー(発電機)54aとスタータモータギヤー54bが
軸設されて、外側からカバー体56(合せ面56a)で
覆われている。
【0019】そして、前記第2の減速機34のセカンダ
リードリブンギヤー48bが発進クラッチ58の一次側
に設けられ、この発進クラッチ58は出力軸22の一次
側に設けられおり、出力軸22二次側でベベルギヤー6
0を介して回転軸を横方向から前後方向に変換して、後
輪駆動用のプロペラシャフト62を駆動するようになっ
ている。
【0020】ここで、プロペラシャフト62は、図2に
示すように、後輪20を支持する中空ケース状のリアス
イングアーム64内に装填されている。このプロペラシ
ャフト62前部における前記ベベルギヤー60近傍のピ
ボット軸26位置には、ユニバーサルジョイント62a
による連結部分になっており、プロペラシャフト62後
端部には、回転軸を前後方向から後輪20のハブに沿う
横方向に変換するベベルギヤー62bが配設されてい
る。メインフレーム24dに上端が取り付けられたクッ
ションユニット28の下端はリアスイングアーム64と
リンク28aを介して結合されている(図1参照)。
【0021】また、Vベルト式自動変速機14は、いわ
ゆるCVTと称されるものであり、図4に示すように、
ドライブプーリー軸16上にプーリー固定側フェイス1
6aに対向して軸方向に移動可能に可動側フェイス(可
動シーブ)16bがスプライン結合されている。この可
動側フェイス16bを駆動してドライブプーリー幅を変
更する(ベルトの接触半径を変更する)アクチュエータ
モータ66と減速歯車列68(68a〜68c)とが、
側面視でドライブプーリー軸16上方に設けられてお
り、変速機モータ66の駆動により可動側フェイス16
b後端のスライダー機構70が回転することにより可動
側フェイス16bがドライブプーリー軸16上を移動し
てプーリー幅を変更して変速できるようになっている。
この可動側フェイス16bの移動変位はセンサ70aで
検出している。なお、前記のようなドライブプーリー幅
の変更に対応してドリブンプーリー幅(固定側フェイス
18aと可動側フェイス18bの間隔)を変更可能にす
るためドリブンプーリー軸18上にはカムスプリング1
8cが可動側フェイス18bをプーリー幅を狭くする方
向(プーリー径を大きくする方向)に付勢している。な
お、Vベルト式変速装置の符号19は、一例として特願
平11-82637号にて公開されている、金属製のコマをフェ
ノール樹脂層で被覆して構成した多数のブロックをエン
ドレスの張力帯にベルトの長手方向全長に亘って所定の
ピッチで並べて取付け、潤滑が不要で高負荷伝達が可能
なCVT用ベルトである。
【0022】また、前記発進クラッチ58は、電磁式パ
イロットクラッチ機構58aとカム機構58bとメイン
クラッチ機構58cを有する電子制御式の発進クラッチ
である。すなわち、この発進クラッチ58は、エンジン
ケース10のVベルト式自動変速機14収容の乾式の部
屋36の上方に形成されたクラッチ室72内に収容され
ているものである。また、発進クラッチ58には、外側
回転部材である概略椀状を呈したフロントハウジング7
4aが入力側(Vベルト式変速機のドリブンプーリー軸
18出力ギヤー側)に位置し、一方、フロントハウジン
グ74a内周に位置する内側回転部材であるリヤハウジ
ング74bと一体のシャフト74cが出力軸22に軸着
している。そして、フロントハウジング74aの内周面
部とシャフト74c外周面部の間には、入力側から出力
側に向けてメインクラッチ機構58c、カム機構58
b、電磁パイロットクラッチ機構58aの順に配設され
ている。なお、入力側から出力側に向けてメインクラッ
チ機構58c、カム機構58b、電磁パイロットクラッ
チ機構58aには、特開平10−329561号の技術
を適宜に利用できる。
【0023】図5において、符号76a,76b,76
cはベアリングであり、ベアリング76aはエンジンケ
ース10に対して、フロントハウジング74aを回転自
在に支持し、また、ベアリング76bは、フロントハウ
ジング74a内でシャフト74cを回転自在に支持して
いる。フロントハウジング74a内周面とシャフト74
c外周面とには、交互に複数のクラッチ板58c1がス
プライン結合されてメインクラッチ機構58cを形成す
る。また、ベアリング76cは、エンジンケース10に
対してリヤハウジング74bを回動自在に支持してお
り、このベアリング76cに隣接してリヤハウジング7
4b外周を取り巻くように電磁ソレノイド78が配設さ
れている。電磁ソレノイド78の奥側には、パイロット
クラッチ機構58aのクラッチ板58a1が配設されて
おり、クラッチ板58a1の前記電磁ソレノイド78の
反対面側にはアーマチュア80が配設されて、電磁ソレ
ノイド78、クラッチ板58a1、アーマチュア80、
リヤハウジング74bを含む磁路が形成されるようにな
っている。前記複数のクラッチ板58a1はフロントハ
ウジング74a内周とカム機構58bのコントロールカ
ム82a外周にそれぞれ交互にスプライン結合されてい
る。カム機構58bのコントロールカム82aとメイン
カム82bはそれぞれ環状を呈し、対向面同士には一定
長さの長円形の溝が周方向に複数形成されており、その
溝同士内にボール82cが介装されている。
【0024】そして、カム機構58bは、前記電磁ソレ
ノイド78がONになると、磁路FLが生じ、クラッチ
板58a1を吸引して摩擦係合する。これにより、クラ
ッチ板58a1を介してコントロールカム82aがフロ
ントハウジング74aに連結する。これによりコントロ
ールカム82aとメインカム82bとの間に差動が生
じ、ボール82cが溝を乗り越えてメインカム82bが
メインクラッチ機構58cのクラッチ板c1を押圧して
摩擦係合させることで、フロントハウジング74aとシ
ャフト74cが連結する。一方、電磁ソレノイド78が
OFFになるとメインクラッチ機構58cとパイロット
クラッチ機構58aはいずれもOFFになって係合が外
れ、カム機構58bが原位置に復帰する。
【0025】実施形態によれば、エンジン30のクラン
ク軸12の回転は、第1の減速機32を介してベルト式
自動変速機14のドライブプーリー軸16に入力され
て、該減速機32と同じ側の変速後の出力がドリブンプ
ーリー軸18から出てくる。ベルト式自動変速機14の
収容する部屋36はエンジンケース10と一体に構成さ
れるが、乾式の部屋36と湿式の部屋38との仕切り隔
壁40にはオイルシールおよび軸受け16a,18aが
設けられる。Vベルト式自動変速機14の出力は、再び
湿式の部屋38の第2の減速機34で減速された後にド
ライブプーリー軸16と同方向に配置した発進クラッチ
58に入る。この発進クラッチ58は、電気的に制御さ
れる。上記のドライブプーリー軸16とドリブンプーリ
ー軸18と出力軸22は、側面視で略三角形形状に配置
され、クランク軸12とドライブプーリー軸16とドリ
ブンプーリー軸18は側面視でほぼ一直線上に配置され
ている。そして、Vベルト式自動変速機14の変速機を
制御するアクチュエータモータ66および減速歯車列6
8a〜68cは、上記三角形の一辺に沿うように配置し
ている。
【0026】エンジンケース10に、Vベルト式自動変
速機14を収容する乾式の部屋36と、潤滑の必要な前
記第1および第2の減速機32および34を収容する湿
式の部屋38とを別々に形成するので、第1、第2の減
速機32、34を同じ潤滑油で潤滑でき、また、潤滑の
不要なVベルト式自動変速機14を湿式の部屋38と確
実に分けることができる。また、前記第1および第2の
減速機32および34はクランク軸12長手方向の同じ
側に配置し、かつ、それらを同じ湿式の部屋38に収容
している。したがって、湿式の部屋38を分散配置した
前記特開平1−69854号公報記載のものと比べて、
湿式の部屋38が分散していないので、エンジンケース
10の構造を簡素化することが可能である。また、一つ
ずつ湿式の部屋38と乾式の部屋36を車体幅方向左右
に並べて配置可能とするので、エンジンケース10の幅
を狭くすることが可能でありコンパクト化を達成でき
る。
【0027】なお、Vベルト式自動変速機14の下流側
の出力軸に発進クラッチ58を設けたので、急停車時に
もVベルト式自動変速機14はエンジン30のクランク
軸12と共に回転することになり、車両停止後でも低速
段に変速可能(ベルトが送られるのでプーリー径が変化
し低速段に変速可能)であるので、再発進時にエンジン
始動と共に低速段に確実に復帰することができ、中高速
からの発進がなく、低速段から発進でき、再発進にもた
つきが生じ無い。
【0028】また、該発進クラッチ58およびVベルト
式自動変速機14をエンジン30の左右方向中央に設け
るので、エンジンユニット全体の左右重量バランスがよ
くなり、自動二輪車の操縦安定性が向上する。また、V
ベルト式自動変速機14を多板式の発進クラッチ58と
して、電磁式パイロットクラッチ機構58aの摩擦係合
力をカム機構58bによりメインクラッチ機構58cの
押圧力に変換してメインクラッチ機構58cを制御する
電子制御式のクラッチとすることにより、確実に発進時
に係合ができる。また、Vベルト式自動変速機14のド
ライブプーリー軸16、ドリブンプーリー軸18、およ
び出力軸22を側面視でほぼ三角形の位置関係に配置す
るので、エンジンケース10のVベルト式変速機14上
部をスペース効率よく、出力軸22と変速機モータ66
と減速歯車列68とを配置できる。一方、ドライブプー
リーの可動側フェイス16bを作動させる変速機モータ
66の減速歯車列68を前記三角形の一辺に沿ってエン
ジンケース10上部に配設すると共に、エンジン30の
前,後のシリンダ30F,30RがV字型に配置された
ものであり、前記三角形の一辺を側面視で後側の後傾シ
リンダ30Rと同様の後傾斜に形成したことにより、後
方の後傾シリンダ30Rに沿ってV型エンジンのシリン
ダ干渉することなく最小の設置スペースにして、無駄な
くレイアウトができる。
【0029】本発明は、前記実施形態1に限定されず、
種々に変形実施可能であり、図6〜図8の実施形態2〜
4も本発明の範囲内である。なお、図6〜図8では図1
〜図5と同様部分に同一符号を付している。図6の実施
形態2では、Vベルト式自動変速機14を後ろ上がりの
構成してドリブンプーリー軸18を上方に位置させてそ
の下方に出力軸22を配置したものである。すなわち、
実施形態1とはドリブンプーリー軸18と出力軸22の
配置を逆にして側面視で3角形に配置にしたものであ
る。これは、レイアウト的に出力軸22を下位置に設定
したいときに採用でき、重心を低くできる利点がある。
【0030】図7の実施形態3では、出力軸22の出力
側には、スプロケットギヤー80を設けて後輪駆動方式
とし、チェーン82による後輪駆動を採用したものであ
る。また、エンジンはV型シリンダのものに限定されず
に、単気筒または複数気筒を並列にしたエンジンとして
もよい。図8の実施形態4では、発進クラッチ58の出
力側に機械式クラッチ84を設けて停止時などの任意の
ときに後輪駆動を断続できるようにしたものである。こ
の機械式クラッチ84は、出力軸22を途中で分割して
それらの外周面にスプライン84aを形成し、アウター
ドグ84bをレバー84cで軸方向に摺動できるように
して、分割出力軸22を断続可能にしたものである。機
械式クラッチ84の採用により、始動時や車両の取り回
し時に軽くでき、また急発進を防止できる。なお、前記
図7には記載するように、前記実施形態3の出力軸22
にも同様にこの機械式クラッチ84を設けることができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、エン
ジンケースに、Vベルト式自動変速機を収容する乾式の
部屋と、潤滑の必要な前記第1および第2の減速機を収
容する湿式の部屋とを別々に形成するので、第1、第2
の減速機を同じ潤滑油で潤滑でき、また、潤滑の不要な
Vベルト式変速機を湿式の部屋と確実に分ける事ができ
る。また、前記第1および第2の減速機はクランク軸長
手方向の同じ側に配置し、かつ、それらを同じ湿式の部
屋に収容している。したがって、湿式の部屋を分散配置
した前記特開平1−69854号公報記載のもの等と比
べて、湿式の部屋が分散していないので、エンジンケー
スの構造を簡素化することが可能である。また、一つず
つ湿式の部屋と乾式の部屋を車体幅方向左右に並べて配
置可能とするので、エンジンケースの幅を狭くすること
が可能でありコンパクト化を達成できる。
【0032】なお、本発明においては、出力軸に多板式
の発進クラッチを設けることができる。このようにすれ
ば、Vベルト式自動変速機の下流側の出力軸に発進クラ
ッチを設けるので、急停車時にもVベルト式自動変速機
はエンジンのクランク軸と共に回転することになり、車
両停止後でも低速段に変速可能(ベルトが送られるので
プーリー径が変化し低速段に変速可能)であるので、急
停止時に高速側にベルトが残ったままでも、エンジン始
動と共に低速側に復帰では、再発進時に中高速段でなく
低速段から発進でき、再発進にもたつきが生じることが
なく滑らかかつスムーズな発進ができる。また、該発進
クラッチおよびVベルト式自動変速機をエンジンの左右
方向中央に設けることができる。このようにすれば、エ
ンジンユニット全体の左右重量バランスがよいので、自
動二輪車の操縦安定性が向上する。
【0033】また、本発明において、Vベルト式自動変
速機を多板式の発進クラッチとして、電磁式パイロット
クラッチ機構の摩擦係合力をカム機構によりメインクラ
ッチ機構の押圧力に変換してメインクラッチ機構を制御
する電子制御式の発進クラッチとすることができる。こ
れにより、確実に発進時に係合ができる。また、本発明
において、Vベルト式自動変速機のドライブプーリー
軸、ドリブンプーリー軸、および出力軸を側面視でほぼ
三角形の位置関係に配置し、一方、ドライブプーリーの
可動シーブ(可動側ドライブフェイス)を作動させる変
速機モータの減速歯車列を前記三角形の一辺に沿って配
設することができる。このようにすれば、エンジンケー
スのVベルト式変速機上部をスペース効率よく、出力軸
と変速機モータと減速歯車列とを配置できる。また、本
発明において、エンジンが前後のシリンダがV字型に配
置されたものであり、前記三角形の一辺を側面視で後側
の後傾シリンダと同様の後傾斜に形成することができ
る。これにより、後方の後傾シリンダに沿って無駄なく
レイアウトができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る自動二輪車にエンジンユニッ
トを搭載した状態を示す要部側面視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う後輪駆動用のプロペラシ
ャフトの縦断説明図である。Vベルト式自動変速機のプ
ーリーなどの構成説明図である。
【図3】図1中のIII−IIIに沿う断面視図である。
【図4】Vベルト式自動変速機のプーリーなどの構成説
明図である。
【図5】電子制御の電磁式の発進クラッチの説明図であ
る。
【図6】実施形態2にかかるエンジンユニットの説明図
である。
【図7】実施形態3にかかるエンジンユニットの説明図
である。
【図8】実施形態4にかかるエンジンユニットの説明図
である。
【符号の説明】
8 エンジンケース合せ面 10 エンジンケース 12 クランク軸 14 Vベルト式自動変速機 16 ドライブプーリー軸 18 ドリブンプーリー軸 22 出力軸 30 エンジン 32 第1の減速機 34 第2の減速機 36 乾式の部屋 38 湿式の部屋 40 隔壁部 58 発進クラッチ 66 アクチュエータモータ 68(68a〜68c) 減速歯車列 70 スライダー 72 クラッチ室 74a フロントハウジング 74b リアハウジング 74c シャフト 78 電磁ソレノイド 80a コントロールカム 80b メインカム 80c ボール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 57/04 F16H 57/04 H Fターム(参考) 3G024 AA44 BA29 BA30 DA19 EA04 FA00 3J050 AA02 AB01 AB07 BA03 CD06 CE05 DA03 3J063 AA06 AB02 AB22 AB53 AC01 AC04 BA03 BB23 BB41 CA01 CB13 CB41 CB42 CB47 CC23 CD13 CD16 CD41

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンケース内にVベルト式自動変速
    機を収容した自動二輪車の変速装置において、 エンジンケースに、クランク軸とVベルト式自動変速機
    のドライブプーリー軸およびドリブンプーリー軸と後輪
    へ動力を出力する出力軸とをそれぞれ平行に配設すると
    共に、 クランク軸の回転を前記Vベルト式自動変速機のドライ
    ブプーリー軸に入力する第1の減速機と、前記Vベルト
    式自動変速機のドリブンプーリー軸から出力軸に出力す
    る第2の減速機をクランク軸長手方向の同じ側に配置
    し、 エンジンケースには、Vベルト式自動変速機を収容する
    乾式の部屋と、潤滑の必要な前記第1および第2の減速
    機を収容する湿式の部屋とを車体幅方向左右に並べて形
    成したことを特徴とする自動二輪車の変速装置。
  2. 【請求項2】 出力軸に多板式の発進クラッチを設け、
    該発進クラッチおよびVベルト式自動変速機をエンジン
    の左右方向中央に設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の自動二輪車の変速装置。
  3. 【請求項3】 発進クラッチは、電磁式パイロットクラ
    ッチ機構の摩擦係合力をカム機構によりメインクラッチ
    機構の押圧力に変換して、該メインクラッチ機構を制御
    する電子制御式の発進クラッチであることを特徴とする
    請求項2に記載の自動二輪車の変速装置。
  4. 【請求項4】 Vベルト式自動変速機のドライブプーリ
    ー軸およびドリブンプーリー軸と出力軸を側面視でほぼ
    三角形の位置関係に配置し、一方、ドライブプーリーの
    可動シーブを作動させる変速機モータの減速歯車列を前
    記三角形の一辺に沿ってエンジンケース上部に配設した
    ことを特徴とする請求項1に記載の記載の自動二輪車の
    変速装置。
  5. 【請求項5】 エンジンが前後のシリンダがV字型に配
    置されたものであり、前記三角形の一辺を側面視で後側
    の後傾シリンダと同様の後傾斜に形成したことを特徴と
    する請求項4に記載の自動二輪車の変速装置。
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