JPH0276946A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JPH0276946A
JPH0276946A JP1124688A JP12468889A JPH0276946A JP H0276946 A JPH0276946 A JP H0276946A JP 1124688 A JP1124688 A JP 1124688A JP 12468889 A JP12468889 A JP 12468889A JP H0276946 A JPH0276946 A JP H0276946A
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shaft
power transmission
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Junichi Araki
荒木 純一
Tomokazu Takeda
武田 共和
Masahiro Imamura
正広 今村
Yorinori Kumagai
頼範 熊谷
Masayuki Tamura
昌之 田村
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/0008Transmissions for multiple ratios specially adapted for front-wheel-driven vehicles

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ0発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は車両駆動用等として用いられる動力伝達装置に
関し、特に、この装置を構成するエンジンと変速機とが
並設されてなる構成の動力伝達装置に関する。
(従来の技術) 車両用の動力伝達装置は、エンジンと、このエンジン出
力軸に接続されたカップリング手段(クラッチ、流体カ
ップリング、トルクコンバータ等)と、このカップリン
グ手段を介して伝達されるエンジン出力を変速する変速
機とを有し、この変速機出力がデフ機構等を介して車輪
に伝達され、車両の駆動がなされるようになっているの
が一般的な構成である。
従来においては、エンジン、カップリング手段および変
速機は軸方向に一列に並んで配設される構成が普通であ
り、このような構成の動力伝達装置が車両の前部エンジ
ンルーム内に配設されていた。ところが、このような配
置では、エンジン前端から変速機後端までの寸法が長く
なり、エンジンを縦置にした場合には変速機後部が車室
内に突出して車室スペースが圧迫され、エンジンを横置
にした場合にはエンジンルームの車幅方向の寸法が大き
くなるという問題がある。このため、エンジンおよび変
速機の軸方向寸法が制約されることが多く、例えば、多
気筒エンジンの車載が難しくなる等という問題があった
このようなことから、例えば、特開昭55−60756
号公報、特開昭58−42850号公報等に開示されて
いるように、エンジンの側方に変速機を並設し、エンジ
ン出力軸と変速機入力軸とをチェーン機構により連結し
てなる動力伝達装置を用い、エンジンおよび変速機を一
体にした状態での軸方向寸法を抑え、上記のような問題
を解消しようとすることが行われている。
(発明が解決しようとする課題) このように、エンジンの側方に変速機を配設した場合、
動力伝達装置の軸方向寸法の短縮化を図ることができる
のであるが、幅方向寸法が変速機の幅方向寸法骨だけ大
きくなるという問題がある。特に、変速機がカウンタ軸
式変速機である場合、互いに平行な軸間に変速用ギヤ列
、変速用クラッチ等を配設するため、各軸を所定距離だ
け離して配設する必要があり、幅方向寸法が大きくなり
易く、カウンタ軸式変速機をエンジンの側方に配設する
場合に幅方向寸法の増大が問題となり易い。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたもので、
エンジンの側方に変速機を配設して軸方向寸法を抑える
とともに、この場合での幅方向寸法の増加を必要最小限
に抑えることができるような構成の動力伝達装置を提供
することを目的とする。
口0発明の構成 (課題を解決するための手段) 上記目的達成のための手段として、本発明においては、
動力伝達装置を、エンジンと、このエンジンの側方に並
設された変速機と、エンジン出力軸とこれにほぼ平行な
変速機入力軸とを繋ぐ伝動手段とから構成している。さ
らに、この変速機は、上記変速機入力軸に加えてこの変
速機入力軸と平行に配設された変速機カウンタ軸および
変速機出力軸を有してなるカウンタ軸式変速機であり、
変速機カウンタ軸を、変速機入力軸および出力軸を通る
平面よりエンジンに近ずく側に配設して構成している。
なお、ベルト手段を、エンジン出力軸に連結するドライ
ブプーリ、変速機入力軸に連結するドリブンプーリおよ
びこれら両プーリ間に掛け渡された弾性ベルトから構成
するのが好ましい。
(作用) 以上のような構成の動力伝達装置の場合には、変速機カ
ウンタ軸がエンジンに近すいて位置する。
ため、変速機の側方への突出量が抑えられ、動力伝達装
置全体の幅方向寸法(軸と直角な方向の寸法)の増大が
抑えられる。
なお、上記伝動手段としては、ギヤ列、チェーン、ベル
ト等が考えられるが、エンジン出力軸と変速機入力軸と
の距離が大きいためギヤ列は不適切であり、また、チェ
ーンの場合には以下のような問題がある。チェーン機構
を用いた場合、チェーン自体の重量が大きいので、装置
全体の重量が増加するという問題や、変速機の入力側イ
ナーシャが増加して、自動変速機においては変速時に変
速シロツクが発生し易くなり、マニュアル式変速機にお
いてはシンクロギヤの同期性能が低下するおそれがある
という問題等が生じる。また、チェーンの動力伝達効率
があまり高くないので動力伝達ロスが大きくなり易いと
いう問題もある。
さらに、チェーンとスプロケット部とのガタを完全に抑
えることは難しいこと、チェーンおよびスプロケットが
ともに鋼等の剛体から作られていることなどから、チェ
ーン部からの騒音が大きいという問題や、上記ガタの影
響で回転変動が生じ易いという問題がある。このため、
特に、マニュアル式の変速機を用いた場合、変速機がニ
ュートラル状態のときに、アイドリング状態にあるエン
ジンの回転変動により、シンクロメツシュ機構において
歯打ち音(ガラ音)が生じ易いのであるが、エンジンの
回転変動が上記ガタの影響を受けて増大され、この歯打
ち音(ガラ音)が−層助長されるという問題がある。こ
のようなことから、伝動手段としては、弾性ベルト手段
を用いるのが最適であると言える。
(実施例) 以下、本発明の好ましい実施例について図面を用いて説
明する。
第1図および第2図は本発明に係る動力伝達装置を有し
た車両の前部を側方および上方から透視して示す概略図
であり、車両前部のエンジンルーム内にエンジン1およ
びこれに一体に接合された動力伝達装置10が配設され
ている。
エンジン1は、ラジェータ2の後方にクランク軸が車幅
方向に延びるとともにシリンダ軸が斜め後上方に延びて
配設されている。このエンジン1の出力軸側端部には動
力伝達装置10が一体接続されており、この動力伝達装
置10は、エンジン出力軸1aに同軸に接続されたメイ
ンクラッチ20と、エンジン1の後側方に配設された変
速機50とを有しており、メインクラッチ20の出力軸
(エンジン出力軸1aと同軸)と変速機入力軸51とは
、これら両軸にそれぞれ取り付けられたドライブプーリ
41.ドリブンプーリ42、テンシロナ−46およびこ
れら両プーリ41,42に掛け渡されたゴムベルト43
からなるベルト手段40により連結されている。なお、
この動力伝達装置10の詳細構造は後述する。
上記動力伝達装置10を側方から見て詳細に示すのが第
3図であり、この第3図および第1図に示すように、ク
ラッチ20の出力軸およびこれに取り付けられるドライ
ブプーリ41の回転軸はエンジン1の出力軸1aと同軸
である。これに対しドリブンプーリ42が取り付けられ
る変速機50の入力軸51は、第1図に示すように、エ
ンジン出力軸1aより後方で且つ若干上方に位置し、変
速機カウンタ軸52は上記変速機入力軸51の斜め前方
下方に位置しており、ともに車幅方向に延びている。こ
の変速機カウンタ軸52はファイナルギヤを介して、変
速機出力軸59上に設けられたデフ機構と繋がっており
、デフ機構から左右に分かれた左右アクスルシャフト8
1,82が左右の前輪83.84と繋がっている。これ
らデフ機構の回転中心およびアクスルシャフト81.8
2の回転中心は変速機出力軸59の軸中心と一致してお
り、上記変速機出力軸52のほぼ真下に位置する。
なお、第1図および第3図に示すように、変速機カウン
タ軸62は、変速機入力軸51と変速機出力軸59とを
通る平面Mより前方側、すなわちエンジンに近ずく側に
配設されている。このようにすると、変速機50の後方
(図における左方)への突出が小さくなり、エンジン1
を含めた動力伝達装置10の幅方向寸法A(第2図参照
)を必要最小限に抑えることができる。
また、このようにして駆動される左右前輪83.84は
、ステアリングギヤボックス3cとタイロッド(図示せ
ず)を介して繋がっており、ステアリングホイール3a
の操作がステアリングシャフト3bを介してテアリング
ボックス3cに伝達されて左右前輪83.84が操舵さ
れる。
上記のようにエンジン1およびこれとと一体に構成され
た動力伝達装置10は、これらの前後に車幅方向に延び
た横フレーム4a、4bに、エンジン1に取り付けられ
たブラケット1bおよび変速機50に取り付けられたブ
ラケット59をそれぞれ介して取り付けられており、こ
れら横フレーム4a、4bにより支持されている。
以上のように、エンジン1の後側方にエンジン1のクラ
ンク軸と平行にして変速機50を配設し、これら両者を
ベルト手段40により連結する構成とすれば、エンジン
1および動力伝達装置10を一体にした状態での軸方向
寸法(第2図の寸法B)を短くすることができる。この
ため、エンジンルームの車幅方向のスペースが小さくて
良い。逆にエンジンルームスペースをそのままにすれば
、軸方向寸法が長い多気筒エンジンの搭載が可能となり
、車体両側を前後に延びる縦フレーム5a+5bの幅を
広くしてこれの強化を図ることもできる。
次に、上記動力伝達装置10について第4図を用いて詳
細に説明する。この動力伝達装置10は、上述のように
、エンジン1の出力側端部にエンジン1と一体に接合さ
れてなり、左右/為つジング13.11と左右カバー1
4.12に囲まれてなる空間15a〜15d内に、カッ
プリング手段であるメインクラッチ20と、このメイン
クラッチ20の作動を行わせるクラッチレリーズ装置3
0と、歯付°きゴムベルト式のベルト手段40と、カウ
ンタ軸タイプの変速機50と、デフ機構70とを配設し
て構成されている。
メインクラッチ20は右ハウジング11とエンジンケー
ス出力側端面とにより囲まれた空間15a内に配設され
、エンジン出力軸1aからのエンジン出力の断続制御を
行う単式乾板ダイヤフラムスプリング式クラッチである
このメインクラッチ20は、エンジン出力軸1aに接合
されたドライブプレート21、このドライブプレート2
1の外周部においてこれに接合されたスプリング支持デ
ィスク22aおよびこのディスク22aに結合されたフ
ライホイールディスク22bを有しており、これら両デ
ィスク22a + 22 bによりフライホイール22
が構成されている。これらドライブプレート21および
フライホイール22に囲まれた内部空間にダイヤフラム
スプリング23、プレッシャディスク24.フリクショ
ンディスク25が配設されている。なお、フライホイー
ルディスク22bの外周部にリングギヤ22cが固設さ
れ、さらに、このフライホイールディスク22bはその
右端部においてボールベアリング22dにより、右ハウ
ジング11に対して回転自在に支持されている。
フリクションディスク25は、その内周部においてメイ
ンクラッチ出力軸27とスプライン結合しており、その
外周部のフリクシeン部材はフライホイールディスク2
2bとプレッシャディスク24との間に挟まれている。
ダイヤフラムスプリング23は、スプリング支持ディス
ク22aに支持された外周端部を支点とするスプリング
力により、プレッシャディスク24をフリクションディ
スク25の方に押圧しており、この押圧力により、通常
はフリクションディスク24はフライホイールディスク
22bと一体に繋がった状態になっている。このため、
この状態ではエンジン出力はそのままメインクラッチ出
力軸27に伝達される。
上記ダイヤフラムスプリング23の押圧を解除して、エ
ンジン出力のメインクラッチ出力軸27への伝達を断続
制御するのがクラッチレリーズ装置30である。このク
ラッチレリーズ装置30は、右カバー12に取り付けら
れたスレーブシリンダ31と、このスレーブシリンダ3
1に形成されたシリンダ孔31a内に軸方向に滑動自在
に嵌入されたピストン部材32と、メインクラッチ出力
軸27内を同心に貫通するとともにメインクラッチ出力
軸27に対して相対回転自在に配設されたロッド部材3
4とからなる。
ロッド部材34はその右端部にボールベアリング33を
有しており、且つこのボールベアリング33はその右側
面がピストン部材32(7)、左端面と対向当接してお
り、このため、スレーブシリンダ31の油圧供給ポート
31bから供給されるクラッチ圧によりピストン部材3
2が軸方向に移動されると、この移動はボールベアリン
グ33を介してロッド部材34に伝達され、ロッド部材
34も同様に軸方向に移動される。このロッド部材34
の右先端部は、ダイヤフラムスプリング23の内周部に
取り付けられたレリーズプレート26の中心側面に当接
しており、ロッド部材34が軸方向左方に移動されると
、レリーズプレート26を介してダイヤフラムスプリン
グ23の内周を軸方向左方に押す。
これにより、ダイヤフラムスプリング23によるフリク
シロンプレート25の抑圧が解除され、メインクラッチ
20の接続が解放され、エンジン出力はメインクラッチ
出力軸27へ伝達されなくなる。すなわち、スレーブシ
リンダ31の油圧供給ポート31bからのクラッチ圧の
給排によりメインクラッチ20の断続作動を制御するこ
とができるようになっている。
メインクラッチ出力軸27は、右ハウジング11に取り
付けられたローラベアリング28aおよび右カバー12
に取り付けられたローラベアリング28bにより回転自
在に支持されており、この出力軸27上にドライブプー
リ41がスプライン41aにより出力軸27と結合して
配設されている。このドライブプーリ41の回転軸(お
よびメインクラッチ出力軸27)と平行で一定の間隔を
置いた回転軸を有してドリブンプーリ42が配設されて
おり、これら両プーリ41,42間にゴムベルト43が
掛け渡されてベルト手段40が構成されている。このゴ
ムベルト43はその内面に歯を有する歯付きベルトであ
り、上記両プーリ41.42はその外周面にベルト43
の歯に噛み合う外歯を有しており、スリップの無い効率
の高い動力伝達がなされる。このベルト手段40は、右
ハウジング11と右カバー12とに囲まれた空間15b
内に配設されている。
なお、上記ドリブンプーリ42の回転軸は変速機50の
入力軸51と一致する。すなわち、ドリブンブーIJ4
2は変速機入力軸51上に取り付けられている。
変速機50は、左右ハウジング13.12および左カバ
ー14により囲まれた空間15c、15d内に配設され
たカウンタ軸タイプのマニュアル操作式変速機である。
この変速機50は、上記変速機入力軸51と、これに平
行に配設された変速機カウンタ軸52とを有しており、
これら両軸51.52の間には、それぞれ互いに噛合す
る1速用ギヤ列61a、E31b、2速用ギヤ列62a
62b13速用ギヤ列83a、83b、4速用ギヤ列8
4a、64b、5速用ギヤ列85a、85bおよびリバ
ース用ギヤ列68a、86b (但し、リバース用ギヤ
列は間にアイドラギヤを介して噛合する)の8組のギヤ
列が配設されている。
1連用から5連用の各ギヤ列は、上記両軸51゜52の
一方の上に配設されたシンクロメツシュ機構53.54
.55の作動により、これらのギヤ列のいずれかによる
動力伝達が選択されて、所定の変速段が設定される。リ
バース段の設定は、アイドラギヤを軸方向に摺動させ、
これを上記ギヤ列686a、66bと噛合させて行う。
変速機カウンタ軸52にはファイナルドライブギヤ67
が取り付けられており、このファイナルドライブギヤ6
7は変速機出力軸59上に設けられたデフ機構70の外
周部に形成されたファイナルドリブンギヤ71と噛合し
ている。このため、上記のようにして選択されたいずれ
かのギヤ列により変速されたエンジン出力は、上記ファ
イナルギヤ列67.71を介してデフ機構70に伝達さ
れ、このデフ機構70により左右のアクスルシャフト8
1.82に振り分けられ、これらのアクスルシャフト8
1.82により左右の車輪83,84に伝達される。
以上の構成の動力伝達装置では、ベルト手段40は、互
いに離れて位置するカップリング出力軸27と変速機入
力軸51との間の動力伝達手段として作用するのである
が、両プーリ41,42の大きさの設定を変えることに
より、エンジン出力を所定の比で減速して変速機50に
伝達するプライマリリダクション装置としても作用する
。このため、エンジン出力に対する変速機容景等の関係
から、この変速機に最適の入力となるようにプライマリ
リダクションの比を設定することが可能であり、エンジ
ンおよび変速機の選定の自由度が大きくなる。
また、本例のようにプライマリリダクション装置として
歯付きゴムベルトを用いると、従来のようなチェーンも
しくはギヤによるプライマリリダクション装置を用いた
場合に比較して、以下のような利点がある。
1)チェーンに比ベベルトの方が伝達効率が高く、エン
ジン動力ロスが低減する。また、ギヤによる場合には、
プライマリリダクションの入出力軸間の距離が大きいと
複数のギヤを使用する必要があり、その分伝達効率が低
下するが、ベルトの場合はこのような効率低下の問題が
ない。
2)ベルトがゴム製なのでベルト自体が軽く、さらに、
ブーりをアルミ等により作ることによりプーリの重量l
l減も図ることができるので、ベルト手段全体としての
mmが軽<、装置の軽量化が図れる。また、ベルト手段
の回転質量が小さくなるので、変速機入力側のイナーシ
ャが小さくなり、自動変速機を用いる場合には変速制御
が行い易く、マニュアル式変速機の場合にはシンクロメ
ツシュ機構の同期性能が向上する。さらに、回転質量が
小さいということから、高回転エンジンに対する適用も
行い易い。
3)プライマリリダクション部からの騒音が小さく動力
伝達装置自体およびこれを搭載した車両の外温化が図り
易い。
4)ベルトがゴムベルト等の弾性ベルトであり、エンジ
ンの回転変動をある程度吸収して変速機に伝達させるこ
とができるため、マニュアル式変速機においてニュート
ラル時に問題となりやすいエンジン回転変動により生じ
る歯打ち音(ガラ音)の発生を抑えることができる。
以上においては、変速機としてマニュアル式の変速機を
用いた場合の例を示したが、第5図に、自動変速機を用
いた場合での本発明に係る動力伝達装置110の例を示
す。
この場合には、エンジン1の出力軸1aにトルクコンバ
ータ120が接続され、このトルクコンバータ120の
出力軸127にドライブプーリ141が取り付けられて
いる。自動変速機150はエンジン1の側方にその入力
軸およびカウンタ軸151.152がエンジン1の出力
軸1aと平行になるようにして配設されている。この変
速機150の入力軸151はトルクコンバータ120の
出力軸127と平行で且つ所定距離を置いて位置してお
り、この入力軸151に取り付けられたドリブンプーリ
142と上記ドライブプーリ141トニコムベルト14
3が掛け渡されてベルト手段140が構成されている。
この変速機150は、入力軸151とカウンタ軸152
とにそれぞれ配設されるとともに互いに噛合する1速用
ギヤ列181 a、  I El 1 b、 2速用ギ
ヤ列IE32a、162b、3速用ギヤ列163a、1
63b、4速用ギヤ列1B4a、184bおよびリバー
ス用ギヤ列1t35a、185b(但し、リバース用ギ
ヤ列は間にアイドラギヤを介して噛合する)の5組のギ
ヤ列を有している。
これら各ギヤ列は、上記両軸51,52の一方の上に配
設された油圧クラッチ153,514,1515.15
8,157により、これらのギヤ列のいずれかによる動
力伝達が選択されて、所定の変速段が設定される。
変速機カウンタ軸152にはファイナルドライブギヤ1
67が取り付けられており、このファイナルドライブギ
ヤ167はデフ機構170の外周部に形成されたファイ
ナルドリブンギヤ171と噛合している。このため、上
記のようにして選択されたいずれかのギヤ列により変速
されたエンジン出力は、上記ファイナルギヤ列187,
171を介してデフ機構170に伝達され、このデフ機
構170により左右のアクスルシャフト181゜182
に振り分けられ、これらのアクスルシャフト181,1
82により左右の車輪83.84に伝達される。
以上のように、トルクコンバータ12oがら自動変速機
160の入力軸151へのプライマリリダクション装置
としてベルト手段140を用いると、マニュアル式変速
機にベルト手段を用いた場合と同様に、伝達効率の向上
、騒音低下、装置重量の軽減等を図ることができるばか
りでなく、自動変速機150の入力側のイナーシャが小
さくなるので、変速時における変速制御が行い易く、変
速ショックの防止を図り易(なる。
なお、以上の実施例においては、エンジン出力軸とベル
ト手段のドライブプーリとの間にカップリング手段(メ
インクラッチ2oもしくはトルクコンバータ120)を
配設する例を示したが、カップリング手段をドリブンプ
ーリと変速機入力軸との間に配設しても良い。
ハ6発明の詳細 な説明したように、本発明に係る動カ伝達装置において
は、変速機をエンジンの側方に並設するとともに、この
変速機が、互いに平行に配設された変速機入力軸、変速
機カウンタ軸および変速機出力軸を有してなるカウンタ
軸式変速機であり、変速機カウンタ軸を、変速機入力軸
および出力軸を通る平面よりエンジンに近ずく側に配設
しているので、動力伝達装置全体の軸方向寸法の短縮化
を図ることができるのみならず、幅方向寸法を必要最小
限に抑えることができ、動力伝達装置全体を小型・コン
パクトに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明に係る動力伝達装置を有し
た車両の前部を側方および上方から見て示す概略側面図
および概略平面図、 第3図は上記動刃伝達装置を構成する変速機の側面図、 第4図はマニュアル式変速機を用いた場合での上記動力
伝達装置を詳細に示す断面図、第5図は自動変速機を用
いた場合での上記動力伝達装置を示す断面図である。 1・・・エンジン     2・・・ラジェータ10・
・・動力伝達装置  20・・・メインクラッチ22・
・・フライホイール 21・・・ドライブプレート30
・・・クラッチレリーズ装置 40・・・ベルト手段   50・・・変速機70・・
・デフ機構

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)エンジンと、このエンジンの側方に並設された変速
    機と、前記エンジンの出力軸とこのエンジン出力軸にほ
    ぼ平行な前記変速機の入力軸とを繋ぐ伝動手段とを有し
    てなる動力伝達装置において、前記変速機が、前記変速
    機入力軸に加えてこの変速機入力軸と平行に配設された
    変速機カウンタ軸および変速機出力軸を有してなるカウ
    ンタ軸式変速機であり、前記変速機カウンタ軸が、前記
    変速機入力軸および出力軸を通る平面よりエンジンに近
    ずく側に配設されていることを特徴とする動力伝達装置
    。 2)前記伝動手段が、前記エンジン出力軸に連結される
    ドライブプーリ、前記変速機入力軸に連結されるドリブ
    ンプーリおよびこれら両プーリ間に掛け渡された弾性ベ
    ルトから構成されていることを特徴とする動力伝達装置
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Cited By (5)

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